JPH11222081A - 車両用成形天井の取付構造 - Google Patents
車両用成形天井の取付構造Info
- Publication number
- JPH11222081A JPH11222081A JP4451498A JP4451498A JPH11222081A JP H11222081 A JPH11222081 A JP H11222081A JP 4451498 A JP4451498 A JP 4451498A JP 4451498 A JP4451498 A JP 4451498A JP H11222081 A JPH11222081 A JP H11222081A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded ceiling
- auxiliary knob
- knob holder
- vehicle
- positioning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形天井に補助ノブホルダーやブラケット等
の別部品を仮保持して車体パネルに取付ける。成形天井
に対する別部品の仮保持構造を簡単且つ廉価に実施で
き、回転することがなく、確実に保持して車体パネルへ
の取付作業性を高める。 【解決手段】 別部品と成形天井20との当接面の一方
側に凸部25、他方側に凹部44を設ける。この凹凸嵌
合により簡単且つ廉価に補助ノブホルダー40を成形天
井20の所定箇所に仮保持する。補助ノブホルダー40
の裏面に設けた位置決め用突起43に対して成形天井2
0の位置決め孔24周囲を圧縮偏平化した薄肉部26と
して剛性を確保する。位置決め孔24周囲に舌片27を
突設し、この舌片27により位置決め用突起43を堅固
に保持する。
の別部品を仮保持して車体パネルに取付ける。成形天井
に対する別部品の仮保持構造を簡単且つ廉価に実施で
き、回転することがなく、確実に保持して車体パネルへ
の取付作業性を高める。 【解決手段】 別部品と成形天井20との当接面の一方
側に凸部25、他方側に凹部44を設ける。この凹凸嵌
合により簡単且つ廉価に補助ノブホルダー40を成形天
井20の所定箇所に仮保持する。補助ノブホルダー40
の裏面に設けた位置決め用突起43に対して成形天井2
0の位置決め孔24周囲を圧縮偏平化した薄肉部26と
して剛性を確保する。位置決め孔24周囲に舌片27を
突設し、この舌片27により位置決め用突起43を堅固
に保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用成形天井の
取付構造に関し、更に詳細に説明すると、合成樹脂製基
材の表面に表皮材を貼着してなる成形天井の表面所定箇
所に別部品を仮保持した状態で車体パネルに成形天井と
別部品とを共締め固定する車両用成形天井の取付構造に
関する。
取付構造に関し、更に詳細に説明すると、合成樹脂製基
材の表面に表皮材を貼着してなる成形天井の表面所定箇
所に別部品を仮保持した状態で車体パネルに成形天井と
別部品とを共締め固定する車両用成形天井の取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】通常、図7に示すように、車両のルーフ
部における車体パネルの室内側には、車体パネルの全面
を覆い、断熱性、吸音性に優れた車両用成形天井1が内
装されており、この車両用成形天井1には、各種別部品
が取付けられている。例えば、運転席側及び乗員側にサ
ンバイザー2が設置されるが、このサンバイザー2を回
動可能に支承するシャフト2aのブラケット3及びサン
バイザー2の補助ノブ2bと係合する補助ノブホルダー
4が取付けられていると共に、補助席側乗員の斜め上方
や後席側乗員の斜め上方部分には急カーブ時等、乗員の
身体を支えるためのアシストグリップ5が設置されてい
る。
部における車体パネルの室内側には、車体パネルの全面
を覆い、断熱性、吸音性に優れた車両用成形天井1が内
装されており、この車両用成形天井1には、各種別部品
が取付けられている。例えば、運転席側及び乗員側にサ
ンバイザー2が設置されるが、このサンバイザー2を回
動可能に支承するシャフト2aのブラケット3及びサン
バイザー2の補助ノブ2bと係合する補助ノブホルダー
4が取付けられていると共に、補助席側乗員の斜め上方
や後席側乗員の斜め上方部分には急カーブ時等、乗員の
身体を支えるためのアシストグリップ5が設置されてい
る。
【0003】そして、成形天井1とブラケット3、補助
ノブホルダー4、アシストグリップ5等の別部品を共締
めボルトにより車体パネルに対して共締め固定する関係
で、成形天井1にこれら別部品を仮保持した状態で取付
作業が行なわれる。
