JP2003104167A - キャップの固定構造 - Google Patents

キャップの固定構造

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JP2003104167A
JP2003104167A JP2001302275A JP2001302275A JP2003104167A JP 2003104167 A JP2003104167 A JP 2003104167A JP 2001302275 A JP2001302275 A JP 2001302275A JP 2001302275 A JP2001302275 A JP 2001302275A JP 2003104167 A JP2003104167 A JP 2003104167A
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cap
seat belt
locking
insertion hole
fixing structure
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Satoyuki Take
智行 武
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリムの下部側に設けられるシートベルトア
ンカー部に被着するキャップの固定構造であって、前
後、左右方向への位置ずれがなく、しかも、シートベル
トアンカー部の剛性を強化できるキャップの固定構造を
提供する。 【解決手段】 キャップ20の後縁側裏面に設けた係止
用フック22を内装材10におけるシートベルト挿通孔
11前縁側のボックス状受け部13に係止し、この係止
部Bを支点として、キャップ20の手前側を下方向に回
動操作して、キャップ20の前縁側裏面に設けた嵌着片
23を内装材10の嵌着孔14内に嵌着することによ
り、前後方向に位置ずれがなく、脱落を防止した状態で
キャップ20を確実に取り付ける。また、係止用フック
22と当接するストッパー片13aをボックス状受け部
13に設けるか、あるいは係止用フック22を凹部15
で収容することにより、キャップ20の左右方向の位置
規制を確実に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ピラートリムや
リヤサイドトリム等の自動車用内装材の下部側に設けら
れるシートベルトアンカー部に装着するキャップの固定
構造に係り、特に、前後、左右方向のガタツキや脱落が
生じることがないキャップの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、センターピラートリムロアやリヤ
ピラートリム等のピラートリム類やリヤサイドトリム等
の自動車用内装材の下部には、シートベルトアンカー部
が設置されている。
【0003】図10は、自動車用内装材としてのリヤサ
イドトリム1を例示して、そのシートベルトアンカー部
を示すもので、リヤサイドトリム1には、シートベルト
を挿通させるシートベルト挿通孔2が開設されており、
シートベルト挿通孔2には、リヤサイドトリム1を車体
に取り付けた後、シートベルト(図示せず)を室内側に
案内するために、シートベルト挿通孔2とリヤサイドト
リム1の端末部1aとの間にガイド用スリット3が開設
されている。また、このシートベルトアンカー部に上記
ガイド用スリット3を覆うように、合成樹脂成形体から
なるキャップ4が固定される。
【0004】上記キャップ4の固定構造としては、キャ
ップ4の後縁側裏面に左右一対の係止片5が突設されて
いるとともに、手前側裏面に嵌着片6がこれも左右一対
設けられている。
【0005】そして、係止片5並びに嵌着片6について
は、係止片5は、トランクサイドトリム1のシートベル
ト挿通孔2の両側縁部に内方に向け突設されている係止
用突起7に係止するとともに、嵌着片6はこれと対応す
る嵌着孔8内に嵌着固定される(図11,図12参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、リヤサイ
ドトリム1のシートベルトアンカー部に装着されるキャ
ップ4の固定構造としては、係止片5の係止方向(図1
0,図11中P1で示す)並びに嵌着片6の嵌着方向
(図10,図11中P2で示す)が同一方向であるた
め、キャップ4に対して前後方向のガタツキが発生しや
すい。キャップ4の幅寸法はシートベルト挿通孔2の幅
と略等しく設定されるのが外観上好ましいが、取付作業
性を考慮して、キャップ4の幅が若干狭く設定されてお
