JP2003312351A - 樹脂部品の取付構造 - Google Patents
樹脂部品の取付構造Info
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Abstract
取付構造であって、取付部のガタツキをなくし、確実か
つ堅固な取付構造を提供する。 【解決手段】 グリップベース30の取付用ボス32に
撓み性を増大させたフレーム状爪片38を形成し、この
フレーム状爪片38をドアトリム本体11の貫通孔11
a内に係着させて、ドアトリム10にグリップベース3
0を組み付けた後、グリップベース30にグリップカバ
ー40を爪固定により接合固定する際、グリップカバー
40の上端に設けた差込用フック44をグリップベース
30の取付用ボス32内に挿入して、フレーム状爪片3
8により包囲された開口38aを通して外部に突出させ
て、フレーム状爪片38をロックする。よって、グリッ
プカバー40を差込用フック44を介してドアトリム本
体11に直接係着するとともに、フレーム状爪片38を
ロックすることにより、ドアグリップ20における上側
取付部Aの取付強度を強化する。
Description
構造に係り、特に、ドアトリムに設けられるドアグリッ
プの取付構造に好適な樹脂部品の取付構造に関する。
れる自動車用ドアトリム1を示すもので、この自動車用
ドアトリム1の表面略中央部には、把手状にドアグリッ
プ2が取り付けられている。そして、乗員は、ドア開閉
の際、このドアグリップ2を掴んでドアの開閉操作を行
なうため、ドアグリップ2の取付強度を強固にすること
が要求されている。
に、表裏2分割体からなる樹脂成形体、すなわち、グリ
ップベース3とグリップカバー4との2分割体から構成
されており、図示はしないが、両者には、係止爪と係止
孔とが対応して複数個設けられており、双方を接合する
ことにより、ドアグリップ2が接合固定される。更に、
ドアグリップ2におけるグリップベース3には、上下の
取付部に対応してドアトリム1を貫通して車体パネル側
に固定するための取付用ボス5,6がそれぞれ突設され
ている。
5の取付構造を説明するとともに、図15において、下
側取付用ボス6の取付構造について説明する。まず、上
側取付用ボス5は、図13に示すように、撓み性を有す
る爪片5aが上側取付用ボス5の外周面に形成されてお
り、図14に示すように、ドアトリム1の貫通孔1a内
にこの上側取付用ボス5を挿入したとき、爪片5aが内
方に撓み、所定寸法挿入した後は、爪片5aが基位置に
戻ることで上側取付用ボス5をドアトリム1における貫
通孔1aに仮止めする。その後、車体パネル7に対して
ビス8を上側取付用ボス5のビス孔5bを通して締付け
固定することにより、車体パネル7に対してグリップベ
ース3を固定し、次いで、グリップベース3に対してグ
リップカバー4を係着固定することによりドアグリップ
2の上部側の取り付けが完了する。
ては、図15に示すように、グリップベース3の下側取
付用ボス6をアームレスト1bを通してドアトリム1の
貫通孔1cに差し込んで、下側取付用ボス6のビス孔6
aからビス8を車体パネル7に対して締付け固定するこ
とにより、車体パネル7に対してドアグリップ2の下部
側を固定している。尚、グリップベース3は、ドアトリ
ム1に取り付けられたアームレスト1bにビス1dによ
り予め固定されている。
ップ2の従来の取付構造においては、グリップベース3
をドアトリム1に仮アッセンブリした後、車体パネル7
に対してドアトリム1を組み付ける際にグリップベース
3も車体パネル7にビス止め等により固定し、次いで、
グリップベース3に対してグリップカバー4を係着する
という構成を採用している。
側の取付部においては、グリップベース3の上側取付用
ボス5に設けた爪片5aの撓み性を利用してドアトリム
1に対して係着固定しているが、爪片5aをドアトリム
1の貫通孔1a内に差込固定した後も、爪片5a自体が