ノブホルダー4、アシストグリップ5等の別部品を共締
めボルトにより車体パネルに対して共締め固定する関係
で、成形天井1にこれら別部品を仮保持した状態で取付
作業が行なわれる。
【0004】図8を参照して成形天井1と補助ノブホル
ダー4とを車体パネル6に対して共締め固定する作業に
ついて説明する。補助ノブホルダー4の裏面には位置決
め用突起7が突設形成されている。補助ノブホルダー4
を成形天井1の所定部分に仮保持する構造としては、成
形天井1の位置決め孔1a内にこの位置決め用突起7を
挿入して、成形天井1の裏面側から紙ワッシャー8を差
込む。成形天井1の所定箇所に補助ノブホルダー4を仮
保持し、車体パネル6に成形天井1及び補助ノブホルダ
ー4を共締め固定するには、車体パネル6の位置決め孔
6a内に位置決め用突起7を挿入して車体パネル6に対
して成形天井1及び補助ノブホルダー4を位置決めす
る。その後、補助ノブホルダー4に仮保持されている共
締め用ボルト9を押込んで車体パネル6の取付孔6b内
に捩込み固定することにより、成形天井1及び補助ノブ
ホルダー4を車体パネル6に取付けるようにしている。
ダー4とを車体パネル6に対して共締め固定する作業に
ついて説明する。補助ノブホルダー4の裏面には位置決
め用突起7が突設形成されている。補助ノブホルダー4
を成形天井1の所定部分に仮保持する構造としては、成
形天井1の位置決め孔1a内にこの位置決め用突起7を
挿入して、成形天井1の裏面側から紙ワッシャー8を差
込む。成形天井1の所定箇所に補助ノブホルダー4を仮
保持し、車体パネル6に成形天井1及び補助ノブホルダ
ー4を共締め固定するには、車体パネル6の位置決め孔
6a内に位置決め用突起7を挿入して車体パネル6に対
して成形天井1及び補助ノブホルダー4を位置決めす
る。その後、補助ノブホルダー4に仮保持されている共
締め用ボルト9を押込んで車体パネル6の取付孔6b内
に捩込み固定することにより、成形天井1及び補助ノブ
ホルダー4を車体パネル6に取付けるようにしている。
【0005】尚、サンバイザー2を天井側に固定するブ
ラケット3やアシストグリップ5も同様に紙ワッシャー
8等の仮保持用備品を使用して成形天井1に仮保持した
状態で、成形天井1を車体パネル6に対して取付固定す
る際、共締め固定される。
ラケット3やアシストグリップ5も同様に紙ワッシャー
8等の仮保持用備品を使用して成形天井1に仮保持した
状態で、成形天井1を車体パネル6に対して取付固定す
る際、共締め固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の成
形天井1とサンバイザー用ブラケット3、補助ノブホル
ダー4、アシストグリップ5等の別部品を車体パネル6
に共締め固定する際、成形天井1に対して別部品を仮保
持する構造として、位置決め用突起7を成形天井1の位
置決め孔1a内に挿通させた後、成形天井1の裏面側か
ら紙ワッシャー8を差込み固定しているので、紙ワッシ
ャー8のコストや取付工数が嵩み、生産性を低下させる
欠点を有していた。更に位置決め用突起7を紙ワッシャ
ー8で仮保持する構造では、この位置決め用突起7を中
心として補助ノブホルダー4が回転し、共締め用ボルト
9を押込んだ際、成形天井1の取付孔1bに合致せず、
取付作業が煩雑となる欠点を有するものであった。
形天井1とサンバイザー用ブラケット3、補助ノブホル
ダー4、アシストグリップ5等の別部品を車体パネル6
に共締め固定する際、成形天井1に対して別部品を仮保
持する構造として、位置決め用突起7を成形天井1の位
置決め孔1a内に挿通させた後、成形天井1の裏面側か
ら紙ワッシャー8を差込み固定しているので、紙ワッシ
ャー8のコストや取付工数が嵩み、生産性を低下させる
欠点を有していた。更に位置決め用突起7を紙ワッシャ
ー8で仮保持する構造では、この位置決め用突起7を中
心として補助ノブホルダー4が回転し、共締め用ボルト
9を押込んだ際、成形天井1の取付孔1bに合致せず、
取付作業が煩雑となる欠点を有するものであった。
【0007】本発明の目的は、車体パネルに対して成形
天井及び別部品を共締め固定する際、別部品の仮保持構
造を簡単且つ廉価に実施でき、しかも、車体パネルへの
取付作業における作業能率を向上させることができる車
両用成形天井の取付構造を提供するものである。
天井及び別部品を共締め固定する際、別部品の仮保持構
造を簡単且つ廉価に実施でき、しかも、車体パネルへの
取付作業における作業能率を向上させることができる車
両用成形天井の取付構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用成形天井の取付構造は、合成樹脂製基材の表面に表皮
材を貼着してなる成形天井の表面所定箇所に別部品を仮
