JPH11321306A - サンバイザーの取付構造 - Google Patents

サンバイザーの取付構造

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JPH11321306A
JPH11321306A JP12472098A JP12472098A JPH11321306A JP H11321306 A JPH11321306 A JP H11321306A JP 12472098 A JP12472098 A JP 12472098A JP 12472098 A JP12472098 A JP 12472098A JP H11321306 A JPH11321306 A JP H11321306A
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JP
Japan
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sun visor
cam
latch mechanism
gear
storage position
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JP12472098A
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Toru Sanbonmatsu
亨 三本松
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Nifco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチ機構をサンバイザーの回転軸側に設
け、サンバイザー使用時の見栄えをよくすることを課題
とする。 【解決手段】 シャフト50にサンバイザー10が回動
可能に支持されている。シャフト50には、ヘルカルギ
ア54が固定されており、回転カム60と一体に回転す
るヘルカルギア56が噛み合っている。回転カム60の
外周部に設けられたトレースピン84が、サンバイザー
10の押圧操作でスイングカム86のカム溝94に係止
或いは係止解除され、サンバイザーが回動可能となった
り、収納位置でロックされる。このように、ラッチ機構
を全てサンバイザーの内部に設けることで、見栄えが良
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の乗員が日
除けに用いるサンバイザーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図19に示すように、自動車のヘッドラ
イニング148には、回動軸150を介して日除け用の
サンバイザー152が回動可能に取付けられている。回
動軸150には、フリーストップヒンジ機構(摩擦力で
任意の傾倒角度でサンバイザー152が止まる機構)が
設けられているが、自動車の走行振動によって、回動軸
150に摩擦力以上の振動力が付与されると、サンバイ
ザー152がバタ付くことがある。
【0003】このため、サンバイザー152の自由端部
と、この自由端部と対応するヘッドライニング148の
凹部148Aにラッチ機構154を構成し、サンバイザ
ー152を凹部148Aに収納したとき(ヘッドライニ
ング148側へ倒したとき)、サンバイザー152の自
由端側をロックし、サンバイザー152のバタ付きを抑
えたものがある(実開昭61−70126号参照)。
【0004】しかし、サンバイザー152を引き下ろし
て使用しているときに、サンバイザー152及びヘッド
ライニング148に設けたラッチ機構154が露出する
ため、見栄えがよくなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ラッチ機構をサンバイザーの回転軸側に設け、サ
ンバイザー使用時の見栄えをよくすることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、車室内に取付けられた支軸にサンバイザーが支持さ
れ、支軸回りに回動するようになっている。
【0007】支軸には、固定ギアが固定されており、サ
ンバイザーの内部に位置している。また、サンバイザー
の内部には、固定ギアと噛み合う従動ギアが設けられて
おり、サンバイザーの回動によって固定ギアに沿って移
動しながら回転する。
【0008】一方、従動ギアは、フリーストップ機構に
よって回転が規制されており、自重によって回動しよう
とするサンバイザーを止めることができる。従って、手
で力を加えなければ、サンバイザーが回動せず、これに
より、サンバイザーを任意の傾斜角度で止めることがで
きる。
【0009】また、ラッチ機構は、サンバイザーが収納
