JPH1019035A - リッドの開閉構造 - Google Patents

リッドの開閉構造

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JPH1019035A
JPH1019035A JP17235996A JP17235996A JPH1019035A JP H1019035 A JPH1019035 A JP H1019035A JP 17235996 A JP17235996 A JP 17235996A JP 17235996 A JP17235996 A JP 17235996A JP H1019035 A JPH1019035 A JP H1019035A
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cam
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニットベースに開閉可能に設置されるリッ
ドの開閉構造において、リッドの円滑な操作性を確保す
るとともに、スプリングの取付作業性、ユニットベース
の薄肉化を図ることを課題とする。 【解決手段】 リッド40に異形カム面42a,42
b,42cを表面に備えたカム片42を一体成形し、ユ
ニットベース30側に単純形状の板バネ50を設置し、
板バネ50が、カム片42のフラットな異形カム面42
a,42cと当接する際は板バネ50の弾接部53が両
持ち式となり、湾曲状の異形カム面42bと弾接する際
は、板バネ50の弾性部53が片持ち式となるように、
板バネ50に段部51を形成するか、あるいはユニット
ベース30側にリブ36を形成し、片持ち式と両持ち式
に交互に弾性変形する弾性部53を備えた板バネ50を
設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用サンバ
イザに装備されるバニティミラーユニット等に好適なリ
ッドの開閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図14に示すように、乗用車の
補助席前方側に設置される日除け機能を持つ自動車用サ
ンバイザ1に、使い勝手を向上させるために、サンバイ
ザ1の表面側(サンバイザの使用時、補助席乗員と対向
する面側)にバニティミラーユニット2を採用した車種
が多い。
【0003】そして、このバニティミラーユニット2
は、バニティミラー3を取り付けたユニットベース4
と、このユニットベース4に開閉可能に取り付けられ、
バニティミラー3を被覆あるいは露出せるためのリッド
5とから構成されている。
【0004】更に、バニティミラー3の非使用時、並び
に、使用時、それぞれリッド5の閉鎖状態並びに開放状
態でリッド5を保持できるように、図15に示すよう
に、リッド5には異形カム面を備えたカム片6が形成さ
れており、このカム片6に対応する箇所にU字状バネ7
が挿入されており、U字状バネ7の弾性反発力を利用し
て、リッド5を良好な状態で保持するようにしているの
が実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のバ
ニティミラーユニット2においては、開閉リッド5に設
けたカム片6とU字状バネ7との弾接作用により、開閉
リッド5の閉鎖状態並びに開放状態を良好に保持するよ
うにしているが、U字状バネ7の脚片同士をそれぞれ内
方に撓ませた状態でユニットベース4の挿入孔4aから
U字状バネ7を挿入しなければならず、作業が極めて面
倒なものとなり、作業性の低下を招く大きな要因となっ
ている。
【0006】また、U字状バネ7を収容するためのスペ
ースを考慮した場合、この部位の厚みを厚く設定しなけ
ればならず、ユニットベース4全体の厚み寸法に制約を
受け、ユニット2の薄肉化を進めることができないとい
う欠点があった。
【0007】更に、リッド5の回動トルクは、リッド5
の閉鎖時、並びに使用時、それぞれの状態を確実に保持
できるように、回動トルクを大きく設定し、リッド5の
開放、並びに閉鎖操作中は比較的小さな回動トルクを小
さく設定することが望ましいが、従来のU字状バネ7で
は、この回動トルクを良好に制御できず、リッド5の開
閉操作性を改善することも課題となっていた。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、スプリングのユニットベースに対する挿入
作業性を向上させるとともに、ユニットの薄肉化を促進
でき、しかも、良好な回動トルクを付与することができ
るリッドの開閉構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、樹脂成形体からなるユニットベースにヒ
