JP3937848B2 - 分電盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主幹開閉器と複数の分岐開閉器を収容して主幹及び分岐のそれぞれの開閉器の開閉操作面を中蓋のそれぞれの窓孔に臨ましめた分電盤に関し、詳細には、主幹開閉器と分岐開閉器のそれぞれの開閉操作面が中蓋のそれぞれの窓孔に臨み、各分岐開閉器のうち分岐バーから外した分岐開閉器の非配設位置となる窓孔の一部を窓孔塞ぎ部材で塞ぐようにした分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、分電盤にあっては、箱体の内部に主幹開閉器や複数の分岐開閉器が収容され、主幹開閉器に分岐開閉器が主幹バーを介して電気的に接続され、箱体の開口面に中蓋が取着されている。この中蓋に、主幹開閉器の開閉操作面が臨む第1の窓孔と、箱体内への最大収納数となる分岐開閉器の開閉操作面がまとめて臨む第2の窓孔とが形成され、中蓋を開けずに主幹開閉器や各分岐開閉器を開閉操作することができるようにされている。
【0003】
ところで、分岐開閉器の数は、各需要場所の回路数によって異なり、箱体内への最大収容数の分岐開閉器を収納する場合には、各分岐開閉器の開閉操作面が第2の窓孔に臨んで第2の窓孔全てを塞ぐことになる。しかし、分岐開閉器の数が最大収容数より少なくなると、分岐開閉器の非配設部分に対応する第2の窓孔の一部が塞がらないことになり見栄えが悪くなる。そこで、分岐開閉器の数が少ないときには、窓孔塞ぎ部材の突部が第2の窓孔に臨むように、図8に示すような窓孔塞ぎ部材(例えば、特開平10−75509号参照)100で覆っている。
【0004】
この窓孔塞ぎ部材100は、分岐開閉器と略同一形状をなし、分岐開閉器の開閉操作面が臨んでいる第2の窓孔の一部に臨む突部101と、分岐開閉器を固定する固定金具の引掛爪及び弾牲引掛片間に着脱自在に固定可能な脚部102、102と、分岐開閉器が外されたときに分岐バーをそのまま主幹バーに接続している状態で隣合う分岐バーの隔離を行う(すなわち、隣合う分岐開閉器を外したときの2つの分岐バーの隔離を行う)隔離部103とを有している。
【0005】
脚部(固定部)102、102は、突部101の長手方向面端側から垂下し、さらに互いに外方に突出する方向に形成され、固定金具の引掛爪が係止される第1の凹所102aと、弾性引掛片が係止される第2の凹所l02bとを有している。
【0006】
通常、メンテナンスを行うような場合には箱体から中蓋を取り外すが、このメンテナンスのとき、各分岐開閉器のプラグイン接続部のカバーが主幹バーの充電部表面を覆っているものの、窓孔寒ぎ部材の配設された部分においては主幹バーの充電部表面が露出する。そこで、図9に示すように、例えば、3段に重ねた場合、最も箱体の開口に近い最上部の主幹バー104に絶縁キャップ105を装着することもある。
【0007】
なお、主幹開閉器と分岐開閉器とのモジュールを統一して第1の窓孔と第2の窓孔とを連続して一つの窓孔とする場合もあるが、この場合の構成は窓孔を2つ形成した場合と略同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような分電盤にあっては、各分岐開閉器を取着する固定金具に窓孔塞ぎ部材を取着するときの取り付け操作に大きな力が必要であった。また、分岐開閉器の欠落する位置に窓孔塞ぎ部材と絶縁キャップとの二つの部品を用いる分電盤にあっては、それだけコストが高くなり、組立に手間がかかる。さらに、主幹バーに絶縁キャップを装着するので放熱性が低下するとともに、絶縁キャップ表面を通じての耐トラッキング性という点でも好ましいとは言い難い。また、各分岐開閉器を取着する固定金具に取着した窓孔塞ぎ部材と主幹バーに装着した絶縁キャップとの間に、手の指が入り込む恐れのある隙間が生じ、この場合、最上部の主幹バーの下側にある他極の主幹バーに触れて感電するおそれが無いとは言いきれなかった。
