JP2013220779A - シート部材固定用留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート部材格納時の操作力を低減し、操作性を向上できるシート部材固定用留め具を得る。
【解決手段】シート部材固定用留め具10のハンドル14の係止部20が、ホルダー16の被係止部50の凹部52にサンシェード12の引き出し方向へ回転可能に係止可能となっている。また、サンシェード12を格納する場合には、係止部20の長辺20Aの中間部が、凹部52の車幅方向外側の開口縁部に当接し、当接点P1を回転中心としてハンドル14がサンシェード12の引き出し方向へ回転するようになっている。このため、サンシェード12を巻取り方向の付勢力に抗して移動でき、ハンドル14の係止部20がホルダー16の被係止部50の凹部52から外れるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明はシート部材固定用留め具に係り、特に、自動車のウィンドウ用サンシェード等のシート部材に用いられるシート部材固定用留め具に関する。
従来のこの種のシート部材固定用留め具として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。このシート部材固定用留め具では、自動車のドアのウィンドウガラスを囲うように配設されるドアフレームとドアフレームガーニッシュとの間に設けたブラケットに固定したフックに、シート部材としてのサンシェードの先端係合部を係合させる構成となっている。
特許第3636048号
しかしながら、特許文献1のシート部材固定用留め具では、展開状態(使用状態)にあるシート部材を格納する際に、シート部材の巻取り装置の付勢力に抗して、シート部材の先端係合部をフックの先端に形成された引っ掛け部を乗り越える位置まで引き上げる必要がある。このため、シート部材格納時の操作力が大きくなるので、シート部材格納時の操作力を低減し、操作性を向上することが求められている。
本発明は上記事実を考慮し、シート部材格納時の操作力を低減し、操作性を向上できるシート部材固定用留め具を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明のシート部材固定用留め具は、格納部から引き出されるシート部材の引き出し側端部に取付けられた挿入部材と、前記挿入部材の前記引き出し側端部から前記挿入部材の幅方向外側に軸状に突出形成され、前記軸方向から見た形状が長尺形状とされた係止部と、前記シート部材の展開状態で前記シート部材の引き出し側端部が至る位置に配設され、前記挿入部材の係止部が係止可能な被係止部を備えた保持部材と、前記被係止部に設けられ、前記シート部材の引き出し方向側が開口され、前記開口の幅が前記係止部を前記軸方向から見た長軸寸法より短く且つ短軸寸法より長いと共に、前記開口の深さが前記長軸寸法より浅く、前記開口の縁部を中心にして前記係止部を前記シート部材の引き出し方向へ回転可能に係止する凹部と、を有する。
請求項1に記載の発明のシート部材固定用留め具では、シート部材を格納部から引き出し、シート部材の引き出し側端部に取付けられた挿入部材の係止部を、シート部材の展開状態でシート部材の引き出し側端部が至る位置に配設された保持部材に設けた被係止部の凹部に係止する。また、係止部は、挿入部材の引き出し側端部から挿入部材の幅方向外側に軸状に突出形成されており、軸方向から見た形状が長尺形状とされている。一方、被係止部の凹部は、シート部材の引き出し方向側が開口され、開口の幅が係止部を軸方向から見た長軸寸法より短く且つ短軸寸法より長いと共に、開口の深さが長軸寸法より浅くなっており、係止された係止部が開口の縁部を中心にしてシート部材の引き出し方向へ回転可能となっている。このため、係止状態にある係止部を、凹部の開口の縁部を中心にしてシート部材の引き出し方向へ回転させることで、係止部を凹部から外すことができる。この結果、シート部材格納時の操作力を低減し、操作性を向上できる。
請求項2に記載の発明は請求項1に記載のシート部材固定用留め具において、前記挿入部材における前記係止部と反対側の端部に設けられた操作部と、前記挿入部材における前記操作部より前記係止部側に設けられ、前記シート部材に連結されたシート部材連結部と、を有する。
請求項2に記載の発明のシート部材固定用留め具では、シート部材を格納部から引き出し、シート部材の引き出し側端部に取付けられた挿入部材の係止部を、シート部材の展開状態でシート部材の引き出し側端部が至る位置に配設された保持部材に設けた被係止部の凹部に係止する。また、係止部は、挿入部材の引き出し側端部から挿入部材の幅方向外側に軸状に突出形成されており、軸方向から見た形状が長尺形状とされている。一方、被係止部の凹部は、シート部材の引き出し方向側が開口され、開口の幅が係止部を軸方向から見た長軸寸法より短く且つ短軸寸法より長いと共に、開口の深さが長軸寸法より浅くなっており、係止された係止部が開口の縁部を中心にしてシート部材の引き出し方向へ回転可能となっている。このため、係止状態にある挿入部材の操作部を操作し、開口の縁部を中心にして係止部をシート部材の引き出し方向へ回転させることで、係止部を凹部から外すことができる。その際、挿入部材における操作部より係止部側に設けられたシート部材連結部がシート部材に連結されており、シート部材連結部と回転中心との距離が、操作部と回転中心との距離より短くなっている。この結果、「てこ」の原理を利用して、シート部材を引き出し方向へ少ない操作力で移動できる。
