JP4958465B2 - 自動車用内装構造およびヘッドライナ内装材 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドライナ内装材の車外側に設置された折り畳み状態のエアバッグが展開するときに該エアバッグをヘッドライナ内装材の端末部と周辺部材との間から車室内に展開させる自動車用内装構造、および、該構造に用いられるヘッドライナ内装材に関する。
自動車には、各種の内装材が設置されている。天井部に配置されるヘッドライナ内装材は、自己支持性のある板状基材を成形してなり、ルーフパネルに対して下方に取り付けられる。ヘッドライナ内装材の乗員室内に面する表面にはファブリック等からなる表皮材が貼り付けられ、意匠性が高められている。ヘッドライナ内装材は、重力によって垂れたり落下したりしないように適宜間隔をおいて複数箇所でルーフパネルに対して係合されて支持され、天井部に設置される。
ヘッドライナ内装材の裏面の一般面に係合具を接着し、該係合具でヘッドライナ内装材をルーフパネルに係合している。また、ヘッドライナ内装材に隣接してピラーパネルに設置されるピラーガーニッシュの縁部やオープニングトリムのリップにヘッドライナ内装材の縁部を載せて支持することにより、ヘッドライナ内装材の端部が垂れ下がらない配置構造にしている。そして、コートフックやアシストグリップやサンバイザやイルミネーションランプなどの各種のアクセサリがヘッドライナ内装材の車室側に設けられている。
カーテンエアバッグは、乗員室から普段は見えないようにヘッドライナ内装材の左右の縁部の背後に沿って設置されるものであり、一定以上の衝撃が感知された場合にインフレータが作動し、カーテンエアバッグが瞬時に膨張して下方に垂下して乗員と左右のドア窓の間でカーテン状に展開され、側方の障害から乗員が保護される。カーテンエアバッグは、下方に膨張する際、ヘッドライナ内装材の端部をピラーガーニッシュやオープニングトリムによる支持から外してヘッドライナ内装材の縁部と車体(ボデー)との間に隙間(出口)を形成し、垂下しながら膨張する。
特許文献1には、同文献の図1に示されるように、ルーフトリム(8)の車外側の面に車体の前後方向に延在する細い溝(9)が設けられ、ルーフトリムの該溝(9)よりも下側に可動部(8a)が形成され、この可動部(8a)の下縁とピラーガーニッシュ(5)の上縁とが突き合わされていることが記載されている。インフレータ(16)が作動してガスが保護バッグ(1)内に供給されると、該バッグ(1)が溝(9)よりも下側の可動部(8a)に突き当たり、可動部(8a)が車室内へ開き出すようになっている。
特開2000−71928号公報
上述した各種アクセサリは、ヘッドライナ内装材の車室側に設けられている。従って、エアバッグ展開時、アクセサリの脱落を確実に防止しながら、ヘッドライナ内装材の端末部の周辺にあるオープニングトリムやピラーガーニッシュ等の周辺部材と該ヘッドライナ内装材の端末部との間からエアバッグを展開させることが望まれている。
本発明は、ヘッドライナ内装材の外観を良好に保ちながら、エアバッグ展開時、アクセサリの脱落を確実に防止しながらヘッドライナ内装材の端末部と周辺部材との間からエアバッグを展開させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、車室の天井部で車体の内側に設けられたヘッドライナ内装材の端末部と該端末部の周辺に設けられた周辺部材とを密接させ、前記ヘッドライナ内装材の車外側に設置された折り畳み状態のエアバッグが展開するときに該エアバッグを前記端末部と前記周辺部材との間から車室内に展開させる自動車用内装構造であって、前記ヘッドライナ内装材は、基層を車外側補強層及び車室側補強層で挟んだ基材における前記車室側補強層に表皮材が積層され、前記ヘッドライナ内装材の端末部には、貫通穴が形成され、該貫通穴を貫通して前記車体に固定されながら該貫通穴の周辺で前記ヘッドライナ内装材の端末部を保持するアクセサリが設けられ、前記ヘッドライナ内装材の端末部には、前記エアバッグが展開するときに破断して前記貫通穴を拡げる切れ込みが車外側の面に形成され、前記切れ込みは、前記ヘッドライナ内装材の端末部において前記車外側の面から