JP2001003912A - ホルダ - Google Patents

ホルダ

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JP2001003912A
JP2001003912A JP11173754A JP17375499A JP2001003912A JP 2001003912 A JP2001003912 A JP 2001003912A JP 11173754 A JP11173754 A JP 11173754A JP 17375499 A JP17375499 A JP 17375499A JP 2001003912 A JP2001003912 A JP 2001003912A
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socket
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shaft
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Katsuyoshi Kuno
勝由 久野
Hiroshi Hasegawa
博 長谷川
Daisuke Teramoto
大輔 寺本
Shinichi Yaoichi
信一 八百市
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NIPPON STAD WELDING KK
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NIPPON STAD WELDING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガーニッシュ類への取付けを簡単に行なえる
ようにする。 【解決手段】 プラグ1とソケット2とから成るもので
あって、それぞれをプラスチック材にて形成する。プラ
グ1は、軸部11と、ネット9等の取付けに供せられる
フランジ部12と、からなる。軸部11のところに、ソ
ケット2のフック部23と係合して本プラグ1と上記ソ
ケット2との仮結合に寄与する第一の係合リセス13及
び当該第一の係合リセス13よりもフランジ部12に近
い側に第二の係合リセス14を設ける。ソケット2を、
プラグ1の軸部11が挿入される保持部21と、保持部
21に対して直角な面内に形成されるものであってガー
ニッシュ類5の取付面等に係合するフランジ部22と、
上記プラグ1のフランジ部12の裏面側と係合するロッ
ク部24と、プラグ1の二つの係合リセス13、14と
係合するフック部23と、からなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用内装品の一
部として形成されるものであって、ネット類等の取付け
に供せられるネットホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、車室内部のガーニッシュ類等に
設けられるものであってネット類の保持に供せられる、
いわゆるネットホルダは、例えば図10に示す如く、プ
ラスチック材等にて形成されたホルダ部材10が、ボル
ト等の締結手段20を介してガーニッシュ類50、及
び、その下側に設けられるパネル90等に取付けられる
ようになっているものである。そして、この場合、具体
的には、上記パネル90の裏面側にはウエルディングナ
ット30等が設けられるようになっており、このウエル
ディングナット30のところに上記ボルト等の締結手段
20をネジ止することによって、上記ホルダ部材10の
固定が成されるようになっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
ものは、上記ガーニッシュ類50等への取付けに当って
は、作業者が、別途工具等を用いて上記ボルト等からな
る締結手段20をネジ止めしなければならない。従っ
て、その作業効率が良くないという問題点を有する。ま
た、ホルダ部材10の外にボルト等の締結手段20を用
意しなければならず、部品管理上もコストアップとな
り、好ましくないものである。このような問題点を解決
するために、ネジ止め作業等を必要としない構造のプラ
グ及びソケットからなるようにするとともに、ガーニッ
シュ類の表面側から、ワンタッチ操作にて、その装着作
業の行なえるようにした、プラスチック製のホルダを提
