JP2011089637A - 電子機器の開閉装置並びに電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数が少なく、構成が簡単で、製作コストの安価な電子機器の開閉装置を提供せんとするにある。
【解決手段】 電子機器を構成する第1の筐体に対して第2の筐体を開閉可能に連結する開閉装置であって、前記第1の筐体へ取り付けられる取付部材と、この取付部材に対しヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けた前記第2の筐体を支持する支持部材と、この支持部材の回転を制御する回転制御手段とから成り、この回転制御手段を、前記ヒンジシャフトの側に設け前記支持部材と共に回転可能に成したカム手段と、前記取付部材の側に前記カム手段と接して設けた弾性手段とで構成し、前記支持部材を前記カム手段と共に回転するように成したことで解決した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ノート型パソコン、ラップトップ型パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、及びカーナビゲーション装置といった電子機器の開閉装置並びにこの開閉装置を用いた電子機器に関する。
上述した電子機器は、一般的にテンキーやキーボードを設けた装置本体を構成する第1の筐体と、ディスプレイ装置を設けた蓋体を兼ねる第2の筐体とを、開閉装置を用いて互いに重ね合わせた状態から上下方向へ相対的に開閉可能となるように連結されている。
このような開閉装置の多くは、チルトヒンジと称せられ、第1の筐体に対して第2の筐体を任意の開閉角度で停止保持させるために、フリクション機構を持っている。このようなチルトヒンジの多くは、それ自身が第2の筐体を第1の筐体に対して閉じた際に、この閉成状態をロックする機能を有していなかったために、別にロック手段を第1の筐体と第2の筐体の間に設けていた。
このようなロック手段は、一般的に第2の筐体の前端部の下部中央に係止片を下方へ突出して取り付け、第1の筐体の側にこの係止片と係合する係合部材を設けたものであり、外観上見栄えが悪く、デザイン上の制約となり、また、コストアップの原因となっていた。そこで、開閉装置そのものにロック機能を持たせたものが開発されている。このようなロック機能を持った開閉装置として、例えば下記特許文献1に記載されたものが公知である。
特開2005−16604号公報
この特許文献1に記載された開閉装置は、装置本体を構成する第1の筐体に取り付けられる取付部材と、この取付部材の左右の側板間に取り付けられる支持軸と、この支持軸に回転可能に取り付けられる多数枚のフリクションプレートと、第2の筐体を開閉自在に支持し、取付部材に回転自在に取り付けられると共に、フリクションプレートの当接面が弾性的に摩擦当接するヒンジシャフトから構成され、当接面に平坦部を形成すると共に、第2の筐体の閉成状態において、前記当接面の平坦部に合わさる別の平坦部をヒンジシャフトに形成したものである。
したがって、部品点数が多く、構造が複雑となるため、製作コストが高くつくという問題があった。
本発明の目的は、部品点数が少なく、構成が簡単で、それ自身がロック機能を持ち、製作コストの安価な、電子機器の開閉装置を提供せんとするにある。
上記課題を解決するために本発明は、電子機器を構成する第1の筐体に対して第2の筐体を開閉可能に連結する開閉装置であって、前記第1の筐体へ取り付けられる取付部材と、この取付部材に対しヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けた前記第2の筐体を支持する支持部材と、この支持部材の回転を制御する回転制御手段とから成り、この回転制御手段を、前記ヒンジシャフトの側に設け前記支持部材と共に回転可能に成したカム手段と、前記取付部材の側に前記カム手段と接して設けた弾性手段とで構成し、前記支持部材を前記カム手段と共に回転するように成したことを特徴とする。
