JP2001157325A - 住宅用分電盤 - Google Patents
住宅用分電盤Info
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Abstract
でカバーを共用可能とし、しかもパネルをカバーに対し
て強固に取り付ける。 【解決手段】カバー20の開口部22内に開口部22の
周縁から係止突起51を突設する。開口部22を複数枚
のパネル23a,23bで覆うようにし、1枚のパネル
23bの後面周部には係止突起51の後面側に重複して
パネル23bとの間で係止突起51を挟む保持突起54
を設ける。係止突起51を設けた開口部22の周縁に沿
ってパネル23bをスライドさせることにより、パネル
23bは係止突起51と保持突起54とが重複する位置
と重複しない位置との間で移動する。
Description
用分電盤に関する。
53339号公報に記載されたものが知られている。こ
の公報に記載された分電盤では、開閉器である主幹回路
遮断器および複数の分岐回路遮断器を前面開口したボデ
ィに収納し、ボディの前面には主幹回路遮断器および分
岐回路遮断器の操作部を露出させる窓孔を設けたカバー
を取り付けてある。ただし、窓孔の周部はカバーと一体
であって、主幹回路遮断器や分岐回路遮断器の位置や個
数に応じて仕様の異なるカバーが用いられる。このよう
に、主幹回路遮断器や分岐回路遮断器などの内器の仕様
に応じて、異なる仕様のカバーを作製しなければならな
いから、カバーの製造や在庫のコストが増加するという
問題を有している。
公報に記載された分電盤では、図8に示すように、カバ
ー20’において主幹回路遮断器や分岐回路遮断器に対
応する部位に開口部22’を形成し、開口部22’にパ
ネル23’を装着する構成により、内器の配置や個数の
仕様に応じてパネル23’のみを変更すれば対応できる
ようにしてある。つまり、パネル23’には開口部2
2’の周縁に係止される爪45’が設けられている。
報に記載された分電盤では、パネル23’に一体に設け
た爪45’の弾性を利用しているから爪45’が折損す
るおそれがあり、パネル23’を十分な強度でカバー2
0’に取り付けることができない場合がある。また、分
岐回路遮断器は複数個設けられるから、分岐回路遮断器
の操作部をパネル23’に通す際に操作部がパネル2
3’に当たりやすく、分岐回路遮断器に対応するパネル
23’に大きな力が作用して爪45’が折損したり、パ
ネル23’が外れたりする場合がある。
あり、その目的は、内器の仕様が異なっていてもパネル
の交換のみでカバーを共用できるようにし、しかもパネ
ルをカバーに対して強固に取り付けることができるよう
にした住宅用分電盤を提供することにある。
開口し複数の開閉器が納装されたボディと、ボディの開
口側に結合され開閉器を配置している領域に対応した開
口部が形成されたカバーと、開口部を複数枚で覆うとと
もに開閉器の操作部を前面側に露出させる窓孔を有した
パネルとを備え、開口部の周縁に開口部内に突出する係
止突起を設け、少なくとも1枚のパネルの後面周部には
係止突起の後面側に重複してパネルとの間で係止突起を
挟む保持突起を設け、係止突起および保持突起は係止突
起を設けた開口部の周縁に沿ってパネルをスライドさせ
ることにより係止突起と保持突起とが重複する位置と重
複しない位置との間で移動可能となる形状に形成されて
いるものである。
て、前記開閉器が分岐回路遮断器であって複数列設さ
れ、分岐回路遮断器の操作部を露出させる窓孔を有した
パネルに前記保持突起を設けているものである。
2の発明において、前記開口部の定位置にパネルが位置
するときに前記保持突起に当接してパネルの移動を規制
する位置決め壁を前記係止突起に設けたものである。
3の発明において、前記係止突起の前面は前記開口部の
周囲に対してパネルの厚み寸法だけ後退しているもので
ある。
4の発明において、前記開口部において前記パネル同士
が突き合わされる部位の後面側に開口部の周縁間に跨る
柱が形成されているものである。
示すように、開閉器である1つの主幹回路遮断器31と
開閉器(分岐開閉器)である複数の分岐回路遮断器32
とを箱体1の中に配置した分電盤であって、分岐回路遮
断器32は複数設けられ上下2列で並設してある。箱体
1は合成樹脂成形品であって、矩形枠状のボディ10
と、ボディ10の前面側(図3における右下向き面側)
に結合されるカバー20とで構成される。
1の外周縁の全周に亘って周壁12が前方に突設された
形状に形成され、底板11の中央部には矩形状に開口し
た開口窓13が形成される。底板11には左右2個ずつ
の支持台14a,14bが突設されている。
a,14bには、主幹回路遮断器31や分岐回路遮断器
32などの内器を取り付けるための架台40が架設され