供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、次のような手段を講ずることと
した。すなわち、請求項1記載の発明においては、車両
の室内用ガーニッシュ類等に設けられるものであってネ
ット類の固定に用いられるホルダに関して、フランジ部
及び当該フランジ部に対して直角に形成されるものであ
って後記ソケットのフック部と係合する係合リセスを有
する軸部から成るプラグと、当該プラグを形成する軸部
が挿入されるとともに、その一部が一方の部材に係合す
る係合部を有する筒状の保持部、当該保持部の一部に設
けられるものであって上記プラグの軸部に形成された係
合リセスと係合するフック部、上記保持部に対して直角
に形成されるものであって他の部材に係合するように形
成されたフランジ部、及び当該フランジ部の上方部に設
けられるものであって上記プラグに形成されたフランジ
部と係合するロック部を有するソケットと、からなる構
成を採ることとした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、ホルダのガーニッシュ類等への取付
けが、簡単な作業にて効率良く行なわれることとなる。
すなわち、まず、ソケットの筒状保持部内へ、上記プラ
グの軸部を挿入するとともに、当該プラグの軸部のとこ
ろに形成された係合リセス、具体的には第一の係合リセ
スのところに、上記ソケットの保持部のところに形成さ
れたフック部を係合させ、ソケットとプラグとの仮結合
を行なわせる。そして、このように仮結合され、一体化
されたものを、ガーニッシュ類に設けられた取付穴等に
挿入することによって、本ホルダの取付け(装着)が成
されることとなる。具体的には、上記一体化されたもの
(ホルダアセンブリ)のソケットの筒状保持部のところ
をガーニッシュ類の取付穴(挿入穴)等に挿入するとと
もに、上記保持部の先端部のところに形成された係合部
を、別のパネル等からなる部材に形成された取付穴等に
嵌め込ませる。
【0006】このようにして、ホルダアセンブリがガー
ニッシュ類及びパネル等に仮装着された状態において、
上記プラグの軸部を更に押し込むこっとによって、プラ
グの上面部に形成されたフランジ部の裏面側と上記ソケ
ットの上端部に形成されたロック部とを結合させ、これ
によってプラグとソケットとの完全結合を行なわしめる
ようにする。このようなプラグとソケットとの一体化
(完全結合)によって、本ホルダアセンブリは、上記ガ
ーニッシュ類及びパネル面等に確実に固定されることと
なる。すなわち、ホルダのガーニッシュ類への取付け
(装着)が行なわれることとなる。
【0007】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本な点は上記請求項1記載のも
のと同じである。すなわち、本発明のものにおいては、
請求項1記載のホルダに関して、当該ホルダを形成する
上記プラグの軸部のところに、上記ソケットに設けられ
たフック部と係合するものであって上記ソケットとプラ
グとの仮結合に用いられる第一の係合リセスを設け、更
には、当該第一の係合リセスよりも本プラグのフランジ
部に近い側に、上記ソケットとプラグとの本結合時に用
いられる第二の係合リセスを設けるようにした構成を採
ることとした。このようにプラグの軸部のところに二つ
の係合リセスを設けることにより、第一の係合リセスと
ソケットのフック部とを係合させることによって、ソケ
ットとプラグとを仮結合させた状態で、まず、ガーニッ
シュ類等に仮付け(仮装着)させるとともに、このよう
な状態において、プラグを更に押し込むことによって上
記フック部を上記第二の係合リセスのところに係合させ
るようにする。これによって、プラグとソケットとの完
全結合、及びこれら構成からなるホルダアセンブリのガ
ーニッシュ類等への装着(固定)が成されることとな
る。従って、ホルダのガーニッシュ類への取付け(装
着)が簡単な作業にて効率良く行なわれることとなる。
【0008】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1また
は請求項2記載のものと同じである。すなわち、本発明
のものにおいては、請求項1または請求項2記載のホル
ダに関して、上記プラグの軸部を上記ソケットの一部を
形成する筒状の保持部のところに挿入するとともに、上
記プラグの軸部に形成された第一の係合リセスのところ
