JP2001260651A - 自動車用サンバイザーのサポートフック - Google Patents

自動車用サンバイザーのサポートフック

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JP2001260651A
JP2001260651A JP2000072664A JP2000072664A JP2001260651A JP 2001260651 A JP2001260651 A JP 2001260651A JP 2000072664 A JP2000072664 A JP 2000072664A JP 2000072664 A JP2000072664 A JP 2000072664A JP 2001260651 A JP2001260651 A JP 2001260651A
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support hook
sun visor
automobile
support
mounting hole
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JP2000072664A
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Takashi Asai
崇司 浅井
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Neo Ex Lab Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフライニングに先付けしてからボデーフ
レームに取り付けることが可能で、しかもルーフライニ
ング及びボデーフレームに対する取り付けを簡単に行う
ことが可能なサンバイザーのサポートフックを提供す
る。 【解決手段】 サンバイザーの軸部を係脱可能にかつ回
動可能に支持するサポートフック10であって、フック
21を備えたサポート本体20の取付面22にルーフラ
イニングの取付孔に挿入して係止することが可能な係止
片23を設ける。また、サポート本体20の取付面22
にフロントヘッドパネルの取付孔に挿入して係止するこ
とが可能な係合子24を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員遮光用のサン
バイザーを支持するために用いられるサポートフックに
係り、特にルーフライニングをも同時にボデーフレーム
固定することができるサポートフックに関する。
【0002】
【従来の技術】車内天井に設けられるルーフライニング
は、一般に車内天井に付設される車両付属品としての、
サンバイザーの取付ブラケットやサポートフックあるい
はアシストグリップを利用して組付けられている。サン
バイザーの取付ブラケットやサポートフックの場合は、
ボデーフレームに仮付けされたルーフライニングの表面
に室内側から取付ブラケットあるいはサポートフックを
重ねてネジによってボデーフレームに固定するのが一般
的である。しかし、このような組付け方法は、各部品を
1つずつ車内に運び込んで組付けるという作業であるた
めに、組付けのための所要時間が長くなり、作業者には
大変な労力を強いることになる。
【0003】このため、車外でサンバイザーの取付ブラ
ケット及びサポートフックをルーフライニングに先付け
したのち、そのルーフライニングを車内に運び込んでボ
デーフレームに組付けるといった組付け方法が提案され
ている。このような組付け方法は、例えば特開平11−
78521号公報に開示されている。上記公報に記載さ
れた組付け方法は、ルーフライニングの表側に配置した
サンバイザーの取付ブラケット又はサポートフックを、
ルーフライニングの裏面側に配置した取付プレート又は
クリップに対してネジ等によって結合することによって
ルーフライニングに取り付けたのち、その取付プレート
又はクリップをボデーフレームに組付ける方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
記載されたサポートフックの組付け構造の場合、ルーフ
ライニングに対するサポートフックの取り付けには、取
付プレート又はクリップといった別部品を必要とする。
また、表裏両面に配置される部品相互の結合をネジ等に
よって行うため、組付けが面倒であるといった問題があ
る。
【0005】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、ルーフ
ライニングに先付けしてからボデーフレームに取り付け