請求項3に記載の発明は請求項1または請求項2に記載のシート部材固定用留め具において、前記被係止部における前記凹部が形成された凹部形成面は、前記係止部を前記被係止部から外す方向に向かって、前記シート部材の巻取り方向へ傾斜した傾斜面となっている。
請求項3に記載の発明のシート部材固定用留め具では、被係止部における凹部が形成された凹部形成面が、係止部を被係止部から外す方向に向かって、シート部材の巻取り方向へ傾斜した傾斜面となっている。このため、係止部が被係止部の凹部から抜け出した後、シート部材の巻取り方向の付勢力によって、挿入部材を傾斜面に沿って、保持部材から外す方向へ移動させることができる。この結果、シート部材格納時の操作性がさらに向上する。
請求項4に記載の発明は請求項1〜3の何れか1項に記載のシート部材固定用留め具において、前記係止部の前記凹部との当接面が湾曲面となっている。
請求項4に記載の発明のシート部材固定用留め具では、係止部の凹部との当接面が湾曲面となっているため、シート部材格納時に係止部が凹部から容易に外れる。この結果、シート部材格納時の操作性がさらに向上する。
請求項5に記載の発明は請求項1〜4の何れか1項に記載のシート部材固定用留め具において、前記シート部材連結部は、前記係止部とで前記保持部材を挟持する挟持部を有する。
請求項5に記載の発明のシート部材固定用留め具では、シート部材連結部の挟持部と係止部とで保持部材を挟持する。このため、係止状態にある挿入部材の保持部材に対するガタつきを防止できるため、異音の発生を防止できる。また、保持部材から挿入部材が不用意に外れることも防止できる。
請求項6に記載の発明は請求項1〜5の何れか1項に記載のシート部材固定用留め具において、前記挿入部材は前記シート部材の幅方向中央部に設けられている。
請求項6に記載の発明のシート部材固定用留め具では、挿入部材がシート部材の幅方向中央部に設けられている。このため、挿入部材をシート部材の幅方向両端部の2箇所に設ける構成に比べて、部品点数を少なくできると共に、シート部材の引き出し操作及び挿入部材の保持部材への係止操作が容易になる。
請求項7に記載の発明は請求項1〜6の何れか1項に記載のシート部材固定用留め具において、前記係止部は前記挿入部材の幅方向両端部にそれぞれ形成されている。
請求項7に記載の発明のシート部材固定用留め具では、挿入部材の幅方向両端部にそれぞれ形成された各係止部が、保持部材の被係止部に係止される。このため、展開状態のシート部材が安定する。
請求項1に記載の本発明のシート部材固定用留め具は、上記構成としたので、シート部材格納時の操作力を低減し、操作性を向上できる。
請求項2に記載の本発明のシート部材固定用留め具は、上記構成としたので、シート部材格納時の操作力を低減し、操作性を向上できる。
請求項3に記載の本発明のシート部材固定用留め具は、上記構成としたので、シート部材格納時の操作性をさらに向上できる。
請求項4に記載の本発明のシート部材固定用留め具は、上記構成としたので、シート部材格納時の操作性をさらに向上できる。
請求項5に記載の本発明のシート部材固定用留め具は、上記構成としたので、係止状態にある挿入部材の保持部材に対するガタつきを防止できると共に保持部材から挿入部材が不用意に外れることも防止できる。
請求項6に記載の本発明のシート部材固定用留め具は、上記構成としたので、部品点数を少なくできると共に、シート部材の引き出し操作及び挿入部材の保持部材への係止操作が容易になる。
請求項7に記載の本発明のシート部材固定用留め具は、上記構成としたので、展開状態のシート部材が安定する。
本発明の第1実施形態に係るシート部材固定用留め具におけるハンドルをホルダーから外す際の動きを示す図3の1−1断面線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係るシート部材固定用留め具におけるハンドルをホルダーに係止する際の動きを示す図3の1−1断面線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係るシート部材固定用留め具を示す車室内側から見た正面図である。 図1における係止部と被係止部とを示す拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るシート部材固定用留め具の係止前の状態を示す車幅内側斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシート部材固定用留め具の係止状態を示す車幅内側斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るシート部材固定用留め具を示す図3の7−7断面線に沿った断面図である。 