JPH062814Y2 - 車両用サンバイザ - Google Patents

車両用サンバイザ

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JPH062814Y2
JPH062814Y2 JP1988108946U JP10894688U JPH062814Y2 JP H062814 Y2 JPH062814 Y2 JP H062814Y2 JP 1988108946 U JP1988108946 U JP 1988108946U JP 10894688 U JP10894688 U JP 10894688U JP H062814 Y2 JPH062814 Y2 JP H062814Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はミラーがサンバイザ内に収容できるミラー収納
タイプの車両用サンバイザに関する。
〔従来の技術〕
化粧用ミラーを有するサンバイザの1例として、実開昭
54−146511号公報には、ミラーを利用しない時
にはサンバイザ内に設けられた収納室にミラーが収納さ
れ、ミラー利用時にはサンバイザからミラーを突出させ
ることが可能な構成が開示されている。
このサンバイザには、使用位置と不使用位置との間を回
動できるように車両のルーフに支持されたサンバイザ本
体にミラーを収納できる収納室が設けられている。この
収納室はサンバイザ本体の下端面に設けられた開口を介
して外部に連通されている。ミラーにはその収納時に開
口から延出されて乗員のミラー引出しに用いられると共
にミラーを収納状態に維持するためにサンバイザ本体と
係合される操作部が設けられている。また、ミラーと収
納室との間にはミラーの収納室からの出入を直線的に案
内する案内手段が設けられている。
従って、乗員がミラーを使用する場合、もしサンバイザ
が不使用位置にあるならば、サンバイザ本体を開口が下
に向くよう回動し、操作部とサンバイザ本体との係合を
解除すれば、ミラーは開口から案内手段に案内されて下
方にスライドされて突出される。また逆にミラーを収納
する場合はミラーを収納室の方向に押し上げて操作部を
サンバイザ本体と係合させることにより行なわれるよう
になっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述のミラーは操作部とサンバイザ本体
との係合により収納状態が維持されており、またミラー
の飛び出し速度は制御されてはいないので、サンバイザ
使用状態において、不用意に操作部に触れたり、衝撃等
で前記係合が解除された場合、ミラーは案内手段に案内
されて急激にサンバイザ本体から乗員の眼前に飛び出し
て乗員の視界を遮るという不具合があった。
本考案は上記事実を考慮して、ミラーの急激な飛び出し
を防止し、簡単な機構でミラーをガタつくことなくスラ
イドさせ、引出し状態でミラーを係止できる車両用サン
バイザを得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る車両用サンバイザは、車両のウインドガラ
スと乗員との間に位置するように配置される車両用サン
バイザであって、前記車両用サンバイザに設けられた収
納部と、前記収納部へ収納されスライドして突出可能な
ミラーと、前記ミラーの裏面にミラーのスライド方向へ
延設されたガイド溝と、前記収納部内へ突設され前記ガ
イド溝へ収容されてガイド溝の端部を係止可能な突起
と、支点部に回動抵抗が付加され自由端部が前記ミラー
の動きに追従できるように連結された回動アームと、前
記ミラーが前記収納部に収納された状態でミラーをロッ
クするロック部材と、を有することを特徴としている。
〔作用〕
本考案では、ミラーを使用する場合、ミラーとロック部
材との係合を解除すれば、ミラーはスライドして収納部
から突出する。このミラーには、支点部に回動抵抗が付
加され回動アームが、ミラーの動きに追従できるように
連結されているので、スライドするミラーの移動速度を
規制できる。また、ガイド溝が突起にガイドされ、ミラ
ーはガタつくことなくスライドする。さらに、収納部か
らミラーが所定の位置まで突出すると、ガイド溝の端部
が突起に係止され、ミラーの移動が止る。
また、突起及びガイド溝は、ミラー収納の邪魔にならな
いので、収納部内へミラーを完全に納めることができ
る。
〔考案の効果〕
本考案は上記構成としたので、ミラーの急激な飛び出し
を防止でき、簡単な機構でミラーをガタつくことなくス
ライドさせ、引出し状態でミラーを係止することができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の第1実施例に係る車両用サンバイザにつ
いて第1、2図を参照して詳細に説明する。