ることが可能で、しかもルーフライニング及びボデーフ
レームに対する取り付けを簡単に行うことが可能なサン
バイザーのサポートフックを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係るサンバイザーのサポートフックは、特
許請求の範囲の各請求項に記載の通りの構成を備えた。
従って、請求項1に記載の発明によれば、サポートフッ
クの第1の係止手段をルーフライニングの取付孔に挿入
して係止することによって、サポートフックをルーフラ
イニングに取り付け、その後、第2の係止手段をルーフ
ライニングに貫通するとともにボデーフレームの取付孔
に挿入して係止することによってルーフライニング及び
サポートフックをボデーフレームに取り付けることがで
きる。このように、本発明によれば、サポートフックを
ルーフライニングに先付けしてからボデーフレームに取
り付けることが可能であり、しかもルーフライニング及
びボデーフレームに対する取り付けを取付孔内に差し込
むといった作業で行い得ることから、その作業が頗る簡
単である。また、第1及び第2の係止手段をサポート本
体に一体に設けてあるため、部品点数を減少できる。
【0007】この場合、第1の係止手段は、請求項2に
記載したように、ルーフライニングの取付孔に対して弾
性撓みによって挿入可能とされ、挿入後は孔縁裏面に係
止して抜け止めされる係止片であることが好ましく、ま
た、第2の係止手段は、請求項3に記載したように、ボ
デーフレームの取付孔へ挿入されたときに孔縁裏面に係
止して抜け止めされる係合子であることが好ましい。
【0008】また、請求項4に記載の発明によれば、ボ
デーフレームに係止可能な係合子は、所定隙間を隔てて
対向状に配置される一対の係合片からなり、しかも該係
合片がボデーフレームの取付孔に挿入された状態では、
該取付孔の孔縁裏面側で外方へ拡開して係止される構成
としたことによって、ボデーフレームに対するサポート
フックの確実な抜け止め機能を得ることができる。
【0009】また、請求項5に記載の発明によれば、対
をなす係合片間のロック部材を進入方向に操作すること
によって、係合片を外方へ拡開できるため、ボデーフレ
ームに対するサポートフックの抜け止め機能を高めるこ
とができる。また、請求項6に記載したように、対をな
す係合片は、取付孔への挿入後において弾性復帰力で拡
開され、さらにその拡開状態が係合片間に進入されるロ
ック部材によって保持される構成とすることも可能であ
り、その場合も請求項5の発明と同様に、ボデーフレー
ムに対するサポートフックの抜け止め機能をより高める
ことが可能となる。
【0010】また、請求項7に記載の発明によれば、サ
ポート本体に設けた係止突起によって、常にはロック部
材を初期位置に保持し、進入操作時には進入位置に保持
する構成としたことによって、ロック部材とサポート本
体とを単位化された部品として取り扱うことができる。
このため、組付け前にあっては、部品管理が容易であ
り、組付けに当たっては、サポート本体に対するロック
部材の位置合わせが不要となり、操作性が向上する。ま
た、組付け状態にあっては、ロック部材による係合子の
拡開又は拡開状態の維持機能を確実に保持できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は車室天井面に取り付けられ
た自動車用サンバイザーを示す概略斜視図である。図示
のように、サンバイザー1は車室天井の前端部に取り付
けられる取付ブラケット2のアーム3によって支持され
ている。アーム3は縦軸部が取付ブラケット2に垂直軸
線回りに回動可能に支持され、横軸部がサンバイザー1
の右隅部又は左隅部に回動可能に支持されている。従っ
て、サンバイザー1はフロントウインドウガラスに対応
する乗員の前方位置と、フロントドアガラスに対応する
側方位置(仮想線位置)との間で水平方向に回動変位す
ることができ、また、天井面に沿う格納位置(仮想線位
置)と、下方へ引き下げられる使用位置(実線位置)と
の間で上下方向に回動変位することができる。
【0012】前方位置へ回動変位されたサンバイザー1
は、アーム3の横軸部の延長線上に設定された軸部1a
をサポートフック10によって回動可能に支持される。
サポートフック10はサンバイザー1の水平方向の回動
変位を可能とするために、軸部1aに対して係脱可能な
フック21を有し、係合状態においては軸部1aを回動
可能に支持する。上記のサポートフック10は左右のフ
ロントピラー(図示省略)の上端部間に横架状に設置さ
れるフロントヘッダパネル50に対してルーフライニン
