WO2016088695A1 - 保持装置 - Google Patents

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Abstract

 保持装置10は、所定の部材を保持するための保持部材14と、保持部材14を支持するケース部材12とを有する。保持部材14は、基部20と、基部20の側方に突出する軸部24とを有する。ケース部材12は、開口41を形成する枠部40と、枠部40の両側縁から対向して立設する一対の側壁部46と、一対の側壁部46の間に形成され、保持部材14をケース部材12の裏側から挿入するための挿入口とを有する。軸孔部44は、側壁部46に形成され、軸部24が挿入される。第1スリット48は、側壁部に形成され、挿入口と軸孔部44の間に位置する。

Description

保持装置
 本発明は、所定の部材を保持するための保持装置に関する。
 車両の後方荷室や座席裏面には、荷物を掛けるためのフック装置が取り付けられる。特許文献1に開示される車両用ハンガーは、車室の内壁面に埋め込まれる収納ケースと、収納ケースの側壁の軸孔に回転可能に支持されるフックを有する。車両用ハンガーは、使用状態では収納ケースの正面開口から張り出し、不使用状態ではフックを回転することで収納ケースに収納する。
 特許文献2に開示される格納式小物掛けは、格納室を有するケースと、ケースに回転可能に支持されるフックとを備える。ケースは、格納室の正面開口と、開口縁に形成されたフランジと、対向する両側壁に形成された一対の軸受孔部とを有する。フックをケースの正面開口に押し込み、フックの両側縁に形成された突状の軸部がケースの軸受孔部に嵌合することで、フックがケースに軸支される。
実開昭61-190730号公報 特開2003-325267号公報
 特許文献2に開示される技術では、フックの両側縁に一対の軸部がケースの正面開口の幅より大きく設けられるため、フックをケースの正面開口へ挿入するとき、軸部に対して正面開口のフランジが挿入抵抗となる。挿入抵抗を小さくするために軸部の突出を短くすると、耐荷重性が低下する。
 本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、保持部の耐荷重性を向上させた保持装置を提供することにある。
 上記課題を解決するために、本発明のある態様の保持装置は、所定の部材を保持するための保持部材と、保持部材を支持するケース部材と、を備える。保持部材は、基部と、基部の側方に突出する軸部と、を有する。ケース部材は、正面にて保持部材を露出させる開口を形成する枠部と、開口の裏側で枠部から立設して対向する一対の側壁部と、一対の側壁部の間に形成され、保持部材をケース部材の裏側から挿入するための挿入口と、側壁部に形成され、軸部が挿入される軸孔部と、側壁部に形成され、挿入口の側縁と軸孔部の間に位置するスリットと、を有する。
 本発明によれば、保持部の耐荷重性を向上させた保持装置を提供できる。
実施形態に係る保持装置を説明するための図である。 背面側からみた保持装置の斜視図である。 保持部材について説明するための図である。 図4(a)は、ケース部材の背面側からみた斜視図であり、図4(b)は、ケース部材の側面図である。 図5(a)は、ケース部材の背面図であり、図5(b)は、ケース部材の平面図である。 ケース部材と保持部材の組み付け工程を説明するための図である。 収容状態の保持装置について説明するための図である。 使用状態の保持装置について説明するための図である。
 図1は、実施形態に係る保持装置10を説明するための図である。図1(a)は引掛部22を収納した状態の保持装置10の斜視図であり、図1(b)は引掛部22を出した状態の保持装置10の斜視図である。また、図2は、背面側からみた保持装置10の斜視図である。ここで各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。
 図1(b)に示すように、保持装置10は、フック状の保持部材14を有し、保持部材14の引掛部22に荷物のグリップや取っ手を引っ掛けることで荷物を保持する。保持装置10は、車室の後方荷室の側壁、ドアの内壁、座席背面等の被取付部材に取り付けられる。
