JP2003048494A - ドアハーネスの配索構造 - Google Patents

ドアハーネスの配索構造

Info

Publication number
JP2003048494A
JP2003048494A JP2001236980A JP2001236980A JP2003048494A JP 2003048494 A JP2003048494 A JP 2003048494A JP 2001236980 A JP2001236980 A JP 2001236980A JP 2001236980 A JP2001236980 A JP 2001236980A JP 2003048494 A JP2003048494 A JP 2003048494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
door
door harness
locking tongue
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001236980A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Hiraki
勉 平木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2001236980A priority Critical patent/JP2003048494A/ja
Publication of JP2003048494A publication Critical patent/JP2003048494A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のドアハーネスの配索に要する部材点
数と手間の削減を図ると共に、ドアハーネスの取付位置
の調整を可能にする。 【解決手段】 自動車のドアの内側フレーム枠に取り付
けるドアトリム1は開口11aを備え、該開口に沿った
周縁の要所位置より開口側に向かってクリップ部20を
一体的に突設し、上記クリップ部は、並設した3枚の係
止舌片21、22、23からなり、両側方の係止舌片の
下端に係止爪21a、23aを室外側(X)に向かって
突設していると共に、中央の係止舌片22の下端に係止
爪22aを室内側(Y)に向かって突設しており、上記
クリップ部の両側の係止舌片を室内側に、中央の係止舌
片を室外側に押し広げて3枚の係止舌片の間にドアハー
ネスW/Hを通して3枚の係止舌片で挟持し、下端係止
爪でドアハーネスの下側より保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアハー
ネスの配索構造に関し、詳しくは、ドアハーネスの配索
に要する部材点数と手間の削減を図ると共に、ドアハー
ネス取付位置の調整を可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドアハーネスW/Hは図5及び図
6に示すように、ドアハーネスW/Hに組みつけたクリ
ップ4をドアトリム1に突設されたスタットボルト3に
嵌合して固定している。なお、ドアトリム1に係止穴を
設け羽根形状の係止部を備えたクリップを挿入係止する
場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
5、図6に示すスタットボルト3にクリップ4を嵌合係
止する場合、スタットボルト3やクリップ4等の部材を
必要とし、スタットボルト3をドアトリム1に溶接等で
取り付ける手数がかかる問題がある。また、ドアハーネ
スW/Hの取付位置は予め溶接されるスタットボルト3
の溶接位置によって決まっているため取付位置の調整は
不可能であり、取付箇所に障害物がある場合には配索に
困難を来すという問題がある。
【0004】本発明は上記した問題を解決するためにな
されたもので、ドアハーネスの配索に要する部材点数と
手間とを削減すると共に、取付位置の調整を可能にする
ことを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、自動車のドアの内側フレーム枠に取り付
ける樹脂板からなるドアトリムは左右に一対の大きな開
口を備え、該開口に沿った周縁の要所位置より開口側に
向かってクリップ部を一体的に突設し、上記クリップ部
は、並設した3枚の係止舌片からなり、両側方の係止舌
片の下端に係止爪を室外側に向かって突設していると共
に、中央の係止舌片の下端に係止爪を室内側に向かって
突設し、上記クリップ部の両側の係止舌片と中央の係止
舌片の3枚の係止舌片の間にドアハーネスを通して3枚
の係止舌片で挟持すると共に、これら係止舌片の下端係
止爪でドアハーネスの下側より保持し、上記ドアトリム
の開口周辺に沿った開口内部位置に配索していることを
特徴とするドアハーネスの配索構造を提供している。
【0006】上記3枚の係止舌片のうち、両側の係止舌
片はL形状として室内側に突出させる一方、中央の係止
舌片は真っすぐに突出させることが好ましい。
【0007】本発明によれば、樹脂板からなるドアトリ
ムの開口に3枚の係止舌片を一体的に設けて、両側方の
係止舌片の下端に係止爪を室外側に向かって突設してい
ると共に、中央の係止舌片の下端に係止爪を室内側に向
かって突設した構成としたことにより、上記係止舌片は
自体の有する弾性を利用することができるようになり、
別部材は用いること無く、ドアハーネスをスライド自在
に挟持するすることができる。
【0008】即ち、樹脂板からなる係止舌片はそれ自体
に弾性を有しており、係止舌片の下端を指先で押すこと
により、室内側および室外側のいずれの方向にも押し広
げることが可能であり、ドアハーネスを通した後には自
体の有する弾性により元の姿勢に戻る性質がある。ドア
ハーネスは、上記係止舌片を押し広げてその下端から係
止爪の部分を越えて奥の方に押し込むことにより、両側
方の係止舌片と中央の係止舌片との間に挟持され、係止
爪によって下側より保持されるものであり、別途に設け
るスタットボルトやクリップは不要であって部材点数を
削減することができると同時に、それらを別途に設ける
手間も省ける。
【0009】弾性を有する係止舌片によって挟持された
状態のドアハーネスは、長さ方向にも直径方向にもスラ
イド自在であって、取り付け位置を調整することができ
るし、係止舌片からの抜け落ちは係止爪によって確実に
防止されている。また、リサイクル等の際の解体におけ
る取り外しも容易である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1乃至図4を参照して説明する。図1は、ドアハーネス
W/Hをドアトリム11に配索する前の状態を示してお
り、図2は図1のII−II線断面の一部を省略して示して