厚み方向における前記基層の途中まで切断されて形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、車室の天井部で車体の内側に設けられ、端末部を該端末部の周辺に設けられた周辺部材に密接させて、車外側に設置された折り畳み状態のエアバッグが展開するときに該エアバッグを前記端末部と前記周辺部材との間から車室内に展開させるように形成されるヘッドライナ内装材であって、本ヘッドライナ内装材は、基層を車外側補強層及び車室側補強層で挟んだ基材における前記車室側補強層に表皮材が積層され、前記端末部には、前記車体に固定されながら該端末部を保持するアクセサリを貫通させる貫通穴が形成されるとともに、前記エアバッグが展開するときに破断して前記貫通穴を拡げる切れ込みが車外側の面に形成され、前記切れ込みは、前記端末部において前記車外側の面から厚み方向における前記基層の途中まで切断されて形成されていることを特徴とする。
ヘッドライナ内装材の端末部における車外側の面から厚み方向における基層の途中まで切断されて形成された切れ込みは、エアバッグが展開するときに破断して端末部の貫通穴を拡げる。すると、ヘッドライナ内装材の端末部を保持するアクセサリの車室側の部位が貫通穴を貫通しやすくなるので、エアバッグが展開するときにアクセサリの脱落が確実に防止される。
上記周辺部材には、ピラーガーニッシュ、ドアオープニングトリム、等が含まれる。
ヘッドライナ内装材の端末部と周辺部材とを密接させることには、前記端末部の縁部と周辺部材の縁部とを突き合わせること、周辺部材に形成された溝に前記端末部の縁部を挿入させること、前記端末部の車室側面に周辺部材の縁部を突き合わせること、前記端末部の車室側面と周辺部材の縁部の裏面とを接触させて掛止させること、等が含まれる。また、前記端末部と周辺部材とを密接させる際、前記端末部に取り付けられたヘッドライナ側クリップと車体に取り付けられた車体側クリップとを嵌合させて両者を密接させてもよいし、クリップを用いずに両者を密接させてもよい。
上記切れ込みには、貫通穴に繋がる切れ込み、貫通穴の周辺に形成された切れ込み、等が考えられ、線状の切れ込み、断面V字状の溝、等が考えられる。前記切れ込みの形成方法には、ヘッドライナ内装材の裏面側を鋭利な刃物で切断する方法、ヘッドライナ内装材の成形型に切れ込み用の形状を形成しておいてヘッドライナ内装材の成形と同時に形成する方法、等が考えられる。
本発明によれば、ヘッドライナ内装材の外観を良好に保ちながら、エアバッグ展開時、コートフックやアシストグリップ等のアクセサリの脱落を確実に防止しながらヘッドライナ内装材の端末部と周辺部材との間からエアバッグを展開させることが可能になる。
以下、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)自動車用内装構造の構成:
(2)自動車用内装構造の作用、効果:
(3)変形例:
(1)自動車用内装構造の構成:
図1は本発明の一実施形態に係る自動車用内装構造ST1を採用した路上走行自動車100の内装の要部を示す側面図、図2はエアバッグ80が展開した様子を示す側面図、図3は本発明の一実施形態に係るヘッドライナ内装材10を上面から見て示す平面図、図4は本自動車用内装構造ST1を図3のA1−A1の位置から見て示す垂直断面図、図5は切れ込み30を形成したヘッドライナ内装材の端末部12を車外側からみて示す図、図6と図7はヘッドライナ内装材の端末部12の垂直断面を示す図、図8はコートフック70を組み立てて車体91に固定する様子を示す分解斜視図、図9はエアバッグ展開時のヘッドライナ内装材の端末部の動作を示す垂直断面図である。
本実施形態の自動車100は、道路上で使用されるように設計及び装備されたステーションワゴンタイプの乗用自動車としてあるが、セダンタイプ等にも本発明を適用可能である。また、本自動車は、3列のシート98a,b,cを備えるモータビークルとしているが、2列シートタイプ等のモータビークルにも本発明を適用可能である。
