JP2016073123A - 収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】蝶番装置を使用することなく扉を開いた状態で保持させる機能を有する収納箱を提供する。
【解決手段】収納箱10は、箱本体の本体カバー30に対して、可動連結部50によって閉位置と開位置との間を揺動可能に軸支された扉20を備えている。そして、扉20が開位置にあるときに係合凸部22と係合爪部32とが係合して扉20が起立状態に保持される一方、扉20が閉位置にあるときに係合凸部22と係合爪部32との係合は解除されており、かつ、扉20が開位置と閉位置との間を移動するときに係合凸部22が係合爪部32を変形させるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気機器を収納するための収納箱に関する。
電気機器を収納する収納箱において、作業性を高める等の観点から扉を開いた状態で保持させる機能を有するものが知られている。
例えば、特許文献1では、扉を開状態で支えることが可能で、通常のものと操作感も極端に違わない分電盤扉の蝶番装置が開示されている。このものでは、蝶番装置は、扉側の蝶番金具と、枠体側の蝶番金具と、これらの蝶番金具同士を連結する軸と、扉側の蝶番金具側に設けられた当接部と、一端が枠体側の蝶番金具側に支持された支持板とによって構成されている。
特開平9−271112号公報
しかしながら、従来の蝶番金具を用いた蝶番装置は、部品点数が多く、かつ、扉及び枠体への組み付けが面倒であるという課題がある。
上記の点に鑑み、本発明は、蝶番金具のような蝶番装置を使用することなく、扉を開いた状態で保持させる機能を有する収納箱を実現することを目的とする。
本発明に係る収納箱は、箱本体に対して、可動連結部によって閉位置と開位置との間を揺動可能に軸支された扉を備えており、扉が開位置にあるときに係合凸部と係合爪部とが係合して扉が起立状態に保持される一方、扉が閉位置にあるときに係合凸部と係合爪部との係合は解除されており、かつ、扉が開位置と閉位置との間を移動するときに係合凸部が係合爪部を変形させる(撓ませる)ようにした。
すなわち、本発明の一態様では、操作部を有する電気機器を収納する収納箱であって、前記電気機器が取り付けられ、前記電気機器の操作部が露出される開口を有する箱本体と、前記開口を覆う扉と、前記箱本体及び前記扉の一方に一体的に設けられる軸部と、他方に一体的に設けられ、該軸部を揺動可能に支持する軸受部とを有する可動連結部と、前記箱本体及び前記扉の一方に一体的に設けられる係合凸部と、前記箱本体及び前記扉の他方に一体的に設けられ、前記係合凸部との係合により弾性変形が可能な係合爪部とを備え、前記扉は、前記可動連結部によって前記開口を覆う閉位置と前記箱本体から起立する開位置との間を揺動可能に軸支されており、前記扉が前記開位置にあるときに前記係合凸部と前記係合爪部とが係合して該扉が前記開位置(起立状態)に保持される一方、前記扉が前記閉位置にあるときに前記係合凸部と前記係合爪部との係合は解除されており、かつ、前記扉が前記開位置と前記閉位置との間を移動するときに前記係合凸部が前記係合爪部を変形させる(例えば、撓ませる)ように構成されている。
この態様によると、扉は、箱本体/扉に一体的に設けられた可動連結部(軸部/軸受部)によって、閉位置と開位置との間を揺動可能に軸支されている。さらに、扉は、箱本体/扉に一体的に設けられた係合凸部と係合爪部との係合によって、箱本体に対して開位置(起立状態)に保持することが可能に構成されている。すなわち、本態様の収納箱は、蝶番金具のような蝶番装置を使用することなく、箱本体/扉に一体的に設けられた係合凸部/係合爪部の作用(係合)により、扉を開いた状態で保持させる機能を有している。これにより、従来の蝶番装置が有していた機能を本体ケース及び扉によって実現することができ、部品点数を削減することができる。
さらに、可動連結部(軸部/軸受部)と、係合凸部/係合爪部とがそれぞれ独立して設けられているため、可動連結部による扉の揺動動作と、係合凸部/係合爪部による係合及びその解除動作とが互いに干渉しないようにすることができる。例えば、扉の開位置から閉位置への移動に際して、係合凸部が係合爪部を変形させて(例えば、撓ませて)その係合を解除するときに、この係合解除動作が扉の揺動動作を干渉しないようにすることができる。これにより、扉の揺動時におけるがたつきや可動連結部の軸部が軸受部から外れること等を防止することができるとともに、扉のスムーズな揺動動作を確保することができる。