本実施例に係る車両用サンバイザ10は、サンバイザ本
体12と、サンバイザ本体12内に配置される収納ケー
ス14と、収納ケース14からの突出及び収納ケース1
4内への収納が行なわれるミラー16と、を備えてい
る。
サンバイザ本体12は略矩形の板状体よりなり、車両前
部の天井に固着されたブラケット(図示せず)から延出
されるシャフト20に軸支されて、フロントウインドガ
ラスと前席乗員との間に配置されている。なお、第2図
はフロントウインドガラスと左前席着座の乗員との間に
配置されている車両用サンバイザ10を示している。サ
ンバイザ12はシャフト20へ所定の摩擦力を持って軸
支されており、サンバイザ本体12はシャフト20回り
に任意の回動角度で停止できるようになっている。第2
図に示す状態はサンバイザ本体12が下方に回動され、
さらにミラー16が収納ケース14から突出されたミラ
ー16の使用状態を示し、この状態からミラー16を上
方へ押し上げて収納ケース14内に収納し、さらにサン
バイザ本体12を矢印A方向に回動することにより車両
用サンバイザ10は格納(不使用)状態とされる。
また、サンバイザ本体12はその右側下端部が切り欠か
れた形状となっているが、これはサンバイザ本体12の
シャフト20回りの回動時等にサンバイザ本体12と車
室内のバックミラー(図示せず)とが互いに干渉し合う
のを避けるためである。
収納ケース14は前述のミラー16が収納可能な箱体2
2に形成されている。
この箱体22は矩形状の底壁26とその一方の長辺27
を除いて底壁26回りにコ字状に立設された枠壁28と
を備えている。この枠壁28のうちの互に対向する対向
壁28A、28Bはその頂部が互に近接する方向に屈折
された屈折部29となっている。従って底壁26と枠壁
28とでミラー16を収納する収納室が画定されてお
り、ミラー16は長辺27を介して収納室からの突出及
び収納室への収納が行なわれるようになっている。即ち
底壁26、枠壁28、屈折部29の長辺27側端面によ
りミラーの出入口部25が画定されている。またミラー
16は屈折部29によりその肉厚方向への移動が阻止さ
れている。
また、底壁26にはその対向壁28B側の端面から延出
された矩形板状の延長部30が形成されている。
一方、ミラー16は略矩形状の平板32とこの平板の一
方の面(表面)に固着された矩形状のミラー本体34
と、を備えている。
この平板32の他方の面(裏面)にはその短辺側の端面
に沿って一対の長尺状で断面矩形状の溝36が形成され
ている。これらの溝36には収納ケース14の底壁26
に形成された一対の突起38がそれぞれ収容されてお
り、ミラー16のスライド時にミラー16を確実に案内
すると共にミラー16の収納ケース14からの突出量を
溝36の端部と突起38とが当接することにより制限し
ている。
前述の延長部30にはミラー16のスライド(平行移
動)時に抵抗を与える抵抗付与手段とミラー16の収納
ケース14内への収納状態においてミラー16をロック
するロック手段とが配置されている。
この抵抗付与手段は、延長部30に形成された突起40
に軸支されかつ枠壁28の対向壁28Bに底壁26の面
に沿って形成された長尺状の透孔42を貫通して枠壁2
8内に延出するアーム部44とこのアーム部44の端部
に半円形で外周にラック部46とを備えたラック部材4
8と、ラック部材48と延長部30との間に介在されて
ラック部材48をアーム部44の先端が出入口25方向
に移動する方向に付勢するスプリング50と、ラック部
46と噛合してラック部材48の揺動に抵抗を与えるピ
ニオンギヤ51を有するダンパ52と、を備えている。
このピニオンギヤ51はダンパ52のケーシング内に封
入されたグリース等の高粘性物質により回転抵抗を受け
て回転されるようになっている。また、ラック部材48
のアーム部44先端にはアーム部44の長手方向に沿う
方向に長手の長孔54が形成されていると共に、その長
孔54内にはミラー16の平板32の裏面に設けられる
突起56が係合されている。
従って、ミラー16が突起38及び溝36に案内されて
移動される場合ラック部材48が突起40回りに揺動さ
れるが、その揺動はダンパ52によって速度が規制され
ており、それによりミラー16の収納ケース14からの
突出速度が規制されることとなる。
一方、ロック手段はミラー16の平板32の表面に設け
られた楔形の突起58と係合する樹脂製のロックアーム
60を備えている。このロックアーム60は枠壁28の
対向壁28A、28Bに形成された透孔61に遊嵌され
ている。ロックアーム60の対向壁28A側の端部は拡
幅されてロックアーム60の抜け止め62とされてい
る。またロックアーム60の対向壁28B側の端部には
サンバイザ本体12に形成された矩形孔64から突出さ
