JPH1166168A - 顧客情報登録中継システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】一般顧客の持つ商品等の購入に関する要望情報
と要望情報の入手を希望する企業との情報の流通を仲介
するシステムを提供する。 【解決手段】要望情報登録手段11は，インターネットの
ホームページ等を利用し，不特定多数の顧客端末３から
の要望情報を要望情報データベース21に登録する。契約
者認証手段14は，予め契約した会員からの閲覧要求によ
り，ユーザＩＤ等によって契約者情報データベース23を
参照して閲覧要求者の認証を行う。その後，要望情報閲
覧手段13は，要望情報取出し情報をもとに要望情報デー
タベース21を検索して該当する要望情報を契約者端末４
に送信し，利用状況を利用情報データベース22に登録す
る。さらに，課金情報管理手段15は，利用情報に対応す
る課金情報を課金情報データベース24に登録する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は，顧客が自由に自分
のニーズを複数の関連企業に伝達できるようにするとと
もに，顧客のニーズを知りたい企業が簡易にそれらの情
報を取得できるようにしたシステムに係り，特に，イン
ターネットのホームページ上で不特定多数の者が特定の
項目について自由にデータ登録ができ，そのデータ閲覧
については予め契約した会員が認証を受けて閲覧し，閲
覧データ量等に応じて課金が行われるようにした顧客情
報登録中継システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】インターネットの利用者が急増してお
り，インターネットの商業上の利用も拡大してきてい
る。従来のインターネットの商業的利用によるホームペ
ージは，主に顧客のニーズを把握したい供給者側からの
商品情報の発信に利用されている。商業的利用以外で
は，一部掲示板のように個人同士の情報交換として，ホ
ームページが利用されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】例えば，従来のホーム
ページは，企業側からの商品情報，企業情報等の情報公
開に主に利用されており，企業等が顧客のニーズ内容を
取得しようとするときには，自己のホームページ等に直
接書き込まれる情報やメール等によって顧客の情報を収
集することを行っていた。しかし，このような方法は，
不特定多数の顧客のニーズを広く取得するには限界があ
った。

【０００４】また，掲示板等の個人同士の情報交換の場
に登録された情報は，散発的でランダムな情報であるた
め，利用効率が低いものにとどまっていた。本発明の目
的は，インターネット上に溢れている情報を効果的に活
用できるように情報流通を整える手段を提供することで
ある。これにより，ニーズをもった顧客の利便性を高
め，かつ閲覧者側にも現状以上のメリットを与えること
ができる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は，例えばインタ
ーネットを介してホームページ上で一般顧客のニーズを
収集し，かつそのニーズを必要とする閲覧契約者（ユー
ザ）に提供するものであり，ニーズをもった一般顧客と
閲覧契約者であるユーザ側の仲介を果たすものである。

【０００６】すなわち，本発明は，一般顧客端末と閲覧
契約者端末とにネットワークを介して接続される顧客情
報登録中継システムであって，インターネットのホーム
ページを用いて，不特定多数の一般顧客端末から要望事
項の条件と顧客の個人情報等の特定の項目に関するデー
タを収集する手段と，収集したデータをデータベースと
して管理する手段と，前記データベースに対する閲覧契
約者端末からの閲覧要求に対し，閲覧契約者の認証を行
う手段と，閲覧契約者が認証された場合に，前記データ
ベースとして管理している特定の項目に関するデータの
検索画面を閲覧契約者端末へ送信し，特定の項目に関す
るデータを閲覧させる手段と，前記特定の項目に関する
データを閲覧した閲覧契約者に対する課金情報を収集す
る手段とを備えることを特徴とする。

【０００７】本発明では，例えばニーズをもった顧客の
ニーズ内容と顧客の個人情報がホームページ上に公開さ
れており，その点が従来のシステムとは異なる。特に，
インターネットのホームページを利用することにより，
顧客からのデータ収集と，閲覧契約者（会員）へのデー
タ提供を簡易に広く行うことができる。また，登録する
データに一般顧客の閲覧契約者に対する要望事項の条件
と一般顧客への連絡先情報等の個人情報を含ませること
により，データを閲覧した閲覧契約者から顧客への個別
的な接触が可能になる。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１は，本発明の構成例を示す図
である。図１において，１はサービスセンタ，１１は要
望情報登録手段，１２はデータベース管理手段，１３は
要望情報閲覧手段，１４は契約者認証手段，１５は課金
情報管理手段，２１は要望情報データベース，２２は利
用情報データベース，２３は契約者情報データベース，
２４は課金情報データベース，３は顧客端末，３１はア
クセス手段，４は契約者端末，４１は契約者アクセス手
段，５は通信網を表す。サービスセンタ１，顧客端末
３，契約者端末４は，通信網５を介して接続される。

【０００９】要望情報登録手段１１は，不特定多数の一
般顧客端末３から特定の項目に関するデータ（要望情
報）を収集し，データベースに登録する手段である。デ
ータベース管理手段１２は，不特定多数の一般顧客端末
３から収集した要望情報，閲覧契約者に関する情報，本
システムの利用に関する情報，利用に伴う課金情報等を
データベースとして管理する手段である。