ンジ機構により開閉可能に取り付けられるリッドの開閉
構造において、前記リッドの回転支軸側には、異形カム
面を有するカム片が一体成形されており、リッドの回転
支軸側を収容するユニットベース側には、上記カム片に
対応する箇所に一端側を固定部とした板バネが設定され
ており、板バネの他端側にリッドのカム片と当接し、カ
ム片に反発力を付与する弾性部が設定されていることを
特徴とする。
【0010】ここで、ユニットベースとリッドとのヒン
ジ機構は、リッドの両側にヒンジピンを設定し、ユニッ
トベース側にこのヒンジピンを回動可能に軸受けする軸
受部を設定するようにしても良く、同様に、ユニットベ
ース側の両側に互いに内方に向くヒンジピンを設定し、
リッドの両側にこのヒンジピンを軸受けする軸受部を設
定するようにしても良い。
【0011】また、リッドに一体成形されるカム片は、
ヒンジピンよりやや内側に一体成形されており、このカ
ム片はその表面に異形カム面が形成されている。
【0012】一方、ユニットベース側に設置される板バ
ネは、長手側一端部がユニットベースに固定され、か
つ、他端部がカム片と当接し、カム片に反発力を加える
弾性部として設定されている。
【0013】すなわち、他端部を弾性部とするために
は、板バネの中央部をユニットベース側に向けて突出す
る段部を形成するか、あるいは板バネの中央部にユニッ
トベースに設けた凸部を当接させることにより、他端側
をフリー状態とすることが考えられる。
【0014】また、板バネは、リッドのカム片のフラッ
トな異形カム面と弾接する際は、板バネの弾性部が両持
ち式となり、リッドのカム片の湾曲状の異形カム面と弾
接する際は、板バネの弾性部が片持ち式となることを特
徴とする。
【0015】以上の構成から明らかなように、リッドの
カム片に対応して、板バネが収容されているため、リッ
ドのカム片と板バネの他端側に設けた弾性部が弾接し、
リッドの開閉操作により、カム片の異形カム面が板バネ
の弾性部に当接するため、板バネのスプリング効果によ
り、リッドの開放状態並びに閉鎖状態それぞれの保持を
確実に行なうことができる。
【0016】更に、従来のU字状バネに替えてそれほど
厚みを必要としない板バネを使用したから、ユニットベ
ース側への装着が簡単に行なえ、かつ、板バネの収容ス
ペースも小さくて済む。
【0017】また、板バネの弾性部をリッドのカム片の
異形カム面に対応して、両持ち式,片持ち式に交互に選
択できるようにすれば、回動操作時は比較的軽い力で操
作でき、リッドの閉鎖,開放状態での保持を確実かつ堅
固に行なうことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリッドの開閉
構造を自動車用サンバイザに設置されるバニティミラー
ユニットに適用した各種形態について、添付図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0019】図1は本発明を適用したバニティミラーユ
ニットを装備した自動車用サンバイザを示す正面図、図
2は同バニティミラーユニットを示す斜視図、図3乃至
図6は本発明の第1実施形態を示すもので、図3はリッ
ドの開閉構造を示す断面図、図4は図3に示すリッドの
開閉構造に使用する板バネを示す斜視図、図5並びに図
6はリッドの閉鎖状態並びに開放状態をそれぞれ示す各
断面図である。
【0020】また、図7,図8は本発明の第1実施形態
の変形態様を示すもので、図7(a),(b)は板バネ
を示す各斜視図、図8は図7(a)に示す板バネをユニ
ットベースに固定した状態を示す断面図である。
【0021】更に、図9乃至図12は本発明の第2実施
形態を示すもので、図9はリッドの開閉構造を示す断面
図、図10は同リッドの開閉構造に使用する板バネを示
す斜視図、図11並びに図12はリッドの閉鎖状態並び
に開放状態をそれぞれ示す各断面図、図13は更にその
変形例を示す断面図である。
【0022】まず、図1並びに図2に基づいて、自動車
用サンバイザ10並びにバニティミラーユニットの概略
構成について簡単に説明する。
【0023】図面において、符号10は乗用車の補助席
側に設置される自動車用サンバイザであり、このサンバ
イザ10は、回動用シャフト11の軸廻りに上下方向に
回動可能であり、かつ、回動用シャフト11が車体側に
固定されているブラケット12内に回動可能に挿通され
ているため、回動用シャフト11をブラケット12内で
回動操作させることにより、左右方向に回動可能である
ことから、サンバイザ10は、天井面への格納状態、並
びにフロントウィンドウ及びサイドウィンドウを遮蔽で