れて乗員の操作用とされる操作突起66と、枠壁28の
対向壁28Bと操作突起66との間に位置するようにロ
ックアーム60の両側面から突出されてロックアーム6
0が透孔61に遊嵌された状態においてロックアーム6
0を操作突起66の方向に常時付勢するスプリング部6
8と、を備えている。更にロックアーム60はその長手
方向略中央部に形成され突起58と係合してミラー16
をロックする凹所70が形成されている。
従って、ミラー16のロック状態において、ロックアー
ム60をスプリング部68の付勢力に抗して押圧すれば
スプリング部68はその弾性により撓んで凹所70が突
起58から抜け出してミラー16は移動可能状態とな
り、逆にミラー16の移動可能状態からミラー16を収
納ケース14の内方に押し込めばロックアーム60が撓
んで突起58がその傾斜面に案内されて凹所70内に入
り込みミラー16がロック状態となる。
収納ケース14にミラー16、ラック部材48、ロック
アーム60、ダンパ52等が組み付けられた状態で取付
用突起72を介してサンバイザ本体12内に固着される
ようになっている。
以下、上述の如く構成された車両用サンバイザ10の作
用について述べる。
乗員は必要に応じてサンバイザ本体12をシャフト20
回りに回動させることにより車両用サンバイザ10をそ
の使用位置と不使用(格納)位置とへ選択的に移動する
ことができる。
即ち、第2図の状態(但し、ミラー16はサンバイザ本
体12内に収納された状態)は車両用サンバイザ10の
使用位置であり、車両用サンバイザ10を使用しない場
合は、サンバイザ本体12を第2図の位置から矢印A方
向に回動すればよい。逆に車両用サンバイザ10の不使
用位置から使用位置への移動はサンバイザ本体12を反
矢印A方向に回動させればよい。
なお、上述の車両用サンバイザ10の使用位置はもちろ
ん第2図に示されている位置のみに限定されるのではな
く、必要に応じて第2図の位置から矢印A方向又は反矢
印A方向に更に揺動された位置やその他の位置をも含む
ものである。
次にミラー16を利用する場合について述べる。
車両用サンバイザ10が使用位置にない場合は、乗員は
サンバイザ本体12をあらかじめ使用位置(第2図の位
置)までシャフト20回りに回動して移動させる。この
位置で、操作突起64を介してロックアーム60を付勢
力に抗して移動させれば、ミラー16の突起58からロ
ックアーム60の凹所70が抜け出しミラー16は移動
可能状態(ロック解除)となる。この時ミラー16はス
プリング50の付勢力及び自身の重心に働くモーメント
によりラック44を突起40回りに揺動して下降し収納
室から突出して乗員のミラー16利用可能位置に至る。
この時ミラー16はラック44のラック部46とダンパ
52のピニオンギヤ51との噛合によってラック44の
揺動は抵抗を受けており、それによりミラー16は急激
な突出が防止されて所定の速度以下で徐々に収納室から
突出されこととなる。
また、たとえ乗員が不用意に操作突起66に触れてミラ
ー16のロック状態が解除されたとしても、ミラー16
は前述と同様にラック44とダンパ52との係合により
徐々に開口から突出されることとなり、乗員の眼前への
急激な飛び出しが阻止されている。
次に、ミラー16の利用後にそれを収納ケース14内に
収納するためには乗員はミラー16を収納ケース14内
の収納位置まで押し上げればよい。即ち、乗員がミラー
16を第2図の状態から押し上げればミラー16は収納
ケース14内に進入しミラー16の突起48がロックア
ーム60を撓ませて凹所70内に進入し、それによりミ
ラー16は収納ケース14内への収納位置に維持される
こととなる。
このように本実施例によればミラー16は収納ケース1
4から突出時にダンパ46を介して抵抗を受けるように
なっているためサンバイザ本体12から急激な飛び出し
が防止されるようになっている。
また、上述の如く車両用サンバイザ10はダンパ46に
より徐々に収納ケース14から突出されるため車両用サ
ンバイザ10に高級感を付与することができる。
次に第3〜6図を参照して第2実施例の車両用サンバイ
ザ75について説明する。
本実施例において第1実施例と同じ部材、部分等は第1
実施例の場合と同じ符号を付して詳細な説明は省略す
る。
第1実施例と第2実施例とはロック手段の構成が異なっ
ている。
即ち、収納ケース14の枠壁28の対向壁28Aと対向
壁28Bとを連結している連結壁28Cにロック部80
が設けられている。
第4図に示されている如く、このロック部80は連結壁
28Cの長手方向略中央部でしかも底壁26からは離間
して設けられた矩形状の箱部82と、この内に配置され
る樹脂で一体形成されたロック部材84と、を備えてい
る。
この箱部82は箱体22の長手方向及び幅方向略中央部
