JPH1170027A - 蝶番機構に適合した車両用座席 - Google Patents
蝶番機構に適合した車両用座席Info
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- JPH1170027A JPH1170027A JP10200521A JP20052198A JPH1170027A JP H1170027 A JPH1170027 A JP H1170027A JP 10200521 A JP10200521 A JP 10200521A JP 20052198 A JP20052198 A JP 20052198A JP H1170027 A JPH1170027 A JP H1170027A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/22—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
- B60N2/235—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms
- B60N2/2356—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls
- B60N2/2358—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls and provided with memory locks
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- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 背もたれが前方に倒れた後に起きる際に、最
後に調節した背もたれの位置に自動的にロックし戻すこ
とができる、車両用座席の提供。 【解決手段】 背もたれが第1および第2の側部蝶番に
よって座席プロパーに連結され、カム(38)の制御下
に歯付きスラグ(26)によって一緒にロック可能な2
つの側面プレートを各蝶番が有している座席。第1の蝶
番(5)には、対応するスラグと係合し得る切り込み
(50)を有する弾性リング(48)がある。2つの蝶
番は、ロストモーションを有する連結機構によって互い
に連結されていることから、第1の蝶番のカムを作動さ
せると、両蝶番でスラグがロック解除され、さらには第
1の蝶番にあるスラグが弾性リングの切り込みから離脱
する。それに対して第2の蝶番のカムを作動させても、
第1の蝶番のスラグはその個々の切り込みに係合したま
まで、両蝶番のスラグはもはや離れない。
後に調節した背もたれの位置に自動的にロックし戻すこ
とができる、車両用座席の提供。 【解決手段】 背もたれが第1および第2の側部蝶番に
よって座席プロパーに連結され、カム(38)の制御下
に歯付きスラグ(26)によって一緒にロック可能な2
つの側面プレートを各蝶番が有している座席。第1の蝶
番(5)には、対応するスラグと係合し得る切り込み
(50)を有する弾性リング(48)がある。2つの蝶
番は、ロストモーションを有する連結機構によって互い
に連結されていることから、第1の蝶番のカムを作動さ
せると、両蝶番でスラグがロック解除され、さらには第
1の蝶番にあるスラグが弾性リングの切り込みから離脱
する。それに対して第2の蝶番のカムを作動させても、
第1の蝶番のスラグはその個々の切り込みに係合したま
まで、両蝶番のスラグはもはや離れない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蝶番機構に適合し
た車両用座席に関する。
た車両用座席に関する。
【0002】詳細には本発明は、第1および第2の側部
を有し、座席プロパー(proper)および蝶番機構によっ
て座席プロパーに対してピボットで取り付けられた背も
たれとを有してなる車両用座席であって、前記機構が第
1の蝶番を有し、該蝶番は座席の前記第1の側部に配置
されており、しかも ・第1および第2の側面プレートを有し、該プレートの
一方は座席プロパーに固定され他方は背もたれに固定さ
れ;両側面プレートは回転軸で互いに対して回転するよ
うに取り付けられており;第1の蝶番の第2の側面プレ
ートは、回転軸を中心とする円の少なくとも円弧上に延
びて放射方向で内側に向いている第1の歯列に永久的に
固定されており; ・少なくとも、前記第1の歯列と共動するのに好適な歯
列が設けられた第1のスラグ(slug)を有し、該第1の
スラグは、第1のスラグにおける歯列が前記第1の歯列
と共動して第1の蝶番をロックする係合位置と、第1の
スラグが前記第1の歯列と共動しない「離脱」位置との
間で、第1の蝶番の第1の側面プレートに対して放射方
向にスライドするようガイドされ;前記第1のスラグ
が、第1の蝶番の第2の側面プレートに向かって軸方向
に突出した第1のペグをさらに有しており; ・前記第1のスラグのスライドを制御するための第1の
カムを有し、該第1のカムは休止位置方向に弾性手段に
よって押し出されており(being urged);該休止位置
において該第1のカムは、前記第1のスラグをその係合
位置に置くようになっており; ・前記第1のカムをその休止位置から第1の作動位置ま
での第1の角度行程で移動させるための第1の制御部材
を有し、前記行程では、前記第1のカムが前記第1のス
ラグをそれの離脱位置方向にスライドさせることがで
き; ・第1の蝶番の第2の側面プレートと機械的に連係して
おり、前記第1のスラグの前記第1のペグと共動するこ
とで、前記第1のスラグが円形ガイドに対して所定範囲
の角度位置にある場合に、該スラグを確実にその離脱位
置に維持する円形ガイドを有し、該円形ガイドは、前記
第1のスラグが前記所定範囲の角度位置にない時に、前
記第1のスラグの第1のペグが係合して、前記第1のス
ラグをそれの係合位置まで放射方向で外側方向にスライ
ドさせることができる1以上の間隙を有しており; ・前記第1のカムがそれの休止位置から第1の作動位置
まで通過する際に、前記第1のスラグをそれの係合位置
から離脱位置まで放射方向で内側方向に移動させるため
の第1の移動手段を有している車両用座席に関するもの
である。
を有し、座席プロパー(proper)および蝶番機構によっ
て座席プロパーに対してピボットで取り付けられた背も
たれとを有してなる車両用座席であって、前記機構が第
1の蝶番を有し、該蝶番は座席の前記第1の側部に配置
されており、しかも ・第1および第2の側面プレートを有し、該プレートの
一方は座席プロパーに固定され他方は背もたれに固定さ
れ;両側面プレートは回転軸で互いに対して回転するよ
うに取り付けられており;第1の蝶番の第2の側面プレ
ートは、回転軸を中心とする円の少なくとも円弧上に延
びて放射方向で内側に向いている第1の歯列に永久的に
固定されており; ・少なくとも、前記第1の歯列と共動するのに好適な歯
列が設けられた第1のスラグ(slug)を有し、該第1の
スラグは、第1のスラグにおける歯列が前記第1の歯列
と共動して第1の蝶番をロックする係合位置と、第1の
スラグが前記第1の歯列と共動しない「離脱」位置との
間で、第1の蝶番の第1の側面プレートに対して放射方
向にスライドするようガイドされ;前記第1のスラグ
が、第1の蝶番の第2の側面プレートに向かって軸方向
に突出した第1のペグをさらに有しており; ・前記第1のスラグのスライドを制御するための第1の
カムを有し、該第1のカムは休止位置方向に弾性手段に
よって押し出されており(being urged);該休止位置
において該第1のカムは、前記第1のスラグをその係合
位置に置くようになっており; ・前記第1のカムをその休止位置から第1の作動位置ま
での第1の角度行程で移動させるための第1の制御部材
を有し、前記行程では、前記第1のカムが前記第1のス
ラグをそれの離脱位置方向にスライドさせることがで
き; ・第1の蝶番の第2の側面プレートと機械的に連係して
おり、前記第1のスラグの前記第1のペグと共動するこ
とで、前記第1のスラグが円形ガイドに対して所定範囲
の角度位置にある場合に、該スラグを確実にその離脱位
置に維持する円形ガイドを有し、該円形ガイドは、前記
第1のスラグが前記所定範囲の角度位置にない時に、前
記第1のスラグの第1のペグが係合して、前記第1のス
ラグをそれの係合位置まで放射方向で外側方向にスライ
ドさせることができる1以上の間隙を有しており; ・前記第1のカムがそれの休止位置から第1の作動位置
まで通過する際に、前記第1のスラグをそれの係合位置
から離脱位置まで放射方向で内側方向に移動させるため
の第1の移動手段を有している車両用座席に関するもの
である。
【0003】
【従来の技術】明細書EP−A−0770514号に
は、そのような座席の例が記載されており、背もたれが
前方に倒れた時に制御部材が外れた後であっても、蝶番
機構はロック解除されない状態として、例えば問題の座
席が前部座席である場合に、車両の後部座席に行くこと
ができる。その後、背もたれが起きると、第1のペグが
円形ガイドの相当する間隙と重なったら直ちに、前記機
構が自動的に再度ロックされる。
は、そのような座席の例が記載されており、背もたれが
前方に倒れた時に制御部材が外れた後であっても、蝶番
機構はロック解除されない状態として、例えば問題の座
席が前部座席である場合に、車両の後部座席に行くこと
ができる。その後、背もたれが起きると、第1のペグが
円形ガイドの相当する間隙と重なったら直ちに、前記機
構が自動的に再度ロックされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記明細書に記載の座
席は十分満足できるものであるが、前記背もたれの事前
の調節の有無とは無関係に、前方に倒れた後に起きあが
った際には必ず、背もたれが同じ角度位置にロックされ
るという欠点を持っている。
席は十分満足できるものであるが、前記背もたれの事前
の調節の有無とは無関係に、前方に倒れた後に起きあが
った際には必ず、背もたれが同じ角度位置にロックされ
るという欠点を持っている。
【0005】従って座席の使用者は、背もたれが前方に
倒れた後に起きる都度、背もたれの傾斜を再度調節しな
ければならない。
倒れた後に起きる都度、背もたれの傾斜を再度調節しな
ければならない。
【0006】さらに、明細書EP−A−0694434
号には、歯付きスラグを有する蝶番機構が設けられた座