また、上の態様の収納箱において、複数の前記可動連結部が前記軸部の軸方向(以下、単に軸方向ともいう)に離間するように設けられており、前記複数の可動連結部は、前記係合凸部及び前記係合爪部よりも前記軸方向の両外側に配置されている、ように構成されていてもよい。
この構成によると、係合凸部と係合爪部とによる係合動作及びその解除動作は、可動連結部の軸方向内側で行われるため、可動連結部の軸部と軸受部との連結部分のぶれによる影響を低減させることが可能になる。これにより、上記の係合動作(解除動作)が可動連結部の軸方向外側で行われる場合と比較して、係合凸部と係合爪部とが安定的な位置であたるようにすることができる。すなわち、係合凸部と係合爪部との係合時のあたり位置(解除時のあたり位置)を安定化させることができる。さらに、可動連結部が、係合凸部及び係合爪部より軸方向外側に設けられていることにより、扉の揺動時において回転軸に対して力が伝わりやすく、可動連結部(扉)のがたつきやぶれが生じにくくなる。
また、上の態様の収納箱において、前記係合凸部及び前記係合爪部は、それぞれ、前記箱本体又は前記扉から起立しており、前記扉が前記開位置にあるときに前記係合凸部と前記係合爪部との先端部同士が係合し、かつ、前記扉が前記開位置と前記閉位置との間を移動するときに前記係合凸部の先端部が前記係合爪部の先端部を前記軸部の軸方向に押して変形させる(例えば、撓ませる)、ように構成されていてもよい。
この構成によると、扉の開閉動作において、係合凸部と係合爪部との先端部同士があたって、係合凸部と係合爪部との係合及びその解除が行われる。これにより、開位置において係合凸部と係合爪部とが係合した係合状態から係合爪部が変形させられた(例えば、撓ませられた)後、その係合が解除された係合解除状態までの間で係合爪部が変形している(例えば、撓んでいる)期間を短くすることができる。上記の係合爪部が変形している(例えば、撓んでいる)期間が長い場合(例えば、係合凸部の機能を本体カバーの壁面等で実現する場合)、係合爪部の弾性力を強めると扉のスムーズな開閉が阻害される場合がある。一方で、本態様の構成は、係合爪部が撓んでいる期間が短いため、係合爪部の弾性力を強めても扉のスムーズな開閉が阻害されない。これにより、長期間の使用においても、経年劣化や継続使用によって弾性力が弱まって扉の起立保持状態が保てなくなることを防ぐことができる。
また、上の態様の収納箱において、前記扉は、該扉に設けられた前記軸部又は前記軸受部と、該扉に設けられた前記係合凸部又は前記係合爪部との間において、前記軸部の軸方向と直交する方向に切り欠かれている、ように構成されていてもよい。
この構成によると、可動連結部による扉の揺動動作と、係合凸部/係合爪部による係合及びその解除動作との間の干渉をより確実に防ぐことができる。
本発明によれば、扉を開閉位置間で揺動可能にする機能及び扉を開位置(起立状態)に保持する機能を、箱本体/扉に一体的に設けられた可動連結部、係合凸部及び係合爪部によって実現することができるため、従来技術と比較して部品点数を削減することができる。さらに、可動連結部と係合凸部/係合爪部とがそれぞれ独立して設けられているため、扉の揺動時におけるがたつきや可動連結部の軸部が軸受部から外れること等を防止することができるとともに、扉のスムーズな揺動動作を確保することができる。
さらに、係合凸部と係合爪部との先端部同士が係合したり、係合凸部の先端部が係合爪部の先端部を変形させたり(撓ませたり)するように構成することで、係合爪部が変形している(撓んでいる)期間を短くすることができるため、係合爪部の弾性力を強めても扉のスムーズな開閉が阻害されない。これにより、長期間の使用においても、経年劣化や継続使用によって弾性力が弱まって扉の起立保持状態が保てなくなること防ぐことができる。