その際に本発明は、回転制御手段の前記ヒンジシャフトを前記支持部材と共に回転するように成すと共に、前記カム手段を前記ヒンジシャフトに一体に設けたことを特徴とする。
本発明はまた、前記ヒンジシャフトを前記支持部材と共に回転するように成すと共に、前記回転制御手段の前記カム手段を前記ヒンジシャフトと別体に設け、当該ヒンジシャフトに回転を規制させて取り付けたことを特徴とする。
本発明はさらに、前記回転制御手段を、前記支持部材の側に当該支持部材と共に回転可能となるように設けたカム手段と、前記取付部材の側に前記カム手段と接して設けた弾性手段とで構成したことを特徴とする。
本発明はさらに、前記回転制御手段に、フリクション機構を組み合わせたことを特徴とする。
本発明はさらに、前記回転制御手段を、前記取付部材に固定させたベース部材と、このベース部材に設けた湾曲部に接して前記取付部材の両側板間に回転可能に軸架されたところの一側端側に支持部材を取り付けたヒンジシャフトと、このヒンジシャフトに設けたカム部に圧接して前記ベース部材の上端一側にその一側端側を取り付けたところの板バネ状の弾性手段とで構成したことを特徴とする。
その際に本発明は、前記ベース部材の湾曲部に湾曲凹部を有するスリーブを前記ヒンジシャフトのカム部に接して設けることが望ましい。
本発明はさらに、前記ヒンジシャフトを軸方向へ移動規制する事が望ましい。
本発明はさらに、前記板バネ上の弾性手段をその略中央部長手方向に折曲部を設けたもので構成することが望ましい。
そして本発明は、上記の開閉装置を第1の筐体と第2の筐体の間に設けた電子機器であることを特徴とする。
本発明は、以上のように構成したので、部品点数が少なく、構成が簡単となったことから、大幅なコストダウンを図った上で、第1の筐体に対して第2の筐体を閉成状態において安定的にロックさせることができるという効果を奏し得る。
本発明に係る開閉装置を用いた電子機器の斜視図である。 本発明に係る開閉装置の斜視図である。 本発明に係る開閉装置の分解斜視図である。 本発明に係る開閉装置の断面図である。 本発明に係る開閉装置の使用状態説明図である。 本発明に係る開閉装置の使用状態説明図である。 本発明に係る開閉装置の使用状態説明図である。 本発明に係る開閉装置の他の実施例を示す分解斜視図である。 本発明に係る開閉装置のさらに他の実施例を示す断面図である。 本発明に係る開閉装置のさらに他の実施例を示す斜視図である。 図10に示した開閉装置の分解斜視図である。 図10に示した開閉装置の側断面図である。 図10に示した開閉装置の使用状体説明図である。 図10に示した開閉装置の使用状体説明図である。 図10に示した開閉装置の使用状体説明図である。 図10に示した開閉装置の使用状体説明図である。
本発明を実施する最良の形態は、第1の筐体へ取り付けられる取付部材と、この取付部材に対しヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けた前記第2の筐体を支持する支持部材と、この支持部材の回転を制御する回転制御手段で構成し、この回転制御手段を、前記ヒンジシャフトの側に設けたカム手段と、前記取付部材の側に前記カム手段と接して設けた弾性手段とで構成し、前記支持部材を前記カム手段と共に回転するように成したことを特徴とするものであり、さらに、前記回転制御手段を、前記ヒンジシャフトを前記支持部材と共に回転するように成すと共に、前記カム手段を前記ヒンジシャフトと別体に設け、当該ヒンジシャフトに回転を規制させて取り付けて構成したものである。しかし、本発明の実施形態は、これらのものに限定されず、とくに、回転制御手段には後述するさまざまな実施形態が考えられる。
以下に本発明を電子機器の中でもノート型パソコンに実施した場合について説明するが、本発明を実施する電子機器は、ノート型パソコン以外のラップトップ型パソコン、PDA、及びカーナビゲーション装置等の電子機器も含まれる。