り、キャップ4の幅寸法にバラツキが生じた場合、キャ
ップ4に左右方向のガタツキが発生し、シートベルトの
引き出し時等、ガタツキ音が発生したり、最悪の場合に
はキャップ4が脱落するという不具合が指摘されてい
る。
【0007】加えて、キャップ4を固定する部位は、ガ
イド用スリット3が開設されていることから、剛性が低
下しており、このことも外力に対してガタツキが発生す
る要因となっている。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、リヤサイドトリム、各種ピラートリム等の
下部に設けられるシートベルトアンカー部に被着される
キャップの固定構造であって、取り付けられたキャップ
が前後、左右方向にガタツクことがなく、しかも脱落を
可及的に防止でき、強固な取付強度により確実に固定で
きるキャップの固定構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この出願の請求項1に記載の発明は、内装材にシー
トベルト挿通孔及びガイド用スリットを開設してシート
ベルトアンカー部が構成され、上記ガイド用スリットを
覆うようにシートベルトアンカー部に取り付けられるキ
ャップの固定構造であって、前記キャップの後縁側裏面
には、シートベルト挿通孔側縁部に手前側に引き寄せ係
止できる係止用フックが形成され、上記キャップの手前
側裏面には、嵌着方向が下向きとなる嵌着片が突設さ
れ、上記係止用フックをシートベルト挿通孔縁部に係止
して、この係止部を支点として、キャップの手前側を下
方向に回動操作してキャップに設けた嵌着片を内装材の
嵌着孔内に嵌着固定することを特徴とする。
【0010】ここで、内装材としては、リヤサイドトリ
ム、センターピラートリムロア、リヤピラートリム等の
各種ピラートリム、トランクサイドトリム等に適用でき
る。
【0011】そして、請求項1に記載の発明によれば、
キャップの後縁側裏面に設けた係止用フックを内装材に
開設されているシートベルト挿通孔の内側縁部に係止し
た状態でこの係止部を支点としてキャップの先端側を下
方に回動操作して嵌着片を介して固定するという構成で
あり、回動支点側でキャップが強固に保持されているた
め、キャップに前後方向のガタツキが生じることがな
く、かつ、脱落することもない。
【0012】次いで、この出願の請求項2に記載の発明
は、前記係止用フックが係止されるシートベルト挿通孔
縁部には、係止用フックの少なくとも内側縁部と当接し
て、キャップの左右方向の位置規制を行なうストッパー
片が設けられていることを特徴とする。
【0013】更に、この出願の請求項3に記載の発明
は、前記係止用フックが係止されるシートベルト挿通孔
縁部には、係止用フックが嵌まり込む凹部が形成され、
キャップの左右方向の位置規制が行なわれることを特徴
とする。
【0014】そして、請求項2,3記載の発明によれ
ば、キャップの後縁側に形成されている係止用フック
は、ストッパー片、あるいは凹部により左右方向の位置
規制が行なわれるため、シートベルトの引き出し時、及
び収納時、キャップに外力が加わっても、キャップが左
右方向にガタツクことがない。
【0015】この出願の請求項4に記載の発明は、前記
キャップの前縁フランジには、内装材の端末部と係止す
る係止爪が形成されていることを特徴とする。
【0016】そして、請求項4に記載の発明によれば、
キャップの前縁側に係止爪が形成され、キャップの後縁
側を回動支点として先端側を下方向に回動操作すれば、
内装材の端末部に係止爪が確実に係着することにより、
取付強度をより強化することができるとともに、特に、
剛性の低下部分をキャップに設けた係止爪により保持す
ることとなり、シートベルトアンカー部全体の剛性強化
に貢献できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るキャップの固
定構造の好適な実施の形態について、添付図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0018】図1乃至図5は本発明に係るキャップの固
定構造の第1実施形態を示すもので、図1はリヤサイド
トリムのシートベルトアンカー部とシートベルトアンカ
ー部に装着するキャップを示す全体図、図2は図1に示
すキャップの取付作業手順を示す説明図、図3はキャッ
プの固定構造における後縁部分を示す断面図、図4はキ
ャップの固定構造における前縁部分を示す断面図であ
る。また、図5は本発明に係るキャップの固定構造にお
ける第1実施形態の変形例であり、キャップの後縁部分
を示す断面図である。