実施形態に係る収納箱の斜視図であり、(a)は扉が開位置にある状態を、(b)は扉が閉位置にある状態をそれぞれ示している。 図1(a)を拡大して分解した分解斜視図である。 扉の開閉動作を説明するための側面図である。 図1(a)の領域R1を拡大した破断斜視図であり、扉の開閉動作を説明するための図である。 図1(a)の領域R1を拡大した破断斜視図であり、扉の開閉動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図5を参照しながら説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用範囲あるいはその用途を制限することを意図するものではない。
(収納箱の構成)
図1は実施形態に係る収納箱の斜視図であり、図2は該収納箱の本体カバーと扉との接続部分を拡大した分解斜視図である。図1(a)は後述する収納箱の扉が本体カバーから起立する開位置にある状態を示し、図1(b)は後述する収納箱の扉が本体カバーに設けられた開口を覆う閉位置にある状態を示している。
図1及び図2に示すように、収納箱10は、電気機器(図示しない)が取り付けられる箱本体60と、箱本体60に取り付けられた扉20とを備えている。
箱本体60は、電気機器が取り付けられる基体40と、基体40に取り付けられ、電気機器の操作部が露出する開口部33を有する本体カバー30とによって構成されている。なお、基体40と本体カバー30とは、一体的に構成されていてもよい。また、開口部33には開口部33を覆うパネル(図示しない)が取り付けられて、当該パネルに前記電気機器の操作部が露出する開口部を設ける構成とされていてもよい。
電気機器は、例えば、太陽光発電システム、家庭用燃料電池システム等の連系用遮断器であり、例えば、入力側が太陽光発電システム用のパワーコンディショナーに接続され、出力側が家庭用の分電盤に接続される。なお、電気機器は、遮断器に限定されず、系統切替器、電流制限器(リミッタ)、電力量計等の他の電気機器であってもかまわない。なお、本開示における電気機器は、遮断器のような強電系の電気機器に限定されず、例えば、半導体等の電子部品が搭載された弱電系の電子機器(例えば、タッチパネル式のディスプレイ)や、強電系の電気機器と弱電系の電子機器とを組み合わせたものを含む概念である。
基体40は、前面が開口した矩形箱状であり、後側の背板40aには、電気機器がその操作部(図示しない)が前方向を向くように取り付けられる。また、基体40の背板40aは、住宅等の壁面や屋内外に設置されたポール等にねじ止め等によって固定される。なお、以下の説明において、「前」とは基体40の開口側を、「後」とは基体40の背板40a側を指すものとする。また、「上」及び「下」とは、基体40を住宅の壁面等に設置したときの上側及び下側をそれぞれ指すものとする。また、前後方向及び上下方向に直交する方向を左右方向と呼ぶものとする。
本体カバー30は、矩形枠状であり、側板30bと、側板30bの前側に一体的に設けられた前板30aとを有する。側板30bは、後側から前側に向かって平面状に延びた後に上下左右方向の内側に向かって徐々に傾斜し、その前端に前板30aが連続するように設けられている。この側板30bの後側には、複数の嵌合部(例えば、図3の嵌合部34)が設けられており、基体40の前側には、上記複数の嵌合部に対応するように複数の被嵌合部(例えば、図3の嵌合部41)が設けられている。本体カバー30は、上記複数の嵌合部と被嵌合部とを嵌合させることによって基体40に一体的に装着される。
本体カバー30の開口部33は、前板30aの上下左右の中央部分に設けられており、開口部33の前側に電気機器の操作部が露出されて前側からの操作ができるようになっている。また、前板30aの上端部の左右方向両側には、後方向に向かって凹む凹部30cが形成されている。各凹部30cの左右方向外側の側壁30dの内面には、左右方向内側に向かって突出する軸部31が一体的に突設されている。また、各凹部30cの後側の底板30eの上下左右の中央部分には、前側に向かって起立する係合爪部32が一体的に突設されている。