本発明の第3実施形態に係るシート部材固定用留め具を示す車幅内側斜め後方から見た一部を断面とした分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るシート部材固定用留め具におけるハンドルをホルダーに係止する際の動きを示す側断面図である。 本発明の第3実施形態に係るシート部材固定用留め具におけるハンドルをホルダーから外す際の動きを示す図9に対応する側断面図である。 本発明の第3実施形態に係るシート部材固定用留め具におけるハンドルをホルダーから外す際の図10に続く動きを示す図9に対応する側断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るシート部材固定用留め具について図1〜図6に従って説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印UPは車体上方方向を示し、矢印FRは車体前方方向を示し、矢印INは車幅内側方向を示している。
図5及び図6には、本発明の第1実施形態に係るシート部材固定用留め具10を適用した自動車のサイドウインドウ用サンシェード(遮光シート)が示されている。
図5に示すように、シート部材固定用留め具10は、シート部材としてのサンシェード12の引き出し側端部12Aに取付けられる挿入部材としてのハンドル14と、このハンドル14を保持する保持部材としてのホルダー16とを備えている。また、ホルダー16はサンシェード12の展開状態(使用状態)でサンシェード12の引き出し側端部が至る位置となるサイドウインドウ18の上側近傍の部位の一例としての天井部19に取付けられている。
なお、図示を省略するが、サンシェード12は、サイドウインドウ18の下方となる格納部の一例としてのサイドドアトリムに内蔵された巻取り装置にロール状に巻き取られている。また、サンシェード12は、巻取り装置によって巻取り方向(図5及び図6の矢印N方向)へ付勢されている。従って、サンシェード12を引き出す場合には、巻取り装置の付勢力に抗して、ハンドル14を引き出し方向(図5及び図6の矢印M方向)へ移動させる必要がある。
図6に示すように、格納状態から引き出されたサンシェード12はシート部材固定用留め具10によって、展開状態(使用状態)に固定されるようになっている。また、展開状態では、サンシェード12がサイドウインドウ18の車室内側に張設されて、外部からサイドウインドウ18を透過し車室内に入る光を遮光するようになっている。
なお、シート部材固定用留め具10を構成するハンドル14は合成樹脂による成形品とされている。また、ホルダー16は、金属をインサートしない合成樹脂による成形品とされており、コストダウンが可能で且つ、サンシェード12の軸12Bが金属である場合にも、軸12と当接した際の異音の発生を抑制できるようになっている。
(ハンドル)
図5に示すように、ハンドル14はサンシェード12の幅方向(車体前後方向)の中央部の一箇所に設けられている。また、ハンドル14はサンシェード12の引き出し方向及び巻取り方向となる車体上下方向を長手方向とする長尺の板状となっている。さらに、ハンドル14は車体前後方向を幅方向(図5の矢印W方向)とし、車幅内側方向へ凸形状に湾曲している。ハンドル14における引き出し側端部(車体上下方向において上端部)14Aには、ハンドル14の幅方向両側に向かってそれぞれ一対の係止部20が軸状に突出形成されている。
図4に示すように、ハンドル14の係止部20は、係止部20の軸方向となる車体前後方向から見た形状が長尺形状となっている。より具体的に説明すると、係止部20は、係止部20の軸方向から見た形状が長辺20Aと短辺20Bとの略長方形状となっており、サンシェード12の取り方向側の短辺は凸形状に湾曲した湾曲面20Cとなっている。なお、係止部20の軸方向(車体前後方向)から見た形状の長軸寸法はK1となっており、係止部20の軸方向から見た形状の短軸寸法はK2となっている。
図1に示すように、ハンドル14の長手方向における係止部20と反対側の端部(車体上下方向において下端部)14Bには、車幅方向外側に向かって操作部22が突出形成されており、操作部22はハンドル14の幅方向に延設されている。また、ハンドル14における操作部22より係止部20側となる部位には、車幅方向外側に向かってシート部材連結部としてのサンシェード連結部24が突出形成されており、サンシェード連結部24はハンドル14の幅方向に延設されている。なお、本実施形態では、サンシェード連結部24がハンドル14における係止部20と操作部22との間に形成されている。
図5に示すように、ハンドル14のサンシェード連結部24には、ハンドル14の幅方向に沿って断面円形の貫通孔26が形成されている。この貫通孔26には、サンシェード12の引き出し側端部12Aに軸回り方向へ相対回転可能に取り付けられた軸12Bが挿通されている。また、サンシェード連結部24はサンシェード12の引き出し側端部12Aに形成された切欠30に挿入されており、切欠30を通過する軸12Bの部位がサンシェード連結部24の貫通孔26に挿通されている。
