JP3555526B2 - 住宅用分電盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭用の住宅用分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の分電盤としては、特開平6−153339号公報に記載されたものが知られている。この公報に記載された分電盤は、図12に示すように、絶縁材料により形成されたバー支持部材100’に設けた載置片104’に導電バー110b’,110c’を載置し、載置片104’に設けた位置決め突起108’を導電バー110b’,110c’に設けた挿通孔115’に圧入することによって導電バー110b’,110c’をバー支持部材100’に固定する構成を採用している。この構成では載置片104’に取付可能な導電バー110b’,110c’の幅は1種類だけになっている。したがって、導電バー110b’,110c’の電流容量を変更しようとすれば、導電バー110b’,110c’の厚み寸法を変更しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電流容量に応じて導電バー110b’,110c’の厚み寸法を変化させたとしても断面積の変化に対する表面積の変化の割合が小さく、発熱量の増加に応じて放熱面積を増加させることができないという問題がある。つまり、電流容量を増加させたときに放熱効率を十分に高めることができず、導電バー110b’,110c’の温度が上昇するという問題がある。
【0004】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、電流容量に応じて断面積の異なる導電バーを用いることを可能とし、かつ電流容量が大きいときには表面積を大きくして放熱効率を高めることができるようにした住宅用分電盤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、箱体内に取着される取付板と、絶縁材料で形成され取付板に取着されるバー支持部材と、バー支持部材に設けた載置片に重ねて配置される導電バーと、導電バーの延長方向に並設され導電バーに電気的に接続される複数個の開閉器とを備え、電流容量に応じて狭幅の第1導電バーと広幅の第2導電バーとを前記導電バーとして前記載置片に選択的に取着可能とした住宅用分電盤であって、前記載置片において導電バーの短手方向の一端縁に形成された壁部との間に第1導電バーを保持するように前記載置片の幅方向の中間部に立設された係止部と、前記壁部との間に第2導電バーを保持するように前記載置片の幅方向の他端縁に立設された立設壁とを備え、係止部には第1導電バーの幅方向の一端部を前記載置片との間で保持する第1の引掛爪を設け、立設壁には第2導電バーの幅方向の一端部を前記載置片との間で保持する第2の引掛爪を設けたものである。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明は、前記壁部には第1導電バーまたは第2導電バーの幅方向の他端部を前記載置片との間で保持する第3の引掛爪を設けたものである。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記バー支持部材が合成樹脂成形品であって、前記引掛爪のアンダカット部が前記載置片に形成される透孔を通して成形され、前記載置片における前記透孔の周囲であって前記導電バーが重なる面に対する反対面側には前記取付板に挿入されるボス部が突設されているものである。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記導電バーの厚み方向において前記載置片の反対側において導電バーとの間に隙間を形成するように配置され導電バーの少なくとも一部と前記係止部とを覆うとともに前記開閉器が載置される取付ベースを設け、取付ベースに引掛部を設けるとともに引掛部が引掛係止されることにより取付ベースを固定する被引掛部を前記取付板に設けているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本実施形態は、図2および図3に示すように、1つの主幹回路遮断器31と開閉器としての複数の分岐回路遮断器32とを箱体1の中に配置した分電盤であって、分岐回路遮断器32は複数設けられ上下2列で並設してある。箱体1は合成樹脂成形品であって、矩形枠状のボディ10と、ボディ10の前面側(図2における右下向き面側)に結合されるカバー20とで構成される。
【0010】
ボディ10は矩形枠状に形成された底板11の外周縁の全周に亘って周壁12が前方に突設された形状に形成され、底板11の中央部には矩形状に開口した開口窓13が形成される。底板11には左右2個ずつの支持台14a,14bが突設されている。両支持台14a,14bの周囲にはそれぞれ断面L字状であって矩形領域の角部をなすように配列されたガイド壁15a,15bが形成される。上側の支持台14aには下方に隣接して底板11からの突出寸法が支持台14aよりもやや大きい抜止ボス16が形成される。また、下側の支持台14bの周囲に設けたガイド壁15aの前端面には下半分程度の受け片17が連続一体に形成されている。ここに、底片11から受け片17までの距離は底片11から支持台14bの先端面までの距離よりもやや大きく設定されている。