係合爪部32は、左右方向から見た側面視において前側が幅狭の三角形状であり、底板30eから起立するように一体的に突設されたベース部32aと、ベース部32aの前端部(先端部)に一体的に設けられ、左右方向の内側に突出する係合爪32bとを含む。係合爪32bは、底面視(下側から見た状態、以下同じ)において前端が狭く後側に向かって徐々に広がるような三角形状に構成されている。さらに、ベース部32aの左右方向外側には、上記底板30eから前側に延びる補強板32c(図4参照)がベース部32aと一体に設けられている。この補強板32cは、ベース部32aと底板30eとの接合部分で最も幅が広く、ベース部32aの端側(前側)及び底板30eの上でベース部32aからそれぞれ離れるにつれて幅が小さくなっており、これにより、補強板32cがない場合と比較して、係合爪部32の左右方向の剛性を高めるとともに、係合爪部32が左右方向外側(図4の矢印D1参照)に弾性変形させられた場合における復元力(弾性力)を強めることができるようにしている。このような構成にすることにより、長期間の使用においても、経年劣化や継続使用によって弾性力(弾性変形させられた場合における復元力)が弱まって、開位置において扉の起立保持状態が保てなくなることを防ぐことができる。なお、係合爪32bの底面視の形状は、三角形状に限定されない。例えば、扉20の開閉の際に後述する係合凸部22の係合端部22dによって撓ませられるように構成されていればよく、例えば、底面視において台形状や他の形状であってもよい。
また、前板30aの上端部において、両凹部30c,30c間が凹部30cと連続するように、かつ側面視で円弧状に凹む凹部30fが形成されており、扉20が揺動する際に、上板20cが前板30aにあたらないようにしている。
なお、本開示において端部とは、端だけに限らず、端と端寄りの部位とを包含する概念である。例えば、先端部とは、先端及び先端近傍にある先端寄りの部位の両方を包含する部分(部位)を指すものとし、上端部、前端部、両端部等においても同様とする。
扉20は、本体カバー30の前板30aの全体を覆うように構成されている。20aは、上下左右方向に延びる前板であり、20bは、前板20aの左右両側に一体的に設けられた側板であり、左右方向に向かって徐々に広がるように傾斜している。また、20c/20dは、前板20aの上側/下側に一体的に設けられた上板/下板であり、上方向/下方向に向かって徐々に広がるように傾斜している。なお、扉20は、開位置において、上板20cの一部が本体カバー30の上側の側板30bの一部にあたるように構成されており、開位置を超える揺動をしないようになっている。
軸受板21は、上板20cの左右方向両端部の内側において、凹部30cの側壁30dと略平行になるように上板20cから内方(下方)に向かって一体的に突設されている。軸受板21の先端部における上下方向の中間部分には、軸部31の軸方向(左右方向、以下単に軸方向ともいう)に貫通する貫通孔からなる軸受部21aが形成されている。軸受部21aの直径は、軸部31の直径よりも若干大きくなっている。可動連結部50は、この軸受部21aと、軸部31とによって構成されている。そして、軸受部21aが軸部31を揺動可能に支持することにより、扉20が閉位置と開位置との間を揺動できるようになっている。
また、軸受板21には、扉20が閉位置にある状態で軸受板21の後端を円弧上に切り欠いた切欠部21cと、切欠部21cと軸受部21aとの間において軸部31を案内する案内溝21bとが形成されている。このような構成にすることにより、扉20を本体カバー30に取り付ける際には、扉20の前板20aと本体カバー30の前板30aとを対向させた状態で、上記切欠部21cを軸部31に対して前側から当接させた後、扉20を後側に押し込んで軸部31を案内溝21bで案内しながら軸受部21aに挿入させることにより、簡単に取り付けすることができる。
一方、扉20を一旦取り付けた後は、軸受部21aに軸部31が嵌まり込んでいるため、不用意に扉20が外れてしまうことがない。
なお、扉20が開いている状態では、図4(a)に示すように、案内溝21bは取り付ける時の状態から回転し下側に向かって延びた状態になり、軸部31の案内機能は解除される。このため、扉20の開動作に伴って、扉20に前後方向の力が加わっても扉20の耐外れ性が確保されるから扉20が本体カバー30から簡単に外れないようになっている。