位置まで回動すると、従動ギアをロックすることで、サ
ンバイザーをロックするので、自動車の走行振動により
サンバイザーがバタ付くことがない。なお、サンバイザ
ーを使用するときは、収納位置にあるサンバイザーを押
圧すると、従動ギアのロックが解除され、サンバイザー
を回動させることができる。
【0010】このように、ラッチ機構及びフリーストッ
プ機構が全てサンバイザーの回転軸側に設けられ、且つ
サンバイザーの内部に位置し、外部から見えないように
なっているので、サンバイザー使用時の見栄えがよい。
【0011】請求項2に記載の発明では、ラッチ機構
が、従動ギアと一体に回転する回転カムと、回転カムの
外周部に設けられたトレースピンと、サンバイザーに設
けられトレースピンの押圧により揺動し、サンバイザー
が収納位置にきたときトレースピンを係止し、収納位置
にあるサンバイザーを押圧するとトレースピンの係止状
態を解除するスイングカムと、で構成されている。
【0012】このラッチ機構では、サンバイザーを収納
位置まで回動させると、固定ギアと噛み合う従動ギアが
回転カムと共に回転し、回転カムの外周部に設けられた
トレースピンがスイングカムを揺動させる。そして、サ
ンバイザーが収納位置にくると、トレースピンはスイン
グカムに係止され、これによって、回転カム、従動ギ
ア、及びサンバイザーが収納位置でロックされる。
【0013】また、収納位置にあるサンバイザーを押圧
すると、トレースピンがスイングカムを揺動させ、トレ
ースピンの係止状態を解除させ、回転カムと共にサンバ
イザーを回動可能とする。
【0014】このように、プッシュand プッシュでサン
バイザーがロックされ、またロックが解除される。
【0015】請求項3に記載の発明では、ラッチ機構
が、従動ギアと一体に回転する回転カムと、回転カムに
形成されたハートカム溝と、ハートカム溝をトレースし
サンバイザーが収納位置にきたときハートカム溝を係止
し、収納位置にあるサンバイザーを押圧するとハートカ
ム溝の係止状態を解除するトレース部材と、で構成され
ている。
【0016】このラッチ機構では、サンバイザーを収納
位置まで回動させると、固定ギアと噛み合う従動ギアが
回転カムと共に回転し、回転カムに設けられたハートカ
ム溝をトレース部材がトレースし、サンバイザーが収納
位置にくると、トレース部材がハートカム溝を係止す
る。これによって、回転カム、従動ギア、及びサンバイ
ザーが収納位置でロックされる。
【0017】また、収納位置にあるサンバイザーを押圧
すると、トレース部材がハートカム溝をトレースし、ハ
ートカム溝の係止状態を解除して、回転カムと共にサン
バイザーを回動可能とする。
【0018】このように、プッシュand プッシュでサン
バイザーがロックされ、またロックが解除される。
【0019】請求項4に記載の発明では、フリーストッ
プ機構が、サンバイザーに取付けられ、回転カムの上下
面を挟持して回転カムに摩擦力を付与する挟持部材で構
成されている。
【0020】このように、ラッチ機構を構成する回転カ
ムに摩擦力を付与することで、フリーストップ機構をコ
ンパクトに構成することができる。
【0021】請求項5に記載の発明では、回転カムの周
方向に沿って板厚を変化させ、挟持部材との間の摩擦力
を変化させている。ここで、摩擦力を変化させるとは、
回転カムに摩擦が小さい領域と摩擦が大きい領域を設け
たり、また、摩擦が生じない領域と摩擦が生じる領域を
設けることを言う。
【0022】このようにして、サンバイザーが回動して
スムーズに降下する区間と、手で力を加えないと、サン
バイザーが回動しない区間(フリーストップ区間)とを
簡単に構成することができる。
【0023】請求項6に記載の発明では、回転カムに刻
設されたギア部と噛み合うダンパーギアが設けられてい
る。このため、サンバイザーがスムーズに降下する区間
において、サンバイザーが急激に降下せず、ゆっくりと
降下するので、高級感が出る。
【0024】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示すように、第1形
態に係るサンバイザーの取付構造に使用されるサンバイ
ザー10は、外周部にフランジが形成されたアッパーカ
バー12とロアーカバー14とで構成されている。
【0025】ロアーカバー14の内側にはボス15が突
設されており、フランジを突き合せた後、アッパーカバ
ー12に形成された座ぐり部16からネジをボス15に
ねじ込んでアッパーカバー12とロアーカバー14を重
ね合わせて組み付け、内側に後述するラッチ機構及びフ
リーストップ機構を収納する収納空間を構成している。
【0026】サンバイザー10の長手方向の端面には、
取付孔18が形成されている。この取付孔18には、L