本自動車には、フロントシート98aの前にフロントウインドやインストルメントパネルが設けられるとともに、フロントドア96aの前にAピラー(フロントピラー)、フロントドア96aとリヤドア96bとの間にBピラー(センターピラー)、リヤドア96bの後にCピラー、その後のはめこみの窓の後にDピラー、が天井を支えるために設けられている。本自動車の車体を形成する車体パネル91は、例えば金属製とされ、車室SP1を囲んでいる。
乗降用ドア96a,bの車室SP1側にはドアトリム内装材が設けられ、車室SP1の天井部SP2で車体パネル(車体)91の内側には、単にヘッドライナとも呼ばれるヘッドライナ内装材10が設けられている。
図3と図4に示すように、ヘッドライナ内装材10は、車幅方向D1において、左右の両端末部12,12と、該両端末部12,12の車幅方向D1内側に繋がる本体部11とを有する構成とされている。この本体部11は、車幅方向において、僅かに上に凸とされ、曲率が0に近い(曲率半径R1が大きい)曲線形状とされて、略水平方向に向けて配置されている。各端末部12,12は、本体部11の車幅方向D1の縁部から車幅方向外側へ向かいながら下方へ曲げられた曲率変化部12aと、該曲率変化部における車幅方向の縁部から車幅方向外側へ延出した延出部12bとを有する構成とされている。曲率変化部12aは、車幅方向において、車外側が凸とされ、本体部11の曲率よりも大きい曲率の部分(本体部の曲率半径よりも小さい曲率半径の部分)を有する曲面形状とされている。
また、エアバッグ展開時に端末部12が車室側へ曲がりやすくさせるため、適宜、本体部11と端末部12とを分ける線LI1,LI1の位置において裏面10aに切れ込みが形成される。当該切れ込みは、表面10dに達しないよう、裏面10aにのみ形成される。
ヘッドライナ内装材10の車室SP1側の面10dには、アシストグリップ60、コートフック70、サンバイザ97、ルームランプ、等の自動車用アクセサリが設けられている。ヘッドライナ内装材10には、各アクセサリを貫通させて車体パネルに固定させるための貫通穴22,21,10c,10bが形成されている。本自動車のアシストグリップ60は、前列と第2列の乗員の乗降用のために4箇所設けられている。これらのアシストグリップ60の一部を貫通させる貫通穴22(20)は、ヘッドライナ内装材の車幅方向D1の端末部12に8箇所形成されている。コートフック70の一部を貫通させる貫通穴21(20)は、ヘッドライナ内装材の端末部12に2箇所形成されている。サンバイザ97の一部を貫通させる開口10cは、ヘッドライナ内装材の前側の端部に4箇所形成されている。ルームランプの一部を貫通させる開口10bは、ヘッドライナ内装材の本体部11に2箇所形成されている。
本ヘッドライナ内装材10は、ボルトおよびナットからなるアシストグリップ固定具でアシストグリップ60が車体パネル91に共締めされ、フック固定部92およびねじ73でコートフック70が車体パネル91に共締めされ、サンバイザ97やルームランプ等も車体パネル91に共締めされる。
Aピラーの車室側にはAピラーガーニッシュ51が設けられ、Bピラーの車室側ではBピラーガーニッシュ52が車体パネルに取り付けられて固定され、CピラーとDピラーの車室側ではC・Dピラー一体化ガーニッシュ53が車体パネルに取り付けられて固定され、ドア96a,bの開口を縁取る位置で車体パネル91にドアオープニングトリム54,55が設けられている。これらのピラーガーニッシュ51〜53やドアオープニングトリム54,55は、車室SP1の側面部SP3でヘッドライナ内装材の端末部12の周辺に設けられた側面側内装材(周辺部材)50とされる。該側面側内装材50の上縁は、自動車の前後方向D2に向いて形成されている。側面側内装材50の上縁と、ヘッドライナ内装材の端末部12とは、突き合わされて、密接させられている。
図4に示すように、コートフック70の近傍では、端末部12の車外側の面10aに取り付けられて固定されたヘッドライナ側クリップ41と、車体パネル91の車室側の面に取り付けられて固定された車体側クリップ42とを備える嵌合構造40が設けられている。なお、同図では、コートフック70とクリップ41,42を側面視し、ドアオープニングトリム55については上部のみ示すとともに、エアバッグ展開時の端末部12の位置を二点鎖線で示している。