に、上記ソケットの保持部のところに形成されたフック
部を係合させ、これによって上記ソケットとプラグとを
仮結合させた状態でホルダアセンブリを形成させるよう
にした構成を採ることとした。このような構成を採るこ
とにより、本発明のものにおいては、プラグとソケット
とを仮結合させて一体化させた状態のものにて、部品納
入あるいは部品管理等を行なうことができるようにな
る。その結果、部品の流通コスト及び部品の管理コスト
等を低減化することができるようになる。また、ガーニ
ッシュ類等への装着(取付け)のための作業工程を簡略
化することができるようになり、装着作業(取付作業)
の効率化を図ることができるようになる。
【0009】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1ない
し請求項3記載のものと同じである。その特徴とすると
ころは、請求項1ないし請求項3記載のホルダにおい
て、上記ソケット及びプラグを、プラスチック材にて、
それぞれ一体的に成形するようにしたことである。この
ような構成を採ることにより、本発明のものにおいて
は、上記プラグ及びソケットを、それぞれインジェクシ
ョン成形手段等により効率良く製造することができるよ
うになる。従って、部品の製造コストの低減化を図るこ
とができるようになる。
【0010】次に、請求項5記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1ない
し請求項4記載のものと同じである。その特徴とすると
ころは、ソケットが一方の部材と係合する、その係合部
周りの構造についてである。すなわち、本発明のものに
おいては、請求項1ないし請求項4記載のホルダに関し
て、上記ソケットの下方部のところに、一方の部材と係
合作用をする係合部に連続して係合爪を設けるととも
に、当該係合爪のところに、その横断面形状が凸状の形
態からなるビード状のガイド部を本ソケットの軸線方向
に沿うように設けることとした構成を採ることとした。
【0011】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、上記係合部周りに係合する一方の部
材(パネル等)の、その板厚が多少異なったとしても、
同じホルダ、すなわちソケットを用いて、その取付け
(係合)を行なうことができるようになる。すなわち、
板厚の比較的薄い部材への取付け(係合)においては、
係合部の、その幅全般にわたってパネル(一方の部材)
の開口部等が係合作用をすることとなり、ソケットのパ
ネル(一方の部材)への装着(係合)が確実に行なわれ
ることとなる(図8参照)。一方、板厚の厚いパネル
(一方の部材)への装着(係合)に当っては、上記係合
爪のところに設けられた凸状のビードからなるガイド部
の、その凸部のところのみがパネル(一方の部材)の開
口部のところに係合することとなる。そして、このと
き、パネル(一方の部材)開口部の端面が上記ガイド部
の凸部のところにくい込むように係合することとなり、
両者の係合状態は強固に保持されることとなる(図9参
照)。なお、このような強固な係合状態が導かれるに当
っては、上記係合爪の幅方向の多くの部分はパネル(一
方の部材)の開口部と接触せず、上記ビード状ガイド部
の凸部のところのみがパネルの開口部と接触係合するこ
ととなるので、係合爪あるいは係合部のパネル開口部へ
の挿入作業等は円滑に行なわれることとなる。
【0012】次に、請求項6記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1ない
し請求項4記載のものと同じである。その特徴とすると
ころは、一方の部材の開口部と係合作用をするソケット
の係合部周り並びに当該ソケットと結合作用をするプラ
グのストッパ部周りの構造についてである。すなわち、
本発明のものにおいては、請求項1ないし請求項4記載
のホルダに関して、上記プラグの軸部の下方部に設けら
れるストッパ部の、その下方部のところに、上記プラグ
が上記ソケットに完全結合された状態において、上記ソ
ケットの下方部に設けられた係合爪が撓み込むことので
きるようなリセス状の逃げ部を設けることとした構成を
採ることとした。
【0013】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいても、上記請求項5記載のものと同様、パ
ネル等の一方の部材の、その板厚が多少異なったものに
