JP2013159138A - プロペラシャフトガード - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素な構成であり、車両のボディへの組み付け性を向上させることが可能なプロペラシャフトガードを提供する。
【解決手段】車両のボディ20下面に取り付けられ、プロペラシャフト30の脱落を防止するプロペラシャフトガード10を次のような構成とする。上下方向に延びる左右一対の壁部12、12と、これら一対の壁部12、12の下端部同士を接続する底部13とを備え、一対の壁部12、12には、上下方向に弾性的に伸縮可能な弾性部15が、それぞれ少なくとも1つ一体的に形成されている。各弾性部15の上下方向の位置が、互いに異なっており、左右の壁部12、12の弾性部15、15間の水平方向の距離L1が、プロペラシャフト30の外径R1よりも小さく、かつ、鉛直面内での距離L2、L3が、プロペラシャフトの外径R1よりも大きくなっている。
【選択図】図1
【解決手段】車両のボディ20下面に取り付けられ、プロペラシャフト30の脱落を防止するプロペラシャフトガード10を次のような構成とする。上下方向に延びる左右一対の壁部12、12と、これら一対の壁部12、12の下端部同士を接続する底部13とを備え、一対の壁部12、12には、上下方向に弾性的に伸縮可能な弾性部15が、それぞれ少なくとも1つ一体的に形成されている。各弾性部15の上下方向の位置が、互いに異なっており、左右の壁部12、12の弾性部15、15間の水平方向の距離L1が、プロペラシャフト30の外径R1よりも小さく、かつ、鉛直面内での距離L2、L3が、プロペラシャフトの外径R1よりも大きくなっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等の車両においてプロペラシャフトの脱落を防止するプロペラシャフトガードに関する。
自動車等の車両では、プロペラシャフトが車両から脱落することを防止するために、プロペラシャフトガードが車両のボディ下面等に取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。プロペラシャフトガードは、例えば、略U字状に形成され、プロペラシャフトの一部分の外周を囲うように車両のボディの下面に取り付けられる。プロペラシャフトは、車両のボディの下面とプロペラシャフトガードとによって形成される空間内に挿通される。プロペラシャフトは、車両において前後方向に延びるように配置され、ジョイント等によって他の部品に連結される。そして、車両の走行中、プロペラシャフトがジョイント部で外れた場合には、プロペラシャフトがプロペラシャフトガードにより受け止められることによって、プロペラシャフトが車両から脱落して地面に落下することが防止されるようになっている。
特許文献1には、プロペラシャフトガードの車両のボディ下面への取付部(支持部)にバネ部材を設けることによって、プロペラシャフトが外れた際に、プロペラシャフトとプロペラシャフトガードとの衝突による衝撃を緩和することが記載されている。しかし、バネ部材をプロペラシャフトガードの支持部に別途組み付ける必要があるため、プロペラシャフトガードの構成が複雑となり、プロペラシャフトガードの車両のボディへの組み付け性が悪くなるといった問題がある。
本発明は、そのような問題点に鑑みてなされたものであり、簡素な構成であり、車両のボディへの組み付け性を向上させることが可能なプロペラシャフトガードを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、車両のボディ下面に取り付けられ、プロペラシャフトの脱落を防止するプロペラシャフトガードであって、上下方向に延びる一対の壁部と、これら一対の壁部の下端部同士を接続する底部とを備え、前記一対の壁部には、上下方向に弾性的に伸縮可能な弾性部が、それぞれ少なくとも1つ一体的に形成され、前記各弾性部の上下方向の位置が、互いに異なっており、一方の壁部の弾性部と他方の壁部の弾性部間の空間の水平方向の幅が、前記プロペラシャフトの外径よりも小さく、かつ、一方の壁部の弾性部と他方の壁部の弾性部間の鉛直面内での最短距離が、前記プロペラシャフトの外径よりも大きくなっていることを特徴としている。
上記構成によれば、プロペラシャフトガードの各弾性部は、プロペラシャフトガードの壁部に一体的に形成されているので、壁部に別部品を溶接等により取り付けることによってバネ構造を形成する場合に比べて、プロペラシャフトガードを簡素な構成とすることができる。
また、プロペラシャフトガードの上記弾性部間の空間の水平方向の幅がプロペラシャフトの外径よりも小さいため、プロペラシャフトが上方に移動したとしても、プロペラシャフトは、プロペラシャフトガードの弾性部に衝突することになる。これにより、プロペラシャフトとプロペラシャフトガードとの衝突による衝撃(衝突荷重)が緩和されるとともに、弾性部によってプロペラシャフトの上方への移動が妨げられるので、プロペラシャフトが直接、車両のボディに衝突することを防止することができ、ボディの損傷を防ぐことができる。
しかも、プロペラシャフトガードの上記弾性部間の鉛直面内での最短距離がプロペラシャフトの外径よりも大きいため、プロペラシャフトの車両への組み付け後、プロペラシャフトガードを車両のボディに容易に組み付けることができる。
本発明によれば、プロペラシャフトガードを簡素な構成とすることができ、プロペラシャフトガードの車両のボディへの組み付け性を向上させることができる。