席が記載されており、前記機構によって、背もたれを前
方に倒し、以前調節されていた位置に再度自動的にロッ
クし直すことができる。
号には、歯付きスラグを有する蝶番機構が設けられた座
席が記載されており、前記機構によって、背もたれを前
方に倒し、以前調節されていた位置に再度自動的にロッ
クし直すことができる。
【0007】背もたれの傾斜を調節することができる機
構の歯付きスラグは歯列に係合しており、その歯列は第
2の側面プレートに対して移動可能であって、他の歯付
きスラグを介して第2の側面プレートに固定することが
できる。
構の歯付きスラグは歯列に係合しており、その歯列は第
2の側面プレートに対して移動可能であって、他の歯付
きスラグを介して第2の側面プレートに固定することが
できる。
【0008】従ってそのような状況下では、2段階の歯
付きスラグを介して2つの側面プレートは互いに連結さ
れ、それによって前記機構の強度が低下する傾向がある
か、あるいは高い機械的強度を得るには機構を重くし、
経費を多く費やす必要がある。
付きスラグを介して2つの側面プレートは互いに連結さ
れ、それによって前記機構の強度が低下する傾向がある
か、あるいは高い機械的強度を得るには機構を重くし、
経費を多く費やす必要がある。
【0009】従って本発明の目的は、明細書EP−A−
0770514号に記載の種類の蝶番機構であるが、背
もたれが前方に倒れた後に起きる際に、最後に調節した
背もたれ位置に自動的にロックし戻すことができ、しか
も明細書EP−A−0770514号の機構と同等の強
度を持った蝶番機構が設けられた座席を提案することに
ある。
0770514号に記載の種類の蝶番機構であるが、背
もたれが前方に倒れた後に起きる際に、最後に調節した
背もたれ位置に自動的にロックし戻すことができ、しか
も明細書EP−A−0770514号の機構と同等の強
度を持った蝶番機構が設けられた座席を提案することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】それに関して本発明によ
れば、問題の種類の背もたれは、第1の蝶番の第2の側
面プレートに取り付けられて、摩擦によって回転軸で回
転する「記憶」装置に属するリムによって円形ガイドが
形成されており、該円形ガイドの間隙が放射方向ガイド
を形成しており;該ガイドにおいて、第1のスラグの第
1のペグを、円周方向には実質的に自在に動かないよう
にしながら、放射方向にスライドさせることができるこ
とを特徴とし;前記蝶番機構が、座席の第2の側部に配
置された第2の蝶番を更に有し、しかも ・第1および第2の側面プレートを有し、該プレートの
一方は座席プロパーに固定され他方は背もたれに固定さ
れ;両側面プレートは前記回転軸で互いに対して回転す
るように取り付けられており;第2の蝶番の第2の側面
プレートは、回転軸を中心とする円の少なくとも円弧上
に延びて放射方向で内側に向いている第2の歯列に永久
的に固定されており; ・前記第2の歯列と共動するのに好適な歯列が設けられ
た1以上の第2のスラグを有し、該スラグは第2の蝶番
の第1の側面プレートに対して放射方向にスライドする
ようガイドされて、第2のスラグにおける歯列が前記第
2の歯列と共動して第2の蝶番をロックする係合位置
と、第2のスラグが前記第2の歯列と共動しない引っ込
み位置との間でスライドし; ・前記第2のスラグのスライドを制御するための第2の
カムを有し、該第2のカムは休止位置方向に弾性手段に
よって押し出されており(being urged);該休止位置
において該第2のカムは、前記第2のスラグをその係合
位置に置くようになっており; ・前記第2のカムをその休止位置から作動位置までの第
2の角度行程で移動させるための第2の制御部材を有
し、前記行程では、前記第2のカムが前記第2のスラグ
をそれの引っ込み位置方向にスライドさせることがで
き; ・前記第2のカムがそれの休止位置からそれの作動位置
まで通過する際に、前記第2のスラグをそれの係合位置
から引っ込み位置まで移動させるための第2の移動手段
を有していることを特徴とし;前記第1および第2のカ
ムがロストモーションを有する機械的連結を介して相互
連結しており、該連結は ・第1および第2の制御部材が作動していない時に、第
1および第2のカムがその休止位置にあるようにし; ・第1のカムが第1の制御部材によってその第1の作動
位置から移動する時には、第2のカムを駆動してその作
動位置に移動させ; ・前記第2のカムが第2の制御部材によって、それの休
止位置から作動位置へ移動する際に、第1のカムを駆動
して、第1の角度行程より短い第3の角度行程にわたっ
て、休止位置から第2の作動位置まで移動させるように
なっていることを特徴とし;第1の移動手段が、第1の
カムがその第2の作動位置にある時に第1のスラグを放
射方向で内側に移動させることで、前記第1のスラグが
前記第2の歯列と係合しないが、前記スラグの第1のペ
グはその放射方向のガイドと係合した状態に留まってい
る引っ込み位置を取らせるようになっていることを特徴
とするものである。
れば、問題の種類の背もたれは、第1の蝶番の第2の側
面プレートに取り付けられて、摩擦によって回転軸で回
転する「記憶」装置に属するリムによって円形ガイドが
形成されており、該円形ガイドの間隙が放射方向ガイド
を形成しており;該ガイドにおいて、第1のスラグの第
1のペグを、円周方向には実質的に自在に動かないよう
にしながら、放射方向にスライドさせることができるこ
とを特徴とし;前記蝶番機構が、座席の第2の側部に配
置された第2の蝶番を更に有し、しかも ・第1および第2の側面プレートを有し、該プレートの
一方は座席プロパーに固定され他方は背もたれに固定さ
れ;両側面プレートは前記回転軸で互いに対して回転す
るように取り付けられており;第2の蝶番の第2の側面
プレートは、回転軸を中心とする円の少なくとも円弧上
に延びて放射方向で内側に向いている第2の歯列に永久
的に固定されており; ・前記第2の歯列と共動するのに好適な歯列が設けられ
た1以上の第2のスラグを有し、該スラグは第2の蝶番
の第1の側面プレートに対して放射方向にスライドする
ようガイドされて、第2のスラグにおける歯列が前記第
2の歯列と共動して第2の蝶番をロックする係合位置
と、第2のスラグが前記第2の歯列と共動しない引っ込
み位置との間でスライドし; ・前記第2のスラグのスライドを制御するための第2の
カムを有し、該第2のカムは休止位置方向に弾性手段に
よって押し出されており(being urged);該休止位置
において該第2のカムは、前記第2のスラグをその係合
位置に置くようになっており; ・前記第2のカムをその休止位置から作動位置までの第
2の角度行程で移動させるための第2の制御部材を有
し、前記行程では、前記第2のカムが前記第2のスラグ
をそれの引っ込み位置方向にスライドさせることがで
き; ・前記第2のカムがそれの休止位置からそれの作動位置
まで通過する際に、前記第2のスラグをそれの係合位置
から引っ込み位置まで移動させるための第2の移動手段
を有していることを特徴とし;前記第1および第2のカ
ムがロストモーションを有する機械的連結を介して相互
連結しており、該連結は ・第1および第2の制御部材が作動していない時に、第
1および第2のカムがその休止位置にあるようにし; ・第1のカムが第1の制御部材によってその第1の作動
位置から移動する時には、第2のカムを駆動してその作
動位置に移動させ; ・前記第2のカムが第2の制御部材によって、それの休
止位置から作動位置へ移動する際に、第1のカムを駆動
して、第1の角度行程より短い第3の角度行程にわたっ
て、休止位置から第2の作動位置まで移動させるように
なっていることを特徴とし;第1の移動手段が、第1の
カムがその第2の作動位置にある時に第1のスラグを放
射方向で内側に移動させることで、前記第1のスラグが
前記第2の歯列と係合しないが、前記スラグの第1のペ
グはその放射方向のガイドと係合した状態に留まってい
る引っ込み位置を取らせるようになっていることを特徴
とするものである。
【0011】以上の配置によって、座席の使用者が背も
たれの傾斜を調節したい場合、使用者は第2の制御部材
を操作することで、両方の蝶番のスラグを外し、次に第
1の蝶番のスラグが該第1の蝶番の第1の側面プレート
に対して記憶装置を保持するようにする。
たれの傾斜を調節したい場合、使用者は第2の制御部材
を操作することで、両方の蝶番のスラグを外し、次に第
1の蝶番のスラグが該第1の蝶番の第1の側面プレート
に対して記憶装置を保持するようにする。
【0012】それとは対照的に、座席の使用者が背もた
れをできるだけ前方に倒したい場合、使用者は第1の制
御部材を操作して、両方の蝶番のスラグを外すだけでな
く、第1のスラグの第1のペグがその放射方向のガイド
から離脱させることができるようにもする。次に、記憶
装置が、摩擦によって、背もたれの最後に調節された位
置に相当する位置で、第1の蝶番の第2の側面プレート
に対して固定される。
れをできるだけ前方に倒したい場合、使用者は第1の制
御部材を操作して、両方の蝶番のスラグを外すだけでな
く、第1のスラグの第1のペグがその放射方向のガイド
から離脱させることができるようにもする。次に、記憶
装置が、摩擦によって、背もたれの最後に調節された位
置に相当する位置で、第1の蝶番の第2の側面プレート
に対して固定される。
【0013】背もたれを前方に倒すと、記憶装置に属す
る円形ガイドが第1のスラグの第1のペグに対してスラ
イドし、それによって第2の制御部材が解除された後で
あっても、両方の側面プレートのスラグはその引っ込み
位置に保持される。
る円形ガイドが第1のスラグの第1のペグに対してスラ
イドし、それによって第2の制御部材が解除された後で
あっても、両方の側面プレートのスラグはその引っ込み
位置に保持される。
【0014】その後、背もたれを再度立てると、前記第
1のペグがそれの放射方向ガイドと重なって係合するま
で、記憶装置の円形ガイドが再度、第1のスラグの第1
のペグに対してスライドして、両方の蝶番のスラグをそ
れの係合位置に戻すことができ、次に背もたれは、使用
者が最初に調節した位置に再度ロックされる。
1のペグがそれの放射方向ガイドと重なって係合するま
で、記憶装置の円形ガイドが再度、第1のスラグの第1
のペグに対してスライドして、両方の蝶番のスラグをそ
れの係合位置に戻すことができ、次に背もたれは、使用
