JPH1175978A - リクライニング機構のフィニッシャカバー構造 - Google Patents

リクライニング機構のフィニッシャカバー構造

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JPH1175978A
JPH1175978A JP24939397A JP24939397A JPH1175978A JP H1175978 A JPH1175978 A JP H1175978A JP 24939397 A JP24939397 A JP 24939397A JP 24939397 A JP24939397 A JP 24939397A JP H1175978 A JPH1175978 A JP H1175978A
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JP
Japan
Prior art keywords
cover
finisher
flange
piece
notch
Prior art date
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Pending
Application number
JP24939397A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Owaki
光昭 大脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィニッシャカバーの切欠部を塞ぐカバー片に
おいて、アームの前後方向による回動に起因するめくれ
を防止することである。 【構成】カバー片(1)の前後端部に延設部(15)
(16)を設け、この延設部(15)(16)をフィニ
ッシャカバー(2)の切欠部(27)(28)に対して
内方に突設したリブ(24A)(24C)に掛止したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用シート(座
席)のリクライニング機構におけるフィニッシャカバ
ー、詳しくは、シートクッションにシートバックを傾動
自在に連結するリクライニング機構を被覆するフィニッ
シャカバーであって、このフィニッシャカバーのフラン
ジにシートバックのアーム可動用の切欠部に設け、この
切欠部の間隙を塞ぐ柔軟性カバー片を取付けてなるフィ
ニッシャカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用シートのリクライニング機構
は、シートクッションの後端に設けたベースと、このベ
ースに前後方向に回動可能に取付けられているシートバ
ックのアームとの間に配設されている。
【0003】そして、リクライニング機構は、前記ベー
ス側に固定したフィニッシャカバーによって被覆され、
フィニッシャカバーには前記アームが可動する切欠部が
開口され、この切欠部にゴム製のカバー片を固定して前
記アームと切欠部との間隙を塞いでいる。
【0004】このフィニッシャカバーは、前記カバー片
がフィニッシャカバーの垂直部に熱カシメで多数個所で
固定することにより、フィニッシャカバーに取付けてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カバー片に
接触するシートバックのアームは、前後方向に可動する
ため、カバー片の前、後端部がめくれる。そのため、フ
ィニッシャカバーの外観品質が損なわれる不具合があっ
た。
【0006】特に、カバー片に、リクライニング機構の
操作ハンドルを挿通するものにおいては、操作ハンドル
の前後方向の回動操作力によってカバー片の全体が引張
られるため、カバー片の前、後端部がめくれ、リクライ
ニング機構が露出する不具合があった。
【0007】そこで、本発明は、斯様な従来品の不具合
を除去することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、前記カバー片をフィニッシャカバーの垂
直部に熱カシメで固定される取付部と、この取付部に一
体成形され前記切欠部を塞ぐフランジ部とから構成さ
れ、該フランジ部の前、後端部にはフィニッシャカバー
の切欠部端縁よりフランジ内面方向に延設した延設部を
設け、該延設部に通孔を設け、該通孔に挿通して延設部
をフランジ内面に接合するリブをフィニッシャカバーの
垂直部にフランジと同方向に突設して、カバー片の前、
後端部を取付けることを特徴とするものである。
【0009】フィニッシャカバーのリブにより、カバー
片の前、後端部全体がフィニッシャカバーのフランジ内
面に接合されるため、カバー片に、シートバックのアー
ム又はリクライニング機構の操作ハンドルが接触して
も、カバー片の前、後端部はフィニッシャカバーのフラ
ンジが剥離してめくれることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るフィニッ
シャカバー(2)の使用状態を示し、図中(SB)はシ
ートバック、(SC)はシートクッションで、シートバ
ック(SB)の左右両下端から下方にアーム(3)が突
設され、一方のアーム(3)はシートクッション(S
C)の後部側面に固定したベースプレート(不図示)に
前後方向に回動自在に枢着されている。
【0011】そして、以上のアーム(3)とベースプレ
ートとの間には、リクライニング機構(不図示)が設け
てあり、このリクライニング機構は前記フィニッシャカ
バー(2)に被覆されている。図中(4)はリクライニ
ング機構のロック解除用操作ハンドルを示す。
【0012】フィニッシャカバー(2)は合成樹脂で、
図4に示すように、垂直部(20)と、この垂直部(2
0)と一体成形したフランジ(22)(21B)(2
4)(25)とから構成され、フランジ(22)…が図
1に示すように上向きになるように、フィニッシャカバ
ー(2)はシートクッション(SC)のベースプレート
などに固定されている。
【0013】以上のフランジ(22)(25)間には、
シートバック(SB)のアーム(3)が回動するための
第1切欠部(27)と、前記操作ハンドル(4)が回動
するための第2切欠部(28)とが形成されている。こ
の第1切欠部(27)と第2切欠部(28)の間には、
この両切欠部(27)(28)により切欠されたフラン
ジ(24)より突出する挟持突起(21B)が突設され
ている。
【0014】また、垂直部(20)におけるフランジ
(22)(24)(25)側には、多数の熱カシメ用の
突起(23)…が一体に成形されている。
【0015】そして、フランジ(22)の第1切欠部
(27)側である端部(21A)と、フランジ(25)
の第2切欠部(28)側である端部(21C)及び前記
挟持突起(21B)に対向する垂直部(20)には、第
1リブ(24A)、第2リブ(24B)、第3リブ(2
4C)がフランジ(22)(25)、挟持突起(21
