JP5372882B2 - 目隠しキャップの装着構造 - Google Patents

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本発明は、目隠しキャップの装着構造に関し、特に、取付基体(例えば、車両のドア)に固定するための固定子の先端部(例えば、ネジの頭部)を収容する収容凹部を有する内装部品(例えば、単なる内装部品は勿論のこと、ドアインサイドハンドルを支持するベース等の内装機能部品を含む)と、前記収容凹部の開口を開閉可能な蓋部を有する目隠しキャップとを備えている目隠しキャップの装着構造に関する。
この種の目隠しキャップの装着構造は、例えば、下記特許文献1に示されている。下記特許文献1に記載されている目隠しキャップの装着構造においては、前記目隠しキャップが、前記蓋部の裏側周縁部分から突設されて先端部にて前記収容凹部の周壁面一側に開設された取付孔に仮保持可能であり仮保持状態では前記蓋部が前記収容凹部の開口を開放した開放状態から前記収容凹部の開口を閉塞した閉塞状態までの範囲で板厚方向にて回転可能な板状のヒンジ脚片を備えるとともに、前記蓋部が前記ヒンジ脚片の板厚方向に回転される際に回動先端となる部位の蓋部裏面に設けられて前記収容凹部の周壁面他側に開設された係止孔に対して弾性的に係合・離脱可能な係止片を備えている。
特開2009−243150号公報
(発明が解決しようとする課題)
ところで、上記した特許文献1に記載されている目隠しキャップの装着構造では、目隠しキャップにおけるヒンジ脚片の側縁に、内装部品における取付孔の壁面に形成された係止段部に係止して取付孔からの脱離を規制する係止突起が設けられている。この場合において、係止突起が設けられている部分の幅と、係止突起が設けられている部分を収容する取付孔の幅が同じ幅に形成されている。このため、目隠しキャップのヒンジ脚片は、内装部品の取付孔に対して脱離を規制された状態で、自由に移動可能であり、目隠しキャップの蓋部が開放状態であるときにも、ヒンジ脚片は取付孔に対して、係止突起が係止段部から離れる方向に、自由に移動可能である。これにより、目隠しキャップの蓋部は、開放状態から閉塞状態に向けて自由に移動可能であって、開放状態で保持され難く、収容凹部の開口における固定子の脱着作業空間に入り込む(倒れ込む)おそれがある。
(課題を解決するための手段)
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、取付基体に固定するための固定子の先端部を収容する収容凹部を有する内装部品と、前記収容凹部の開口を開閉可能な蓋部を有する目隠しキャップとを備えていて、前記目隠しキャップが、前記蓋部の裏側から突設されて先端部にて前記収容凹部の周壁面一側に開設された取付孔に仮保持可能であり仮保持状態では前記蓋部が前記収容凹部の開口を開放した開放状態から前記収容凹部の開口を閉塞した閉塞状態までの範囲で回転可能なヒンジ脚片と、前記蓋部が回転される際に回動先端となる部位の蓋部裏面に設けられて前記蓋部の閉塞状態にて前記収容凹部の周壁面他側に開設された係止孔に対して弾性的に係合・離脱可能な係止片を備えている目隠しキャップの装着構造において、前記ヒンジ脚片の先端部に弾性変形可能なアンカー部が形成されるとともに、前記取付孔に、前記アンカー部を所要量弾性変形させた状態にて摺動可能に挟持する所定長さの挟持部と、この挟持部の前記収容凹部側端部に形成されて前記アンカー部と当接して前記アンカー部の前記収容凹部側への移動を規制するストッパ部が形成されていて、前記目隠しキャップの前記蓋部が開放状態であるときには、前記アンカー部が前記挟持部にて挟持された状態で前記ストッパ部に当接し、前記目隠しキャップの前記係止片が前記係止孔に係合するときには、前記アンカー部が前記挟持部による挟持を解かれているように設定されていることに特徴がある。
(発明の作用効果)
本発明による目隠しキャップの装着構造では、目隠しキャップの蓋部が開放状態であるとき、アンカー部が挟持部にて挟持された状態(所定の摺動抵抗を付与された状態)でストッパ部に当接しているため、目隠しキャップのアンカー部が内装部品の取付孔内での無用な移動(ガタつき)を的確に規制される。このため、目隠しキャップの蓋部が開放状態にて的確に保持されて、蓋部が収容凹部の開口における固定子の脱着作業空間に入り込む(倒れ込む)ことを防止することが可能である。これにより、固定子の脱着作業に際して、目隠しキャップの蓋部が邪魔にならず、固定子の脱着作業を良好に行うことが可能である。
