JP5464469B2 - キャップの取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内装部材に形成した開口へのキャップの取り付け構造に関する。
内装部材にはボルト締結作業などのための作業用の開口が形成されることがあり、このような開口は作業終了後にキャップで閉じられる。
従来、上記のキャップの取り付け構造として、特許文献1に開示されているように、キャップを薄肉ヒンジを介して内装部材に揺動自在に設けた構造や、特許文献2に開示されているように、キャップを内装部材にスライド移動自在に設けた構造があった。
特許3364106号公報 特開2002−127802号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、内装部材とキャップの間に介在する薄肉ヒンジが意匠面に現れやすく、外観上好ましくなかった。その上、型構造が複雑になっていた。そして特許文献2の技術では、キャップを内装部材にスライド移動自在に設けてあったために、変化の大きな曲面で構成される箇所ではキャップがスライド移動不可能になり、このような箇所にキャップを設けることが難しかった。
本発明の目的は、外観を向上させることができ、型構造を簡素化することができ、変化の大きな曲面で構成される箇所にも設けることができるキャップの取り付け構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
内装部材に形成した開口へのキャップの取り付け構造であって、
前記開口の周縁部に係合孔を形成し、
前記キャップの裏面から突出して前記係合孔に挿通される突出部を前記キャップに形成し、
前記突出部の突出方向中間部を膨出させて前記係合孔に係合する係合部に構成し、
前記係合部の膨出方向の長さを前記膨出方向に対応する方向の前記係合孔の長さよりも長く設定し、
前記突出部を前記係合孔に挿通させるに伴って、前記係合孔と係合部の少なくとも一方が弾性変形しながら前記係合部が前記係合孔に挿通され、前記少なくとも一方が弾性復元して前記係合部が前記係合孔に係合することで、前記キャップが前記内装部材に保持された仮り保持状態となり、
前記仮り保持状態から前記キャップを前記係合部側の軸芯周りに揺動開閉自在に構成してあり、
前記係合部を、前記係合孔との係合状態で前記開口側に凸の断面山形状に形成し、
山形を形成する前記係合部の一対の傾斜面のうち、前記キャップの裏面に近い側の前記係合部の傾斜面を前記開口側の係合孔の内周縁に当接させて、前記仮り保持状態のキャップの位置を決めてあり、
前記内装部材の開口と前記係合孔の間の内装部材部分に前記内装部材の裏側に突出する突起を設け、
前記キャップの開き状態で前記突起を挿通させる挿通孔を前記突出部の突出端部に形成してある点にある。(請求項1)
この構成によれば、前記突出部を係合孔に挿通させるに伴って、係合孔と係合部の少なくとも一方が弾性変形しながら係合部が係合孔に挿通され、前記少なくとも一方が弾性復元して係合部が係合孔に係合する。このように係合部が係合孔に係合することで、キャップが内装部材に保持された仮り保持状態となる。これにより、キャップを内装部材に部組して組み立てラインまで搬送することができ、キャップと内装部材を別々に搬送する場合に比べて、部品管理を容易にすることができ、輸送コストや梱包コストを低廉化することができる。さらに、工場での組み付けの際にライン際までキャップを取りに行く必要がなくなって作業コストを低廉化することができる。
そして、前記仮り保持状態からキャップを前記係合部側の軸芯周りに揺動開閉させてキャップの開き状態や閉じ状態に設定することができる。さらに、キャップの閉じ状態では、前記突出部をキャップの意匠面で覆うことができて、外観が低下することを防止することができる。
また、キャップと内装部材を別々に成形型で成形することができて型構造を簡素化することができ、変化の大きな曲面で構成される箇所にも上記構成のキャップの取り付け構造を設けることができる。
