JP2016000556A - 車両用樹脂カバー - Google Patents

車両用樹脂カバー Download PDF

Info

Publication number
JP2016000556A
JP2016000556A JP2014120653A JP2014120653A JP2016000556A JP 2016000556 A JP2016000556 A JP 2016000556A JP 2014120653 A JP2014120653 A JP 2014120653A JP 2014120653 A JP2014120653 A JP 2014120653A JP 2016000556 A JP2016000556 A JP 2016000556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap member
main body
opening
cap
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014120653A
Other languages
English (en)
Inventor
純 白井
Jun Shirai
純 白井
泰祐 松崎
Taisuke Matsuzaki
泰祐 松崎
裕太 高城
Yuta Takagi
裕太 高城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP2014120653A priority Critical patent/JP2016000556A/ja
Priority to US14/734,699 priority patent/US9555748B2/en
Priority to CA2893911A priority patent/CA2893911A1/en
Publication of JP2016000556A publication Critical patent/JP2016000556A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/005Arrangement or mounting of seats in vehicles, e.g. dismountable auxiliary seats
    • B60N2/015Attaching seats directly to vehicle chassis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/06Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
    • B60N2/07Slide construction
    • B60N2/0722Constructive details
    • B60N2/0725Closing members for covering the slide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/58Seat coverings
    • B60N2/60Removable protective coverings
    • B60N2/6009Removable protective coverings covering more than only the seat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
    • B60R13/0275Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners comprising removable or hinged parts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

【課題】キャップ部材の着脱作業の作業性を確保しつつキャップ部材の誤組み付けを防止することができる車両用樹脂カバーを得る。
【解決手段】キャップ部材52の取付時には、係止部56、58が被係止部44、46に係止され、キャップ部材52がカバー本体部28の開口部38に装着される。また、キャップ部材52の取り外し時には、凹部40に工具78の先端部を挿入すると共に当該先端部をキャップ部材52に当接させ、当該工具78によって、キャップ部材52を持ち上げることで、カバー本体部28の被係止部44、46からキャップ部材52の係止部56、58を外すことができる。さらに、キャップ部材52の取付時において、キャップ部材52の切欠部60とカバー本体部28の凹部40とが対向するようにキャップ部材52を配置すれば、カバー本体部28の被係止部44、46とキャップ部材52の係止部56、58とを位置合わせすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用樹脂カバーに関する。