【0019】更に、図6乃至図9は本発明に係るキャッ
プの固定構造の第2実施形態を示すもので、図6はリヤ
サイドトリムのシートベルトアンカー部に取り付けるキ
ャップを示す全体図、図7はキャップの取付作業を示す
説明図、図8はキャップの固定構造の第2実施形態にお
ける変形例を示すキャップの全体図、図9は図8に示す
キャップの取付構造を示す断面図である。
【0020】まず、図1乃至図5に基づいて、本発明に
係るキャップの固定構造の第1実施形態について説明す
る。図1において、リヤサイドトリム10は、ポリプロ
ピレン(以下PPという)樹脂等の汎用の合成樹脂の射
出成形体、モールドプレス成形体から構成され、図1で
は、リヤサイドトリム10の全体部分を省略して、シー
トベルトアンカー部Aだけを図示するが、このシートベ
ルトアンカー部Aは、シートベルト挿通孔11と、シー
トベルト挿通孔11とリヤサイドトリム10の端末部1
0aとを連通させるガイド用スリット12とから構成さ
れている。
【0021】このように、シートベルトSを挿通させる
シートベルト挿通孔11にガイド用スリット12を連通
させる目的は、シートベルトSを図示しない車体に取り
付けた状態で車体側にリヤサイドトリム10を取り付
け、その後、ガイド用スリット12を通してシートベル
トSをシートベルト挿通孔11内にガイドするためであ
る。
【0022】従って、ガイド用スリット12を開設する
構造であるため、シートベルトアンカー部Aは、剛性が
低下しており、かつ体裁上もスリット等を覆う必要があ
ることから、合成樹脂の射出成形体からなる装飾機能を
もつキャップ20がシートベルトアンカー部Aに固定さ
れる。
【0023】ところで、本発明は、キャップ20の固定
構造に係り、特に、前後、左右方向にガタツクことがな
いとともに、シートベルトSの引き出し時、あるいは収
納時に外力が加わってもキャップ20が脱落することが
なく、しかも、シートベルトアンカー部Aの剛性低下部
分を補強できる補強機能を併せ持つという極めて有用な
キャップ20の固定構造を提供することが課題である。
【0024】すなわち、このキャップ20は、PP樹脂
の射出成形体からなり、周縁にフランジ21を形成する
とともに、リヤサイドトリム10に設けた段部10bに
合致する段部20aを備え、周縁にフランジ21を形成
することから、外力が加わっても変形することがない剛
性の強化された構造となっている。
【0025】そして、この剛性の強化されたキャップ2
0をリヤサイドトリム10におけるシートベルトアンカ
ー部Aに固定する構造は、以下の通りである。まず、キ
ャップ20の後縁側裏面に左右一対の係止用フック22
が引っ掛け方向が手前側に向くように突設形成されてい
るとともに、前縁側裏面には、嵌着方向が下方向となる
嵌着片23がこれも左右一対設けられている。
【0026】一方、上記係止用フック22及び嵌着片2
3と対応するように、リヤサイドトリム10のシートベ
ルトアンカー部Aについては、係止用フック22に対応
してシートベルトアンカー部Aにおけるシートベルト挿
通孔11の前縁側にボックス状受け部13が形成されて
いるとともに、キャップ20の嵌着片23に対応して、
ガイド用スリット12を挟む位置の手前側に矩形状の嵌
着孔14が開設されている。
【0027】そして、リヤサイドトリム10のシートベ
ルトアンカー部Aにキャップ20を固定するには、図2
に示すように、キャップ20の後縁側に設けた係止用フ
ック22をシートベルトアンカー部Aにおけるシートベ
ルト挿通孔11前縁部に設けたボックス状受け部13内
に差し込み操作する。このときの状態を図2中点線で示
す。
【0028】次に、差し込んだ状態からこの係止部Bを
支点としてキャップ20を下方向に回動操作して、キャ
ップ20の手前側裏面に設けた嵌着片23を嵌着孔14
内に嵌着固定することにより、図2中実線で示すよう
に、リヤサイドトリム10のシートベルトアンカー部A
にキャップ20を確実に取り付けることができる。
【0029】従って、リヤサイドトリム10にキャップ
20を取り付けた状態においては、図2に示すように、
シートベルト挿通孔11内をシートベルトSが引き出さ
れ、あるいは収納される度にキャップ20の後縁部と擦
れても、この部分は係止用フック22がボックス状受け
部13内に係着されているため、キャップ20が前後方
向にずれ込んだり、あるいは脱落することがない。
【0030】そして、図3に示すように、キャップ20
に設けた係止用フック22は、ボックス状受け部13に
おけるストッパー片13aにそれぞれ左右一対の係止用
フック22の内縁が当接しているため、キャップ20が
左右方向にずれ込むこともない。