【0011】
底板11における開口窓13の周縁は全周に亘って前方に突出する補強突条18を形成しており、補強突条18により開口窓13の周部が補強されている。つまり、比較的大面積である開口窓13を形成しながらも、補強突条18により剛性を保つことができる。さらに、底板11のうち開口窓13の上下の周縁には、左右方向に多数個の通し孔19が等ピッチで形成される。
【0012】
カバー20は後端部外周面がボディ10の周壁12の前端部外周面にほぼ一致する保持枠21を備え、保持枠21には矩形状の露出窓22が形成される。カバー20の後面には露出窓22を覆う形で中蓋23が取り付けられる。中蓋23はボディ10に収納される主幹回路遮断器31や分岐回路遮断器32などの内器の一部を露出させる窓孔24を有している。カバー20には露出窓22を覆う位置と露出窓22を開放する位置との間で開閉自在となるように軸着された蓋体25を備える。カバー20の周壁外側面には上部を残して段差部26が形成され、段差部26より前側は内側に落ち込んでいる。蓋体25は露出窓22を覆う位置においてカバー20の周壁外側面のうち段差部26よりも前側の部位に重複するように形成され、露出窓22を覆う状態ではカバー20の外周面と蓋体25の周壁外側面とがほぼ面一になる。また、蓋体25が閉じた状態で簡単に開かないように、蓋体25において軸部から遠い一端部の内側面にはロック突起27(図3参照)が突設され、カバー20の下端部にはロック突起27を受けるキャッチ28が設けられている。この種のキャッチ28は周知の機構であって、ロック突起27が挿入されるとロック突起27が抜けないようにロックし、ロック突起27をキャッチ28を押し込んで離すとロック突起27のロック状態が解除されるように構成されている。また、カバー20の周壁外側面の下部であって蓋体25が閉じたときに蓋体25の周壁が重なる部位には、蓋体25の周壁に当接する突部29が形成されている。この突部29は蓋体25の周壁内側面に当接して蓋体25が閉じたときの変形を防止し、またロック突起27を解除する際に蓋体25を押し込むための隙間を確保する。
【0013】
ところで、ボディ10に形成した左右の支持台14a,14bには、図4に示すように、主幹回路遮断器31や分岐回路遮断器32などの内器を取り付けるための架台40が架設される。架台40は主幹回路遮断器31を取り付ける部材と、分岐回路遮断器32を取り付ける部材と、他の内器(後述する)を取り付ける部材とを連結して構成される。架台40は全体としては矩形状の平面形状をなし、四隅にそれぞれ設けた支持片41a,41bが支持台14a,14bに載置されるとともに、支持台14a,14bに螺入される取付ねじ42を用いてボディ10に固定される。ここに、各支持片41a,41bには取付ねじ42の頭部の直径よりも大きい丸孔状の大径部の上縁の一部に取付ねじ42の直径よりも幅狭の溝部が連続する鍵穴状に形成された取付孔43が形成されている。したがって、取付ねじ42を支持台14a,14bに緩く螺入した状態で、取付ねじ42の頭部に取付孔43の大径部を通し、取付ねじ42の頭部を溝部に対応する部位までスライドさせた後に取付ねじ42を締め付けるようにすることによって、ボディ10への架台40の取付作業を容易に行うことができる。また、上述したように支持台14a,14bの周囲にはガイド壁15a,15bが形成されているから、架台40の取付位置をガイド壁15a,15bに合わせることで位置決めが容易にでき、その上、下側のガイド壁15bには受け片17が形成されているから、支持片41a,41bの一部を受け片17の後面側に重複させることで、取付ねじ42が外れても受け片17で架台40の荷重を受けることができる。さらに、取付孔43の溝部に取付ねじ42を挿入した状態では、取付孔43の大径部に抜止ボス16が挿入されるように抜止ボス16の位置が設定されており、取付ねじ42を締め付けた後には、支持片41a,41bはボディ10に対して回り止めされることになる。また、抜止ボス16が取付孔43の大径部に挿入されることによって、取付ねじ42が多少緩んでも支持片41a,41bのがたつきが禁止される。たとえば、地震などの外部振動によって取付ねじ42に経年的な緩みが多少生じたとしても、ボディ10に対して架台40が移動したり脱落したりするのを防止することができる。
【0014】
架台40を構成する部材のうち主幹回路遮断器31を取り付ける部材としての主幹用取付板50は、図4および図5に示すように、ボディ10に形成した開口窓13の上下の幅寸法よりも上下の幅寸法が小さい縦長の長方形状に板金(鉄板)により形成されている。主幹用取付板50の長手方向に沿った左側縁には上下一対の支持片41aが突設され、右側縁には上下一対の連結片51が突設される。連結片51は断面コ字状であり、支持片41aと同様の鍵穴状の連結孔52が形成されている。
【0015】
主幹用取付板50の左側部には2個の連結孔55が形成されている。本実施形態では、主幹回路遮断器31が遮断された状態でも火災報知器などへの電源を確保することができるように、主幹回路遮断器31の電源側から電源を得る自立電源系を設けてあり、自立電源系には分岐回路遮断器32とは別に内器としての自立回路遮断器33が挿入される。自立回路遮断器33は分岐回路遮断器32と同構成を有するものであり、電源側には導電バー(後述する)が挿入接続されるスリット状の3つの端子部34a〜34cが設けられる。自立回路遮断器33においては中央の端子部34bには導電バーを接続する部材が設けられておらず、端子部34a,34cのみが有効に利用される。また、自立回路遮断器33の器体には長手方向の一端面に取付溝35が形成されている。
