JPH1148875A - ヘッドライニングの仮保持構造 - Google Patents

ヘッドライニングの仮保持構造

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JPH1148875A
JPH1148875A JP20628097A JP20628097A JPH1148875A JP H1148875 A JPH1148875 A JP H1148875A JP 20628097 A JP20628097 A JP 20628097A JP 20628097 A JP20628097 A JP 20628097A JP H1148875 A JPH1148875 A JP H1148875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tongue piece
tongue
head lining
holding hole
temporary holding
Prior art date
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Pending
Application number
JP20628097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Sato
義久 佐藤
Mie Sasaki
美恵 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication of JPH1148875A publication Critical patent/JPH1148875A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数及び作業工数を低減でき且つ位置決
めが容易なヘッドライニングの仮保持構造を提供する。 【解決手段】 ヘッドライニング2の端部に舌片5を一
体形成し、該舌片5を曲折して上向き状態にすると共
に、該舌片5の先端部6を車体に形成した保持孔10に
係合させた。ヘッドライニング2に一体形成した舌片5
を用いるため、従来のような別部品としての係止部材が
不要となり、部品点数及び作業工数の低減を図ることが
できる。ヘッドライニング2における舌片5の位置が常
に一定となり、位置決めが容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車における
ヘッドライニングの仮保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のヘッドライニングは、基本的に
周縁部を複数のビスにより車体に対して取付けるもので
あるが、その取付作業を行う前に、車体に対して仮保持
する必要がある。すなわち、リアウインドパネルを取付
ける前のリヤウインドパネル開口部からヘッドライニン
グを車室内に入れ、該ヘッドライニングをルーフパネル
の下側位置に仮保持する必要がある。従来、この仮保持
は、クリップやデュアルロック等の係止部材を多数用い
て行われている(類似技術として、実開平4−7975
1号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、クリップやデュアルロック
等の係止部材を多数用いるため、部品点数及び作業工数
の増加を招いている。また、係止部材のヘッドライニン
グにおける位置により、ヘッドライニングの仮保持位置
が影響を受けるため、ヘッドライニングに対して位置精
度の高い係止部材の取付けが要求され、係止部材の取付
作業が大変に面倒なものになっている。
【0004】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、部品点数及び作業工数を低減
でき且つ位置決めが容易なヘッドライニングの仮保持構
造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ヘッドライニングの端部に舌片を一体形成し、該舌片を
曲折して上向き状態にすると共に、該舌片の先端部を車
体に形成した保持孔に係合させたものである。
【0006】請求項1記載の発明によれば、ヘッドライ
ニングに一体形成した舌片を用いるため、従来のような
別部品としての係止部材が不要となり、部品点数及び作
業工数の低減を図ることができる。また、ヘッドライニ
ングに一体形成された舌片を車体の保持孔に係合させる
だけなので、ヘッドライニングにおける舌片の位置が常
に一定となり、位置決めが容易である。
【0007】請求項2記載の発明は、舌片の先端部が一
般部よりも幅広に形成され、保持孔の車外側が舌片の一
般部に相応する幅の幅細部で、車内側が舌片の先端部に
相応する幅の幅広部となっており、該保持孔の幅広部か
ら挿入した舌片の先端部を車外側へ移動して幅細部に係
合させた。
【0008】請求項2記載の発明によれば、保持孔の幅
広部に挿入した舌片の先端部を、車外側へ移動させるだ
けで、幅細部に対する係合状態が得られる。従って、舌
片の先端部を保持孔に係合させる作業が容易である。
【0009】請求項3記載の発明は、舌片が車外側への
弾性復元力を残した状態で曲折されている。
【0010】請求項3記載の発明によれば、舌片が車外
側への弾性復元力を残した状態で曲折されているため、
舌片は保持孔の幅細部側に押付けられた状態となり、該
幅細部との係合状態が維持される。
【0011】請求項4記載の発明は、舌片の車外側面に
柔らかい表皮シートが設けられている。
【0012】請求項4記載の発明によれば、舌片の車外
側面に設けられた柔らかい表皮シートが、保持孔の縁部
に当たるため、擦れ音の発生を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な一実施形
態を図1〜図3に基づいて説明する。符号1は、自動車
のルーフパネルで、このルーフパネル1の下側には、ヘ
ッドライニング2が設けられている。このヘッドライニ
ング2は、熱可塑性樹脂である発泡ポリプロピレン層3
の下面に表皮シート4を積層したもので、全体として弾
性変形可能な性質を有する。
【0014】このヘッドライニング2は、基本的に周辺
部を車体に対してビス止めすることにより締結されるも