形状的に内方に向けて撓みやすく、特にドアグリップ2
を過度に引き込んだ際、爪片5aの撓みが生じやすく、
グリップベース3をドアトリム1に対して強固に組み付
けることができないことから、両者間にガタツキ等が生
じやすいという欠点が指摘されている。
カバー4を左右縁部の複数箇所に設けた係止孔と係止爪
との係着作用により接合しているが、グリップカバー4
は、ドアトリム1に対して直接固定されていない。そし
て、このことも、ドアグリップ2の取付強度を低下させ
る一因となっていた。
においては、下側取付用ボス6とドアトリム1の貫通孔
1cとの間に隙間があるため、下側取付用ボス6にガ
タ、あるいは転びが発生しやすく、ドアグリップ2の下
部側においても、ドアトリム1とドアグリップ2との間
で確実な取り付けが望まれていた。
れたもので、ドアトリムに対するドアグリップの取付構
造に適用した場合、ドアグリップをドアトリムに対して
強固に組み付けることができ、ガタツキ等の発生を皆無
とできる樹脂部品の取付構造を提供することを目的とし
ている。
に、本願発明は、樹脂部品を内装トリムに取り付ける樹
脂部品の取付構造であって、樹脂部品を構成する一方側
の樹脂成形体には、内装トリムの貫通孔を貫通して、車
体パネルにビス止め固定する取付用ボスが形成され、こ
の取付用ボスの側面には、開口と外周スリットに挟ま
れ、撓み性を増大させたフレーム状爪片が形成され、こ
のフレーム状爪片により樹脂成形体を内装トリムに係着
した後、一方側の樹脂成形体に対して他方側の樹脂成形
体を接合固定し、この樹脂成形体に設けた差込用フック
をフレーム状爪片に包囲された開口に差し込むことでフ
レーム状爪片をロック状態とし、内装トリムに対して双
方の樹脂成形体を組み付けることを特徴とする。
部品としては、ドアトリムに取り付けられるドアグリッ
プ、又は、ドアトリムのアームレスト部に取り付けられ
るスイッチエスカッションパネル等の樹脂部品の取付構
造に適用できる。
グリップに適用した場合、一方側の樹脂成形体として
は、グリップベースであり、他方側の樹脂成形体として
は、グリップベースに接合固定されるグリップカバーを
指す。また、スイッチエスカッションパネルを一方側の
樹脂成形体とした場合、他方側の樹脂成形体としては、
アームレストパットを指す。
貫通孔に対して一方側の樹脂成形体に形成した取付用ボ
スを差し込む際、取付用ボスの側面にはフレーム状爪片
が形成されており、このフレーム状爪片は、撓み性が増
大しているため、内装トリムの貫通孔に取付用ボスを差
し込む際、フレーム状爪片の撓み性を利用して円滑に差
込操作することができる。
込用フックをフレーム状爪片開口内に差し込めば、他方
側の樹脂成形体をこの差込用フックを介して内装トリム
に固定できるとともに、この差込用フックがフレーム状
爪片をロックすることになり、フレーム状爪片が撓み変
形することがない。
とがなく、取付部にガタが発生することがないととも
に、他方側の樹脂成形体についても差込用フックを介し
て内装トリムに直接固定することで、双方の樹脂成形体
を内装トリムに対して強固に組み付けることができる。
端と当接するように内装トリムの裏面に突起を設けた場
合、樹脂成形体に脱落方向に外力が加わった際、この外
力を差込用フックと突起とで受けることができ、負荷を
減少させることができる。
脂部品を構成する一方側の樹脂成形体に形成される取付
用ボスが内装トリムの貫通孔内に挿入され、取付用ボス
の底面を車体パネルにビス等により固着される樹脂部品
の取付構造であって、内装トリムの端末が取付用ボスの
外周面に突き当てられるとともに、シート状物の巻込み
端末部が取付用ボスの外周面に当接していることを特徴
とする。
体に形成されている取付用ボスの外周面に内装トリムの
端末を突き当てるという構成であるため、ガタツキを皆
無とできるとともに、特に、取付用ボス外周面と当接す
