JP2001010344A - 自動車用モジュールドア - Google Patents
自動車用モジュールドアInfo
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- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Abstract
部材により組み付ける際、モジュールベースの支持を安
定させることにより組み付け性が向上した自動車用モジ
ュールドアを提供すること。 【解決手段】 ドアインナパネル3の車室内側に開口し
た作業孔5を外側から塞ぐ状態でモジュールベース4が
締結部材6により取り付けられ、ドアインナパネル3の
車室内側面3aまたはモジュールベースの車室外側面4
aの少なくともいずれか一方には側面部に支持受け部9
bが形成された突起部9が突設され、いずれか他方には
前記支持受け部9bと当接する当接部4eを有するもの
である。
Description
にドア内に配置される部品をあらかじめ取付けておき、
車体組立ラインでモジュールベースをドアにを組み付け
るだけで、ドア組立が完了するモジュールドアに関する
ものである。
示されているように、ドア内に装着される構成部品、例
えばウインドパネルを昇降させるウインドレギュレータ
等をモジュールベースにあらかじめ取り付けておき、車
体組立ラインでは前記構成部品を組付けたモジュールベ
ースをドアに取り付けるだけで、ドア内の部品組付けを
完了できるモジュールタイプの自動車用ドアが知られて
いる。モジュールベースをドアインナパネルに取り付け
るにあたっては、ドアインナパネルに開口した作業孔に
対しモジュールベースの位置を決め、支えながらボルト
等で固着する必要がある。
作業中にモジュールベースがずり落ちると、例えばモジ
ュールベースに取り付けられたウインドレギュレータの
レール等がドアインナパネルに当接し損傷する虞があ
り、組み付け作業も慎重にならざるを得ず、作業性の悪
いものとなっている。
中、保持しにくく、特に保持すべきモジュールベースの
外周部に防水のためのシール部材が配設されている場合
は、外周部を保持するとシール部材を損傷する虞がある
ため、シール部材に接触しないように注意しながら保持
するため、作業性が悪く、さらなる改善が要望されてい
る。
れたもので、モジュールベースをドアインナパネルに締
結部材により組み付ける際、モジュールベースの支持を
安定させることにより組み付け性が向上した自動車用モ
ジュールドアを提供することを目的としている。
ドアインナパネルに形成された作業孔を、車室内側から
塞ぐモジュールベースが、締結部材により取り付けられ
てなる自動車用モジュールドアにおいて、前記ドアイン
ナパネルの車室内側面またはモジュールベースの車室外
側面の少なくともいずれか一方には、側面部に支持受け
部が形成された突起部が突設形成され、いずれか他方に
は、前記支持受け部と当接する当接部が形成されてな
る。
パネルまたはモジュールベースのいずれか一方には、仮
保持する支持受け部が、またいずれか他方には、前記支
持受け部と当接する当接部がそれぞれ形成されてなるの
で、締結部材による組み付けの際、モジュールベースの
姿勢が安定することにより組み付け作業性が向上する。
動車用モジュールドアであって、前記突起部は、前記モ
ジュールベースの下端縁に沿った方向に、前記ドアイン
ナパネルの車室内側面に形成されてなる。
は作業者側であるドアインナパネルの車室内側面に設け
られており、モジュールベースを支持受け部に載置する
際、目視で確認しながら作業出来るので作業性が良好で
ある。
動車用モジュールドアであって、前記突起部は、前記ド
アインナパネルの車室外側の面の下端縁近傍の前記モジ
ュールベースに形成されてなる。
アの内方である車室外側に向かい突設しているので、車
室内側に何ら出っ張るものはなく、車室内の居住性が向
上する。
項3記載の自動車用モジュールドアであって、前記支持
受け部の先端には、屈曲形成された立壁部が延設されて
いる。
に載置されたモジュールベースが締結部材の組み付け作
業中に面方向にずれようとしても立壁部により阻止され
るため作業性が極めて良好である。
項4何れかに記載の自動車用モジュールドアであって、
前記モジュールベースの車室内側面には、取手部が突設
形成されてなる。
ベースをドアインナパネルに組み付ける際、一対の取手
部が形成されているので保持し易い。特に、モジュール
ベースの外周部に防水のためのシール部材が配設されて
いる場合であっても、シール部材の装着されている箇所
を保持する必要が無いため、組み付け作業に専念でき、
組み付け作業性が向上する。
を、図1乃至図3に基づいて説明する。図1において、
符号1は、自動車のモジュールドアである。モジュール
ドア1は、ドアアウターパネル2とドアインナパネル3
とにより中空状に形成されてなる。
モジュールベースである。該モジュールベース4は、前
記ドアインナパネル3に開口した作業孔5を塞ぐのに十
分な大きさに形成されていて、該ドアインナパネル3に
締結部材であるボルト6で締結されてなる。
ュールベース4の車室外側面4aの全周縁部4bに形成
されて成るビード4c内に接着されてなる。
め取り付けられた図示しないウインドパネルを昇降させ
るウインドレギュレータ8のレール8aであり、取付ブ
ラケット8bを介しモジュールベース4に取り付けられ
ている。
口した作業孔5の内周縁部5aの下方に沿って仮保持用