B)と同方向に間隙をあけて、且つ、フランジ(22)
(25)、挟持突起(21B)と略同高さに突設されて
いる。
【0016】図中(26)はアーム(3)を回動自在に
枢着する枢着軸(不図示)を挿通するボスである。
【0017】以上のフィニッシャカバー(2)には図2
に示すように、柔軟性弾性を有するカバー片(1)が、
熱カシメ(23A)と各リブ(24A)…に対する掛止
によって取付けられている。
【0018】熱カシメ(23A)は前記突起(23)を
通孔(13)に挿通した後、熱圧潰することによりカシ
メたものである。カバー片(1)はフィニッシャカバー
(2)の垂直部(20)に熱カシメ(23A)で固定さ
れる取付部(1B)と、この取付部(1B)に一体成形
され前記第1切欠部(27)と第2切欠部(28)を塞
ぐフランジ部(1A)とから構成されている。
【0019】そして、このカバー片(1)はフィニッシ
ャカバー(2)の内面に沿って接合され、カバー片
(1)の前、後端部にはフィニッシャカバー(2)の第
1切欠部(27)、第2切欠部(28)より外方である
フィニッシャカバー(2)の内方に延設した延設部(1
5)(16)が設けてある。
【0020】この両延設部(15)(16)と前記第2
リブ(24B)に対応する位置には通孔(11A)(1
1B)(11C)が開孔され、この通孔(11A)…
に、前記各リブ(24A)…を挿通すると、カバー片
(1)の前、後両端に設けた延設部(15)(16)
が、図2、図3に示すようにフィニッシャカバー(2)
のフランジ(22)(25)に沿って接合すると共に掛
止される。
【0021】また、カバー片(1)の前後方向の中央
は、第2リブ(24B)に挿通されるため、この第2リ
ブ(24B)と挟持突起(21B)とにより挟持され、
且つ、第2リブ(24B)に掛止されることにより、固
定される。
【0022】カバー片(1)におけるフィニッシャカバ
ー(2)の第2切欠部(28)を対応位置には、操作ハ
ンドル(4)を挿通するための通窓(12)が前後方向
に長く開口され、この通窓(12)から図1に示すよう
に操作ハンドル(4)が外方に突出するように配設され
ている。
【0023】また、カバー片(1)の後部側には切欠
(10)が設けてあり、この切欠(10)に、シートバ
ック(SB)のアーム(3)が配設されている。図中
(10A)はアーム(3)が接触する接触端縁を示す。
【0024】カバー片(1)の前端には、シートクッシ
ョン(SC)側にビス(14A)により締結するための
折曲部が設けてある。図中(14)(14)は折曲部に
設けて前記ビス(14A)が挿通される締結孔を示す。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、フィニッシャカバーの
切欠部を塞ぐカバー片の前、後端部に設けた延設部がフ
ィニッシャカバーのリブに掛止されているため、シート
バックのアームによってカバー片が前後方向に引張られ
ても、カバー片の前後端部がめくられることがない。従
って、カバー片によるフィニッシャカバーの切欠部の閉
塞を完全に行うことができ、フィニッシャカバーの外観
品質を向上し得る。
【0026】加えて、カバー片に、リクライニング機構
の操作ハンドル挿通用通窓を開口したものにおいても、
操作ハンドルの前後方向の可動によっても、カバー片の
前、後端部がめくられることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用状態を示す斜視図である。
【図2】フィニッシャカバーにカバー片を取付けた状態
の部分切欠斜視図である。
【図3】図2のIIIーIII線断面図である。
【図4】フィニッシャカバーにカバー片を取付ける前の
状態の部分切欠斜視図である。
【符号の説明】
1 カバー片 1A カバー片のフランジ部 1B カバー片の取付部 2 フィニッシャカバー 3 シートバックのアーム 20 フィニッシャカバーの垂直部 22 フィニッシャカバーのフランジ 24 フィニッシャカバーのフランジ 25 フィニッシャカバーのフランジ 24A リブ 24B リブ 24C リブ 28 フィニッシャカバーの切欠部 29 フィニッシャカバーの切欠部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションにシートバックを傾動
    自在に連結するリクライニング機構を被覆するフィニッ
    シャカバーであって、このフィニッシャカバーのフラン
    ジにシートバックのアーム可動用の切欠部に設け、この
    切欠部に柔軟性カバー片を取付けてなるフィニッシャカ
    バーにおいて、 該カバー片はフィニッシャカバーの垂直部に熱カシメで
    固定される取付部と、この取付部に一体成形され前記切
    欠部を塞ぐフランジ部とから構成され、該フランジ部の
    前、後端部にはフィニッシャカバーの切欠部端縁よりフ
    ランジ内面方向に延設した延設部を設け、該延設部に通
    孔を設け、該通孔に挿通して延設部をフランジ内面に接
    合するリブをフィニッシャカバーの垂直部にフランジと
    同方向に突設して、カバー片の前、後端部を取付けるこ
    とを特徴とするリクライニング機構のフィニッシャカバ
    ー構造。
  2. 【請求項2】 前記カバー片のフランジ部にはリクライ
    ニング機構の操作ハンドル挿通用通窓を開口してなる前
    記請求項1記載のリクライニング機構のフィニッシャカ
    バー構造。
JP24939397A 1997-08-31 1997-08-31 リクライニング機構のフィニッシャカバー構造 Pending JPH1175978A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002360366A (ja) * 2001-04-05 2002-12-17 T S Tec Kk リクライニングシート用サイドカバー
JP2012166755A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2017094898A (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート部品
JP2019116247A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 日本発條株式会社 格納式車両用シート

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JP2012166755A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
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Effective date: 20060329