両クリップ41,42は、エアバッグ展開時に嵌合が解除される向き(略上下方向)へ互いに着脱可能に嵌合し、ドアオープニングトリム55の上部に形成された溝55aにヘッドライナ内装材の車幅方向D1の縁部13を挿入させて端末部12とドアオープニングトリム55とを密接させている。
ヘッドライナ内装材の車幅方向の端末部12の車外側には、左右にそれぞれ、折り畳み状態のエアバッグ80が設置されている。本発明の自動車用内装構造は、折り畳み状態のエアバッグ80が展開するときに該エアバッグを端末部12と側面側内装材50との間から車室内に展開させる。
上記エアバッグ80は、シールドカーテンエアバッグとも呼ばれ、自動車100の車幅方向D1両側縁部で略前後方向D2に向けて配置されている。エアバッグ80は、不織布など所定の気密性を有する布で偏平かつ内部を複数のセルに仕切った袋状に形成され、空気を抜いた状態で折り畳まれてヘッドライナ内装材10と車体パネルとの間で該車体パネルに取り付けられて固定される。側突センサにより車両の側面衝突が検知されると電子制御ユニットの制御によりインフレータが作動し、該インフレータに蓄えられたガスがエアバッグ80内の各セルに流れ込む。すると、エアバッグ80は素早く膨張し、ヘッドライナ内装材の端末部12をはじいて、ヘッドライナ側クリップ41を車体側クリップ42から外して、側面側内装材50の上縁から端末部12を外す。これにより、端末部12と側面側内装材50との間に隙間CL1が形成され、図2に示すように隙間CL1からエアバッグ80が下方へ垂下して車室内に展開して、乗員を側方の衝撃から保護する。
前後方向に長尺のエアバッグ80は、ヘッドライナ内装材の裏面10aの両側に沿って長手方向を前後方向D2に向けて設置され、ヘッドライナ内装材の縁部13より40〜60mm程度内側に位置する。エアバッグ80は、アクセサリ60,70の周囲ではアクセサリ60,70よりも車幅方向D1外側に配置され、下方へ展開するときにアクセサリ60,70に接触しないようにされている。
ヘッドライナ内装材における端末部12には、車体パネル91に固定されながら端末部12を保持するアクセサリ60,70を貫通させる貫通穴20が形成されている。また、端末部12には、エアバッグ80が展開するときに破断して貫通穴20を拡げる切れ込み30が車外側の面10aに形成されている。
図5に示すように、貫通穴20は、車幅方向D1に向けた辺と前後方向D2に向けた辺とからなる長方形の角を丸くした形状とされ、車室側から車外側へ貫通している。本実施形態の切れ込み30は、貫通穴20の車幅方向外側の縁部から車幅方向外側に向けて、貫通穴20に繋がるように3本、端末部12の裏面に形成されている。
図6と図7に示すように、ヘッドライナ内装材10は、基材14の車室側の面に表皮材16が積層されて一体化されている。本実施形態の基材14は、車外側から車室側へ、不織布層14a、通気遮断層14b、車外側補強層14c、基層14d、車室側補強層14e、が順に積層されて形成されている。基層14dを補強層14c,eで挟んだ構成が基材14の基本的な構成となる。
基層14dは、各層14a〜eの中で最も厚く形成される。この基層14dは、例えば、単位面積当たりの重量を100〜500g/m2程度として、厚み3.0〜10.0mm程度となるように形成される。
基層14dには、熱可塑性樹脂等の樹脂を発泡させて成形したもの、発泡させた樹脂にバインダを含浸ないし塗布して成形したもの、繊維を集合させて成形したもの、等を用いることができる。発泡させた樹脂にバインダを含浸ないし塗布して成形したものには、例えば、スラブウレタン(発泡ウレタン)にバインダを含浸させて固化または硬化させた公知の硬質ウレタンフォームを用いることができる。前記バインダには、例えば、イソシアネート樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。基層14dを硬質ウレタンフォームで形成する場合、この硬質ウレタンフォームは、例えば、100〜500g/m2程度となるスラブウレタンに、10〜50g/m2程度のイソシアネートバインダを含浸ないし塗布して形成した基材を、熱プレス成形することにより形成される。