下記特許文献1には、樹脂カバー用キャップの取付け構造に関する発明が開示されている。この樹脂カバー用キャップの取付け構造では、車両側に配置された樹脂製のカバー本体部に、同じく樹脂製のキャップ部材を装着するための凹部が設けられており、この凹部の底壁部には係止孔が形成されている。このため、キャップ部材の取付時には、キャップ部材の係止部をカバー本体部の係止孔に係止し、キャップ部材を凹部に固定することができる。
一方、凹部の周縁部にはキャップ部材取り外し用の溝部が形成されている。このため、キャップ部材の取り外し時には、カバー本体部のキャップ部材取り外し用の溝部に工具を挿入し、この工具を梃子として作用させることで、カバー本体部の係止孔からキャップ部材の係止部を外すことができる。従って、下記特許文献1に記載された先行技術によれば、キャップ部材の着脱作業の作業性を確保することができる。
特開2008−137567号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された先行技術では、キャップ部材に取付方向を示す目印となるものがない。このため、キャップ部材の係止部の位置及びカバー本体部の係止孔の位置を目視で確認した上でキャップ部材を取り付けることが必要となり、作業時間が長くなる。しかも、キャップ部材の係止部とカバー本体部の係止孔との位置の確認を怠ると、誤組み付けによってキャップ部材の係止部が破損することが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、キャップ部材の着脱作業の作業性を確保しつつキャップ部材の誤組み付けを防止することができる車両用樹脂カバーを得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両用樹脂カバーは、開口部と、当該開口部の周縁部に沿う複数箇所に形成された被係止部と、を含んで構成された樹脂製のカバー本体部と、前記開口部を覆うキャップ本体部と、当該キャップ本体部の外周部に前記被係止部に対応して複数設けられると共に当該被係止部に係止された係止部と、を含んで構成され、当該開口部に装着された樹脂製のキャップ部材と、前記開口部の周縁部に形成され、前記キャップ部材側が前記開口部と連通されると共に当該キャップ部材を取り外す工具の先端部が挿入可能とされた凹部と、前記キャップ本体部の外周部における前記凹部と対向する位置に設けられた目印部と、を有している。
請求項2記載の本発明に係る車両用樹脂カバーは、請求項1に記載の発明において、前記凹部には、前記キャップ部材を取り外すときに前記工具の支点となる支点部が設けられている。
請求項3記載の本発明に係る車両用樹脂カバーは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記キャップ本体部には、前記カバー本体部側に突出されたリブ部が形成され、前記開口部の周縁部には、前記リブ部を支持する受け部が前記カバー本体部と一体に設けられると共に、前記目印部は、前記凹部側が開放されて前記工具の先端部が前記受け部に当接可能となるように形成された切欠部とされており、当該切欠部の周縁部と前記受け部とが空間部を介して対向して配置されている。
請求項4記載の本発明に係る車両用樹脂カバーは、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記係止部のうち何れか一つが、平面視において前記目印部と前記キャップ部材の中心に対して点対称となる位置に設けられると共に当該キャップ部材を取り外すときに当該キャップ部材の支点とされている。
請求項1記載の本発明によれば、樹脂製のカバー本体部に開口部が設けられており、当該開口部の周縁部に沿う複数箇所に被係止部が形成されている。一方、樹脂製のキャップ部材におけるキャップ本体部の外周部には、被係止部に対応して係止部が複数設けられている。このため、キャップ部材の取付時には、係止部が被係止部に係止されることで、キャップ部材がカバー本体部の開口部に装着されると共に、キャップ本体部によって当該開口部が覆われる。
また、開口部の周縁部には、凹部が形成されており、当該凹部は、キャップ部材側が開口部と連通されると共に、当該キャップ部材を取り外す工具の先端部が挿入可能とされている。このため、キャップ部材の取り外し時には、凹部に工具の先端部を挿入すると共に当該先端部をキャップ部材に当接させ、当該工具によって、キャップ部材を持ち上げることで、カバー本体部の被係止部からキャップ部材の係止部を外すことができる。
ところで、キャップ部材に取付方向を示す目印となるものがないと、キャップ部材の係止部の位置及びカバー本体部の被係止部の位置を目視で確認した上でキャップ部材を取り付けることが必要となり、作業時間が長くなる。しかも、キャップ部材の係止部の位置及びカバー本体部の被係止部の位置の確認を怠ると、誤組み付けによってキャップ部材の係止部が破損することが考えられる。
ここで、本発明では、キャップ本体部の外周部におけるカバー本体部の凹部と対向する位置に目印部が設けられている。これにより、キャップ部材の取付時において、キャップ部材の目印部とカバー本体部の凹部とが対向するようにキャップ部材を配置すれば、カバー本体部の被係止部とキャップ部材の係止部とを位置合わせすることができる。その結果、キャップ部材の取付時において、キャップ部材の係止部の位置及びカバー本体部の被係止部の位置を目視で確認することなくキャップ部材の位置合わせをすることができる。