保持した状態で車体パネルに成形天井と別部品とを共締
め固定する車両用成形天井の取付構造において、前記成
形天井の合成樹脂製基材が形状保持性を備えていると共
に、成形天井と別部品との間の当接面の一方側に凹部、
他方側に凸部が形成され、前記凹凸部を嵌合させること
により別部品を成形天井に仮保持した状態で車体パネル
に対して成形天井と別部品とを共締め固定することを特
徴とする。
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用成形天井の取付構造は、合成樹脂製基材の表面に表皮
材を貼着してなる成形天井の表面所定箇所に別部品を仮
保持した状態で車体パネルに成形天井と別部品とを共締
め固定する車両用成形天井の取付構造において、前記成
形天井の合成樹脂製基材が形状保持性を備えていると共
に、成形天井と別部品との間の当接面の一方側に凹部、
他方側に凸部が形成され、前記凹凸部を嵌合させること
により別部品を成形天井に仮保持した状態で車体パネル
に対して成形天井と別部品とを共締め固定することを特
徴とする。
【0009】また本発明の請求項2に記載の車両用成形
天井の取付構造は、別部品の裏面に位置決め用突起が突
設形成されていると共に、この位置決め用突起を挿入す
るための位置決め孔が成形天井の対応箇所に形成され、
この位置決め孔の周囲は所望の剛性を確保した偏平状の
薄肉部として形成されると共に、位置決め孔の周囲には
位置決め用突起に当接して保持する複数の舌片が形成さ
れていることを特徴とする。
天井の取付構造は、別部品の裏面に位置決め用突起が突
設形成されていると共に、この位置決め用突起を挿入す
るための位置決め孔が成形天井の対応箇所に形成され、
この位置決め孔の周囲は所望の剛性を確保した偏平状の
薄肉部として形成されると共に、位置決め孔の周囲には
位置決め用突起に当接して保持する複数の舌片が形成さ
れていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項1に記載の車両用成形天井
の取付構造によれば、成形天井は、形状保持性に優れた
合成樹脂製基材が使用されており、成形天井と別部品と
の間の当接面の一方側に凹部、他方側に凸部が形成さ
れ、前記凹凸部の嵌合作用により成形天井の所定箇所に
別部品を確実に仮保持することができ、少なくとも2箇
所に仮保持ポイントを設定すれば、別部品が回転するこ
とがない。
の取付構造によれば、成形天井は、形状保持性に優れた
合成樹脂製基材が使用されており、成形天井と別部品と
の間の当接面の一方側に凹部、他方側に凸部が形成さ
れ、前記凹凸部の嵌合作用により成形天井の所定箇所に
別部品を確実に仮保持することができ、少なくとも2箇
所に仮保持ポイントを設定すれば、別部品が回転するこ
とがない。
【0011】更に、請求項2に記載の車両用成形天井の
取付構造によれば、別部品の裏面に位置決め用突起が形
成される一方、これと対応する成形天井側には位置決め
孔が開設され、位置決め孔周囲が薄肉偏平状に圧縮さ
れ、薄肉部で剛性を確保すると共に、位置決め孔周囲に
複数の舌片が形成されており、この舌片により位置決め
用突起の周面を保持できるため、ワッシャー機能を備
え、従来の紙ワッシャーを廃止することができる。
取付構造によれば、別部品の裏面に位置決め用突起が形
成される一方、これと対応する成形天井側には位置決め
孔が開設され、位置決め孔周囲が薄肉偏平状に圧縮さ
れ、薄肉部で剛性を確保すると共に、位置決め孔周囲に
複数の舌片が形成されており、この舌片により位置決め
用突起の周面を保持できるため、ワッシャー機能を備
え、従来の紙ワッシャーを廃止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る車両用成形天井
の取付構造の実施の形態について、図面を参照して説明
する。図1は車両用成形天井のフロント側におけるサン
バイザー設置箇所を示す外観図、図2は車両用成形天井
と補助ノブホルダーとを車体パネルに共締め固定した状
態を示す断面図、図3(a),(b)は車両用成形天井
における補助ノブホルダーの仮保持構造を示す取付前後
の断面図、図4は車両用成形天井における補助ノブホル
ダーを裏面側から見た平面図、図5は車両用成形天井の
補助ノブホルダー設置箇所を示す平面図、図6は車両用
成形天井に補助ノブホルダーを仮保持して車体パネルに
取付ける状態を示す断面図である。
の取付構造の実施の形態について、図面を参照して説明
する。図1は車両用成形天井のフロント側におけるサン
バイザー設置箇所を示す外観図、図2は車両用成形天井
と補助ノブホルダーとを車体パネルに共締め固定した状
態を示す断面図、図3(a),(b)は車両用成形天井
