JP2003306085A - 車室内の内装品とその取付方法及び車室内の天井内装ユニット - Google Patents

車室内の内装品とその取付方法及び車室内の天井内装ユニット

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JP2003306085A JP2002109452A JP2002109452A JP2003306085A JP 2003306085 A JP2003306085 A JP 2003306085A JP 2002109452 A JP2002109452 A JP 2002109452A JP 2002109452 A JP2002109452 A JP 2002109452A JP 2003306085 A JP2003306085 A JP 2003306085A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体のルーフパネルの取付孔にクリップ等の
挿入部を挿入する作業が容易な車室内の内装品とその取
付方法及び車室内の天井内装ユニットを提供する。 【解決手段】 車体のルーフパネル40に取付孔41が
設けられ、前記ルーフパネル40に装着されるヘッドラ
イニング50には前記取付孔41に対応する位置に貫通
孔51が設けられ、前記貫通孔51を貫通して前記取付
孔41に挿入される挿入部30と、前記挿入部30が前
記取付孔41に挿入されることで車室内の天井部に取付
けられる内装部20と、を備えるサンバイザの軸受ホル
ダ10を構成する。軸受ホルダ10には、前記挿入部3
0の少なくとも一部を前記貫通孔51に貫通させると、
該貫通孔51の孔縁部51aの一部が突出状とされて形
成された脱落防止片42a,42bが嵌入する嵌入受部
43が前記挿入部30に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車室内の天井部
に取り付けられる内装品とその取付方法、及び、車体の
ルーフパネルに装着されるヘッドライニングと内装品と
が一体状に組み付けられた車室内の天井内装ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両用サンバイザは、車室への光
を遮るために車室天井の前端部に配置され、車室天井に
沿う格納位置と、下方へ引き下げられる前方位置との間
で上下方向に回動操作することが可能に設置される。ま
た、車室天井部には、サンバイザを格納位置と前方位置
との間で操作する際に、サンバイザの一端側に設けられ
た回動軸を回動可能にかつ係脱可能に支持する軸受ホル
ダが取り付けられる。
【0003】そして、従来、車室内の天井部に取り付け
られる内装品の一つである軸受ホルダとして、図17に
示すサンバイザの軸受ホルダ201が知られている。図
17に示すサンバイザの軸受ホルダ201は、鉄板製の
ルーフパネル202(天井パネル)に対して、その軸受
ホルダ201に設けられた係止部203(クリップ)の
係止作用によって取り付けられる。ルーフパネル202
の下面には一般にヘッドライニング204が装着される
が、軸受ホルダ201に設けられた係止部203は、ヘ
ッドライニング204に設けられた貫通孔205を貫通
してルーフパネル202の取付孔206に挿入される。
これにより、車体のルーフパネル202の下面側にヘッ
ドライニング204が装着され、そのヘッドライニング
204の下面側に配置してサンバイザの軸受ホルダ20
1が取付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のサン
バイザの軸受ホルダ201は、その係止部203をルー
フパネル202の取付孔206に対して挿入する作業が
極めて面倒であるので問題であった。すなわち、ルーフ
パネル202の取付孔206は作業者の頭部上方に配置
するため、上方を見上げながら軸受ホルダ201の係止
部203を取付孔206に挿入する作業が極めて煩雑で
あった。また、作業者は、ルーフパネル202の取付孔
206の位置を正確に把握できないため、軸受ホルダ2
01の係止部203を取付孔206に対して位置決めす
る作業が極めて困難であった。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みて創案され
たものであり、車体のルーフパネルに設けられた取付孔
にクリップ等の挿入部を挿入する作業が容易な車室内の
内装品とその内装品の取付方法、及び、ヘッドライニン
グの貫通孔に内装品が組み付けられた車室内の天井内装
ユニットを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は特許請求の範囲の各請求項に記載した構成
を備えている。請求項1に記載の発明によれば、車体の
ルーフパネルに取付孔が設けられ、前記ルーフパネルに
装着されるヘッドライニングには前記取付孔に対応する
位置に貫通孔が設けられ、前記貫通孔を貫通して前記取
付孔に挿入される挿入部と、前記挿入部が前記取付孔に
挿入されることで車室内の天井部に取付けられる内装部
と、を備える車室内の内装品であって、前記挿入部の少
なくとも一部を前記貫通孔に貫通させると、該貫通孔の
孔縁の一部が突出状とされて形成された脱落防止片が嵌
入する嵌入受部が前記挿入部に設けられている車室内の
内装品が構成される。なお、ここでいう車室内の「内装
品」とは、車室内の天井部に取り付けられることのある
内装品全般のことを指しており、例えば、サンバイザの