 図1(a)では、引掛部22が出ていない収容状態の保持装置10を示し、図1(b)では、引掛部22が出た使用状態の保持装置10を示す。収容状態の保持装置10では、車室内に引掛部22が張り出しておらず、車内スペースを有効に使うことができる。なお、保持部材14はフック状に限られず、荷物を保持できる形状であれば、他の形状であってよい。
 保持装置10は、車体側に固定されるケース部材12と、ケース部材12に回転可能に支持される保持部材14と、ケース部材12を車体側に固定するためのピン部材16とを有する。
 ケース部材12のフランジ状の枠部40によって開口41が画成される。開口41の裏側にて枠部40の裏面から一対の側壁部46が立設し、各側壁部46に保持部材14を回転可能に支持する軸孔部44が形成される。一対の側壁部46は連結壁部54により連結される。連結壁部54には車体パネルの取付孔に固定するための取付部56が形成される。各側壁部46には円弧状の第1スリット48が軸孔部44を囲んで形成される。側壁部46は保持部材14の収容空間を画成する。
 保持部材14は、ケース部材12の開口41から正面に露出する。保持部材14は、角柱状の基部20と、軸孔部44に挿入される一対の突起状の軸部24と、荷物を掛けるための引掛部22と、使用者が操作する操作部34と、第1スリット48に挿入される一対の突起状の係合部26とを有する。保持部材14に軸部24を形成しているため、軸部24が別体である態様と比べて、コストを抑えることができる。
 ピン部材16は取付部56に押し込むことで、取付部56の一対の係止部56aを接近させ、係止部56aを車体パネルの取付孔の縁から係止解除させる。取付部56の押し込みで取り付けることができ、ピン部材16の押し込みで係止を解除することができるため、保持装置10の取付作業および取り外し作業が容易となる。
 実施例では、保持部材14をケース部材12に組み付ける際、図2に示すケース部材12の挿入口42から、保持部材14をケース部材12の収容空間に挿入する。保持部材14の組み付け時に、枠部40を撓ませることなく裏側の挿入口42から挿入できるため、枠部40の剛性を十分に確保でき、枠部40の表面である意匠面を良好に保つことできる。また、側壁部46に第1スリット48が形成されているため、挿入時に軸部24が側壁部46の間を通る際に側壁部46が撓み、挿入抵抗を抑えることができる。そのため、軸部24を長くして耐荷重性を向上できる。このような保持装置10の各部材について新たに図面を参照して詳細に説明する。
 図3は、保持部材14について説明するための図である。図3(a)は保持部材14の側面図であり、図3(b)は保持部材14の正面図である。保持部材14は、荷物を掛けて保持するために用いられる。
 図3(a)に示すように、第1意匠面30は、第2意匠面32の裏側に位置し、第2意匠面32に対して傾斜する。基部20の第1意匠面30に操作部34が隆起するように形成され、引掛部22は、基部20の正面側の第2意匠面32から基部20に対して張り出すようにフック状に形成される。第1意匠面30および第2意匠面32の間の基部20の一端から回転規制部28が突状に形成される。
 図3(b)に示すように、一対の軸部24が基部20の両側から幅方向外向きに同軸上に突出し、一対の係合部26も基部20の両側から同軸上に突出する。軸部24にはケース部材12への組み付けを容易にするためのテーパ部24aが形成され、係合部26にもテーパ部26aが形成される。軸部24を保持部材14に一体に形成することで、別体の軸を用いる場合と比べて、製造コストを抑え、取付作業を容易にできる。
 図4(a)は、ケース部材12の背面側からみた斜視図であり、図4(b)は、ケース部材12の側面図である。また、図5(a)は、ケース部材12の背面図であり、図5(b)は、ケース部材12の平面図である。ケース部材12は、保持部材14を回転可能に支持し、車体側に固定される。
 枠部40は、矩形状の開口41を形成し、内装パネルの受入孔の縁に引っ掛かるフランジとして機能する。対向する一対の側壁部46は、枠部40の両側の内縁から立設し、底壁部66は、枠部40の下側から立設して、一対の側壁部46を連結する。
