JP2004230916A - ルーフトリムにおけるモジュール化構造 - Google Patents

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正人 大科
Masayuki Saito
昌之 斉藤
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    • B60R13/0212Roof or head liners

Abstract

【課題】ルーフトリムと各種アクセサリーパーツをモジュール化するルーフトリムにおけるモジュール化構造において、カーテン式エアバッグ等の車体ユニットとの干渉を回避でき、かつ構造を簡素化し、作業性を高めたモジュール化構造を提供する。
【解決手段】アシストグリップ(アクセサリーパーツ)における取付座50をルーフトリム10及び樹脂製ブラケット30に仮止めし、取付座50の先端の係止片54が樹脂製ブラケット30内に納まる状態で、他部品との干渉を回避しながらルーフパネルPに対して位置決めし、次いで、取付座50をルーフパネルPの面直方向に押し込み、更に、インサート体60を差込み操作することで、取付座50の係止片54をロックし、アシストグリップ20の取付座50を簡単にパネル側に固着することで、取付作業性を高める。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ルーフトリムにおけるモジュール化構造に関するもので、ルーフパネルの室内面にルーフトリムを取り付ける際、ルーフトリムの室内面に装着されるアシストグリップ、ルームミラー用ハウジング、サンバイザ用ブラケット等のアクセサリーパーツを同時に組み付けることができるとともに、部品点数を削減できるルーフトリムにおけるモジュール化構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、車体のルーフ部には、ルーフパネルの室内側にルーフトリムが内装され、ルーフトリムの室内側には、アシストグリップ、ルームミラー用ブラケット、サンバイザ用ブラケット等の各種アクセサリーパーツが装着される。上記アクセサリーパーツの一例として、急カーブ時など、適正な乗車姿勢を維持できるようにルーフトリムの側縁部に取り付けられるアシストグリップとルーフトリムをルーフパネルに取り付ける取付構造について、図13を基に説明する。図面において、ルーフトリム1は、僅かに湾曲したパネル形状に成形され、適度の保形性を有するトリム基材1aの表面にクロス等の表皮材1bを貼着して構成されている。
【0003】
そして、ルーフトリム1とアシストグリップ2をルーフパネル3に取り付けるには、まず、ルーフトリム1をアシストグリップベース部2aとクリップ4のクリップベース4aで挟み込み、ビス4bで固定する。更に、アシストグリップ2を組み付けたルーフトリム1をルーフパネル3に位置決めした後、クリップ4をルーフパネル3の取付孔3aに係着することにより、図14に示すように、ルーフパネル3に対してルーフトリム1及びアシストグリップ2を一体に組付け固定している。
【0004】
このように、ルーフトリム1をアシストグリップベース部2aとクリップ4のクリップベース4aで挟み付けた状態でルーフパネル3に同時組付けするというモジュール化構造においては、ルーフパネル3の取付面に対して車体組付け方向が約45°異なるため、ルーフパネル3の取付孔3aにクリップ4を挿入しづらく、作業性を低下させる大きな要因となっている。
【0005】
更に、車体ユニット(ハーネス、フィーダー、ブラケット、カーテン式エアバッグ等)がルーフパネル3に装備されている場合には、図13中符号aで示す部分に設定されることがあるため、ルーフトリム1の取付軌跡でクリップ4がこれら車体ユニットと干渉し、クリアランスを充分に確保しなければモジュール化が困難となり、スペース的な制約が大きいという問題点が指摘されている。
【0006】
これらの問題点を解決するために、出願人は、ルーフトリム1におけるアシストグリップ2のモジュール化構造の改良例を先に出願している。このものは、図15に示すように、アシストグリップ2の装着対象となるルーフトリム1の裏面には、樹脂製のサイドブラケット5がプッシュオンフィックス等の機械止めや超音波溶着等により、ルーフトリム1の裏面側に取り付けられている。一方、アシストグリップ2の両端に設けられているリテーナ6は、ルーフトリム1及びサイドブラケット5に爪6aを介して取付用開口に仮保持されている。
【0007】