図面によれば、図1において、指示記号1で示したものは、例えばノート型パソコンであって、このノート型パソコン1は、テンキーやキーボード2a等をその上面に設けた第1の筐体2と、下面にディスプレイ装置3aを設けた第2の筐体3とを有し、第1の筐体2と第2の筐体3が本発明に係る開閉装置4、4を介して上下方向へ相対的に開閉可能に連結されている。開閉装置4、4は原則として一対用いられるが、構成が同じなので以下その一方のみについて説明する。但し、一対の開閉装置のうち、一方のみを本発明に係る開閉装置を用い、他方を別の構成の開閉装置を用いる場合もある。
本発明に係る開閉装置4は、とくに図4乃至図7に示したように、第1の筐体2の後部上端に設けた取付凹部2b内へ取り付けた取付部材5と、第2の筐体3の後端部下面に設けた取付凹部3b内に取り付けた支持部材6と、この支持部材6を取付部材5に対して回転可能に連結するヒンジシャフト7と、取付部材5に対して支持部材6を、第2の筐体3の第1の筐体2に対する閉成状態でロックする回転制御手段8とで構成されている。
さらに詳しく説明すると、取付部材5は、例えばSUSのような金属プレートをプレス加工によってプレス成形させたもので、平面矩形状を呈した底板5aと、この底板5aの両側部より上方へ折り曲げた両側板5b、5bと、底板5aの後端部より上方へ折り曲げて形成した後板5cから成り、底板5aには複数の取付孔5d、5dが設けられ、両側板5b、5bには軸芯を共通にして連結孔5e、5eが設けられる。さらに、後板5cからはその両側端部より係止片5f、5fが設けられ、この係止片5f、5fの先端を、両側板5b、5bに設けた係合溝5g、5gへ挿入係止させている。
支持部材6は、同じくSUS製の金属板をプレス加工することによって形成したもので、平面アングル形状を呈したシンプルな構成で、側板6aと、この側板6aより外側へ折り曲げて形成した取付板6bと、側板6aに設けた変形連結孔6cとから成り、取付板6bには複数の取付孔6d、6dが設けられている。
ヒンジシャフト7は、例えばSUS製の丸棒を切削加工することによって形成させたもので、一端部に設けられたフランジ部7aと、このフランジ部7aに続いて設けられた大径変形軸部7bと、この大径変形軸部7bに続いて設けられた小径変形軸部7cと、この小径変形軸部7cの端部に設けられる、とくに図2に示したかしめ部7dとで構成されている。
回転制御手段8は、フリクション機構9と吸い込み機構10とから成り、フリクション機構9は、その中心部軸方向に設けた変形挿通孔11aへヒンジシャフト7の大径変形軸部7bを挿通させて、当該ヒンジシャフト7に回転規制されて取り付けられると共に、フランジ部7aと取付部材5の一方の側板5bとの間に介在させたフリクションワッシャー11と、その中心部軸方向に設けた変形挿通孔12aへヒンジシャフト7の小径変形軸部7cを挿通させて、当該ヒンジシャフト7に回転を規制されて取り付けられると共に、支持部材6の側板6aの側に設けられたワッシャー12と、その中心部軸方向に設けた挿通孔13aへヒンジシャフト7の小径変形軸部7cを挿通させてワッシャー12と支持部材6の側板6aとの間に介在させたスプリングワッシャー13と、ヒンジシャフト7の小径変形軸部7cのかしめ部7dとで構成されている。
吸い込み機構10は、例えばSUM製の中心部軸方向へ変形挿通孔14aと、外周をその軸方向に渡って削り取ることによって形成した平坦なカム部14bと、変形挿通孔14aへヒンジシャフト7の大径変形軸部7bを挿通させたカム手段14と、取付部材5の後板5cに設けた取付部5hにその一端部15aを挿入固定させた自由端側にカールさせた弾接部15bを有し、この弾接部15bをカム手段14の外周に摺接させている弾性手段15とで構成されている。尚、この吸い込み機構10は、第2の筐体3の第1の筐体2に対する開閉操作時に、弾性手段15の弾接部15bとカム手段14の湾曲外周14cとの間で圧接状態となるため、ここでもフリクショントルクを発生させることができる構成である。