また、繊維を集合させて基層を形成する場合、繊維には、熱可塑性樹脂の繊維、熱可塑性樹脂に充てん材等の添加材を添加した繊維、その他の樹脂繊維、無機繊維、等を用いることができ、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、レーヨン繊維、木質繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、さらに充てん材等の添加材を添加した材質の繊維、カーボン繊維、ガラス繊維、等を用いることができる。
補強層14c,eは、基層14dの車外側の面と車室側の面とに積層され、基層14dを補強して基材14の曲げ強度を確保する。これらの補強層14c,eは、例えば、単位面積当たりの重量を50〜500g/m2程度として、厚み0.1〜2.0mmとなるようにプレス成形等の熱成形により形成される。同補強層には、無機繊維を集合させてバインダで固化または硬化させたもの、無機繊維と熱可塑性繊維とを集合させて熱成形したもの、等を用いることができる。無機繊維には、ガラス繊維、カーボン繊維、等を用いることができる。補強層14c,eには、例えば、単位面積重量が100g/m2程度のガラスマットに、イソシアネートバインダを10〜20g/m2程度含浸させたものを用いることができる。この場合、イソシアネートバインダは、基材の成形時に、補強層14c,eと基層14dとを接着する作用もなす。
通気遮断層14bは、車外側補強層14cの車外側の面に積層され、車室側と車外側との通気を遮断する。この通気遮断層14bは、例えば、厚み10〜30μmの薄い樹脂フィルムを用いることができ、基材の厚さ方向の通気を止めることで、表皮材の表面に埃等が吸い寄せられることを防止する。基材の熱成形時に破れないようにする観点からは、通気遮断層14bに比較的高融点のポリアミド系の樹脂フィルムを用いることが適する。
不織布層14aは、通気遮断層14bの車外側の面に積層され、こすれ音の発生を防止する。この不織布層14aは、例えば、単位面積当たりの重量を10〜30g/m2程度としてなる。
車室側面10dを形成する表皮材16は、車室側補強層14eの車室側の面に積層される表層であり、内装材としての意匠性を付与し、また触感の向上の役割を担う。この表皮材は、例えば、厚み0.2〜8.0mm程度、目付100〜200g/m2程度に形成される。同表皮材には、不織布、織物、編物、等を用いることができる。
ヘッドライナ内装材10は、例えば、以下の製法により車室の天井部SP2の形状に合わせて形成される。
まず、上述した各層14a〜e,16を構成する材料を順に重ねて加熱して熱可塑性のバインダを溶融させる。次に、ヘッドライナ内装材の形状に合わせた型面を有するプレス成形型の中へ、加熱後の重ねた材料を持ち込み、型締めしてプレス成形する。また、成形された材料の周囲を自動車の天井部の輪郭に沿う形にトリミングするとともに、成形された材料を打ち抜いて貫通穴10b,10c,21,22等を形成する。
以上により、ヘッドライナ内装材10は、車体パネル等に沿う形状とされ、アクセサリ60,70等で保持される形状に加工される。
ヘッドライナ内装材の端末部を支持する側面側内装材50については、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂などの各種熱可塑性樹脂、各種熱硬化性樹脂、等の樹脂をプレス成形や射出成形等で所定の形状に成形して基材を形成し、該基材の車室側面に適宜表皮材を貼付することにより、形成することができる。
図8に示すように、コートフック70は、衣服等を引っかけるフック71aを有する本体部71と、この本体部の車室側を覆うカバー部72と、本体部71をフック固定部92に固定させる金属製ねじ73とを備えた構成とされている。本体部71とカバー部72は、例えば、熱可塑性樹脂等の樹脂で成形されて形成される。本体部71は、貫通穴21の大きさよりも小さくされ、貫通穴21を通り抜け可能とされている。また、本体部71の車外側の面には、ねじ73を通す固定用の穴が形成されている。カバー部72は、車室側の部位72aが貫通穴21の大きさよりも大きくされ、当該部位72aにフック71aを貫通させる開口72dが形成されている。車室側部位72aから車外方向へ向けて、保持部72b,72bと係合部72c,72cが延出している。係合部72c,72cは、本体部71の上部と下部とに形成された係合部71b,71bと係合可能とされている。ここで、各部72b,72b,72c,72cの間へは本体部71を挿入可能であるとともに、各部72b,72b,72c,72c自体は、貫通穴21の大きさと同じか該大きさよりも小さくされ、貫通穴21を通り抜け可能とされている。