そして、このリテーナ6の先端側に鉄クリップ6bがビス6cにより取り付けられており、リテーナ6の爪6aを介してアシストグリップ2をルーフトリム1に保持した状態でルーフトリム1をルーフパネル3に取り付けるのと同時にリテーナ6の取付端側に設けた鉄クリップ6bをルーフパネル3の取付孔3aに嵌着することで、ルーフトリム1におけるアシストグリップ2のモジュール化構造を達成している(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−240644号公報 (第2頁、第4頁、図2、図14、図15)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上述したルーフトリム1におけるアシストグリップ2のモジュール化構造によれば、車体パネルに装備される車体ユニットとの干渉が回避でき、アシストグリップ2等のアクセサリーパーツの円滑な取付作業性が期待できるものの、アシストグリップ2の両端に設けられるリテーナ6に対して鉄クリップ6bをビス6cにより固着する構成であり、部品点数が多く、コスト高を招くとともに、組付作業性の低下をもたらすという欠点があった。
【0010】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ルーフトリムをルーフパネルに取り付ける際、アシストグリップ、ルームミラー用ブラケット、サンバイザ用ブラケット等のアクセサリーパーツを同時に取り付けることができるルーフトリムにおけるモジュール化構造であって、車体パネルに装備される車体ユニットとの干渉が回避できるとともに、部品点数を削減することで、廉価で、かつ組付作業性を高めたルーフトリムにおけるモジュール化構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、車体のルーフパネルの室内面に装着されるルーフトリム並びに各種アクセサリーパーツをルーフパネルに組み付ける際、アクセサリーパーツ対応箇所におけるルーフトリムとルーフパネルとの間にボックス状に成形された衝撃吸収機能を有する樹脂製ブラケットを介してルーフトリム及び各種アクセサリーパーツをルーフパネルに取り付けるルーフトリムにおけるモジュール化構造において、前記アクセサリーパーツの取付座をルーフトリムの開口を通してルーフトリム裏面に配設された樹脂製ブラケット内に係着し、取付座の係止片が樹脂製ブラケット内に納まる状態で各種アクセサリーパーツ、ルーフトリム、樹脂製ブラケットの3者を仮止めした後、ルーフパネルの取付孔に対してアクセサリーパーツの取付座が対応する位置にルーフトリムを位置決めし、その後、取付座をルーフパネル側に押し込み、樹脂製ブラケット内から取付座を取付方向に突出させて取付座の係止片をルーフパネルの取付孔に嵌着するとともに、取付座内にインサート体を差し込み、取付座の係止片をロックすることで、ルーフトリムとアクセサリーパーツとをルーフパネルに対して樹脂製ブラケットを介して一体に組み付けることを特徴とする。
【0012】
ここで、ルーフトリムは、軽量で、かつ適度の保形性を備えるとともに、良好な手触り感、外観見栄えを備えることが望ましいことから、ガラス繊維を混入した合成樹脂板、PPO(ポリフェニレンオキシド)等の発泡樹脂板、繊維板等の成形基材の表面にクロス、不織布等の表皮を貼付した構成が一般に使用される。
【0013】
更に、アクセサリーパーツとしては、アシストグリップ、ルームランプ用ブラケット、ルームミラー用ブラケット、サンバイザ用ブラケット並びにホルダ、フック等が挙げられる。
【0014】
次いで、本発明の好ましい実施態様は、前記アクセサリーパーツの取付座をルーフトリムの開口を通して樹脂製ブラケット内に差し込んだ際、樹脂製ブラケットの側壁に内側に向けて突出するように設けられた係止爪が取付座の仮止め用溝部に係着することでアクセサリーパーツの取付座が樹脂製ブラケット内に仮保持され、更に、取付座を押し込むことで、樹脂製ブラケットから取付座の係止片が外部に突出して、ルーフパネルの取付孔に嵌着するとともに、上記取付座の固定用溝部に樹脂製ブラケットの係止爪が係着することで、取付座がロック位置で保持されることを特徴とする。
【0015】
そして、本発明によれば、ルーフトリムの裏面に樹脂製ブラケットをあてがい、アクセサリーパーツの取付座をルーフトリムの開口を通して樹脂製ブラケット内に挿入すれば、取付座先端の係止片が樹脂製ブラケット内に納まる状態で取付座が樹脂製ブラケットと係着できるため、ルーフトリムに対してアクセサリーパーツと樹脂製ブラケットを仮止め固定できる。
