JPH1071898A - 車両用成形天井の仮保持構造 - Google Patents

車両用成形天井の仮保持構造

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JPH1071898A
JPH1071898A JP24721996A JP24721996A JPH1071898A JP H1071898 A JPH1071898 A JP H1071898A JP 24721996 A JP24721996 A JP 24721996A JP 24721996 A JP24721996 A JP 24721996A JP H1071898 A JPH1071898 A JP H1071898A
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JP
Japan
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molded ceiling
ceiling
pillar
locking
molded
Prior art date
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Pending
Application number
JP24721996A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsumi Tono
野 睦 東
Akira Kuwabara
原 晃 桑
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形天井を簡易迅速に取付けることができ、
成形天井を確実に仮保持することができ、作業性及び経
済性に優れた車両用成形天井の仮保持構造を提供する。 【解決手段】 車体側部のピラー13に対向する位置の
成形天井21の側部に凹部27を設け、前記ピラー13
に係止部15を形成する。成形天井21の凹部27をピ
ラー13の係止部15に係止させる。成形天井21の凹
部27を形成する際に、前記凹部27内にピラー13方
向に延びる係止片31を残した状態で形成し、且つ係止
片31の先端側に係止溝33を形成する。係止片31を
上方に屈折させ、係止片31の係止溝33を係止部15
に係止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用成形天井の仮
保持構造に関し、更に詳細に説明すると、天井基材と、
該天井基材の表面側に接合される表皮材とからなる成形
天井を所望形状にプレス成形し、且つ車体側部のピラー
に対向する位置の成形天井の側部に凹部を設け、前記ピ
ラーに係止部を形成し、前記成形天井の側部の凹部を前
記ピラーの係止部に係止させて成形天井を仮保持させる
車両用成形天井の仮保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の内装天井として成形
天井が存在し、これらの成形天井の天井基材として合成
樹脂材,段ボールやレジンフェルト等を用いたものが知
られている。この天井基材に表皮材が接合されて成形天
井が形成される。この成形天井にはルームランプの取付
穴、サンバイザーの取付穴、ルームミラーの取付穴及び
アシストグリップの取付穴等が形成される。
【0003】図5及び図6に示す如く、所望形状にプレ
ス成形された成形天井1の所要箇所にルームランプの取
付穴5を穿設し、ルーフパネル7側のルーフボー9にル
ームランプ用穴11を形成し、前記ルームランプの取付
穴5とルームランプ用穴11を用いて、ルーフパネル7
側のルーフボー9に形成されたルームランプ用穴11に
成形天井1を仮保持させている。
【0004】ルームランプの取付穴5、サンバイザーの
取付穴、ルームミラーの取付穴及びアシストグリップの
取付穴等に図示しないルームランプ、サンバイザー、ル
ームミラー及びアシストグリップ等をビス止めする場
合、これらの一つ以上が固定されないと成形天井1が安
定せず、成形天井1が落下する虞れを有していた。この
ため、成形天井1を作業者が下から押し上げるか、また
はクリップ状の治具17により仮保持し、次いで正規の
固定状態としている。
【0005】前記成形天井1を仮保持させる手段として
クリップ状の治具17を用いる場合には、図6に点線で
示す如く、左右一対のクリップ片17a,17bを中央
側に夫々押圧し、ルームランプの取付穴5に略くの字に
屈折された係止部17c,17dを係止させ、次いでル
ーフボー9に形成されたルームランプ用穴11に係止部
17c,17dを係止させることにより、成形天井1を
クリップ状の治具17により仮保持している。
【0006】図7に示す如く、車体側部のセンターピラ
ー13に係止片15を突出形成し、この係止片15に成
形天井1の端部1aを係止させることにより成形天井1
を仮保持させることもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、成形天井1
をクリップ状の治具17を用いて仮保持する場合には、
治具17を作成しなければならず、これらの治具17を
取付けまたは取外す作業が必要で、作業が煩雑となり、
作業能率を向上させることができないものであった。
【0008】また車体側部のセンターピラー13に係止
片15を突出形成する場合には、成形天井1の寸法精度