の一対の支持舌片9が溶接などの方法で固着されてい
る。支持舌片9は、ドアインナパネル3に固着される固
着部9aと、固着部9aから略直角に屈曲され突出した
突起部9bと、当接部であるモジュールベース4の下端
縁4eを支持可能な突起部9bの側面部である支持受け
部9cとが形成されている。突起部9bの先端は、さら
に屈曲され、支持受け部9cに載置されたモジュールベ
ース4が、面方向にずり落ちないよう規制する立壁部9
dが延設されている。
組み付け時に作業者が手で保持するための、図3に示す
一対の取手部10が溶接によって固着されている。取手
部10はモジュールベース4に固着される固着部10a
と、固着部10aから略直角に屈曲され、作業者が指な
どで保持するための保持部10bとからなる。取手部1
0はモジュールベース4の上部であって、シール部材7
が配設された周縁部4bより内方に配設されている。
用について説明する。ドアインナパネル3にモジュール
ベース4を組み付けるには、先ずモジュールベース4に
設けられた一対の取手部10に指などを掛け保持する。
一対の取手部10はモジュールベース4の上部に並んで
配設されているので、取手部10を保持した際に、バラ
ンスが良くモジュールベース4の姿勢が崩れることが無
く、安定した組み付け作業ができる。また取手部10は
シール部材7の形成された周縁部4bより内周側に設け
られているので、モジュールベース4を保持する際シー
ル部材7を損傷する虞はない。
ス4を持って行き、支持舌片9の支持受け部9c上にモ
ジュールベース4の下端縁4eを載置する。ここでボル
ト6による組み付け作業に移るが、片手を離してもモジ
ュールベース4は支持受け部9c上に載置されているの
で、姿勢が崩れることはなく安定した状態の中でボルト
締め作業が出来る。よって、モジュールベース4にウイ
ンドレギュレータ8のレール8aが取り付けられていて
も、モジュールベース4は支持受け部9c上に安定して
支持されているので、ドアインナパネル3にレール8a
が当接し損傷する虞はない。
ると、モジュールベース4の下端縁4eは、一対の支持
舌片9に支持されているので、安定しており、手を離し
ても姿勢が崩れることはなく、以後両手でボルト6の組
み付け作業が行え、組み付け作業性が良好である。な
お、ボルト6による組み付け作業が完了すると図2に示
すようにモジュールベース4の下端縁4eと支持受け部
9cとの間には、若干の隙間が生じる。
dが延設されているので、載置されたモジュールベース
4がボルト6の組み付け作業中に面方向にずれようとし
ても防止でき、支持舌片9の支持安定性がさらに良好に
なっている。
至図7に基づき説明する。なお第1の実施形態と重複す
る部分については説明を省略する。
ンナパネル13に取り付けられる車室外側面14aの下
縁に沿い、一対の支持舌片19が溶接などの方法で固着
されている。支持舌片19の突起部19bの側面部であ
る支持受け部19cは、ドアインナパネル13の車室内
側面13aに開口した作業孔15の内周縁部15aの下
端縁15bに支持可能となっている。ここで下端縁15
bは、当接部として機能している。支持舌片19は、ド
アインナパネル13に固着される固着部19aと、固着
部19aからほぼ直角に突起部19bとが屈曲して突出
されている。突出部19bの側面部には、作業孔15の
下端縁15bに支持可能な支持受け部19cが形成され
ている。支持受け部19cは、断面逆U字の溝状に形成
され、突起部19bの先端は、支持受け部19cに載置
されたモジュールベース14が面方向にずり落ちないよ
う規制する立壁部19dが延設されている。
に、組み付け時に作業者が手で保持するための、一対の
取手部20が、プレスによるエンボス加工によって突設
されている。取手部20はモジュールベース14の上部
であって、シール部材7が配設された周縁部14bより
内方に配設されている。
用について説明する。ドアインナパネル13にモジュー
ルベース14を組み付けるには、先ずモジュールベース
14に設けられた一対の取手部20に指などを掛け保持
する。一対の取手部20は、モジュールベース14の上
部に並んで配設されているので、取手部20を保持した
際、バランスが良くモジュールベース14の姿勢が崩れ
ることが無く、安定した組み付け作業ができる。また、
取手部20はシール部材7の形成された周縁部14bよ
り内周側に設けられているので、モジュールベース14
を保持する際シール部材7を損傷する虞はない。
ース14を持って行き、モジュールベース14に設けら
れた支持舌片19の支持受け部19cをインナパネル1
3の作業孔15の下端縁15b上に載置する。ここで、
ボルト6による組み付け作業に移るが、片手を離しても
モジュールベース14は、支持受け部19cが作業孔1
5の下端縁15b上に載置されているので、姿勢が崩れ
ることはなく安定した状態の中でボルト締め作業が出来
る。
ると、モジュールベース14は一対の支持舌片19を介
し作業孔15の下端縁15bにより支持されているの
で、安定しており、手を離しても姿勢が崩れることはな
く、以後両手でボルト6の組み付け作業が可能となり、
組み付け作業性が良好である。なお、ボルト6による組
み付け作業が完了すると、図5に示すように作業孔15
の下端部15bと支持受け部19cとの間には若干の隙
間が生じる。
9dが延設されているので、載置されたモジュールベー
ス14がボルト6の組み付け作業中に面方向にずれよう
としても防止でき、支持舌片19の支持安定性がさらに
良好になっている。