る。架台40は全体としては矩形状の平面形状をなし、
四隅にそれぞれ設けた支持片41が支持台14a,14
bに載置されるとともに、支持台14a,14bに螺入
される取付ねじ(図示せず)を用いてボディ10に固定
される。本実施形態では、主幹回路遮断器31が遮断さ
れた状態でも火災報知器などへの電源を確保することが
できるように、主幹回路遮断器31の電源側から電源を
得る自立電源系を設けてあり、自立電源系には分岐回路
遮断器32とは別に内器としての自立回路遮断器33が
挿入される。自立回路遮断器33は分岐回路遮断器32
と同構成を有するものであり、架台40の左端部に取り
付けられる。
に亘って前方に突出する補強突条18を形成しており、
補強突条18により開口窓13の周部が補強されてい
る。つまり、比較的大面積である開口窓13を形成しな
がらも、補強突条18により剛性を保つことができる。
さらに、底板11のうち開口窓13の上下の周縁には、
左右方向に多数個の通し孔19が等ピッチで形成され
る。
周壁12の前端部外周面にほぼ一致する保持枠21を備
え、保持枠21には矩形状の開口部22が形成される。
カバー20の後面には開口部22を覆う形で複数枚(本
実施形態では2枚)のパネル23a,23bが取り付け
られる。パネル23a,23bはボディ10に収納され
る主幹回路遮断器31、分岐回路遮断器32、自立回路
遮断器33の操作部であるハンドル31a,32a,3
3aを露出させる窓孔24を有している。本実施形態で
は、パネル23aを主幹回路遮断器31および自立回路
遮断器33に対応させ、パネル23bを分岐回路遮断器
32に対応させてある。分岐回路遮断器32は上下2列
で1列6個ずつ並設されており、パネル23bの窓孔2
4は6個の分岐回路遮断器32のハンドル32aを一括
して露出させるように形成されている。つまり、パネル
23bには上下2個の窓孔24が形成される。
と開口部22を開放する位置との間で開閉自在となるよ
うに軸着された扉体25を備える。カバー20の周壁外
側面には上部を残して段差部26が形成され、段差部2
6より前側は内側に落ち込んでいる。扉体25は開口部
22を覆う位置においてカバー20の周壁外側面のうち
段差部26よりも前側の部位に重複するように形成さ
れ、開口部22を覆う状態ではカバー20の外周面と扉
体25の周壁外側面とがほぼ同一面上に位置する。ま
た、扉体25が閉じた状態で簡単に開かないように、扉
体25において軸部から遠い一端部の内側面にはロック
突起27が突設され、カバー20の下端部にはロック突
起27を受けるキャッチ28が設けられている。この種
のキャッチ28は周知の機構であって、ロック突起27
が挿入されるとロック突起27が抜けないようにロック
し、ロック突起27をキャッチ28を押し込んで離すと
ロック突起27のロック状態が解除されるように構成さ
れている。
開口部22における上下両縁には左右方向において所定
間隔で平板状の係止突起51が開口部22の内側に向か
って突設されている。また、開口部22の左右両端部に
は端部の係止突起51に連続する形で受け片52が形成
されている。さらに、パネル23a,23bの突き合わ
せ部位に対応して開口部22の上下両端縁間に跨る柱5
3を形成してある。係止突起51、受け片52、柱53
の前面は同一平面であって、開口部22の周縁に対して
パネル22の厚み分だけ後退した位置となるように形成
されている。
起51に重複してパネル23bとの間で係止突起51を
挟む保持突起54が上下2個ずつ形成されている。保持
突起54はパネル23bの後面から突出する部分と、そ
の部分の先端からパネル23bの外向きに突出する部分
とを有するL字状に形成され、パネル23bの後面との
間に係止突起51の前後方向の厚み程度の幅を有した溝
を形成している。この溝内に係止突起51が挿入された
状態では、パネル23bの前後の移動が禁止されてパネ
ル23bがカバー20に保持される。このときパネル2
3bの後面は受け片52と柱53にも当接することにな
る。
方向においては相対的にスライド可能であり、係止突起
51は左右方向において保持突起54の左右幅以上の間
隔で配列されている。したがって、保持突起54が係止
突起51と前後に重複しない位置までパネル23bをス
ライドさせれば、パネル23bをカバー20から前方に
取り外すことが可能になる。
着するには、図4および図5に示すように、保持突起5
4が係止突起51に重複しない位置でパネル23bを受
け片52と柱53とに載せ、その後、パネル23bを正
面から見て右向きにスライドさせれば、図6および図7
に示すように、保持突起54が係止突起51に重複する
状態となり、パネル23bがカバー20に取着される。
パネル23bをカバー20に取り付ける際にパネル23