る部位をTPO(サーモプラスチックオレフィンの略)
表皮、あるいはクロス、不織布等の布地シートの巻込み
端末部とすれば、低級音の発生を可及的に防止できる。
付構造の好適な実施形態として、ドアトリムに取り付け
られるドアグリップに適用した実施形態について、添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
トリムを示す正面図、図2は図1に示すドアグリップの
グリップベースを示す(a)側面図、(b)内面図、
(c)背面図、図3は図1に示すドアグリップにおける
グリップカバーを示す(a)側面図、(b)内面図、
(c)正面図、図4,図5は図1に示すドアグリップの
それぞれ上側取付部、下側取付部を示す各断面図であ
る。
取付作業手順を示す各説明図、図10はドアグリップの
上側取付部における変形例を示す要部断面図である。
は、ポリプロピレン(以下PPという)樹脂、あるいは
タルクを混入したPP樹脂をモードプレス成形、又は射
出成形により所要形状に成形されたドアトリム本体11
に対して乗員が肘を掛けて休めるようにアームレスト1
2がほぼ中央に取り付けられており、その上方には、中
接用クロス13が貼付されている。
ーカグリル14が一体成形されるとともに、図1では図
示はしないが、アームレスト12の下側に設けられるド
アポケットの背面側にポケットバックカバー(図5にて
符号15で示す)が配設されている。
面に把手状にドアグリップ20が取り付けられている
が、本発明の特徴は、このドアグリップ20の上側取付
部A、下側取付部Bにおいて、強固な取付構造を確保し
たことが特徴である。
に、ドアグリップ20を構成するグリップベース30と
グリップカバー40の構成について、図2,図3を基に
説明する。図2はグリップベース30の構成を示すもの
で、(a)グリップベース30の側面図、(b)グリッ
プカバー40に装着する面を示すグリップベース30の
内面図、(c)パネル取付側を示すグリップベース30
の背面図である。
したPP樹脂の射出成形体から構成され、製品表面とな
る面、すなわち、グリップカバー40との接合面を除い
た部位は、PVC樹脂等の表皮31により被覆されてい
る。そして、このグリップベース30は、上下にそれぞ
れ車体パネルに取り付けるための取付用ボス32,33
(以下、上側取付用ボス32、下側取付用ボス33とす
る)が一体形成されているとともに、車体パネルに取り
付ける前にドアトリム10に仮止めするために、上側取
付用ボス32の近辺にトリム取付用ボス34a、また、
下側取付用ボス33の下方2箇所にトリム取付用ボス3
4b,34cが立設されている。
開閉時、乗員が手で掴んで大きな荷重が加わるため、内
面に格子状リブ35が一体形成され、強固な剛性を備え
ているとともに、図2(b)に示すように、上下の2箇
所にロケート用凹部36が形成され、図3に示すグリッ
プカバー40との接合を図るために、左右縁部に沿って
それぞれ3箇所、計6箇所に係止孔37が設けられてい
る。
るが、特に、ドアグリップ20における上側取付部Aに
おいて、強固な取付強度を確保するために、上側取付用
ボス32の側面にフレーム状爪片38が形成されてい
る。尚、このフレーム状爪片38の詳細な構成や作用効
果については後述する。
固定するグリップカバー40について図3に示す。
(a)はグリップカバー40の側面図、(b)はグリッ
プベース30に装着する面を示すグリップカバー40の
内面図、(c)は製品表面となるグリップカバー40の
正面図である。
30と同様、タルクを混入したPP樹脂の射出成形体か
ら構成されており、製品表面には、外観意匠性を考慮し
て、メタル塗装面41が設けられている。そして、図3
(a),(b)に示すように、グリップカバー40の内
面の上下2箇所にグリップベース30のロケート用凹部
36に挿入するロケートピン42が突設されているとと
もに、左右縁部に沿っては、グリップベース30の係止