軸受ホルダや、アシストグリップ、マップランプ、ルー
ムミラー等のことを指している。内装品の「挿入部」と
はルーフパネルの取付孔に挿入される部分のことを指し
ており、内装品の「内装部」とは車室内側に配置する本
体部分のことを指している。このような構成により、請
求項1に記載の車室内の内装品によれば、挿入部に設け
られた嵌入受部に、貫通孔の孔縁の一部から突出状に形
成された脱落防止片が嵌入し、その脱落防止片により挿
入部の少なくとも一部が前記貫通孔に貫通した状態で保
持される。すると、ヘッドライニングの貫通孔からの内
装品の脱落が防止され、かつ、その状態でヘッドライニ
ングをルーフパネルに装着すると、内装品の挿入部がル
ーフパネルの取付孔に対して容易に位置決めされる。こ
れにより、サンバイザの軸受ホルダ等の内装品を、車体
の天井部に取り付ける作業が極めて容易になる効果があ
る。
【0007】請求項2に記載の車室内の内装品によれ
ば、挿入部には、該挿入部がルーフパネルの取付孔に挿
入されることで該取付孔の孔縁に抜け止め状態で係止す
る係止部が設けられる。すると、作業者は、ヘッドライ
ニングの貫通孔に保持された挿入部を上方に向けて押し
込むだけで、前記係止部の係止作用により内装品を車室
内の天井部に取り付けることができる。これにより、内
装品を車室内の天井部に取り付ける作業が簡単になる効
果がある。
【0008】請求項3に記載の車室内の内装品によれ
ば、連結部によって一端側が連結された一対の分割片を
備え、前記一対の分割片のうちルーフパネルの取付孔に
挿入される挿入部には、前記連結部付近を起点にして前
記一対の分割片間が拡開されることでルーフパネルの取
付孔の孔縁に係止する係止部が設けられており、前記一
対の分割片間が縮閉されることで前記係止部の係止状態
が解除される。これにより、ルーフパネルの取付孔から
の挿入部の脱着作業が容易になる効果がある。
【0009】請求項4に記載の車室内の内装品によれ
ば、一対の分割片の間に嵌入受部が構成される。これに
より、係止部と嵌入受部とが一体的に構成されるので、
内装品の構造がシンプルになる。すると、内装品を例え
ば合成樹脂の一体成形等により安価に製造できる効果が
ある。
【0010】請求項5に記載の車室内の内装品によれ
ば、一対の分割片の間に嵌入受部が構成されており、前
記嵌入受部に脱落防止片が嵌入すると、前記一対の分割
片のうち少なくとも一方の分割片に一体状に設けられた
抜け落ち防止用のリブが前記脱落防止片に引っかかる構
成とされ、かつ、前記リブは前記一対の分割片の連結部
から他端側へ向けて所要長離れた位置に設けられる。こ
れにより、車室内の内装品の挿入部は、リブが脱落防止
片に引っかかることにより所要長の深さまで貫通孔に貫
通した状態で保持される。すると、挿入部をルーフパネ
ルの取付孔に挿入する作業が更に容易になる効果があ
る。
【0011】請求項6に記載の車室内の内装品によれ
ば、車室内天井部に配置する内装部には、車室内に装着
されるサンバイザの軸部を支持する軸ホルダ部が形成さ
れる。これにより、車室内の内装品としてのサンバイザ
の軸受ホルダを車室内天井部に取付ける作業が容易にな
る効果がある。
【0012】請求項7に記載の車両用ヘッドライニング
は、所要の弾性を有する合成樹脂材料により形成され
る。また、ルーフパネルの取付孔に対応する位置に貫通
孔が設けられるとともに、その貫通孔の孔縁の一部が突
出状に形成される。すると、その突出状に形成された孔
縁の一部は、内装品の挿入部に設けられた嵌入受部に弾
性的に嵌入し、挿入部を貫通孔に貫通させた状態でより
確実に保持しておくことができる。これにより、車室内
天井部に内装品を取付ける作業が容易になる効果があ
る。
【0013】請求項8に記載の車室内の天井内装ユニッ
トによれば、貫通孔の孔縁の一部から突出状に形成され
た脱落防止片が、挿入部に設けられた嵌入受部に嵌入し
た状態で内装品とヘッドライニングとが組み付けられ
る。これにより、内装品の挿入部がヘッドライニングの
貫通孔に貫通した状態でより確実に保持される効果があ
る。
【0014】請求項9に記載の車室内の内装品の取付方
法によれば、ヘッドライニングの貫通孔の孔縁に設けら
れた脱落防止片を嵌入受部に嵌入した状態としつつ、内
装品の挿入部をルーフパネルの取付孔に挿入して内装部
が車室内の天井部に取付けられる。これにより、内装品
の挿入部を取付孔に対して位置決めする作業が簡単にな
る効果がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は車室天井部に取り付けられ
た自動車用サンバイザ1を示す概略斜視図である。図示
のように、サンバイザ1は車室天井の前端部に取り付け
られる取付ブラケット2に略L字形のアーム3を介して
支持されている。アーム3は縦軸部が取付ブラケット2
に垂直軸線回りに回動可能に支持され、横軸部がサンバ
イザ1の右隅部又は左隅部に回動可能に支持されてい
る。従ってサンバイザ1は、フロントガラスに対応する
乗員の前方位置と、サイドドアガラスに対応する側方位
置(仮想線位置)との間で水平方向に回動変位すること
ができる。さらにサンバイザ1は、天井面に沿う格納位
置(仮想線位置)と、前方位置(実線位置)との間で上
下方向に回動変位することができる。
【0016】またサンバイザ1は、アーム3の横軸部の
延長軸線上に軸部1aを有し、軸部1aは、サンバイザ
1を格納位置と前方位置との間で回動する際に、軸受ホ
ルダ10を介して車室天井に回動可能に支持される。す