における補助ノブホルダーの仮保持構造を示す取付前後
の断面図、図4は車両用成形天井における補助ノブホル
ダーを裏面側から見た平面図、図5は車両用成形天井の
補助ノブホルダー設置箇所を示す平面図、図6は車両用
成形天井に補助ノブホルダーを仮保持して車体パネルに
取付ける状態を示す断面図である。
【0013】図1に示すように、運転席の斜め上方に日
除け機能を持つサンバイザー10が設置されている。こ
のサンバイザー10は、回動用シャフト11により上下
方向及び左右方向に回動可能に支承されている。この回
動用シャフト11は、成形天井20に取付けられている
ブラケット30にシャフト廻りに回動可能に挿通されて
いる。
除け機能を持つサンバイザー10が設置されている。こ
のサンバイザー10は、回動用シャフト11により上下
方向及び左右方向に回動可能に支承されている。この回
動用シャフト11は、成形天井20に取付けられている
ブラケット30にシャフト廻りに回動可能に挿通されて
いる。
【0014】また、サンバイザー10のシャフト11の
反対他端には、補助ノブ12が設置されている。この補
助ノブ12は成形天井20に取付けられている補助ノブ
ホルダー40の係合部41内に嵌着保持されることによ
り、サンバイザー10は回動用シャフト11と補助ノブ
12との2点支持される。前記成形天井20とブラケッ
ト30、補助ノブホルダー40は、車体パネル50に対
して共締め固定されるが、ここで図2を基に、成形天井
20及び補助ノブホルダー40の更に具体的な構成につ
いて説明する。
反対他端には、補助ノブ12が設置されている。この補
助ノブ12は成形天井20に取付けられている補助ノブ
ホルダー40の係合部41内に嵌着保持されることによ
り、サンバイザー10は回動用シャフト11と補助ノブ
12との2点支持される。前記成形天井20とブラケッ
ト30、補助ノブホルダー40は、車体パネル50に対
して共締め固定されるが、ここで図2を基に、成形天井
20及び補助ノブホルダー40の更に具体的な構成につ
いて説明する。
【0015】成形天井20は、形状保持性に優れた合成
樹脂製基材21と合成樹脂製基材21の表面に手触り感
等の優れた表皮材22を貼着して構成され、トータル厚
みが3.5mmに設定され、形状としては緩やかなカー
ブを描く弯曲状に形成され、サンバイザー10やアシス
トグリップに対応して凹部(図1中20aで示す)が形
成されている。
樹脂製基材21と合成樹脂製基材21の表面に手触り感
等の優れた表皮材22を貼着して構成され、トータル厚
みが3.5mmに設定され、形状としては緩やかなカー
ブを描く弯曲状に形成され、サンバイザー10やアシス
トグリップに対応して凹部(図1中20aで示す)が形
成されている。
【0016】合成樹脂製基材21は、本実施の形態では
ポリプロピレン(以下PPという)2次発泡基材を使用
し、このPP2次発泡基材は、PP発泡ビーズ原反を加
熱軟化処理した後、冷間プレス成形により所要形状によ
り成形してなるもので、軽量で且つ断熱性、吸音性に優
れ、しかも、良好な保形性を備えている。また、この冷
間プレス成形時に不織布等の表皮材22が合成樹脂製基
材21と一体化される。
ポリプロピレン(以下PPという)2次発泡基材を使用
し、このPP2次発泡基材は、PP発泡ビーズ原反を加
熱軟化処理した後、冷間プレス成形により所要形状によ
り成形してなるもので、軽量で且つ断熱性、吸音性に優
れ、しかも、良好な保形性を備えている。また、この冷
間プレス成形時に不織布等の表皮材22が合成樹脂製基
材21と一体化される。
【0017】一方、補助ノブホルダー40は、PP樹
脂、ポリアセタール樹脂等の射出成形体からなり、サン
バイザー10の補助ノブ12を係着する係合部41を備
えている。補助ノブホルダー40の取付孔42に差込み
保持した共締め用ボルト60を成形天井20の取付孔2
3を通して車体パネル50の取付孔51内に締付けるこ
とにより、成形天井20と補助ノブホルダー40とが本
体パネル50に共締め固定される。
脂、ポリアセタール樹脂等の射出成形体からなり、サン
バイザー10の補助ノブ12を係着する係合部41を備
えている。補助ノブホルダー40の取付孔42に差込み
保持した共締め用ボルト60を成形天井20の取付孔2
3を通して車体パネル50の取付孔51内に締付けるこ
とにより、成形天井20と補助ノブホルダー40とが本
体パネル50に共締め固定される。
【0018】尚、補助ノブホルダー40の裏面には、位
置決め用突起43が突設されており、この位置決め用突
起43は成形天井20の位置決め孔24内に挿入され、
且つ車体パネル50の位置決め孔52内に挿入されて適
切な位置決めがなされる。
置決め用突起43が突設されており、この位置決め用突