【0031】更に、リヤサイドトリム10におけるシー
トベルトアンカー部Aの剛性が弱くても、比較的剛性の
強化されたボックス状受け部13内にキャップ20の係
止用フック22が係止されており、キャップ20自体が
剛性の強化された成形体であるため、シートベルトアン
カー部Aの剛性を強化できる。
【0032】加えて、図4に示すように、嵌着片23
は、それぞれ内側に向く係止部23aが設けられてお
り、図4中F方向に力が作用するため、キャップ20の
手前側においても確実に嵌着固定することができる。
尚、図5に示すように、ボックス状受け部13につい
て、内縁側に設けたストッパー片13aに加えて、外側
部にもストッパー片13bを形成すれば、ボックス状受
け部13の剛性をより強固に維持した状態でキャップ2
0の左右方向の位置規制を確実に行なうことができる。
【0033】次いで、図6乃至図9に基づいて、本発明
に係るキャップの固定構造の第2実施形態について説明
する。図6,図7に示すように、この第2実施形態にお
いては、キャップ20の構成は第1実施形態と同一のも
のを使用する。相違点としては、リヤサイドトリム10
におけるシートベルトアンカー部Aにおいて、シートベ
ルト挿通孔11に設けるキャップ20の係止用フック2
2を受ける部分の構成が若干異なる。
【0034】すなわち、この第2実施形態においては、
係止用フック22を受けるために、シートベルト挿通孔
11の前縁部に凹部15がそれぞれ左右一対設けられて
いる。
【0035】そして、この凹部15には、係止用フック
22からの係着力が作用するが、シートベルト挿通孔1
1と連通するガイド用スリット12の両側に縦壁部16
が一体に設けられており、この部位の剛性が強化されて
いるため、キャップ20の係止用フック22からの係着
力がこの部分に加わっても充分耐え得る剛性を備えてい
る。
【0036】この第2実施形態においても、図7の点線
で示すように、キャップ20の後縁側に設けた係止用フ
ック22をシートベルト挿通孔11の前縁側の凹部15
内に差し入れて、その後、キャップ20の手前側を下方
向に回動操作することにより、嵌着片23を嵌着孔14
内に嵌着固定すれば、簡単に取付固定することができ
る。
【0037】従って、本実施形態においては、係止用フ
ックを凹部15内に収容して、手前側に引き込んで、嵌
着片23を嵌着孔14内に嵌着させることにより、前
後、左右方向にガタツクことがなく、剛性を維持した状
態で、キャップ20を確実に固定でき、取付後はキャッ
プ20が不用意に脱落することがない。
【0038】また、図8,図9に示すように、キャップ
20の前縁フランジ24の内面に係止爪25を一体形成
し、キャップ20を回動操作して、リヤサイドトリム1
0の端末部10aに係止爪25を係着する構成を採用す
れば、キャップ20の脱落をより確実に防止することが
できる。
【0039】以上説明した実施形態は、リヤサイドトリ
ム10に設けられるシートベルトアンカー部Aに装着す
るキャップ20の固定構造について適用したが、センタ
ーピラートリムロアやリヤピラートリム、あるいはラゲ
ージサイドトリム、トランクサイドトリム等の車体の側
壁パネルに装着される内装材全般に適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るキャッ
プの固定構造は、キャップの後縁側裏面に係止方向が手
前側となる係止用フックを設ける一方、キャップの前縁
側裏面に嵌着方向が下方向となる嵌着片をそれぞれ設
け、内装材に設けたシートベルト挿通孔前縁部に係止用
フックを係止した状態でこの係止部を支点として、キャ
ップの先端側を下方向に回動操作し、嵌着片を内装材の
嵌着孔に嵌着固定して、キャップを固定するという固定
構造であるため、キャップが前後、左右方向にガタツク
ことがなく、しかも、シートベルト引き出し時、あるい
は収納時に外力が加わっても、キャップが脱落すること
がなく、更に、内装材の剛性低下部分の剛性を補強しつ
つ、キャップを確実かつ堅固に取り付けることができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャップの固定構造の第1実施形
態を示すもので、リヤサイドトリムのシートベルトアン
カー部に取り付けるキャップの取付状態を示す説明図で
ある。
【図2】図1に示すリヤサイドトリムにキャップを取り
付ける作業手順を示す説明図である。
【図3】図1に示すリヤサイドトリムにキャップを取り
付けたキャップの後縁部分を示す断面図である。
【図4】図1に示すリヤサイドトリムにキャップを取り
付けたキャップの前縁部分を示す断面図である。