なわち、軸受ホルダ10は、乗員の前方位置へ変位され
たサンバイザ1を支持するものであって、サンバイザ1
の軸部1aを係脱可能に支持する略フック状の軸ホルダ
部23(図6参照)を有する内装部20と、ルーフパネ
ルの取付孔に挿入される挿入部30とから構成されてい
る。
【0017】図2〜図5は、軸受ホルダ10の斜視図で
ある。図6は、ルーフパネル40に取り付けられた軸受
ホルダ10の断面図である(図4のA−A線に対応する
断面図である。ただし、図4ではルーフパネル40を表
していない)。図7は、軸受ホルダ10のルーフパネル
40への取付態様を示す説明図である。図8は、軸受ホ
ルダ10のルーフパネル40からの取り外し態様を示す
説明図である。軸受ホルダ10は、図6に示すルーフパ
ネル40の取付孔41に対する挿入方向(上下方向)を
縦軸線(軸線)として、縦軸線の上部側(挿入側)に挿
入部30を備え、下部側(先端側)に内装部20を備え
た合成樹脂製の一体成型品である。そして軸受ホルダ1
0は、図6に示すように、その縦軸線を挟んで車両前方
側を構成する分割片(21,31)と、車両後方側を構
成する分割片(22,32)とを備えた二分割構成とさ
れており、挿入部30が分割片21,22によって、内
装部20が分割片31,32によって二分割構造となっ
ている。図2及び図3は、分割片(21,31)と分割
片(22,32)とを展開した軸受ホルダ10の展開状
態を示し、図4及び図5は、これら分割片(21,3
1)と分割片(22,32)とを折り畳んだ状態を示し
ている。
【0018】前後一対の分割片31,32は、図2等に
示すように挿入部30側の一端(上端)において弾性変
形可能な薄肉部であるインテグラルヒンジ11によって
相互に連結されており、使用形態では図4及び図5に示
すように、インテグラルヒンジ11を支点にして回動さ
れ、所定間隔を隔てた対向状態に折り畳まれた状態にな
っている。このように軸受ホルダ10は、前後に二分割
されるとともにインテグラルヒンジ11を介して連結さ
れた構造である。そして図6に示すように、挿入部30
は所定間隔を置いて対向するプレート状の前後の分割片
31,32からなり、両分割片31,32はインテグラ
ルヒンジ11による連結点を頂点とする略アーチ状に形
成されている。なお、本実施の形態におけるインテグラ
ルヒンジ11は、本発明における「連結部」に対応して
いる。
【0019】また、挿入部30における前後の分割片3
1,32の外面側には、図4,5に示すように、前方向
ないし後方向に略山形状に突出する係止爪31a,32
aが形成されている。前側の係止爪31aは分割片31
に一体に形成されている。一方、後側の係止爪32a
は、分割片32に形成された略U字状の切り込み33に
よって取り囲まれる形で設けられており、このことによ
り分割片32に対して弾性変形可能とされている。ま
た、両係止爪31a,32aの頂点間の間隔は、軸受ホ
ルダ10が自由状態においてルーフパネル40の取付孔
41の孔幅よりもやや大きくなるように設定されてい
る。従って、図7に示す折り畳み状態で挿入部30がル
ーフパネル40の取付孔41に挿入された場合 、両係
止爪31a,32aの上側斜面31b,32bが取付孔
41の孔縁に当接して通過する際、後側の係止爪32a
が弾性変形することで両係止爪31a,32aの間隔が
収縮され、通過後は、弾性復帰することで拡開され、下
側斜面31c,32cが孔縁に抜け止め状態で係止され
るようになっている。なお、本実施の形態における係止
爪31a,32aが、本発明における「係止部」に対応
している。
【0020】また、挿入部30における前側の分割片3
1の内側面には、図3、6等に示すように、取付状態に
おいて車室内側斜下方向に突出するリブ34が一体状に
設けられている。このリブ34は、ヘッドライニング5
0の貫通孔51の孔縁の一部である脱落防止片42への
掛け止め用に設けられるものであるが、このリブ34の
具体的な活用方法については後で詳細に説明する。
【0021】一方内装部20は、図6に示すように挿入
部30の分割片31に連続した形で下方に延出する前側
の分割片21と、挿入部30の分割片32に連続した形
で下方に延出する後側の分割片22によって構成されて
いる。前側の分割片21は、略プレート状に形成される
とともに、車両後方から進入するサンバイザ1の軸部1
aを受け得るように、その下端部が後側の分割片22の
下端部よりも下方へ略フック状に延長されている。また
分割片21の付根側の内面には、図3に示すように内面
突部21cが設けられており、図6に示すように、その
内面突部21cと、延長部21aの先端部21bと、後
側の分割片22の下端縁22aとによって軸ホルダ部2
3が構成されている。したがって軸ホルダ部23は、車
両後方から進入される軸部1aを拡開方向の弾性変形に
よって受け入れ、軸部1aを抱え込むように複数点(例
えば三点)で係脱可能に支持する。
【0022】後側の分割片22,32は、図3に示すよ
うに車両前方側に延びる補強用の左右の側壁22bを有
しており、上側からの平面視において略コ字形に構成さ
れている。そしてコ字形部分の開口部分には、図5に示
すように折り畳み状態において、前側の分割片21,3
1が嵌り込むように配される。このため、分割片21,
31と分割片22,32は、近接が容易な構成となって
おり、これによって挿入部30は、ルーフパネル40の
取付孔41に挿入されやすい。また分割片32には、図
5に示すように分割片31が挿入される際に、その分割