また、本発明では、目隠しキャップの係止片が内装部品の係止孔に係合するとき、アンカー部が挟持部による挟持を解かれているように(挟持部によって摺動抵抗を付与されないように)設定されているため、このときには、目隠しキャップのヒンジ脚片が内装部品の取付孔内を円滑に移動する。このため、目隠しキャップの蓋部にて収容凹部の開口を閉塞する際の操作フィーリング(目隠しキャップの係止片が内装部品の係止孔に弾性的に係合する際のスナップ感)を良好とすることが可能である。
上記した本発明の実施に際して、前記アンカー部が前記挟持部にて挟持された状態で前記ストッパ部に当接しているときに、前記ヒンジ脚片の中間部と面当たりして前記蓋部の開口開き角を直角以上にする斜面が前記取付孔の上壁部分に形成されていることも可能である。この場合には、斜面を設定しない場合に比して、蓋部の開口開き角を直角以上にすることができて、収容凹部の開口における固定子の脱着作業空間を大きく確保することが可能である。
この場合において、前記ヒンジ脚片の先端部に前記アンカー部とは別に突起を設けて、前記アンカー部が前記挟持部にて挟持された状態で前記ストッパ部に当接しているときには、前記突起が前記取付孔の上壁に当接するように設定されていることも可能である。この場合には、挟持部によるアンカー部の挟持、アンカー部のストッパ部との当接、突起の取付孔上壁への当接の協働作用により、ヒンジ脚片の取付孔からの離脱(目隠しキャップの内装部品からの脱落)が的確に防止される。
本発明による目隠しキャップの装着構造の一実施形態(車両のドア内側に組付けられる内装部品に実施した実施形態)を示した図であり、目隠しキャップの蓋部が内装部品(ベース)における収容凹部の開口を開放した開放状態にある図である。 図1に示した目隠しキャップの蓋部が内装部品(ベース)における収容凹部の開口を閉塞した閉塞状態にある図である。 図1および図2に示した目隠しキャップ単体の正面図である。 図3に示した目隠しキャップの右側面図である。 図3に示した目隠しキャップの平面図である。 図1に示した内装部品がグロメットとネジを用いて車両のドア内板に組付けられた状態(目隠しキャップの蓋部が内装部品(ベース)における収容凹部の開口を開放した状態)の要部拡大断面図である。 図6に示した状態での目隠しキャップにおけるヒンジ脚片の先端部と内装部品(ベース)の取付孔の関係を概略的に示した底面図である。 図6に示した目隠しキャップの蓋部にて内装部品(ベース)における収容凹部の開口を閉塞した状態の要部拡大断面図である。 図8の9−9線に沿った断面図である。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図9は、本発明による目隠しキャップの装着構造を車両のドア内側に組付けられる内装部品に実施した実施形態を示していて、この実施形態では、車両のドア内板11(取付基体)にグロメット12とネジ13を用いて組付けられるベース20(内装部品)に、目隠しキャップ30が組付けられている。なお、ベース20は、ドアインサイドハンドル40およびロッキングノブ50を回動可能に支持する内装部品(詳細には、内装機能部品と呼ばれることもある)であり、ネジ13の頭部13aを収容する円柱状の収容凹部21を有している。
ベース20は、例えば、ナイロン、ポリアセタール、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)等の樹脂素材によって形成された樹脂成形品であり、図6および図8に示したように、上記した収容凹部21を有するとともに、取付孔22と係止孔23を有している。収容凹部21は、円筒状の周壁21aと円環状の底壁21bによって構成されていて、これらによって形成された開口Aを目隠しキャップ30の円形状蓋部31によって開放・閉塞可能であり、周壁21aには取付孔22と係止孔23が形成され、底壁21bにはネジ挿通孔24が形成されている。なお、ネジ挿通孔24には、図6、図8、図9に示したようにネジ13の脚部13bが挿通されている。
取付孔22は、目隠しキャップ30のヒンジ脚片32が組付けられる部位であり、収容凹部21の周壁面一側(図1、図2、図6、図8の左側)に開設されていて、目隠しキャップ30を図1および図6に示したように仮保持可能である。係止孔23は、目隠しキャップ30の係止片33が弾性的に係合・離脱可能な部位であり、収容凹部21の周壁面他側(図1、図2、図6、図8の右側)に開設されていて、目隠しキャップ30を図2および図8、図9に示したように装着可能(閉塞状態にて固定可能)である。