おいても、同じホルダ(ソケット)を用いて対処するこ
とができるようになる。すなわち、板厚の比較的薄いも
のにおいては、プラグに設けられたストッパ部の上方部
の幅拡部のところが上記ソケットの係合爪と係合して当
該係合爪を外側に押し拡げ、本ソケット及びホルダをパ
ネル(一方の部材)の開口部のところに確実に係合させ
るように作用する(図5参照)。これに対して、パネル
(一方の部材)の板厚が厚いものである場合には、上記
ソケットの係合爪が内側に撓み込んで来ることとなる
が、これに対してはプラグのストッパ部のところに上記
撓み込み量に適応したリセス状の逃げ部が設けられるよ
うになっているので、係合爪は適度に撓んで、その付け
根部のところがパネルの開口部のところと程好く係合す
ることとなる(図6参照)。このようにしてソケット延
いてはホルダのパネル(一方の部材)開口部への取付け
(装着)が確実に、かつ、円滑に行なわれることとな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図9を基に説明する。本実施の形態に関するも
のの、その構成は、図1に示す如く、それぞれがプラス
チック材にて一体的に形成されるプラグ1及びソケット
2からなることを基本とするものである。特に、本実施
の形態においては、上記プラグ1及びソケット2は、イ
ンジェクション成形手段等により、効率良く形成(製
造)されるようになっているものである。
【0015】このような構成からなるものにおいて、上
記プラグ1は、図1及び図2に示す如く、軸部11と、
当該軸部11に対して直角に形成されるものであってネ
ット9等の取付けに供せられる(図4参照)フランジ部
12と、からなることを基本とするものである。このよ
うな基本構成からなるものにおいて、上記フランジ部1
2の、その外周部のところには、ネット9等の引掛りを
容易にするための凹凸部121が設けられるようになっ
ているものである。そして、このようなフランジ部12
に対して直角に形成される軸部11のところには、上記
ソケット2のフック部23と係合して本プラグ1と上記
ソケット2との仮結合に寄与する第一の係合リセス13
が設けられるようになっている。また、当該第一の係合
リセス13よりも上方部であってフランジ部12に近い
側には、本プラグ1と上記ソケット2との完全結合時に
上記フック部23と係合する第二の係合リセス14が設
けられるようになっているものである。そして更に、こ
のような構成からなる軸部11の先端部側のところに
は、本プラグ1と上記ソケット2とが完全結合された状
態、すなわち、本ホルダアセンブリ10が、図3に示す
如く、ガーニッシュ類5及びパネル部材6に取付けられ
た状態において、上記ソケット2の筒状保持部21の先
端部に設けられた係合爪26を拡げた状態に保持するス
トッパ部15が設けられるようになっている。
【0016】なお、このような構成からなる本ストッパ
部15を初めとしたホルダアセンブリ10についての、
その第一の変形例について、図5及び図6を基に説明す
る。このものは、パネル等の一方の部材(パネル部材)
6の、その板厚が多少異なったものについても対応する
ことができるようにしたものである。すなわち、図5に
示す如く、軸部11の先端部側に設けられるストッパ部
15の、更にその先端部のところにリセス状(凹み状)
の逃げ部155が設けられるようになっているものであ
る。そして、この逃げ部155のところには、上記ソケ
ット2の係合部25のとこころがパネル部材6に設けら
れた取付穴66に挿入された場合において、当該パネル
部材6の板厚が比較的厚いものであるときには、図6に
示す如く、係合爪26が内側に撓み込むと同時に、この
係合爪26の内側が逃げ込めるようになっているもので
ある。
【0017】次に、このような構成からなるプラグ1と
係合するソケット2は、図1及び図2に示す如く、筒状
の形態からなるものであって、上記プラグ1の軸部11
が挿入されるとともにガーニッシュ類5等に形成された
挿入穴(取付穴)55等に挿入される(嵌め込まれる)
保持部21と、当該保持部21に対して直角な面内に形
成されるものであって上記ガーニッシュ類5の取付面等
に係合するように形成されたフランジ部22と、当該フ
ランジ部22の上方部に設けられるものであって、本ソ
ケット2と上記プラグ1との完全結合時において、上記
プラグ1のフランジ部12の裏面側と係合するロック部
24と、上記保持部21の一部に設けられるものであっ