【0016】
そして、このモジュール化した3者をルーフパネルに取り付けるには、ルーフパネルの取付孔に対してアクセサリーパーツの取付座が対応する位置にルーフトリムを位置決めした後、アクセサリーパーツの取付座をルーフパネル側に押し込めば、取付座の係止片が樹脂製ブラケットからルーフパネル側に突出し、ルーフパネルの取付孔に嵌着するとともに、取付座内にインサート体を差し込むことで係止片をロックすることができ、取り付けを簡単に完了させることができる。
【0017】
従って、従来の鉄クリップや鉄クリップ取付用のビスが不要になるとともに、樹脂製ブラケットをルーフトリムに溶着固定する必要もないことから、部品点数を削減できるとともに、取付工数を大幅に低減できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るルーフトリムにおけるモジュール化構造の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明に係るモジュール化構造を採用したルーフトリムを室内側からみた平面図、図2乃至図12は本発明に係るルーフトリムにおけるモジュール化構造に使用するアクセサリーパーツとしてアシストグリップに適用した実施形態を示すもので、図2はルーフトリムとアシストグリップをルーフパネルに取り付けた状態を示す断面図、図3乃至図5は同アシストグリップの正面図、背面図、取付座を起立させた状態を示す背面図、図6は同アシストグリップの取付座を示す側面図、図7は同アシストグリップの取付座に挿入されるインサート体を示す斜視図、図8は同アシストグリップにおける取付座にインサート体を挿入する状態を示す説明図、図9はルーフトリム裏面に配設される樹脂製ブラケットを示す(a)側面図、(b)底面図、(c)断面図、図10はルーフトリムの取付構造における取付前状態を示す断面図、図11はルーフトリムの取付構造における取付完了時の状態を示す断面図、図12は本発明に係るモジュール化構造の変形例を示す断面図である。
【0020】
図1において、ルーフトリム10は、ルーフパネルの形状に略等しく、やや湾曲状に成形され、フロント縁部には、サンバイザ11のブラケット12やホルダ13及びルームミラー用ブラケット14が装着され、ルーフトリム10の側縁部には、リヤ側両側及びフロント側の助手席側にアシストグリップ20が装着されている。
【0021】
そして、ルーフトリム10をルーフパネル(図1では図示せず)に取り付ける際、上述した各部品(アクセサリーパーツ)をルーフパネルに同時に組付け固定する、いわゆるモジュール化構造が採用されている。
【0022】
図2乃至図12は、本発明に係るモジュール化構造として、ルーフトリム10とアシストグリップ20との間のモジュール化構造を示すもので、図2はアシストグリップ20をルーフトリム10とともに、ルーフパネルPに取り付けた状態、図3乃至図5はアシストグリップ20の単品図をそれぞれ示す。
【0023】
すなわち、ルーフトリム10は、図2に示すように、この実施形態では、ガラス繊維を混入したPP(ポリプロピレン)樹脂基材10aの表面にクロスまたは不織布等からなる表皮10bを貼付して構成され、アシストグリップ20を取り付けるための矩形状の開口15が開設されている。
【0024】
次いで、アシストグリップ20は、図2に示すように、アシストグリップ20とルーフトリム10をルーフパネルPに取り付ける際、ルーフトリム10とルーフパネルPとの間にボックス状の樹脂成形体からなり、側突時における衝撃吸収機能を有する樹脂製ブラケット30が介装されている。
【0025】
そして、本発明の特徴は、ルーフトリム10をルーフパネルPに取り付ける際、ルーフトリム10とアシストグリップ20に加えて樹脂製ブラケット30を一体化でき、ルーフパネルPに装備されるカーテン式エアバッグのレール等の車体ユニットとの干渉を回避できることは勿論のこと、部品点数の削減、並びに組付け工数の低減を図ることにある。
【0026】
すなわち、図3乃至図5はアシストグリップ20の正面図、背面図、取付脚部を起立状態にした背面図をそれぞれ示すもので、アシストグリップ20は、PP樹脂等、合成樹脂の射出成形体からなる把手状のアシストグリップ本体40と、このアシストグリップ本体40両端のベース部41に設けられる取付座50と、この取付座50内に挿入されるインサート体60とから大略構成されている。
【0027】