本発明は、上記の事由に鑑みてなしたもので、分岐開閉器の欠落する箇所の見栄えや安全性の向上、全体の組立性の向上を図ることができる分電盤を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明の分電盤にあっては、主幹開閉器およびこの主幹開閉器に電気的に接続される主幹バーの両側に長手方向に複数の分岐開閉器を併設し、この各分岐開閉器のプラグイン接続部を主幹バーにプラグイン接続し、各分岐開閉器が固定部材を介して取着された状態で主幹開閉器および各分岐開閉器の開閉操作面を開口側として収納した一面に開口を有する箱体と、主幹開閉器の開閉操作面が臨む第1の窓孔および各分岐開閉器の開閉操作面がまとめて臨む第2の窓孔を有した中蓋とを備え、分岐開閉器の非配設位置に対応する第2の窓孔の一部を窓孔塞ぎ部材で塞ぐようにした分電盤において、前記窓孔塞ぎ部材は、分岐開閉器の開閉操作面と略同一形状大きさで第2の窓孔の一部に箱体内から臨む突部と、この突部を第2の窓孔の一部に臨ませた状態で分岐開閉器を固定する固定部材に取着可能な固定部と、主幹バーの短手方向幅の略半分を開口側で覆う覆い片とを有し、各分岐開閉器に併設した状態で箱体に対して固定したことを特徴としている。
【0010】
これにより、窓孔塞ぎ部材自体が主幹バーの短手方向幅の略半分を開口側で覆う覆い片を有しているので、従来のように主幹バーに別体の絶縁キャップを装着する必要が無く、窓孔塞ぎ部材を固定部材に取着するだけで、中蓋を外した状態であっても箱体開口側からは充電部の主幹バー表面は覆い片で覆われ、充電部が箱体開口側に露出することが無く感電防止を図ることができる。
【0011】
さらに、請求項に係る発明の分電盤にあっては、前記窓孔塞ぎ部材の底面部にリブ出し部を設け、前記固定部材には前記リブ出し部が嵌入する嵌入部を設けたことを特徴としている。
【0012】
これにより、窓孔塞ぎ部材の底面部のリブ出し部と固定部材の嵌入部とを窓孔塞ぎ部材を固定部材に取着する際の位置決めに利用できるとともに、窓孔塞ぎ部材を合成樹脂により成形する際の金型を窓孔塞ぎ部材の短手方向のみの割り型のサイドコア無しの安価な金型構成にできる。しかも、窓孔塞ぎ部材の主幹バーの長手方向への位置ずれを防止できる。
【0013】
さらに、請求項に係る発明の分電盤にあっては、前記窓孔塞ぎ部材の固定部が前記固定部材に取着されたときに、前記窓孔塞ぎ部材の本体部および前記窓孔塞ぎ部材の覆い片は、前記窓孔塞ぎ部材が前記主幹バーに接触しないように前記主幹バーから空間をもって分離するようにしたことを特徴としている。
【0014】
これにより、窓孔塞ぎ部材が充電部である主幹バーに接触しないので、主幹バーの発熱による影響を受けにくく、しかも耐トラッキング性に優れ、また固定部材への窓孔塞ぎ部材の取着時に覆い片の先端が主幹バーに干渉するのを回避できる。
【0015】
請求項に係る発明の分電盤にあっては、前記固定部材は主幹バー側に位置する係合部と主幹バーから離れた側に位置する係止部付き板バネとを含んで構成され、前記窓孔塞ぎ部材は前記窓孔塞ぎ部材の主幹バーから遠い方の側に各分岐開閉器の開閉操作面よりも僅かに低い中蓋当接段部の延長部として前記係止部付き板バネの係止部の略真上に達する取着操作部を有していることを特徴としている。
【0016】
これにより、窓孔塞ぎ部材の取着操作部が、係止部付き板バネの係止部の略真上位置にまで達しているので、固定部材への窓孔塞ぎ部材の取着操作力が少なくて良く、窓孔塞ぎ部材が取り付け易く、組み付け性に優れる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図7に基づいて説明する。
図1は分電盤の正面図、図2はその中蓋を外した状態を示す正面図、図3はその分岐開閉器と窓孔塞ぎ部材を並設して固定部材に取り付けた状態を示す斜視図、図4は窓孔塞ぎ部材を斜め上方から見た斜視図、図5は窓孔塞ぎ部材を斜め底面側から見た斜視図、図6は窓孔塞ぎ部材を取着する取付部材を説明する図、図7は窓孔塞ぎ部材の取付状態を示す部分断面図である。
【0018】