 連結壁部54は、開口41に対向して壁状に形成され、一対の側壁部46と底壁部66とに連結する。一対の側壁部46、底壁部66および連結壁部54により、保持部材14の収容空間が形成される。
 取付部56は、車体パネルの取付孔にケース部材12を取り付けるために設けられ、連結壁部54から柱状に突出する。図4(a)および図5(b)に示すように、一対の係止部56aが取付部56の側面に弾性爪体として形成される。一対の係止部56aは、撓み可能であって、車体パネルの取付孔の縁に係止する。
 枠部40を内装パネルの受入孔の縁に引っ掛けて、取付部56を車体パネルの取付孔に固定することで、内装パネルと車体パネルの空間に保持部材14の収容空間を配置でき、車室内のスペースを確保することができる。
 図4(a)および図4(b)に示すように第1リブ58aおよび第2リブ58bは、取付部56を挟んで取付部56の上下に連結壁部54から突出する。第1リブ58aおよび第2リブ58bは、車体パネルに当接する。
 一対のアール部62は、側壁部46の上端側で側壁部46から湾曲し、枠部40から立設する。回転止め部60は、枠部40の上端縁にリブ状に形成され、使用状態において保持部材14の回転止めとなり、保持部材14からトルクを受ける。アール部62より回転止め部60および枠部40の剛性を確保して、耐荷重性を高めることができる。
 挿入口42は、一対の側壁部46の上端の間に形成され、開口41の面直方向に対して傾斜する。傾斜辺64は、挿入口42の側縁であって側壁部46の上端に位置する。挿入口42を傾斜させることで、挿入口42が連結壁部54または底壁部66と平行である場合と比べて開口面積を大きくできる。また、傾斜辺64から軸孔部44までの間隔を短くできる。傾斜辺64は、正面から後方に向かって、すなわち枠部40側から連結壁部54側に向かって、下方の底壁部66に接近する方向に延びる。
 挿入口42により、保持部材14をケース部材12の裏側から挿入できる。挿入口42を開口41とは別に、開口41の裏側に設けることで、保持部材14を開口41から挿入する場合と比べて、保持部材14の軸部24を枠部40に当てて押し込む必要がなく、枠部40の剛性を十分に確保でき、耐荷重性を高めることができる。
 軸孔部44は、各側壁部46の枠部40寄りの位置に形成され、保持部材14の一対の軸部24を回転可能に支持する。第1スリット48は、軸孔部44を囲むように各側壁部46に貫通して円弧状に形成される。
 第2スリット50および第3スリット52は、第1スリット48の径方向外側に、第1スリット48に沿って円弧状に貫通して形成される。第1スリット48と、第2スリット50および第3スリット52とにより、第1帯状部51aと第2帯状部51bが形成される。第1帯状部51aおよび第2帯状部51bは各スリットによって撓みやすくなる。
 第1凸部48aおよび第2凸部48b(これらを区別しない場合は「凸部」という)は、第1帯状部51aおよび第2帯状部51b(これらを区別しない場合は「帯状部」という)に形成され、保持部材14の係合部26を収納位置および使用位置で支持する。凸部は、第1スリット48の両端側の縁にて第1スリット48内に軸孔部44に向かって突出して形成される。係合部26と、凸部が係合する際に、帯状部が撓む。
 第1スリット48は、挿入口42と軸孔部44の間に位置し、第2スリット50は、第1スリット48と挿入口42との間に位置する。これにより、傾斜辺64から軸孔部44までの側壁部46を撓みやすくできる。
 図6は、ケース部材12と保持部材14の組み付け工程を説明するための図である。保持部材14は、ケース部材12の挿入口42から挿入される。保持部材14の一対の軸部24は、図3(b)に示したように幅方向に張り出し、一対の軸部24の先端同士の間隔は、一対の側壁部46の対向間隔より大きい。
 保持部材14は、引掛部22側から挿入口42に挿入されて、軸部24ではテーパ部24aが側壁部46の傾斜辺64に当接する。そして、保持部材14は、軸部24のテーパ部24aで一対の側壁部46を押し広げて、一対の側壁部46の間に入り込み、挿入される。図6には、組み付け時の軸部24の移動軌跡68を示す。軸部24の移動軌跡68上に挿入口42、第2スリット50、第1スリット48、軸孔部44が順に設けられる。