者が最初に調節した位置に再度ロックされる。
【0015】本発明の座席の蝶番機構は、2つの蝶番が
座席の両側に配置されていることから、非常に高い機械
的強度を有することもわかる。その配置自体は従来の技
術のものであるが、この場合、第2の蝶番に先行技術の
従来の蝶番より多い部品を持たせる必要がなく、第1の
蝶番にただ1個の追加部品を必要とするだけで、背もた
れの最後の傾斜調節を記憶させながら、背もたれを倒す
ことができるという利点を有している。
座席の両側に配置されていることから、非常に高い機械
的強度を有することもわかる。その配置自体は従来の技
術のものであるが、この場合、第2の蝶番に先行技術の
従来の蝶番より多い部品を持たせる必要がなく、第1の
蝶番にただ1個の追加部品を必要とするだけで、背もた
れの最後の傾斜調節を記憶させながら、背もたれを倒す
ことができるという利点を有している。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施態様におい
ては、以下の配置の1以上を使用することも可能であ
る。
ては、以下の配置の1以上を使用することも可能であ
る。
【0017】・第2のカムが前記第2の制御部材によっ
て作動する際に、第2のカムは長くとも第4の角度行程
を移動するものであり;該第4の角度行程は第1の角度
行程以上の長さであり;ロストモーションを有する機械
的連結は、前記第2のカムが第2の制御部材によってそ
の休止位置から移動する際に、角度ロストモーションと
称される一定の角度行程を第2のカムが移動した後にの
み、第1のカムを同伴するようになっており;第1の角
度行程は、第4の角度行程と角度ロストモーションの差
より大きい。
て作動する際に、第2のカムは長くとも第4の角度行程
を移動するものであり;該第4の角度行程は第1の角度
行程以上の長さであり;ロストモーションを有する機械
的連結は、前記第2のカムが第2の制御部材によってそ
の休止位置から移動する際に、角度ロストモーションと
称される一定の角度行程を第2のカムが移動した後にの
み、第1のカムを同伴するようになっており;第1の角
度行程は、第4の角度行程と角度ロストモーションの差
より大きい。
【0018】・第2のカムが前記第2の制御部材によっ
て作動する際に、第2のカムは長くとも第4の角度行程
を移動するものであり;該第4の角度行程は第1の角度
行程より短く;ロストモーションを有する機械的連結
は、前記第1のカムが第1の制御部材によってその休止
位置から移動する際に、角度ロストモーションと称され
る一定の角度行程を第1のカムが移動した後にのみ、第
2のカムを駆動するようになっており;第1の角度行程
は、第4の角度行程と角度ロストモーションの和より小
さい。
て作動する際に、第2のカムは長くとも第4の角度行程
を移動するものであり;該第4の角度行程は第1の角度
行程より短く;ロストモーションを有する機械的連結
は、前記第1のカムが第1の制御部材によってその休止
位置から移動する際に、角度ロストモーションと称され
る一定の角度行程を第1のカムが移動した後にのみ、第
2のカムを駆動するようになっており;第1の角度行程
は、第4の角度行程と角度ロストモーションの和より小
さい。
【0019】・記憶装置が、側面プレートに放射方向で
締めつけられていることにより第1の蝶番の第2の側面
プレートに係合されている弾性リングによって構成され
ている。
締めつけられていることにより第1の蝶番の第2の側面
プレートに係合されている弾性リングによって構成され
ている。
【0020】・第2の角度行程が第1の角度行程より長
く;機械的連結が、第1の制御部材の作動時、第2のカ
ムがその第2の角度行程を移動してしまう前に、第1の
角度行程を第1のカムがその休止位置から移動するよう
に調整されたロストモーションを有する。
く;機械的連結が、第1の制御部材の作動時、第2のカ
ムがその第2の角度行程を移動してしまう前に、第1の
角度行程を第1のカムがその休止位置から移動するよう
に調整されたロストモーションを有する。
【0021】・第1の制御部材を操作することで、背も
たれが倒れた後に立ち上がる際、第1のスラグの第1の
ペグがその放射方向ガイドに再係合する前に、第2のス
ラグをその係合位置に再配置するための手段を、第2の
蝶番が有する。
たれが倒れた後に立ち上がる際、第1のスラグの第1の
ペグがその放射方向ガイドに再係合する前に、第2のス
ラグをその係合位置に再配置するための手段を、第2の
蝶番が有する。
【0022】・第1のスラグがその離脱位置にあり、第
1の制御部材が外れた際に、第1のスラグに当接するよ
う第1のカムに固定された要素が設けられて、前記第1
のカムがその休止位置に戻らないようになっており;第
1のカムに固定された前記要素が第1のスラグを放射方
向で外側に押し出すようになっていることで、第1の制
御部材を操作することによって、背もたれが倒れた後に
立ち上がる際に、前記スラグの第1のペグがその放射方
向ガイドに係合するようになっている。
1の制御部材が外れた際に、第1のスラグに当接するよ
う第1のカムに固定された要素が設けられて、前記第1
のカムがその休止位置に戻らないようになっており;第
1のカムに固定された前記要素が第1のスラグを放射方
向で外側に押し出すようになっていることで、第1の制
御部材を操作することによって、背もたれが倒れた後に
立ち上がる際に、前記スラグの第1のペグがその放射方
向ガイドに係合するようになっている。
【0023】・第1のカムと第2のカムがそれぞれ第1
および第2の剛性プレートと連結し、それらプレートは
前記カム間でそれぞれ放射方向に延びており;相当する
第2の側面プレートはそれぞれ第1および第2のスラグ
の少なくとも一部と重なっており;第1および第2のス
ラグのそれぞれは、相当する第2の側面プレートに向か
って軸方向に突出し、相当するプレートに形成された切
欠部内に入る個々の「第2の」ペグを有し;第1および
第2のプレートの切欠部がそれぞれ、各々相当する第2
のペグと共動する第1および第2のカミング縁部によっ
て放射方向で外側方向に規定されていることで、それぞ
れ第1および第2のカムが作動する際に、第1および第
2のスラグをそれぞれ放射方向で内側に移動するように
なっている。
および第2の剛性プレートと連結し、それらプレートは
前記カム間でそれぞれ放射方向に延びており;相当する
第2の側面プレートはそれぞれ第1および第2のスラグ
の少なくとも一部と重なっており;第1および第2のス
ラグのそれぞれは、相当する第2の側面プレートに向か
って軸方向に突出し、相当するプレートに形成された切
欠部内に入る個々の「第2の」ペグを有し;第1および
第2のプレートの切欠部がそれぞれ、各々相当する第2
のペグと共動する第1および第2のカミング縁部によっ
て放射方向で外側方向に規定されていることで、それぞ
れ第1および第2のカムが作動する際に、第1および第
2のスラグをそれぞれ放射方向で内側に移動するように
なっている。
【0024】・第2のスラグが、第2の蝶番の第2の側
面プレートに向って軸方向に突出した第1のペグを有
し;放射方向で外側に突出し、第2のスラグの第1のペ
グと共動して、第1のカムが、第1のスラグの離脱位置
に相当しない範囲の角度位置にある限りその係合位置に
前記第2のスラグを保持するようになっている突出部
を、第2のプレートが有し;前記突出部が、カミング効
果によって第2のスラグの第1のペグを放射方向で外側
に押すような形状となっていることで、第1の制御部材
を作動させることで、座席の背もたれが倒れた後に立ち
上がる際、第1のスラグの第1のペグが再度その放射方
向ガイドに係合する前に、第2のスラグをその係合位置
に戻すようになっている。
面プレートに向って軸方向に突出した第1のペグを有
し;放射方向で外側に突出し、第2のスラグの第1のペ
グと共動して、第1のカムが、第1のスラグの離脱位置
に相当しない範囲の角度位置にある限りその係合位置に
前記第2のスラグを保持するようになっている突出部
を、第2のプレートが有し;前記突出部が、カミング効
果によって第2のスラグの第1のペグを放射方向で外側
に押すような形状となっていることで、第1の制御部材
を作動させることで、座席の背もたれが倒れた後に立ち
上がる際、第1のスラグの第1のペグが再度その放射方
向ガイドに係合する前に、第2のスラグをその係合位置
に戻すようになっている。
【0025】・第2のプレートが、該第2のプレートが
第1および第2の相対的角度位置間で第2のカムに対し
て動くことができるような形で、ある一定量の角度ロス
トモーションを有する第2のカムに連結しており;第2
のカムがその休止位置にある時に、第2のプレートが前
記第2のカムに対してその第1の角度位置にあり;第2
のカムがその休止位置から作動位置の方へ移動する各場
合に、前記第2のプレートが前記第2のカムに対してそ
の第2の角度位置に来るまで、第2のプレートはまず第
1に、摩擦によって固定された状態に保持されている。
第1および第2の相対的角度位置間で第2のカムに対し
て動くことができるような形で、ある一定量の角度ロス
トモーションを有する第2のカムに連結しており;第2
のカムがその休止位置にある時に、第2のプレートが前
記第2のカムに対してその第1の角度位置にあり;第2
のカムがその休止位置から作動位置の方へ移動する各場
合に、前記第2のプレートが前記第2のカムに対してそ
の第2の角度位置に来るまで、第2のプレートはまず第
1に、摩擦によって固定された状態に保持されている。
【0026】・第1のカムに固定された要素が設けられ
て、第1のスラグが第1の蝶番の円形ガイドに対して押
圧されている時、ならびに第1の制御部材が外れている
時に、前記第1のスラグに対して当接し、それによって
第2のカムがその休止位置に完全に戻るのを防止する
が、前記第1のカムが第5の角度行程を通ってその休止
位置方向に動けるようにしてあり;第1のカムに固定さ
れた前記要素がさらに、放射方向で外側に第1のスラグ
を押し出しており;第1のカムが第5の角度行程を通る
際に、 ・第2のカムが前記第2のカムと第2のプレートとの間
にロストモーションを持つことで、前記第2のプレート
を第2のカムに対してその第1の角度位置に置くように
し; ・第2のカムがさらに、第2のスラグの第1のペグにご
く近接した位置に、第2のプレートの突出部を持ってく
るように、第5の角度行程が調整されている。
て、第1のスラグが第1の蝶番の円形ガイドに対して押