目隠しキャップ30は、例えば、PP(ポリプロピレン)等によって形成された弾性変形可能な樹脂成形品であり、上記した蓋部31、ヒンジ脚片32および係止片33を備えるとともに、一対の円弧状支持脚部34を備えている。蓋部31は、収容凹部21の開口Aの内径形状より僅かに小さい外径形状に形成されていて、収容凹部21の開口Aを開放・閉塞可能である。なお、蓋部31が収容凹部21の開口Aを閉塞している状態(図8の状態)でも、開口Aを通して工具(図示省略)を挿入可能であって、同工具(図示省略)にて係止片33を傾動させてベース20の係止孔23から離脱させること(係止片33のベース20に対する係合を解除すること)が可能に構成されている。
ヒンジ脚片32は、目隠しキャップ30における蓋部31の裏側周縁部分から突設されて錨形状の先端部32aにて収容凹部21に開設した取付孔22に図1および図6に示したように仮保持可能であり、仮保持状態では蓋部31が収容凹部21の開口Aを開放した開放状態(図1および図6に示した状態)から収容凹部21の開口Aを閉塞した閉塞状態(図2、図8および図9に示した状態)までの範囲で板厚方向にて回転可能な板状に形成されている。なお、この実施形態では、上記した仮保持状態にて、目隠しキャップ30の蓋部31や支持脚部34等がネジ13の頭部13aと平面視にて重ならないように(ネジ13の脱着に際して目隠しキャップ30が邪魔にならないように)、ヒンジ脚片32の自由状態での形状が図3に示したように蓋部31に対して直角に配置されるように形成されている。
係止片33は、目隠しキャップ30の蓋部31がヒンジ脚片32の板厚方向に回転される際に回動先端となる部位の蓋部裏面に設けられていて、先端部には係合爪33aが形成されている。係合爪33aは、蓋部31の閉塞状態(図2、図8および図9に示した状態)にて収容凹部21の周壁面他側に開設された係止孔23に対して弾性的に係合・離脱可能である。なお、係止片33が設けられている部位の蓋部31には、開口Aを通して工具(図示省略)を挿入する作業を容易にするための切欠31a(図2および図3参照)が形成されている。
各支持脚部34は、図3〜図5に示したように、蓋部31のヒンジ脚片32と係止片33間に在る両裏側周縁部分に設けられていて、所定長さWで所定高さHに形成されている。各支持脚部34の長さWは、蓋部31の閉塞状態(図2、図7および図8に示した状態)にて蓋部31が収容凹部21内に押し込まれたときでも、目隠しキャップ30が収容凹部21内に容易に移動しないように設定されている。また、各支持脚部34の高さHは、係止片33が係止孔23に対して弾性的に係合している状態(蓋部31の閉塞状態)では各支持脚部34の底部が収容凹部21の底壁21b上面に当接する(望ましくは、押し付けられるように圧接する)ように設定されている。また、各支持脚部34は、蓋部31の中心を通ってヒンジ脚片32と係止片33を結ぶ中心線CLに対して対称的に設けられ、係止片33から同係止片33の係合・離脱方向にて所定量D離れて(ヒンジ脚片32に対しては近接するように)設けられている。なお、前記所定量Dは、係止片33が設けられている部分の蓋部31の弾性を考慮して設定されている。
ところで、この実施形態においては、ヒンジ脚片32の先端部32aに図4の左右方向(ヒンジ脚片32の幅方向)にて弾性変形可能なアンカー部(一対のアーム)32a1が形成されるとともに、取付孔22に、アンカー部32a1を所要量弾性変形させた状態にて摺動可能に挟持する所定長さSの挟持部(一対の側壁)22aと、この挟持部22aの収容凹部側端部に形成されてアンカー部32a1と当接してアンカー部32a1の収容凹部側への移動を規制するストッパ部(一対の段部)22bが形成されている。
また、この実施形態においては、目隠しキャップ30の蓋部31が開放状態であるときには、図6と図7の実線で示したように、アンカー部32a1が挟持部22aにて挟持された状態(図7では、挟持部22aにて挟持されて所要量弾性変形するアンカー部32a1の先端部分が弾性変形しない状態で破線にて描かれている)でストッパ部22bに当接し、目隠しキャップ30の係止片33が係止孔23に係合するとき(目隠しキャップ30の蓋部31が閉塞状態であるとき)には、図8と図7の仮想線で示したように、アンカー部32a1が挟持部22aによる挟持を解かれているように、上記した挟持部22aの長さSが所定値に設定されている。