字状に屈曲したアーム20の一端部が挿入され、リング
溝22が取付孔18の孔周縁と係合する。これによっ
て、サンバイザー10がアーム20に対して回動可能と
なっている。また、アーム20の他端部には、円筒状の
軸体24が立設されている。この軸体24の外周面に
は、内側へ撓み可能な爪26が突設されている。
【0027】一方、図3に示すように、ヘッドライニン
グ28で覆われるルーフパネル30には、クリップ32
がワンタッチで固定されるようになっている。詳細に説
明すると、図1及び図4に示すように、クリップ32の
ベース板34には、平面視にてコ字状の脚体36が一対
設けられている。この脚体36の側面には、係止爪38
が形成されており、ルーフパネル30に穿設された取付
孔40(図3参照)へ、脚体36を挿入すると、取付孔
40の孔縁に係止される。これにより、クリップ32が
ルーフパネル30に固定される。
【0028】また、ベース板34の中央部には、上下に
貫通する軸孔42が形成されている。この軸孔42から
は、下方に向かって筒状の軸受け44が突設されてい
る。この軸受け44には、アーム20の軸体24が挿入
され、爪26が軸孔42の孔周縁に係止される。これに
よって、アーム20がクリップ32に支持され、軸体2
4を回転軸としてアーム20が回動可能となり、サンバ
イザー10が、自動車のサイド側とフロント側の間を移
動可能(図2の矢印B方向へ)となる。
【0029】一方、アーム20の一端面に形成された矩
形状の長穴46には、サンバイザー10の内部を長手方
向に延出し、部分的に支持片48で支持されたシャフト
50が挿入固定されている。すなわち、サンバイザー1
0はシャフト50を回転軸として、フロントウンドウと
ヘッドライニング28との間を回動可能(図2の矢印A
方向へ)となる。
【0030】シャフト50には、雄ねじ52が刻設され
ており、この雄ねじ52には、ヘルカルギア54の雌ね
じ51がねじ込まれ、シャフト50の同軸上に位置して
いる。このヘルカルギア54には、ヘルカルギア56が
噛み合っている。ヘルカルギア56は、ロアーカバー1
4から立設し先端部がアッパーカバー12に支持された
軸体58に回転可能に軸支されている。
【0031】また、ヘルカルギア56の同軸上には、円
板状の回転カム60が設けられており、ヘルカルギア5
6と一体となって回転するようになっている。回転カム
60の上面中央部分には、図4に示すように、軸体58
を中心として、板厚が厚い扇状の高摩擦面62と、高摩
擦面62とテーパー面66でつながる扇状の低摩擦面6
4(板厚が薄い)が形成されている。
【0032】この高摩擦面62とは、回転カム60の上
下面を所定の圧力で挟む板ばね68の先端部に設けられ
た突部70との間に大きな摩擦力を発生させ、サンバイ
ザー10の自重による回転カム60の回転を制限する部
分であり、また、低摩擦面64とは、回転カム60の上
下面を挟む板ばね68の先端部に設けられた突部70と
の間の摩擦力が小さく、サンバイザー10が自重によっ
て回転カム60を回転させる領域をいう。
【0033】従って、ヘルカルギア54に沿って回動す
るヘルカルギア56は、回転カム60の規制を受ける。
この結果、サンバイザー10は、図3に示すように、ヘ
ッドライニング28に設けられた収納部28Aへ収納さ
れ、ヘッドライニング28と面一となったC1位置から
C2位置までが、自重でスムーズに降下する自由降下区
間G(低摩擦域)となり、C2位置からフロントウイン
ドウ側が、いわゆるフリーストップ区間Fとなり、手で
回動させないと移動しない(高摩擦域)。
【0034】なお、板ばね68の基部68Aは、ロアー
カバー14に設けられた台座72の係止溝74に差し込
まれ固定される。このとき、下側の板ばね68が受け板
76に当って、高さ方向(回転カム60の挟持位置)に
位置決めされる。
【0035】また、回転カム60の段差部の外周面に
は、ギア部78が刻設されている。このギア部78は、
ダンパーギア80と噛み合っている。ダンパーギア80
は、アッパーカバー12に取付けられたダンパー82の
制動軸に固定され、制動力をもらっている。これによ
り、回転カム60の回転速度が制限され、自由降下区間
Gをサンバイザー10がゆっくりと下降する。
【0036】一方、回転カム60の裏面外周部には、ト
レースピン84が突設されている。このトレースピン8
4は、ロアーカバー14に設けられた軸体96に揺動可
能に軸支されたスイングカム86にロックされるように
なっている(詳細は後述する)。
【0037】また、軸体96には、トーションスプリン
グ88が取付けられている。このトーションスプリング
88の一端はステイ90に当接し、他端はスイングカム
86の背部に当接している。これにより、スイングカム