また、前記係合部の傾斜面を開口側の係合孔の内周縁に当接させることで、前記内周縁で係合部の傾斜面の開き側への揺動が阻止され、キャップに外力を加えない限りキャップが開き揺動できなくなって、仮り保持状態におけるキャップの位置が決まる。これにより、工場の組み付けラインに搬入する際の荷姿においてキャップが内装部材から外れることを防止することができる。
また、キャップの開き状態で前記突起が突出部の突出端部の挿通孔に挿通されるから、開き状態でキャップが内装部材から外れることを確実に防止することができる。そして、キャップの揺動角(回転角)を大きくすることができて、内装部材に対するキャップの開口度を大きくすることができる。(請求項1)
本発明において、
前記仮り保持状態のキャップの位置を、開き状態のキャップの位置と閉じ状態のキャップの位置との間の中央よりも前記閉じ状態のキャップの位置側に設定してあると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
仮り保持状態で内装部材からのキャップの突出長さを短くすることができ、内装部材の梱包時にキャップが嵩張ることを抑制できて、キャップが搬送作業の妨げとなることを防止することができる。(請求項2)
本発明において、前記内装部材部分は前記キャップで覆われると、次の作用を奏することができる。(請求項
内装部材部分に前記突起を設けたことで、内装部材部分の表面にひけが発生する虞があるが、ひけが発生したとしても内装部材部分はキャップで覆われるから、キャップの取り付け構造の外観が低下することを防止することができる。(請求項
本発明において、
前記開口と前記突起との間に凹部を形成して前記内装部材部分を前記係合孔の拡径方向の力に対して弱い脆弱部に構成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項
突出部の係合孔への挿入に伴って内装部材部分がキャップの係合部に押圧された時に、突起が倒れやすくなって内装部材部分が凹部を支点にして撓みやすくなる。その結果、係合孔を弾性変形・弾性復元させやすくして拡径・縮径させやすくすることができ、内装部材へのキャップの取り付け作業の作業性を向上させることができる。(請求項
本発明において、
前記開口の周縁部を前記内装部材の意匠面に対して前記内装部材の裏側に段差状に凹ませてあると、次の作用を奏することができる。(請求項
キャップの意匠面と内装部材の意匠面とに段差が形成されることを抑制することができて、外観を向上させることができる。(請求項
本発明によれば、
外観を向上させることができ、型構造を簡素化することができ、変化の大きな曲面で構成される箇所にも設けることができるキャップの取り付け構造を提供することができた。
リアラッゲージトリム(内装部材)の斜視図 キャップを裏側から見た斜視図 キャップを表側から見た斜視図 リアラッゲージトリムの開口周りの裏側を示す斜視図 (a)は仮り保持状態のキャップ及びリアラッゲージトリムを示す斜視図(b)は図5(a)のA−A断面図 (a)は開き状態のキャップ及びリアラッゲージトリムを示す斜視図(b)は図6(a)のB−B断面図 (a)は閉じ状態のキャップ及びリアラッゲージトリムを示す斜視図(b)は図7(a)のC−C断面図 仮り保持状態のキャップと開き状態のキャップと閉じ状態のキャップとの位置の関係を示す縦断面図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に自動車のリアラッゲージトリム1(内装部材に相当)を示してある。このリアラッゲージトリム1は、台形状の側壁部2と、側壁部2の前端部から車幅方向外側に延びる前壁部3とを備えて、後部座席の後方の荷室(リアラッゲージ)を車幅方向内側から覆っている。前壁部3は、下半部3Kが前上方に凸の1/4円弧状に形成され、上半部3Jが下半部3Kの上端部から斜め後ろ上方に延びている。そして、前壁部3の下半部3Kと側壁部2の下半部2Kの前端部とでホイールハウスを覆っている。
図5(a)に示すように、前壁部3の上半部3Jには大きな第1開口4を形成してある。そして、リアラッゲージトリム1を車体に組み付けた後、第1開口4からリアサイドエアバッグを前壁部3の内側の収納部に収納して第1開口4をカバー5(図1参照)で覆ってある。