本発明を具体化した実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るプロペラシャフトガード10の概略構成を示す断面図である。図2は、図1のX1方向から見たプロペラシャフトガードを示す図である。なお、便宜上、車両に組み付けられたプロペラシャフト30が延びる方向を前後方向(図1では紙面に対し垂直な方向)とし、この前後方向に直交する方向を上下方向および左右方向とする。
図1、図2に示すように、プロペラシャフトガード10は、断面形状が略U字状に形成されたガード本体11を備えている。具体的には、ガード本体11は、上下方向に延びる左右一対の壁部12、12と、これら左右の一対の壁部12、12の下端部同士を接続する円弧状の底部13とによって構成されている。左右の壁部12、12は、互いに平行に配置され、ガード本体11の上部は、開放されている。壁部12、12の上端部には、車両のボディ20(図3参照)の下面へのプロペラシャフトガードの取り付けに用いられる取付片14、14がそれぞれ設けられている。各取付片14は、壁部12の上端部が略直角に外側へ折り曲げられて形成されている。各取付片14には、ボルト21(図3参照)が挿通されるボルト挿通孔14aが形成されている。
ガード本体11の左右の壁部12、12には、上下方向に弾性的に伸縮可能な弾性部15、15が、それぞれ少なくとも1つ設けられている。この実施形態では、弾性部15は、各壁部12に一体的に形成された凹部となっている。そして、ガード本体11の左側の壁部12には、2つの弾性部15、15が設けられ、右側の壁部12には、1つの弾性部15が設けられている。なお、左右の壁部12、12に設けられる弾性部15の数は、上記以外であってもよい。
各弾性部15は、左右の壁部12、12間の空間16側(内側)に臨むように各壁部12を窪ませることによって形成されている。各弾性部15は、略同一の形状となっており、例えば、プレス加工によって形成される。そして、各弾性部15は、上下方向に弾性的に伸縮可能となっており、プロペラシャフト30(図1では二点鎖線で示す)の衝突荷重(衝撃荷重)を緩和させる緩衝作用を有している。具体的には、プロペラシャフト30が直接、弾性部15に衝突すると、この弾性部15が上下方向に収縮して、プロペラシャフト30の衝突荷重を緩和するようになっている。また、プロペラシャフト30がガード本体11の底部13また左右の壁部12、12の下端部に衝突すると、各弾性部15が上下方向に伸長して、プロペラシャフト30の衝突荷重を緩和するようになっている。
この実施形態では、ガード本体11の左右の壁部12、12に設けられる各弾性部15の位置は、次のようになっている。すなわち、左右の壁部12、12に上下方向で交互に弾性部15が設けられており、各弾性部15の先端部15aの上下方向の位置が、互いに異なっている。この場合、各弾性部15は、プロペラシャフト30の配設位置(図1に示す位置)よりも上方に設けられている。
また、左側の壁部12の弾性部15と、右側の壁部12の弾性部15間の水平方向(図1、図2では、左右方向)の距離L1、つまり、図1のX1方向から(上方から)見た左右の弾性部15、15間の距離L1は、プロペラシャフト30の外径R1よりも小さくなっている。言い換えれば、左側の壁部12の弾性部15と、右側の壁部12の弾性部15間の空間16の水平方向の幅が、プロペラシャフト30の外径R1よりも小さくなっている。
さらに、左側の壁部12の弾性部15と、右側の壁部12の弾性部15間の距離(鉛直面内での距離)L2、L3は、プロペラシャフト30の外径R1よりも大きくなっている。なお、この例では、上記の距離L2、L3は同一となっているが、異なっていてもよい。
上記構成のプロペラシャフトガード10は、例えば、図3に示すように、車両のボディ20の下面に取り付けられる。プロペラシャフトガード10は、プロペラシャフト30を囲うように設けられており、ボルト21によってプロペラシャフトガード10の取付片14、14が、ボディ20の下面に締結されている。そして、ボディ20の下面とプロペラシャフトガード10とによって形成される空間に、プロペラシャフト30が挿通されるようになっている。
そして、車両の走行中、プロペラシャフト30がジョイント部で外れた場合、プロペラシャフト30がプロペラシャフトガード10により受け止められることによって、プロペラシャフト30の車両からの脱落が防止される。この際、プロペラシャフト30が、図3に示す位置から上方に移動した場合、プロペラシャフトガード10の左右の弾性部15、15間の水平方向の距離(間隔)L1がプロペラシャフト30の外径R1よりも小さいため、プロペラシャフト30は、プロペラシャフトガード10の弾性部15に衝突することになる。これにより、プロペラシャフト30の衝突荷重が緩和されるとともに、弾性部15によってプロペラシャフト30の上方への移動が妨げられるので、プロペラシャフト30が直接、車両のボディ20に衝突することが防止でき、ボディ20の損傷を防ぐことができる。
また、逆に、プロペラシャフト30が、図3に示す位置から下方に移動した場合、プロペラシャフト30は、プロペラシャフトガード10の底部13または左右の壁部12、12の下端部に衝突する。このとき、プロペラシャフト30とプロペラシャフトガード10との衝突荷重が、プロペラシャフトガード10の各弾性部15によって緩和される。これにより、車両のボディ20側に伝わる荷重を低減でき、ボディ20の強度を低減できるとともに、ボルト21のサイズを小さくすることができる。
しかも、プロペラシャフトガード10の各弾性部15は、プレス加工等によってガード本体11に一体的に形成されているので、ガード本体11に別部品を溶接等により取り付けることによってバネ構造を形成する場合に比べて、プロペラシャフトガード10を簡素な構成とすることができる。