て上記プラグ1の各係合リセス13、14と係合するよ
うに形成されたフック部23と、からなることを基本と
するものである。このような基本構成からなるものにお
いて、更に、上記保持部21の先端部のところには、図
2及び図3に示す如く、プラグ1とソケット2とが一体
化されてホルダアセンブリ10としてガーニッシュ類5
及びその下面側に設けられたパネル部材6等に取付けら
れるに際して、上記ソケット2の保持部21をパネル部
材6の取付穴66へ導入し、かつ、係合させる役目を果
す係合爪26が設けられるようになっているものであ
る。そして、このような係合爪26の、その付け根部の
ところには、図3に示す如く、ホルダアセンブリ10が
ガーニッシュ類5及びパネル部材6に取付けられた状態
において、上記ソケット2をパネル部材6に係合させる
溝状または山脈状(図8,図9参照)の係合部25が設
けられるようになっているものである。
【0018】このような構成からなるソケット2の係合
部25及び係合爪26を初めとしたホルダアセンブリ1
0についての、その第二の変形例について、図7ないし
図9を基に説明する。このものは、上記パネル部材6
の、その板厚が多少異なったものである場合において
も、それらに対応することができるようにしたものであ
る。具体的には、図7に示す如く、ソケット2の下方部
に設けられる係合爪26のところに、その横断面形状が
凸状の形態からなるビード状のガイド部266を、本ソ
ケット2の軸線方向に平行なように設けることとしたも
のである。このようなビード状ガイド部266を設ける
ことにより、例えば上記パネル部材6の板厚が比較的厚
いものであるような場合においては、図9に示す如く、
パネル部材6の取付穴66の開口部の端面が、上記ガイ
ド部266の付け根部、すなわち、係合部25に近い側
のところにくい込むように係合し、これによって、本ソ
ケット2並びにホルダアセンブリ10はパネル部材6の
取付穴66のところに強固に取付けられる(係合する)
ようになっているものである。なお、このような強固な
係合状態が行なわれるに当っては、上記係合爪26の幅
方向の多くの部分はパネル部材6の取付穴66と接触せ
ず、上記ビード状ガイド部266の凸部のところのみが
パネル部材6の開口部(取付穴66)と接触係合するよ
うになっているものであるので、上記係合爪26あるい
は係合部25のパネル部材6の上記取付穴66への挿入
作業等は円滑に行なわれることとなる。
【0019】このような構成からなるプラグ1とソケッ
ト2とについて、上記プラグ1の軸部11を上記ソケッ
ト2の筒状保持部21内に挿入し、これによってプラグ
1とソケット2とを仮結合させるとともに、上記プラグ
1の軸部11に形成された第一の係合リセス13のとこ
ろに、上記ソケット2のフック部23を係合させること
によって図2に示すようなホルダアセンブリ10が形成
されることとなる。
【0020】次に、このような構成からなるホルダアセ
ンブリ10の、ガーニッシュ類5及びパネル部材6等へ
の取付手順(装着手順)について説明する。まず、プラ
グ1とソケット2との一体化されたもの、すなわち、ホ
ルダアセンブリ10を、図2に示す如く、ガーニッシュ
類5に設けられた挿入穴(取付穴)55等に挿入するこ
とによって、本ホルダアセンブリ10の取付け(装着)
が成されることとなる。具体的には、上記一体化された
もの(ホルダアセンブリ)10のソケット2の筒状保持
部21のところをガーニッシュ類5の挿入穴(取付穴)
55等に挿入するとともに、上記保持部21の先端部の
ところに形成された係合爪26及び係合部25を、別の
パネル部材6等に形成された取付穴66内に嵌め込ませ
る。このようにして、ホルダアセンブリ10がガーニッ
シュ類5及びパネル部材6等に仮装着された状態におい
て、上記プラグ1の軸部11を更に押し込むようにす
る。そうすると、プラグ1の上面部に形成されたフラン
ジ部12の、その裏面側と上記ソケット2の上端部に形
成されたロック部24とが結合される。これと同時に、
上記ソケット2のフック部23はプラグ1の軸部11に
形成された第二の係合リセス14のところに係合するこ
ととなる。これによってプラグ1とソケット2との完全
結合が行なわれることとなる。また、このとき、プラグ
1の軸部11の先端部側に形成されたストッパ部15
が、上記ソケット2の保持部21の先端部に形成された
両係合爪26間内に嵌まり込み、これらを拡げた状態に
保持することとなる(図3参照)。このようなプラグ1