【0016】
自立回路遮断器33をボディ10に取り付ける部材としては、補助取付板60が用いられる。補助取付板60は矩形状に形成され右側縁に段差部61を介して2枚の連結片62が延設されている。各連結片62には連結孔63が形成され、連結孔63を通して主幹用取付板50に設けた連結孔55に連結ねじ64を螺入すると、主幹用取付板50に補助取付板60を連結することができる。
【0017】
ここで、段差部61を設けていることによって主幹回路遮断器31と自立回路遮断器33との高さの近いを吸収して、主幹回路遮断器31においてハンドル31aが形成されている面と、自立回路遮断器33においてハンドル33aが形成されている面とをほぼ同一面上に揃えることができる。
【0018】
補助取付板60は自立回路遮断器33の左右幅にほぼ等しい左右幅を有し、自立回路遮断器33を補助取付板60の前面側に載せたときに自立回路遮断器33の左右両側面に当接する支持片67を左右両側縁に一体に備える。また、補助取付板60の長手方向の一端縁(下端縁)には自立回路遮断器33の取付溝35に挿入される取付係止片65が一体に設けられている。補助取付板60の長手方向の他端部(上端部)には中継端子台70を取り付けるための固定孔66が形成されている。
【0019】
中継端子台70は、自立回路遮断器33の端子部34a〜34cに挿入接続される3本のバー端子71a〜71cが合成樹脂成形品の基台72に突設されるとともに、各バー端子71a〜71cに電気的に接続された端子ねじ付きの端子73とを備えるものである。ここで、バー端子71a,71bは電気的に接続されている。したがって、端子73は2端子になっており、各端子73は接続電線74(図4参照)を介して主幹回路遮断器31の電源側における一方の電圧極と中性極との各端子にそれぞれ接続される。つまり、中継端子台70は、主幹回路遮断器31に接続された接続電線74という電路の形状から自立回路遮断器33の端子部34a〜34cに対応するバー端子71a〜71cという電路の形状に変換する機能を有する。また、基台72には補助取付板33の固定孔66に対応する貫通孔75が形成され、貫通孔75を通して挿入される固定ねじ76を固定孔66に螺合させることによって、中継端子台70を補助取付板60に固定することができる。
【0020】
しかして、補助取付板60に設けた取付係止片65を自立回路遮断器33に設けた取付溝35に挿入する形で自立回路遮断器33を左右の支持片67間に配置した後、端子部34a〜34cにバー端子71a〜71cを挿入接続した状態で中継端子台70を固定ねじ76によって補助取付板60に固定すると、自立回路遮断器33は補助取付板60と中継端子台70とによって保持され、補助取付板60に対して固定することができる。自立回路遮断器33では端子部34a,34cだけがバー端子71a,71cに電気的に接続されるから、自立回路遮断器33には一方の電圧極と中性極との間の電圧が印加される。
【0021】
ところで、架台40において分岐回路遮断器32を取り付ける部材としては、図6のような上下一対のフレーム80a、80bと、両フレーム80a.80b間に架設される取付板90とを備える。フレーム80a,80bと取付板32とはともに板金(鉄板)により形成される。各フレーム80a,80bの大部分は前方に開放された断面コ字状に形成されているが、長手方向の一端部においては下端側の脚片が省略されて断面L字状に形成されている。このL字状部分が架台40の支持片41bとなり、支持片41bには上述したように鍵穴状の取付孔43が形成される。
【0022】
両フレーム80a,80bの長手方向の他端部には連結ねじ81が螺合する連結ねじ孔82が形成され、連結ねじ孔82の近傍には主幹用取付板50の連結片51に設けた連結孔52の大径部に挿入される連結突起83が打ち出されている。つまり、連結孔52を通して連結ねじ81を連結ねじ孔82に螺合させた状態で、連結孔52の大径部に連結突起83を嵌合させることが可能になっている。また、連結片51はフレーム80a,80bの端部の内側に重ねて結合される。したがって、主幹用取付板50と両フレーム80a,80bとを連結する際には、フレーム80a,80bに連結ねじ81を緩く螺合させた状態で、主幹用取付板50に設けた連結孔52の大径部に連結ねじ81の頭部を通し、連結孔52の溝部に連結ねじ81が導入されるように、主幹用取付板50とフレーム80a,80bとを互いにスライドさせて連結片51をフレーム80a,80bの端部内に落とし込んで連結突起83を連結孔52の大径部に挿入し、その後、連結ねじ81を締め付ければ主幹用取付板50とフレーム80a,80bとを結合することができる。ここで、連結ねじ81の頭部の直径が連結孔52の大径部の直径よりも小さく、溝部の幅よりも大きいことは言うまでもない。この構成によって、連結ねじ81が多少緩んでも主幹用取付板50とフレーム80a,80bとが外れることがない。フレーム80a,80bには長手方向に6個のねじ受け孔84が等ピッチで形成されている。ねじ受け孔84の周部は前方に打ち出されてねじ受け台85を形成する。
【0023】