起43は成形天井20の位置決め孔24内に挿入され、
且つ車体パネル50の位置決め孔52内に挿入されて適
切な位置決めがなされる。
【0019】ところで、本発明は、成形天井20に補助
ノブホルダー40を簡単且つ廉価、しかも確実に仮保持
することができ、しかも、車体パネル50への共締め作
業も円滑に行なえるようにした成形天井20の取付構造
を提供することにある。
ノブホルダー40を簡単且つ廉価、しかも確実に仮保持
することができ、しかも、車体パネル50への共締め作
業も円滑に行なえるようにした成形天井20の取付構造
を提供することにある。
【0020】即ち、図3(a),(b)及び図4に示す
ように、本実施の形態ではサンバイザー10の補助ノブ
12を係合する補助ノブホルダー40を成形天井20に
仮保持する構造について説明すると、補助ノブホルダー
40の成形天井20への取付面には前述した位置決め用
突起43が突設されている共に、矩形状の凹部44が凹
設されている。そして、それに対応するように、成形天
井20側には、前記位置決め用突起43に対応する位置
決め孔24が開設される一方、補助ノブホルダー40の
凹部44と対応する矩形状の凸部25が形成されてい
る。
ように、本実施の形態ではサンバイザー10の補助ノブ
12を係合する補助ノブホルダー40を成形天井20に
仮保持する構造について説明すると、補助ノブホルダー
40の成形天井20への取付面には前述した位置決め用
突起43が突設されている共に、矩形状の凹部44が凹
設されている。そして、それに対応するように、成形天
井20側には、前記位置決め用突起43に対応する位置
決め孔24が開設される一方、補助ノブホルダー40の
凹部44と対応する矩形状の凸部25が形成されてい
る。
【0021】更に、成形天井20の位置決め孔24の周
囲は、図5に示す如く、偏平状に圧縮加工された薄肉部
26として形成され、位置決め孔24の周囲には、位置
決め用突起43の周囲を4点で支持する舌片27が一体
に形成されている。尚、共締め用ボルト60は、補助ノ
ブホルダー40の取付孔42のコーナー部に挾まれる形
で仮保持されている。
囲は、図5に示す如く、偏平状に圧縮加工された薄肉部
26として形成され、位置決め孔24の周囲には、位置
決め用突起43の周囲を4点で支持する舌片27が一体
に形成されている。尚、共締め用ボルト60は、補助ノ
ブホルダー40の取付孔42のコーナー部に挾まれる形
で仮保持されている。
【0022】従って、補助ノブホルダー40の位置決め
用突起43を成形天井20の位置決め孔24内に挿通さ
せると共に、補助ノブホルダー40の凹部44内に成形
天井20の凸部25を嵌合させればよく、本発明に係る
成形天井20の取付構造によれば、合成樹脂製基材21
の形状保持性を利用して、成形天井20と補助ノブホル
ダー40との間に凹凸嵌合による保持構造を採用したた
め、簡単且つ廉価、しかも確実に補助ノブホルダー40
を成形天井20に仮保持することができる。
用突起43を成形天井20の位置決め孔24内に挿通さ
せると共に、補助ノブホルダー40の凹部44内に成形
天井20の凸部25を嵌合させればよく、本発明に係る
成形天井20の取付構造によれば、合成樹脂製基材21
の形状保持性を利用して、成形天井20と補助ノブホル
ダー40との間に凹凸嵌合による保持構造を採用したた
め、簡単且つ廉価、しかも確実に補助ノブホルダー40
を成形天井20に仮保持することができる。
【0023】更に、補助ノブホルダー40に設けた位置
決め用突起43を挿通する成形天井20の位置決め孔2
4の周囲を薄肉部26として圧縮加工し、剛性を強化す
ると共に、位置決め孔24の周囲に位置決め用突起43
の周面とを当接支持する複数の舌片27を設けることに
より、従来の紙ワッシャーを廃止したので、紙ワッシャ
ーの製作コストや取付コストも低減でき、位置決め突起
43を強固に保持できる。
決め用突起43を挿通する成形天井20の位置決め孔2
4の周囲を薄肉部26として圧縮加工し、剛性を強化す
ると共に、位置決め孔24の周囲に位置決め用突起43
の周面とを当接支持する複数の舌片27を設けることに
より、従来の紙ワッシャーを廃止したので、紙ワッシャ
ーの製作コストや取付コストも低減でき、位置決め突起
43を強固に保持できる。
【0024】尚、本実施の形態では成形天井20に凸部
25を設け、補助ノブホルダー40に凹部44を設けた
が、凹凸を逆に設定してもよく、また、位置決め用突起
43を採用しない構造であれば、凹凸嵌合部を少なくと
も2箇所に設定すれば、補助ノブホルダー40の回転を
有効に防止でき、より確実な仮保持構造が得られる。
25を設け、補助ノブホルダー40に凹部44を設けた
が、凹凸を逆に設定してもよく、また、位置決め用突起