きるように上下,左右方向任意位置に回動可能である。
【0024】ところで、本発明は、このようなサンバイ
ザ10に設置されるバニティミラーユニット20に適用
したものであり、バニティミラーユニット20は、図
2,図3に示すように、ポリプロピレン樹脂,ABS樹
脂等の合成樹脂の射出成形体からなるユニットベース3
0と、このユニットベース30に対して開閉可能に取り
付けられ、バニティミラー31の表面側を覆うリッド4
0とから大略構成されている。
【0025】更に詳しくは、ユニットベース30の上部
両側には軸受部32が設置されており、この軸受部32
の軸孔内に、リッド40の回動軸側両側に設置されたヒ
ンジピン41が挿通されていることにより、ユニットベ
ース30に対してリッド40が開閉可能に支持されてい
る。
【0026】そして、このリッド40の内面には、左右
のヒンジピン41のやや内側にカム片42がリッド40
と一体に成形されており、このカム片42は、その表面
に異形カム面42a,42b,42cがそれぞれ形成さ
れている。
【0027】尚、上記異形カム面42a,42cはほぼ
フラット面であり、それらに挾まれた残る異形カム面4
2bは湾曲面に設定されている。
【0028】ところで、リッド40の回動支点側縁部を
収容するようにユニットベース30の上部側には溝部が
形成されているとともに、特に、リッド40のカム片4
2に対応して、図3に示すように、板バネ50を収容す
るスペース33が設定されている。
【0029】図3並びに図4は本発明に係るリッドの開
閉構造の第1実施形態を示すもので、これに使用される
板バネ50は図4に示すように、細長状のフラットな板
バネの中央に段部51を形成し、長手方向の一端側を固
定部52、他端側をリッド40のカム片42と当接する
弾性部53とし、この弾性部53の端末は下方向に折曲
されたフランジ54として形成されている。
【0030】従って、この板バネ50の厚みは段部51
の突出寸法、図中dであり、固定部52には係止孔55
が開設されている。
【0031】尚、この板バネ50は、図3に示すよう
に、ユニットベース30の縦壁部に形成されている挿入
孔34を通して収容スペース33内に挿入され、図示す
るように板バネ50の固定部52の係止孔55が脱落防
止用ピン35に係止することにより、ユニットベース3
0の収容スペース33内に板バネ50が確実に取付固定
される。
【0032】そして、ユニットベース30に取り付けら
れるリッド40のカム片42の所定位置が板バネ50の
弾性部53に弾接し、例えば、図5に示すように、リッ
ド40を閉鎖状態にしてユニットベース30のバニティ
ミラー31を覆う場合には、板バネ50の弾性部53面
に対してリッド40のカム片42はほぼフラット面であ
る異形カム面42aが押圧し、板バネ50のフランジ5
4がユニットベース30の底面に当接するため、板バネ
50は両持ち式となり、板バネ50からの強固な反発力
が異形カム面42aに作用し、リッド40の閉鎖状態を
確実かつ堅固に保持できる。
【0033】次いで、リッド40を開放操作するに従
い、板バネ50の弾性部53面にはリッド40の湾曲状
の異形カム面42bが押圧するが、このとき、図3に示
すように、フランジ54の先端はユニットベース30か
ら離れており、板バネ50は片持ち式となり、板バネ5
0からの理想的な弾発力が得られ、リッド40の円滑な
開閉操作が可能となる。
【0034】更に、図6に示すように、リッド40を略
90゜の開放角度に設定した場合、リッド40のフラッ
トな異形カム面42cが板バネ50の弾性部53面を押
圧し、板バネ50の端末のフランジ54がユニットベー
ス30面に当接し、板バネ50は両持ち式となり、板バ
ネ50からの強固な反発力が作用するため、リッド40
を開放した状態で確実かつ堅固に保持できる。
【0035】以上説明したように、本発明の第1実施形
態においては、板バネ50に段部51を形成し、この段
部51をユニットベース30の収容スペース33底面に
着座させ、梃の原理の支点として作用させることによ
り、板バネ50のスプリング機能を有効に作用させると
ともに、必要とする回動トルクに対応して、板バネ50
を両持ち式,片持ち式と交互に選択できるため、リッド
40の閉鎖状態並びに開放状態を確実かつ堅固に保持で
き、しかも、感触の良い回動操作性が得られるという特
有の効果がある。
【0036】更に、従来のU字状バネに比べ、段部51
の突出寸法dが板バネ50の厚み方向の寸法であり、従
来のU字状バネのように折曲状態を維持しつつ挿入する
必要がなく、ユニットベース30への取付作業性が著し
く向上するとともに、ユニットベース30の収容スペー
ス33の厚み寸法も小さく設定でき、ユニットベース3