また、フック固定部92は、例えば金属製とされ、本体パネル91の車室側の面に固定され、ねじ73を螺合させて固定させるねじ穴92aを車室側の端部に有している。
以上の構成により、各部72b,72b,72c,72cの間へ本体部71を車外側から車室方向へ挿入すると、本体部の係合部71b,71bとカバー部の係合部72c,72cとが係合し、本体部71とカバー部72とが一体化する。このとき、係合部71bと係合部72cとを超音波等により融着または溶着させてもよい。そして、本体部71を車室側から車外方向へ貫通穴21に貫通させ、ねじ73を用いて本体部71をフック固定部92に取り付けて固定すると、コートフック70がヘッドライナ内装材の表面10dに取り付けられる。その結果、コートフック70は、車室側部位72aを車室SP1に残した状態とされ、貫通穴21を貫通して車体91に固定されながら車室側部位72aで貫通穴21の周辺の端末部12を引っ掛けて、貫通穴21の周辺で端末部12を保持する。
詳細な説明を省略したが、アシストグリップ60も、車室側部位を車室に残した状態とされ、貫通穴22を貫通して車体91に固定されながら貫通穴22の周辺で端末部12を保持する。
上述したアクセサリ60,70は、ヘッドライナ内装材の端末部12の車室側面に設けられるため、エアバッグ80が展開するときの脱落を確実に防止することが望まれる。本実施形態では、ヘッドライナ内装材の端末部12における車外側面10aに、エアバッグ展開時に破断して貫通穴20を拡げる切れ込み30を形成している。
図7に示す断面図のように、各切れ込み30は、車外側面10aから、不織布層14a、通気遮断層14b、車外側補強層14c、および、基層14dの一部までの深さとされている。これにより、切れ込み30が車室から見えず汚れも付着しにくいのでヘッドライナ内装材の外観が良好に保たれる一方、エアバッグ展開時に切れ込み30が破断されてアクセサリの脱落が確実に防止される。また、この観点から、切れ込みの深さは、基層14dの途中までの深さ以外としてもよく、車外側補強層14cや車室側補強層14eの途中までの深さ、各層14c,14d,14e,16の間までの深さ、等でもよい。
図6に示す端面図のように、各切れ込み30は、鋭利な刃物CU1で基材14の厚み方向の途中まで切断して形成され、端末部12の裏面10aの一般面から車室側へ断面線状ないし狭い断面V字状(例えば挟角θが0°≦θ≦15°)に切断された形状に形成されている。
なお、図10に示す端面図のように、断面V字状に形成する場合の切れ込み31の挟角θは、45°≦θ≦90°程度と大きくされてもよい。
また、切れ込みの形状には、開口部を裏面10a側にした断面コ字状等、上述した形状以外も考えられる。
切れ込み30の数は、複数でも、単数でもよい。なお、切れ込みどうしを繋ぐ切れ込みが端末部12の裏面10aに形成されていてもよい。
ヘッドライナ内装材の裏面10aを見たときの切れ込み30の形状は、直線形状としているが、折れ線形状、曲線形状、等でもよい。
切れ込み30の位置は、貫通穴20に繋がる車幅方向外側の位置としているが、貫通穴20に繋がらない貫通穴20の近傍の位置、貫通穴20から車幅方向内側の位置、貫通穴20から前後方向の位置、等でもよい。
切れ込み30の向きは、車幅方向D1としているが、前後方向D2や、両方向D1,D2以外の方向でもよい。
図5に示すように、切れ込み30の長さL1は、該切れ込みの向き(車幅方向D1)における貫通穴20の大きさL2より小さくしてあるが、図示の長さ以外でもよい。また、図8に示すように切れ込みの向き(車幅方向D1)におけるアクセサリ70の車室側部位72aの長さをL3として、L1≧L3−L2としてもよい。各切れ込み30の長さは、同一の長さとしているが、異なる長さでもよい。