上述した取付板90はねじ受け孔84に螺合する取付ねじ91によってフレーム80a,80bに結合される。本実施形態においては2枚の取付板90を取付可能なフレーム80a,80bを示してあり、各取付板90は4本ずつの取付ねじ91を用いてフレーム80a,80bに結合される。取付板90は矩形状の主片92の上下両縁にそれぞれ段差部93を介して取付片94を設けた形状に形成されている。言い換えると、上下の取付片94間に後方へ凹没して底面が主片92により形成される溝を有した形状に形成されている。各取付片94には2個ずつの取付孔95が形成され、取付孔95を通して取付ねじ91が挿入される。また、取付孔94の周部は後方に凹没しており、取付ねじ91を取付孔95に導入しやすくしてある。取付ねじ91をねじ受け孔84に螺合させて締め付けたときには、取付片94はフレーム80a,80bの脚片に当接する。
【0024】
フレーム80a,80bには6個ずつのねじ受け孔84が形成され、合計12個のねじ受け孔84が設けられているのに対して取付板90は4個ずつ合計8個の取付孔95であって、ねじ受け孔84のほうが多く設けられている。また、ねじ受け孔84のピッチは1枚の取付板90における取付孔95のピッチの2分の1に設定されている(隣接する取付板90における取付孔95の中心間の距離はねじ受け孔84のピッチに等しくなる)。したがって、取付板90を1枚だけ用いるときにはねじ受け孔84のピッチで取付板90の取付位置を変えることができるようになっている。
【0025】
ところで、取付板90の主片92には上下方向の中央部において左右3個の貫孔96aが形成され、各貫孔96aの上下両側には各一対の貫孔96bが形成されている。さらに、主片92において上下の段差部93に隣接する部位であって左右方奥において貫孔96aの間に対応する部位には引掛孔97が形成されている。貫孔96a,96bおよび引掛孔97の機能については後述する。取付片94には段差部93に近い部位であって左右方向において引掛孔97に対応する部位に保持孔98aが貫設され、各保持孔98aに対して取付片94の先端寄りに各一対の保持孔98bが貫設されている。さらに、取付片94には先端縁に沿って並ぶ6個の保持ばね片99が前面側に打ち出された形で形成されている。保持ばね片99は両側縁が取付片94から切り離されるとともに両端が取付片94に連結され、取付片94に対して前方に膨らむ弧状に突設されている。保持ばね片99の機能についても後述する。
【0026】
各取付板90の主片92の前面側には合成樹脂成形品であるバー支持部材100がそれぞれ載置される。ただし、バー支持部材100の左右幅は主片92の左右幅よりも大きく形成され、バー支持部材100の一部は主片92から突出する。また、バー支持部材100の上下方向の幅寸法は取付板90の主片92の上下方向の幅寸法よりやや小さく、取付板90の上下の段差部93の間にバー支持部材100が挿入されるようになっている。バー支持部材100は上下方向の中央部に前方に突出した左右方向の隔壁101を有し、隔壁101における左右方向の一端部であって取付板90の主片92からの突出部位には前方に突出する支持ポスト102が形成されている。本実施形態においては2個の取付板90を用いており、バー支持部材100も2個設けられるから、バー支持部材100を2個並設したときに隔壁101の両端に支持ポスト102が設けられるように取付板90を配置する。この場合、2個のバー支持部材100は同形状のものを用いることができる。支持ポスト102の前面(図6の上面)には凹所102aが形成され、凹所102aの底部には図示しないナットが保持されている。各バー支持部材100の隔壁101には分離壁101aが一体に形成され、隔壁101が6区画に分割されている。
【0027】
バー支持部材100には上下に載置片104が延設されており、各載置片104の左右方向において支持ポスト102を設けた一端部には後方に凹没した凹所104aが2個形成され、各凹所104aの底部には図示しないナットが保持されている。したがって、バー支持部材100を2個並設した状態では載置片104の左右両端部に凹所104aが形成されることになる。
【0028】
各載置片104の上下の中間部には左右方向に並ぶ6本の係止部105が前方に立設されている。バー支持部材100の上下両縁、つまり各載置片104の一端部にはそれぞれ載置片104から前方に立設された立設壁106が形成される。立設壁106の前後方向の寸法は取付板90に設けた段差部93の段差にほぼ等しく設定されている。係止部105は左右方向においては分離壁101aにより分割された各区間の中間部に位置する。さらに、1つおきで3個の分離壁101aには対向する立設壁106に向かって突出する引掛爪101bが形成される。また、各係止部105の先端部には隔壁101に向かって突出するそれぞれ
105a(図1参照)が形成され、立設壁106には隔壁101に向かって突出する引掛爪106aが2箇所に形成されている。
【0029】
ところで、バー支持部材100は合成樹脂成形品であるから、上述した引掛爪101b,105a,106aを形成するには、載置片104に挿通されるスライドコアを用いてアンダカット部を形成する必要がある。そこで、載置片104いはスライドコアが通過するための透孔101c,105b,106bが必然的に形成される。さらに、載置片104の後面には各透孔101c,105b,106bの周囲においてボス部107a〜107c(図1参照)が後方に突設される。各透孔105b,106bに対応するボス部107b,107cは各透孔105b,106bごとに個別に形成され、透孔101cに対応するボス部107aは上下2個の透孔101cに跨るように形成される。