孔37に係着する係止爪43が形成されており、グリッ
プベース30の係止孔37にグリップカバー40の係止
爪43を係着することにより、グリップベース30に対
してグリップカバー40をワンタッチ操作でフィット状
に接合固定できる構成になっている。
30における上側取付用ボス32の側面にフレーム状爪
片38を形成するのに加えて、グリップカバー40につ
いても、上端側内面に差込用フック44を形成したこと
にある。
ップ20を組み付けた状態、すなわち、ドアグリップ2
0の上側取付部A、下側取付部Bについて、それぞれ図
4,図5を基に説明する。
は、図4に示すように、ドアグリップ20におけるグリ
ップベース30は、ドアトリム本体11の貫通孔11a
内に上側取付用ボス32が差し込まれており、この上側
取付用ボス32に設けたフレーム状爪片38がドアトリ
ム本体11の貫通孔11a縁部に係着している。
カバー40は、グリップベース30に対してグリップベ
ース30の係止孔37にグリップカバー40の係止爪4
3が係着することで、グリップベース30の表面にグリ
ップカバー40を接合固定しているが、特に、図4で示
すように、グリップカバー40の上端側に設けた差込用
フック44がグリップベース30の内面に入り込み、差
込用フック44の先端44aがフレーム状爪片38の開
口38aから外部に臨むことで、フレーム状爪片38を
ロックしている。
8が差込用フック44によりロックされているため、フ
レーム状爪片38が内方に撓むことがなく、ドアトリム
本体11に対してグリップベース30が強固に組み付け
られているとともに、グリップカバー40の上端部分に
ついてもドアトリム本体11にこの差込用フック44を
介して直接強固に固定されている。
差込用フック44が、ドアトリム本体11に対する取付
機能とグリップベース30のフレーム状爪片38のロッ
ク機能を合わせ持つため、従来構造に比べ、ドアグリッ
プ20における上側取付部Aにおける強固な取り付けが
期待できる。尚、車体パネル50の取付孔51に対して
ビス52が上側取付用ボス32のビス孔32aを通じて
締付け固定されている。
の構成について、図5を基に説明する。ドアグリップ2
0の下側取付部Bに対応するドアトリム本体11は、ア
ームレスト12が取り付けられており、アームレスト1
2に対してグリップベース30におけるトリム取付用ボ
ス34bがビス12aにより固定され、グリップベース
30における下側取付用ボス33は、アームレスト12
の貫通孔12b及びドアトリム本体11とポケットバッ
クカバー15の上端との間の貫通孔11b内に差し込ま
れ、車体パネル50の取付孔51にビス52を介して締
付け固定されている。
てその外周面にドアトリム本体11の端末及びポケット
バックカバー15の端末を突き当て接合しており、走行
中の振動等によってもガタツクことがなく、更に、中接
用クロス13の巻込み端末部13aが取付用ボス33の
外周面に当接している。
13a及び、ポケットバックカバー15の端末が下側取
付用ボス33の外周面に突き当たり、ガタツキが発生す
ることがないばかりか、布地当たりしているため、走行
中の振動等によっても低級音が発生することがなく、ド
アグリップ20の下側取付部Bについても強固な取付構
造が達成されている。尚、中接用クロス13に替えて、
ドアトリム本体11を表皮仕様とし、TPO表皮等、表
皮の巻込み端末部を下側取付用ボス33の外周面に突き
当てるようにしても良い。
リップ20をドアトリム10及び車体パネル50に取り
付ける取付作業手順について説明する。
てグリップベース30を取り付ける作業を第1に行なう
が、図7に示すように、グリップベース30における上
側取付用ボス32は、その側面にフレーム状爪片38が
形成され、このフレーム状爪片38は、矩形状の開口3
8a及びコ字状の外周スリット38bの各肉抜き部に挟
まれていることにより、上側取付用ボス32をドアトリ