また、この実施形態においては、アンカー部32a1が挟持部22aにて挟持された状態でストッパ部22bに当接しているときに、ヒンジ脚片32の中間部32bと面当たりして蓋部31の開口開き角θを大きくする斜面22cが取付孔22の上壁部分に形成されている。また、ヒンジ脚片32の先端部32aには、アンカー部32a1とは別に突起32a2が設けられていて、アンカー部32a1が挟持部22aにて挟持された状態でストッパ部22bに当接しているときには、突起32a2が取付孔22の上壁22dに当接するように設定されている。(図6参照)
上記のように構成したこの実施形態においては、目隠しキャップ30の蓋部31が開放状態であるとき、アンカー部32a1が挟持部22aにて挟持された状態(所定の摺動抵抗を付与された状態)でストッパ部22bに当接しているため、目隠しキャップ30のアンカー部32a1が内装部品20の取付孔22内での無用な移動(ガタつき)を的確に規制される。このため、目隠しキャップ30の蓋部31が開放状態にて的確に保持されて、蓋部31が収容凹部21の開口Aにおけるネジ13の脱着作業空間に入り込む(倒れ込む)ことを防止することが可能である。これにより、ネジ13の脱着作業に際して、目隠しキャップ30の蓋部31が邪魔にならず、ネジ13の脱着作業を良好に行うことが可能である。
また、この実施形態においては、目隠しキャップ30の係止片33が内装部品20の係止孔23に係合するとき、アンカー部32a1が挟持部22aによる挟持を解かれているように(挟持部22aによって摺動抵抗を付与されないように)設定されているため、このときには、目隠しキャップ30のヒンジ脚片32が内装部品20の取付孔22内を円滑に移動する。このため、目隠しキャップ30の蓋部31にて収容凹部21の開口Aを閉塞する際の操作フィーリング(目隠しキャップ30の係止片33が内装部品20の係止孔23に弾性的に係合する際のスナップ感)を良好とすることが可能である。
また、この実施形態においては、アンカー部32a1が挟持部22aにて挟持された状態でストッパ部22bに当接しているときに、ヒンジ脚片32の中間部32bと面当たりして蓋部31の開口開き角θを大きくする斜面22cが取付孔22の上壁部分に形成されている。このため、斜面22cを設定しない場合に比して、蓋部31の開口開き角θを大きくすることができて、収容凹部21の開口Aにおけるネジ13の脱着作業空間を大きく確保することが可能である。
また、この実施形態においては、ヒンジ脚片32の先端部32aにアンカー部32a1とは別に突起32a2が設けられていて、アンカー部32a1が挟持部22aにて挟持された状態でストッパ部22bに当接しているときには、突起32a2が取付孔22の上壁22dに当接するように設定されている。このため、挟持部22aによるアンカー部32a1の挟持、アンカー部32a1のストッパ部22bとの当接、突起32a2の取付孔上壁22dへの当接の協働作用により、ヒンジ脚片32の取付孔22からの離脱(目隠しキャップ30の内装部品20からの脱落)が的確に防止される。
また、上記のように構成したこの実施形態においては、目隠しキャップ30の係止片33がベース20の係止孔23に対して弾性的に係合している状態(蓋部31の閉塞状態)にて、目隠しキャップ30に設けた各支持脚部34の底部がベース20に設けた収容凹部21の底壁21b上面に当接するように設定されていて、目隠しキャップ30の蓋部31がベース20の収容凹部21内への移動を規制されている。このため、目隠しキャップ30の蓋部31が、閉塞状態にあって、ベース20の収容凹部21内に向けて押し込まれても、目隠しキャップ30の蓋部31は収容凹部21内に移動し難くて、係止片33の係止孔23に対する弾性的な係合が的確に維持される。
また、この実施形態では、目隠しキャップ30の蓋部31に設けた支持脚部34にて、目隠しキャップ30の蓋部31がベース20の収容凹部21内への移動を規制されているため、ベース20の収容凹部21に目隠しキャップ30の収容凹部21内への移動を規制するキャップ支承面(段部)を設ける必要がない。このため、コスト低減のために目隠しキャップ無しの仕様を設定する際に、ベース20の収容凹部21において意匠性を害する部分(段部)が現れず、見栄えが損なわれない。
また、この実施形態では、目隠しキャップ30の各支持脚部34が、ヒンジ脚片32と係止片33を結ぶ中心線CLに対して対称的に設けられ、係止片33から係止片33の係合・離脱方向にて所定量D離れて設けられていて、蓋部31が閉塞状態であるときの目隠しキャップ30の収容凹部21内での支持バランスを良好とすることが可能であるとともに、目隠しキャップ30における蓋部31の各支持脚部34が設けられている部位から係止片33が設けられている部位までの部分に所望の弾性を付与することが可能である。このため、目隠しキャップ30の蓋部31にて収容凹部21の開口Aを閉塞する際の操作フィーリング(目隠しキャップ30の係止片33がベース20の係止孔23に弾性的に係合する際のスナップ感)を良好に設定することが可能である。
