JPH1053074A - 車両用成形天井の仮保持構造 - Google Patents

車両用成形天井の仮保持構造

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JPH1053074A
JPH1053074A JP22764096A JP22764096A JPH1053074A JP H1053074 A JPH1053074 A JP H1053074A JP 22764096 A JP22764096 A JP 22764096A JP 22764096 A JP22764096 A JP 22764096A JP H1053074 A JPH1053074 A JP H1053074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded ceiling
hole
ceiling
roof panel
room lamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP22764096A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kuwabara
原 晃 桑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形天井を確実に仮保持することができ、成
形天井を簡易迅速に取付けることができ、作業性及び経
済性に優れた車両用成形天井の仮保持構造を提供する。 【解決手段】 成形天井21の所要箇所に取付穴25を
穿設し、ルーフパネル7側に穴11を形成する。成形天
井21の取付穴25とルーフパネル7側の穴11を用い
て成形天井21を仮保持させる。ルーフパネル7側に形
成された穴11に突起部27を形成し、成形天井21の
取付穴25に係止片29を形成する。成形天井21のル
ーフパネル7側への取付時に、前記係止片29を屈折さ
せてルーフパネル7側の穴11の突起部27に係止させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用成形天井の仮
保持構造に関し、更に詳細に説明すると、天井基材と、
該天井基材の表面側に接合される表皮材とからなる成形
天井を所望形状にプレス成形し、且つ成形天井の所要箇
所に取付穴を穿設し、ルーフパネル側に穴を形成し、前
記成形天井の取付穴とルーフパネル側の穴を用いて、ル
ーフパネル側の穴に成形天井を仮保持させる車両用成形
天井の仮保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の内装天井として成形
天井が存在し、これらの成形天井の天井基材として合成
樹脂材,段ボールやレジンフェルト等を用いたものが知
られている。この天井基材に表皮材が接合されて成形天
井が形成される。この成形天井にはルームランプの取付
穴、サンバイザーの取付穴、ルームミラーの取付穴及び
アシストグリップの取付穴等が形成される。
【0003】図5及び図6に示す如く、所望形状にプレ
ス成形された成形天井1の所要箇所にルームランプの取
付穴5を穿設し、ルーフパネル7側のルーフボー9にル
ームランプ用穴11を形成し、前記ルームランプの取付
穴5とルームランプ用穴11を用いて、ルーフパネル7
側のルーフボー9に形成されたルームランプ用穴11に
成形天井1を仮保持させている。
【0004】また、図7に示す如く、車体側部13に係
止片15を突出形成し、この係止片15に成形天井1の
端部1aを係止させることもできるが、係止片15の突
出量を増大させることができず、確実な係止状態を得る
ことができないものであった。
【0005】ルームランプの取付穴5、サンバイザーの
取付穴、ルームミラーの取付穴及びアシストグリップの
取付穴等に図示しないルームランプ、サンバイザー、ル
ームミラー及びアシストグリップ等をビス止めする場
合、これらの一つ以上が固定されないと成形天井1が安
定せず、成形天井1が落下する虞れを有していた。この
ため、成形天井1を作業者が下から押し上げるか、また
はクリップ状の治具17により仮保持し、次いで正規の
固定状態としている。
【0006】前記成形天井1を仮保持させる手段として
クリップ状の治具17を用いる場合には、図6に点線で
示す如く、左右一対のクリップ片17a,17bを中央
側に夫々押圧し、ルームランプの取付穴5に略くの字に
屈折された係止部17c,17dを係止させ、次いでル
ーフボー9に形成されたルームランプ用穴11に係止部
17c,17dを係止させて、成形天井1をクリップ状
の治具17により仮保持している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、成形天井1
をクリップ状の治具17を用いて仮保持する場合には、
治具17を作成しなければならず、これらの治具17を
取付けまたは取外す作業が必要で、作業が煩雑となり、
作業能率を向上させることができないものであった。ま
た車体側部13に係止片15を突出形成する場合には、
成形天井1の寸法精度が要求されるものであった。
【0008】本発明の目的は、成形天井を確実に仮保持
することができ、成形天井を簡易迅速に取付けることが