43を採用しない構造であれば、凹凸嵌合部を少なくと
も2箇所に設定すれば、補助ノブホルダー40の回転を
有効に防止でき、より確実な仮保持構造が得られる。
【0025】また、成形天井20に対する補助ノブホル
ダー40の仮保持構造と同様にサンバイザー10の回動
用シャフト11を挿通支持するブラケット30やアシス
トグリップ(図7中符号5で示す)の仮保持にも本発明
を有効に適用できることはいうまでもない。
ダー40の仮保持構造と同様にサンバイザー10の回動
用シャフト11を挿通支持するブラケット30やアシス
トグリップ(図7中符号5で示す)の仮保持にも本発明
を有効に適用できることはいうまでもない。
【0026】次いで、成形天井20及び補助ノブホルダ
ー40を車体パネル50に取付ける構造について説明す
ると、図3に示す状態、即ち、補助ノブホルダー40の
裏面に突設した位置決め用突起43を成形天井20の位
置決め孔24内に挿入し、位置決め孔24の周囲の舌片
27の先端により位置決め用突起43を保持すると共
に、補助ノブホルダー40の裏面に設けた矩形状の凹部
44と成形天井20に形成されている矩形状の凸部25
とを嵌合わせて成形天井20の所定箇所に補助ノブホル
ダー40を仮保持した状態では、凹凸部25、44の凹
凸嵌合部と位置決め用突起43を成形天井20の位置決
め孔24の舌片27により確実に保持できることから、
補助ノブホルダー40が脱落したり、また、回転するこ
とがなく、確実に所定箇所で仮保持できる。
ー40を車体パネル50に取付ける構造について説明す
ると、図3に示す状態、即ち、補助ノブホルダー40の
裏面に突設した位置決め用突起43を成形天井20の位
置決め孔24内に挿入し、位置決め孔24の周囲の舌片
27の先端により位置決め用突起43を保持すると共
に、補助ノブホルダー40の裏面に設けた矩形状の凹部
44と成形天井20に形成されている矩形状の凸部25
とを嵌合わせて成形天井20の所定箇所に補助ノブホル
ダー40を仮保持した状態では、凹凸部25、44の凹
凸嵌合部と位置決め用突起43を成形天井20の位置決
め孔24の舌片27により確実に保持できることから、
補助ノブホルダー40が脱落したり、また、回転するこ
とがなく、確実に所定箇所で仮保持できる。
【0027】そして、図6に示す如く、成形天井20を
車体パネル50に対して補助ノブホルダー40の位置決
め用突起43を車体パネル50の位置決め孔52内に差
込んで位置決めを行なうと共に、補助ノブホルダー40
に仮保持されている共締め用ボルト60を押込んで、成
形天井20の取付孔23を通して車体パネル50の取付
孔51内に締付け固定すれば、図2に示す如く、成形天
井20並びに補助ノブホルダー40を車体パネル50に
簡単に共締め固定することができる。
車体パネル50に対して補助ノブホルダー40の位置決
め用突起43を車体パネル50の位置決め孔52内に差
込んで位置決めを行なうと共に、補助ノブホルダー40
に仮保持されている共締め用ボルト60を押込んで、成
形天井20の取付孔23を通して車体パネル50の取付
孔51内に締付け固定すれば、図2に示す如く、成形天
井20並びに補助ノブホルダー40を車体パネル50に
簡単に共締め固定することができる。
【0028】このように、本発明に係る成形天井20の
取付構造によれば、補助ノブホルダー40の仮保持が簡
単且つ廉価に、しかも、確実に行なえると共に、車体パ
ネル50に対する成形天井20及び補助ノブホルダー4
0の取付けも円滑に行なえ、取付作業における作業性を
著しく向上させることができる。
取付構造によれば、補助ノブホルダー40の仮保持が簡
単且つ廉価に、しかも、確実に行なえると共に、車体パ
ネル50に対する成形天井20及び補助ノブホルダー4
0の取付けも円滑に行なえ、取付作業における作業性を
著しく向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用成形天井の取
付構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載
の車両用成形天井の取付構造によれば、成形天井は、形
状保持性に優れた合成樹脂製基材が使用されており、成
形天井と別部品との間の当接面の一方側に凹部、他方側
に凸部が形成され、成形天井の所定箇所に別部品を前記
凹凸部の嵌合作用により簡単且つ廉価に位置決め、仮保
持させることができ、別部品の仮保持作業を簡易迅速に
行うことができる。
付構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載
の車両用成形天井の取付構造によれば、成形天井は、形
状保持性に優れた合成樹脂製基材が使用されており、成
形天井と別部品との間の当接面の一方側に凹部、他方側