ハンドル14の車幅方向外側面14Cには、ハンドル14の幅方向に沿った滑り止め32がハンドル14の長手方向となる車体上下方向に所定の間隔を開けて複数本突出形成されている。また、これらの滑り止め32は、操作部22の上方近傍に形成されており、乗員が、例えば、人さし指で操作部22を操作する際に、親指に接触することで親指の滑りを防止できるようになっている。
(ホルダー)
図5に示すように、ホルダー16は、車体前後方向を長手方向とし、車幅方向内側を開口部36とする箱形状となっている。ホルダー16の上壁部16Aの長手方向中央部には、取付部38が突出形成されており、取付部38の車幅方向内側面38Aと車幅方向外側面38Bとには、それぞれ係止爪40が突出形成されている。これらの係止爪40は、車室内の天井部19に形成された取付孔42に取付部38を挿入した際には、弾性変形することで取付孔42を通過し、通過した後に取付孔42の周縁部に係止されるようになっている。
ホルダー16の開口部36には、ハンドル14の引き出し側端部14Aが挿入可能となっている。また、開口部36の内部における長手方向両端下部(車幅方向両端下部)には、それぞれ被係止部50が形成されており、これらの被係止部50にハンドル14の係止部20が係止されるようになっている。なお、ホルダー16の下壁部16Bには、車幅方向内側から切欠37が形成されており、図6に示すように、この切欠37にハンドル14の引き出し側端部14Aの一部が挿入されるようになっている。
図4に示すように、被係止部50にはサンシェード12の引き出し方向側となる車体上方側が開口された凹部52が形成されており、係止部20の軸方向となる車体前後方向から見た被係止部50の形状は凹形状になっている。また、凹部52の車幅方向に沿った開口幅W1は、係止部20をその軸方向から見た形状の長軸寸法K1より短く、且つ短軸寸法K2より長くなっている(K1>W1>K2)。さらに、開口の深さとなる凹部52の深さH1は、係止部20の軸方向から見た形状の長軸寸法K1より浅くなっている(H1<K1)。
従って、係止部20は、湾曲面20Cを下方側に向けて凹部52に係止されるようになっており、係止部20の湾曲面20Cが凹部52の底部52Aに当接するようになっている。一方、図1に示すように、ハンドル14をホルダー16から外す場合には、ハンドル14の操作部22を操作して、係止状態にあるハンドル14を、係止部20側を中心にして、サンシェード12の引き出し方向(図1の矢印A方向)へ回転できるようになっている。この際、係止部20の車幅方向外側の長辺20Aの中間部が、被係止部50の凹部52の車幅方向外側の開口の縁部に当接(当接点P1)し、当接点P1を回転中心として、ハンドル14が回転するようになっている。また、回転中心P1とサンシェード連結部24の中心P2との距離L1に対して、回転中心P1と操作部22の中心P3との距離L2が長くなっている(L1<L2)。このため、「てこ」の原理を利用して、サンシェード12を巻取り方向の付勢力に抗して引き出し方向へ移動できるようになっている。
図4に示すように、被係止部50における凹部52が形成された凹部形成面50Aは、係止部20を被係止部50から外す方向に向かって、サンシェード12の巻取り方向へ傾斜した傾斜面(傾斜角θ1)となっている。より具体的に説明すると、凹部形成面50Aは、ハンドル14のホルダー16への挿入方向奥側となる車幅方向外側から、ハンドル14の引き出し方向手前側となる車幅方向内側に向かって、サンシェード12の引き出し方向側となる車体上方から巻取り方向側となる車体下方へ向かって傾斜した傾斜面となっている。従って、図4に一点鎖線及び二点鎖線で示すように、当接点P1を中心にして回転したハンドル14の係止部20は、サンシェード12の巻取り力を利用して、凹部形成面50Aを車幅内側方向(図4の矢印B方向)へ摺動可能になっている。
また、係止部20の湾曲面20Cが凹部52の底部52Aに当接するため、ハンドル14がサンシェード12の引き出し方向(図1の矢印A方向)へ回転する際に、係止部20を凹部52から容易に外すことができるようになっている。さらに、凹部52の底部52Aの車幅方向両端部が、係止部20の湾曲面20Cと同じかまたは略同じ曲率の湾曲面52Bとなっているため、係止部20を凹部52からさらに容易に外すことができるようになっている。
(作用・効果)
次に、本発明の第1実施形態に係るシート部材固定用留め具の作用及び効果について説明する。
図2に示すように、サンシェード12を格納状態から引き出し展開状態(使用状態)に固定する場合には、シート部材固定用留め具10のハンドル14の下端端部14Bを把持して、サンシェード12を上方向(図2の矢印M方向)へ移動する。次に、ハンドル14を車幅外側方向(図2の矢印Q方向)へ移動して、上端部14Aをホルダー16の開口部36に挿入し、係止部20を被係止部50の凹部52に係止する。この際、凹部52の開口幅W1が、係止部20の長軸寸法K1より短く、短軸寸法K2より長くなっており(K1>W1>K2)、凹部52の深さH1が、係止部20の長軸寸法K1より浅くなっている(H1<K1)。このため、図4に実線で示すように、係止部20の湾曲面20Cが凹部52の底部52Aに当接し、係止部20が凹部52にサンシェード12の引き出し方向となる車幅内側方向(図1の矢印A方向)へ回転可能に係止される。この結果、ハンドル14から手を離すと、ハンドル14は、サンシェード12の巻取り方向の付勢力によって、車幅外側方向(図2の矢印R方向)へ回転して、図2に実線で示す係止状態となる。この結果、サンシェード12は使用状態に保持される。