とソケット2との一体化(完全結合)によって、本ホル
ダアセンブリ10は、上記ガーニッシュ5類及びパネル
部材6等に確実に固定されることとなる。すなわち、ホ
ルダアセンブリ10のガーニッシュ類5等への取付け
(装着)が行なわれることとなる。
【0021】このようなホルダアセンブリ10に関し
て、ソケット2の係合部25のところに係合するパネル
部材6の、その板厚が異なるものについても、一つのホ
ルダアセンブリ10にて対処することのできるようにし
た変形例について、図5ないし図9を基に説明する。ま
ず、図5及び図6に示す第一の変形例のものにおいて
は、プラグ1の軸部11の先端部に設けられたストッパ
部15の、その一部(先端部に近いところ)に、リセス
状の逃げ部155を設け、これによって板厚の変化に対
応させるようにしている。すなわち、パネル部材6の板
厚が比較的薄いものである場合においては、図5に示す
如く、プラグ1に設けられたストッパ部15の上方部の
幅拡部のところが上記ソケット2の係合爪26の内側と
係合して当該係合爪26を外側に押し拡げ、本ソケット
2及びホルダアセンブリ10をパネル部材6の開口部
(取付穴66)のところに確実に係合させるように作用
する。これに対して、パネル部材6の板厚が厚いもので
ある場合には、上記ソケット2の係合爪26が内側に撓
み込んで来ることとなるが、これに対してはプラグ1の
ストッパ部15のところに設けられたリセス状の逃げ部
155のところに、上記係合爪26は適度に撓んで、そ
の付け根部のところがパネル部材6の取付穴66のとこ
ろに程好く係合することとなる。このようにして、ソケ
ット2延いてはホルダアセンブリ10のパネル部材6へ
の取付け(装着)が確実に、かつ、円滑に行なわれるこ
ととなる。また、第二の変形例のものに関しては、ま
ず、パネル部材6の、その板厚が薄いものである場合に
は、図8に示す如く、上記係合爪26の付け根に形成さ
れた係合部25の、その幅全体が上記パネル部材6の取
付穴66の開口端部のところに係合することとなり、ソ
ケット2のパネル部材6への装着(係合)が確実に行な
われることとなる。一方、板厚の厚いパネル部材6への
装着(係合)に当っては、上記係合爪26のところに設
けられた凸状のビードからなるガイド部266の、その
凸部のところのみがパネル部材6の取付穴66のところ
に係合することとなる。そして、このとき、パネル部材
6の取付穴66の、その開口端面のところが上記ガイド
部266の凸部のところにくい込むようになり、両者は
強固に係合されることとなる。また、一方、このような
係合作用が行なわれるに際して、上記取付穴66内への
係合爪26の導入に当っては、上記係合爪26の、その
中央部に設けられたビード状のガイド部266の凸部の
みが上記取付穴66の開口端面部と接触作用をすること
となり、その導入作業は比較的円滑に行なわれることと
なる。
【0022】次に、上記構成からなる本実施の形態のも
のについての、その作用等について説明する。本実施の
形態のものにおいては、上記プラグ1の軸部11のとこ
ろに、上記ソケット2に設けられたフック部23と係合
するものであって上記ソケット2とプラグ1との仮結合
に用いられる第一の係合リセス13を設け、更には、当
該第一の係合リセス13よりも本プラグ1のフランジ部
12に近い側に、上記ソケット2とプラグ1との本結合
時に用いられる第二の係合リセス14を設けるようにし
たので、まず、上記第一の係合リセス13とソケット2
のフック部23とを係合させることによって、ソケット
2とプラグ1とを仮結合させた状態に保持することがで
きるようになる。そして、このようにして形成されたホ
ルダアセンブリ10をガーニッシュ類5等に仮付け(仮
装着)させる。このような状態において、上記プラグ1
を更に押し込むことによって上記フック部23を上記第
二の係合リセス14のところに係合させる。これによっ
て、上記プラグ1とソケット2との完全結合、及びこれ
ら構成からなるホルダアセンブリ10のガーニッシュ類
5等への装着(固定)が成されることとなる。従って、
ホルダアセンブリ10のガーニッシュ類5等への取付け
(装着)が簡単な作業にて効率良く行なわれることとな
る。
【0023】また、プラグ1とソケット2とを仮結合さ
せてホルダアセンブリ10を形成させた状態において、
部品納入あるいは部品管理等を行なうことができるよう
になり、部品の流通コスト及び部品の管理コストの低減