に凸部が形成され、成形天井の所定箇所に別部品を前記
凹凸部の嵌合作用により簡単且つ廉価に位置決め、仮保
持させることができ、別部品の仮保持作業を簡易迅速に
行うことができる。
【0030】また本発明の請求項2に記載の車両用成形
天井の取付構造によれば、別部品の裏面に位置決め用突
起が形成されており、これと対応する成形天井側には位
置決め孔が開設され、位置決め孔周囲が薄肉偏平状に圧
縮され、且つ位置決め孔周囲に複数の舌片が形成されて
おり、薄肉部で剛性を確保すると共に、位置決め孔周囲
に設けた複数の舌片により位置決め用突起の周面を確実
に保持できるため、従来の紙ワッシャーが廃止できるの
で、紙ワッシャーの製作コスト、取付コストを削減で
き、経済的に優れた車両用成形天井を得ることができ
る。
天井の取付構造によれば、別部品の裏面に位置決め用突
起が形成されており、これと対応する成形天井側には位
置決め孔が開設され、位置決め孔周囲が薄肉偏平状に圧
縮され、且つ位置決め孔周囲に複数の舌片が形成されて
おり、薄肉部で剛性を確保すると共に、位置決め孔周囲
に設けた複数の舌片により位置決め用突起の周面を確実
に保持できるため、従来の紙ワッシャーが廃止できるの
で、紙ワッシャーの製作コスト、取付コストを削減で
き、経済的に優れた車両用成形天井を得ることができ
る。
【図1】本発明に係る車両用成形天井の取付構造におけ
るサンバイザー設置箇所を示す外観図。
るサンバイザー設置箇所を示す外観図。
【図2】本発明に係る車両用成形天井の取付構造におけ
る図1中II−II線断面図。
る図1中II−II線断面図。
【図3】本発明に係る車両用成形天井の取付構造におけ
る補助ノブホルダーの仮保持構造を示すもので、(a)
は取付前の断面図、(b)は取付後の断面図。
る補助ノブホルダーの仮保持構造を示すもので、(a)
は取付前の断面図、(b)は取付後の断面図。
【図4】本発明に係る車両用成形天井の取付構造に使用
する補助ノブホルダーを裏面側から見た平面図。
する補助ノブホルダーを裏面側から見た平面図。
【図5】本発明に係る車両用成形天井の取付構造の補助
ノブホルダー設置箇所を示す平面図。
ノブホルダー設置箇所を示す平面図。
【図6】本発明に係る車両用成形天井の取付構造に補助
ノブホルダーを仮保持して車体パネルに取付ける状態を
示す断面図。
ノブホルダーを仮保持して車体パネルに取付ける状態を
示す断面図。
【図7】従来の車両用成形天井を室内側から見た全体
図。
図。
【図8】従来の成形天井における補助ノブホルダーの仮
保持構造を示す断面図。
保持構造を示す断面図。
10 サンバイザー 12 補助ノブ 20 成形天井 21 合成樹脂製基材 22 表皮材 23 取付孔 24 位置決め孔 25 凸部 26 薄肉部 27 舌片 30 ブラケット 40 補助ノブホルダー 41 係合部 42 取付孔 43 位置決め用突起 44 凹部 50 車体パネル 51 取付孔 52 位置決め孔 60 共締め用ボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂製基材の表面に表皮材を貼着し
てなる成形天井の表面所定箇所に別部品を仮保持した状
態で車体パネルに成形天井と別部品とを共締め固定する
車両用成形天井の取付構造において、 前記成形天井の合成樹脂製基材が形状保持性を備えてい
ると共に、成形天井と別部品との間の当接面の一方側に
凹部、他方側に凸部が形成され、前記凹凸部を嵌合させ
ることにより別部品を成形天井に仮保持した状態で車体
パネルに対して成形天井と別部品とを共締め固定するこ
とを特徴とする車両用成形天井の取付構造。 - 【請求項2】 別部品の裏面に位置決め用突起が突設形
成されていると共に、この位置決め用突起を挿入するた
めの位置決め孔が成形天井の対応箇所に形成され、この
位置決め孔の周囲は所望の剛性を確保した偏平状の薄肉
部として形成されると共に、位置決め孔の周囲には位置
決め用突起に当接して保持する複数の舌片が形成されて
いることを特徴とする請求項1に記載の車両用成形天井