 第1スリット48が挿入口42と軸孔部44の間に位置することで、挿入口42と軸孔部44の間の側壁部46が撓みやすくなり、軸部24が側壁部46の間を通過する際の挿入抵抗が小さくなる。また、第2スリット50が挿入口42と第1スリット48の間に位する。これにより、挿入口42の側縁と軸孔部44の間でこれらのスリットが二重に設けられる。これにより、側壁部46がいっそう撓みやすくできる。また、挿入口42側の側壁部46が撓みやすくすることで、軸部24を長くし、軸部24の軸孔部44へのかかり代を長くすることで、耐荷重性を高めることができる。
 図7は、収容状態の保持装置10について説明するための図である。また、図8は、使用状態の保持装置10について説明するための図である。図7(a)は保持装置10の側面図であり、図7(b)は保持装置10および被取付部材の断面図である。また、図8(a)は保持装置10の側面図であり、図8(b)は保持装置10および被取付部材の断面図である。
 図7(b)および図8(b)には、内装パネル18と車体パネル19を示し、保持装置10の枠部40を内装パネル18の受入孔18aの表縁に当接させ、取付部56を車体パネル19の取付孔19aに挿入した状態を示す。
 保持装置10の車体側への取付作業および取り外し作業について説明する。図7(b)に示すピン部材16は押し込み前の状態であり、図8(b)に示すピン部材16は押し込んだ状態にある。作業者は、保持装置10を内装パネル18の受入孔18aに差し入れて、取付部56を車体パネル19の取付孔19aに挿入すると、取付部56の係止部56aが車体パネル19の取付孔19aに係止して、保持装置10の車体側への固定が完了する。一方で、作業者は、保持部材14を回転させて保持部材14の第1意匠面30を水平にし、開口41に手指や工具を挿入する隙間を設け、開口41から手指や工具を挿入してピン部材16を押し込むと、ピン部材16によって取付部56の一対の係止部56aを接近させ、係止部56aを車体パネル19の取付孔19aの縁から係止解除できる。
 取付部56を押し込むことで保持装置10を固定でき、ピン部材16を押し込むことで係止を解除できるため、取付作業および取り外し作業を容易にできる。また、金属製の車体パネル19に固定することで、樹脂製の内装パネル18に固定するより、保持装置10の固定を安定させることができる。
 図7(a)に示すように、係合部26は、第1スリット48内において、第2凸部48bと第1スリット48の第2端部72bに挟まれて支持される。これにより、保持部材14が収容状態に維持される。係合部26は、保持部材14の回転に応じて第1スリット48内を移動する。図7(b)に示す収容状態の保持部材14に対して使用者が隆起した操作部34を押すと、保持部材14が回転して、引掛部22が出て使用状態に移行する。
 図8(a)に示すように、係合部26は、第1凸部48aと第1スリット48の第1端部72aに挟まれて支持される。これにより、使用状態での保持部材14の回転を抑える。図8(b)に示すように、回転規制部28が枠部40の上端側の回転止め部60に当接する。これにより、保持部材14の引掛部22に加わる荷重を回転止め部60と第1端部72aとにより受け止めることができる。保持部材14の軸部24を枠部40の間を通過することなく保持部材14を組み付けることができるため、枠部40の剛性を十分に確保して、耐荷重性を高めることができる。また、スリットにより撓みやすくした側壁部46を軸部24が通るため、軸部24の軸方向に長くして軸孔部44に十分に掛け、耐荷重性を高めることができる。
 図7(a)に示すように、第1スリット48の幅は、第2スリット50および第3スリット52の幅より大きい。これにより、第1スリット48に挿入する係合部26を大きくでき、使用時での係合部26の耐荷重性を高めることができる。
 図7(b)に示すように、連結壁部54の高さH1は、底壁部66から軸部24までの高さH2より大きい。これにより、第1リブ58aおよび第2リブ58bの間隔を十分に確保して、車体パネル19への固定を安定できる。