bがカバー20に対して所定位置まで移動すれば、パネ
ル23bの一端縁が開口部22の周縁に当接することに
よってパネル23bの移動は規制されるが、パネル23
bの厚みは小さいから、場合によってはパネル23bが
開口部22の周縁に乗り上げる可能性もある。そこで、
図1に示すように、係止突起51の後面側には突起状の
位置決め壁55が形成され、パネル23bがカバー20
に対して所定位置まで移動すると、保持突起54が位置
決め壁55に当接してパネル23bの移動が規制される
ようになっている。
パネル23aは周部後面に係止爪56を備える。係止爪
56は係止突起51と受け片52とに引掛係止され、パ
ネル23aをカバー20に取り付ける。ここで、パネル
23aの後方への移動は係止突起51と受け片52と柱
53とによって阻止され、前方への移動は係止爪56に
よって規制される。
32に対応するパネル23bをカバー20に対してスラ
イドさせることによってカバー20に取り付け、その
後、主幹回路遮断器31に対応するパネル23aをカバ
ー20の前面から押しつけることによって取り付ける
と、図2に示すように、両パネル23a,23bによっ
てカバー20の開口部22を覆うことができる。このと
き、両パネル23a,23bの突き合わせ部分の後ろに
は柱53が設けられているから、両パネル23a,23
bの突き合わせ部分の隙間が目立たない。また、上述し
たように、係止突起51、受け片52、柱53の前面は
開口部22の周囲に対してパネル23a,23bの厚み
分だけ後退しているから、パネル23a,23bをカバ
ー20に装着した状態では、パネル23a,23bの前
面と開口部22の周囲とはほぼ凹凸なく連続し、見映え
のよい外観を呈することになる。
3a,23bによってカバー20の開口部22を覆って
いるが、3枚以上のパネルを設けてもよい。その場合
に、主幹回路遮断器31に対応するパネルのみ係止爪5
6により引掛係止する構成とし、分岐回路遮断器32に
対応する他のパネルはスライドさせる構成とする。
閉器が納装されたボディと、ボディの開口側に結合され
開閉器を配置している領域に対応した開口部が形成され
たカバーと、開口部を複数枚で覆うとともに開閉器の操
作部を前面側に露出させる窓孔を有したパネルとを備
え、開口部の周縁に開口部内に突出する係止突起を設
け、少なくとも1枚のパネルの後面周部には係止突起の
後面側に重複してパネルとの間で係止突起を挟む保持突
起を設け、係止突起および保持突起は係止突起を設けた
開口部の周縁に沿ってパネルをスライドさせることによ
り係止突起と保持突起とが重複する位置と重複しない位
置との間で移動可能となる形状に形成されているもので
あり、カバーに形成した開口窓にパネルを装着し、パネ
ルに設けた窓孔を通して開閉器の操作部を露出させる構
成としているから、内器である開閉器の配置や個数が異
なる場合でもパネルの交換のみで対応することができ
る。パネルはカバーに比較すると低コストであるから、
製造および在庫に要する費用を低減することができる。
また、パネルをスライドさせることによってカバーにス
ライドを取り付けることができるから、パネルの弾性を
利用してパネルをカバーに取り付ける従来構成に比較す
ると、パネルが破損する可能性が少なくなり、しかもカ
バーに対するパネルの取付強度も大きくすることができ
る。
て、開閉器が分岐回路遮断器であって複数列設され、分
岐回路遮断器の操作部を露出させる窓孔を有したパネル
に保持突起を設けているものであり、分岐回路遮断器は
箱体に複数設けられるから、組立時において分岐回路遮
断器の操作部がパネルに当たってパネルに大きな力が作
用しやすいが、パネルをスライドさせる方向と分岐回路
遮断器からパネルに作用する力の方向とが直交するか
ら、パネルが外れる可能性が少ないという効果がある。
2の発明において、開口部の定位置にパネルが位置する
ときに保持突起に当接してパネルの移動を規制する位置
決め壁を係止突起に設けたものであり、パネルをカバー
に装着する際に、保持突起が位置決め壁に当接すること
によってパネルのカバーに対する移動が規制されるか
ら、パネルをカバーに対して所定位置に正確に位置決め
することができる。
3の発明において、係止突起の前面は開口部の周囲に対
してパネルの厚み寸法だけ後退しているものであり、パ
ネルをカバーに取り付けたときにパネルの前面と開口部
の周囲の前面とが面一になるから、カバーの表面に凹凸
が形成されず、見映えのよい外観を呈する。
4の発明において、開口部においてパネル同士が突き合
わされる部位の後面側に開口部の周縁間に跨る柱が形成
されているものであり、パネル同士の突き合わせ部分の
後ろに柱を設けていることによって、突き合わせ部に隙
間があっても目立たず、見映えのよい外観を呈する。ま