図5(a),図5(b),図6(a),図6(b)に示すように、前壁部3の下半部3Kの上端部と側壁部2の前端部との接続部6に縦長台形状の小さな第2開口7を形成し、第2開口7を開閉する縦長台形状のキャップ8を設けてある(図2,図3参照)。前記接続部6は縦断面において緩やかな波形の曲線状に形成され、キャップ8も縦断面において緩やかな波形の曲線状に形成されている。
そして、キャップ8を開いてリアサイドエアバッグのブラケット40(図7(b)参照)を第2開口7に露出させ、ブラケット40を車体パネル9にボルト10で締め付け固定してある。つまり、第2開口7はボルト10の締め付け作業用の作業孔である。第2開口7はボルト10の締め付け作業後にキャップ8で閉じられる。
次に、前記第2開口7へのキャップの取り付け構造について説明する。
[キャップの取り付け構造]
図4,図5(b)に示すように、第2開口7の周縁部11をリアラッゲージトリム1の意匠面1Mに対してリアラッゲージトリム1の裏側に全周にわたって段差状に凹ませ、周縁部11の下端部に上向きコの字状の係合孔12を形成してある。
また、図2,図5(b)に示すように、キャップ8の下端部の裏面8Uから突出して係合孔12に挿通される突出片13(突出部に相当)をキャップ8に形成し、突出片13の突出方向及び幅方向の中間部を膨出させて係合孔12に係合する係合部14に構成してある。突出片13はキャップ8の下端縁から上方に所定長さ離間した下端部分から突出している。
係合部14は、係合孔12との係合状態で第2開口7側に凸のなだらかな断面山形状に形成され、係合部14の膨出方向の長さ(山形の底辺から頂点までの長さであり、係合部14の肉厚である)が前記膨出方向に対応する方向の係合孔12の長さ(係合孔12の短径)よりも長く設定されている。また、係合部14の膨出方向から見て、係合部14及び突出片13は一定幅の長方形状に形成されている。
そして、突出片13を係合孔12に挿通させるに伴って、係合孔12(係合孔12の内周部)が弾性変形して拡径しながら係合部14が係合孔12に挿通され、係合孔12が弾性復元して係合部14が係合孔12に係合することで、キャップ8がリアラッゲージトリム1に保持された仮り保持状態となるよう構成してある(図5(a),図5(b)参照)。
これにより、キャップ8をリアラッゲージトリム1に部組して組み立てラインまで搬送することができ、キャップ8とリアラッゲージトリム1を別々に搬送する場合に比べて、部品管理を容易にすることができ、輸送コストや梱包コストを低廉化することができる。さらに、工場での組み付けの際にライン際までキャップ8を取りに行く必要がなくなって作業コストを低廉化することができる。
また、前記山形を形成する前記係合部14の一対の傾斜面14Mのうち、前記キャップ8の裏面8Uに近い側の前記係合部14の傾斜面14Mを第2開口7側の係合孔12の内周縁12Nに当接させて、前記仮り保持状態のキャップ8の位置L1を決めてある。
つまり、前記係合部14の傾斜面14Mを第2開口7側の係合孔12の内周縁12Nに当接させることで、前記内周縁12Nで係合部14の傾斜面14Mの開き側への揺動が阻止され、キャップ8に外力を加えない限りキャップ8が開き揺動することができなくなって、仮り保持状態におけるキャップ8の位置L1が決まる。これにより、工場の組み付けラインに搬入する際の荷姿においてキャップ8がリアラッゲージトリム1から外れることを防止することができる。
そして、図5(a),図5(b),図6(a),図6(b),図8に示すように、キャップ8がリアラッゲージトリム1に保持された仮り保持状態からキャップ8を係合部14側の軸芯周りに開き揺動させてキャップ8を開き状態に設定可能に構成してある。この開き状態で前記ボルト10の締結作業を行うことができる。さらに、ボルト10の締結作業後に、図6(a),図6(b),図7(a),図7(b),図8に示すように、前記開き状態(キャップ8の全開状態)からキャップ8を係合部14側の軸芯周りに閉じ揺動させてキャップ8を閉じ状態に設定可能に構成してある。つまり、前記仮り保持状態からキャップ8を係合部14側の軸芯周りに揺動開閉自在に構成してある。図2に示すように、キャップ8の揺動端部である上端部に複数の係合爪15を形成してあり、キャップ8の閉じ状態で前記係合爪15が車体側の被係合部に係合する。