請求項2記載の本発明によれば、カバー本体部の凹部には、キャップ部材を取り外すときに工具の支点となる支点部が設けられているため、当該工具が当該支点部を支点とする梃子として作用する。
請求項3記載の本発明によれば、キャップ本体部には、カバー本体部側に突出されたリブ部が形成され、一方、カバー本体部における開口部の周縁部には、当該リブ部を支持する受け部がカバー本体部と一体に設けられている。また、キャップ本体部には、目印部としての切欠部が設けられており、当該切欠部は、カバー本体部における凹部側が開放されて工具の先端部が受け部に当接可能となるように形成されている。そして、切欠部の周縁部とカバー本体部の受け部とが空間部を介して対向して配置されている。このため、キャップ部材の取り外し時には、工具をキャップ部材の切欠部に挿入しつつ、当該切欠部の周縁部とカバー本体部の受け部との間の空間部に差し込むことができる。その結果、工具によって、キャップ部材を当該キャップ部材の下方側から持ち上げて取り外すことができる。
請求項4記載の本発明によれば、係止部のうち何れか一つが、平面視において目印部とキャップ部材の中心に対して点対称となる位置に設けられると共に当該キャップ部材を取り外すときに当該キャップ部材の支点とされている。このため、キャップ部材の取り外し時において、当該係止部がキャップ部材の回動の支点となり、キャップ部材に発生するモーメントのモーメントアームを長くすることができる。その結果、キャップ部材の取り外し時において、当該係止部以外の係止部をカバー本体部の被係止部から外す力を大きくすることができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両用樹脂カバーは、キャップ部材の着脱作業の作業性を確保しつつキャップ部材の誤組み付けを防止することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両用樹脂カバーは、キャップ部材の取り外し時において、工具を梃子として用いて、大きな力をかけることなくキャップ部材を取り外すことができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車両用樹脂カバーは、キャップ部材の取り外し時において、工具からキャップ部材に効率よく力を伝えることができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車両用樹脂カバーは、キャップ部材の取り外し時において、キャップ部材を梃子として用いて、大きな力をかけることなくキャップ部材を取り外すことができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係るカバー本体部とキャップ部材との関係を示す拡大斜視図である。 第1実施形態に係るカバー本体部の開口部周辺の構造を示す拡大平面図である。 (A)は、第1実施形態に係るキャップ部材の平面図であり、(B)は、第1実施形態に係るキャップ部材の裏面図である。 (A)は、第1実施形態に係るキャップ部材の取り外し時におけるカバー本体部、キャップ部材及び工具の関係を示す断面図(図5の4−4線に沿って切断した状態を示す断面図)であり、(B)は、第1実施形態に係るキャップ部材の取り外し時におけるカバー本体部、キャップ部材及び工具の関係を示す拡大断面図(図4(A)の破線Xで囲まれた部分の拡大図)である。 本実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 第2実施形態に係るカバー本体部とキャップ部材との関係を示す拡大平面図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図5を用いて、本発明の第1実施形態に係る車両用樹脂カバーとしてのレッグカバー26を備えた車両用シート10の構成について説明する。なお、各図中に適宜示される矢印FR、矢印UP、矢印LHは、それぞれ車両用シート10の前方向、上方向、左方向を示している。また、本実施形態では、車両用シート10の前方向、上方向、左方向は、この車両用シート10が搭載された車両の前方向、上方向、左方向と一致している。
まず、車両用シート10の全体構成の一例について説明する。図5に示されるように、車両用シート10は、車両の車室内における車両前方側に搭載されたフロントシートとされている。この車両用シート10は、乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション12と、乗員の背部を支持するシートバック14と、乗員の頭部を支持する図示しないヘッドレストとを含んで構成されている。