0の薄肉化にも貢献でき、コンパクトなバニティミラー
ユニット20の実現が可能になるという利点がある。
【0037】次に、図7,図8は本発明に係る第1実施
形態の各種変形態様を示すもので、使用する板バネは図
7(a),(b)に示すように、より単純な形状とし
た。
【0038】すなわち、板バネ50の固定部52側に切
起し爪56aや係止用フランジ56bを形成し、弾性部
53の端末側にフランジ54を形成した単純形状のもの
を使用している。
【0039】この変形態様においては、段部51を設定
しない代わりに、図8に示すようにユニットベース30
の底面側にリブ36を突設し、板バネ50をこのリブ3
6に当接させることにより、板バネ50が弾性変形する
際の支点を形成したことが特徴である。
【0040】尚、図中符号37は、板バネ50を上側か
ら保持する保持用リブであり、板バネ50がガタツキを
防止する機能を備えている。
【0041】そして、この実施形態においても、リブ3
6に当接する板バネ50部位が支点となり、弾性部53
のスプリング機能、並びにリッド40のカム片42の弾
性作用により、円滑な開閉操作並びに閉鎖状態,開放状
態の強固な保持が行なえ、板バネ50の挿入作業性やユ
ニットベース30の薄肉化に貢献できる等、第1実施形
態と同様の作用効果を備える一方、以下に示す顕著な効
果がある。
【0042】すなわち、板バネ50がより単純な形状に
設定されているため、板バネ50の成形加工性がより簡
易なものとなり、かつ、リブ36の寸法調整をするだけ
でスプリング力の調整が簡単に行なえるという利点があ
る。
【0043】次いで、図9乃至図13に基づいて、本発
明の第2実施形態について詳細に説明する。
【0044】まず、図10に示すように、この第2実施
形態に使用する板バネ50の固定部52はユニットベー
ス30の端末に差込み固定できるように挾持部56、並
びに、係止爪57が形成されている。
【0045】一方、リッド40のカム片42と当接する
弾性部53は、上方に突出する段部として形成され、端
末にフランジ54が設定されている。
【0046】そして、図9に示すように、ユニットベー
ス30の挿入孔34を通して板バネ50の弾性部53を
収容スペース33内に挿入するとともに、挾持部56に
よりユニットベース30のパネル端末38を挾持固定
し、係止爪57を係止凹部39に係合することにより、
板バネ50をユニットベース30に確実に固定するよう
にしている。
【0047】上記、リッド40の閉鎖状態並びに開放状
態をそれぞれ図11,図12に示すように、リッド40
の閉鎖状態においては、リッド40に形成したカム片4
2のフラットな異形カム面42aが板バネ50の弾性部
53面を押圧し、フランジ54がユニットベース30底
面に当接し、異形カム面42aが両持ち式となる板バネ
50の弾性部53面に弾接し、強固なスプリング反発力
によりリッド40の閉鎖状態が確実かつ堅固に保持さ
れ、同様に図12に示すリッド40の開放状態において
も、両持ち式となる板バネ50に確実かつ堅固にリッド
40が保持される。
【0048】また、リッド40の開放操作の途中段階に
おいては、図9に示すように、リッド40のカム片42
における湾曲状の異形カム面42bが板バネ50の弾性
部53面と当接し、このときフランジ54はユニットベ
ース30底面から浮いた状態であり、両持ち式となる板
バネ50により、それほど強固な反発力は作用せず、円
滑な操作が期待できる。
【0049】このように、リッド40の閉鎖状態並びに
約90゜の開放状態では板バネ50が両持ち式に作用
し、かつ、リッド40の開放途中においては板バネ50
が片持ち式に作用するため、U字状バネに比べリッド4
0の閉鎖状態,開放状態を強固に保持でき、しかも、操
作性が著しく向上するという効果がある。
【0050】また、板バネ50をユニットベース30に
取り付けるには、ユニットベース30の端末38に差し
込むように板バネ50を装着すれば良いため、取付作業
性が向上するとともに、板バネ50の収容スペース33
はU字状バネに比べ厚みを著しく小さく設定でき、コン
パクトなユニットベース30の実現が可能になるという
効果がある。
【0051】尚、図13に示すように、板バネ50の挿
入孔34を底面壁部に設定することにより、挿入孔34
を外部に目立たなくして、意匠性を向上させるようにし
ても良い。
【0052】以上説明した各実施態様は、自動車用サン
バイザに設置されるバニティミラーユニット20に本発
明を適用したが、ユニットベース30に対してリッド4
0を開閉可能に設置する構造であれば、特にその用途を
限定するものではない。