ム本体11の貫通孔11a内に挿入する際、図6中矢印
Pで示す方向にフレーム状爪片38が容易に撓むため、
グリップベース30の上部側をドアトリム本体11に簡
単に差込装着することができる。
ス33は、アームレスト12の貫通孔12bを通してド
アトリム本体11及びポケットバックカバー15等によ
り形成される貫通孔11b内に差し込まれる。
30を組み付けた状態を示しており、このとき、図8で
は図示はしないが、グリップベース30の上側取付用ボ
ス32の近辺に位置するトリム取付用ボス34aはドア
トリム本体11に対してビス止め固定されており、グリ
ップベース30の他のトリム取付用ボス34b,34c
については、アームレスト12に対してビス12aによ
りビス止め固定されている。
ム10に対して3箇所のトリム取付用ボス34a,34
b,34cでビス止め固定されるとともに、上側取付用
ボス32は、ドアトリム本体11の貫通孔11aにフレ
ーム状爪片38により係着固定され、また、下側取付用
ボス33については、ドアトリム本体11における中接
用クロス13の巻込み端末部13aや、ポケットバック
カバー15の端末により突き当て保持されている。尚、
上側取付用ボス32については、フレーム状爪片38
は、この状態では撓みやすいため、必ずしも貫通孔11
aに堅固な固定がなされているとはいえない。
30を組み付けた状態で車体パネル50の取付孔51に
対して上下側取付用ボス32,33のビス孔32a,3
3aを通じてビス52を締付け固定することにより、グ
リップベース30を車体パネル50に固定する。
0及びドアトリム10に組み付けられているグリップベ
ース30に対してグリップカバー40を組付け固定すれ
ば良い。このとき、グリップカバー40は、左右両側に
複数箇所設けた係止爪43をグリップベース30の係止
孔37に係着することにより接合固定されるが、本発明
においては、グリップカバー40の上端に一体形成され
ている差込用フック44をグリップベース30の上側取
付用ボス32内部に挿入して、図9中矢印で示すよう
に、ドアトリム本体11の裏面側に差込固定すること
で、フレーム状爪片38をロックすることができ、図4
に示す取付構造をとることができる。
に設けた差込用フック44は、ドアトリム本体11に対
する係着機能に加えてグリップベース30に設けたフレ
ーム状爪片38の撓みを抑えるロック機能を備えている
ため、上述したように、ドアグリップ20の上側取付部
Aの取付強度を従来に比べ強固に維持することができ
る。
取付構造に適用すれば、従来と取付作業工数的に何等変
わりがないけれども、上側取付部A及び下側取付部Bの
取付強度を著しく強固にすることができ、ドア開閉時、
頻繁にドアグリップ20を使用しても、ガタツキが発生
することがなく、ドア開閉時の操作性を良好に維持でき
る。
プ20の変形例を示すもので、同一部分には同一符号を
付し、その詳細な説明は省略する。この変形例において
は、ドアグリップ20におけるグリップカバー40の上
端に形成した差込用フック44の先端44aと当接する
ように、ドアトリム本体11の裏面に突起16が突設形
成されている。
際、この外力Fを差込用フック44と突起16とで受け
ることができ、グリップベース30に過度の負荷が加わ
ることがないため、取付強度をより強固にすることがで
きる。
に取り付けられるドアグリップ20の取付構造に適用し
たが、この他に、ドアトリムのアームレストに装着され
るスイッチエスカッションパネル等にも適用でき、例え
ば、スイッチエスカッションパネルの裏面にドアトリム
に係着するためのフレーム状爪片を設けておき、スイッ
チエスカッションパネルをドアトリムのアームレスト部
に取り付けた後、隣接するアームレストパットに差込用
フックを形成し、アームレストパットをドアトリムに取
り付ける際、この差込用フックによりスイッチエスカッ
ションパネルに設けたフレーム状爪片をロックするよう