シートクッション12は、図示しないクッションパッドと、シートクッションフレーム16とを含んで構成されている。このシートクッション12におけるシート下方側に配置されたシートクッションフレーム16は、側板部18を含む複数の板材が溶接等によって接合されて構成されており、クッションパッドを載置可能な構成とされている。また、側板部18は、シート前後方向に延在する矩形板状に形成されており、当該側板部18の下端部には、シート前後方向に延在する図示しないアッパーレールが取り付けられている。そして、このアッパーレールを介して、シートクッション12が、当該シートクッション12の下方側に配置された左右一対のガイドレール20に連結されている。
ガイドレール20は、車両前後方向に沿って延在し、その縦断面形状が、シート上方側に開放されたU字形状とされており、その内部には、上述したアッパーレールが車両前後方向にスライド可能に挿入されている。これにより、シートクッション12が車両前後方向に移動可能とされている。また、ガイドレール20の車両前方側端部にはレッグブラケット22が、ガイドレール20の車両後方側端部にはレッグブラケット23が、それぞれ設けられており、レッグブラケット22、23は、ボルト(締結部材)24によって車体フロアに固定されている。そして、ガイドレール20及びレッグブラケット22、23を含む車両用シート10におけるシートクッション12の下方側の部分が、レッグカバー26によって覆われている。
レッグカバー26は、カバー本体部28と、後述するキャップ部材52とを含んで、ポリプロピレン樹脂等の樹脂材で構成されている。カバー本体部28は、シート前後方向に延在する側壁部30、シート上方側に面する上壁部32、同じくシート上方側に面する上壁部33、シート前方側に面する縦壁部34及びシート後方側に面する縦壁部35を含んで構成されている。
上記構成のカバー本体部28では、側壁部30によってガイドレール20及びレッグブラケット22、23のシート幅方向外側が覆われるようになっている。また、上壁部32によってレッグブラケット22の上方側が、上壁部33によってレッグブラケット23の上方側が、それぞれ覆われるようになっている。そして、縦壁部34によってレッグブラケット22のシート前方側が、縦壁部35によってレッグブラケット23のシート後方側が、それぞれ覆われるようになっている。
また、縦壁部34、35のシート上方側端部には、矩形板状の覆い部36が設けられている。このため、縦壁部34とレッグブラケット22との間の隙間及び縦壁部35とレッグブラケット23との間の隙間において、シート上方側が覆い部36によって覆われるようになっている。
一方、カバー本体部28におけるガイドレール20のシート前方側及び当該ガイドレール20のシート後方側は開放されており、シートクッション12の車両前後方向の移動が阻害されないようになっている。また、レッグブラケット22とレッグブラケット23との間には、丸棒状やワイヤ状の図示しない被係止部材が架け渡されており、当該被係止部材に、側壁部30に設けられた図示しない係止部が係止されることにより、レッグカバー26が固定されている。なお、図5では、ガイドレール20及びレッグブラケット22、23とレッグカバー26との関係が理解しやすいようにレッグカバー26を車両幅方向左側にずらして表示している。
ここで、本実施形態では、図1に示されるように、レッグブラケット22の上方側を覆う上壁部32に形成された開口部38の周辺構造及び当該開口部38に装着されたキャップ部材52の構造に特徴がある。以下、本発明の要部である開口部38の周辺構造及びキャップ部材52の構造について詳細に説明する。なお、図示はしていないものの、上壁部33にも上壁部32と同様に開口部38が形成されており、当該開口部38にキャップ部材52が装着されている。
まず、カバー本体部28の開口部38の周辺構造について説明する。図2及び図4に示されるように、開口部38は、上壁部32の中央に平面視で円形状に形成されており、車両用シート10が車体に組み付けられた状態において、レッグブラケット22を固定するボルト24の上方側に配置されるように設定されている。なお、開口部38は、ボルト24の締結作業を行うのに十分なスペースが得られる大きさに設定されている。
また、開口部38の周縁部38Aにおける当該開口部38のシート前方側には、平面視で矩形状とされた凹部40が形成されている。この凹部40は、そのシート後方側(キャップ部材52側)が開口部38と連通されると共に、後述するキャップ部材52の取り外し時に用いる工具78の先端部が挿入可能な大きさに設定されている。
一方、凹部40の下方側には、キャップ部材52における後述するリブ部62を支持する受け部42がカバー本体部28と一体に設けられている。この受け部42は、平面視で開口部38の周縁部38Aに沿う円環状に形成されており、当該受け部42の3箇所が切り欠かれて、後述するキャップ部材52の係止部56、58が係止される被係止部44、46が形成されている。詳しくは、被係止部44は、平面視において凹部40と開口部38の中心に対して点対称となる位置に配置されており、2つの被係止部46は、それぞれ被係止部44から開口部38の周縁部38Aに沿って等間隔となる位置に配置されている。