この分電盤1は、図1に示すように、一面に開口を有した箱体2と、主幹開閉器3や分岐開閉器4等の電気機器と、分岐開閉器4の非配設部分に配設された窓孔塞ぎ部材5と、電気機器の開閉操作面3a、4aを外部に露出させた(外部から視認できる)状態で箱体2の開口を塞ぐ中蓋6と、この中蓋6の外側に回動自在に取着される扉(外蓋)7とから構成されている。各分岐開閉器4の露出部の近辺に需要場所表示札19を設けている。
【0019】
箱体2は、鉄板を折曲形成して一面に開口を有する形状に形成され、内部には、さらに図2に示すように、主幹開閉器3に送りバー8を介して電気的に接続される主幹バー9と、主幹開閉器3と分岐開閉器4をそれぞれ搭載する第1の基板(固定部材)10と、第2の基板(固定部材)11とが収納されている。
【0020】
主幹開閉器3及び分岐開閉器4は、それぞれハンドル3b、4bを突出させた開閉操作面3a、4aが開口側となるよう箱体2に収納されている。主幹開閉器3は、図2において、入出力端子が箱体2の上下方向となるよう箱体2上部に配置され、固定部材10に取着されてその開閉操作面3aが中蓋6の第1の窓孔6aに臨んでいる。
【0021】
分岐開閉器4は、主幹バー9の長手方向に対して直交する方向で主幹バー9の両側、かつ箱体2下部側に複数個並設されている。そして、ハンドル4bを突出させた開閉操作面4aが開口側となるよう固定部材11に取着され、その開閉操作面4aが中蓋6の第2の窓孔6bに臨んでいる。そして、分岐開閉器4のプラグイン接続部が主幹バー9にプラグイン接続され、主幹バー9を介して主幹開閉器3に電気的に接続されている。主幹バー9は、端部で主幹バー支柱20により支持され、送りバー8部は絶縁シート21で覆われ、送りバー8側と反対側の主幹バー9の分岐開閉器4が接続されていない露出部は、窓孔塞ぎ部材5で覆われるようになっている。
【0022】
窓孔塞ぎ部材5は、合成樹脂等の絶縁材料により形成され、図3乃至図5に示すように、分岐開閉器4の開閉操作面4aと略同一形状大きさで、後述する中蓋6の第2の窓孔6bの一部に箱体2内から臨む突部12を本体部5aに形成している。また、この突部12の形成された面側の本体部5aの長手方向に中蓋当接段部13を形成し,この中蓋当接段部13に続いて本体部5aから長手方向に突出させて覆い片14を形成している。さらに、突部12を挟んで覆い片14が突出した側と反対側の本体部5aの角部に取着操作部15を形成している。この突部12を第2の窓孔6bの一部に臨ませた状態で、分岐開閉器4を固定する固定部材11の引掛爪(係合部)11a及び係止部付き板バネ11b間に着脱自在に固定可能なように、分岐開閉器4の底部に固定部16,16を長手方向に突出している。
【0023】
また、窓孔塞ぎ部材5の底面の長手方向の端部には、第1リブ出し部17a、第2リブ出し部17bを形成し、窓孔塞ぎ部材5を固定部材11に取着する際の位置決めができるとともに、主幹バー9の長手方向でも窓孔塞ぎ部材5の位置ずれを防止している。本実施の形態の窓孔塞ぎ部材5は、袋状の凹部を形成していないので、金型を窓孔塞ぎ部材の短手方向のみの割り型で、サイドコア無しのものとすることができ、安価な金型とすることができる。
【0024】
窓孔塞ぎ部材5の突起部12は、分岐開閉器4の開閉操作面4aと略同一形状の大きさに形成され、図1に示すように、中蓋6を閉じた状態で第2の窓孔4aから箱体2外部から視認可能となっており、分岐開閉器4を取り外したときに生じる第2の窓孔4aの隙間(一部)を塞ぐようにされている。
【0025】
窓孔塞ぎ部材5の中蓋当接段部13は、突部12に続いて長手方向に、これより低い段付きに形成され、突部12が窓孔4aに臨んだ際に中蓋6の裏面に位置するようにされている。
【0026】
覆い片14は、窓孔塞ぎ部材5の主幹バー9の側に各分岐開閉器4の開閉操作面4aよりも僅かに低い中蓋当接段部13の延長部として、本体部5aから庇状に突出して形成され、主幹バー9の上方(開口側)でその短手方向幅の略半分を覆うようにされている。
【0027】
取着操作部15は、窓孔塞ぎ部材5の主幹バー9から遠い方の側に、分岐開閉器4の開閉操作面4aよりも僅かに低い中蓋当接段部13の延長部として形成されている。窓孔塞ぎ部材5を第2の固定部材11に取着する際に、取着操作部15は固定部材11の係止部付き板バネ11bの係止部11cの略真上に達するようにされている。