化を図ることができるようになる。また、上記ソケット
2及びプラグ1を、プラスチック材にて、例えばインジ
ェクション成形手段等を用いて、それぞれ一体的に成形
するようにすることによって、上記プラグ1及びソケッ
ト2を効率良く製造することができるようになる。従っ
て、部品の製造コストの低減化を図ることができるよう
になる。
【0024】また、このようにしてガーニッシュ類5等
に取付けられたホルダアセンブリ(ホルダ)10(図4
参照)は、本ホルダ10を、そのフランジ部12のとこ
ろをもって強引に引張ることによって、本ホルダアセン
ブリ10を上記ガーニッシュ類5並びにパネル部材6か
ら引抜く(取外す)ことができるようになっている。こ
れによってガーニッシュ類5の裏面側等に設置されたハ
ーネス類(配線類)等の整備をする必要がある場合等に
おいて、上記ガーニッシュ類5を取外したり、更には再
装着することができるようになる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、車両の室内用ガーニッ
シュ類等に設けられるものであってネット類の固定に用
いられるホルダに関して、フランジ部及び当該フランジ
部に対して直角に形成されるものであって後記ソケット
のフック部と係合する二つの係合リセスを有する軸部か
ら成るプラグと、当該プラグを形成する軸部が挿入され
るとともに、その一部が一方の部材に係合する係合部を
有する筒状の保持部、当該保持部の一部に設けられるも
のであって上記プラグの軸部に形成された係合リセスと
係合するフック部、上記保持部に対して直角に形成され
るものであって他の部材に係合するように形成されたフ
ランジ部、及び当該フランジ部の上方部に設けられるも
のであって上記プラグに形成されたフランジ部と係合す
るロック部を有するソケットと、からなる構成を採るこ
ととしたので、まず、第一の係合リセスのところに上記
フック部を係合させ、これによってソケットとプラグと
の仮結合されたホルダアセンブリを形成させ、このよう
にして一体化されたものをガーニッシュ類に設けられた
取付穴等に挿入することによって、本ホルダの取付け
(装着)を行なうことができるようになった。従って、
ホルダ(ホルダアセンブリ)のガーニッシュ類等への装
着が、簡単に、かつ、効率良く行なわれるようになっ
た。
【0026】また、プラグとソケットとの一体化された
もの(ホルダアセンブリ)をもって部品納入等を行なう
ことができるようになり、部品の流通コスト及び部品の
管理コスト等を低減化することができるようになった。
また、上記ソケット及びプラグを、プラスチック材に
て、例えばインジェクション成形手段等を用いて、それ
ぞれ一体的に成形するようにしたので、上記プラグ及び
ソケットについての、部品の製造コストの低減化を図る
ことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す展開斜視図である。
【図2】本発明にかかるプラグとソケットとの一体化さ
れたもの(ホルダアセンブリ)を示す断面図である。
【図3】本発明にかかるホルダアセンブリのガーニッシ
ュ類等への装着状態を示す図である。
【図4】本発明にかかるホルダアセンブリについてのネ
ットホルダとしての使用状態を示す斜視図である。
【図5】本発明にかかる第一の変形例についての、板厚
の薄い部材への取付状態を示す図である。
【図6】第一の変形例についての板厚の厚い部材への取
付状態を示す図である。
【図7】本発明にかかる第二の変形例についての、その
全体構成を示す断面図である。
【図8】第二の変形例についての板厚の薄い部材への取
付状態を示す図である。
【図9】第二の変形例についての板厚の厚い部材への取
付状態を示す図である。
【図10】従来例の全体構成を示す部品展開図である。
【符号の説明】
1 プラグ 11 軸部 12 フランジ部 121 凹凸部 13 第一の係合リセス 14 第二の係合リセス 15 ストッパ部 155 逃げ部 2 ソケット 21 保持部 22 フランジ部 23 フック部 24 ロック部 25 係合部 26 係合爪 266 ガイド部 5 ガーニッシュ類 55 挿入穴(取付穴) 6 パネル部材(一方の部材) 66 取付穴 9 ネット 10 ホルダアセンブリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺本 大輔 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 八百市 信一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D022 BA11 BB03 3J001 AA01 BA03 CA01 DC04 EA00 3J036 AA05 BA01 FA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部及び当該フランジ部に対して