また、図4(B)に詳しく示されるように、凹部40と受け部42とを含んで構成された開口部38の周縁部38Aにおける縦断面形状は、階段状とされている。このため、凹部40の開口部38側の縁部(以下、第1支点部48と称す)及び凹部40のシート上方側の縁部(以下、第2支点部50と称す)が、キャップ部材52を取り外すときに工具78の支点として機能する。
一方、図3に示されるように、キャップ部材52は、平面視で円板状のキャップ本体部54と、キャップ本体部54の外周部に設けられた係止部56、58と、リブ部62とを含んで構成されている。より詳しくは、キャップ本体部54は、カバー本体部28の開口部38に納まる大きさに設定されると共に、係止部56が被係止部44に、2つの係止部58が被係止部46に、それぞれ対応するように配置されている。そして、係止部56、58が、それぞれ被係止部44、46に係止されることにより、キャップ部材52が、カバー本体部28の開口部38に装着されている。つまり、キャップ部材52は、レッグブラケット22を固定するボルト24の上方側に配置されており、ボルト24を覆い隠す化粧部材として機能している。
また、キャップ本体部54の外周部には、キャップ部材52がカバー本体部28の開口部38に装着された状態において、カバー本体部28の凹部40と対向する位置に目印部としての平面視矩形状の切欠部60が形成されている。この切欠部60は、キャップ部材52の径方向外側に開放されており、換言すれば、キャップ部材52がカバー本体部28の開口部38に装着された状態において、凹部40側に開放されている。さらに、切欠部60は、工具78が挿通可能な大きさに設定されており、工具78を切欠部60から挿入して、工具78の先端部をカバー本体部28の受け部42に当接させることができるようになっている。
なお、係止部56は、平面視において切欠部60とキャップ部材52の中心に対して点対称となる位置に設けられており、キャップ部材52を取り外すときに当該キャップ部材52の支点として機能する。
一方、リブ部62は、径方向リブ64、66、68と、外側周方向リブ70、72と、内側周方向リブ74とを含んで構成されている。詳しくは、径方向リブ64は、係止部56におけるキャップ部材52の周方向両端部の近傍からキャップ本体部54の中心に向かって延在している。また、径方向リブ66は、係止部58におけるキャップ部材52の周方向両端部の近傍からキャップ本体部54の中心に向かって延在している。そして、径方向リブ68は、切欠部60におけるキャップ部材52の周方向両端部の近傍からキャップ本体部54の中心に向かって延在している。
また、外側周方向リブ70は、キャップ部材52の周方向に延在すると共に、隣接する径方向リブ64及び径方向リブ66におけるキャップ部材52の径方向外側の端部同士を連結している。さらに、外側周方向リブ72は、キャップ部材52の周方向に延在すると共に、隣接する径方向リブ66及び径方向リブ68におけるキャップ部材52の径方向外側の端部同士を連結している。そして、円筒状に形成された内側周方向リブ74に、径方向リブ64、66、68におけるキャップ部材52の径方向内側の端部が、それぞれ連結されている。
上記構成のリブ部62が設けられたキャップ部材52では、当該キャップ部材52がカバー本体部28の開口部38に装着された状態において、カバー本体部28に設けられた受け部42に、外側周方向リブ70、72が支持されるようになっている。これは、リブ部62が、カバー本体部28側に突出された構成とされていると捉えることもできる。また、キャップ部材52に設けられた切欠部60の周縁部と受け部42とが空間部76を介して対向して配置されるようになっている。換言すれば、切欠部60の周縁部と受け部42とが所定距離隔てて配置されている。なお、径方向リブ64、66、68は、放射状に配置されているので、リブ部62は、キャップ部材52の剛性向上にも寄与している。
<本実施形態の作用及び効果>
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図1〜図3に示されるように、樹脂製のカバー本体部28に開口部38が設けられており、当該開口部38の周縁部38Aに沿って被係止部44、46が形成されている。一方、樹脂製のキャップ部材52におけるキャップ本体部54の外周部には、被係止部44、46に対応して係止部56、58が設けられている。このため、キャップ部材52の取付時には、係止部56、58が被係止部44、46に係止されることで、キャップ部材52がカバー本体部28の開口部38に装着されると共に、キャップ本体部54によって当該開口部38が覆われる。その結果、レッグブラケット22を固定するボルト24がキャップ部材52によって覆い隠され、車両用シート10の下部の外観品質を良好に保つことができる。
また、開口部38の周縁部38Aには、凹部40が形成されており、当該凹部40は、キャップ部材52側が開口部38と連通されると共に、当該キャップ部材52を取り外す工具78の先端部が挿入可能とされている。このため、キャップ部材52の取り外し時には、凹部40に工具78の先端部を挿入すると共に当該先端部をキャップ部材52に当接させ、当該工具78によって、キャップ部材52を持ち上げることで、カバー本体部28の被係止部44、46からキャップ部材52の係止部56、58を外すことができる。なお、工具78には、マイナスドライバー等を用いてもよいし、適宜専用の工具を用意してもよい。