【0028】
第2の固定部材11の窓孔塞ぎ部材5を取着する受け部は、図6および図7に示すように、主幹バー9側に位置する係合部11aと、主幹バー9から離れた側に位置する係止部付き板バネ11bと、を含んで構成されている。係止部付き板バネ11bには係止部11cが形成され、窓孔塞ぎ部材5の固定部16が係合部11aと係止部付き板バネ11b間に、係止部付き板バネ11bのバネの付勢力に逆らって嵌められると、窓孔塞ぎ部材5は強固に取着され、簡単には取り外せないようにされている。また、固定部材11の係合部11a側には、窓孔塞ぎ部材5の底面の第1リブ出し部17aに対応する部分に第1リブ嵌入部18aが長手方向に大きめに設けられている。また、係止部付き板バネ11b側には、第2リブ出し部17bに対応する部分には第2リブ嵌入部18bが設けられている。
【0029】
これにより、窓孔塞ぎ部材5の底面部のリブ出し部17a、17bと固定部材11の嵌入部18a、18bとを、窓孔塞ぎ部材5を固定部材11に取着する際の位置決めに利用できる。
【0030】
中蓋6は、箱体2同様に一枚の鉄板を折曲して形成され、図1に示すように、主幹開閉器3及び分岐開閉器4の開閉操作面3a、4aを外部に露出させる第1及び第2の窓孔6a、6bを有し、各開閉操作面3a、4aを外部に露出させた状態で箱体2の開口を塞ぐことができるようになっている。したがって、この中蓋6を開かずに主幹開閉器3及び分岐開閉器4のハンドル3b、4bを開閉操作することがてきる。第1の窓孔6aは、主幹開閉器3単体の開閉操作面3aが臨むような大きさに形成されており、主幹開閉器3が2つ以上になったときには、主幹開閉器単体毎に形成される。第2の窓孔6bは、図1に示すように、主幹バー9より左側の分岐開閉器4の開閉操作面4aがまとめて臨むとともに主幹バー9より右側の分岐開閉器4の開閉操作面4aがまとめて臨むように2つ形成されている。
【0031】
外蓋7は、箱体2、中蓋6と同様に1枚の鉄板を折曲して形成され、図1に示すように、箱体2の一方側で回動自在に支持されるとともに箱体2の他方側で閉じた状態に係止される。
【0032】
なお、本実施の形熊では、主幹バーの両側に分岐開閉器を複数個づつ並設しているが、主幹バーの一方側にのみ分岐開閉器を複数個並設しても良く、この場合第2の窓孔が1つになる。また、分岐開閉器は、電源側の主幹バーにのみ電気的に接続される2極型のもののみでなく、1極型のものを並設したものでも良い。また、本実施の形態では、第2の窓孔は2つ形成されているが、複数個並設された分岐開閉器ブロックが所定間隔離れているときには、2つ以上とあつても良い。さらに、主幹開閉器と分岐開閉器とのモジュールを統一して第1の窓孔と第2の窓孔とを連続して一つの窓孔としてもよく、この場合、一つの窓孔の一部が第1の窓孔に相当し、その残部が第2の窓孔に相当する。
【0033】
【発明の効果】
請求項1記載の分電盤にあっては、窓孔塞ぎ部材自体が主幹バーの短手方向幅の略半分を開口側で覆う覆い片を有しているので、従来のように主幹バーに別体の絶縁キャップを装着する必要が無く、窓孔塞ぎ部材を固定部材に取着するだけでよく、組立が簡単で確実に手早く行え、かつコストダウンを図ることができ、また、中蓋を外した状態であっても箱体の開口側からは充電部の主幹バー表面は覆い片で覆われ、充電部が箱体開口側に露出することが無く感電防止を図ることができ、よって、分岐開閉器の欠落する箇所の見栄えや安全性の向上、全体の組立性の向上を図ることができる。
【0034】
さらに、請求項記載の分電盤にあっては、請求項1記載の効果に加え、窓孔塞ぎ部材の底面部のリブ出し部と固定部材の嵌入部とを窓孔塞ぎ部材を固定部材に取着する際の位置決めに利用できるとともに、窓孔塞ぎ部材を合成樹脂により成形する際の金型を窓孔塞ぎ部材の短手方向のみの割り型のサイドコア無しの安価な金型とすることができる。しかも、窓孔塞ぎ部材の前記主幹バーの長手方向への位置ずれを防止できる。
【0035】