片31をガイドする円弧状に形成されたレール部32d
が側壁22b上面に設けられている。一方分割片31に
は、図5に示すようにレール部32dを摺動する円弧状
に形成されたスライド部31eが形成されている。
【0023】前側の分割片21,31は、図5に示すよ
うに軸線方向の全長に亘って略プレート状に形成されて
いる。そしてこの分割片21,31に車両後方に向かっ
て外力を加えた場合には、軸受ホルダ10がインテグラ
ルヒンジ11付近を起点として二つの分割片(21,3
1と22,32)の間隔が接近する方向に弾性変形す
る。これにより、挿入部30の係止爪31a,32aの
間隔が狭まり、挿入部30のルーフパネル40に対する
係止状態が解除できる。
【0024】また車室天井部は、図6に示すようにルー
フパネル40と、ルーフパネル40の室内面側に設けら
れたヘッドライニング50(ルーフライニングと呼ぶこ
ともある)とを備えて構成されている。また分割片2
1,22のそれぞれには、図6に示すようにルーフパネ
ル40への取付時において、ヘッドライニング50の下
面側(室内面側)に当接するフランジ部24,25が設
けられている。これらフランジ部24,25は、分割片
21,22の折り畳み状態において、これらの上面が同
一平面となるように整合(図5参照)され、ヘッドライ
ニング50をルーフパネル40に向かって加圧して挟持
する。
【0025】また分割片32には、図4に示すようにル
ーフパネル40への取付時において、ルーフパネル40
の下面側(室内面側)に当接するストッパ部22cが、
フランジ部25の上面側に段差状に形成されている。ま
た分割片31にも、図5に示すようにルーフパネル40
への取付時において、ルーフパネル40の下面側(室内
面側)に当接するストッパ部31dがフランジ部24の
上方側に段差状に形成されている。したがって挿入部3
0をルーフパネル40の取付孔41に挿入した時は、ス
トッパ部22c,31dがそれぞれルーフパネル40の
下面に当接し、軸受ホルダ10の挿入深さが規制され
る。
【0026】内装部20側には、図6に示すように分割
片21と分割片22を横架してこれら分割片21,22
同士の接近方向への移動を規制するプレート状のストッ
パ片26が設けられている。このストッパ片26は、図
6に示すように前側の分割片21の内面(後側の分割片
22との対向面)から延設し、後側の分割片22側に延
出するように設けられている。またストッパ片26は、
図3に示すように前側の分割片21との連結箇所近傍に
薄肉部26aを有し、薄肉部26aを中心に弾性変形し
て、水平軸中心に回動する構造となっている。またスト
ッパ片26は、図7(A)(B)に示すように、自由状
態において車室側(下方側)に斜めに延設し、この位置
を取付前の初期位置としている。
【0027】またストッパ片26は、図6,7に示すよ
うに先端部に爪部26bを有している。一方、後側の分
割片22の内面下端側には、爪部26bが係合される二
つの係合凹部27(27a,27b)が上下に並んで設
けられている。爪部26bが第二係合凹部27bに係合
した状態においてストッパ片26をさらに上方側へ回動
変位させると、図6に示すように爪部26bが第二係合
凹部27bから外れ、第一係合凹部27aに係合する。
これにより、ストッパ片26は、二つの分割片(21,
31と22,32)を横架するとともに、両分割片(2
1,31と22,32)の間隔を拡開方向に変位させて
係止爪31a,32aのルーフパネル40に対する係止
状態をより強固にする。
【0028】次に、軸受ホルダ10の車室内天井部への
取付方法について図9〜図14を参照しながら説明す
る。ここで、図9は、ヘッドライニングにより内張りさ
れた車室天井部を示す外観図であり、図10は、ヘッド
ライニング50及び軸受ホルダ10のルーフパネル40
への取付け順序を示す説明図であり、図11〜図14
は、ヘッドライニング50に対し軸受ホルダ10を組み
付けて天井内装ユニット52を構成する要領を示す説明
図である。
【0029】本実施の形態における軸受ホルダ10は、
図9に示すように、ヘッドライニング50により内張り
された車室内天井の前端部に対して取付けられる。車室
内天井部には、その他にも、サンバイザ1、アシストグ
リップ53、ルームランプ54、マップランプ55等の
各種内装品が取付けられている。これら各種内装品は、
例えば図10を用いて説明すると、自動車ボディを構成
するルーフパネル40に対してヘッドライニング50を
装着した後に、ヘッドライニング50の下面側(車室内
側)から上方に向けてクリップ部を押し込むことにより
取付けられるのが一般的である。しかしながら、本実施
の形態では、これら各種の内装品を取付ける作業工程を
簡略化するために、まず、前記した各種の内装品の全部
もしくは一部をヘッドライニング50に一体状に組み付
けて天井内装ユニット52(天井内装モジュールと呼ぶ
こともある)を構成する。そして、この天井内装ユニッ
ト52をルーフパネル40の車室内側に装着することに
より、ルーフパネル40に対してヘッドライニング50
と各種内装品とを略同時の工程で取付ける。これによ
り、前記した軸受ホルダ10やアシストグリップ53等
の各種内装品を個別にルーフパネル40に取付ける手間
が省けるだけでなく、ルーフパネル40の所定位置へ内
装品を位置決めする作業が不要となる効果がある。
【0030】では、具体的に、車室内の内装品をヘッド
ライニング50に組み付けて天井内装ユニット52を構