更に詳しくは、アシストグリップ本体40両端のベース部41に設けられる取付座50は、ルーフトリム10の製品表面にフィット状に取り付けられる着座プレート51を備えるとともに、この着座プレート51と一体化する軸受部52が設けられ、アシストグリップ本体40のベース部41における取付用脚部収容凹部42に設けた軸受部43との間に、一方側は図示しないヒンジ軸を介して、かつ他方側はヒンジ軸の外周にコイルスプリング44を介してそれぞれの軸受部52,43が装着されている。
【0028】
従って、取付座50に対してアシストグリップ本体40は、ほぼ90°の回動角度内で回動可能に支持されている。すなわち、非使用時は、アシストグリップ本体40は、ルーフトリム10の製品表面と重なり合うように格納方向に付勢され、使用時は、この状態からほぼ90°室内側に回動操作してグリップ機能を果たすことになる。このように、アシストグリップ20は、格納式タイプとして適用されている。
【0029】
更に、取付座50における着座プレート51の裏面側には、中空四角柱状の取付用脚部53が突設され、この取付用脚部53の先端には、図4,図5に示すように、独立する係止片54が3方に向けてそれぞれ係止機能をもつように一体成形されている。
【0030】
また、取付用脚部53の外側面には、取付座50を仮止めするための仮止め用溝部55と、ルーフパネルPに取付座50を固定するように機能する固定用溝部56とが係止片54の長さ寸法に相当する間隔を開けて設けられている。
【0031】
次いで、図6に示すように、アシストグリップ20における取付座50は、ルーフトリム10と、樹脂製ブラケット30とを仮保持できるとともに、ルーフパネルPに対する取り付けも車体ユニットとの干渉を避けるために、着座プレート51の裏面に取付用脚部53が一体化され、この取付用脚部53の先端には、3方に広がる係止片54a,54b,54cが形成され、この取付座50内に挿入する図7に示すインサート体60が挿入される。
【0032】
このインサート体60は、PP樹脂の射出成形体から構成されている。すなわち、3方に広がる係止片54a,54b,54cで画成されるスペース内に挿入され、ストッパー機能を果たすストッパー片61と、取付座50の開口50aを蓋するカバーフランジ62と、取付用脚部53の内部と当接して面接触状態で滑り挿入できる背面プレート部63が備わっており、かつストッパー片61の基部には、取付用脚部53内に設けられた爪57が係止する係止溝部64が形成されている。
【0033】
そして、図8に示すように、取付座50内にインサート体60を挿入すれば、取付座50内部の爪57でインサート体60における傾斜溝部65が嵌まり込み、図示するように、インサート体60が一定角度傾斜した状態で保持される。このことは、取付座50における軸受部52にアシストグリップ本体40が支持されているため、それとの干渉を避けるために有利である。
【0034】
更に、このインサート体60を差し込めば、インサート体60の先端部分が係止片54a,54b,54cで画成されるスペース内に入り込み、これら係止片54の内方への撓みを規制し、係止片54をロックすることができるとともに、ストッパー片61の基部側の係止溝部64に取付座50における爪57が係着することでインサート体60を取付座50内部にロックすることができる。
【0035】
次に、ルーフトリム10の裏面側に配設される樹脂製ブラケット30について説明する。この樹脂製ブラケット30は、ルーフトリム10の裏面に接合するプレート部31と、このプレート部31からパネル側に延びる側壁32と、側壁32内に設けられる隔壁33とがプレート部31と一体に成形され、開口面がパネル側に向くボックス形状となっている。
【0036】
そして、アシストグリップ20における取付座50を取り付けるための開口34が両サイドに設けられており、この開口34に対応する側壁32には、コ字状スリット35で画成される係止爪36が形成されている。
【0037】
次に、本発明に係るモジュール化構造をアシストグリップ20に適用した場合について、図10,図11を基に説明する。まず、図10に示すように、ルーフトリム10の裏面に衝撃吸収機能を有する樹脂製ブラケット30を双方の開口15,34が一致するように両者を重ね合わせ、アシストグリップ20における取付座50における取付用脚部53をルーフトリム10の開口15並びに樹脂製ブラケット30の開口34内に差し込み、樹脂製ブラケット30に設けた係止爪36が取付用脚部53における仮止め用溝部55に係着することで、ルーフトリム10と樹脂製ブラケット30に対してアシストグリップ20を仮保持させることができ、これら3者を一体化してルーフパネルPを適正位置に位置決めする。
【0038】