グ40と共に取り付けられる。このフロントヘッダパネ
ル50が本発明でいうボデーフレームに対応する。
【0013】図2はサポートフック10、ルーフライニ
ング40及びフロントヘッダパネル50を示す斜視図で
あり、図3はサポートフック10の斜視図である。図4
〜図6はサポートフック10のルーフライニング40に
対する取付状態を示しており、図4は斜視図、図5及び
図6はそれぞれ断面図である。また、図7〜図9はサポ
ートフック10のフロントヘッダパネル50に対する取
付状態を示しており、図7は斜視図、図8及び図9はそ
れぞれ断面図である。また、図10はロック部材を示す
斜視図である。
【0014】図3に示すように、サポートフック10は
樹脂製のサポート本体20と、該サポート本体20に組
付けられた同じく樹脂製のロック部材30とから構成さ
れている。サポート本体20は側面視で略逆三角形のブ
ロック状に形成され、後面側には前記サンバイザー1の
軸部1aに係脱可能な後面が開放したフック21を一体
に備えている。図5に示すように、サポート本体20は
フック21の上方に開口20aを有し、その開口20a
側にフック21の上片21aが設けられている。上片2
1aは下片21bよりも薄肉に設定され、その上片21
aの弾性撓みによって軸部1aに対する係脱動作が可能
とされている。
【0015】サポート本体20の上面は平坦な取付面2
2とされ、その取付面22には図3に示すように、前記
開口20aを挟んで一側にルーフライニング40の取付
孔41に挿入して係止可能な係止片23が一体に設けら
れ、この係止片23が本発明の第1の係止手段に対応す
る。また、開口20aを挟んで取付面22の他側にはフ
ロントヘッダパネル50の取付孔51に挿入して係止可
能な係合子24が一体に設けられ、この係合子24が本
発明の第2の係止手段に対応する。
【0016】係止片23は取付面22から上方に向かっ
て略真っ直ぐに突設されるとともに途中で折返された略
逆L字形に形成されており、その折り返し部23aを主
体にした弾性撓みが可能とされている。このように構成
された係止片23はルーフライニング40に形成された
楕円形の取付孔41(図2参照)に挿入されたとき、自
由端部である先端の爪部23bが取付孔41の孔縁で押
され、折り返し部23aの弾性撓みによって通過し、通
過後においては弾性復帰により取付孔41の孔縁裏面
(上面)に係止される(図4及び図5参照)。
【0017】一方、係合子24は取付面22から突出さ
れた一対の係合片25からなり、両係合片25は一定の
隙間Sを置いて対向されるとともに弾性撓みによって外
方へ拡開可能とされている。係合子24の先端形状は、
両係合片25の外面(背面)上端部に傾斜面を形成する
ことによって先細りのテーパー状に形成され、これによ
ってフロントヘッダパネル50の取付孔51に対する孔
探り及び挿入ガイド性を確保している。また、両係合片
25は内面(対向面)の上部には突部25aを有し、外
面(背面)の基端部側にはフロントヘッダパネル50の
取付孔51の孔縁に係止可能な係止部25bを備えてい
る。また、サポート本体20の取付面22には係合子2
4をフロントヘッダパネル50の取付孔51に挿入した
ときに、該フロントヘッダパネル50の表面(下面)に
当接することによって挿入深さを規制するストッパ28
が突設されている。
【0018】なお、サポートフック10をルーフライニ
ング40に取り付けるべく前記係止片23を取付孔41
に挿入したとき、係合子24はルーフライニング40を
貫通することが必要になる。このため、ルーフライニン
グ40には図2に示すような略矩形の貫通孔42が設け
られている。
【0019】サポート本体20には係合子24に対応す
る部位に係合片25の対向隙間Sと同じ内幅を有する矩
形のガイド孔20bが貫設され、このガイド孔20b内
にロック部材30が上下動可能に取り付けられている。
ロック部材30は係合子24をフロントヘッダパネル5
0の取付孔51に挿入された状態において、係合片25
間に進入することによって該係合片25を外側へ拡開さ
せて取付孔51の孔縁裏面に係止するものであって、図
5、図6及び図10に示すように、断面略H型の縦長に
延びる棒状に形成されている。
【0020】ロック部材30は図6又は図9の(A)に
示すように、その先端(上端)がガイド孔20b内に引
っ込んだ位置では、基端部がサポート本体20の表面か
ら下方へ突出しており、この位置を初期位置として設定
されている。そして、図9の(B)に示すように、初期
位置から係合片25間へ進入操作されたときに、両フラ
ンジ30aの先端部で係合片25の内面上部の突部25
