JP5041953B2 - 電気機器収納用箱の蝶番構造 - Google Patents
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Description
図1は、本発明に係る蝶番を用いた電気機器収納用箱を示す斜視図、図2は図1の蝶番部を拡大した斜視図、図3は蝶番の取り付け状態を示す正面図、図4は図3で蝶番ピンを下げた状態を示す正面図であり、図において、1は箱本体、2は扉、3は蝶番、4は蝶番ピンである。
この蝶番構造では、図2〜図4に示すように、扉2の取り付け時には蝶番ピン4を外側に向けスライドさせて扉2の上下端部面から蝶番ピン4を突出させ、これを箱本体側のピン受部5に軸止して扉を回転可能とし、扉2の取り外し時には蝶番ピン4を内側に向けスライドさせて扉2の上下端部面から蝶番ピン4を突出させないようにして、扉2を取り外すように構成されている。
また、ヒンジケース6の上下にクリアランス確保部材を設けてヒンジケース6に蝶番ピン4の上下を入れ換えできる構造として蝶番ピン4を選択的に組み入れることにより上側と下側の蝶番にも適応できる。
なお、14aは蝶番から遠い側の扉2の端部に取り付けられるクリアランス確保部材であり、従来と同様のものである。
なお従来は、クリアランス確保部材として樹脂製のワッシャーをいれていたが、この場合は蝶番ピン4をくぐらせているだけであるので、蝶番ピン4を抜いて扉2を取り外した場合に、ワッシャーが落下して紛失してしまうという問題があったが、軸支持部14bの場合はそのおそれがなく、優れた作業性を発揮できる。
即ち、従来のヒンジケースは板材を折り曲げ形成してスライド部材とし、これをケース内に組み入れて蝶番ピンスライド部を形成しており、組立作業が煩わしいという問題があったが、本発明では2分割されたヒンジケース6、6を合体することにより簡単に筒状の蝶番ピンスライド部7を形成することができる。なお、図中、4aは蝶番ピン4に垂設した操作部でありピン本体と別部材であるが、一体型としてもよく形状もL字状としてもよい。
このように、蝶番ピン4を常にヒンジケース6より突出する側に付勢することで、常に扉2の安定した取り付け状態を維持し、また蝶番ピン4を軸止部9の蝶番ピン4の直径よりも長い距離でブロック状に保持することで安定した保持ができることとなる。
なお、10aは操作部4aを所定位置に係止する屈曲部であり、一体成形されていても、別部材で成形されていてもよいし、長孔10の上下に設けてもよい。
なお、蝶番ピン保持突起10bのような蝶番ピン4を突出状態に保持する機構を設けたものでは弾性部材8を省略することもできる。
この薄板部12はヒンジケース6、6を一体化した際にヒンジケース6の直方体内に収まるように設けられているのでヒンジケース6を扉2に取付ける際に収まりがよいものであるが、薄板部12はヒンジケース6、6を一体化した際にヒンジケース6の側面より出るものでもよい。
また、薄板部12に代えて2分割されたヒンジケース6、6を、一般的な弾性係止爪(図示せず)により連結して一体化したものとすることもできる。
また、扉2の側端部のコ字状折り曲げ部内へのヒンジケース6の取り付けは、図2に示すように、ヒンジケース6の蝶番ピン4の突出側に弾性係止爪6aを設け、蝶番ピン4の後端側にねじ部6bを設けてあるので扉2の折り曲げ壁2bに対し1本のネジ13のみで簡単に行うことができ便利である。
なお、取り付け箇所は両側とも弾性係止爪としてもよいし、その場合、各々の弾性係止爪の延設する方向を90°異ならせておくことが好ましい。弾性係止爪を変形しない突起として扉自体の変形で係合するようにしてもよい。
先ず、図6〜図7に示すように、2分割して成形したヒンジケース6、6を開いた状態とし、この中へ蝶番ピン4とコイルバネからなる弾性部材8をセットする。次に、図5に示すように、ヒンジケース6、6を閉じて一体化し、内部に蝶番ピン4を収納した四角柱状のヒンジケース6とする。この場合、蝶番ピン4とコイルバネの装着は開いた状態にあるヒンジケース6、6内へ載せるだけであり、簡単かつ正確に行うことができる。
これにより、ヒンジケースは両側から支えられる状態となるので、扉2やヒンジケース6に力がかかってもヒンジケースが分離することがなく、また蝶番が破損するおそれもない。
このとき、ヒンジケース6の長孔10には蝶番ピン保持突起10bが設けられており、蝶番ピン4の操作部4aがしっかりと係合するので、蝶番ピン4が下がることがなく扉2を確実に軸止することができ、また操作の節度感および作業性も向上することとなる。
このような実施形態ではヒンジケース6を蝶番ピン4の軸方向で分割したものであるが、軸の上下で分割するようにしてもよいし、軸に対して斜めであってもよい。
一方、蝶番の取り外し手順については、前記の取り付け手順と逆の操作を行えばよいので説明を省略する。
2 扉
2a 開口
3 蝶番
4 蝶番ピン
5 ピン受部
6 ヒンジケース
7 蝶番ピンスライド部
8 弾性部材
9 軸止部
10 長孔
10b 蝶番ピン保持突起
11 合せ部
12 薄板部
14 クリアランス確保部材
Claims (6)
- 扉の上下端部に設けられる蝶番ピンをスライド自在に支持した蝶番ピンスライド部と、箱本体に設けられるピン受部とで構成される扉取り外し可能な電気機器収納用箱の蝶番構造であって、前記蝶番ピンスライド部を形成する合成樹脂製のヒンジケースに、扉のクリアランス確保部材を一体に設けた電気機器収納用箱の蝶番構造において、蝶番ピンをヒンジケースの軸方向に延びる軸止部で受けるものとし、また、2分割されたヒンジケースが、薄板部、または弾性係止爪により連結されて一体に形成されているものとしたことを特徴とする電気機器収納用箱の蝶番構造。
- 蝶番ピンの操作部がスライドする長孔を、分割されたヒンジケースの端面に設けた切り欠きによって、ヒンジケースを合体したときに形成されるものとした請求項1に記載の電気機器収納用箱の蝶番構造。
- 蝶番ピンの操作部がスライドする長孔を、分割されたヒンジケースを合体したときに形成されるヒンジケースの合せ部を含む面に隣接する側面に設けた請求項1に記載の電気機器収納用箱の蝶番構造。
- ヒンジケースの長孔に蝶番ピン保持突起を設けた請求項2または3に記載の電気機器収納用箱の蝶番構造。
- ヒンジケースの対向する2面に長孔を設けた請求項2または3に記載の電気機器収納用箱の蝶番構造。
- 扉の側端部のコ字状折り曲げ部の開口に、ヒンジケースの端部が配置するように設けた請求項1に記載の電気機器収納用箱の蝶番構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007267386A JP5041953B2 (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 電気機器収納用箱の蝶番構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007267386A JP5041953B2 (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 電気機器収納用箱の蝶番構造 |
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JP2009097163A JP2009097163A (ja) | 2009-05-07 |
JP5041953B2 true JP5041953B2 (ja) | 2012-10-03 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Family Cites Families (2)
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JP2000073643A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-07 | Kawamura Electric Inc | 電気機器収納用箱体 |
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2007
- 2007-10-15 JP JP2007267386A patent/JP5041953B2/ja active Active
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JP2009097163A (ja) | 2009-05-07 |
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