成する方法について、以下、内装品の一つである軸受ホ
ルダ10を例にとって説明する。図11に示すように、
ヘッドライニング50は、ポリプロピレンやポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂材料もしくは合成樹脂
材料発泡体によりシート状に形成されている。なお、ヘ
ッドライニング50は、合成樹脂材料以外にも、例えば
不織布、ファブリック、レザー(革)、ダンボール等に
より形成されたものであってもよいし、ボード状に固め
に形成されたものであってもよい。ヘッドライニング5
0には、図10,11に示すように、ルーフパネル40
の取付孔41に対応する位置に貫通孔51が設けられて
いる。貫通孔51は、取付孔41よりもやや幅広でかつ
取付状態における軸受ホルダ10のフランジ部24,2
5によってその孔縁部51aが車室内側から隠される大
きさに形成されている。また、貫通孔51は、挿入部3
0の付け根付近に設けられるストッパ部22c,31d
を取り囲むように略長方形に切断されて形成されてお
り、その孔縁部51aの一部が左右両側から対向状に突
出して脱落防止片42a,42bを形成している。な
お、ヘッドライニング50に対してこのような貫通孔5
1及び脱落防止片42a,42bを形成するためには、
ヘッドライニング50を例えば超音波やカッター等によ
り切断加工すればよい。
【0031】図11に示すように、軸受ホルダ10の挿
入部30を縦軸方向に沿って真上に挿入すると(図中の
矢印Xに示す方向に挿入すると)、貫通孔51に設けら
れた一対の脱落防止片42a,42bは挿入部30の頂
部付近によって上方に押し上げられる。さらに挿入部3
0を真上に進めると、図12に示すように、一対の脱落
防止片42a,42bはめくれ上がった状態となり、そ
のめくれ上がった脱落防止片42a,42bの先端部付
近が分割片(31,32)の側面(32e,31f)に
当接しながら、挿入部30が貫通孔51に挿入される。
そして、挿入部30が所定の深さまで貫通孔51に挿入
されると、挿入部30の前後の分割片(31,31)の
離間間隔が脱落防止片42の幅よりも大きくなる地点に
まで到達する。すると、一対の脱落防止片42a,42
bが弾性復帰によりほぼ元の状態に戻り、前後の分割片
(31,32)の間に構成された嵌入受部43に嵌め入
れられた状態(嵌入した状態)となる。つまり、本実施
の形態において、前後の分割片(31,32)の間に構
成された空間である嵌入受部43(図6、図14参照)
が、脱落防止片42a,42bが嵌入する本発明の「嵌
入受部」に対応している。
【0032】図13に示すように、一対の脱落防止片4
2a,42bが嵌入受部43に嵌入すると、挿入部30
がインテグラルヒンジ11付近で一対の脱落防止片42
a,42bに引っかかる状態となり、挿入部30の頂部
付近のみが貫通孔51を通り抜けた状態(貫通した状
態)で保持される。これにより、ヘッドライニング50
に軸受ホルダ10が組み付けられた天井内装ユニット5
2が構成される。この天井内装ユニット52をルーフパ
ネル40に装着すれば、軸受ホルダ10を個別に取付孔
41に取付ける作業が不要となるだけでなく、軸受ホル
ダ10の取付孔41に対する位置決め作業も不要あるい
は簡単になる効果がある。なお、挿入部30を貫通孔5
1に貫通させた状態でより確実に保持しておくために
は、一対の脱落防止片42a、42bにある程度の「硬
さ」を持たせておくのが好ましい。例えば、ヘッドライ
ニング50を所要の弾性を有しつつもある程度の「硬
さ」を有する合成樹脂材料(例えばポリプロピレン発泡
体)により形成すれば、そのヘッドライニング50の一
部である一対の脱落防止片42a、42bも変形しにく
くなり、嵌入受部43から一対の脱落防止片42a、4
2bが抜け難くなる。すると、例えば軸受ホルダ10の
取付け時に挿入部30がルーフパネル40に衝突してし
まったとしても、挿入部30の貫通孔51からの脱落が
有効に防止されることになる。
【0033】軸受ホルダ10の挿入部30を縦軸線に沿
ってさらに上方に進めると、図14に示すように、分割
片31の内側面に一体状に設けられたリブ34が貫通孔
51を通過して脱落防止片42の上面側に引っかかる配
置となる。すると、挿入部30はより深く貫通孔51に
貫通した状態で保持されることとなり、これにより、挿
入部30を取付孔41に挿入する作業が更に簡単になる
効果がある。すなわち、図6に示すように、前側の分割
片31に一体状に設けられる脱落防止用のリブ34は、
そのリブ34の先端部が挿入部30の頂点に位置するイ
ンテグラルヒンジ11から距離D1だけ離れた距離に設
けられる。そして、図14に示すように、脱落防止片4
2a,42bの上面にリブ34が引っかかる状態になる
と、挿入部30がヘッドライニング50の上面から距離
D1だけ現れた状態となって貫通孔51に保持されるこ
ととなる。このように、挿入部30が貫通孔51から距
離D1だけ突き出した状態で保持されると、天井内装ユ
ニット52をルーフパネル40に装着したときには既に
挿入部30の頂部付近の部分が取付孔41に挿入された
状態となっているので、挿入部30を取付孔41に挿入
する作業が極めて簡単になる効果がある。なお、リブ3
4を設ける位置は適宜変更可能である。例えば、リブ3
4を設ける位置を変化させて、リブ34の先端からイン
テグラルヒンジ11までの距離D1を適宜調整すれば、
貫通孔51からの挿入部30の突き出し長さを適宜調整
することが可能となる。