また、この実施形態では、図4および図7に示したように、ヒンジ脚片32の段部32a3と、この段部32a3と対向する対向部22eとを備えていて、アンカー部32a1が挟持部22aから開放された状態と、アンカー部32a1が挟持部22aにて挟持された状態との両方の状態において、段部32a3が対向部22eに近接しており、段部32a3が対向部22eに当接して目隠しキャップ30の無用な移動(ガタつき)を抑制可能となっている。
また、この実施形態では、図3および図5に示したように、支持脚部34における収容凹部21の底面21bに当接する側かつ係止片33側の端部には、傾斜部34aが設けられている。詳説すると、傾斜部34aは、蓋部31が収容凹部21を閉塞する際に、支持脚部34がベース20に干渉しない態様にて設けられている。これにより、支持脚部34を係止片33側により近づけて配置可能となる。
上記実施形態においては、本発明を車両のドア内側に組付けられる内装部品(ドアインサイドハンドル40およびロッキングノブ50を回動可能に支持するベース20)に実施したが、本発明は他の車両用内装部品は勿論のこと、車両用内装部品以外の種々な内装部品にも同様にまたは適宜変更して実施することが可能である。
11…ドア内板(取付基体)、12…グロメット、13…ネジ、13a…ネジの頭部、13b…ネジの脚部、20…ベース(内装部品)、21…収容凹部、21a…周壁、21b…底壁、22…取付孔、22a…挟持部、22b…ストッパ部、22c…斜面、22d…取付孔の上壁、23…係止孔、24…ネジ挿通孔、30…目隠しキャップ、31…蓋部、31a…切欠、32…ヒンジ脚部、32a…先端部、32a1…アンカー部(一対のアーム)、32a2…突起、32b…中間部、33…係止片、33a…係合爪、34…支持脚部、A…開口、θ…開口開き角、CL…ヒンジ脚片と係止片を結ぶ中心線

Claims (3)

  1. 取付基体に固定するための固定子の先端部を収容する収容凹部を有する内装部品と、前記収容凹部の開口を開閉可能な蓋部を有する目隠しキャップとを備えていて、
    前記目隠しキャップが、前記蓋部の裏側から突設されて先端部にて前記収容凹部の周壁面一側に開設された取付孔に仮保持可能であり仮保持状態では前記蓋部が前記収容凹部の開口を開放した開放状態から前記収容凹部の開口を閉塞した閉塞状態までの範囲で回転可能なヒンジ脚片と、前記蓋部が回転される際に回動先端となる部位の蓋部裏面に設けられて前記蓋部の閉塞状態にて前記収容凹部の周壁面他側に開設された係止孔に対して弾性的に係合・離脱可能な係止片を備えている目隠しキャップの装着構造において、
    前記ヒンジ脚片の先端部に弾性変形可能なアンカー部が形成されるとともに、
    前記取付孔に、前記アンカー部を所要量弾性変形させた状態にて摺動可能に挟持する所定長さの挟持部と、この挟持部の前記収容凹部側端部に形成されて前記アンカー部と当接して前記アンカー部の前記収容凹部側への移動を規制するストッパ部が形成されていて、
    前記目隠しキャップの前記蓋部が開放状態であるときには、前記アンカー部が前記挟持部にて挟持された状態で前記ストッパ部に当接し、前記目隠しキャップの前記係止片が前記係止孔に係合するときには、前記アンカー部が前記挟持部による挟持を解かれているように設定されていることを特徴とする目隠しキャップの装着構造。
  2. 請求項1に記載の目隠しキャップの装着構造において、
    前記アンカー部が前記挟持部にて挟持された状態で前記ストッパ部に当接しているときに、前記ヒンジ脚片の中間部と面当たりして前記蓋部の開口開き角を直角以上にする斜面が前記取付孔の上壁部分に形成されていることを特徴とする目隠しキャップの装着構造。
  3. 請求項2に記載の目隠しキャップの装着構造において、
    前記ヒンジ脚片の先端部に前記アンカー部とは別に突起を設けて、前記アンカー部が前記挟持部にて挟持された状態で前記ストッパ部に当接しているときには、前記突起が前記取付孔の上壁に当接するように設定されていることを特徴とする目隠しキャップの装着構造。
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