    直角に形成されるものであって後記ソケットのフック部
    と係合する係合リセスを有する軸部から成るプラグと、
    当該プラグを形成する軸部が挿入されるとともに、その
    一部が一方の部材に係合する係合部を有する保持部、当
    該保持部の一部に設けられるものであって上記プラグの
    軸部に形成された係合リセスと係合するフック部、上記
    保持部に対して直角に形成されるものであって他の部材
    に係合するように形成されたフランジ部、及び当該フラ
    ンジ部の上方部に設けられるものであって上記プラグに
    形成されたフランジ部と係合するロック部を有するソケ
    ットと、からなることを特徴とするホルダ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のホルダにおいて、上記プ
    ラグの軸部のところに、上記ソケットに設けられたフッ
    ク部と係合するものであって上記ソケットとプラグとの
    仮結合に用いられる第一の係合リセスを設け、更には、
    当該第一の係合リセスよりも本プラグのフランジ部に近
    い側に、上記ソケットとプラグとの本結合時に用いられ
    る第二の係合リセスを設けるようにしたことを特徴とす
    るホルダ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のホルダに
    おいて、上記プラグの軸部を上記ソケットの一部を形成
    する筒状の保持部のところに挿入するとともに、上記プ
    ラグの軸部に形成された第一の係合リセスのところに、
    上記ソケットの保持部のところに形成されたフック部を
    係合させ、これによって上記ソケットとプラグとを仮結
    合させた状態でホルダアセンブリを形成させるようにし
    たことを特徴とするホルダ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載のホルダに
    おいて、上記ソケット及びプラグを、プラスチック材に
    て、それぞれ一体的に成形するようにしたことを特徴と
    するホルダ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載のホルダに
    おいて、上記ソケットの下方部のところに、一方の部材
    と係合作用をする係合部に連続して係合爪を設けるとと
    もに、当該係合爪のところに、その横断面形状が凸状の
    形態からなるビード状のガイド部を本ソケットの軸線方
    向に沿うように設けることとした構成からなることを特
    徴とするホルダ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4記載のホルダに
    おいて、上記プラグの軸部の下方部に設けられるストッ
    パ部の、その下方部のところに、当該プラグが上記ソケ
    ットに完全結合された状態において、上記ソケットの下
    方部に設けられた係合爪が撓み込むことのできるような
    逃げ部を設けることとした構成からなることを特徴とす
    るホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255687A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Toyota Auto Body Co Ltd デッキサイドトリムの取付構造
CN101451563B (zh) * 2007-11-30 2010-12-08 广达电脑股份有限公司 用于一平板模块的接合装置
KR102109300B1 (ko) * 2019-09-19 2020-05-11 박용재 물품 적재용 조립식 팔레트

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