【図5】本発明に係るキャップの固定構造の第1実施形
態における変形例を示すキャップの後縁部分を示す断面
図である。
【図6】本発明に係るキャップの固定構造の第2実施形
態を示すもので、リヤサイドトリムのシートベルトアン
カー部に取り付けるキャップの取付状態を示す説明図で
ある。
【図7】図6に示すキャップをリヤサイドトリムに取り
付ける作業手順を示す説明図である。
【図8】図6に示すキャップの変形例を示す斜視図であ
る。
【図9】図8に示すキャップの取付構造を示す断面図で
ある。
【図10】リヤサイドトリムに取り付けるキャップの従
来例を示す説明図である。
【図11】リヤサイドトリムのシートベルトアンカー部
にキャップを取り付けた従来例を示す断面図である。
【図12】従来のキャップの固定構造を示すもので、キ
ャップの前縁部分を示す断面図である。
【符号の説明】
10 リヤサイドトリム 10a 端末部 10b 段部 11 シートベルト挿通孔 12 ガイド用スリット 13 ボックス状受け部 13a,13b ストッパー片 14 嵌着孔 15 凹部 20 キャップ 20a 段部 21 周縁フランジ 22 係止用フック 23 嵌着片 24 前縁フランジ 25 係止爪 S シートベルト A シートベルトアンカー部 B 係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装材(10)にシートベルト挿通孔
    (11)及びガイド用スリット(12)を開設してシー
    トベルトアンカー部(A)が構成され、上記ガイド用ス
    リット(12)を覆うようにシートベルトアンカー部
    (A)に取り付けられるキャップの固定構造であって、 前記キャップ(20)の後縁側裏面には、シートベルト
    挿通孔(11)側縁部に手前側に引き寄せ係止できる係
    止用フック(22)が形成され、上記キャップ(20)
    の手前側裏面には、嵌着方向が下向きとなる嵌着片(2
    3)が突設され、上記係止用フック(22)をシートベ
    ルト挿通孔(11)縁部に係止して、この係止部(B)
    を支点として、キャップ(20)の手前側を下方向に回
    動操作してキャップ(20)に設けた嵌着片(23)を
    内装材(10)の嵌着孔(14)内に嵌着固定すること
    を特徴とするキャップの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記係止用フック(22)が係止される
    シートベルト挿通孔(11)縁部には、係止用フック
    (22)の少なくとも内側縁部と当接して、キャップ
    (20)の左右方向の位置規制を行なうストッパー片
    (13a)が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載のキャップの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記係止用フック(22)が係止される
    シートベルト挿通孔(11)縁部には、係止用フック
    (22)が嵌まり込む凹部(15)が形成され、キャッ
    プ(20)の左右方向の位置規制が行なわれることを特
    徴とする請求項1に記載のキャップの固定構造。
  4. 【請求項4】 前記キャップ(20)の前縁フランジ
    (24)には、内装材(10)の端末部(10a)と係
    止する係止爪(25)が形成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載のキャップの固定構
    造。
JP2001302275A 2001-09-28 2001-09-28 キャップの固定構造 Withdrawn JP2003104167A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008185632A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Furukawa Electric Co Ltd:The クロージャカバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008185632A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Furukawa Electric Co Ltd:The クロージャカバー

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