切れ込み30は、例えば、ヘッドライナ内装材の貫通穴20が形成された後、ヘッドライナ内装材の裏面10aで切れ込み30の位置に合わせて鋭利な刃物CU1を裏面10aに沿ってスライドさせて切断することにより、形成される。刃物をスライドさせる際には、スライド位置を記憶可能な工作機械に刃物のスライド位置を記憶させて刃物をスライドさせてもよいし、刃物を手で持ってスライドさせてもよい。
なお、切れ込みは、鋭利な刃物をヘッドライナ内装材の裏面に押し当てて切断することにより形成されてもよい。また、アクセサリ貫通用の貫通穴を打ち抜く型に切れ込み用の形状を形成しておき、ヘッドライナ内装材用に成形された材料に貫通穴を打ち抜くのと同時に切断することにより切れ込みを形成してもよい。さらに、ヘッドライナ内装材のプレス成形型に切れ込み用の形状を形成しておき、ヘッドライナ内装材のプレス成形と同時に切れ込みを形成してもよい。
(2)自動車用内装構造の作用、効果:
本自動車用内装構造ST1を形成するには、以下のようにすればよい。
まず、ヘッドライナ内装材10、側面側内装材50、アクセサリ60,70、等を所定の形状に形成するとともに、折り畳んだ状態のエアバッグ80を左右それぞれ形成する。次に、エアバッグ膨張時にアクセサリ60,70よりも車幅方向外側でヘッドライナ内装材の端末部12に突き当たる位置に左右のエアバッグ80をそれぞれ車体パネル91に取り付けて固定し、ヘッドライナ内装材の端末部12と側面側内装材50の上縁とを密接させてヘッドライナ内装材10と側面側内装材50とを車体パネルに取り付ける。さらに、貫通穴20を通してアクセサリ60,70を車体パネル91に取り付けて固定し、サンバイザ97等も車体パネル91に取り付けて固定する。これにより、自動車用内装構造ST1が形成される。
以下、図4と図9を参照して、本構造ST1の作用、効果を説明する。
エアバッグが膨張し始めると、まず、エアバッグ80はアクセサリ60,70よりも車幅方向外側の位置でヘッドライナ内装材の端末部12にぶつかる。エアバッグ80に突き当てられた圧力により、車外側クリップ42からヘッドライナ側クリップ41が外れ、側面側内装材50の上部に密接する位置LO1にあった端末部12は車室SP1側へ曲げられ、端末部12と側面側内装材50の上部との間にエアバッグ80を車室側へ展開させるための隙間CL1が生じる。ここで、端末部12を保持するコートフックの車室側部位72aは貫通穴21の大きさよりも大きくされているが、端末部12の裏面10aに切れ込み30が形成されているため、端末部12が車室側に曲げられるときに切れ込み30が破断して貫通穴21を拡げる。すると、端末部12からコートフック70へ大きな力が加わることなく、車室側部位72aが貫通穴21を貫通しやすくなり、例えば端末部12が図9に示す位置LO2まで曲げられる。従って、エアバッグ80は、端末部12とドアオープニングトリム55(側面側内装材50)との間の隙間CL1から車室内へ円滑に膨張し、下方へ垂下して、車室内でカーテン状に展開する。
アシストグリップ60の近傍でも、同様の作用により切れ込み30が破断して貫通穴22が拡がり、端末部12からアシストグリップ60へ大きな力が加わることなく、エアバッグ80が車室内に展開する。
貫通穴を拡げる切れ込みがヘッドライナ内装材の端末部に形成されていないとエアバッグ展開時に該端末部からアクセサリへ力が加わりやすいことになるが、切れ込みが破断して貫通穴が拡がるので、アクセサリの車室側部位が貫通穴を通り抜けやすくなる。従って、エアバッグが展開するとき、コートフックやアシストグリップ等のアクセサリの脱落を確実に防止しながらヘッドライナ内装材の端末部と周辺部材との間からエアバッグを展開させることが可能になる。また、ヘッドライナ内装材の車外側面のみ切り込みが形成されているので、切れ込みが車室から見えない。従って、ヘッドライナ内装材の外観を良好に保ちながら、アクセサリの脱落を確実に防止しつつエアバッグを展開させることが可能になる。
(3)変形例:
ヘッドライナ内装材10は、不織布層14a、通気遮断層14b、車外側補強層14c、車室側補強層14e、表皮材16の一部または全部が設けられていない基材でもよい。このような場合でも、貫通穴を拡げる切れ込みが車外側の面にのみ形成されていれば、ヘッドライナ内装材の外観を良好に保ちながら、アクセサリの脱落を確実に防止する効果が得られる。