一方、サンシェード12を格納する場合には、図1に実線で示す係止状態において、ハンドル14の操作部22を人さし指により車幅内側方向(図1の矢印A方向)へ、例えば80°回転操作する。この回転操作によって、係止部20における車幅方向外側の長辺20Aの中間部が、被係止部50における凹部52の車幅方向外側の開口の縁部に当接(当接点P1)し、当接点P1を回転中心として、ハンドル14が車幅内側上方(図1の矢印A方向)へ回転する。このとき、回転中心P1とサンシェード連結部24の中心P2との距離L1に対して、回転中心P1と操作部22の中心P3との距離L2が長くなっている(L1<L2)。このため、「てこ」の原理を利用して、サンシェード12を巻取り方向の付勢力に抗して容易に引き出し方向へ移動できる。
また、ハンドル14が当接点P1を回転中心として回転すると、図4に一点鎖線で示すように、係止部20が被係止部50の凹部52から抜け出す。このため、ハンドル14の係止部20を、サンシェード12の巻取り力を利用して、凹部形成面50Aを車幅内側方向(図4の矢印B方向)へ摺動させることで、ハンドル14をホルダー16から軽く引き抜くことができる。また、ハンドル14の上端部14Aをホルダー16の開口部36から引き出すと、サンシェード12は巻取り装置によって、巻き取られる。
このように、本実施形態のシート部材固定用留め具10では、サンシェード12を格納する場合に、ホルダー16へのハンドル14の係止を解除する際の操作力を低減することができる。このため、サンシェード格納時の操作力を低減し、操作性を向上できる。
また、本実施形態のシート部材固定用留め具10では、被係止部50における凹部形成面50Aが、係止部20を被係止部50から外す方向に向かって、サンシェード12の巻取り方向へ傾斜した傾斜面となっている。このため、図4に一点鎖線及び二点鎖線で示すように、当接点P1を中心にして回転したハンドル14の係止部20を、サンシェード12の巻取り力を利用して、車幅内側方向(図4の矢印B方向)へ摺動させることができる。この結果、ホルダー16からハンドル14を外す際の操作性がさらに向上する。
また、本実施形態のシート部材固定用留め具10では、ハンドル14の係止部20における凹部52との当接面が湾曲面20Cとなっている。このため、係止部20を凹部52から容易に外すことができる。この結果、ホルダー16からハンドル14を外す際の操作性がさらに向上する。
また、本実施形態のシート部材固定用留め具10では、図5に示すように、ハンドル14がサンシェード12の幅方向中央部の一箇所に設けられている。このため、ハンドルをサンシェードの幅方向両端部の二箇所に設ける構成に比べて、部品点数を少なくできると共に、サンシェード12の引き出し操作及びハンドル14のホルダー16への係止操作が容易になる。
また、本実施形態のシート部材固定用留め具10では、ハンドル14における引き出し側端部14Aに、ハンドル14の幅方向両側に向かってそれぞれ一対の係止部20が形成されており、各係止部20がホルダー16における一対の被係止部50の凹部52にそれぞれ係止される。このため、展開状態のサンシェード12が安定する。
また、本実施形態のシート部材固定用留め具10では、サンシェード12を格納する際に、当接点P1を中心にしてハンドル14が回転することで、サンシェード12が斜め上方へ移動する。このため、従来技術のようにサンシェード12を上方へ引き上げる必要がない。このため、図1に示すように、展開状態において、サンシェード12の引き出し側端部12Aと天井部19との距離S1を従来技術に比べて小さくできる。この結果、サンシェード12によるサイドウインドウ18の上方の遮光性を向上できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態のシート部材固定用留め具について図7に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態のシート部材固定用留め具10では、ハンドル14のサンシェード連結部24における係止部20側(車体上方側)の部位が挟持部24Aとなっている。また、この挟持部24Aは、サンシェード12の展開状態(使用状態)において、ホルダー16の下壁部16Bの下面に当接し、係止部20とで、ホルダー16を車体上下方向から挟み込む(挟持する)ようになっている。