86が矢印D方向に付勢されている。
【0038】次に、本形態に係るサンバイザーの各降下
位置でのラッチ機構及びフリーストップ機構の機能を説
明する。
【0039】図3に示すサンバイザー10の収納位置C
1では、図4に示すように、板ばね68の突起70が、
回転カム60の低摩擦面64に位置しており、回転カム
60はダンパーギア80に回転速度を規制される状態に
ある。
【0040】また、トレースピン84が、スイングカム
86のカム溝94の凹み部94Aに係止され、回転カム
60はロックされている。このため、この回転カム60
と一体に回転するヘルカルギア56もロックされ、サン
バイザー10は収納位置C1でロックされているため、
自動車の走行振動によるバタ付きが抑えられる。
【0041】ここで、サンバイザー10を収納部28A
の奥方へ向かって押圧すると(C3位置までオーバース
トロークさせると)、図4に示す矢印E方向に回転カム
60が回転し、図5に示すように、トレースピン84が
凹み部94Aを離れる。このため、トーションスプリン
グ88の付勢力でスイングカム86が矢印D方向に揺動
して、トレースピン84を角部94Bに位置させる。
【0042】次に、サンバイザー10から手を離すと、
サンバイザー10の自重で回転カム60が矢印J方向に
回転して、図6に示すように、トレースピン84がスイ
ングカム86を軸体96の軸方向へ押し下げながらカム
溝94から抜け出す。これにより、サンバイザー10が
ダンパーギア80に降下速度を規制されながら、図3に
示すC2位置までくる。すなわち、図7に示すように、
回転カム60のテーパー面66が板ばね68の突起70
に当り、回転カム60の回転が停止すると共にサンバイ
ザー10の自然降下が停止する。なお、スイングカム8
6は、トーションスプリング88の付勢力でストッパー
92に当って、湾曲面86Aがトレースピン84の移動
軌跡上に位置している。
【0043】ここからが、フリーストップ区間Fであ
り、サンバイザー10を手で引き下げると、図8に示す
ように、板ばね68の突起70が高摩擦面62に乗り上
げ、任意の位置で回転カム60の回転を停止させること
ができ、例えば、C4の位置でサンバイザー10を止め
ることができる。
【0044】また、サンバイザー10を収納部28A側
へ押し上げると、図8に示すように、回転カム60が矢
印E方向へ回転して、図9に示すように、トレースピン
84がスイングカム86の湾曲面86Aに当たる。さら
に、サンバイザー10を押し上げると、回転カム60が
矢印E方向へ回転し、図10に示すように、トレースピ
ン84がスイングカム86を矢印H方向へ揺動させ、図
11に示すように、カム溝94の入り口94Cとトレー
スピン84が対応すると、スイングカム86がトーショ
ンスプリング88の付勢力で矢印Dの方向へ揺動し、図
12に示すように、トレースピン84をカム溝94内に
収納する(このとき、サンバイザー10は、図3のC3
位置にいる)。
【0045】次に、サンバイザー10から手を離すと、
サンバイザー10の自重で回転カム60が矢印J方向に
回転して、図4に示すように、トレースピン84がカム
溝94の凹み部94Aに係止され、回転カム60と共に
サンバイザー10が収納位置C1でロックされる。
【0046】このように、本形態では、ラッチ機構及び
フリーストップ機構をサンバイザー10のシャフト50
側に設け、サンバイザー10の使用時の見栄えを良くし
ている。
【0047】次に、第2形態に係るサンバイザーの取付
構造を説明する。
【0048】図13に示すように、第2形態では、アー
ム98の一端が、ルーフパネル30にねじ止めされた基
台100に回動可能に取付けられている。アーム98の
他端には、Dカットされたシャフト102が固定されて
いる。
【0049】シャフト102は、アッパーカバー104
とロアーカバー106で構成されたサンバイザー108
の側面に形成された取付孔110へ挿入固定される。ま
た、シャフト102には、ヘルカルギア112が挿通さ
れ、貫通孔114に挿入したスプリングピン116で抜
け止めされている。
【0050】また、ヘルカルギア112の端面に形成さ
れた係止孔117には、シャフト102に挿装された開
きスプリング116の一端が係止されている。この開き
スプリング116の他端は、ロアーカバー106に当接
している。そして、この開きスプリング116によっ
て、サンバイザー108が降下する方向へ付勢されてい
る。
【0051】一方、ヘルカルギア112には、軸体12
8で回転可能に軸支されたヘルカルギア126が噛み合
っている。ヘルカルギア126には、回転カム120が
同軸上に配置され、ヘルカルギア126と一体に回転す
る。
【0052】なお、この第2形態において、板ばね11