そして、フリクション機構9にあっては、フリクションワッシャー11、カム手段14、ワッシャー12、スプリングワッシャー13を上述したように配置した後に、ヒンジシャフト7の小径変形軸部7cが支持部材6の側板6aより突出した部分を所定のかしめトルクでかしめてかしめ部7dとすることにより、フリクションワッシャー11の一側部と、取付部材5の側板5bとの間、及びワッシャー12ともう一方の側板5bとの間にそれぞれフリクショントルクが発生する構成となっている。
以下に本発明に係る開閉装置の作用効果について説明する。
まず、図4に示したように、ノート型パソコン1の第1の筐体2に対して第2の筐体3を閉じた閉成状態においては、弾性手段15の弾接部15bがカム手段14の平坦なカム部14bに当接していることによって、第2の筐体3は第1の筐体2に対して閉成状態でロックされている。
次に、ノート型パソコン1を使用すべく使用者が第1の筐体2に対して第2の筐体3を開くと、支持部材6及びヒンジシャフト7と共にカム手段14が回転し、第2の筐体3は、吸い込み機構10のカム手段14が、その外周で弾性手段15の弾接部15bをその圧接弾力に抗して下押しすることによって、図4から図7に示したように0°から180°まで開かれる。次いで、この開いた第2の筐体3を閉じる際には、通常の閉成操作で閉じて行き、約5°の閉成角度になると、とくに図5に示したように、弾性手段15の弾接部15bが、カム手段14の平坦なカム部14bに当接し始めることから、第2の筐体3は急速に吸い込まれるように閉じられ、この閉じた状態において、とくに図4に示したように、弾性手段15の弾接部15bが平坦なカム部14bと圧接状態となることにより、第2の筐体3は第1の筐体2に対して閉成状態でロックされることになる。このようにして回転制御手段8の吸い込み機構10は機能する。
次に、開閉操作の途中にあっては、回転制御手段8のフリクション機構9のフリクションワッシャー11がヒンジシャフト7と共に回転して、取付部材5の一方の側板5bとの間でフリクショントルクが発生し、さらに、弾性手段15の弾接部15bとカム手段14の湾曲外周14cとの間にもフリクショントルクが発生することから、任意の開閉角度で第2の筐体3を第1の筐体2に対して停止保持させることが可能である。
図8は本発明に係る開閉装置の他の実施例を示す。図面によれば、この実施例2の開閉装置20は、その回転制御手段21のカム手段22の中心部軸方向に断面円形状の挿通孔22aが設けられ、その外周部軸方向に平坦なカム部22bが形成され、その両端部に設けた係止突起22c、22cを、支持部材23の天板23aより垂下させた両側板23b、23bの円形状の連結孔23d、23dの周囲に設けた係合孔23c、23cへ挿入係止させている。ヒンジシャフト24は、フランジ部24aと、大径変形軸部24bと、軸部24cと、小径変形軸部24dと、かしめ部24eとから成り、軸部24cの形状は断面丸棒状である。取付部材25は、底板25aと、この底板25aの両側部より立ち上げた両側板25b、25bと、この両側板25b、25bの後部より立ち上げて両側板に係止させた後板25cと、両側板25b、25bに設けた大小の大径変形取付孔25dと小径変形取付孔25eとで構成されている。ヒンジシャフト24の大径変形軸部24bと小径変形軸部24dを大径変形取付孔25dと小径変形取付孔25eへ挿入係止させて取り付けており、ヒンジシャフト24の軸部24cに支持部材23の円形状の連結孔23d、23dを回転可能に連結させている。そして、ヒンジシャフト24の軸部24cをカム手段22の挿通孔22a内に回転可能となるように挿入させている。その他の弾性手段26の形状とその取付手段は実施例1のものと同じである。尚、指示記号27は大径変形挿通孔27aを有するフリクションワッシャー、指示記号28は小径変形挿通孔28aを有するワッシャー、指示記号29は挿通孔29aを有するスプリングワッシャーである。そして、カム手段22と弾性手段26で回転制御手段21の吸い込み機構30を構成し、フリクションワッシャー27、ワッシャー28、及びスプリングワッシャー29とヒンジシャフト24のかしめ部24eで回転制御手段21のフリクション機構31を構成している点は、実施例1と同じである。