から底壁26に平行に突出された矩形状の底壁86と底
壁86の周部から略コ字状にかつ箱体22の頂面と面一
になるように突設された側壁88とを備えている。
この側壁88のうちの互いに対向する対向壁88A、8
8Bにはその中央部に略コ字状の切欠90がそれぞれ形
成されている。
一方、ロック部材84には箱部82内に配置された時に
先端部が切欠90から外方へ突出する爪部92が形成さ
れた一対の基部94と、これらの基部94を連結すると
共に爪部92を切欠90から突出する方向に付勢するス
プリング部95と、乗員の操作により爪部92が切欠9
0から引込む方向に基部94が移動できるように基部9
4上に突設された操作突起96と、が形成されている。
また、このロック部80は箱部82内に配置されたロッ
ク部材84が箱部82から抜け出すことを防止する蓋9
8が設けられている。この蓋98は前記の操作突起96
が突出される一対の矩形孔100と、対向壁88A及び
対向壁88Bを連結する連結壁88Cと枠壁28とにそ
れぞれ形成された係止孔102に挿入されて蓋98を係
止する係止突起104と、が形成されている。
なお、爪部92は先端部の連結壁88C側の側部が切り
欠かれた傾斜面となっている。
一方、ミラー16の平板32には第1実施例の突起58
の代りに第3図に示されている如く、爪部92が係止さ
れる凹所106が形成されている。
この凹所106は平板32のミラー本体34側の面の肉
厚を他部に比べて凹所106が箱部82の底壁86と収
納ケース14の底壁26との間の間隙に入る程度に薄肉
にされることにより形成されている。凹所106は平板
32の端面から内方に向って徐々に縮幅された傾斜面1
08により画定される首部109と、この首部109の
最縮幅部から連結し首部109より幅広の拡幅部110
とを有する。なお、首部109の最縮幅部間の間隔は上
述の対向壁88Aと対向壁88Bの外側面間の距離より
若干大となっている。
このようにロック手段が構成されているので、第4図の
如く操作突起96のサンバイザ本体12への配置位置が
第1実施例のそれとは異なっている。
従って、ミラー16は収納ケース14への収納状態にお
いてロック部80か凹所106内に位置されるようにな
っており、乗員がロック部材84の操作突起96をつま
んで互いに近接されると爪部92は切欠90内に引き込
まれロック部80とミラー16とのロック状態が解除さ
れ、逆に乗員が操作突起96を離すと爪部92か拡幅部
110内に入り込みロック部80とミラー16とがロッ
ク状態となる。
なお、本実施例において、蓋98はその中央部が周部に
沿った矩形状の突出部112となっており、この突出部
112の外周には突出部112と嵌り合う矩形環状の枠
体114が被冠され、それによって枠体114と蓋98
とでサンバイザ本体12の外皮が挟持されている。更に
本実施例において、第1実施例とは異なりラック部材4
8と延長部30との間にスプリング50が介在されては
おらず、従ってミラー16は自重のみで収納ケース14
から外方へ突出されるようになっている。
本実施例の構成の他の部分は第1実施例と同様であり説
明を省略する。
以下、第2実施例の車両用サンバイザ75の作用につい
て説明する。
車両用サンバイザ75の使用及び不使用については第1
実施例と同じであるので、説明は省略する。
次にミラー16の使用について述べる。
サンバイザ本体12を第1実施例と同様に使用位置に
し、一対の操作突起96をそれら近接する方向につまめ
ば、爪部92と拡幅部110との係合が解除されてミラ
ー16は溝36、突起38に案内されて自重で下方にス
ライド(平行移動)して、収納ケース14から突出され
てサンバイザ本体12から垂下される。これにより乗員
はミラー16を使用することができる。このミラー16
のスライドの際、ラック部材48及びダンパ52のおか
げでミラーはゆっくりと下降されて乗員のミラー16利
用位置に至る。このように本実施例においてもミラー1
6の急激な飛び出しが防止されている。
また、たとえ不意にミラー16が突出された場合もラッ
ク部材48とダンパ52とにより徐々に行なわれること
となり、急激な飛び出しが阻止されている。
次にミラー16を収納する場合、乗員がミラー16を収
納ケース14内に押し上げればミラー16はロック部8
0にロックされて収納位置に保持される。その際爪部9
2の凹所106への係合は爪部92の先端部の傾斜面と
凹所106の傾斜面108の傾斜面とのおかげで滑らか
に行なわれることとなる。
次に本考案の変形例について述べる。
第7、8図に示されている第1の変形例では収納ケース
14の底壁26に設けられている突起38の代りにブラ
ケット115に軸支されたローラ116が設けられてい
る。この場合ローラ116の軸方向サイズは溝36の幅