【0034】上記に示す要領で天井内装ユニット52を
構成した後、挿入部30をルーフパネル40の取付孔4
1に挿入する。これにより、軸受ホルダ10及びルーフ
パネル40を車室内天井部に取付けることができる。以
下、図7を参照しながら、挿入部30を取付孔41に挿
入する手順について説明する。図7(A)に示すよう
に、脱落防止片42の上面にリブ34が引っかけられた
状態において、ヘッドライニング50の上面をルーフパ
ネル40の下面側に押し当てる。続いて挿入部30の先
端を図7(B)に示すように、ルーフパネル40の取付
孔41へ挿入する。これによって係止爪31a,32a
の上側斜面31b,32bが取付孔41の孔縁下面に当
接する。そしてその状態からさらに軸受ホルダ10を取
付孔41に押し込むと、後側の係止爪32aが弾性変形
しつつ取付孔41に挿入される。これによって図7
(C)に示すように、係止爪31a,32aの頂点が取
付孔41を通過し、後側の係止爪31aが弾性復帰して
係止爪31a,32aが取付孔41の孔縁に係止する。
またルーフパネル40の下面には、ストッパ部22c及
びストッパ部31dが当接する(図4,5参照)。した
がって係止爪31a,32aの下側斜面31c,32c
が取付孔41の孔縁の上面側に抜け止め状態で係止さ
れ、軸受ホルダ10がルーフパネル40に固定される。
またヘッドライニング50は、貫通孔51の周縁下面を
フランジ部24,25を介してルーフパネル40に加圧
されて挟持される。このように軸受ホルダ10は、挿入
部30を取付孔41内に押し込むという操作によって、
車室内の天井面に軸ホルダ部23を簡単に取り付けるこ
とができる。
【0035】次に、ストッパ片26を、図7(B)の状
態から上方へ押し上げることで、ストッパ片26の爪部
26bを図7(C)に示すように第二係合凹部27bに
係合させる。これによってストッパ片26は、後側の分
割片22に係合して保持される。その結果、分割片2
1,31と分割片22,32間の間隔の接近が規制さ
れ、軸受ホルダ10がルーフパネル40から脱落し難く
なる。なおストッパ片26を第二係合凹部27bに係合
させる際には、指などを挿入して押圧操作すればよい。
【0036】そして、図6に示すようにサンバイザ1の
軸部1aを軸ホルダ部23に係合させる。この時、軸部
1aは、操作部28と当接し、操作部28を上方(ルー
フパネル40側)へ押し込む。かくしてストッパ片26
が操作部28を介して上方へ変位され、図6に示す仮想
線位置から実線位置へ押し込まれる。したがってストッ
パ片26の爪部26bが、第二係合凹部27bから外れ
て第一係合凹部27aに係合し、ストッパ片26が規制
位置に保持される。その結果ストッパ片26は、前後の
分割片21,22間を突っ張り状に横架し、これらの近
接方向への軸受ホルダ10の変形を規制する働きをす
る。またストッパ片26の規制位置は、軸部1aを軸ホ
ルダ部23から離脱した状態においても維持される。こ
のため例えば、前側の分割片21に対して後ろ向きの外
力が作用しても、取付孔41の孔縁に対する挿入部30
の係止状態は維持され、軸受ホルダ10はルーフパネル
40から不測に脱落しない。
【0037】上記のように取付けられた軸受ホルダ10
を、車室内天井部から取り外す手順について、以下、図
8を参照しながら説明する。先ず図8(A)に示すよう
に、治具Tの先端、例えばマイナスドライバの先端を空
間部28aに挿入し、操作部28に治具Tを引っ掛け
る。そして、分割片22の下端縁22aに治具Tの一部
を当接させ、その当接部を中心として治具Tを回動させ
る。これにより、治具Tに加えられた力が、分割片22
の下端縁22aを支点、治具Tの先端を作用点として、
ストッパ片26の爪部26bを第二係合凹部27bから
取り取り外す力として伝達される。ストッパ片26の爪
部26bを第一係合凹部27aから取り外す場合の要領
も同様であり、図8(B)に示すように、治具Tの先端
を第一係合凹部27aに挿入し、治具Tを分割片22の
下端縁22aとの当接部を中心として回動させ、テコの
原理の応用により爪部26bを第一係合凹部27aから
取り外すことができる。以上の操作により、図8(C)
に示すように、ストッパ片26を下方に降ろして折り畳
み状態とし、前側の分割片(21,31)と後側の分割
片(22,22)との間を縮閉させることができる。す
ると、取付孔41への係止爪31a,32aの係止状態
が解除されるので、挿入部30を取付孔41及び貫通孔
51から下方に抜き取ることができ、軸受ホルダ10を
車室天井部から簡単に取り外すことができる。
【0038】〔他の実施の形態〕本発明の他の実施の形
態について、図15及び図16を参照しながら説明す
る。図15及び図16は、本発明を、車室内の内装品の
一つであるマップランプ55に適用した例を示す斜視図
であり、マップランプ55の裏面側(車室内側と反対
側)を上方に向けた状態を表している。このマップラン
プ55は、図1に示すように、運転席上方の天井部に取
付けられて、スイッチ操作により点灯・消灯可能な2つ
の光源105を備えて構成されている。なお、マップラ
ンプ55の裏面側には、車載バッテリから光源105へ
電気を供給するための電気配線等が接続されるのが一般
的であるが、図15及び図16ではそのような電気配線
等を省略して表している。
【0039】図15に示すように、マップランプ55
は、車室内側に配置して2つの光源105が嵌め込み状
に装着される合成樹脂製の本体部104を主体として構