ところで、キャップ部材52に取付方向を示す目印となるものがないと、キャップ部材52の係止部56、58の位置及びカバー本体部28の被係止部44、46の位置を目視で確認した上でキャップ部材52を取り付けることが必要となり、作業時間が長くなる。しかも、キャップ部材52の係止部56、58の位置及びカバー本体部28の被係止部44、46の位置の確認を怠ると、誤組み付けによってキャップ部材52の係止部56、58が破損することが考えられる。
ここで、本実施形態では、キャップ本体部54の外周部におけるカバー本体部28の凹部40と対向する位置に切欠部60が設けられている。これにより、キャップ部材52の取付時において、キャップ部材52の切欠部60とカバー本体部28の凹部40とが対向するようにキャップ部材52を配置すれば、カバー本体部28の被係止部44、46とキャップ部材52の係止部56、58とを位置合わせすることができる。
このように、本実施形態では、キャップ部材52の取付時において、キャップ部材52の係止部56、58の位置及びカバー本体部28の被係止部44、46の位置を目視で確認することなくキャップ部材52の位置合わせをすることができる。その結果、キャップ部材52の着脱作業の作業性を確保しつつキャップ部材52の誤組み付けを防止することができる。
また、本実施形態では、カバー本体部28の凹部40には、キャップ部材52を取り外すときに工具78の支点となる第1支点部48及び第2支点部50が設けられているため、工具78が第1支点部48及び第2支点部50を支点とする梃子として作用する。図4(B)を用いて具体的に説明すると、キャップ部材52を取り外すときには、まず、工具78は、第1支点部48を支点とする梃子として作用し、キャップ部材52を持ち上げる。そして、キャップ部材52の切欠部60側が所定高さまで持ち上げられると、工具78の支点が、第2支点部50に移動し、キャップ部材52がさらに持ち上げられる。このように、本実施形態では、キャップ部材52の取り外し時において、工具78を梃子として用いて、大きな力をかけることなくキャップ部材52を取り外すことができる。
さらに、本実施形態では、キャップ本体部54には、カバー本体部28側に突出されたリブ部62が形成され、一方、カバー本体部28における開口部38の周縁部38Aには、リブ部62を支持する受け部42がカバー本体部28と一体に設けられている。また、キャップ本体部54には、切欠部60が設けられており、切欠部60は、カバー本体部28における凹部40側が開放されて工具78の先端部が受け部42に当接可能となるように形成されている。そして、切欠部60の周縁部とカバー本体部28の受け部42とが空間部76を介して対向して配置されている。このため、キャップ部材52の取り外し時には、工具78をキャップ部材52の切欠部60に挿入しつつ、当該切欠部60の周縁部とカバー本体部28の受け部42との間の空間部76に差し込むことができる。その結果、工具78によって、キャップ部材52を当該キャップ部材52の下方側から持ち上げて取り外すことができる。このように、本実施形態では、キャップ部材52の取り外し時において、工具78からキャップ部材52に効率よく力を伝えることができる。
加えて、本実施形態では、係止部56が、平面視において切欠部60とキャップ部材52の中心に対して点対称となる位置に設けられると共にキャップ部材52を取り外すときに当該キャップ部材52の支点とされている。このため、キャップ部材52の取り外し時において、係止部56がキャップ部材52の回動の支点となり、キャップ部材52に発生するモーメントのモーメントアームを長くすることができる。その結果、キャップ部材52の取り外し時において、係止部58をカバー本体部28の被係止部46から外す力を大きくすることができる。このように、本実施形態では、キャップ部材52の取り外し時において、キャップ部材52を梃子として用いて、大きな力をかけることなくキャップ部材52を取り外すことができる。しかも、工具78からキャップ部材52には、直接大きな力がかからないので、キャップ部材52の破損を抑制し、キャップ部材52を再利用することができる。
なお、本実施形態では、工具78を梃子として用いてキャップ部材52を取り外しているが、先端部が鉤状の工具を用いて、キャップ部材52を直接的に引き上げることにより、キャップ部材52を取り外してもよい。
<第2実施形態>
次に、図6を用いて、本発明の第2実施形態に係るレッグカバー26の構成について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一の番号を付してその説明を省略する。
上述した第1実施形態においては、目印部として、切欠部60がキャップ部材52に設けられていたが、図6に示されるように、平面視で円形の突起部90を設けて目印部としてもよい。