の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4451498A JPH11222081A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 車両用成形天井の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4451498A JPH11222081A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 車両用成形天井の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11222081A true JPH11222081A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12693667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4451498A Pending JPH11222081A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 車両用成形天井の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11222081A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003306085A (ja) * | 2002-04-11 | 2003-10-28 | Kyowa Sangyo Kk | 車室内の内装品とその取付方法及び車室内の天井内装ユニット |
JP2006226307A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Kyocera Mita Corp | 板金部材と他の部材との連結構造 |
JP2010188804A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Mitsubishi Electric Corp | 電子機器の仮固定構造 |
-
1998
- 1998-02-10 JP JP4451498A patent/JPH11222081A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003306085A (ja) * | 2002-04-11 | 2003-10-28 | Kyowa Sangyo Kk | 車室内の内装品とその取付方法及び車室内の天井内装ユニット |
JP2006226307A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Kyocera Mita Corp | 板金部材と他の部材との連結構造 |
JP4686205B2 (ja) * | 2005-02-15 | 2011-05-25 | 京セラミタ株式会社 | 板金部材と他の部材との連結構造 |
JP2010188804A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Mitsubishi Electric Corp | 電子機器の仮固定構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001206157A (ja) | モジュラクリップ | |
JPH11222081A (ja) | 車両用成形天井の取付構造 | |
JP4349735B2 (ja) | ハウジングアクセサリー取付構造およびハウジングアクセサリー取付方法 | |
JP3841407B2 (ja) | 樹脂部品の取付構造 | |
JP4020371B2 (ja) | ルーフトリムにおけるモジュール化構造 | |
JP4323715B2 (ja) | アクセサリー取付方法およびアクセサリー取付構造 | |
JPS6017411Y2 (ja) | ピラトリムの取付構造 | |
JPH1148875A (ja) | ヘッドライニングの仮保持構造 | |
JPH0351218Y2 (ja) | ||
JP2000085353A (ja) | 成形天井における別物部品の取付構造 | |
JPH059965Y2 (ja) | ||
JPH0612974Y2 (ja) | ウインドガラスの取付構造 | |
JP2514000Y2 (ja) | 自動車用サンバイザ | |
JPH046362Y2 (ja) | ||
JP2004074818A (ja) | 自動車用ドア構造 | |
JPH0732253Y2 (ja) | 車両用アームレストの取付構造 | |
JP2569639Y2 (ja) | ドアグリップ構造 | |
JPH0220486Y2 (ja) | ||
JP2000085352A (ja) | 成形天井における別物部品の取付構造 | |
JP2002019537A (ja) | 内装部材の固定構造 | |
JP3672298B2 (ja) | 吊り天井用リスティングワイヤの固定構造 | |
JPH08207674A (ja) | 車両用成形天井とピラートリムとの接続構造 | |
JPH034567Y2 (ja) | ||
JPH08210332A (ja) | クリップ止着構造 | |
JP2003034181A (ja) | 車輌用室内灯 |