【0030】
立設壁106において引掛爪106aを設けた部位の反対面には係合脚106cが設けられ、係合脚106cは先端部がバー支持部材100の後面側に突出するとともに先端部に引掛フック106dが形成されている。係合脚106cはL字状に形成され、引掛フック106dは立設壁106から離れる向きに突出する。
【0031】
しかして、バー支持部材100を取付板90に取り付けるに際しては、係合脚106cを引掛孔97に挿入し、引掛孔97の周部に引掛フック106dを係合させれば、図1のようにバー支持部材100が取付板90に保持される。このとき、ボス部107a〜107cは取付板90に設けた貫孔96a,96bおよび引掛孔97に挿入される。その結果、透孔101c,105b,106bを通る沿面距離をボス部107a〜107cを設けない場合に比べて大きくとることができる。後述するように、載置片104には導電バー110b,110cが載置されるから、ボス部107a〜107cを設けていることによって、導電バー110b,110cと取付板90との沿面距離を大きくとることができる。
【0032】
バー支持部材100は中性極の導電バー110aと2本の電圧極の導電バー110b,110cとの3本の導電バー110a〜110cを同時に保持でき、電圧極の導電バー110b,110cについては幅の異なる2種類の導電バー110b(110d),110c(110e)を選択的に使用することが可能となるように構成されている。つまり、電流容量に応じて幅の異なる導電バー110b,110cを選択するから、電流容量に応じて厚みの異なる導電バー110b,110cを選択する場合に比較すると、電流容量が大きい場合に用いる導電バー110b,110cの表面積をより大きくすることができ、放熱効果を向上させることができる。
【0033】
以下では、図1、図7、図8においては広幅の導電バー110b,110cを用いた例を示し、図9、図10、図11においては狭幅の導電バー110d,110eを用いた例を示す。ただし、広幅の導電バー110b,110cと狭幅の導電バー110d,110eとは、載置片104に対する取付位置が異なるだけであり、基本的な構成は同様であるから、まず広幅の導電バー110b,110cを取り付ける場合について説明し、その後、狭幅の導電バー110d,110eを取り付ける場合について広幅の導電バー110b,110cとの相違点を中心として説明する。
【0034】
中性極の導電バー110aは2つの支持ポスト102の間に架設される。導電バー110aには長手方向において等ピッチで挿通孔111が形成されている。導電バー110aの両端部には端子片112が延設され、端子片112には端子ねじ113が挿入される端子孔114が形成されている。端子ねじ113は凹所102aの底部に設けたナットに螺合し、これによって導電バー110aが支持ポスト102に固定される。
【0035】
一方、電圧極の2本の導電バー110b,110cはそれぞれ載置片104の前面に重ねて取り付けられる。導電バー110b,110cには長手方向において等ピッチで挿通孔115が形成され、導電バー110b,110cの長手方向の両端部にはそれぞれ2個ずつの端子孔116が形成される。端子孔116には端子ねじ117が挿入され、端子ねじ117は載置片104に設けた凹所104aの底部に保持されているナットに螺合する。さらに、導電バー110b,10cの短手方向の一側縁には前方に向かって接続片118が突設される。接続片118には2本の挿入端子片118a,118bが延設され、一方の端子挿入片118aは接続片118から導電バー110b,110cに対向するように接続片118に対して直交方向に延長され、他方の端子挿入片118bは導電バー110b,110cから離れるように接続片118に対して直交方向に延長される。また、導電バー110b,110cから端子挿入片118bまでの距離は端子挿入片118aまでの距離よりも大きくなっている。したがって、端子挿入片118a,118bは前後に位置することになる。さらに、導電バー110b,110cを載置片104に取り付けた状態では、互いに他方の導電バー110b,110cに設けた端子挿入片118a,118bが前後に位置し、かつ両端子挿入片118a,118bの先端縁の位置が上下左右において揃うように位置する。このような配置によって、前後に並ぶ2つの端子挿入片118a,118bは互いに他の導電バー110b,110cに接続されていることになる。ここで、支持ポスト102に取り付けられた中性極の導電バー110aの短手方向の端縁も上下方向における位置が両端子挿入片118a,118bの先端縁と一致する。なお、異なる導電バー110b,110cに設けた接続片118は隔壁101によって絶縁される。
【0036】