そして、取付座50における取付用脚部53の先端に設けた係止片54をルーフパネルPの取付孔P1にロケートした後、取付座50内部にインサート体60を差し込み、このとき、アシストグリップ20における取付座50に対してアシストグリップ本体40は、スプリングのバネ力に対して起立状態に保持してインサート体60の挿入作業を行なうが、このとき、インサート体60には、傾斜溝部65により所定角度傾斜状に保持できるため、アシストグリップ本体40とさぼど干渉することがなく、挿入作業もやり易い。
【0039】
そして、図11に示すように、取付座50をルーフパネルP側に押し込み、係止片54をルーフパネルPの取付孔P1の縁部に係着するとともに、樹脂製ブラケット30の係止爪36が取付用脚部53の固定用溝部56内に係着することで、ルーフトリム10と樹脂製ブラケット30に対してアシストグリップ20の取付座50を強固に一体化でき、更にインサート体60の差し込みを完了すれば、インサート体60はストッパー片61の基部に設けた係止溝部64に取付座50内部の爪57が係着することでインサート体60が取付座50内にロックされ、かつインサート体60の先端部分が取付座50における係止片54をロックするため、ルーフパネルPに対する係止片54のロックも強固なものとなり、確実な取付強度が得られる。
【0040】
このように、本発明に係るモジュール化構造をアシストグリップ20に適用した場合、ルーフトリム10と樹脂製ブラケット30に対してアシストグリップ20を簡単に仮保持でき、ルーフパネルPに位置決めした後、取付座50をルーフパネルP側に押し込み、更にインサート体60を差込み操作すれば、アシストグリップ20をルーフトリム10及びルーフパネルPに簡単に取付固定することができる。
【0041】
従って、ルーフパネルPに設けられているカーテン式エアバッグのレール等の車体ユニットとの干渉が生じることがなく、かつ、アシストグリップ20は、アシストグリップ本体40を支持する取付座50に取付用脚部53を設け、かつ取付座50内にインサート体60を差し込むという構成であるため、従来の別物のクリップ片やクリップ固定用のビス等が不要となり、備品点数を削減することができる。また、樹脂製ブラケット30をルーフトリム10と一体に仮保持でき、従来のように、樹脂製ブラケットを予めルーフトリムに溶着固定する手間が省け、簡単かつ廉価にアシストグリップ20の取り付けを完了させることができるという利点がある。
【0042】
以上説明した実施形態は、アシストグリップ20の取付座50における取付用脚部53に設けた仮止め用溝部55を樹脂製ブラケット30の側壁32に形成した係止爪36に係着したが、図12に示すように、樹脂製ブラケット30の上部に係止爪36を突設する構成を採用しても良い。この場合には、アシストグリップ20の取付座50に設ける仮止め用溝部55と固定用溝部56は共に上方に設定位置を変更する。
【0043】
上述した実施形態は、ルーフトリム10とアシストグリップ20のモジュール化構造について説明したが、ルーフトリム10に対するサンバイザ用ブラケット、あるいはホルダ、またはルームミラー用ブラケット等のモジュール化構造に適用することもでき、本願発明は、ルーフトリム10の室内側に装着されるアクセサリーパーツ全般に適用できる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係るルーフトリムにおけるモジュール化構造は、アクセサリーパーツの取付座をルーフトリムの開口及び樹脂製ブラケットの開口内にスライド可能に挿入し、アクセサリーパーツをルーフトリム及び樹脂製ブラケットに対して仮保持状態とした後、ルーフトリムをルーフパネルに取り付け、その後、取付座をルーフパネルの面直方向に押し込んで、アクセサリーパーツの取付座を固定するというものであるから、取付座先端の係止片が樹脂製ブラケット内部に納まり、外部に突出することがないため、車体ユニットとの干渉を有効に回避できるとともに、一人作業でルーフパネルに対してルーフトリム並びに各種アクセサリーパーツを確実かつ簡単に取り付けることができ、取付作業性を向上させることができるという効果を有する。
【0045】
更に、本発明に係るルーフトリムにおけるモジュール化構造によれば、アクセサリーパーツの取付座をルーフトリムの開口及び樹脂製ブラケットの開口に差し込み、樹脂製ブラケットと取付座を仮保持することで、アクセサリーパーツ、ルーフトリム、樹脂製ブラケットを簡単に仮保持することができ、従来のように、ルーフトリム裏面に予め樹脂製ブラケットを溶着固定する手間が省け、更に、取付座内にインサート体を挿入するだけの簡単な操作で、アクセサリーパーツをルーフトリム及びルーフパネルに確実に固着することができ、簡単かつ確実なアクセサリーパーツの取付構造が確保できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモジュール化構造におけるルーフトリムを室内側からみた平面図である。