成されている。本体部104の裏面側には、ルーフパネ
ル40の取付孔141(図10参照)の孔縁に弾性的に
係止する4つのクリップ101a〜101dが一体状に
設けられるとともに、取付孔141に挿入されてその内
部に脱落防止片142a,142bが嵌入する嵌入筒部
102が一体成形により設けられている。つまり、本実
施の形態において、ルーフパネル40の取付孔141に
挿入される4つのクリップ101a〜101d及び嵌入
筒部102が、本発明における「挿入部」に対応してい
る。また、4つのクリップ101a〜101dにより取
付けられて車室内側に配置する本体部104が、本発明
における「内装部」に対応している。さらに、略コの字
型断面の嵌入筒部102の内部に構成された空間である
嵌入受部103が、1対の脱落防止片142a,142
bが嵌入する本発明の「嵌入受部」に対応している。
【0040】図16は、ヘッドライニング50の貫通孔
151にマップランプ55を組み付けて天井内装ユニッ
ト52を構成した状態を示す斜視図である。図16に示
すように、嵌入筒部102の内部に構成された嵌入受部
103には、ヘッドライニング50の貫通孔51の孔縁
から突出状に形成された一対の脱落防止片142a,1
42bが嵌め入れられる。これにより、4つのクリップ
101a〜101d及び嵌入筒部102の少なくとも一
部が貫通孔151を貫通した状態で、マップランプ55
が貫通孔51に保持される。この状態において、天井内
装ユニット52をルーフパネル40の車室内側に装着す
ると、4つのクリップ101a〜101dが取付孔41
に対して自動的に位置決めされることになり、これによ
ってルーフパネル40にマップランプ55を取付ける作
業が極めて簡単になる効果がある。
【0041】以上説明したように、本発明における「嵌
入受部」は、ルーフパネルへの取付け手段である係止部
(クリップ)と一体的に構成される必要はなく、別個独
立に構成されたものであってもよい。また、本発明にお
ける車室内の内装品は、ルーフパネルへの取付け手段で
ある係止部(クリップ)を必ずしも備えている必要はな
い。例えば、上記で説明したマップランプ55におい
て、4つのクリップ101a〜101dの代わりにネジ
止め等の手段を用いることにより、マップランプ55を
ルーフパネル40に対して同様に取付けることができ
る。この場合においても、マップランプ55の裏面側に
は嵌入受部103が別個独立に構成されているので、一
対の脱落防止片142a,142bを嵌入受部103に
嵌入させることにより、クリップ101a〜101dを
用いて取り付けた場合と同様の効果を達成することがで
きる。
【0042】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変更することが可能である。例えば、上記実施の形態
では、抜け落ち防止用のリブ34が前側の分割片31に
のみ設けられる例を示したが、リブ34は後側の分割片
32に設けられてもよいし、両方の分割片(31,3
2)に設けられてもよい。また、リブ34を設けなくと
も本発明を実施することは可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車体のルーフパネルに設けられた取付孔にクリップ等の
挿入部を挿入する作業が容易な車室内の内装品とその内
装品の取付方法、及び、ヘッドライニングの貫通孔に内
装品が組み付けられた車室内の天井内装ユニットを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車室内天井部に取り付けられた自動車用サンバ
イザを示す概略斜視図である。
【図2】分割片を展開した状態の軸受ホルダを外側から
みた斜視図である。
【図3】同じく内側からみた斜視図である。
【図4】分割片を折り畳んだ状態の軸受ホルダの後方斜
視図である。
【図5】分割片を折り畳んだ状態の軸受ホルダの前方斜
視図である。
【図6】ルーフパネルに取り付けられた状態の軸受ホル
ダを示す断面図であり、図4のA−A線に沿った断面を
示している。
【図7】ルーフパネルに対する軸受ホルダの取付態様を
(A)(B)(C)の段階に分けて示す説明図であり、
図4のA−A線に沿った断面で示している。
【図8】軸受ホルダの取り外し態様を(A)(B)
(C)の段階に分けて示す説明図であり、同じく図4の
A−A線に沿った断面で示している。
【図9】ヘッドライニングにより内張りされた車室天井
部を示す外観図である。
【図10】ヘッドライニング及び軸受ホルダのルーフパ
ネルへの取付け順序を示す説明図である。
【図11】ヘッドライニングに対し軸受ホルダを組み付
けて天井内装ユニットを構成する要領を示す説明図であ
る。
【図12】ヘッドライニングに対し軸受ホルダを組み付
けて天井内装ユニットを構成する要領を示す説明図であ
る。
【図13】ヘッドライニングに対し軸受ホルダを組み付
けて天井内装ユニットを構成する要領を示す説明図であ
る。
【図14】ヘッドライニングに対し軸受ホルダを組み付
けて天井内装ユニットを構成する要領を示す説明図であ
る。
【図15】本発明を、車室内の内装品の一つであるマッ
プランプに適用した例を示す斜視図である。
【図16】本発明を、車室内の内装品の一つであるマッ
プランプに適用した例を示す斜視図である。