係合凸部22は、軸受板21の左右方向の内側において、軸受板21と略平行になるように上板20cから内方(扉20が開位置にあるときの下方)に向かって一体的に突設されている。係合凸部22は、断面H形状であり、軸受板21と略平行に延びる係合側板22aと、係合側板22aよりも内側(図4,5で左側)において係合側板22aと略平行に延びる係合側板22bと、係合側板22a,22bの前後方向の中間同士を連結する係合連結板22cとを備えている。係合側板22a,22bの先端は、係合連結板22cの下側において切り欠かれ、これにより係合凸部22の先端部には、係合端部22dが形成されている。この係合端部22dは、扉20が開位置と閉位置との間を移動するときに係合爪32bを軸方向外側(図4の矢印D1参照)に押して、係合爪部32を軸方向外側に撓ませるように構成されている。
図4(b)及び図5(b)に示すように、軸受板21と係合凸部22との間は、連結板24によって連結されている。これにより、軸受板21及び係合凸部22の軸方向(左右方向)への強度を高めることができる。また、収納箱を住宅等の壁面や屋内外に設置されたポール等に固定取付した場合に、収納箱の上方から塵埃や雨水が収納箱内部に侵入することを抑制することができる。
一方で、連結板24の係合凸部22側の先端部(図4(b)の下側)には、上下方向に切り欠かれた切欠部24aが設けられている。このように、切欠部24aを設けることによって、仮に係合端部22dが係合爪32bを軸方向外側に押した際の反力で撓んだ場合においても、その影響により軸受部21aと軸部31との係合部分(連結部分)に影響がでないようにすることができる。なお、切欠部24aが設けられる位置及び形状は、図4(b)の位置及び形状に限定されない。例えば、切欠部24aが連結板24の軸受板21側の先端部に設けられていてもよい。また、切欠部24aの切欠の図4における上下方向深さが図4(b)よりも深くてもかまわない。
図1に戻り、扉20の閉位置における下端部には、係合部23が設けられており、本体カバー30の前板30aの下端部には、係合部23と対応する位置に被係合部35が設けられている。そして、扉20が閉位置に揺動された際に、上記係合部23と被係合部35とが係合することにより、扉20は閉位置に保持される。
(扉の開閉動作)
扉20の開閉動作について、図3〜図5を用いて詳細に説明する。
まず、扉20が本体カバー30から起立した位置である開位置(以下、単に開位置ともいう)から、扉20が本体カバー30の開口部33を覆う閉位置(以下、単に開位置ともいう)に移動する際の閉動作について説明する。図3(a)及び図4に示すように、開位置では、係合凸部22の係合端部22dと係合爪部32の係合爪32bとが係合して扉20が起立状態(係合状態)に保持される。具体的には、係合爪32bの前端が係合端部22dの後端を支持して係合端部22dが後方(図3(a)の下方向)に移動しないように保持することにより、扉20が起立状態に保持される。
ここで、扉20に閉位置に向かう方向の力が加えられると、上記係合端部22dにもそれに伴って後側方向の力が加えられる。この係合端部22dに加えられた力によって、係合爪32bが軸方向外側(図4の矢印D1方向側)に押されて、係合爪部32が軸方向外側に撓む。さらに継続して上記の力が加えられると、係合端部22dは、係合爪部32を軸方向外側に撓ませながら、後側に進み、係合端部22dの前端が係合爪32bの後端を通過すると、図3(a)の仮想線及び図5に示すように、係合爪部32は撓ませられる前の状態に戻り、係合端部22dと係合爪32bとの係合が解除された係合解除状態になる。その後、扉20が閉位置まで揺動されると、扉20の係合部23と本体カバー30の被係合部35とが係合することにより、扉20は閉位置に保持される(図3(b)参照)。
次に、扉20が閉位置から開位置に移動する際の開動作について説明する。閉位置にある扉20の下端部(図1(b)で“PUSH”と記載)を前側から押すことにより、扉20の係合部23と本体カバー30の被係合部35との係合が解除される。その後、扉20が閉位置から開位置に向かって揺動させられると、図3(a)の仮想線で示すように、係合端部22dの上端が係合爪32bの下端にあたる。扉20がさらに開位置に向かって揺動させられると、係合爪32bが軸方向外側(図5の矢印D2方向側)に押されて、係合爪部32が軸方向外側に撓む。その後、係合端部22dは、係合爪部32を軸方向外側に撓ませながら、前側に進み、係合端部22dの後端が係合爪32bの前端を通過すると、図3(a)実線及び図4に示すように、係合爪32bの前端が係合端部22dの後端を支持する係合状態になり、扉20が起立状態に保持される。