が要求され、係止片15の突出量を増大させることがで
きず、成形天井1の大きさが大き過ぎた場合には、成形
天井1と係止片15とが干渉し、取付けができなくなる
虞れを有し、また成形天井1が小さ過ぎた場合には、係
止片15より脱落する虞れを有し、確実な係止状態を得
ることができないものであった。
【0009】本発明の目的は、成形天井を確実に仮保持
することができ、成形天井を簡易迅速に取付けることが
でき、作業性及び経済性に優れた車両用成形天井の仮保
持構造を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、請求項1に記載の車両用成形天
井の仮保持構造は、天井基材と、該天井基材の表面側に
接合される表皮材とからなる成形天井を所望形状にプレ
ス成形し、且つ車体側部のピラーに対向する位置の成形
天井の側部に凹部を設け、前記ピラーに係止部を形成
し、前記成形天井の側部の凹部を前記ピラーの係止部に
係止させて成形天井を仮保持させる車両用成形天井の仮
保持構造において、前記成形天井の側部の凹部を形成す
る際に、前記凹部内に係止片を残した状態で形成し、前
記成形天井のルーフパネル側への取付時に、前記成形天
井の側部の凹部に形成された係止片を前記ピラーの係止
部に係止させることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項2に記載の車両用成形天井
の仮保持構造は、天井基材と、該天井基材の表面側に接
合される表皮材とからなる成形天井を所望形状にプレス
成形し、且つ車体側部のピラーに対向する位置の成形天
井の側部に凹部を設け、前記ピラーに係止部を形成し、
前記成形天井の側部の凹部を前記ピラーの係止部に係止
させて成形天井を仮保持させる車両用成形天井の仮保持
構造において、前記ピラーの係止部をセンターピラーの
一部を切り起こして形成し、前記成形天井の側部の凹部
を形成する際に、前記凹部内に前記センターピラー方向
に延びる係止片を残した状態で形成し、且つ前記係止片
の先端側に係止溝を形成し、前記係止片を上方に屈折さ
せ、前記成形天井のルーフパネル側への取付時に、前記
成形天井の側部の凹部に形成された係止片の係止溝を前
記センターピラーの係止部に係止させることを特徴とす
る。
【0012】本発明の請求項1に記載の車両用成形天井
の仮保持構造によれば、成形天井の側部の凹部を形成す
る際に、前記凹部内に係止片を残した状態で形成し、前
記成形天井のルーフパネル側への取付時に、前記成形天
井の側部の凹部に形成された係止片を前記ピラーの係止
部に係止させたので、クリップ状の治具を用いることな
く簡易迅速に成形天井を確実に仮保持させることができ
る。
【0013】本発明の請求項2に記載の車両用成形天井
の仮保持構造によれば、ピラーの係止部をセンターピラ
ーの一部を切り起こして形成し、前記成形天井の側部の
凹部を形成する際に、前記凹部内に前記センターピラー
方向に延びる係止片を残した状態で形成し、且つ前記係
止片の先端側に係止溝を形成し、前記係止片を上方に屈
折させ、前記成形天井のルーフパネル側への取付時に、
前記成形天井の側部の凹部に形成された係止片の係止溝
を前記センターピラーの係止部に係止させたので、クリ
ップ状の治具を用いることなく簡易迅速に成形天井を確
実に仮保持させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る車両用成形天井
の仮保持構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図4
には本発明に係わる車両用成形天井の仮保持構造の実施
の形態が夫々示されており、成形天井21は、図3及び
図4に夫々示す如く、天井基材22と、この天井基材2
2の表面側に接合される表皮材23とから形成されてい
る。前記表皮材23は本実施の形態では一枚ものとして
示してあるが、表面側の表皮と、この表皮の裏面側に接
合されたワディングとから形成することもできる。
【0015】図1に示す如く、前記成形天井21は所望
形状にプレス成形され、且つ成形天井21の所要箇所に
ルームランプの取付穴25、及びその他の取付穴等が穿
設されている。また図3及び図4に夫々示す如く、車体
側部のピラー、例えば、センターピラー13の上部に係
止片15が突出形成されている。
【0016】図3及び図4に夫々示す如く、前記センタ
ーピラー13の係止部15はセンターピラー13の一部
を切り起こして形成されている。尚、前記センターピラ
ー13に別途形成された係止部15を取付けるものであ
ってもよい。
【0017】図1及び図2に夫々示す如く、前記成形天
井21の側部には前記センターピラー13が位置するた
めの凹部27が形成され、この凹部27を形成する際
に、前記凹部27内に前記センターピラー13方向に延
びる係止片31が残された状態で形成されている。
【0018】前記係止片31の先端側に係止溝33が形
成され、また前記係止片31が基部31a側で屈折され
て上方に折曲げられる。この係止片31が基部31a側
で屈折されているので、係止片31の復元力が係止部1
5方向に向き、係止片31と係止部15とが強固に係止
状態を保持することができる。
【0019】前記係止片31は、本実施の形態では成形
天井21の一側部に形成されているが、成形天井21の
両側部に形成することもでき、センターピラー13に限