このように構成されたキャップ部材52では、突起部90に触れることによってもキャップ部材52の取付方向を確認することができる。なお、突起部90の形状は、上記に限らず、平面視で三角形状や矢印形状等種々の形状を適用することができる。
<上記実施形態の補足説明>
(1) 上述した実施形態では、キャップ部材52のキャップ本体部54を平面視で円板状としていたが、矩形板状等種々の形状を適用することができる。また、係止部56、58の形状や配置もキャップ部材52の取付や取り外しに支障のない範囲で適宜変更してもよい。
(2) さらに、上述した実施形態では、キャップ部材52に係止部を3つ設ける構成としたが、キャップ部材52の形状や大きさに応じて適宜変更してもよい。
26 レッグカバー(車両用樹脂カバー)
28 カバー本体部
38 開口部
38A 開口部の周縁部
40 凹部
42 受け部
44 被係止部
46 被係止部
48 第1支点部(支点部)
50 第2支点部(支点部)
52 キャップ部材
54 キャップ本体部
56 係止部
58 係止部
60 切欠部(目印部)
62 リブ部
76 空間部
78 工具
90 突起部(目印部)

Claims (4)

  1. 開口部と、当該開口部の周縁部に沿う複数箇所に形成された被係止部と、を含んで構成された樹脂製のカバー本体部と、
    前記開口部を覆うキャップ本体部と、当該キャップ本体部の外周部に前記被係止部に対応して複数設けられると共に当該被係止部に係止された係止部と、を含んで構成され、当該開口部に装着された樹脂製のキャップ部材と、
    前記開口部の周縁部に形成され、前記キャップ部材側が前記開口部と連通されると共に当該キャップ部材を取り外す工具の先端部が挿入可能とされた凹部と、
    前記キャップ本体部の外周部における前記凹部と対向する位置に設けられた目印部と、
    を有する車両用樹脂カバー。
  2. 前記凹部には、前記キャップ部材を取り外すときに前記工具の支点となる支点部が設けられている、
    請求項1記載の車両用樹脂カバー。
  3. 前記キャップ本体部には、前記カバー本体部側に突出されたリブ部が形成され、
    前記開口部の周縁部には、前記リブ部を支持する受け部が前記カバー本体部と一体に設けられると共に、
    前記目印部は、前記凹部側が開放されて前記工具の先端部が前記受け部に当接可能となるように形成された切欠部とされており、当該切欠部の周縁部と前記受け部とが空間部を介して対向して配置されている、
    請求項1又は請求項2記載の車両用樹脂カバー。
  4. 前記係止部のうち何れか一つが、平面視において前記目印部と前記キャップ部材の中心に対して点対称となる位置に設けられると共に当該キャップ部材を取り外すときに当該キャップ部材の支点とされている、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用樹脂カバー。
JP2014120653A 2014-06-11 2014-06-11 車両用樹脂カバー Pending JP2016000556A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014120653A JP2016000556A (ja) 2014-06-11 2014-06-11 車両用樹脂カバー
US14/734,699 US9555748B2 (en) 2014-06-11 2015-06-09 Vehicle-use resin cover
CA2893911A CA2893911A1 (en) 2014-06-11 2015-06-09 Vehicle-use resin cover

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014120653A JP2016000556A (ja) 2014-06-11 2014-06-11 車両用樹脂カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016000556A true JP2016000556A (ja) 2016-01-07

Family

ID=54784114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014120653A Pending JP2016000556A (ja) 2014-06-11 2014-06-11 車両用樹脂カバー

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9555748B2 (ja)
JP (1) JP2016000556A (ja)
CA (1) CA2893911A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019013205A1 (ja) * 2017-07-11 2019-01-17 トヨタ紡織株式会社 ヘッドレストサポートの取り外し工具
JP2019188954A (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 トヨタ紡織株式会社 乗物用フロア構造体