さらに、この実施形態のプロペラシャフトガード10によれば、車両のボディ20下面への組み付け性を向上させることが可能になる。この点について、図4を参照して説明する。図4は、プロペラシャフトガード10とプロペラシャフト30との車両への組み付け時の位置関係を示す図である。なお、図4では、プロペラシャフトガード10の組み付け時、プロペラシャフトガード10の内部の空間で、プロペラシャフト30の中心C1が通る軌跡を一点鎖線の矢印Y1で示している。また、組み付け完了の位置でのプロペラシャフト30の外周縁を実線で示し、組み付け途中の位置でのプロペラシャフト30の外周縁をいくつか抜粋して破線で例示している。
まず、プロペラシャフトガード10の左右の弾性部15、15間の最短距離が、プロペラシャフト30の外径R1よりも小さい場合には、プロペラシャフト30の車両への組み付け後にプロペラシャフトガード10をボディ20に組み付けるためには、プロペラシャフトガード10の左右の壁部12、12の間隔を広げて、左右の弾性部15、15間にプロペラシャフト30を通過させなければならない。このため、プロペラシャフトガード10の組み付け性が悪化する。
これに対し、この実施形態では、プロペラシャフトガード10の左右の弾性部15、15間の最短距離は、上述した鉛直面内での距離L2、L3(この例ではL2=L3)となっており、距離L2、L3は、プロペラシャフト30の外径R1よりも大きくなっている。これにより、プロペラシャフト30の車両への組み付け後、プロペラシャフトガード10をボディ20に容易に組み付けることができる。詳細には、プロペラシャフト30の中心C1が、図4の矢印Y1で示すような軌跡を通るように、車両に既に組み付けられたプロペラシャフト30に対し、プロペラシャフトガード10を移動させて、プロペラシャフトガード10の組み付けを行えばよい。こうすることで、プロペラシャフトガード10の移動がプロペラシャフト30によって妨げられることなくなり、プロペラシャフトガード10を車両のボディ20の下面に容易に組み付けることができる。これにより、この実施形態によれば、プロペラシャフトガード10の車両のボディ20への組み付け性を向上させることができる。
本発明は、自動車等の車両のボディ下面に取り付けられ、プロペラシャフトの脱落を防止するプロペラシャフトガードに利用可能である。
10 プロペラシャフトガード
11 ガード本体
12 壁部
13 底部
15 弾性部
20 ボディ
30 プロペラシャフト
11 ガード本体
12 壁部
13 底部
15 弾性部
20 ボディ
30 プロペラシャフト
Claims (1)
- 車両のボディ下面に取り付けられ、プロペラシャフトの脱落を防止するプロペラシャフトガードであって、
上下方向に延びる一対の壁部と、これら一対の壁部の下端部同士を接続する底部とを備え、
前記一対の壁部には、上下方向に弾性的に伸縮可能な弾性部が、それぞれ少なくとも1つ一体的に形成され、
前記各弾性部の上下方向の位置が、互いに異なっており、一方の壁部の弾性部と他方の壁部の弾性部間の空間の水平方向の幅が、前記プロペラシャフトの外径よりも小さく、かつ、一方の壁部の弾性部と他方の壁部の弾性部間の鉛直面内での最短距離が、前記プロペラシャフトの外径よりも大きくなっていることを特徴とするプロペラシャフトガード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012020048A JP2013159138A (ja) | 2012-02-01 | 2012-02-01 | プロペラシャフトガード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012020048A JP2013159138A (ja) | 2012-02-01 | 2012-02-01 | プロペラシャフトガード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013159138A true JP2013159138A (ja) | 2013-08-19 |
Family
ID=49171768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012020048A Pending JP2013159138A (ja) | 2012-02-01 | 2012-02-01 | プロペラシャフトガード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013159138A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018122709A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | ダイハツ工業株式会社 | プロペラシャフト落下防止構造 |
-
2012
- 2012-02-01 JP JP2012020048A patent/JP2013159138A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018122709A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | ダイハツ工業株式会社 | プロペラシャフト落下防止構造 |
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