圧されている時、ならびに第1の制御部材が外れている
時に、前記第1のスラグに対して当接し、それによって
第2のカムがその休止位置に完全に戻るのを防止する
が、前記第1のカムが第5の角度行程を通ってその休止
位置方向に動けるようにしてあり;第1のカムに固定さ
れた前記要素がさらに、放射方向で外側に第1のスラグ
を押し出しており;第1のカムが第5の角度行程を通る
際に、 ・第2のカムが前記第2のカムと第2のプレートとの間
にロストモーションを持つことで、前記第2のプレート
を第2のカムに対してその第1の角度位置に置くように
し; ・第2のカムがさらに、第2のスラグの第1のペグにご
く近接した位置に、第2のプレートの突出部を持ってく
るように、第5の角度行程が調整されている。
【0027】・第2のスラグが、上方向に向いているそ
の歯列で垂直にスライドし;第1の制御部材が外れた
後、第1のスラグの第1のペグが第1の蝶番の円形ガイ
ドに押圧されている時には、前記第2のスラグが重力の
みによってその引っ込み位置に保持される。
の歯列で垂直にスライドし;第1の制御部材が外れた
後、第1のスラグの第1のペグが第1の蝶番の円形ガイ
ドに押圧されている時には、前記第2のスラグが重力の
みによってその引っ込み位置に保持される。
【0028】・第2の蝶番が、前記第2のスラグ以外に
も1以上のスラグを有し;その追加スラグはさらに、第
2の歯列と共動するよう調整された歯列を有し、それが
前記第2の歯列と係合している係合位置と、前記第2の
歯列と共動しない引っ込み位置との間で放射方向に移動
可能であり;第2の蝶番の第2の側面プレート方向で軸
方向に突出し、第2のプレートに形成された別の切欠部
内に進入するペグを、前記追加スラグが有し;追加のス
ラグのペグと共動することで、第2のカムがその作動位
置方向に移動する際に前記ペグを放射方向で内側に移動
させるカミング縁部によって、前記追加の切欠部が放射
方向で外側方向に規定されており;追加切欠部のカミン
グ縁部が、追加のスラグを引っ込み位置に明確に保持し
ながら、第1の制御部材が外れた後に、第1のスラグの
第1のペグが第1の蝶番の円形ガイドに対して押圧され
ており;第2のプレートが、追加のスラグと共動するた
めの外側突出部を持たない。
も1以上のスラグを有し;その追加スラグはさらに、第
2の歯列と共動するよう調整された歯列を有し、それが
前記第2の歯列と係合している係合位置と、前記第2の
歯列と共動しない引っ込み位置との間で放射方向に移動
可能であり;第2の蝶番の第2の側面プレート方向で軸
方向に突出し、第2のプレートに形成された別の切欠部
内に進入するペグを、前記追加スラグが有し;追加のス
ラグのペグと共動することで、第2のカムがその作動位
置方向に移動する際に前記ペグを放射方向で内側に移動
させるカミング縁部によって、前記追加の切欠部が放射
方向で外側方向に規定されており;追加切欠部のカミン
グ縁部が、追加のスラグを引っ込み位置に明確に保持し
ながら、第1の制御部材が外れた後に、第1のスラグの
第1のペグが第1の蝶番の円形ガイドに対して押圧され
ており;第2のプレートが、追加のスラグと共動するた
めの外側突出部を持たない。
【0029】・記憶装置が、第1のスラグの第1のペグ
がスライドする放射方向ガイドと重なり、放射方向で内
側に突出した支持部を有し;該支持部が、前記放射方向
ガイドの片側のみに配置されていることで、第1のスラ
グがその離脱位置にある時に、背もたれは前方に倒れて
から、第1のスラグの第1のペグが前記支持部に当たる
まで立ち上がって戻り、その後に前記の第1のペグを再
度その放射方向ガイドに係合させることができるように
なっている。
がスライドする放射方向ガイドと重なり、放射方向で内
側に突出した支持部を有し;該支持部が、前記放射方向
ガイドの片側のみに配置されていることで、第1のスラ
グがその離脱位置にある時に、背もたれは前方に倒れて
から、第1のスラグの第1のペグが前記支持部に当たる
まで立ち上がって戻り、その後に前記の第1のペグを再
度その放射方向ガイドに係合させることができるように
なっている。
【0030】本発明の他の特徴および利点は、実施例
(ただし、本発明を限定するものではない)によって、
さらには添付の図面を参照しながら示される1実施態様
についての以下の記載から明らかになる。図面におい
て、 ・図1および図2はそれぞれ、本発明の1実施態様を構
成する車両用座席の側面図および背面図である。
(ただし、本発明を限定するものではない)によって、
さらには添付の図面を参照しながら示される1実施態様
についての以下の記載から明らかになる。図面におい
て、 ・図1および図2はそれぞれ、本発明の1実施態様を構
成する車両用座席の側面図および背面図である。
【0031】・図3は、背もたれを図1および2の座席
の座席プロパーにつなぐ2個の蝶番を示す縦断面図であ
る。
の座席プロパーにつなぐ2個の蝶番を示す縦断面図であ
る。
【0032】・図4は、図3の矢印IV方向での詳細図
である。
である。
【0033】・図5は、第1の蝶番の一部を示す斜視図
である。
である。
【0034】・図6および図7はそれぞれ、第1および
第2の蝶番がその休止位置にある場合を示す、それぞれ
図3の線AAおよびBBでの断面図である。
第2の蝶番がその休止位置にある場合を示す、それぞれ
図3の線AAおよびBBでの断面図である。
【0035】・図8および図9は、第2の蝶番の制御部
材が作動している場合のそれぞれ第1および第2の蝶番
を示す図6および図7と同様の図であり、図8では第1
の蝶番のバネは省略してある。
材が作動している場合のそれぞれ第1および第2の蝶番
を示す図6および図7と同様の図であり、図8では第1
の蝶番のバネは省略してある。
【0036】・図10は、制御部材が作動している時の
第1の蝶番を示す、図6と同様の図である。
第1の蝶番を示す、図6と同様の図である。
【0037】・図11および図12は、第1の蝶番の制
御部材を外した後に、背もたれが前方に倒れている時
の、それぞれ第1および第2の蝶番を示す図6および図
7と同様の図である。
御部材を外した後に、背もたれが前方に倒れている時
の、それぞれ第1および第2の蝶番を示す図6および図
7と同様の図である。
【0038】これらの各種図において、同じ参照符号は
同一または類似の要素を示すものである。
同一または類似の要素を示すものである。
【0039】
【実施例】図1および2に線図で示したように、本発明
は車両用座席1に関するものであり、特には自動車の前
部座席に関するものであって、その座席は第1に車両の
床3に取り付けられた座席プロパー2と、第2に横方向
水平軸X周囲で座席プロパー2にピボットで取り付けら
れた背もたれ4を有する。
は車両用座席1に関するものであり、特には自動車の前
部座席に関するものであって、その座席は第1に車両の
床3に取り付けられた座席プロパー2と、第2に横方向
水平軸X周囲で座席プロパー2にピボットで取り付けら
れた背もたれ4を有する。
【0040】より正確には、背もたれの強度部材4a
は、第1および第2の蝶番5および6を介して、座席の
いずれか側で、座席の強度部材2aとつながっている。
それらの蝶番は、それぞれハンドル7および8によって
制御され、座席に対して水平方向で横方向に延びる連結
具9によって互いにつながっている。
は、第1および第2の蝶番5および6を介して、座席の
いずれか側で、座席の強度部材2aとつながっている。
それらの蝶番は、それぞれハンドル7および8によって
制御され、座席に対して水平方向で横方向に延びる連結
具9によって互いにつながっている。
【0041】図3にさらに詳細に示したように、2個の
蝶番5および6はそれぞれ、 ・座席プロパーの強度部材2aに固定された個々の固定
金属側面プレート10および11; ・座席プロパーの強度部材4aに固定された個々の可動
型金属側面プレート12および13; ・固定側面プレートおよび可動型側面プレートの周囲に
かしめられ、それらと共動して閉じた円形ボックスを規
定する個々の金属リング14および15; ・相当するボックス内にあり、ハンドル7および8のい
ずれも作動していない限り、可動型側面プレートを相当
する固定側面プレートに対して動かさないようにする個
々のスラグロック装置16および17を有している。
蝶番5および6はそれぞれ、 ・座席プロパーの強度部材2aに固定された個々の固定
金属側面プレート10および11; ・座席プロパーの強度部材4aに固定された個々の可動
型金属側面プレート12および13; ・固定側面プレートおよび可動型側面プレートの周囲に
かしめられ、それらと共動して閉じた円形ボックスを規
定する個々の金属リング14および15; ・相当するボックス内にあり、ハンドル7および8のい
ずれも作動していない限り、可動型側面プレートを相当
する固定側面プレートに対して動かさないようにする個
々のスラグロック装置16および17を有している。
【0042】さらに、2つの蝶番5および6を相互に連
結する連結具9は有利には、2つの剛性棒状部分18お
よび19によって構成され、それら棒状部分はそれぞれ
ハンドル7および8に固定され、緩み巻き取り装置20
によって互いに連結されている。
結する連結具9は有利には、2つの剛性棒状部分18お
よび19によって構成され、それら棒状部分はそれぞれ
ハンドル7および8に固定され、緩み巻き取り装置20
によって互いに連結されている。
【0043】検討中の実施例では、図3及び図4で明瞭
に見ることができる装置20は、 ・第1に、棒状部分18に固定され、2つの偏心駆動フ
ィンガー22によって棒状部分19の方へ軸方向に延び
ている放射状プレート21;ならびに ・第2に、棒状部分19に固定され、駆動フィンガー2
2が係合している2個の円弧状楕円体溝24を有する放
射状プレート23を有する。
に見ることができる装置20は、 ・第1に、棒状部分18に固定され、2つの偏心駆動フ
ィンガー22によって棒状部分19の方へ軸方向に延び
ている放射状プレート21;ならびに ・第2に、棒状部分19に固定され、駆動フィンガー2
2が係合している2個の円弧状楕円体溝24を有する放
射状プレート23を有する。
【0044】両方の蝶番5および6が休止位置にある
と、駆動フィンガー22は楕円体溝24の第1の末端に
対してせり出していることから、 ・ハンドル7を角度方向25で作動させると、駆動フィ
ンガー22が直ちにプレート23を駆動し; ・ハンドル8を角度方向25で作動させると、プレート