以上のように、本実施形態によると、扉20は、可動連結部50によって閉位置と開位置との間を揺動可能に軸支されるとともに、係合凸部22と係合爪部32との係合によって開位置で起立状態に保持されるように構成されている。これにより、本実施形態の収納箱10は、蝶番金具のような蝶番装置を使用することなく、扉20の開閉機能及び扉20を開いた状態で保持させる保持機能を実現しており、従来技術と比較して部品点数を削減することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明を好ましい実施形態により説明してきたが、種々の改変が可能である。
例えば、上記の実施形態では、係合凸部22と係合爪部32とは扉20が開位置にあるときに係合して扉20を起立状態に保持するものとしたが、上記開位置に加えて、それ以外の場所で係合するようにしてもよい。例えば、図示しないが、上記開位置に加えて閉位置近傍でも係合するように構成することにより、扉20の係合部23及び本体カバー30の被係合部35を設けなくても、扉20を閉位置に保持することができる。これにより、従来技術と比較してさらに部品点数を削減することができる。
また、係合凸部22と係合爪部32との係合は、それぞれの先端部にある係合端部22dと係合爪32bとの係合によって実現されるものとしたが、これに限定されない。例えば、係合凸部22と係合爪部32との先端部以外の部分同士が係合するようにしてもよく、例えば、係合凸部22及び係合爪部32のいずれか一方の先端部と、他方の先端部以外の部分とが係合するようにしてもよい。
本発明は、収納箱において、蝶番装置を使用することなく扉を開いた状態で保持させることができるため、操作部を有する電気機器を収納する収納箱として極めて有用である。
10 収納箱
20 扉
21a 軸受部
22 係合凸部
31 軸部
32 係合爪部
50 可動連結部
60 箱本体

Claims (4)

  1. 操作部を有する電気機器を収納する収納箱であって、
    前記電気機器が取り付けられ、前記電気機器の操作部が露出される開口を有する箱本体と、
    前記開口を覆う扉と、
    前記箱本体及び前記扉の一方に一体的に設けられる軸部と、他方に一体的に設けられ、該軸部を揺動可能に支持する軸受部とを有する可動連結部と、
    前記箱本体及び前記扉の一方に一体的に設けられる係合凸部と、
    前記箱本体及び前記扉の他方に一体的に設けられ、前記係合凸部との係合により弾性変形が可能な係合爪部とを備え、
    前記扉は、前記可動連結部によって前記開口を覆う閉位置と前記箱本体から起立する開位置との間を揺動可能に軸支されており、
    前記扉が前記開位置にあるときに前記係合凸部と前記係合爪部とが係合して該扉が前記開位置に保持される一方、前記扉が前記閉位置にあるときに前記係合凸部と前記係合爪部との係合は解除されており、かつ、前記扉が前記開位置と前記閉位置との間を移動するときに前記係合凸部が前記係合爪部を変形させるように構成されている
    ことを特徴とする収納箱。
  2. 請求項1記載の収納箱において、
    複数の前記可動連結部が前記軸部の軸方向に離間するように設けられており、
    前記複数の可動連結部は、前記係合凸部及び前記係合爪部よりも前記軸方向の両外側に配置されている
    ことを特徴とする収納箱。
  3. 請求項1または2記載の収納箱において、
    前記係合凸部及び前記係合爪部は、それぞれ、前記箱本体又は前記扉から起立しており、
    前記扉が前記開位置にあるときに前記係合凸部と前記係合爪部との先端部同士が係合し、かつ、前記扉が前記開位置と前記閉位置との間を移動するときに前記係合凸部の先端部が前記係合爪部の先端部を前記軸部の軸方向に押して変形させるように構成されている
    ことを特徴とする収納箱。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の収納箱において、
    前記扉は、該扉に設けられた前記軸部又は前記軸受部と、該扉に設けられた前記係合凸部又は前記係合爪部との間において、前記軸部の軸方向と直交する方向に切り欠かれている
    ことを特徴とする収納箱。

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