らず他のピラーにも係止部15を形成することができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用成形天井の仮
保持構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記
載の車両用成形天井の仮保持構造によれば、成形天井の
側部の凹部を形成する際に、前記凹部内に係止片を残し
た状態で形成し、前記成形天井のルーフパネル側への取
付時に、前記成形天井の側部の凹部に形成された係止片
をピラーの係止部に係止させたので、クリップ状の治具
を用いることなく簡易迅速に成形天井を確実に仮保持さ
せることができる。
【0021】本発明の請求項2に記載の車両用成形天井
の仮保持構造によれば、ピラーの係止部をセンターピラ
ーの一部を切り起こして形成し、前記成形天井の側部の
凹部を形成する際に、前記凹部内に前記センターピラー
方向に延びる係止片を残した状態で形成し、且つ前記係
止片の先端側に係止溝を形成し、前記係止片を上方に屈
折させ、前記成形天井のルーフパネル側への取付時に、
前記成形天井の側部の凹部に形成された係止片の係止溝
を前記センターピラーの係止部に係止させたので、クリ
ップ状の治具を用いることなく簡易迅速に成形天井を確
実に仮保持させることができる。
【0022】本発明によれば、成形天井を確実に仮保持
することができ、成形天井を簡易迅速に取付けることが
でき、作業性及び経済性に優れた車両用成形天井の仮保
持構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用成形天井の仮保持構造の成
形天井の斜視図。
【図2】本発明に係る車両用成形天井の仮保持構造の成
形天井の一部拡大斜視図。
【図3】本発明に係る車両用成形天井の仮保持構造を示
す断面図。
【図4】本発明に係る車両用成形天井の仮保持構造を示
す一部拡大断面図。
【図5】従来の車両用成形天井の仮保持構造を示す分解
斜視図。
【図6】従来の車両用成形天井の仮保持構造を示す断面
図。
【図7】従来の車両用成形天井の異なる仮保持構造を示
す断面図。
【符号の説明】
13 センターピラー 15 係止部 21 成形天井 22 天井基材 23 表皮材 25 ルームランプの取付穴 27 凹部 31 係止片 31a 基部 33 係止溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井基材と、該天井基材の表面側に接合
    される表皮材とからなる成形天井を所望形状にプレス成
    形し、且つ車体側部のピラーに対向する位置の成形天井
    の側部に凹部を設け、前記ピラーに係止部を形成し、前
    記成形天井の側部の凹部を前記ピラーの係止部に係止さ
    せて成形天井を仮保持させる車両用成形天井の仮保持構
    造において、前記成形天井の側部の凹部を形成する際
    に、前記凹部内に係止片を残した状態で形成し、前記成
    形天井のルーフパネル側への取付時に、前記成形天井の
    側部の凹部に形成された係止片を前記ピラーの係止部に
    係止させることを特徴とする車両用成形天井の仮保持構
    造。
  2. 【請求項2】 天井基材と、該天井基材の表面側に接合
    される表皮材とからなる成形天井を所望形状にプレス成
    形し、且つ車体側部のピラーに対向する位置の成形天井
    の側部に凹部を設け、前記ピラーに係止部を形成し、前
    記成形天井の側部の凹部を前記ピラーの係止部に係止さ
    せて成形天井を仮保持させる車両用成形天井の仮保持構
    造において、前記ピラーの係止部をセンターピラーの一
    部を切り起こして形成し、前記成形天井の側部の凹部を
    形成する際に、前記凹部内に前記センターピラー方向に
    延びる係止片を残した状態で形成し、且つ前記係止片の
    先端側に係止溝を形成し、前記係止片を上方に屈折さ
    せ、前記成形天井のルーフパネル側への取付時に、前記
    成形天井の側部の凹部に形成された係止片の係止溝を前
    記センターピラーの係止部に係止させることを特徴とす
    る車両用成形天井の仮保持構造。
JP24721996A 1996-08-29 1996-08-29 車両用成形天井の仮保持構造 Pending JPH1071898A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036700A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Honda Motor Co Ltd ルーフライニング仮保持構造
JP2010269614A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Suzuki Motor Corp キャップの取り付け構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036700A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Honda Motor Co Ltd ルーフライニング仮保持構造
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