このように構成しても本発明の目的を達成できる。この実施例2の場合、ヒンジシャフト24の軸部24cとカム手段22の挿通孔22aの間に粘性グリスを充填させることによりダンパー機能を果すことが可能となる利点を有する。
図9は、開閉装置の弾性手段の他の実施例を示す。図面によればこの実施例3に係る開閉装置38の弾性手段35は、その取付底部35aを取付部材36の底板36a上に取付ビス37を用いることにより固定されており、取付部材36の後板は省略させてある。その他の構成は実施例1のものと同じである。
このように実施しても本発明の目的を達成できる。このようにして構成すると、取付部材36に実施例1のような後板を設ける必要がなくなるものである。
その他の上記実施例に係る電子機器の開閉装置においては、カム手段を支持部材の側板に設けることも可能であり、ヒンジシャフトと一体に設けることも可能である。さらに、支持部材は、実施例2の支持部材23のように天板23aとこの天板23aの両側部より折り曲げて垂下させた両側板23b、23bを有するものとすることができる。
図10乃至図17は、さらに他の実施例を示す。図面によれば、この実施例4に係る電子機器の開閉装置40は、底板41aとこの底板41aの両側部より折り曲げて立ち上げた両側板41b、41bから成る取付部材41と、この取付部材41の両側板41b、41bの間に収容固定されたところの長手方向に略半円形状の湾曲部42aを有する合成樹脂製或はアルミ等の金属製のベース部材42と、このベース部材42の湾曲部42aに嵌め込まれた断面略半円形状で例えばSUS等の金属製のスリーブ43と、取付部材41の両側板41b、41bに設けた軸受孔41c、41cへ回転可能に挿通されたヒンジシャフト44と、このヒンジシャフト44の一側部に取付ネジ45、45で固着された断面アングル形状の支持部材46と、ベース部材42の一側上端部に取付ネジ47、47、47でその一側端側を固着してヒンジシャフト44の上部側に圧接しているバネ用鋼製の板バネから成る弾性手段48と、ヒンジシャフト44の抜け止めを防止する、例えばスプリングピンから成る抜け止め手段49と、で構成されている。
さらに詳しくは、取付部材41は例えば第1の筐体50の側へ取り付けられるもので、SUSのような金属プレートをプレス加工して作ったものある。この取付部材41の軸受孔41c、41cの外側に位置して各一対のボス部41d、41d・41d、41dが設けられている。
ベース部材42は、その湾曲部42aの両上端縁に上側段部42b、42bが設けられると共に、その両側部に同じく両端側段部42c、42cが設けられている。この両端側凹部42c、42cは、ベース部材42を取付部材41の両側板41b、41bの間へ嵌入させる際に、当該両側板41b、41bの軸受孔41c、41cの外側に設けたボス部41d、41d・41d、41dをガイドして、ベース部材42の位置ズレを防止する役目を果している。このベース部材42にはさらにその下面に取付部材41の底板41aを受け入れる凹部42dが設けられている。
スリーブ43は、例えばSUSのような金属プレートをプレス加工して作ったもので、湾曲凹部43aの両端縁に設けた折曲片43b、43bをベース部材42の上端側段部42b、42bへ嵌め込み、ベース部材42の上面が面一になるように工夫されている。
ヒンジシャフト44は、一側端部に設けたフランジ部44aと、このフランジ部44aを含む外周の一部を削除して設けた平坦部から成るカム部44bと、このカム部44bの終端部に設けた取付孔44cと、カム部44bに続いて設けられた平坦部から成る取付部44dとで構成され、軸受孔41c、41cに軸架させたときにフランジ部44aと取付孔44cに挿入したスプリングピンから成る抜け防止手段49によって、軸方向に移動規制されていて、スリーブ43の湾曲凹部43aと摺接している。