なお、本発明は、上述した実施形態や変形例に限られず、上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。
自動車用内装構造を採用した自動車の内装の要部を示す側面図。 エアバッグが展開した様子を示す側面図。 ヘッドライナ内装材を上面から見て示す平面図。 自動車用内装構造を図3のA1−A1の位置から見て示す垂直断面図。 切れ込みを形成したヘッドライナ内装材の端末部を車外側からみて示す図。 ヘッドライナ内装材の端末部を図5のA2−A2の位置から見て示す垂直端面図。 ヘッドライナ内装材の端末部を図5のA3−A3の位置から見て示す垂直断面図。 コートフックを組み立てて車体に固定する様子を示す分解斜視図。 エアバッグ展開時のヘッドライナ内装材の端末部の動作を示す垂直断面図。 変形例のヘッドライナ内装材の端末部を図5のA2−A2の位置から見て示す垂直端面図。
符号の説明
10…ヘッドライナ内装材、10a…裏面(車外側面)、10b,10c…開口、
10d…表面(車室側面)、
11…本体部、
12…車幅方向の端末部、
13…車幅方向の縁部、
14…基材、
14a…不織布層、14b…通気遮断層、14c…車外側補強層、
14d…基層、14e…車室側補強層、
16…表皮材、
20,21,22…貫通穴、
30,31…切れ込み、
40…嵌合構造、41…ヘッドライナ側クリップ、42…車体側クリップ、
50…側面側内装材(周囲部材)、
51…Aピラーガーニッシュ、52…Bピラーガーニッシュ、
53…C・Dピラー一体化ガーニッシュ、
54,55…ドアオープニングトリム、55a…溝、
60…アシストグリップ(アクセサリ)、
70…コートフック(アクセサリ)、
71…本体部、72…カバー部、73…ねじ、
80…エアバッグ、
91…車体パネル(車体)、92…フック固定部、
100…自動車、
CU1…刃物、
CL1…隙間、
D1…車幅方向、D2…前後方向、
LI1…線、
LO1,LO2…端末部の位置、
SP1…車室、SP2…車室の天井部、SP3…車室の側面部、
ST1…自動車用内装構造、

Claims (2)

  1. 車室の天井部で車体の内側に設けられたヘッドライナ内装材の端末部と該端末部の周辺に設けられた周辺部材とを密接させ、前記ヘッドライナ内装材の車外側に設置された折り畳み状態のエアバッグが展開するときに該エアバッグを前記端末部と前記周辺部材との間から車室内に展開させる自動車用内装構造であって、
    前記ヘッドライナ内装材は、基層を車外側補強層及び車室側補強層で挟んだ基材における前記車室側補強層に表皮材が積層され、
    前記ヘッドライナ内装材の端末部には、貫通穴が形成され、
    該貫通穴を貫通して前記車体に固定されながら該貫通穴の周辺で前記ヘッドライナ内装材の端末部を保持するアクセサリが設けられ、
    前記ヘッドライナ内装材の端末部には、前記エアバッグが展開するときに破断して前記貫通穴を拡げる切れ込みが車外側の面に形成され、
    前記切れ込みは、前記ヘッドライナ内装材の端末部において前記車外側の面から厚み方向における前記基層の途中まで切断されて形成されていることを特徴とする自動車用内装構造。
  2. 車室の天井部で車体の内側に設けられ、端末部を該端末部の周辺に設けられた周辺部材に密接させて、車外側に設置された折り畳み状態のエアバッグが展開するときに該エアバッグを前記端末部と前記周辺部材との間から車室内に展開させるように形成されるヘッドライナ内装材であって、
    本ヘッドライナ内装材は、基層を車外側補強層及び車室側補強層で挟んだ基材における前記車室側補強層に表皮材が積層され、
    前記端末部には、前記車体に固定されながら該端末部を保持するアクセサリを貫通させる貫通穴が形成されるとともに、前記エアバッグが展開するときに破断して前記貫通穴を拡げる切れ込みが車外側の面に形成され、
    前記切れ込みは、前記端末部において前記車外側の面から厚み方向における前記基層の途中まで切断されて形成されていることを特徴とするヘッドライナ内装材。
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