のであるが、ビスによる本止めを行う前に、車体に対し
て仮保持される。
【0015】そのため、この実施形態のヘッドライニン
グ2には、従来のような多数の係止部材を用いずに仮保
持できる工夫が施されている。すなわち、このヘッドラ
イニング2の端部には、必要箇所に複数の舌片5が一体
形成されており、この舌片5を利用して、車体に対して
仮保持されている。
【0016】ヘッドライニング2は、発泡ポリプロピレ
ン層3に表皮シート4を積層した原反を、所定形状に加
熱成形すると共に、よけいな部分を裁断して除去するこ
とにより製造されるものであるが、前記舌片5はこの裁
断の際に残されたものである。
【0017】この舌片5の先端部6の幅は、一般部7の
幅よりも広く形成されている。また、この舌片5の付け
根部分には、その発泡ポリプロピレン層3に三角状の筋
溝8が形成されている。この筋溝8は、ヘッドライニン
グ2の加熱成形時に、金型の形状により形成されるもの
である。従って、この舌片5はこの筋溝8を中心に上側
へ曲折させて、上向き状態にすることができる。
【0018】一方、車体側のサイドルーフレール9には
保持孔10が形成されている。この保持孔10の車外側
は、舌片5の一般部7に相応する幅の幅細部11となっ
ており、車内側は舌片5の先端部6に相応する幅の幅広
部12となっている。
【0019】次に、ヘッドライニング2を実際に仮保持
する場合の手順を説明する。ヘッドライニング2は、ガ
ラスを取付ける前のリヤガラス開口部から車室内に入れ
られる。そして、車室内に入れたヘッドライニング2の
舌片5を各々筋溝8を中心に曲折して上向き状態とし、
その舌片5の先端部6を、サイドルーフレール9等に形
成された保持孔10の幅広部12内に挿入する。
【0020】舌片5の付け根部分には、筋溝8が形成さ
れているものの、舌片5には未だ車外側への弾性復元力
が残されているため、幅広部12内に挿入した舌片5か
ら手を離すと、舌片5は自動的に保持孔10の幅細部1
1側へ移動し、該幅細部11に対して先端部6が係合す
る。そして、この舌片5の先端部6と、保持孔10の幅
細部11との係合により、ヘッドライニング2がサイド
ルーフレール9等に対して吊下げ状態で仮保持される。
【0021】このように、ヘッドライニング2に一体形
成した舌片5を用いて仮保持が行えるため、従来のよう
な別部品としての係止部材が不要となり、部品点数及び
作業工数の低減を図ることができる。また、ヘッドライ
ニング2に一体形成された舌片5を車体の保持孔10に
係合させるだけなので、ヘッドライニング2における舌
片5の位置が常に一定となり、位置決めが容易である。
【0022】更に、舌片5には車外側への弾性復元力が
残されているため、該舌片5が保持孔10の幅細部11
側に押付けられた状態となる。従って、幅細部11と先
端部6との係合状態が維持されると共に、舌片5の車外
側面に設けられた柔らかい表皮シート4が保持孔10の
縁部に押し当てられるため、擦れ音の発生を防止するこ
ともできる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ヘッドラ
イニングに一体形成した舌片を用いるため、従来のよう
な別部品としての係止部材が不要となり、部品点数及び
作業工数の低減を図ることができる。また、ヘッドライ
ニングに一体形成された舌片を車体の保持孔に係合させ
るだけなので、ヘッドライニングにおける舌片の位置が
常に一定となり、位置決めが容易である。
【0024】請求項2記載の発明によれば、保持孔の幅
広部に挿入した舌片の先端部を、車外側へ移動させるだ
けで、幅細部に対する係合状態が得られる。従って、舌
片の先端部を保持孔に係合させる作業が容易である。
【0025】請求項3記載の発明によれば、舌片が車外
側への弾性復元力を残した状態で曲折されているため、
舌片は保持孔の幅細部側に押付けられた状態となり、該
幅細部との係合状態が維持される。
【0026】請求項4記載の発明によれば、舌片の車外
側面に設けられた柔らかい表皮シートが、保持孔の縁部
に当たるため、擦れ音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す自動車ルーフパネ
ルの斜視図。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図3】舌片及び保持孔を示す斜視図。
【符号の説明】
2 ヘッドライニング 4 表皮シート 5 舌片 6 先端部 7 一般部 10 保持孔 11 幅細部 12 幅広部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドライニングの端部に舌片を一体形
    成し、該舌片を曲折して上向き状態にすると共に、該舌
    片の先端部を車体に形成した保持孔に係合させたことを
    特徴とするヘッドライニングの仮保持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヘッドライニングの仮保
    持構造であって、 舌片の先端部が一般部よりも幅広に形成され、保持孔の
    車外側が舌片の一般部に相応する幅の幅細部で、車内側
    が舌片の先端部に相応する幅の幅広部となっており、該
    保持孔の幅広部から挿入した舌片の先端部を車外側へ移
    動して幅細部に係合させたことを特徴とするヘッドライ
    ニングの仮保持構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のヘッドライニングの仮保
    持構造であって、 舌片が車外側への弾性復元力を残した状態で曲折されて
    いることを特徴とするヘッドライニングの仮保持構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のヘッドライニングの仮保
    持構造であって、 舌片の車外側面に柔らかい表皮シートが設けられている
    ことを特徴とするヘッドライニングの仮保持構造。
JP20628097A 1997-07-31 1997-07-31 ヘッドライニングの仮保持構造 Pending JPH1148875A (ja)

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