23は最初は、「ロストモーション」と称されるある角
度行程α1にわたって自由に動くことができ、その後楕
円体溝24の第2の末端が駆動フィンガー22に対して
せり出すようになることで、プレート21が方向25で
駆動されるようになる。
と、駆動フィンガー22は楕円体溝24の第1の末端に
対してせり出していることから、 ・ハンドル7を角度方向25で作動させると、駆動フィ
ンガー22が直ちにプレート23を駆動し; ・ハンドル8を角度方向25で作動させると、プレート
23は最初は、「ロストモーション」と称されるある角
度行程α1にわたって自由に動くことができ、その後楕
円体溝24の第2の末端が駆動フィンガー22に対して
せり出すようになることで、プレート21が方向25で
駆動されるようになる。
【0045】例えば、ロストモーションα1は約18度
であることができる。
であることができる。
【0046】図5〜7に示したように、2個の蝶番5お
よび6はそれぞれ、 ・互いに対して120°間隔で配置されている、それぞ
れ26および27の符号を付けた3個の金属ロック止め
具を有し;各留め具はそれぞれ28および29の符号を
付けた外側に向いた歯列を有し;それら歯列は、相当す
る可動型側面プレート12および13に形成されたそれ
ぞれ30および31の符号を付けた内側に向いた円形の
歯列と係合するようになっており;各スラグは、相当す
る固定側面プレート10および11に固定されている個
々のガイド32および33で放射方向にスライドするよ
うに取り付けられており;それにより、スラグの歯が相
当する可動型側面プレートの歯と噛み合うことで蝶番を
ロックする係合位置と、スラグが可動型側面プレートの
歯と共動しない引っ込み位置との間で、それらのスラグ
を移動可能とすることができ;各スラグがさらに、それ
ぞれ34および35の符号を付けた第1のペグとそれぞ
れ36および37の符号を付けた第2のペグを有し;そ
れらの第1および第2のペグが、相当する可動型側面プ
レートの方に軸方向に突出しており;各スラグにおける
2個のペグが例えば、第2のペグ36および37の放射
方向で外側に配置されている第1のペグ34および35
と放射方向にアライメントされており; ・相当するハンドル7および8ならびに相当する棒状部
分18および19に固定され、スラグ26および27の
スライドを制御する役割を果たす個々の金属カム38お
よび39を有し; ・相当する固定側面プレートに取り付けられ、相当する
カム38および39を休止位置の方へ押し出すことで、
それらがスラグをその係合位置に来るようにする個々の
バネ40および41を有し;前記カムが、角度方向25
で回転可能であることで、スラグがその引っ込み位置方
向にスライドすることができ、それによって相当する蝶
番が外れるようになっており; ・相当するカム38および39につなぎ合わされ、前記
カムと相当する可動型側面プレートとの間で放射方向に
延び、しかも部分的にスラグと重なっている個々の剛性
金属プレート42および43を有し;前記プレートがそ
れぞれ44および45の符号を付けた3つの切欠部を有
し、それら切欠部にはスラグの第2のペグ36および3
7が係合しており;個々のカミング縁部46および47
と共動するこれらのペグのそれぞれが、相当する切欠部
の放射方向で外側を規定し、相当する第2のペグ36お
よび37と共動する形状となっていることで、カム38
および39が方向25の方に回る際に、相当するスラグ
26および27を放射方向で内側に動かすようになって
いる。 さらに図6に示したように、第1の蝶番5は以
下の特定の特徴を有する。
よび6はそれぞれ、 ・互いに対して120°間隔で配置されている、それぞ
れ26および27の符号を付けた3個の金属ロック止め
具を有し;各留め具はそれぞれ28および29の符号を
付けた外側に向いた歯列を有し;それら歯列は、相当す
る可動型側面プレート12および13に形成されたそれ
ぞれ30および31の符号を付けた内側に向いた円形の
歯列と係合するようになっており;各スラグは、相当す
る固定側面プレート10および11に固定されている個
々のガイド32および33で放射方向にスライドするよ
うに取り付けられており;それにより、スラグの歯が相
当する可動型側面プレートの歯と噛み合うことで蝶番を
ロックする係合位置と、スラグが可動型側面プレートの
歯と共動しない引っ込み位置との間で、それらのスラグ
を移動可能とすることができ;各スラグがさらに、それ
ぞれ34および35の符号を付けた第1のペグとそれぞ
れ36および37の符号を付けた第2のペグを有し;そ
れらの第1および第2のペグが、相当する可動型側面プ
レートの方に軸方向に突出しており;各スラグにおける
2個のペグが例えば、第2のペグ36および37の放射
方向で外側に配置されている第1のペグ34および35
と放射方向にアライメントされており; ・相当するハンドル7および8ならびに相当する棒状部
分18および19に固定され、スラグ26および27の
スライドを制御する役割を果たす個々の金属カム38お
よび39を有し; ・相当する固定側面プレートに取り付けられ、相当する
カム38および39を休止位置の方へ押し出すことで、
それらがスラグをその係合位置に来るようにする個々の
バネ40および41を有し;前記カムが、角度方向25
で回転可能であることで、スラグがその引っ込み位置方
向にスライドすることができ、それによって相当する蝶
番が外れるようになっており; ・相当するカム38および39につなぎ合わされ、前記
カムと相当する可動型側面プレートとの間で放射方向に
延び、しかも部分的にスラグと重なっている個々の剛性
金属プレート42および43を有し;前記プレートがそ
れぞれ44および45の符号を付けた3つの切欠部を有
し、それら切欠部にはスラグの第2のペグ36および3
7が係合しており;個々のカミング縁部46および47
と共動するこれらのペグのそれぞれが、相当する切欠部
の放射方向で外側を規定し、相当する第2のペグ36お
よび37と共動する形状となっていることで、カム38
および39が方向25の方に回る際に、相当するスラグ
26および27を放射方向で内側に動かすようになって
いる。 さらに図6に示したように、第1の蝶番5は以
下の特定の特徴を有する。
【0047】・プレート42はカム38に剛的に固定さ
れている。
れている。
【0048】・放射方向で分割している弾性金属リング
48は、可動型側面プレート12の筐体49(図3)に
入り、放射方向で弾性的に加圧されている。
48は、可動型側面プレート12の筐体49(図3)に
入り、放射方向で弾性的に加圧されている。
【0049】・弾性リング48は3個の切り込み50を
有し;それら切り込みは放射方向で内側に開いて、放射
方向ガイドを形成しており;そのガイドにおいては、ス
ラグの第1のペグ34が放射方向にスライド可能であっ
て、円周方向には実質的に作用しない。
有し;それら切り込みは放射方向で内側に開いて、放射
方向ガイドを形成しており;そのガイドにおいては、ス
ラグの第1のペグ34が放射方向にスライド可能であっ
て、円周方向には実質的に作用しない。
【0050】・弾性リング48はさらに、放射方向で内
側に突出していて、角度方向25に配置された切り込み
の側で切り込み50の1個の側縁部の一つに延びている
内部支持部51を有している。
側に突出していて、角度方向25に配置された切り込み
の側で切り込み50の1個の側縁部の一つに延びている
内部支持部51を有している。
【0051】さらに図7に示したように、第2の蝶番6
は、以下の特定の特徴を有する。
は、以下の特定の特徴を有する。
【0052】・剛性プレート43が、カム39である一
定量の角度ロストモーションを有して取り付けられるこ
とで(例えばカム39は、プレート43の方で軸方向に
突出し、ロストモーションを持って前記プレートの切り
込み43a内に進入する止め具を有することができ
る)、互いにある一定の角度ロストモーションα2
(例:15°)だけ離れている第1および第2の相対的
角度支持部位置間で、前記プレート43がカムに対して
動くことができるようになっている。
定量の角度ロストモーションを有して取り付けられるこ
とで(例えばカム39は、プレート43の方で軸方向に
突出し、ロストモーションを持って前記プレートの切り
込み43a内に進入する止め具を有することができ
る)、互いにある一定の角度ロストモーションα2
(例:15°)だけ離れている第1および第2の相対的
角度支持部位置間で、前記プレート43がカムに対して
動くことができるようになっている。
【0053】・プレート43に突出部52があり、それ
がスラグ27のいずれかにおける第1のペグ35で作用
することで、前記スラグを係合位置に保持しながら、第
2の蝶番6を休止位置とするようになっており;突出部
52が相当する第1ペグ35に対して外れた後に、その
第1ペグと重なるように戻る際に、相当するスラグ27
をその引っ込み位置から係合位置まで移動させることが
できる傾斜路を形成するスロープ末端を前記突出部が有
している。
がスラグ27のいずれかにおける第1のペグ35で作用
することで、前記スラグを係合位置に保持しながら、第
2の蝶番6を休止位置とするようになっており;突出部
52が相当する第1ペグ35に対して外れた後に、その
第1ペグと重なるように戻る際に、相当するスラグ27
をその引っ込み位置から係合位置まで移動させることが
できる傾斜路を形成するスロープ末端を前記突出部が有
している。
【0054】・他の2つのスラグ27の第1のペグ35
は、プレート43とは共動しない(これら2つのペグ3
5は、適宜に省略することができると考えられる)。
は、プレート43とは共動しない(これら2つのペグ3
5は、適宜に省略することができると考えられる)。
【0055】・突出部52に対応して配置されている切
欠部45は、前記突出部52が相当する第1のペグ35
と重なっている限り、相当する第2のペグ37を放射方
向で内側に押し出すのを回避するような形状となってい
る。
欠部45は、前記突出部52が相当する第1のペグ35
と重なっている限り、相当する第2のペグ37を放射方
向で内側に押し出すのを回避するような形状となってい
る。
【0056】以上説明した座席は以下のように動作す
る。
る。
【0057】座席1に座った搭乗者が背もたれ4の傾斜
を調節しようとする場合、ハンドル8を動かせて、それ
を角度方向25に回転させることで、2つの蝶番5およ
び6を図8および9に示した位置に入れなければならな