ドアの内方である車室外側面14aに向かい突設してい
るので、車室内側に何ら出張るものはなく、車室内の居
住性を良好に出来る。
で成形されているので、モジュールベース14に開口部
が形成されることはなく、防水性に優れ、さらにドア内
に設けられたウインドレギュレータ8の電動機の作動音
が車室内に漏洩することが無いので、静粛性も良好であ
る。また、プレス加工によりモジュールベース14に一
体的に形成されているので、別部品が必要なく簡素化が
図れ、原価低減にも貢献できる。
ナパネルまたはモジュールベースのいずれか一方に、仮
保持する支持受け部といずれか他方には前記支持受け部
と当接する当接部とを有するので、締結部材による組み
付けの際モジュールベースの姿勢が安定することにより
組み付け作業性が向上する。
は作業者側であるドアインナパネルの車室内側面に設け
られており、モジュールベースを支持受け部に載置する
際、目視で確認しながら作業出来るので作業性が良好で
ある。
アの内方である車室外側に向かい突設しているので、車
室内側に何ら出っ張るものはなく、車室内の居住性が向
上する。
モジュールベースが締結部材の組み付け作業中に面方向
にずれようとしても防止でき作業性が極めて良好であ
る。
ベースをドアインナパネルに組み付ける際、取手部が形
成されているので保持し易い。特に、モジュールベース
の外周部に防水のためのシール部材が配設されている場
合であっても、シール部材の装着されている箇所を保持
する必要が無いため、組み付け作業に専念でき、組み付
け作業性が向上する。
ールドアを示す側面図。
ールドアのモジュールベースを示す斜視図。
ールドアを示す側面図。
ールドアのモジュールベースを示す斜視図。
Claims (5)
- 【請求項1】 ドアインナパネルに形成された作業孔
を、車室内側から塞ぐモジュールベースが、締結部材に
より取り付けられてなる自動車用モジュールドアにおい
て、 前記ドアインナパネルの車室内側面またはモジュールベ
ースの車室外側面の少なくともいずれか一方には、側面
部に支持受け部が形成された突起部が突設形成され、い
ずれか他方には、前記支持受け部と当接する当接部が形
成されてなることを特徴とする自動車用モジュールド
ア。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動車用モジュールドア
であって、 前記突起部は、前記モジュールベースの下端縁に沿った
方向に、前記ドアインナパネルの車室内側面に形成され
てなることを特徴とする自動車用モジュールドア。 - 【請求項3】 請求項1記載の自動車用モジュールドア
であって、 前記突起部は、前記ドアインナパネルの車室外側の面の
下端縁近傍の前記モジュールベースに形成されてなるこ
とを特徴とする自動車用モジュールドア。 - 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載の自動車用モ
ジュールドアであって、 前記支持受け部の先端には、屈曲形成された立壁部が延
設されていることを特徴とする自動車用モジュールド
ア。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4何れかに記載の自
動車用モジュールドアであって、 前記モジュールベースの車室内側面には、取手部が突設
形成されてなることを特徴とする自動車用モジュールド
ア。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP18426299A JP3756697B2 (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 自動車用モジュールドア |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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---|---|---|---|
JP18426299A Expired - Fee Related JP3756697B2 (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 自動車用モジュールドア |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-06-29 JP JP18426299A patent/JP3756697B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4725388B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2011-07-13 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用ドア構造 |
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JP2019010973A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | アイシン精機株式会社 | モジュールパネル |
CN109203940B (zh) * | 2017-06-30 | 2022-05-13 | 株式会社爱信 | 组件板 |
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