【0053】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
【0054】(1)本発明に係るリッドの開閉構造は、
リッドのカム片に対応してユニットベース側に板バネを
設定するというものであるから、従来のU字状バネに比
べ、ユニットベースへの板バネ取り付けが簡単に行な
え、作業性が向上するという効果を有する。
【0055】(2)本発明に係るリッドの開閉構造は、
従来のU字状バネに代えて単純形状の板バネをユニット
ベース側に挿入固定するというものであるから、板バネ
の収容スペースの寸法厚みを少なく設定でき、ユニット
ベースの薄肉化並びにユニットのコンパクト化を達成す
ることができるという効果を有する。
【0056】(3)本発明に係るリッドの開閉構造は、
リッドのカム片に弾接する板バネとしてリッドの閉鎖状
態並びに開放状態では両持ち式となり、リッドの開放途
中では片持ち式となる特異な形状の板バネを設定したも
のであるから、リッドの開閉操作が円滑に行なえ、か
つ、閉鎖状態,開放状態でその姿勢を確実かつ堅固に保
持できるなど、使い勝手が向上するという効果を有す
る。
【0057】(4)本発明に係るリッドの開閉構造は、
U字状バネに代えて単純形状の板バネを使用するため、
板バネの成形加工が簡単に行なえるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるバニティミラーユニ
ットを装備した自動車用サンバイザを示す正面図。
【図2】本発明の一実施形態であるバニティミラーユニ
ットを示す斜視図。
【図3】本発明に係るリッドの開閉構造の第1実施形態
を示す断面図。
【図4】図3に示すリッドの開閉構造に使用する板バネ
を示す斜視図。
【図5】本発明の第1実施形態におけるリッドの閉鎖状
態を示す断面図。
【図6】本発明の第1実施形態におけるリッドの開放状
態を示す断面図。
【図7】本発明の第1実施形態に使用する板バネの変形
態様を示す斜視図。
【図8】図7に示す板バネをユニットベースに取り付け
た状態を示す断面図。
【図9】本発明に係るリッドの開閉構造の第2実施形態
を示す断面図。
【図10】図9に示すリッドの開閉構造に使用する板バ
ネを示す斜視図。
【図11】本発明の第2実施形態におけるリッドの閉鎖
状態を示す断面図。
【図12】本発明の第2実施形態におけるリッドの開放
状態を示す断面図。
【図13】本発明の第2実施形態の変形態様を示す断面
図。
【図14】従来のバニティミラーユニットを装備したサ
ンバイザを示す正面図。
【図15】従来のリッドの開閉構造を示す断面図。
【符号の説明】
10 自動車用サンバイザ 20 バニティミラーユニット 30 ユニットベース 31 バニティミラー 33 収容スペース 34 挿入孔 36,37 リブ 40 リッド 42 カム片 42a,42b,42c 異形カム面 50 板バネ 52 固定部 53 弾性部 54 フランジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形体からなるユニットベース(3
    0)にヒンジ機構により開閉可能に取り付けられるリッ
    ド(40)の開閉構造において、 前記リッド(40)の回転支軸側には、異形カム面(4
    2a,42b,42c)を有するカム片(42)が一体
    成形されており、リッド(40)の回転支軸側を収容す
    るユニットベース(30)側には、上記カム片(42)
    に対応する箇所に一端側を固定部(52)とした板バネ
    (50)が設定されており、板バネ(50)の他端側に
    リッド(40)のカム片(42)と当接し、カム片(4
    2)に反発力を付与する弾性部(53)が設定されてい
    ることを特徴とするリッドの開閉構造。
  2. 【請求項2】 板バネ(50)は、リッド(40)のカ
    ム片(42)のフラットな異形カム面(42a,42
    c)と弾接する際は、板バネ(50)の弾性部(53)
    が両持ち式となり、リッド(40)のカム片(42)の
    湾曲状の異形カム面(42b)と弾接する際は、板バネ
    (50)の弾性部(53)が片持ち式となることを特徴
    とする請求項1記載のリッドの開閉構造。
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JP2011089637A (ja) * 2009-09-25 2011-05-06 Katoh Electrical Machinery Co Ltd 電子機器の開閉装置並びに電子機器
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