8の突起119と回転カム120の上面に形成された高
摩擦面122及び低摩擦面124とで構成されるフリー
ストップ機構、また、ダンパーギア130とギア部13
2とによって、回転カム120の回転速度を制限する点
は、第1形態と略同一であるので説明は割愛し、ラッチ
機構について説明する。
【0053】第2形態では、回転カム120の裏面にハ
ートカム溝134が形成されている。ハートカム溝13
4には、トレース部材136の先端部を屈曲させたトレ
ース部138が位置している。このトレース部材136
の後端部は、ロアーカバー106に設けられた箱状の基
台140に固定されており、トレース部材136は弾性
復元力により所定の位置に戻るようになっている。
【0054】また、基台140には、コ字状に曲げられ
た板状のスプリング142が取付けられており、トレー
ス部138がハートカム溝134の溝内をトレースする
ように、トレース部材136を付勢している。
【0055】次に、本形態に係るサンバイザーの各降下
位置でのラッチ機構の機能を説明する。
【0056】サンバイザー108の収納位置では、図1
4に示すように、トレース部138が、ハートカム溝1
34の係止部134Aに係止され、回転カム120はロ
ックされている。このため、この回転カム120と一体
に回転するヘルカルギア126もロックされ、サンバイ
ザー108は収納位置でロックされているため、自動車
の走行振動によるバタ付きが抑えられる。
【0057】ここで、サンバイザー108を収納部28
Aの奥方へ向かって押圧すると(オーバーストロークさ
せると回転カム120が矢印M方向へ回転する)、図1
5に示すように、トレース部138が係止部134Aを
離れ、凹部134Bに至る。
【0058】次に、サンバイザー108から手を離す
と、サンバイザー108の自重で回転カム120が矢印
L方向に回転して、トレース部138がハートカム溝1
34をトレースしながら、図16に示すように、長溝1
34Cに至る。これにより、回転カム120がダンパー
ギア130で回転速度を規制されながら、サンバイザー
108を降下させる。ここからが、第1形態と同様に、
フリーストップ区間であり、サンバイザー108を任意
の位置で止めることができる。
【0059】次に、矢印サンバイザー108を収納部2
8A側へ押し上げると、図17に示すように、回転カム
120が矢印Mの方向へ回転して、図18に示すよう
に、トレース部138がハートカム溝134の凹部13
4Dに至る。
【0060】そして、サンバイザー108から手を離す
と、サンバイザー108の自重で回転カム120が矢印
L方向に回転して、トレース部138がカム溝134の
係止部134Aを係止し、回転カム120と共にサンバ
イザー108が収納位置でロックされる。
【0061】このように、第2形態においても、ラッチ
機構及びフリーストップ機構をサンバイザー内部に収納
することで、使用時の見栄えが向上する。
【0062】
【発明の効果】本発明は、ラッチ機構及びフリーストッ
プ機構をサンバイザーの回転軸側に設け、サンバイザー
の内部に収納したので、サンバイザー使用時の見栄えが
良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態に係るサンバイザーの取付構造を示す
分解斜視図である。
【図2】第1形態に係るサンバイザーの全体図である。
【図3】第1形態に係るサンバイザーの動作を示す側面
図である。
【図4】第1形態に係るサンバイザーのラッチ機構とフ
リーストップ機構を示す平面図である。
【図5】第1形態に係るサンバイザーのラッチ機構とフ
リーストップ機構を示す平面図である。
【図6】第1形態に係るサンバイザーのラッチ機構とフ
リーストップ機構を示す平面図である。
【図7】第1形態に係るサンバイザーのラッチ機構とフ
リーストップ機構を示す平面図である。
【図8】第1形態に係るサンバイザーのラッチ機構とフ
リーストップ機構を示す平面図である。
【図9】第1形態に係るサンバイザーのラッチ機構とフ
リーストップ機構を示す平面図である。
【図10】第1形態に係るサンバイザーのラッチ機構と
フリーストップ機構を示す平面図である。
【図11】第1形態に係るサンバイザーのラッチ機構と
フリーストップ機構を示す平面図である。
【図12】第1形態に係るサンバイザーのラッチ機構と
フリーストップ機構を示す平面図である。
【図13】第2形態に係るサンバイザーの取付構造を示
す分解斜視図である。
【図14】第2形態に係るサンバイザーのラッチ機構を
示す平面図である。
【図15】第2形態に係るサンバイザーのラッチ機構を
示す平面図である。
【図16】第2形態に係るサンバイザーのラッチ機構を
示す平面図である。
【図17】第2形態に係るサンバイザーのラッチ機構を