従って、本実施形態のシート部材固定用留め具10では、車両走行時のホルダー16に対するハンドル14の車体上下方向のガタつきを防止できるため、車両走行時の異音の発生を防止できる。また、本実施形態のシート部材固定用留め具10では、悪路走行時にホルダー16からハンドル14が外れることも防止できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態のシート部材固定用留め具について図8〜図11に従って説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印UPは車体上方方向を示し、矢印FRは車体前方方向を示し、矢印INは車幅内側方向を示している。
図8には、本発明の第3実施形態に係るシート部材固定用留め具を適用した自動車のトノカバーが示されている。
図8に示すように、シート部材固定用留め具100は、シート部材としてのトノカバー102の引き出し側端部102Aに取付けられる挿入部材としてのハンドル104と、このハンドル104を保持する保持部材としてのホルダー106とを備えている。また、ホルダー106はトノカバー102の展開状態(使用状態)でトノカバー102の引き出し側端部が至る位置となる車室内の側壁部に設けられた左右のサイドトリム108にそれぞれ取付けられている。
なお、図示を省略するが、トノカバー102は、車体前方となる格納部の一例としてのシートバックに内蔵された巻取り装置にロール状に巻き取られている。また、トノカバー102は、巻取り装置によって巻取り方向(図8の矢印N方向)へ付勢されている。従って、トノカバー102を引き出す場合には、巻取り装置の付勢力に抗して、ハンドル104を引き出し方向(図8の矢印M方向)へ移動させる必要がある。
図9に二点鎖線、一点鎖線及び実線で示すように、格納状態から引き出されたトノカバー102はシート部材固定用留め具100によって、展開状態(使用状態)に固定されるようになっている。
なお、シート部材固定用留め具100を構成するハンドル104は合成樹脂による成形品とされている。また、ホルダー106は、金属をインサートしない合成樹脂による成形品とされている。
(ハンドル)
図8に示すように、ハンドル104はトノカバー102の引き出し側端部102Aに沿って設けられた長尺の平板状となっている。また、ハンドル104における引き出し側端部(車体前後方向において後端部)104Aには、ハンドル14の幅方向両側に向かってそれぞれ一対の係止部120が軸状に突出形成されている。なお、車体右側の係止部120は図示を省略している。
図9に示すように、ハンドル104の係止部120は、係止部120の軸方向となる車幅方向から見た形状が長尺形状となっている。より具体的に説明すると、係止部120は、係止部120の軸方向から見た形状が長辺120Aと短辺120Bとの略長方形状となっており、トノカバー102の巻取り方向側の短辺は凸形状に湾曲した湾曲面120Cとなっている。なお、係止部120の軸方向(車幅方向)から見た形状の長軸寸法はK1となっており、係止部20の軸方向から見た形状の短軸寸法はK2となっている。
図8に示すように、ハンドル104における左右の係止部20の間は操作部122となっており、操作部122は係止部120より車体前方側に延設されている。また、ハンドル104における操作部122の車体前方側端部がシート部材連結部としてのトノカバー連結部122Aとなっており、トノカバー連結部122Aにトノカバー102の引き出し側端部102Aが連結されている。
(ホルダー)
図8に示すように、ホルダー106は、車体前後方向を長手方向とる矩形状となっており、サイドトリム108にはホルダー106を装着可能な凹部109が形成されている。また、ホルダー106の車幅方向外側面106Aに形成された位置決めピン130が凹部109の底部に形成された位置決め穴132に挿入されると共に、ホルダー106の車幅方向外側面106Aに形成されたボックスアンカークリップ134が凹部109の底部に形成されたクリップ穴136に嵌合するようになっている。さらに、ホルダー16の車幅方向内側面106Bの長手方向中央部となる車体前後方向中央部には、車体後方上側から車体前方下側に向かって傾斜した凹部138が形成されている。
ホルダー106の凹部138にはハンドル104の係止部120が挿入可能となっている。また、凹部138の車体前方側壁部は被係止部150となっており、被係止部150にハンドル104の係止部120が係止されるようになっている。
図9に示すように、被係止部150の上下方向中央部にはトノカバー102の引き出し方向側となる車体後方側が開口された凹部152が、トノカバー102の巻取り方向となる車体前方へ向かって形成されており、係止部120の軸方向となる車幅方向から見た被係止部150の形状は凹形状になっている。また、凹部152の車体上下方向に沿った開口幅W1は、係止部120をその軸方向から見た形状の長軸寸法K1より短く、且つ短軸寸法K2より長くなっている(K1>W1>K2)。さらに、開口の深さとなる凹部152の深さH1は、係止部120の軸方向から見た形状の長軸寸法K1より浅くなっている(H1<K1)。