にしても良い。従って、本発明は、内装トリムに取り付
けられる樹脂部品全般に適用することができる。
品の取付構造は、内装トリムの貫通孔に貫通する取付用
ボスを樹脂成形体に形成し、この取付用ボスの側面に開
口と外周スリットとに挟まれたフレーム状爪片を形成
し、このフレーム状の爪片の撓み性を利用して取付用ボ
スを内装トリムの貫通孔に差込固定した後、他方の樹脂
成形体に形成した差込用フックを取付用ボス内に挿入
し、フレーム状爪片に包囲された開口を通して外部に露
出させることにより、フレーム状爪片をロックするとい
う構成であるため、内装トリムに対して樹脂成形体を強
固に固定することができ、ガタツキ等の不良を皆無とし
た確実かつ堅固な樹脂部品の取付構造を提供できるとい
う効果を有する。
体の取付用ボスを内装トリムの貫通孔内で内装トリムの
端末を突き当て保持することによりガタツキをなくすと
ともに、貫通孔縁部においてシート状物の巻込み端末部
を当接させることにより、低級音の発生を抑えることが
でき、ガタツキがないとともに、低級音が発生すること
がない理想的な取付構造を提供することができるという
効果を有する。
プを備えた自動車用ドアトリムを示す正面図である。
スの構成を示す(a)側面図、(b)内面図、(c)背
面図である。
ーの構成を示す(a)側面図、(b)内面図、(c)正
面図である。
プベースをドアトリムに取り付ける取付作業を示す説明
図である。
スにおける上側取付用ボスの構成を示す説明図である。
パネルに取り付ける取付作業を示す説明図である。
てグリップカバーを取り付ける取付作業を示す説明図で
ある。
す要部断面図である。
る。
ップを示す構成説明図である。
の上側取付用ボスを示す斜視図である。
図である。
成を示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂部品(20)を内装トリム(10)
に取り付ける樹脂部品(20)の取付構造であって、樹
脂部品(20)を構成する一方側の樹脂成形体(30)
には、内装トリム(10)の貫通孔(11a)を貫通し
て、車体パネル(50)にビス止め固定する取付用ボス
(32)が形成され、この取付用ボス(32)の側面に
は、開口(38a)と外周スリット(38b)に挟ま
れ、撓み性を増大させたフレーム状爪片(38)が形成
され、このフレーム状爪片(38)により樹脂成形体
(30)を内装トリム(10)に係着した後、一方側の
樹脂成形体(30)に対して他方側の樹脂成形体(4
0)を接合固定し、この樹脂成形体(40)に設けた差
込用フック(44)をフレーム状爪片(38)に包囲さ
れた開口(38a)に差し込むことでフレーム状爪片
(38)をロック状態とし、内装トリム(10)に対し
て双方の樹脂成形体(30,40)を組み付けることを
特徴とする樹脂部品の取付構造。 - 【請求項2】 樹脂部品(20)がドアトリム(10)
の表面に把手状に取り付けられるドアグリップ(20)
であって、このドアグリップ(20)は、ドアトリム
(10)に予め装着され、車体パネル(50)にビス止
め等により固定されるグリップベース(30)と、この
グリップベース(30)に複数の係止部により係着固定
されるグリップカバー(40)とからなることを特徴と
する請求項1に記載の樹脂部品の取付構造。 - 【請求項3】 樹脂部品(20)を構成する一方側の樹
脂成形体(30)に形成される取付用ボス(33)が内
装トリム(10)の貫通孔(11b)内に挿入され、取
付用ボス(33)の底面を車体パネル(50)にビス等
により固着される樹脂部品の取付構造であって、内装ト
リム(10)の端末が取付用ボス(33)の外周面に突
き当てられるとともに、シート状物の巻込み端末部(1
3a)が取付用ボス(33)の外周面に当接しているこ
とを特徴とする樹脂部品の取付構造。
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