ところで、導電バー110b,110cに設けた挿通孔115には載置片104に設けた係止部105が挿通される。また、導電バー110b,110cの長手方向の両端部には支持ポスト102の角部に合致する形状の切欠部119が形成されている。したがって、挿通孔115に係止部105が挿入され、かつ切欠部119と支持ポスト102とが係合することによって、導電バー110b,110cはバー支持部材100に対して左右方向に位置決めされることになる。また、導電バー110b,110cの短手方向の一端部は分離壁101aに設けた引掛爪101bと載置片104との間で保持され、他端部は立設壁106に設けた引掛爪106aと載置片104との間で保持される。したがって、導電バー110b,110cをバー支持部材100に装着するには、引掛爪106aと載置片104との間に導電バー110b,110cの一端部を挿入し、挿通孔115を係止部105に位置合わせした状態で、導電バー110b,110cを載置片104に押しつければ、立設片106が撓んで導電バー110b,110cの他端部が引掛爪101bを乗り越え、引掛爪101bと載置片104との間で導電バー110b,110cの他端部が保持される。そこで、引掛爪101bは後方に向かって分離壁101aからの突出寸法が大きくなるように形成され、導電バー110b,110cを取り付ける際に当接する部位は傾斜面になっている。このように、分離壁101aは導電バー110b,110cの一端を保持する壁部として機能する。
【0037】
上述のようにしてバー支持部材100に取り付けられた導電バー110a〜110cは主幹回路遮断器31の負荷側の端子と接続部材36を介して電気的に接続される。接続部材36は樹脂成形品の保持体36aにより電路となる導電板36bを保持したものであり、導電板36bを介して各導電バー110a〜110cが主幹回路遮断器31に電気的に接続される。導電板36bと導電バー110a〜110cとは端子ねじ113,117を用いて外れないように接続される。
【0038】
導電バー110a〜110cは分岐回路遮断器32を接続するために設けられており、本実施形態では上下2段に12個ずつの分岐回路遮断器32を配列している。分岐回路遮断器32を取り付けるために、本実施形態では取付板90の取付片94と導電バー110b,110cとに跨る形で絶縁材料である合成樹脂成形品の取付ベース120を設けている。取付片94に対応する部位では取付ベース120の後面は取付片94に当接し、導電バー110b,110cに対応する部位では導電バー110b,110cの厚み方向(前後方向)において載置片104の反対側で導電バー110b,110cの一部と係止部105とを覆っている。取付ベース120には導電バー110b,110cの前面に当接する脚片121が形成され、脚片121は導電バー110b,110cからの係止部105の突出寸法以上の長さに形成されている。したがって、取付ベース120と導電バー110b,110cとの間には隙間(図1参照)が形成され、この隙間によって導電バー110b,110cからの熱を放熱できるようになっている。
【0039】
取付ベース120において取付片94に対応する部位には、保持突起122a,122bが突設される。保持突起122aの先端部にはバー支持部材100に近付く向きに突出する保持フック123aが設けられ、保持突起122bの先端部にはバー支持部材100から離れる向きに突出する保持フック123bが設けられる。各保持突起122a,122bは取付片94に設けた保持孔98a,98bにそれぞれ挿入され、保持フック123a、123bが保持孔98a,98bの周縁に引掛係止されることによって、取付ベース120が取付板90に固定される。つまり、保持突起122a,122bの保持フック123a,123bと保持孔98a,98bとの一方が引掛部として機能し他方が被引掛部として機能し、取付ベース120を取付板90に対して押しつけるだけで簡単に取り付けることができるようになっている。
【0040】
取付ベース120において取付片94に対応する部位の一端部前面には、先端部が取付ベース120の端縁よりも外側に突出する逆L字状の遮断器保持片124が6個形成される。また、取付ベース120における他端部前面には左右方向において各遮断器保持片124にそれぞれ対応する部位で遮断器支持片125が形成される。したがって、6個の遮断器支持片125が形成される。
【0041】
1枚の取付ベース120の前面側には分岐回路遮断器32を6個まで取着することができる。分岐回路遮断器32は自立回路遮断器33と同様の形状であって、電源側にはスリット状の3つの端子部37a〜37cが設けられる。端子部37a〜37cのうち端子部37aには中性極の導電バー110aが挿入され、端子部37b,37cには電源極の導電バー110b,110cの挿入端子片118a,118bが挿入される。ただし、各分岐回路遮断器32はそれぞれ各導電バー110a,110b,110cのうちの2本にのみ電気的に接続され、他の1本はダミーとして扱われる。たとえば、図1に示す例では端子部37aに導電バー110aが接続され、端子部37cに挿入端子片118aが接続されるが、挿入端子片118bは端子部37bに挿入されるだけで電気的な接続は行われない。
【0042】
自立回路遮断器33の器体の一方の側面には取付ベース120に設けた遮断器保持片124に係合する保持溝38が開口する。さらに、分岐回路遮断器32の前面であって隔壁101寄りの端部には2個の結束用突部39が突設されている。
【0043】