図8に示すように、前記仮り保持状態のキャップ8の位置L1を、開き状態のキャップ8の位置L2と閉じ状態のキャップ8の位置L3との間の中央よりも閉じ状態のキャップ8の位置L3側に設定してある。その結果、キャップ8のリアラッゲージトリム1からの突出長さを短くすることができ、リアラッゲージトリム1の梱包時にキャップ8が嵩張ることを抑制できて、キャップ8が搬送作業の妨げとなることを防止することができる。
また、図4,図5(b)に示すように、リアラッゲージトリム1の第2開口7と係合孔12の間のリアラッゲージトリム部分16(内装部材部分に相当)にリアラッゲージトリム1の裏側に突出する先窄まりの突起17を設け、キャップ8の開き状態で突起17を挿通させる挿通孔18を突出片13の突出端部19に形成してある(図6(b)参照)。突出端部19は係合部14に対して第2開口7部側に折曲している。
前記リアラッゲージトリム部分16は第2開口7の幅方向に細長く形成され、リアラッゲージトリム部分16の中間部(第2開口7の幅方向におけるリアラッゲージトリム部分16の中間部)から係合孔12側に突出させた凸片20(図4参照)から前記突起17が突出している。この突起17はリアラッゲージトリム1の幅方向に長い横断面長方形状に形成されている。
図2に示すように、前記挿通孔18は突出片13の幅方向中間部に、キャップ8の幅方向に細長い長方形のスリット状に形成され、キャップ8の幅方向で係合部14と同一長さで同一位置に配置されている。キャップ8の裏面8Uにはキャップ8の長手方向に沿う複数の補強リブ21が突設されている。
図6(b)に示すように、キャップ8の開き状態で前記突起17が突出片13の突出端部19の挿通孔18に挿通されるから、開き状態でキャップ8がリアラッゲージトリム1から外れることを確実に防止することができる。そして、キャップ8の揺動角(回転角)を大きくすることができて、リアラッゲージトリム1に対するキャップ8の開口度を大きくすることができる。図6(a),図6(b)に示すように、キャップ8の開き状態では、車幅方向から見て第2開口7のほぼ全体が現れて、第2開口7から前記ボルト10の締結作業を円滑に行うことができるようになっている。ボルト10は第2開口7の上端部側に位置している。
図7(a),図7(b)に示すように、前記リアラッゲージトリム部分16は閉じ状態のキャップ8で覆われる。リアラッゲージトリム部分16に前記突起17を設けたことで、リアラッゲージトリム部分16の表面にひけが発生する虞があるが、ひけが発生したとしてもリアラッゲージトリム部分16はキャップ8で覆われるから、キャップの取り付け構造の外観が低下することを防止することができる。
図4,図5(b)に示すように、第2開口7と突起17との間にリアラッゲージトリム部分16の長手方向に細長い凹部22を形成して、リアラッゲージトリム部分16を係合孔12の拡径方向の力に対して弱い脆弱部に構成してある。凹部22は、リアラッゲージトリム部分16のほぼ全長にわたって形成されている。
これにより、突出片13の係合孔12への挿入に伴ってリアラッゲージトリム部分16がキャップ8の係合部14に押圧された時に突起17が倒れやすくなって、リアラッゲージトリム部分16が凹部22を支点にして撓みやすくなる。その結果、係合孔12を弾性変形・弾性復元させやすくして拡径・縮径させやすくすることができ、リアラッゲージトリム1へのキャップ8の取り付け作業の作業性を向上させることができる。
[キャップ8の仮り保持状態から開き状態への作動]
仮り保持状態(図5(a),図5(b))からキャップ8を人為的に開き操作すると、係合部14の一対の傾斜面14Mのうち、キャップ8の裏面8Uに近い側の傾斜面14Mが係合孔12(係合孔12の内周部)を弾性変形させて拡径させながらキャップ8の開き側に揺動する。このとき、リアラッゲージトリム部分16が凹部22を支点にして撓み、係合孔12が容易に弾性変形する。
そして、係合部14の頂点が係合孔12を通過して係合孔12よりも車内側に抜け出る。これにより係合孔12が弾性復元して縮径する。さらにキャップ8を開き操作すると、前記突起17が突出片13の突出端部19の挿通孔18に挿通されてキャップ8が開き状態(全開状態)になる(図6(a),図6(b))。