支持部材46は、上面側の第1取付プレート部46aに設けた取付孔46b、46bを介して取付ネジ45、45をヒンジシャフト44の取付部44dに設けた雌ネジ部44e、44eに捻子着させることによって、ヒンジシャフト44へ取り付けられ、第1取付プレート部46aより折り曲げて垂下させた第2取付プレート部46cに設けた取付孔46d、46dへ取り付ける図示してない取付ネジを介して、第2の筐体51へ取り付けられるものである。
板バネから成る弾性手段48は、略中央部に折曲部48aを有し、その一側部に設けた取付孔48b、48b、48bを通してベース部材42の一側上端部に設けた雌ネジ部42e、42e、42eへ捻子着させた取付ネジ47、47、47で、ベース部材42にその一側部において取り付けられ、その下面側をヒンジシャフト44の外周へ圧接させている。
したがって、この実施例4に係る開閉装置40は、図12に示した第1の筐体50に対して第2の筐体51を閉じた閉成状態においては、開閉装置40のヒンジシャフト44のカム部44bが弾性手段48の下面に圧接していることから、第2の筐体51が開成方向の力を受けても容易には開かず、閉成状態を維持している。
次に、第2の筐体51の第1の筐体50に対してこれを開くべく当該第2の筐体51の手前側を上方へ押して図中反時計方向へ開くと、第2の筐体51は共に回転する開閉装置40のヒンジシャフト44を介して弾性手段48の押圧力に抗して回転することにより図13に示したように開かれる。
さらに、第2の筐体51を反時計方向へ回転させると、第2の筐体51はヒンジシャフト44と共に図14から図16に示したように開かれ、180°の開成角度で停止する。この時は、ヒンジシャフト44のカム部44bは図16に示したように下側を向くことになる。開いた第2の筐体51は、これを時計方向へ回転させると、第1の筐体50に対して閉じられ、閉成角度の少し手前で、カム部44bと弾性手段48との間に吸い込み作用が発生して閉じられ、0°でヒンジシャフト44のカム部44bが弾性手段48の下面に圧接し、閉成状態が安定的に維持される。
このように本実施例4に係る電子機器の開閉装置40は部品点数の少ない簡単な構成で、第2の筐体51の第1の筐体50に対する閉成位置で安定的に閉成状態を保って、他のロック手段を必要としない上に、第2の筐体51の第1の筐体50に対する任意の開閉角度で、ヒンジシャフト44に圧接する弾性手段48により、安定的に停止保持される。
この際のフリクショントルクは、ヒンジシャフト44の外周と弾性手段48、ヒンジシャフト44の外周とスリーブ43との間に発生する。尚、スリーブ43は、コレを省略することは可能であるが、あるとよりフリクショントルクを創出し易く、かつ磨耗によって、フリクショントルクが経時的に変化することを防止できよう。
さらに、この実施例4に係る開閉装置40は、フリクショントルクを創出する手段をヒンジシャフト44と取付部材41の側板41b、41bとの間に設けた公知のチルト機構とすることが可能である。さらに、スプリングピンやフランジ部はこれをEリング或は係止リングに代えても良い。また、板バネから成る弾性手段48は、フラット状であっても良いが、第2の筐体51の閉成時にヒンジシャフトと弾性手段48の下面との間の遊びが大きくなって、スムーズな閉成動作を阻害するので、折曲部48aを設けてこれを防止するものである。さらに、弾性手段48は、実施例では1枚であるが、複数枚であっても良い。弾性手段48はさらに板バネの枚数、厚さ、材質を変更することで、ヒンジシャフト44のフリクショントルクの増減調整を図ることができる。
本発明は以上のように構成したので、部品点数が少なく、構造簡単で、製作コストの安価な開閉装置として、ノート型パソコンを始めとする各種電子機器の第1の筐体と第2の筐体を開閉させるロック機能付の開閉装置として好適に用いることができるものである。