しかして、分岐回路遮断器32を取付ベース120に取り付けるに際しては、端子部37aに導電バー110aを挿入し、端子部37b,37cには挿入端子片118a,118bを挿入せずに分岐回路遮断器32を挿入端子片118a,118bの幅方向にずらしている状態から、分岐回路遮断器32の保持溝38に遮断器保持片124が挿入されるとともに挿入端子片118a,118bが端子部37b,37cに挿入されるように分岐回路遮断器32をスライドさせると、保持ばね片99が分岐回路遮断器32の後面に当接して保持ばね片99と遮断器保持片124との間で保持孔38の周部が挟持されるようになる。このとき、遮断器支持片125が分岐回路遮断器32の側面に当接して分岐回路遮断器32の位置ずれが防止される。
【0044】
このようにして、分岐回路遮断器32が取付ベース120に固定された状態では、図1に示すように、上下の分岐回路遮断器32の間に分離壁101aの上下幅程度の隙間が形成される。この隙間を覆う形で分岐回路遮断器32の前面には結束部材130が取り付けられる。結束部材130は4個の分岐回路遮断器32の幅寸法に相当する長さを有し、上下の分岐回路遮断器32の間に形成される隙間に挿入される挿入脚131を備える。また、結束部材130は導電バー110aの挿通孔111に圧入される圧入突起132を備え、圧入突起132が挿通孔111に圧入されることによって結束部材130が導電バー110aに固定される。結束部材130には上下の各分岐回路遮断器32の前面に重なる部位まで延長された結束片133が形成され、結束片133の先端部に設けた切欠溝134が分岐回路遮断器32の前面に突設された結束用突部39に係合することによって、上下の分岐回路遮断器32が結束片133に連結されるようにしてある。この結束部材130を設けていることにより、各分岐回路遮断器32が結束部材130を介して連結されることになる。要旨ではないから詳述しないが、結束部材130の結束片133は各分岐回路遮断器32ごとに切欠溝134と結束用突部39との係合状態を解除できるように構成されている。
【0045】
上述したように、バー支持部材100は狭幅の導電バー110d,110eも取着可能になっている。狭幅の導電バー110d,110eを用いる場合には、図9、図10、図11に示す形態になる。この導電バー110d,110eは分離壁101aに設けた引掛爪101bと、係止部105に設けた引掛爪105aとの間で保持される。また、広幅の導電バー110b,110cと同様に長手方向の両端部には支持ポスト102の角部に係合する切欠部119が形成され、これによって導電バー110d,110eの左右方向への移動が規制される。他の構成については広幅の導電バー110d,110eと同様の形状を有している。
【0046】
上述した住宅用分電盤を組み立てる際には、フレーム80a,80bに取付板90を取り付けておき、バー支持部材100を取付板90に結合した後、導電バー110a〜110cをバー支持部材100に取り付け、さらに取付板90に取付ベース120を結合し、次に分岐回路遮断器32を取り付けて、最後に結束部材130を取り付ける。また、主幹回路遮断器31については自立回路遮断器33を載せた補助取付板60とともに主幹用取付板50に取り付け、主幹用取付板50をフレーム80a,80bと連結する。また、主幹回路遮断器31と導電バー110a〜110cとを接続部材36を介して電気的に接続しておく。このような形で架台40に各種内器が取り付けられるから、この架台40をボディ10に取り付けるのである。その後はボディ10の前面側にカバー20を結合すればよい。
【0047】
【発明の効果】
請求項1の発明は、箱体内に取着される取付板と、絶縁材料で形成され取付板に取着されるバー支持部材と、バー支持部材に設けた載置片に重ねて配置される導電バーと、導電バーの延長方向に並設され導電バーに電気的に接続される複数個の開閉器とを備え、電流容量に応じて狭幅の第1導電バーと広幅の第2導電バーとを導電バーとして載置片に選択的に取着可能とした住宅用分電盤であって、載置片において導電バーの短手方向の一端縁に形成された壁部との間に第1導電バーを保持するように載置片の幅方向の中間部に立設された係止部と、壁部との間に第2導電バーを保持するように載置片の幅方向の他端縁に立設された立設壁とを備え、係止部には第1導電バーの幅方向の一端部を載置片との間で保持する第1の引掛爪を設け、立設壁には第2導電バーの幅方向の一端部を載置片との間で保持する第2の引掛爪を設けたものであり、載置片の幅方向の中間部に係止部を設けるとともに幅方向の一端部に立設壁を設け、載置片の幅方向の他端部に設けた壁部との間に配置される導電バーを載置片との間で保持する引掛爪を係止部と立設壁とにそれぞれ設けているので、壁部と係止部との間で保持される導電バーと、壁部と立設壁との間で保持される導電バーとの2種類の幅の導電バーを選択的に用いることができる。その結果、電流容量に応じて導電バーの幅を選択することができ、電流容量の変化に応じて導電バーの表面積を大きく変化させることが可能になり、電流容量が大きいときには十分に大きい表面積を確保して放熱効率を高め、導電バーの温度上昇を抑制することができるという効果がある。
【0048】
請求項2の発明は、請求項1の発明は、壁部には第1導電バーまたは第2導電バーの幅方向の他端部を載置片との間で保持する第3の引掛爪を設けたものであり、各導電バーの幅方向の両端部をともに載置片と引掛爪との間で保持するから、導電バーの取付強度が大きくなるという効果がある。