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5664697B1 (en) * 1995-10-31 1998-09-15 Ortho Pharma Corp Automatically advancing pill regimen device
US6959954B2 (en) * 2002-10-29 2005-11-01 Intier Automotive Inc. Vehicle trim component with self retaining fastening device
US7445233B2 (en) * 2004-09-22 2008-11-04 International Automotive Components Group North America, Inc. Guiding pillar trim for a side-curtain airbag system
US7625037B2 (en) * 2005-09-20 2009-12-01 Gm Global Technology Operations, Inc. Vehicle body panel access feature
JP4823035B2 (ja) 2006-12-05 2011-11-24 日立建機株式会社 樹脂カバー用キャップの取付け構造
JP5382641B2 (ja) * 2008-05-27 2014-01-08 積水ホームテクノ株式会社 洗い場パン
JP5464469B2 (ja) * 2009-05-19 2014-04-09 スズキ株式会社 キャップの取り付け構造
US9669774B2 (en) * 2013-10-11 2017-06-06 GM Global Technology Operations LLC Reconfigurable vehicle interior assembly
US9126543B1 (en) * 2014-02-14 2015-09-08 Nissan North America, Inc. Vehicle interior structure

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019013205A1 (ja) * 2017-07-11 2019-01-17 トヨタ紡織株式会社 ヘッドレストサポートの取り外し工具
JP2019014463A (ja) * 2017-07-11 2019-01-31 トヨタ紡織株式会社 ヘッドレストサポートの取り外し工具
JP2019188954A (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 トヨタ紡織株式会社 乗物用フロア構造体
JP7196416B2 (ja) 2018-04-23 2022-12-27 トヨタ紡織株式会社 乗物用フロア構造体

Also Published As

Publication number Publication date
US9555748B2 (en) 2017-01-31
US20150360622A1 (en) 2015-12-17
CA2893911A1 (en) 2015-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5692019B2 (ja) サービスホールカバー取付構造、及びこれを備えた車両用電池搭載構造
JP5508064B2 (ja) シートバックフレーム
JP6566823B2 (ja) エンジンマウント構造
JP5873408B2 (ja) エアバッグモジュールの取付構造
JP2016000556A (ja) 車両用樹脂カバー
JP2012232649A (ja) 車両の牽引用フック取付け部の構造
JP6188244B2 (ja) シート装置
JP5376700B2 (ja) 自動車用ステアリングホイール
JP2013151239A (ja) エアバッグ組付構造
JP6651625B2 (ja) シートバックフレーム及びこれを使用した車両用シート
JP5831245B2 (ja) 車体前部構造
JP5658645B2 (ja) 便器装置の後カバーの取付け構造
JP6521909B2 (ja) 車両用アームレストの取付構造
JP6256759B2 (ja) メータークラスターの取り付け構造
JP7034952B2 (ja) 車両用シート及びカバー部材
JP5857926B2 (ja) シートバックストライカ取付構造
JP5038767B2 (ja) ステアリングコラム取付部構造
JP2018075865A (ja) 乗物用シート
JP5704458B2 (ja) シートバックの連結構造
JP6586877B2 (ja) ジャッキ収納構造
JP2007276677A (ja) 車体後部構造
JP6556442B2 (ja) 外装部材の取付構造
JP2013159138A (ja) プロペラシャフトガード
JP2015040001A (ja) 乗物用シート
JP2012131369A (ja) 車両用バンパー