【図17】従来のサンバイザの軸受ホルダを示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 …サンバイザ 1a …軸部 10 …軸受ホルダ(内装品) 11 …インテグラルヒンジ(連結部) 20 …内装部 21,22,31,32 …分割片 23 …軸ホルダ部 30 …挿入部 31a,32a …係止爪(係止部) 34 …リブ 40 …ルーフパネル 41,141 …取付孔 42a,42b,142a,142b …脱落防止片 43,103 …嵌入受部 50 …ヘッドライニング 51,151 …貫通孔 51a …孔縁部 52 …天井内装ユニット 55 …マップランプ(内装品) 101a,101b,101c,101d …クリップ
(係止部) 104 …本体部(内装部)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のルーフパネルに取付孔が設けら
    れ、前記ルーフパネルに装着されるヘッドライニングに
    は前記取付孔に対応する位置に貫通孔が設けられ、前記
    貫通孔を貫通して前記取付孔に挿入される挿入部と、前
    記挿入部が前記取付孔に挿入されることで車室内の天井
    部に取付けられる内装部と、を備える車室内の内装品で
    あって、 前記挿入部の少なくとも一部を前記貫通孔に貫通させる
    と、該貫通孔の孔縁の一部が突出状とされて形成された
    脱落防止片が嵌入する嵌入受部が前記挿入部に設けられ
    ていることを特徴とする車室内の内装品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車室内の内装品であっ
    て、 挿入部には、該挿入部がルーフパネルの取付孔に挿入さ
    れることで該取付孔の孔縁に抜け止め状態で係止する係
    止部が設けられていることを特徴とする車室内の内装
    品。
  3. 【請求項3】 連結部によって一端側が連結された一対
    の分割片を備え、前記一対の分割片のうちルーフパネル
    の取付孔に挿入される挿入部には、前記連結部付近を起
    点にして前記一対の分割片間が拡開されることでルーフ
    パネルの取付孔の孔縁に係止する係止部が設けられてお
    り、前記一対の分割片間が縮閉されることで前記係止部
    の係止状態が解除される構成にしてある請求項2に記載
    の車室内の内装品。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車室内の内装品であっ
    て、 一対の分割片の間に嵌入受部が構成されていることを特
    徴とする車室内の内装品。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の車室内の内装品であっ
    て、 嵌入受部に脱落防止片が嵌入すると、一対の分割片のう
    ち少なくとも一方の分割片に一体状に設けられた抜け落
    ち防止用のリブが前記脱落防止片に引っかかる構成とさ
    れ、かつ、前記リブは前記一対の分割片の連結部から他
    端側へ向けて所要長離れた位置に設けられていることを
    特徴とする車室内の内装品。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のうちいずれか1
    項に記載の車室内の内装品であって、 内装部には、車室内に装着されるサンバイザの軸部を支
    持する軸ホルダ部が形成されていることを特徴とする車
    室内の内装品。
  7. 【請求項7】 車室内の内装品を取付けるための取付孔
    が設けられた車体のルーフパネルに装着される車両用ヘ
    ッドライニングであって、 所要の弾性を有する合成樹脂材料により形成されかつ前
    記取付孔に対応する位置に貫通孔が設けられるととも
    に、該貫通孔の孔縁の一部が突出状に形成されているこ
    とを特徴とする車両用ヘッドライニング。
  8. 【請求項8】 車体のルーフパネルに取付孔が設けら
    れ、前記ルーフパネルに装着されるヘッドライニングに
    は前記取付孔に対応する位置に貫通孔が設けられ、前記
    貫通孔を貫通して前記取付孔に挿入される挿入部を備え
    る車室内の内装品と前記ヘッドライニングとが組み付け
    られた状態で前記車体のルーフパネルに装着される車室
    内の天井内装ユニットであって、 前記挿入部には、前記貫通孔の孔縁の一部から突出状に
    形成された脱落防止片が嵌入する嵌入受部が設けられて
    おり、前記脱落防止片が前記嵌入受部に嵌入した状態で
    前記内装品と前記ヘッドライニングとが組み付けられて
    いることを特徴とする車室内の天井内装ユニット。
  9. 【請求項9】 車体のルーフパネルに取付孔が設けら
    れ、前記ルーフパネルに装着されるヘッドライニングに
    は前記取付孔に対応する位置に貫通孔が設けられ、前記
    貫通孔を貫通して前記取付孔に挿入される挿入部と、前
    記挿入部が前記取付孔に挿入されることで車室内の天井
    部に取付けられる内装部と、を備える車室内の内装品の
    取付方法であって、 前記挿入部には、前記貫通孔の孔縁の一部から突出状に
    形成された脱落防止片が嵌入する嵌入受部が設けられて
    おり、 前記脱落防止片が前記嵌入受部に嵌入した状態としつ
    つ、前記挿入部を前記取付孔に挿入することで前記内装
    部を車室内の天井部に取付けることを特徴とする車室内
    の内装品の取付方法。
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