【0049】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、バー支持部材が合成樹脂成形品であって、引掛爪のアンダカット部が載置片に形成される透孔を通して成形され、載置片における透孔の周囲であって導電バーが重なる面に対する反対面側には取付板に挿入されるボス部が突設されているものであり、引掛爪のアンダカット部を形成する際に用いるスライドコアにより必然的に形成される透孔の周囲に対応して、載置片において導電バーが重なる面とは反対面側にボス部を突設し、このボス部を取付板に挿入しているから、取付板と導電バーとの間で透孔を通る部位の沿面距離をボス部の存在によって大きくすることができ、一般に金属板を用いて形成されている取付板と導電バーとの絶縁性をボス部を設けていない場合よりも向上させることができる。
【0050】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、導電バーの厚み方向において載置片の反対側において導電バーとの間に隙間を形成するように配置され導電バーの少なくとも一部と係止部とを覆うとともに開閉器が載置される取付ベースを設け、取付ベースに引掛部を設けるとともに引掛部が引掛係止されることにより取付ベースを固定する被引掛部を取付板に設けているものであり、開閉器を取り付けるために用いる取付ベースと導電バーとの間に隙間を形成しているから、導電バーの表面に空気が流通して放熱性を確保することができるという効果がある。また、取付ベースにより係止部が覆われるから、分岐回路遮断器を取り付ける際に係止部が邪魔にならず、分岐回路遮断器の取付作業が容易になる。さらに、取付ベースが引掛部と被引掛部との引掛係止によって取付板に固定されるから、取付ベースを取付板に固定する作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態において広幅の導電バーを用いた場合の要部断面図である。
【図2】同上の外観を示す分解斜視図である。
【図3】同上の外観を示す一部破断した正面図である。
【図4】同上のカバーを外した正面図である。
【図5】同上の要部分解斜視図である。
【図6】同上の要部分解斜視図である。
【図7】同上において広幅の導電バーを用いた場合の要部分解斜視図である。
【図8】同上において広幅の導電バーを用いた場合の要部分解斜視図である。
【図9】同上において狭幅の導電バーを用いた場合の要部分解斜視図である。
【図10】同上において狭幅の導電バーを用いた場合の要部分解斜視図である。
【図11】同上において狭幅の導電バーを用いた場合の要部断面図である。
【図12】従来例を示す要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 箱体
32 分岐回路遮断器
90 取付板
98a,98b 保持孔
100 バー支持部材
101a 分離壁
101b 引掛爪
101c 透孔
104 載置片
105 係止部
105a 引掛爪
105b 透孔
106 立設壁
106a 引掛爪
106b 透孔
107a〜107c ボス部
110b,110c 導電バー
110d,110e 導電バー
120 取付ベース
122a,122b 保持突起
123a,123b 保持フック

Claims (4)

  1. 箱体内に取着される取付板と、絶縁材料で形成され取付板に取着されるバー支持部材と、バー支持部材に設けた載置片に重ねて配置される導電バーと、導電バーの延長方向に並設され導電バーに電気的に接続される複数個の開閉器とを備え、電流容量に応じて狭幅の第1導電バーと広幅の第2導電バーとを前記導電バーとして前記載置片に選択的に取着可能とした住宅用分電盤であって、前記載置片において導電バーの短手方向の一端縁に形成された壁部との間に第1導電バーを保持するように前記載置片の幅方向の中間部に立設された係止部と、前記壁部との間に第2導電バーを保持するように前記載置片の幅方向の他端縁に立設された立設壁とを備え、係止部には第1導電バーの幅方向の一端部を前記載置片との間で保持する第1の引掛爪を設け、立設壁には第2導電バーの幅方向の一端部を前記載置片との間で保持する第2の引掛爪を設けたことを特徴とする住宅用分電盤。
  2. 前記壁部には第1導電バーまたは第2導電バーの幅方向の他端部を前記載置片との間で保持する第3の引掛爪を設けたことを特徴とする請求項1記載の住宅用分電盤。
  3. 前記バー支持部材が合成樹脂成形品であって、前記引掛爪のアンダカット部が前記載置片に形成される透孔を通して成形され、前記載置片における前記透孔の周囲であって前記導電バーが重なる面に対する反対面側には前記取付板に挿入されるボス部が突設されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の住宅用分電盤。
  4. 前記導電バーの厚み方向において前記載置片の反対側において導電バーとの間に隙間を形成するように配置され導電バーの少なくとも一部と前記係止部とを覆うとともに前記開閉器が載置される取付ベースを設け、取付ベースに引掛部を設けるとともに引掛部が引掛係止されることにより取付ベースを固定する被引掛部を前記取付板に設けていることを特徴とする請求項1記載の住宅用分電盤。
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