い。
を調節しようとする場合、ハンドル8を動かせて、それ
を角度方向25に回転させることで、2つの蝶番5およ
び6を図8および9に示した位置に入れなければならな
い。
【0058】その動きの際に、第2の蝶番のカム39
が、相当する剛性プレート43に対して角度ロストモー
ションα2を移動し始めることで、そのプレートがカム
39に対して第2の角度位置に来て、その後プレート4
3が角度方向25に駆動される。
が、相当する剛性プレート43に対して角度ロストモー
ションα2を移動し始めることで、そのプレートがカム
39に対して第2の角度位置に来て、その後プレート4
3が角度方向25に駆動される。
【0059】次に、突出部52に対応しないカム47の
縁部が最初に、相当するスラグ27の第2のペグ37に
作用して、そのスラグを引っ込み位置に移動させる。
縁部が最初に、相当するスラグ27の第2のペグ37に
作用して、そのスラグを引っ込み位置に移動させる。
【0060】その後、ハンドル8とカム39が角度β
(約36°を取り得る)だけ回転した時に、例えば突出
部52は相当するスラグ27の第1のペグ35と重なっ
ておらず、突出部52に相当するカミング縁部47は同
じスラグの第2のペグ37に作用し始める。それによっ
て次に、そのスラグ27が引っ込み位置を取るようにな
って、第2の蝶番6がロック解除される。
(約36°を取り得る)だけ回転した時に、例えば突出
部52は相当するスラグ27の第1のペグ35と重なっ
ておらず、突出部52に相当するカミング縁部47は同
じスラグの第2のペグ37に作用し始める。それによっ
て次に、そのスラグ27が引っ込み位置を取るようにな
って、第2の蝶番6がロック解除される。
【0061】さらに、ハンドル8を作動させ始めた時
に、棒状部分19とプレート23は角度方向25に回転
し始め、上記のロストモーションα1を移動して、楕円
体溝24の第2の末端が駆動フィンガー22に対して当
接されるようになって、次に棒状部分18、第1の蝶番
5のカム38およびハンドル7が方向25に駆動され
る。
に、棒状部分19とプレート23は角度方向25に回転
し始め、上記のロストモーションα1を移動して、楕円
体溝24の第2の末端が駆動フィンガー22に対して当
接されるようになって、次に棒状部分18、第1の蝶番
5のカム38およびハンドル7が方向25に駆動され
る。
【0062】次に、プレート38のカミング縁部46が
各種スラグ26の第2のペグ36に作用して、前記スラ
グを引っ込み位置に移動させることで、第1の蝶番5も
ロック解除される。
各種スラグ26の第2のペグ36に作用して、前記スラ
グを引っ込み位置に移動させることで、第1の蝶番5も
ロック解除される。
【0063】座席に座っている搭乗者は、例えば背もた
れを後方に押すことで前記背もたれに直接作用を加える
ことにより、あるいは逆に、背もたれの内側にある1以
上のバネ(不図示)からの駆動力下にそれを前に動かす
ことで、背もたれ4の傾斜を調節することができる。
れを後方に押すことで前記背もたれに直接作用を加える
ことにより、あるいは逆に、背もたれの内側にある1以
上のバネ(不図示)からの駆動力下にそれを前に動かす
ことで、背もたれ4の傾斜を調節することができる。
【0064】図8でわかる通り、第1および第2の棒状
部分18および19の間にある角度ロストモーションの
ために、第1の蝶番のカム38とマスク42は、第2の
蝶番6がロック解除している時に、β−α1だけの角度
回転する。この回転角度は、スラグ26を移動させて引
っ込み位置に入れることができる角度であるが、前記ス
ラグの第1のペグ34が、弾性リング48に属する切り
込み50から離脱できるほどの角度ではない。
部分18および19の間にある角度ロストモーションの
ために、第1の蝶番のカム38とマスク42は、第2の
蝶番6がロック解除している時に、β−α1だけの角度
回転する。この回転角度は、スラグ26を移動させて引
っ込み位置に入れることができる角度であるが、前記ス
ラグの第1のペグ34が、弾性リング48に属する切り
込み50から離脱できるほどの角度ではない。
【0065】さらに、たとえハンドル8が支持部までの
全行程を移動、例えば約45°の角度行程γ3を移動し
たとしても、ペグ34はその切り込み50に残り、カム
38はγ3−α1だけ回転していることになる。
全行程を移動、例えば約45°の角度行程γ3を移動し
たとしても、ペグ34はその切り込み50に残り、カム
38はγ3−α1だけ回転していることになる。
【0066】背もたれ4の傾斜を調節している時は、弾
性リング48はスラグ26の第1のペグ34によって静
止状態に保持され、可動型側面プレート12は回転して
弾性リング48と摩擦する。
性リング48はスラグ26の第1のペグ34によって静
止状態に保持され、可動型側面プレート12は回転して
弾性リング48と摩擦する。
【0067】さらに、動く限り背もたれ4を前方に倒し
て、図1の1点鎖線で示した位置として、例えば車両が
3ドア車両の場合に、車両の後部座席に行けるようにし
たい場合、ハンドル7を角度方向25に動かすことで、
カム38だけでなくカム39も前記の方向25に動か
す。
て、図1の1点鎖線で示した位置として、例えば車両が
3ドア車両の場合に、車両の後部座席に行けるようにし
たい場合、ハンドル7を角度方向25に動かすことで、
カム38だけでなくカム39も前記の方向25に動か
す。
【0068】この動きの際、図10に示したように、プ
レート42のカミング縁部46が最初にスラグ26の第
2のペグ36に作用して、ハンドル7が一定の角度行程
γ1(例:約18°)移動した後に、第1の蝶番5が解
除される。
レート42のカミング縁部46が最初にスラグ26の第
2のペグ36に作用して、ハンドル7が一定の角度行程
γ1(例:約18°)移動した後に、第1の蝶番5が解
除される。
【0069】ハンドル7が一定の総角度行程γ2(例:
約30°)を移動した後、カミング縁部46は、切り込
み50から前記スラグの第1のペグ34を離脱させるだ
けの距離だけ、放射方向で内側にスラグ27を移動させ
ている。
約30°)を移動した後、カミング縁部46は、切り込
み50から前記スラグの第1のペグ34を離脱させるだ
けの距離だけ、放射方向で内側にスラグ27を移動させ
ている。
【0070】最後に、ハンドル7をさらに全角度行程ま
で回し続けて、例えば上記の行程γ3を移動させたり、
約45°回して、例えば図10に示した位置に到達させ
ることも可能である。
で回し続けて、例えば上記の行程γ3を移動させたり、
約45°回して、例えば図10に示した位置に到達させ
ることも可能である。
【0071】その動きの間、第2の蝶番6では、最初は
突出部52に対応しないスラグ27がロック解除され、
次に、カム39がハンドル7によって、角度γ2とγ3
の間にある上記の角度βだけ回転した時に突出部52に
対応するスラグ27がロック解除される。
突出部52に対応しないスラグ27がロック解除され、
次に、カム39がハンドル7によって、角度γ2とγ3
の間にある上記の角度βだけ回転した時に突出部52に
対応するスラグ27がロック解除される。
【0072】従ってこの最後のスラグ27は、第1のペ
グ34がその切り込み50を出た後に初めてロック解除
される。
グ34がその切り込み50を出た後に初めてロック解除
される。
【0073】そうして背もたれ4は、使用者によってあ
るいは背もたれ内にあるバネの作用下で押して、進む限
り前方に倒すことができる。
るいは背もたれ内にあるバネの作用下で押して、進む限
り前方に倒すことができる。
【0074】その動きの間、弾性リング48が可動型側
面プレート12とともに摩擦によって駆動されて、図1
1に示したように背もたれの回転に従う。そうして、弾
性リングは座席の最後の傾斜調節を記憶する。
面プレート12とともに摩擦によって駆動されて、図1
1に示したように背もたれの回転に従う。そうして、弾
性リングは座席の最後の傾斜調節を記憶する。
【0075】背もたれが前方に倒れ始めると、弾性リン
グ48の内部縁部に対するベアリングによってスラグ2
7は解除位置に保持されることから、使用者はハンドル
7を離すことができる。
グ48の内部縁部に対するベアリングによってスラグ2
7は解除位置に保持されることから、使用者はハンドル
7を離すことができる。
【0076】この状況では、図11および図12に示し
たように、カム38および39が、ある一定の角度行程
γ4(例えば、約18°とすることができる)にわたっ
て、方向25とは反対の方向53へわずかな逆転運動を
受けて、カム38に固定される要素がスラグ26と当接
するようになる。
たように、カム38および39が、ある一定の角度行程
γ4(例えば、約18°とすることができる)にわたっ
て、方向25とは反対の方向53へわずかな逆転運動を
受けて、カム38に固定される要素がスラグ26と当接
するようになる。
【0077】例えば、剛性プレート42の外周が、スラ
グ26の第1のペグ34に対して角度的に当接されるよ
うにして、同時にカミング効果によって前記第1のペグ
34を放射方向で外側に押し出すようにすることができ
るか、ないしはカム38の一部もスラグ26の後方端に
対して角度的に当接させて、同時に前記スラグを放射方
向で外側に押し出すようにすることができる。
グ26の第1のペグ34に対して角度的に当接されるよ
うにして、同時にカミング効果によって前記第1のペグ
34を放射方向で外側に押し出すようにすることができ
るか、ないしはカム38の一部もスラグ26の後方端に
対して角度的に当接させて、同時に前記スラグを放射方
向で外側に押し出すようにすることができる。
【0078】カム39と第2の蝶番6の剛性プレート4
3の間にある角度ロストモーションのために、カム39
は最初、それ自体で方向53の方に動き、プレート43
は可動型側面プレート13に対するそれの摩擦のため
に、実質的に静止した状態に留まり、その後前記カム3
9が小さい角度行程γ4−α2(具体的には、本明細書
に記載の特定の実施例では約3°)にわたってプレート
43を駆動することができる。
3の間にある角度ロストモーションのために、カム39
は最初、それ自体で方向53の方に動き、プレート43
は可動型側面プレート13に対するそれの摩擦のため
に、実質的に静止した状態に留まり、その後前記カム3
9が小さい角度行程γ4−α2(具体的には、本明細書
に記載の特定の実施例では約3°)にわたってプレート
43を駆動することができる。