従って、係止部120は、湾曲面120Cを車体前方側に向けて凹部152に係止されるようになっており、係止部120の湾曲面120Cが凹部152の底部152Aに当接するようになっている。一方、図10に示すように、ハンドル104をホルダー106から外す場合には、係止状態にあるハンドル104を、車体後方側となる係止部120側を中心にして、トノカバー102の引き出し方向(図10の矢印A方向)へ回転できるようになっている。この際、係止部120の車体上側の長辺120Aの中間部が、被係止部150の凹部152の車体上側の開口の縁部に当接(当接点P1)し、当接点P1を回転中心として、ハンドル104が回転するようになっている。このため、トノカバー102を巻取り方向の付勢力に抗して引き出し方向へ移動できるようになっている。
図9に示すように、被係止部150における凹部152が形成された凹部形成面150Aは、係止部120を被係止部150から外す方向に向かって、トノカバー102の巻取り方向へ傾斜した傾斜面(傾斜角θ1)となっている。より具体的に説明すると、凹部形成面150Aは、トノカバー102の引き出し方向側となる車体後方側から、巻取り方向側となる車体前方側に向かって、車体上方から車体下方へ向かって傾斜した傾斜面となっている。従って、図10及び図11で示すように、当接点P1を中心にして回転したハンドル104の係止部120は、トノカバー102の巻取り力を利用して、凹部形成面150Aを車体前側下方(図11の矢印B方向)へ摺動可能になっている。
また、係止部120の湾曲面120Cが凹部152の底部152Aに当接するため、ハンドル104がトノカバー102を引き出す方向(図10の矢印A方向)へ回転する際に、係止部120を凹部152から容易に外すことができるようになっている。
(作用・効果)
次に、本発明の第3実施形態に係るシート部材固定用留め具の作用及び効果について説明する。
図9に示すように、トノカバー102を格納状態から引き出し展開状態(使用状態)に固定する場合には、シート部材固定用留め具100のハンドル104の操作部122(図8参照)を把持して、図9に二点差線及び一点鎖線で示すように、トノカバー102を車体後方(図9の矢印M方向)へ移動する。次に、ハンドル104を車体斜め前側下方へ移動して、図9に実線で示すように、係止部120をホルダー106の凹部138に挿入し、係止部120を被係止部150の凹部152に係止する。この際、凹部152の開口幅W1が、係止部120の長軸寸法K1より短く、短軸寸法K2より長くなっており(K1>W1>K2)、凹部152の深さH1が、係止部120の長軸寸法K1より浅くなっている(H1<K1)。このため、係止部120の湾曲面120Cが凹部152の底部152Aに当接し、係止部120が凹部152にトノカバー102の引き出し方向(図10の矢印A方向)へ回転可能に係止される。この結果、ハンドル104から手を離すと、ハンドル104は、トノカバー102の巻取り方向の付勢力によって、図9に実線で示す係止状態となる。この結果、トノカバー102は使用状態に保持される。
一方、トノカバー102を格納する場合には、図9に実線で示す係止状態において、図10に矢印Fで示すように、ハンドル104の近傍においてトノカバー102を車体上方側から車体下方側へ直接押圧する。または、操作部122(図8参照)の車体前方側を車体上方側から車体下方側へ押圧する。この操作によって、係止部120の車体上側の長辺120Aの中間部が、被係止部150の凹部152の車体上側の開口の縁部に当接(当接点P1)し、当接点P1を回転中心として、ハンドル104がトノカバー102の引き出し方向(図10の矢印A方向)へ回転し、ホルダー106からハンドル104が外れる。このため、トノカバー102を巻取り方向の付勢力に抗して容易に引き出し方向へ移動できる。
また、本実施形態のシート部材固定用留め具100では、被係止部150における凹部形成面150Aが、係止部120を被係止部150から外す方向に向かって、トノカバー102の巻取り方向へ傾斜した傾斜面となっている。このため、係止部120の水平方向からの回転角度が所定の角度α(α=90°−θ1)を越えると、ハンドル104の係止部120を、トノカバー102の巻取り力を利用して、車体前側下方(図11の矢印B方向)へ摺動させることができる。この結果、ホルダー106からハンドル104を外す際の操作性がさらに向上する。さらに、トノカバー102の上に荷物が載せられた場合には、荷物の荷重(図10の矢印F)によってハンドル104を操作しなくてもホルダー106からハンドル104が外れること(ロックの自動解除)により、トノカバー102が巻取り装置に収納される。このため、トノカバー102に破れ等の損傷が生じるのを防止できる。なお、角度α(θ1)は任意に設定できる。
このように、本実施形態のシート部材固定用留め具100では、トノカバー格納時の操作力を低減し、操作性を向上できる。
また、本実施形態では、図9の矢印Cで示すように、トノカバー102に車体下方側から車体上方側に向かって荷重が作用した場合には、ホルダー106へのハンドル104の係止が解除されない。このため、車両走行中に荷物等によってトノカバー102に車体下方側から車体上方側に向かって荷重が作用した場合に、トノカバー102が開くのを防止できる。