 図7(a)に示すように、第1スリット48は、係合部26の係合位置となる第2端部72bより、枠部40側に接近した位置に延び、第1スリット48に沿った第3スリット52も係合部26の係合位置より枠部40側に接近した位置に延びる。これにより、第2凸部48bを撓みやすくして、経時的な使用による劣化を抑えることができる。また、図8(a)に示す第1端部72a側においても第2端部72b側と同様に、第1スリット48および第2スリット50は、係合部26の係合位置より枠部40側に接近した位置に延びる。
 本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
 また、実施例では、係合部26に係合させる被係合部として帯状部に凸部を設ける態様を示したが、この態様に限られない。例えば、被係合部として凸部の代わりに帯状部に凹部を形成してよく、凹部を保持部材14の係合部26に係合させてよい。
 また、実施例では、第1スリット48の径方向外側に第2スリット50および第3スリット52を設ける態様を示したが、この態様に限られない。例えば、第1スリット48と軸孔部44の間に、円弧状の第2スリットおよび第3スリットを形成し、第1スリット48の径方向内側に帯状部を設け、帯状部に軸孔部44から離間する方向に突出する凸部を形成してよい。
 また、実施例では、挿入口42をケース部材12の上面側から連結壁部54に渡って形成する態様を示したが、この態様に限られない。例えば、挿入口をケース部材12の下面側から連結壁部54に渡って形成してよい。挿入口を下側に設ける変形例では、ケース部材12に上壁面が形成され、連結壁部54は上壁面に連続する。この場合であっても、挿入口と軸孔部44の間に第3スリット52および第1スリット48が形成されているため、側壁部46を撓みやすくできる。
 10 保持装置、 12 ケース部材、 14 保持部材、 16 ピン部材、 18 内装パネル、 18a 受入孔、 19 車体パネル、 19a 取付孔、 20 基部、 22 引掛部、 24 軸部、 24a テーパ部、 26 係合部、 26a テーパ部、 28 回転規制部、 30 第1意匠面、 32 第2意匠面、 34 操作部、 40 枠部、 41 開口、 42 挿入口、 44 軸孔部、 46 側壁部、 48 第1スリット、 48a 第1凸部、 48b 第2凸部、 50 第2スリット、 51a 第1帯状部、 51b 第2帯状部、 52 第3スリット、 54 連結壁部、 56 取付部、 56a 係止部、 58a 第1リブ、 58b 第2リブ、 60 回転止め部、 62 アール部、 64 傾斜辺、 66 底壁部。
 本発明は、所定の部材を保持するための保持装置に関する。

Claims (4)

  1.  所定の部材を保持するための保持部材と、
     前記保持部材を支持するケース部材と、を備え、
     前記保持部材は、
     基部と、
     前記基部の側方に突出する軸部と、を有し、
     前記ケース部材は、
     正面にて前記保持部材を露出させる開口を形成する枠部と、
     前記開口の裏側で前記枠部から立設して対向する一対の側壁部と、
     一対の前記側壁部の間に形成され、前記保持部材を前記ケース部材の裏側から挿入するための挿入口と、
     前記側壁部に形成され、前記軸部が挿入される軸孔部と、
     前記側壁部に形成され、前記挿入口の側縁と前記軸孔部の間に位置するスリットと、を有することを特徴とする保持装置。
  2.  前記スリットは、前記挿入口の側縁と前記軸孔部の間で二重に設けられることを特徴とする請求項1に記載の保持装置。
  3.  前記挿入口は、前記開口の面直方向に対して傾斜して形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の保持装置。
  4.  前記保持部材は、前記スリット内で移動可能な係合部をさらに有し、
     前記ケース部材は、前記スリットの縁に形成され、前記係合部に係合して支持する被係合部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の保持装置。
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