【図2】本発明に係るモジュール化構造をアシストグリップに適用した一実施形態を示す断面図である。
【図3】図2に示すモジュール化構造におけるアシストグリップの正面図である。
【図4】図2に示すモジュール化構造におけるアシストグリップの背面図である。
【図5】図2に示すモジュール化構造においてアシストグリップにおける取付座を起立させた状態の背面図である。
【図6】図2に示すモジュール化構造におけるアシストグリップの取付座を示す側面図である。
【図7】図2に示すモジュール化構造におけるアシストグリップの取付座に挿入するインサート体を示す斜視図である。
【図8】図2に示すモジュール化構造におけるアシストグリップの取付座にインサート体を挿入する状態を示す説明図である。
【図9】本発明に係るモジュール化構造におけるルーフトリム裏面に配置する樹脂製ブラケットを示す(a)側面図、(b)平面図、(c)図9(b)中IX−IX線断面図である。
【図10】図2に示すモジュール化構造におけるインサート体の挿入前の状態を示す説明図である。
【図11】図2に示すモジュール化構造におけるインサート体の差込み完了時の状態を示す説明図である。
【図12】本発明に係るモジュール化構造におけるアシストグリップの変形例を示す断面図である。
【図13】従来のアシストグリップの取付作業を示す説明図である。
【図14】従来のアシストグリップの取付構造を示す説明図である。
【図15】従来のアシストグリップのモジュール化構造を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ルーフトリム
15 開口
20 アシストグリップ
30 樹脂製ブラケット
31 プレート部
32 側壁
34 開口
36 係止爪
40 アシストグリップ本体
41 ベース部
50 取付座
51 着座プレート
52 軸受部
53 取付用脚部
54(54a,54b,54c) 係止片
55 仮止め用溝部
56 固定用溝部
57 爪
60 インサート体
61 ストッパー片
62 カバーフランジ
63 背面プレート部
64 係止溝部
65 傾斜溝部
P ルーフパネル
P1 取付孔

Claims (2)

  1. 車体のルーフパネルの室内面に装着されるルーフトリム並びに各種アクセサリーパーツをルーフパネルに組み付ける際、アクセサリーパーツ対応箇所におけるルーフトリムとルーフパネルとの間にボックス状に成形された衝撃吸収機能を有する樹脂製ブラケットを介してルーフトリム及び各種アクセサリーパーツをルーフパネルに取り付けるルーフトリムにおけるモジュール化構造において、
    前記アクセサリーパーツの取付座をルーフトリムの開口を通してルーフトリム裏面に配設された樹脂製ブラケット内に係着し、取付座の係止片が樹脂製ブラケット内に納まる状態で各種アクセサリーパーツ、ルーフトリム、樹脂製ブラケットの3者を仮止めした後、ルーフパネルの取付孔に対してアクセサリーパーツの取付座が対応する位置にルーフトリムを位置決めし、その後、取付座をルーフパネル側に押し込み、樹脂製ブラケット内から取付座を取付方向に突出させて取付座の係止片をルーフパネルの取付孔に嵌着するとともに、取付座内にインサート体を差し込み、取付座の係止片をロックすることで、ルーフトリムとアクセサリーパーツとをルーフパネルに対して樹脂製ブラケットを介して一体に組み付けることを特徴とするルーフトリムにおけるモジュール化構造。
  2. 前記アクセサリーパーツの取付座をルーフトリムの開口を通して樹脂製ブラケット内に差し込んだ際、樹脂製ブラケットの側壁に内側に向けて突出するように設けられた係止爪が取付座の仮止め用溝部に係着することでアクセサリーパーツの取付座が樹脂製ブラケット内に仮保持され、更に、取付座を押し込むことで、樹脂製ブラケットから取付座の係止片が外部に突出して、ルーフパネルの取付孔に嵌着するとともに、上記取付座の固定用溝部に樹脂製ブラケットの係止爪が係着することで、取付座がロック位置で保持されることを特徴とする請求項1に記載のルーフトリムにおけるモジュール化構造。
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