た、柱をパネルの後面に当接するように設ければ、パネ
ルの前面に外力が作用してもパネルが撓みにくくなり、
パネルを薄型化して材料コストを低減することが可能に
なる。
である。
(b)はパネルの正面図、(c)はパネルの断面図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 一面開口し複数の開閉器が納装されたボ
ディと、ボディの開口側に結合され開閉器を配置してい
る領域に対応した開口部が形成されたカバーと、開口部
を複数枚で覆うとともに開閉器の操作部を前面側に露出
させる窓孔を有したパネルとを備え、開口部の周縁に開
口部内に突出する係止突起を設け、少なくとも1枚のパ
ネルの後面周部には係止突起の後面側に重複してパネル
との間で係止突起を挟む保持突起を設け、係止突起およ
び保持突起は係止突起を設けた開口部の周縁に沿ってパ
ネルをスライドさせることにより係止突起と保持突起と
が重複する位置と重複しない位置との間で移動可能とな
る形状に形成されて成ることを特徴とする住宅用分電
盤。 - 【請求項2】 前記開閉器が分岐開閉器であって複数列
設され、分岐開閉器の操作部を露出させる窓孔を有した
パネルに前記保持突起を設けていることを特徴とする請
求項1記載の住宅用分電盤。 - 【請求項3】 前記開口部の定位置にパネルが位置する
ときに前記保持突起に当接してパネルの移動を規制する
位置決め壁を前記係止突起に設けたことを特徴とする請
求項1または請求項2記載の住宅用分電盤。 - 【請求項4】 前記係止突起の前面は前記開口部の周囲
に対してパネルの厚み寸法だけ後退していることを特徴
とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の住宅
用分電盤。 - 【請求項5】 前記開口部において前記パネル同士が突
き合わされる部位の後面側には開口部の周縁間に跨る柱
が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求
項4のいずれかに記載の住宅用分電盤。
Priority Applications (1)
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JP33071499A JP3622605B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 住宅用分電盤 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP33071499A JP3622605B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 住宅用分電盤 |
Publications (2)
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Family
ID=18235754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33071499A Expired - Lifetime JP3622605B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 住宅用分電盤 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3622605B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006166531A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Tempearl Ind Co Ltd | 箱体 |
JP2016073123A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | テンパール工業株式会社 | 収納箱 |
Families Citing this family (1)
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KR200491218Y1 (ko) * | 2018-08-16 | 2020-03-05 | 노창석 | 배선용 차단기의 케이스구조 |
-
1999
- 1999-11-19 JP JP33071499A patent/JP3622605B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3622605B2 (ja) | 2005-02-23 |
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