【0079】このプレート43の小さい逆転運動は、ス
ラグ27を係合位置に持ってくるには不十分であること
から、蝶番6はロック解除位置に留まる。
ラグ27を係合位置に持ってくるには不十分であること
から、蝶番6はロック解除位置に留まる。
【0080】さらにこの状況では、プレート43にある
突出部52は、相当するスラグ27の第1のペグ35に
非常に近接している。
突出部52は、相当するスラグ27の第1のペグ35に
非常に近接している。
【0081】このスラグ27は、上方向に向かっている
歯29によって垂直方向にスライドするよう配置されて
いることから、前記スラグ27は、重力の効果によって
引っ込み位置に残る。
歯29によって垂直方向にスライドするよう配置されて
いることから、前記スラグ27は、重力の効果によって
引っ込み位置に残る。
【0082】前方に倒した後、使用者が背もたれ4を起
こす時、弾性リング51が蝶番5の可動型側面プレート
12とともに角度方向53で回転して、支持部51が相
当する第1のペグ34と当接するようになる。
こす時、弾性リング51が蝶番5の可動型側面プレート
12とともに角度方向53で回転して、支持部51が相
当する第1のペグ34と当接するようになる。
【0083】この動きの際、第1の蝶番の3つのスラグ
26の第1のペグ34は相当する切り込み50と重な
り、カム38からの駆動力下に前記切り込みに入る。
26の第1のペグ34は相当する切り込み50と重な
り、カム38からの駆動力下に前記切り込みに入る。
【0084】さらに、スラグ26のこの動きのごく最初
で、しかも第1のペグ34が切り込み50に明らかに係
合する前に、第2の蝶番6の突出部52が相当するスラ
グ27の第1のペグ35を押し戻すことで、背もたれの
傾斜調節におけるロスが防止される。
で、しかも第1のペグ34が切り込み50に明らかに係
合する前に、第2の蝶番6の突出部52が相当するスラ
グ27の第1のペグ35を押し戻すことで、背もたれの
傾斜調節におけるロスが防止される。
【0085】次に、蝶番5および6の両方が休止位置に
戻ることで、背もたれ4は当初調節された位置である傾
斜で再度ロックされる。
戻ることで、背もたれ4は当初調節された位置である傾
斜で再度ロックされる。
【0086】別形態においては、ハンドル8の最大角度
行程を、カム38が切り込み50からペグ34を離脱さ
せるのに必要な角度行程γ2より小さくできることがわ
かる。
行程を、カム38が切り込み50からペグ34を離脱さ
せるのに必要な角度行程γ2より小さくできることがわ
かる。
【0087】そのような状況下では、ロストモーション
9との機械的連結を調整して、前記カム38がハンドル
7によって休止位置から動かされる際には、カム38の
一定の角度ロストモーション後に初めてカム39が駆動
されるようにする必要があり、角度行程γ2を、ハンド
ル7の最大角度行程の合計および前記角度ロストモーシ
ョンの合計より小さくする必要がある。
9との機械的連結を調整して、前記カム38がハンドル
7によって休止位置から動かされる際には、カム38の
一定の角度ロストモーション後に初めてカム39が駆動
されるようにする必要があり、角度行程γ2を、ハンド
ル7の最大角度行程の合計および前記角度ロストモーシ
ョンの合計より小さくする必要がある。
【0088】さらに、第1のペグ34が再ロック時に切
り込み50に明らかに係合する前に、スラグ27の全て
または一部をカム39によって同時に係合位置に戻すよ
うにすることも可能である。
り込み50に明らかに係合する前に、スラグ27の全て
または一部をカム39によって同時に係合位置に戻すよ
うにすることも可能である。
【図1】本発明の1実施態様を構成する座席の側面図
【図2】本発明の1実施態様を構成する座席の背面図
【図3】背もたれを座席の座席プロパーにつなぐ2個の
蝶番を示す縦断面図
蝶番を示す縦断面図
【図4】図3の矢印IV方向での詳細図
【図5】第1の蝶番の一部を示す斜視図
【図6】休止位置にある第1の蝶番の、図3の線AAで
の断面図
の断面図
【図7】休止位置にある第2の蝶番の、図3の線BBで
の断面図
の断面図
【図8】第2の蝶番の制御部材が作動しているときの、
第1の蝶番の、図3の線AAでの断面図
第1の蝶番の、図3の線AAでの断面図
【図9】第2の蝶番の制御部材が作動しているときの、
第2の蝶番の、図3の線BBでの断面図
第2の蝶番の、図3の線BBでの断面図
【図10】制御部材が作動しているときの、第1の蝶番
の、図3の線AAでの断面図
の、図3の線AAでの断面図
【図11】第1の蝶番の制御部材を外した後に、背もた
れが前方に倒れているときの、第1の蝶番の、図3の線
AAでの断面図
れが前方に倒れているときの、第1の蝶番の、図3の線
AAでの断面図
【図12】第1の蝶番の制御部材を外した後に、背もた
れが前方に倒れているときの、第2の蝶番の、図3の線
BBでの断面図
れが前方に倒れているときの、第2の蝶番の、図3の線
BBでの断面図
1 車両用座席 2 座席プロパー 3 車両の床 4 背もたれ 5 第1の蝶番 6 第2の蝶番 7,8 ハンドル 9 連結具;ロストモーション 10,11 固定側面プレート 12,13 可動型側面プレート 14,15 リング 16,17 スラグロック装置 18,19 棒状部分 20 緩み巻き取り装置 21,23 プレート 22 駆動フィンガー 24 楕円体溝 25,53 角度方向 26,27 ロック止め具;スラグ 28,29,30,31 歯列 32,33 ガイド 34,35,36,37 ペグ 38,39 カム 40,41 バネ 42,43 プレート;マスク 44,45 切欠部 46,47 カミング縁部 48 弾性リング 49 筺体 50 切り込み 51 支持部 52 突出部
Claims (14)
- 【請求項1】 第1および第2の側部を有し、座席プロ
パー(proper)(2)および蝶番機構(5,6,9)に
よって座席プロパーに対してピボットで取り付けられた
背もたれ(4)とを含む車両用座席であって、前記機構
が第1の蝶番(5)を有し、該蝶番は座席の前記第1の
側部に配置されており、しかも ・第1および第2の側面プレート(10,12)を含
み、該プレートの一方は座席プロパーに固定され他方は
背もたれに固定され;両側面プレートは回転軸(X)で
互いに対して回転するように取り付けられており;第1
の蝶番の第2の側面プレート(12)は、回転軸(X)
を中心とする円の少なくとも円弧上に延びて放射方向で
内側に向いている第1の歯列(30)に永久的に固定さ
れており; ・少なくとも、前記第1の歯列(30)と共動するのに
好適な歯列(28)が設けられた第1のスラグ(slug)
(26)を含み、該第1のスラグは、第1のスラグにお
ける歯列(28)が前記第1の歯列と共動して第1の蝶
番をロックする係合位置と、第1のスラグ(26)が前
記第1の歯列と共動しない「離脱」位置との間で、第1
の蝶番の第1の側面プレート(10)に対して放射方向
にスライドするようガイドされ;前記第1のスラグが、
第1の蝶番の第2の側面プレート(12)に向かって軸
方向に突出した第1のペグ(34)をさらに有してお
り; ・前記第1のスラグ(26)のスライドを制御するため
の第1のカム(38)を含み、該第1のカムは休止位置
方向に弾性手段(40)によって押し出されており;該
休止位置において該第1のカムは、前記第1のスラグを
その係合位置に置くようになっており; ・前記第1のカム(38)をその休止位置から第1の作
動位置までの第1の角度行程(γ2)で移動させるため
の第1の制御部材(7)を含み、前記行程では、前記第
1のカムが前記第1のスラグ(26)をそれの離脱位置
方向にスライドさせることができ; ・第1の蝶番の第2の側面プレート(12)と機械的に
連係しており、前記スラグ(26)の前記ペグ(34)
と共動することで、前記第1のスラグが円形ガイドに対
して所定範囲の角度位置にある場合に、該スラグを確実
にその離脱位置に維持する円形ガイド(48)を含み、
該円形ガイドは、前記第1のスラグ(26)が前記所定
範囲の角度位置にない時に、前記第1のスラグの第1の
ペグ(34)が係合して、前記第1のスラグをそれの係
合位置まで放射方向で外側方向にスライドさせることが
できる1以上の間隙(50)を有しており; ・前記第1のカム(38)がそれの休止位置から第1の
作動位置まで通過する際に、前記第1のスラグをそれの
係合位置から離脱位置まで放射方向で内側方向に移動さ
せるための第1の移動手段(42)を含んでいる車両用
座席において、 第1の蝶番の第2の側面プレート(12)に取り付けら
れて、摩擦によって回転軸(X)で回転する「記憶」装
置に属するリムによって円形ガイド(48)が形成され
ており、該円形ガイドの間隙(50)が放射方向ガイド
を形成しており;該ガイドにおいて、第1のスラグの第
1のペグ(34)を、円周方向には実質的に自在に動か
ないようにしながら、放射方向にスライドさせることが
でき;前記蝶番機構が、座席の第2の側部に配置された
第2の蝶番(6)を更に含み、しかも ・第1および第2の側面プレート(11,13)を含
み、該プレートの一方は座席プロパーに固定され他方は
背もたれに固定され;両側面プレートは前記回転軸
(X)で互いに対して回転するように取り付けられてお
り;第2の蝶番の第2の側面プレート(13)は、回転
軸(X)を中心とする円の少なくとも円弧上に延びて放
射方向で内側に向いている第2の歯列(31)に永久的
に固定されており; ・前記第2の歯列(31)と共動するのに好適な歯列
(29)が設けられた1以上の第2のスラグ(27)を
含み、該スラグは第2の蝶番の第1の側面プレート(1
1)に対して放射方向にスライドするようガイドされ
て、第2のスラグにおける歯列(29)が前記第2の歯
列(31)と共動して第2の蝶番(6)をロックする係
合位置と、第2のスラグ(27)が前記第2の歯列(3
1)と共動しない引っ込み位置との間でスライドし; ・前記第2のスラグ(27)のスライドを制御するため
の第2のカム(39)を含み、該第2のカムは休止位置
方向に弾性手段(41)によって押し出されており;該
休止位置において該第2のカムは、前記第2のスラグを
その係合位置に置くようになっており; ・前記第2のカム(39)をその休止位置から作動位置
までの第2の角度行程(β)で移動させるための第2の
制御部材(8)を含み、前記行程では、前記第2のカム
が前記第2のスラグ(27)をそれの引っ込み位置方向