aを加圧して該係合片25を外方へ拡開する。この拡開
によって、係合片25の係止部25bがフロントヘッダ
パネル50の取付孔51の孔縁裏面に係止される。
【0021】ロック部材30のウエブ30bには、U字
状の切り込み30cによって上辺部分を除く3周縁が切
り離された第1と第2の上下2個の受け片31,32が
形成され、両受け片31,32の下端部には下方に向か
って外広がりのテーパ面を持つ外張出状の膨出部31
a,32aが形成されている。一方、ガイド孔20b内
の1つの壁面には、受け片31,32の膨出部31a,
32aの下面に当接することによってロック部材30を
ガイド孔20b内に納まる初期位置又は係合片25間に
進入された進入位置に保持可能な1個の係止突起26が
形成されている。そして、フロントヘッダパネル50へ
の組付け前においては、第1の受け片31の膨出部31
aの下面に当接することでロック部材30を初期位置に
保持している。
【0022】また、ロック部材30の受け片31,32
はウエブ30bとの連結部である付け根を起点として弾
性撓みが可能とされている。従って、サポート本体20
にロック部材30を取り付けるべくガイド孔20b内に
差し込むと、係止突起26によって第1の受け片31が
その膨出部31aを押圧されて撓みつつガイド孔20b
内に進入され、係止突起26を通過後、該係止突起26
によって抜け止めされる。かくして、ロック部材30は
サポート本体20のガイド孔20b内に組付けられて一
体化される。
【0023】また、ガイド孔20b内には、係止突起2
6と反対側の壁面にロック部材30の進入方向の自由移
動を規制する制止突起27が設けられている。この制止
突起27はフロントヘッダパネル50への組付け前にあ
っては、第1の受け片31における膨出部31aのテー
パー面に当接することでロック部材30が進入方向に自
由移動することを抑えている。また、ロック部材30の
下端部には、キャップ33が一体に形成されており、そ
のキャップ33はロック部材30が係合片25間へ進入
操作されたとき、ガイド孔20bの下端部に形成された
座繰りに嵌合することでガイド孔20bを封鎖する。こ
のとき、サポート本体20の外面に対してキャップ33
の外面が面一になるように形状が設定されている。な
お、フロントヘッダパネル50にはルーフライニング4
0の裏面に突出された係止片23が貫通可能な貫通孔5
2が設けられている(図2参照)。
【0024】本実施の形態に係るサポートフック10は
上記のように構成したものであり、以下その組付けを説
明する。先ず、車外において、ルーフライニング40の
取付孔41に係止片23を、また貫通孔42に係合子2
4をそれぞれ整合後、挿入する。この挿入によって、係
止片23の爪部23aが図5に示すように、取付孔41
の裏面側に突出され、孔縁に係止される。かくして、サ
ポートフック10はルーフライニング40に抜け止めさ
れた状態で取り付けられる。
【0025】次に、ルーフライニング40を車内に運び
込み、車内天井面に沿って予め定められた規定位置に配
置する。この配置によってサポートフック10は図8及
び図9の(A)に仮想線で示すフロントヘッダパネル5
0の取付孔51に対して係合子24が対応し、貫通孔5
2に対して係止片23が対応するように整合される。従
って、その状態でサポートフック10をルーフライニン
グ40毎上方へ移動すれば、取付孔51に係合子24が
挿入され、貫通孔52に係止片23が挿入される。
【0026】このとき、係合子24の先端を先細りのテ
ーパー状に形成することによって取付孔51に対する孔
探り及びガイド性を向上してあるため、取付孔51に対
する係合子24の挿入作業を楽に行うことができる。ま
た、取付面22の上面に設けたストッパ28がフロント
ヘッダパネル50の下面に当接し、係合子24の挿入深
さを規制する。このとき、係合子24の係止部25bが
取付孔51の孔縁に対応する。
【0027】かかる状態で、キャップ33を加圧してロ
ック部材30を両係合片25間に進入させることによ
り、該ロック部材30の先端部で係合片25の突部を2
5aを加圧し、フロントヘッダパネル50の裏面(上
面)側において両係合片25を外方へ拡開させる。これ
により、図9の(B)に示すように、係止部25bが取
付孔51の孔縁に係止される。すなわち、サポート本体
20はフロントヘッダパネル50の表面(下面)に当接
されるストッパ28と、取付孔51の孔縁に裏面(上
面)側から係止される係合子24とによって上下両面か
ら加圧した状態で強固に固定される。
【0028】なお、ロック部材30の進入操作時におい