(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記第1、2実施形態では、サンシェード連結部24をハンドル14における係止部20と操作部22との間に形成したが、これに代えて、サンシェード連結部24をハンドル14の係止部20に形成した構成としてもよい。
また、上記第1、2実施形態では、被係止部50における凹部形成面50Aを、係止部20を被係止部50の凹部52から外す方向に向かって、サンシェード12の巻取り方向へ傾斜した傾斜面としたが、これに代えて、凹部形成面50Aを傾斜面としない構成としてもよい。また、上記第3実施形態においては、凹部形成面150Aを、トノカバー102の引き出し方向側となる車体後方側から、巻取り方向側となる車体前方側に向かって、車体上方から車体下方へ向かって傾斜した傾斜面としたが、これに代えて、凹部形成面150Aを、トノカバー102の引き出し方向側となる車体後方側から、巻取り方向側となる車体前方側に向かって、車体下方から車体上方へ向かって傾斜した傾斜面としてもよい。
また、上記第1、2実施形態では、ハンドル14の係止部20における凹部52との当接面を湾曲面20Cとしたが、これに代えて、ハンドル14の係止部20における凹部52との当接面を平面等の他の形状としてもよい。なお、上記第3実施形態において、ハンドル104の係止部120における凹部152との当接面を平面等の他の形状としてもよい。
また、上記第1、2実施形態では、ハンドル14をサンシェード12の幅方向中央部の一箇所に設けたが、これに代えて、ハンドル14をサンシェード12の幅方向両端部や、幅方向に沿って複数個設けた構成としてもよい。
また、上記第1、2実施形態では、ハンドル14の引き出し側端部14Aに、ハンドル14の幅方向両側に向かってそれぞれ係止部20を突出形成したが、これに代えて、ハンドル14の引き出し側端部14Aに、一つの係止部20を形成した構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、本発明のシート部材固定用留め具を自動車のサンシェードまたはトノカバーに適用したが、本発明のシート部材固定用留め具は、自動車の他のシート部材にも適用可能である。さらに、車両以外にも適用可能である。
10 シート部材固定用留め具
12 サンシェード(シート部材)
14 ハンドル(挿入部材)
16 ホルダー(保持部材)
18 サイドウインドウ
19 天井部
20 ハンドルの係止部
20C 係止部の湾曲面
22 ハンドルの操作部
24 ハンドルのサンシェード連結部(シート部材連結部)
24A サンシェード連結部の挟持部
50 ホルダーの被係止部
50A 被係止部の凹部形成面
52 被係止部の凹部
100 シート部材固定用留め具
102 トノカバー(シート部材)
104 ハンドル(挿入部材)
106 ホルダー(保持部材)
108 サイドトリム
120 ハンドルの係止部
120C 係止部の湾曲面
122 ハンドルの操作部
122A ハンドルのトノカバー連結部(シート部材連結部)
150 ホルダーの被係止部
150A 被係止部の凹部形成面
152 被係止部の凹部

Claims (7)

  1. 格納部から引き出されるシート部材の引き出し側端部に取付けられた挿入部材と、
    前記挿入部材の前記引き出し側端部から前記挿入部材の幅方向外側に軸状に突出形成され、前記軸方向から見た形状が長尺形状とされた係止部と、
    前記シート部材の展開状態で前記シート部材の引き出し側端部が至る位置に配設され、前記挿入部材の係止部が係止可能な被係止部を備えた保持部材と、
    前記被係止部に設けられ、前記シート部材の引き出し方向側が開口され、前記開口の幅が前記係止部を前記軸方向から見た長軸寸法より短く且つ短軸寸法より長いと共に、前記開口の深さが前記長軸寸法より浅く、前記開口の縁部を中心にして前記係止部を前記シート部材の引き出し方向へ回転可能に係止する凹部と、
    を有するシート部材固定用留め具。
  2. 前記挿入部材における前記係止部と反対側の端部に設けられた操作部と、
    前記挿入部材における前記操作部より前記係止部側に設けられ、前記シート部材に連結されたシート部材連結部と、
    を有する請求項1に記載のシート部材固定用留め具。
  3. 前記被係止部における前記凹部が形成された凹部形成面は、前記係止部を前記被係止部から外す方向に向かって、前記シート部材の巻取り方向へ傾斜した傾斜面となっている請求項1または請求項2に記載のシート部材固定用留め具。
  4. 前記係止部の前記凹部との当接面が湾曲面となっている請求項1〜3の何れか1項に記載のシート部材固定用留め具。
  5. 前記シート部材連結部は、前記係止部とで前記保持部材を挟持する挟持部を有する請求項1〜4の何れか1項に記載のシート部材固定用留め具。
  6. 前記挿入部材は前記シート部材の幅方向中央部に設けられている請求項1〜5の何れか1項に記載のシート部材固定用留め具。
  7. 前記係止部は前記挿入部材の幅方向両端部にそれぞれ形成されている請求項1〜6の何れか1項に記載のシート部材固定用留め具。
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