方向サイズより若干少とされており、ローラ116の周
面が溝36の底面と当接している。
従って、ミラー16の移動は溝36に沿ってローラ11
6により滑らかに行なわれる。
他の変形例を第9図を参照して説明する。
本例において収納ケース14の枠壁28にはその長辺2
7の近傍に補強板(本例では金属製)118が掛け渡さ
れて、収納ケース14、特にミラー16の出入口部25
が補強されている。
即ち、屈折部29には、取り付けられる補強板118の
屈折部29からの出張りをなくすため及び補強板118
の位置決めのための凹所120が形成されている。一
方、補強板118にはその両端部(第9図では一方のみ
示す)が段部122に形成されて枠壁28及びサンバイ
ザ本体への取付用突部124(第1及び第2実施例の取
付用突起72とは形状が異なっている)に沿って配置さ
れるようになっている。補強板118の収納ケース14
への固着は収納ケース14のサンバイザ本体内への取り
付け時に段部122と取付用突部124とをネジで共締
めすることにより行なわれる。
また、他の変形例を第10図を参照して述べる。
本例においては、上述の変形例と同様に収納ケース14
の補強がなされていると共に収納ケース14のミラー1
6の出入口部25に蓋126が設けられている。
即ち、収納ケース14の枠壁28の長辺27には、その
長辺27の近傍に補強板128が掛け渡されている。補
強板128は矩形の樹脂製板よりなり、その両端は屈折
部29に形成された凹内に収納されて接着剤で固着され
ている。この補強板128にはその収納ケース14の出
入口側端面に2個の突起130が設けられ、これらの突
起130にはその上面に半球状の凸部132が形成され
ている。なお枠壁28の対向壁28A、28Bの外側面
及び底壁26の裏面にも凸部132(対向壁28Bの外
側面及び底壁26の裏面については図示せず)が形成さ
れている。
一方、蓋126は円筒をその軸に沿って2分割された湾
曲形状となっており、その中央部にはミラー16の収納
ケース14への出入用開口134が形成されている。ま
た、蓋126には前述の凸部132に対応して突起13
6が形成され、これらの突起136には凸部132が係
合される凹所138が形成されている。従って蓋126
はこれらの凸部132と凹所138とを係合することに
より収納ケース14へ取り付けられるようになってい
る。
なお、蓋126の収納ケース14への取り付けは、収納
ケース14をサンバイザ本体内に取り付けた後に蓋12
6がサンバイザ本体の外皮を収納ケース14とで挟持す
るように取り付けられる。
従って、本例においては収納ケース14が補強されるの
みならずサンバイザ本体の収納ケース14の出入口の見
栄えが向上されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る車両用サンバイザの
分解斜視図、第2図はミラーの使用状態を示す第1実施
例の斜視図、第3図は本考案の第2実施例の分解斜視
図、第4図はミラーの使用状態を示す第2実施例の斜視
図、第5図は第2実施例のロック部材の分解斜視図、第
6図はロック部材とミラーとの関係を示す斜視図、第7
図は本考案の第1の変形例を示す斜視図、第8図は第7
図の側面図、第9図は第2の変形例を示す分解斜視図、
第10図は第3の変形例を示す斜視図である。 10……車両用サンバイザ、 12……サンバイザ本体、 14……収納ケース、 16……ミラー、 48……ラック、 52……ダンパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のウインドガラスと乗員との間に位置
    するように配置される車両用サンバイザであって、前記
    車両用サンバイザに設けられた収納部と、前記収納部へ
    収納されスライドして突出可能なミラーと、前記ミラー
    の裏面にミラーのスライド方向へ延設されたガイド溝
    と、前記収納部内へ突設され前記ガイド溝へ収容されて
    ガイド溝の端部を係止可能な突起と、支点部に回動抵抗
    が付加され自由端部が前記ミラーの動きに追従できるよ
    うに連結された回動アームと、前記ミラーが前記収納部
    に収納された状態でミラーをロックするロック部材と、
    を有することを特徴とする車両用サンバイザ。
JP1988108946U 1988-08-19 1988-08-19 車両用サンバイザ Expired - Lifetime JPH062814Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0229823U (ja) 1990-02-26

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