にスライドさせることができ; ・前記第2のカム(39)がそれの休止位置からそれの
作動位置まで通過する際に、前記第2のスラグ(27)
をそれの係合位置から引っ込み位置まで移動させるため
の第2の移動手段(43)を含んでおり;前記第1およ
び第2のカム(38,39)がロストモーションを有す
る機械的連結(9)を介して相互連結しており、該連結
は ・第1および第2の制御部材(7,8)が作動していな
い時に、第1および第2のカム(38,39)がその休
止位置にあるようにし; ・第1のカム(38)が第1の制御部材(7)によって
その第1の作動位置から移動する時には、第2のカム
(39)を駆動してその作動位置に移動させ; ・前記第2のカムが第2の制御部材(8)によって、そ
れの休止位置から作動位置へ移動する際に、第1のカム
(38)を駆動して、第1の角度行程(γ2)より短い
第3の角度行程(β−α1)にわたって、休止位置から
第2の作動位置まで移動させるようになっており;第1
の移動手段(42)が、第1のカム(38)がその第2
の作動位置にある時に第1のスラグ(26)を放射方向
で内側に移動させることで、前記第1のスラグが前記第
2の歯列(30)と係合しないが、前記スラグの第1の
ペグ(34)はその放射方向のガイド(50)と係合し
た状態に留まっている引っ込み位置を取らせるようにな
っていることを特徴とする車両用座席。 - 【請求項2】 前記第2のカム(39)が前記第2の制
御部材(8)によって作動する際に、該第2のカム(3
9)は長くとも第4の角度行程(γ3)を移動するもの
であり;該第4の角度行程は第1の角度行程(γ2)以
上の長さであり;ロストモーションを有する機械的連結
(9)は、前記第2のカムが第2の制御部材(8)によ
ってその休止位置から移動する際に、角度ロストモーシ
ョンと称される一定の角度行程(α1)を第2のカムが
移動した後にのみ、第1のカム(38)を同伴するよう
になっており;第1の角度行程(γ2)は、第4の角度
行程と角度ロストモーションの差(γ3−α1)より大
きい請求項1記載の座席。 - 【請求項3】 前記第2のカム(39)が前記第2の制
御部材(8)によって作動する際に、該第2のカム(3
9)は長くとも第4の角度行程を移動するものであり;
該第4の角度行程は第1の角度行程より短く;ロストモ
ーションを有する機械的連結(9)は、前記第1のカム
(38)が第1の制御部材(7)によってその休止位置
から移動する際に、角度ロストモーションと称される一
定の角度行程を第1のカムが移動した後にのみ、第2の
カム(39)を駆動するようになっており;第1の角度
行程は、第4の角度行程と角度ロストモーションの和よ
り小さい請求項1記載の座席。 - 【請求項4】 前記記憶装置が、側面プレートに放射方
向で締めつけられていることにより第1の蝶番の第2の
側面プレート(12)に係合されている弾性リング(4
8)によって構成されているものである請求項1ないし
3のいずれか1項に記載の座席。 - 【請求項5】 前記第2の角度行程(β)が第1の角度
行程(γ2)より長く;機械的連結(9)が、第1の制
御部材(7)の作動時、第2のカム(39)がその第2
の角度行程(β)を移動してしまう前に、第1の角度行
程(γ2)を第1のカム(38)がその休止位置から移
動するように調整されたロストモーションを有するもの
である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の座席。 - 【請求項6】 第1の制御部材(7)を操作すること
で、背もたれ(4)が倒れた後に立ち上がる際、第1の
スラグの第1のペグ(34)がその放射方向ガイド(5
0)に再係合する前に、第2のスラグ(27)をその係
合位置に再配置するための手段(52)を、前記第2の
蝶番(6)が有するものである請求項5記載の座席。 - 【請求項7】 第1のスラグがその離脱位置にあり、第
1の制御部材(7)が外れた際に、第1のスラグ(2
6)に対して当接するよう第1のカム(38)に固定さ
れた要素(38,42)が設けられて、前記第1のカム
がその休止位置に戻らないようになっており;第1のカ
ムに固定された前記要素が第1のスラグ(26)を放射
方向で外側に押し出すようになっていることで、第1の
制御部材を操作することによって、背もたれが倒れた後
に立ち上がる際に、前記スラグの第1のペグ(34)が
その放射方向ガイド(50)に係合するようになってい
る請求項1ないし6のいずれか1項に記載の座席。 - 【請求項8】 前記第1のカムと第2のカム(38,3
9)がそれぞれ第1および第2の剛性プレート(42,
43)と連結し、それらプレートは前記カム間でそれぞ
れ放射方向に延びており;相当する第2の側面プレート
(12,13)はそれぞれ第1および第2のスラグ(2
6,27)の少なくとも一部と重なっており;第1およ
び第2のスラグのそれぞれは、相当する第2の側面プレ
ート(12,13)に向かって軸方向に突出し、相当す
るプレート(42,43)に形成された切欠部(44,
45)内に入る個々の「第2の」ペグ(36,37)を
有し;第1および第2のプレートの切欠部がそれぞれ、
各々相当する第2のペグ(36,37)と共動する第1
および第2のカミング縁部(46,47)によって放射
方向で外側方向に規定されていることで、それぞれ第1
および第2のカム(38,39)が作動する際に、第1
および第2のスラグ(26,27)をそれぞれ放射方向
で内側に移動するようになっている請求項1ないし7の
いずれか1項に記載の座席。 - 【請求項9】 前記第2のスラグ(27)が、第2の蝶
番の第2の側面プレート(13)に向って軸方向に突出
した第1のペグ(35)を有し;放射方向で外側に突出
し、第2のスラグの第1のペグ(35)と共動して、第
1のカム(38)が、第1のスラグの離脱位置に相当し
ない範囲の角度位置にある限りその係合位置に前記第2
のスラグを保持するようになっている突出部(52)
を、第2のプレート(43)が有し;前記突出部が、カ
ミング効果によって第2のスラグの第1のペグ(35)
を放射方向で外側に押すような形状となっていること
で、第1の制御部材(7)を作動させることで、座席の
背もたれ(4)が倒れた後に立ち上がる際、第1のスラ
グ(26)の第1のペグ(34)が再度その放射方向ガ
イド(50)に係合する前に、第2のスラグ(27)を
その係合位置に戻すようになっている請求項8記載の座
席。 - 【請求項10】 前記第2のプレート(43)が、該第
2のプレートが第1および第2の相対的角度位置間で第
2のカムに対して動くことができるような形で、ある一
定量の角度ロストモーション(α2)を有する第2のカ
ムに連結しており;第2のカムがその休止位置にある時
に、第2のプレート(43)が前記第2のカム(39)
に対してその第1の角度位置にあり;第2のカムがその
休止位置から作動位置の方へ移動する各場合に、前記第
2のプレートが前記第2のカムに対してその第2の角度
位置に来るまで、第2のプレートは、まず第1に摩擦に
よって固定された状態に保持されている請求項9記載の
座席。 - 【請求項11】 第1のカム(38)に固定された要素
(42,38)が設けられて、第1のスラグが第1の蝶
番の円形ガイド(48)に対して押圧されている時、な
らびに第1の制御部材(7)が外れている時に、前記第
1のスラグ(26)に対して当接し、それによって第2
のカムがその休止位置に完全に戻るのを防止するが、前
記第1のカムが第5の角度行程(γ4)を通ってその休
止位置方向に動けるようにしてあり;第1のカム(3
8)に固定された前記要素がさらに、放射方向で外側に
第1のスラグ(26)を押し出しており;第1のカムが
第5の角度行程を通る際に、 ・第2のカム(39)が前記第2のカムと第2のプレー
ト(43)との間にロストモーション(α2)を持つこ
とで、前記第2のプレートを第2のカムに対してその第
1の角度位置に置くようにし; ・第2のカムがさらに、第2のスラグの第1のペグ(3
5)にごく近接した位置に、第2のプレートの突出部
(52)を持ってくるように、第5の角度行程(γ4)
が調整されている請求項10記載の座席。 - 【請求項12】 前記第2のスラグ(27)が、上方向
に向いているその歯列(29)で垂直にスライドし;第
1の制御部材(7)が外れた後、第1のスラグの第1の
ペグ(34)が第1の蝶番の円形ガイド(48)に押圧
されている時には、前記第2のスラグが重力のみによっ
てその引っ込み位置に保持されている請求項11記載の
座席。 - 【請求項13】 前記第2の蝶番(6)が、前記第2の
スラグ以外にも1以上のスラグ(27)を有し;その追
加スラグはさらに、第2の歯列(31)と共動するよう
調整された歯列(29)を有し、それが前記第2の歯列
と係合している係合位置と、前記第2の歯列と共動しな
い引っ込み位置との間で放射方向に移動可能であり;第
2の蝶番の第2の側面プレート(13)方向で軸方向に
突出し、第2のプレート(43)に形成された別の切欠
部(45)内に進入するペグ(37)を、前記追加スラ
グ(27)が有し;追加のスラグのペグ(37)と共動
することで、第2のカム(39)がその作動位置方向に
移動する際に前記ペグを放射方向で内側に移動させるカ
ミング縁部(47)によって、前記追加の切欠部が放射
方向で外側方向に規定されており;追加切欠部のカミン
グ縁部(47)が、追加のスラグ(27)を引っ込み位
置に明確に保持しながら、第1の制御部材(7)が外れ
た後に、第1のスラグ(26)の第1のペグ(34)が
第1の蝶番の円形ガイド(48)に対して押圧されてお
り;第2のプレート(43)が、追加のスラグと共動す
るための外側突出部を持っていない請求項12記載の座
席。 - 【請求項14】 前記記憶装置が、第1のスラグの第1
のペグ(34)がスライドする放射方向ガイド(50)
と重なり、放射方向で内側に突出した支持部(51)を
有し;該支持部が、前記放射方向ガイドの片側のみに配
置されていることで、第1のスラグ(26)がその離脱
位置にある時に、背もたれ(4)は前方に倒れてから、
第1のスラグの第1のペグ(34)が前記支持部(5
1)に当たるまで立ち上がって戻り、その後に前記の第
1のペグを再度その放射方向ガイド(50)に係合させ
ることができるようになっている請求項1ないし13の
いずれか1項に記載の座席。
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