いる。
【0011】自動車のドア内側フレームに取り付けるド
アトリム11は、樹脂板からなり、左右に一対の大きな
開口11aを備えている。開口11aの周縁の所要位置
より開口側に向かって、クリップ部20を一体的に突設
している。
【0012】クリップ部20は3枚1組の係止舌片2
1、22、23からなる。両側方の係止舌片21、23
は、ドアハーネスW/Hの直径よりも僅かに大きい寸法
だけ室内側(Y)に膨出してL形状に折れ曲がって開口
側に突設しており、下端に係止爪21a、23aを室外
側(X)に向かって突設している。中央の係止舌片22
は、開口側に向かって真っ直ぐに突設しており、下端に
係止爪22aを室内側(Y)に向かって突設している。
【0013】上記係止爪21a,22a、23aは図2
(A)あるいは図2(B)に示す形状とし、少なくとも
下面をテーパ形状として、ドアハーネスW/Hを挿入し
やすくしている。
【0014】なお、ドアハーネスW/Hの直径が比較的
に小さい場合や、係止舌片の長さ方向の寸法を十分に大
きく設けることができる場合には、上記のようなL形状
に膨出させる必要はなく、3枚の係止舌片が真っ直ぐ状
に突設していてもよい。なお、更に、係止舌片の一部を
L形状に突出させる場合でも、係止舌片21、22、2
3の組み合わは、中央の係止舌片22をドアハーネスW
/Hの直径よりも僅かに大きい寸法だけ室内側(Y)に
膨出したL形状とし、両側方の係止舌片21、23の組
を真っ直ぐに突設している組み合わせであってもよい。
要するに、両側方の係止舌片21、23と中央の係止舌
片22との間にドアハーネスW/Hを通すことができる
関係にあればよい。
【0015】ドアハーネスW/Hをドアトリムに配索す
る際には、ドアハーネスW/Hは図1中の矢印A、B、
Cに示すように移動させて、両側方の係止舌片21、2
3の組と中央の係止舌片22との間に挟持し、両側方の
係止舌片21、23は室内側(Y)の方向へ押し広げる
と同時に、中央の係止舌片22は室外側(X)の方向へ
押し広げて、両係止爪の間隔をドアハーネスW/Hの径
よりも大きい間隔になるようにし、その後、ドアハーネ
スW/Hを係止爪21a、22a、23aの奥へ押し込
み、両側方のL形状の係止舌片21、23と、中央の真
っ直ぐな係止舌片22と、各係止爪21a、22a、2
3aとの間に形成される空間に保持する。
【0016】上記のようにして押し広げた各係止舌片
は、ドアハーネスW/Hが係止爪の奥へ押し込まれて保
持されると、自らの弾性により元の形状に戻るものであ
り、外力を加えない限り保持状態が維持され、各係止舌
片により、図3および図4に示すように、ドアハーネス
W/Hを保持することができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ドアハーネスは、樹脂板からなるドアトリム
に3枚の係止舌片を一体的に突設して成るクリップ部に
直接に挟持すると共に、係止舌片の下端に設けた係止爪
によって所定に箇所に保持する構成としているので、別
途に設けるクリップやスタットボルトのような従来の配
索部材は不要となり、部材点数を軽減することができ
る。また、別途に設けるクリップやスタットボルトのよ
うな従来の配索部材を装着する手間も不要にはり、作業
効率が向上する。
【0018】また、本発明によれば、3枚の係止舌片は
弾性を有する樹脂板からなり、ドアハーネスはその弾性
を有する係止舌片の間に挟持され、保持されている状態
にあるので、長さ方向にも直径方向にもスライド自在で
あり、ドアトリムに対するドアハーネスの取付位置は自
在に調整することができる。この調整により、ドアハー
ネスは途中に障害物がある場合でもそれを回避して配索
できるようになり、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における配索前の状態を示
す斜視図である。
【図2】 (A)は図1のII−II線断面図、(B)は係
止爪の変形例を示す図面である。
【図3】 本発明の実施形態における配索後の状態を示
す正面図である。
【図4】 図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 従来例を示す図面である。
【図6】 図5の一部拡大斜視図である。
【符号の説明】
11 ドアトリム 11a 開口 20 クリップ部 21、22、23 係止舌片 21a、22a、23a 係止爪 W/H ドアハーネス X 室外側 Y 室内側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/38 H02G 11/00 X 11/00 3/26 H 3/28 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアの内側フレーム枠に取り付
    ける樹脂板からなるドアトリムは左右に一対の大きな開
    口を備え、該開口に沿った周縁の要所位置より開口側に
    向かってクリップ部を一体的に突設し、 上記クリップ部は、並設した3枚の係止舌片からなり、
    両側方の係止舌片の下端に係止爪を室外側に向かって突
    設していると共に、中央の係止舌片の下端に係止爪を室
    内側に向かって突設し、 上記クリップ部の両側の係止舌片と中央の係止舌片の3
    枚の係止舌片の間にドアハーネスを通して3枚の係止舌
    片で挟持すると共に、これら係止舌片の下端係止爪でド
    アハーネスの下側より保持し、上記ドアトリムの開口周
    辺に沿った開口内部位置に配索していることを特徴とす
    るドアハーネスの配索構造。
  2. 【請求項2】 上記3枚の係止舌片のうち、両側の係止
    舌片はL形状として室内側に突出させる一方、中央の係
    止舌片は真っすぐに突出させている請求項1に記載のド
    アハーネスの配索構造。
JP2001236980A 2001-08-03 2001-08-03 ドアハーネスの配索構造 Abandoned JP2003048494A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001236980A JP2003048494A (ja) 2001-08-03 2001-08-03 ドアハーネスの配索構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001236980A JP2003048494A (ja) 2001-08-03 2001-08-03 ドアハーネスの配索構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003048494A true JP2003048494A (ja) 2003-02-18