でき、作業性及び経済性に優れた車両用成形天井の仮保
持構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、請求項1に記載の車両用成形天
井の仮保持構造は、天井基材と、該天井基材の表面側に
接合される表皮材とからなる成形天井を所望形状にプレ
ス成形し、且つ成形天井の所要箇所に取付穴を穿設し、
ルーフパネル側に穴を形成し、前記成形天井の取付穴と
ルーフパネル側の穴を用いて、ルーフパネル側の穴に成
形天井を仮保持させる車両用成形天井の仮保持構造にお
いて、前記ルーフパネル側に形成された穴に突起部を形
成し、成形天井の取付穴に係止片を形成し、前記成形天
井のルーフパネル側への取付時に、前記係止片を屈折さ
せて前記ルーフパネル側の穴の突起部に係止させること
を特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に記載の車両用成形天井
の仮保持構造は、天井基材と、該天井基材の表面側に接
合される表皮材とからなる成形天井を所望形状にプレス
成形し、且つ成形天井の所要箇所にルームランプの取付
穴を穿設し、ルーフパネル側にルームランプ用穴を形成
し、前記ルームランプの取付穴とルームランプ用穴を用
いて、ルーフパネル側に形成されたルームランプ用穴に
成形天井を仮保持させる車両用成形天井の仮保持構造に
おいて、前記ルーフパネル側に形成された略四角形状の
ルームランプ用穴の隅角部に突起部を夫々形成し、前記
ルームランプの取付穴に一対の係止片を形成し、該一対
の係止片に前記ルームランプ用穴の突起部を挿通可能な
切欠部を形成し、前記成形天井のルーフパネル側への取
付時に、前記係止片を屈折させて前記ルームランプ用穴
の突起部に係止させることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項1に記載の車両用成形天井
の仮保持構造によれば、ルーフパネル側に形成された穴
に突起部を形成し、成形天井の取付穴に係止片を形成
し、前記成形天井のルーフパネル側への取付時に、前記
係止片を屈折させて前記ルーフパネル側の穴の突起部に
係止させたので、クリップ状の治具を用いることなく簡
易迅速に成形天井を仮保持させることができる。
【0012】本発明の請求項2に記載の車両用成形天井
の仮保持構造によれば、ルーフパネル側に形成された略
四角形状のルームランプ用穴の隅角部に突起部を夫々形
成し、ルームランプの取付穴に一対の係止片を形成し、
該一対の係止片に前記ルームランプ用穴の突起部を挿通
可能な切欠部を形成し、前記成形天井のルーフパネル側
への取付時に、前記係止片を屈折させて前記ルームラン
プ用穴の突起部に係止させたので、クリップ状の治具を
用いることなく簡易迅速に成形天井を仮保持させること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る車両用成形天井
の仮保持構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図4
には本発明に係わる車両用成形天井の仮保持構造の実施
の形態が夫々示されており、成形天井21は、図4に示
す如く、天井基材22と、この天井基材22の表面側に
接合される表皮材23とから形成されている。前記表皮
材23は本実施の形態では一枚ものとして示してある
が、表面側の表皮と、この表皮の裏面側に接合されたワ
ディングとから形成することもできる。
【0014】前記成形天井21は所望形状にプレス成形
され、且つ成形天井21の所要箇所にルームランプの取
付穴25、及びその他の取付穴等が穿設されている。ま
たルーフパネル7側のルーフボー9に略四角形状のルー
ムランプ用穴11が形成されている。
【0015】図3(a),(b)に示す如く、前記略四
角形状のルームランプ用穴11の隅角部に突起部27が
夫々形成されている。また前記ルームランプの取付穴2
5に一対の係止片29が形成されている。尚、この一対
の係止片29は前記ルームランプの取付穴25の両側部
に形成したが、前後方向に形成することもできる。
【0016】前記一対の係止片29には、前記ルームラ
ンプ用穴11の突起部27を挿通可能な切欠部31が形
成されている。また前記一対の係止片29の基部側、即
ちルームランプの取付穴25の外形線と対応する部分に
はスリットまたはスジ押しからなる折曲部33が形成さ
れている。
【0017】図3(a)に示す如く、一対の係止片29
の先端側の長さL1は、図3(b)に示すルームランプ
用穴11の前後の突起部27,27間の長さL2より長
く、前記一対の係止片29の基部側の長さL3は前後の
突起部27,27間の長さL2より短く形成されてい
る。
【0018】前記成形天井21のルーフパネル7側のル
ーフボー9への取付時に、この係止片29の切欠部31
より前記ルームランプ用穴11の突起部27を挿通させ
て、前記一対の係止片29を折曲部33より屈折させ、
一対の係止片29を突起部27に係止させる。
【0019】前記係止片29は一対設けるものに限定さ
れるものではなく、また図示の形状に限定されるもので
はなく、要は前記ルームランプ用穴11の突起部27に
係止し得る構成であればよい。