て、第2の受け片32は膨出部32aが係止突起26を
通過するときに撓み、また第1の受け片31は膨出部3
1aが制止突起27を通過するときに撓む。そして、通
過後の弾性復帰によって、第2の受け片32の膨出部3
2aの下面が係止突起26によって受けられ、膨出部3
2aのテーパー面が制止突起27によって規制され、ロ
ック部材30は係合子24を拡開状態に保持するための
進入位置に固定される。かくして、フロントヘッダパネ
ル50に対してルーフライニング40及びサポートフッ
ク10が取り付けられる。
【0029】このように、本実施の形態によれば、車外
において、ルーフライニング40にサポートフック10
を取り付けてから、そのルーフライニング40を車内に
持ち込んでフロントヘッダパネル50に取り付けること
ができるため、ルーフライニングをフロントヘッダパネ
ルに仮付け後、サンバイザーを組付ける方法に比べる
と、組付け作業を効率的にかつ簡単に行うことができ、
作業員の労力を軽減することができる。この場合、本実
施の形態では、サポートフック10のサポート本体20
に、ルーフライニング40に取り付けるための係止片2
3と、フロントヘッダパネル50に取り付けるための係
合子24との2種の係止手段を一体的に備えたことによ
り、サポート本体20を取付孔41,51に対して位置
合わせ後、挿入するという操作を行うことによって、簡
単にかつ短時間で取り付けることができるとともに、部
品点数を削減できる。
【0030】また、本実施の形態によれば、ロック部材
30をサポート本体20に対して予め初期位置に保持す
る構成としたことによって、ロック部材30とサポート
本体20とを単位化された部品として取り扱うことがで
きる。このため、組付け前にあっては、部品管理が容易
であり、組付けに当たっては、サポート本体20に対す
るロック部材30の位置合わせが不要となり、操作性が
向上する。また、組付け状態にあっては、ロック部材3
0による係合子24の拡開状態の維持機能を確実に保持
できる。
【0031】なお、本実施の形態では、係合子24に関
して、フロントヘッダパネル50の取付孔51内に挿入
後、ロック部材30を係合片25間に進入することによ
って該係合片25を外方へ拡開させて係止する構成とし
たが、係合片25を、取付孔51内へ挿入したとき、弾
性撓みによって一旦縮小後、弾性復帰によって外方へ拡
開する構成とした上で、ロック部材30は拡開された係
合片25間に進入することによってその拡開状態を保持
する、つまり縮小しないように保持する構成に変更する
ことが可能である。また、ロック部材30をサポート本
体20に対して初期位置と進入位置とに位置決め固定す
る手段は、図示の構造に限られるものではない。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
サンバイザーを支持するサポートフックにおいて、ルー
フライニングに先付けしてからボデーフレームに取り付
けることが可能で、しかもルーフライニング及びボデー
フレームに対する取り付けを簡単かつ素早く行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車室天井面に取り付けられた自動車用サンバイ
ザーを示す概略斜視図である。
【図2】サポートフック、ルーフライニング及びフロン
トヘッダパネルを示す斜視図である。
【図3】サポートフックを示す斜視図である。
【図4】サポートフックをルーフライニングに取り付け
た状態を示す斜視図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のB−B線断面図である。
【図7】ルーフライニング及びサポートフックをフロン
トヘッダパネルに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図8】図7のC−C線断面図であり、(A)は係合子
をフロントヘッダパネルの取付孔に挿入した状態を示
し、(B)は挿入後の係止状態を示す。
【図9】図7のD−D線断面図であり、(A)は係合子
をフロントヘッダパネルの取付孔に挿入した状態を示
し、(B)は挿入後の係止状態を示す。
【図10】ロック部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…サンバイザー 2…取付ブラケット 10…サポートフック 20…サポート本体 21…フック 23…係止片 24…係合子 25…係合片 25a…突部 25b…係止部 26…係止突起 28…ストッパ 30…ロック部材 31…第1の受け片 32…第2の受け片 40…ルーフライニング 41…取付孔 50…フロントヘッダパネル 51…取付孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のボデーフレームにルーフライニン