示す平面図である。
【図18】第2形態に係るサンバイザーのラッチ機構を
示す平面図である。
【図19】従来のサンバイザーのラッチ機構を示す側面
図である。
【符号の説明】
10 サンバイザー 50 シャフト(支軸) 54 ヘルカルギア(固定ギア) 56 従動ギア 60 回転カム(ラッチ機構) 62 高摩擦面(フリーストップ機構) 64 低摩擦面(フリーストップ機構) 68 板ばね(フリーストップ機構) 70 突起(フリーストップ機構) 78 ギア部 80 ダンパーギア 84 トレースピン(ラッチ機構) 86 スイングカム(ラッチ機構) 134 ハートカム溝(ラッチ機構) 136 トレース部材(ラッチ機構) 138 トレース部(ラッチ機構)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に取付けられた支軸と、前記支軸
    に支持され支軸回りに回動するサンバイザーと、前記支
    軸に固定され前記サンバイザーの内部に位置する固定ギ
    アと、前記サンバイザーの内部に設けられ前記固定ギア
    と噛み合い前記サンバイザーの回動に伴って回転する従
    動ギアと、前記サンバイザーの内部に設けられサンバイ
    ザーの自重による前記従動ギアの回転動作を規制するフ
    リーストップ機構と、前記サンバイザーの内部に設けら
    れ、サンバイザーが収納位置まで回動されると前記従動
    ギアをロックし、収納位置にあるサンバイザーを押圧す
    ると従動ギアのロックを解除するラッチ機構と、を有す
    ることを特徴とするサンバイザーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ラッチ機構が、前記従動ギアと一体
    に回転する回転カムと、前記回転カムの外周部に設けら
    れたトレースピンと、前記サンバイザーに設けられ前記
    トレースピンの押圧により揺動し、前記サンバイザーが
    収納位置にきたときトレースピンを係止し、収納位置に
    あるサンバイザーを押圧するとトレースピンの係止状態
    を解除するスイングカムと、で構成されたことを特徴と
    する請求項1に記載のサンバイザーの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ラッチ機構が、前記従動ギアと一体
    に回転する回転カムと、前記回転カムに形成されたハー
    トカム溝と、前記ハートカム溝をトレースし前記サンバ
    イザーが収納位置にきたときハートカム溝を係止し、収
    納位置にあるサンバイザーを押圧するとハートカム溝の
    係止状態を解除するトレース部材と、で構成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載のサンバイザーの取付構
    造。
  4. 【請求項4】 前記フリーストップ機構が、前記サンバ
    イザーに取付けられ、前記回転カムの上下面を挟持して
    回転カムに摩擦力を付与する挟持部材で構成されている
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のサンバ
    イザーの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記回転カムの周方向に沿って板厚を変
    化させ、前記挟持部材との間の摩擦力を変化させたこと
    を特徴とする請求項4に記載のサンバイザーの取付構
    造。
  6. 【請求項6】 前記回転カムに刻設されたギア部と、前
    記ギア部と噛み合うダンパーギアと、を有することを特
    徴とする請求項2〜請求項5の何れかに記載のサンバイ
    ザーの取付構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054616A (ja) * 2000-08-08 2002-02-20 Neoex Lab Inc 留具及びその止着方法
JP2003306085A (ja) * 2002-04-11 2003-10-28 Kyowa Sangyo Kk 車室内の内装品とその取付方法及び車室内の天井内装ユニット
JP2008542092A (ja) * 2005-05-23 2008-11-27 株式会社キュエルティ 車両のサンバイザー
JP2009280065A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Toyota Boshoku Corp 車両用サンバイザ照明装置

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