1 ノート型パソコン
2 第1の筐体
3 第2の筐体
4 開閉装置
5 取付部材
5b 側板
6 支持部材
6a 側板
7 ヒンジシャフト
8 回転制御手段
9 フリクション機構
14 カム手段
14b カム部
15 弾性手段
20 開閉装置
21 回転制御手段
22 カム手段
22b カム部
23 支持部材
23b 側板
24 ヒンジシャフト
25 取付部材
25b 側板
26 弾性手段
31 フリクション機構
35 弾性手段
36 取付部材
38 開閉装置
40 開閉装置
41 取付部材
41b 両側板
42 ベース部材
42a 湾曲部
43 スリーブ
43a 湾曲凹部
43b 折曲部
44 ヒンジシャフト
44b カム部
46 支持部材
48 弾性手段
48a 折曲部
50 第1の筐体
51 第2の筐体

Claims (10)

  1. 電子機器を構成する第1の筐体に対して第2の筐体を開閉可能に連結する開閉装置であって、前記第1の筐体へ取り付けられる取付部材と、この取付部材に対しヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けた前記第2の筐体を支持する支持部材と、この支持部材の回転を制御する回転制御手段とから成り、この回転制御手段を、前記ヒンジシャフトの側に設け前記支持部材と共に回転可能に成したカム手段と、前記取付部材の側に前記カム手段と接して設けた弾性手段とで構成し、前記支持部材を前記カム手段と共に回転するように成したことを特徴とする、電子機器の開閉装置。
  2. 前記回転制御手段は、前記ヒンジシャフトを前記支持部材と共に回転するように成すと共に、前記カム手段を前記ヒンジシャフトに一体に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の電子機器の開閉装置。
  3. 前記回転制御手段は、前記ヒンジシャフトを前記支持部材と共に回転するように成すと共に、前記カム手段を前記ヒンジシャフトと別体に設け、当該ヒンジシャフトに回転を規制させて取り付けたことを特徴とする、請求項1に記載の電子機器の開閉装置。
  4. 前記回転制御手段は、前記支持部材の側に当該支持部材と共に回転可能となるように設けたカム手段と、前記取付部材の側に前記カム手段と接して設けた弾性手段とで構成したことを特徴とする、請求項1に記載の電子機器の開閉装置。
  5. 前記回転制御手段に、フリクション機構を組み合わせたことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器の開閉装置。
  6. 前記回転制御手段を、前記取付部材に固定させたベース部材と、このベース部材に設けた湾曲部に接して前記取付部材の両側板間に回転可能に軸架されたところの一側端側に支持部材を取り付けたヒンジシャフトと、このヒンジシャフトに設けたカム部に圧接して前記ベース部材の上端一側にその一側端側を取り付けたところの板バネ状の弾性手段とで構成したことを特徴とする、請求項1に記載の電子機器の開閉装置。
  7. 前記ベース部材の湾曲部に湾曲凹部を有するスリーブを前記ヒンジシャフトのカム部に接して設けたことを特徴とする、請求項6に記載の電子機器の開閉装置。
  8. 前記ヒンジシャフトは、軸方向へ移動規制されていることを特徴とする、請求項6に記載の電子機器の開閉装置。
  9. 前記弾性手段は、その略中央部長手方向に折曲部を設けたものと成したことを特徴とする、請求項6に記載の電子機器の開閉装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の開閉装置を、前記第1の筐体と第2の筐体との間に設けたことを特徴とする、電子機器。
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