    グを取り付けることが可能な自動車用サンバイザーのサ
    ポートフックであって、 サポート本体を備えており、そのサポート本体に前記ル
    ーフライニングの取付孔に挿入することによって該ルー
    フライニングに係止される第1の係止手段と、前記ルー
    フライニングを通して前記ボデーフレームの取付孔に挿
    入することによって該ボデーフレームに係止される第2
    の係止手段とを一体に備えていることを特徴とする自動
    車用サンバイザーのサポートフック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用サンバイザー
    のサポートフックであって、前記第1の係止手段が、前
    記ルーフライニングの取付孔に対して弾性撓みによって
    挿入可能とされ、挿入後は孔縁裏面に係止して抜け止め
    される係止片であることを特徴とする自動車用サンバイ
    ザーのサポートフック。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の自動車用サンバ
    イザーのサポートフックであって、前記第2の係止手段
    が、前記ボデーフレームの取付孔へ挿入されたときに孔
    縁裏面に係止して抜け止めされる係合子であることを特
    徴とする自動車用サンバイザーのサポートフック。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動車用サンバイザー
    のサポートフックであって、前記係合子が、所定隙間を
    隔てて対向状に配置される一対の係合片からなり、該係
    合片は前記ボデーフレームの取付孔に挿入された状態に
    おいて該取付孔の孔縁裏面側で外方へ拡開することによ
    って係止されることを特徴とする自動車用サンバイザー
    のサポートフック。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の自動車用サンバイザー
    のサポートフックであって、サポート本体に移動可能に
    取り付けられ、ボデーフレームの取付孔に挿入された状
    態の係合片間に進入することによって該係合片を外方へ
    拡開させるロック部材を備えていることを特徴とする自
    動車用サンバイザーのサポートフック。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の自動車用サンバイザー
    のサポートフックであって、対をなす係合片が、ボデー
    フレームの取付孔への挿入後において弾性復帰力で拡開
    可能とされており、その拡開状態は前記サポート本体に
    移動可能に取り付けられたロック部材が前記係合片間に
    進入することによって保持される構成としたことを特徴
    とする自動車用サンバイザーのサポートフック。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の自動車用サンバ
    イザーのサポートフックであって、前記サポート本体に
    は、常には前記ロック部材を初期位置に保持し、該ロッ
    ク部材が係合片間に進入操作されたときには進入位置に
    保持する係止突起を備えたことを特徴とする自動車用サ
    ンバイザーのサポートフック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306295A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Toyota Auto Body Co Ltd サンシェード固定具
US8579010B2 (en) 2011-03-08 2013-11-12 Honda Motor Co., Ltd Sunshade hook
JP2015013622A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 日産自動車株式会社 車両用サイドバイザーの取付構造
JP2015063200A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 本田技研工業株式会社 フック構造体

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