[キャップ8の開き状態から閉じ状態への作動]
開き状態(図6(a),図6(b))からキャップ8を閉じ操作すると、突出片13の突出端部19の挿通孔18が前記突起17から外れる。そして、係合部14の一対の傾斜面14Mのうち、キャップ8の裏面8Uから遠い側の傾斜面14Mが係合孔12(係合孔12の内周部)を弾性変形させて拡径させながらキャップ8の閉じ側に揺動する。このとき、リアラッゲージトリム部分16が凹部22を支点にして撓み、係合孔12が容易に弾性変形する。
そして、係合部14の頂点が係合孔12を通過して係合孔12よりも車外側に抜け出る。これにより係合孔12が弾性復元して縮径する。さらにキャップ8を閉じ操作すると、キャップ8の裏側の係合爪15が車体側の被係合部に係合してキャップ8の閉じ状態になる(図7(a),図7(b))。
図8に示すように、前記仮り保持状態から開き状態、及び、開き状態から閉じ状態へのキャップ8の作動において、キャップ8の下端縁は第2開口7の周縁部11の段差面47(上方を向く段差面)に近接してその段差面47の上方に位置している。
[別実施形態]
前記突出片13を係合孔12に挿通させるに伴って、突出片13(又は突出片13と係合孔12の両方)が弾性変形して縮径しながら係合部14が係合孔12に挿通されるとともに、突出片13(又は突出片13と係合孔12の両方)が弾性復元して係合部14が係合孔12に係合するよう構成してあってもよい。
1 内装部材
1M 内装部材の意匠面
7 開口(第2開口)
8 キャップ
8U キャップの裏面
11 開口の周縁部
12 係合孔
12N 係合孔の開口側の内周縁
13 突出部(突出片)
14 係合部
14M 係合部の傾斜面
16 内装部材部分(脆弱部)
17 突起
18 挿通孔
19 突出端部
22 凹部
L1 仮り保持状態のキャップの位置
L2 開き状態のキャップの位置
L3 閉じ状態のキャップの位置

Claims (5)

  1. 内装部材に形成した開口へのキャップの取り付け構造であって、
    前記開口の周縁部に係合孔を形成し、
    前記キャップの裏面から突出して前記係合孔に挿通される突出部を前記キャップに形成し、
    前記突出部の突出方向中間部を膨出させて前記係合孔に係合する係合部に構成し、
    前記係合部の膨出方向の長さを前記膨出方向に対応する方向の前記係合孔の長さよりも長く設定し、
    前記突出部を前記係合孔に挿通させるに伴って、前記係合孔と係合部の少なくとも一方が弾性変形しながら前記係合部が前記係合孔に挿通され、前記少なくとも一方が弾性復元して前記係合部が前記係合孔に係合することで、前記キャップが前記内装部材に保持された仮り保持状態となり、
    前記仮り保持状態から前記キャップを前記係合部側の軸芯周りに揺動開閉自在に構成してあり、
    前記係合部を、前記係合孔との係合状態で前記開口側に凸の断面山形状に形成し、
    山形を形成する前記係合部の一対の傾斜面のうち、前記キャップの裏面に近い側の前記係合部の傾斜面を前記開口側の係合孔の内周縁に当接させて、前記仮り保持状態のキャップの位置を決めてあり、
    前記内装部材の開口と前記係合孔の間の内装部材部分に前記内装部材の裏側に突出する突起を設け、
    前記キャップの開き状態で前記突起を挿通させる挿通孔を前記突出部の突出端部に形成してあるキャップの取り付け構造。
  2. 前記仮り保持状態のキャップの位置を、開き状態のキャップの位置と閉じ状態のキャップの位置との間の中央よりも前記閉じ状態のキャップの位置側に設定してある請求項1記載のキャップの取り付け構造。
  3. 前記内装部材部分は前記キャップで覆われる請求項1又は2記載のキャップの取り付け構造。
  4. 前記開口と前記突起との間に凹部を形成して前記内装部材部分を前記係合孔の拡径方向の力に対して弱い脆弱部に構成してある請求項1〜3のいずれか一つに記載のキャップの取り付け構造。
  5. 前記開口の周縁部を前記内装部材の意匠面に対して前記内装部材の裏側に段差状に凹ませてある請求項1〜のいずれか一つに記載のキャップの取り付け構造。
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