【0020】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用成形天井の仮
保持構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記
載の車両用成形天井の仮保持構造によれば、ルーフパネ
ル側に形成された穴に突起部を形成し、成形天井の取付
穴に係止片を形成し、前記成形天井のルーフパネル側へ
の取付時に、前記係止片を屈折させて前記ルーフパネル
側の穴の突起部に係止させたので、クリップ状の治具を
用いることなく簡易迅速に成形天井を仮保持させること
ができる。
【0021】本発明の請求項2に記載の車両用成形天井
の仮保持構造によれば、ルーフパネル側に形成された略
四角形状のルームランプ用穴の隅角部に突起部を夫々形
成し、ルームランプの取付穴に一対の係止片を形成し、
該一対の係止片に前記ルームランプ用穴の突起部を挿通
可能な切欠部を形成し、前記成形天井のルーフパネル側
への取付時に、前記係止片を屈折させて前記ルームラン
プ用穴の突起部に係止させたので、クリップ状の治具を
用いることなく簡易迅速に成形天井を仮保持させること
ができる。
【0022】本発明によれば、成形天井を確実に仮保持
することができ、成形天井を簡易迅速に取付けることが
でき、作業性及び経済性に優れた車両用成形天井の仮保
持構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用成形天井の仮保持構造を示
す成形天井の斜視図。
【図2】本発明に係る車両用成形天井の仮保持構造の要
部を示す斜視図。
【図3】本発明に係る車両用成形天井の仮保持構造を夫
々示すもので、(a)は成形天井のルームランプの取付
穴の平面図、(b)はルーフパネル側に形成された略四
角形状のルームランプ用穴の平面図。
【図4】本発明に係る車両用成形天井の仮保持構造を示
す断面図。
【図5】従来の車両用成形天井の仮保持構造を示す分解
斜視図。
【図6】従来の車両用成形天井の仮保持構造を示す断面
図。
【図7】従来の車両用成形天井の異なる仮保持構造を示
す断面図。
【符号の説明】
7 ルーフパネル 9 ルーフボー 11 ルームランプ用穴 21 成形天井 22 天井基材 23 表皮材 25 ルームランプの取付穴 27 突起部 29 係止片 31 切欠部 33 折曲部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井基材と、該天井基材の表面側に接合
    される表皮材とからなる成形天井を所望形状にプレス成
    形し、且つ成形天井の所要箇所に取付穴を穿設し、ルー
    フパネル側に穴を形成し、前記成形天井の取付穴とルー
    フパネル側の穴を用いて、ルーフパネル側の穴に成形天
    井を仮保持させる車両用成形天井の仮保持構造におい
    て、前記ルーフパネル側に形成された穴に突起部を形成
    し、成形天井の取付穴に係止片を形成し、前記成形天井
    のルーフパネル側への取付時に、前記係止片を屈折させ
    て前記ルーフパネル側の穴の突起部に係止させることを
    特徴とする車両用成形天井の仮保持構造。
  2. 【請求項2】 天井基材と、該天井基材の表面側に接合
    される表皮材とからなる成形天井を所望形状にプレス成
    形し、且つ成形天井の所要箇所にルームランプの取付穴
    を穿設し、ルーフパネル側にルームランプ用穴を形成
    し、前記ルームランプの取付穴とルームランプ用穴を用
    いて、ルーフパネル側に形成されたルームランプ用穴に
    成形天井を仮保持させる車両用成形天井の仮保持構造に
    おいて、前記ルーフパネル側に形成された略四角形状の
    ルームランプ用穴の隅角部に突起部を夫々形成し、前記
    ルームランプの取付穴に一対の係止片を形成し、該一対
    の係止片に前記ルームランプ用穴の突起部を挿通可能な
    切欠部を形成し、前記成形天井のルーフパネル側への取
    付時に、前記係止片を屈折させて前記ルームランプ用穴
    の突起部に係止させることを特徴とする車両用成形天井
    の仮保持構造。
JP22764096A 1996-08-09 1996-08-09 車両用成形天井の仮保持構造 Pending JPH1053074A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262631A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Toyota Auto Body Co Ltd 天井用化粧パネル
JP2016168892A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 豊田鉄工株式会社 重ね合わせ複合部品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009262631A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Toyota Auto Body Co Ltd 天井用化粧パネル
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