さらに、請求項記載の分電盤にあっては、請求項1または2記載の効果に加え、窓孔塞ぎ部材が充電部である主幹バーに接触ないので、主幹バーの発熱による影響を受けにくく、しかも耐トラッキング性に優れ、また固定部材への窓孔塞ぎ部材の取着時に覆い片の先端が主幹バーに当接するような干渉を回避できる。
【0036】
請求項記載の分電盤にあっては、窓孔塞ぎ部材の取着操作部が、係止部付き板バネの係止部の略真上位置にまで達しているので、請求項1ないし3いずれかに記載の効果に加え、固定部材への窓孔塞ぎ部材の取着操作力が少なくて良く、窓孔塞ぎ部材が取り付けし易く、組み付け性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分電盤の一実施形態を示す正面図である。
【図2】その中蓋を外した状態を示す正面図である。
【図3】その分岐開閉器と窓孔塞ぎ部材を並設して固定部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図4】その窓孔塞ぎ部材を示す斜め上方から見た斜視図である。
【図5】窓孔塞ぎ部材を示す斜め底面側から見た斜視図である。
【図6】窓孔塞ぎ部材を取着する取付部材を説明する図で、同図(a)は固定部材の取付部の平面図、同図(b)は同図(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図7】窓孔塞ぎ部材の取付状態を示す断面図である。
【図8】従来例の分電盤の窓孔塞ぎ部材を示す斜視図である。
【図9】従来例の分電盤の主幹バーを絶縁キャップで絶縁する状態を示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のA−A線沿にう断面図である。
【符号の説明】
1 分電盤
2 箱体
3 主幹開閉器
4 分岐開閉器
5 窓孔塞ぎ部材
6 中蓋
6a 第1の窓孔
6b 第2の窓孔
7 外蓋
8 送りバー
9 主幹バー
10 第1の基板(固定部材)
11 第2の基板(固定部材)
11a 引掛爪(係合部)
11b 係止部付き板バネ
11c 係止部
12 突部
13 中蓋当接段部
14 覆い片
15 取着操作部
16 固定部
17a 第1リブ出し部
17b 第2リブ出し部
18a 第1嵌入部
18b 第2嵌入部

Claims (2)

  1. 主幹開閉器およびこの主幹開閉器に電気的に接続される主幹バーの両側に長手方向に複数の分岐開閉器を併設し、この各分岐開閉器のプラグイン接続部を主幹バーにプラグイン接続し、各分岐開閉器が固定部材を介して取着された状態で主幹開閉器および各分岐開閉器の開閉操作面を開口側として収納した一面に開口を有する箱体と、主幹開閉器の開閉操作面が臨む第1の窓孔および各分岐開閉器の開閉操作面がまとめて臨む第2の窓孔を有した中蓋とを備え、分岐開閉器の非配設位置に対応する第2の窓孔の一部を窓孔塞ぎ部材で塞ぐようにした分電盤において、
    前記窓孔塞ぎ部材は、分岐開閉器の開閉操作面と略同一形状の大きさで第2の窓孔の一部に箱体内から臨む突部と、この突部を第2の窓孔の一部に臨ませた状態で分岐開閉器を固定する固定部材に取着可能な固定部と、主幹バーの短手方向幅の略半分を開口側で覆う覆い片とを有し、各分岐開閉器に併設した状態で箱体に対して固定し
    前記窓孔塞ぎ部材の底面部にリブ出し部を設け、前記固定部材には前記リブ出し部が嵌入する嵌入部を設け、
    前記窓孔塞ぎ部材の固定部が前記固定部材に取着されたときに、前記窓孔塞ぎ部材の本体部および前記窓孔塞ぎ部材の覆い片は、前記窓孔塞ぎ部材が前記主幹バーに接触しないように前記主幹バーから空間をもって分離するようにしたことを特徴とする分電盤。
  2. 前記固定部材は主幹バー側に位置する係合部と主幹バーから離れた側に位置する係止部付き板バネとを含んで構成され、前記窓孔塞ぎ部材は前記窓孔塞ぎ部材の主幹バーから遠い方の側に各分岐開閉器の開閉操作面よりも僅かに低い中蓋当接段部の延長部として前記係止部付き板バネの係止部の略真上に達する取着操作部を有していることを特徴とする請求項1に記載の分電盤。
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