Family

ID=19068148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001236980A Abandoned JP2003048494A (ja) 2001-08-03 2001-08-03 ドアハーネスの配索構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003048494A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008142953A1 (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha ワイヤーハーネスの固定構造
JP2010132242A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Kanto Auto Works Ltd 自動車のドア用トリムボード及び自動車のバックドア
FR3070194A1 (fr) * 2017-08-16 2019-02-22 Psa Automobiles Sa Transmission d'un vehicule automobile comprenant un support de fixation d’un cable electrique

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008142953A1 (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha ワイヤーハーネスの固定構造
JP2008285072A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Toyota Boshoku Corp ワイヤーハーネスの固定構造
US8123178B2 (en) 2007-05-18 2012-02-28 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Fixing structure of wire harness
JP2010132242A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Kanto Auto Works Ltd 自動車のドア用トリムボード及び自動車のバックドア
FR3070194A1 (fr) * 2017-08-16 2019-02-22 Psa Automobiles Sa Transmission d'un vehicule automobile comprenant un support de fixation d’un cable electrique

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4870488B2 (ja) 高固定強度の固定具
JPH1113941A (ja) ブラケット係止用のクランプ
JP2016153292A (ja) 荷重伝達部材
JP3269009B2 (ja) ゴム製部品の取り付け構造
JP2003048494A (ja) ドアハーネスの配索構造
JP4099644B2 (ja) フロントバンパ取付構造
JP4336956B2 (ja) 部品取付クリップ
JP2009073425A (ja) 車両用外装部品
JP2003312351A (ja) 樹脂部品の取付構造
JP2002276625A (ja) 薄板の取付構造
JP3684255B2 (ja) 部品の取付構造
JP3112152B2 (ja) カバー体の取付構造
JP4385013B2 (ja) 合成樹脂成形品における母材へのパネル取付構造
JP4001525B2 (ja) クリップ及びクリップの固定構造
JP2006214479A (ja) 樹脂部材の嵌合構造
JP3672298B2 (ja) 吊り天井用リスティングワイヤの固定構造
JP3173241B2 (ja) トランクトリムの取付構造
JP2000103294A (ja) ルーフレールのクッション部材取付構造
JP2005335427A (ja) ベンチレータの取り付け構造
JPH06247219A (ja) 天井シート用クリップ
JPH0649928Y2 (ja) クリップ
JP2007181363A (ja) 取付具
JP2606827Y2 (ja) グロメットによる取付構造
JP2000168443A (ja) 自動車用ルームミラー
JP3960835B2 (ja) 車両用内装部品のトリムボードへの取付け装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081029

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20081226