【００１０】要望情報閲覧手段１３は，契約者認証手段
１４により閲覧契約者が認証された場合に，要望情報デ
ータベース２１として管理している特定の項目に関する
データの検索画面を契約者端末４へ送信し，特定の項目
に関するデータを閲覧させる手段である。契約者認証手
段１４は，データベース管理手段１２が管理するデータ
ベースに対する契約者端末４からの閲覧要求に対し，閲
覧契約者が正規の契約者であるかどうかを暗号情報等に
より認証する手段である。課金情報管理手段１５は，要
望情報データベース２１に登録されている特定の項目に
関するデータを閲覧した閲覧契約者に対する課金情報を
管理する手段である。

【００１１】要望情報データベース２１は，顧客の個人
情報を含む特定の項目のデータからなる要望情報を記憶
するデータベースである。特定の項目に関するデータ
は，例えば一般顧客の閲覧契約者に対する要望事項の条
件と一般顧客への連絡先情報等の個人情報とを含む。利
用情報データベース２２は，どの契約者がどの情報を検
索したかを管理するための情報を記憶するデータベース
である。この利用情報は，運用の統計情報として用いる
ことができる。契約者情報データベース２３は，閲覧契
約者のユーザ識別子（ＩＤ），ユーザ名，所在地等の契
約者に関する情報を記憶するデータベースである。課金
情報データベース２４は，利用情報に対応した閲覧契約
者に対する課金のための情報を記憶するデータベースで
ある。

【００１２】アクセス手段３１は，顧客端末３にあっ
て，要望情報登録手段１１にアクセスする手段である。
契約者アクセス手段４１は，契約者端末４にあって，要
望情報閲覧手段１３にアクセスする手段である。

【００１３】図２は，本発明の動作概要を示す図であ
る。以下では，本システムをインターネット上において
ホームページを利用して実現する場合について説明す
る。

【００１４】まず，サービスセンタ１はＷｅｂエンジン
等によりインターネット上にホームページを立ちあげ
る。顧客は，広域コンピュータネットワーク５１にリン
クした顧客端末３のＷＷＷブラウザ等のアクセス手段３
１により，サービスセンタ１のホームページをインタフ
ェースとする要望情報登録手段１１にアクセスし，要望
情報の登録を要求する。サービスセンタ１の要望情報登
録手段１１は，要求された要望情報を要望情報データベ
ース２１に書き込み管理する（）。

【００１５】登録された要望情報の閲覧を希望する契約
者は，広域コンピュータネットワーク５１にリンクした
契約者端末４のＷＷＷブラウザ等の契約者アクセス手段
４１により，サービスセンタ１のホームページをインタ
フェースとする要望情報閲覧手段１３にアクセスする。

【００１６】システムは，契約者認証手段１４において
契約者のパスワードまたはユーザＩＤ等の契約者認証情
報により，契約者が正規に登録された会員であることを
認証した上で，閲覧条件に合致する要望情報の選択情報
をホームページというインタフェースを利用して会員に
提示する。契約者は，提示された要望情報の選択情報の
中から所望する要望情報を取り出す（）。

【００１７】システムは，要望情報閲覧手段１３により
契約者端末４のアクセス状況等の利用情報を利用情報デ
ータベース２２に記録し，さらに課金情報管理手段１５
により，これに対応する閲覧データ量等に応じた課金処
理のための課金情報を課金情報データベース２４に記録
する。

【００１８】その後，契約者は，必要であれば取り出し
た要望情報に含まれる顧客の連絡先等により顧客に直接
連絡をして，顧客の要望に応じた製品の販売，サービス
の提供等を行うことができる（）。また，サービスセ
ンタ１の運営会社は，契約者に対し課金情報データベー
ス２４に記録された課金情報に基づいて請求を行い，契
約者は課金の支払いを行う（）。なお，契約者に対す
る課金は，アクセス時間に応じた従量制，閲覧データ量
に応じた従量制または定額制など，任意の課金方式を採
用可能であるが，契約者が必要とする情報を取得した場
合に課金するという観点から，閲覧データ量に応じた従
量制が望ましい。

【００１９】図３は，サービスセンタ１において，デー
タベース管理手段１２が管理する各データベース構造の
例を示す。要望情報データベース２１には，例えば図３
（Ａ）に示すように，要望情報として，顧客ＩＤ，顧客
名，年齢，性別，メールアドレス，顧客住所，顧客電話
番号，連絡手段，連絡先，連絡希望月日，要望ＩＤ，要
望等が格納される。これらの要望情報は，要望情報登録
手段１１により顧客端末３に送信される要望情報登録画
面により登録されるものである。なお，全項目について
必ずしもデータが登録されていなくてもよい。顧客ＩＤ
は，顧客からの最初のアクセス時に自動的に付与される
顧客の識別情報である。要望ＩＤは，要望ごとに自動的
に付与される識別情報である。要望は，例えば旅行に関
するものである場合，旅行日程，出発地，行き先，旅行
人数，予算，…というような条件である。

【００２０】利用情報データベース２２には，例えば図
３（Ｂ）に示すように，契約者端末の要望情報の閲覧状
況等に関する利用情報として，ユーザＩＤ（契約者の識
別子），顧客ＩＤ，要望ＩＤ，シーケンスＩＤ等が格納
される。シーケンスＩＤは，契約者のデータ閲覧に対し
て自動的に付与されるシーケンス番号である。

【００２１】契約者データベース２３には，例えば図３
（Ｃ）に示すように，閲覧契約者に関する情報として，
ユーザＩＤ，ユーザ名，所在地，電話番号，代表者，担
当者名，サービス開始月日，パスワード，備考等が格納
される。

【００２２】課金情報データベース２４には，図３
（Ｄ）に示すように，契約者の利用情報に対応して課金
処理のための情報として，ユーザＩＤ，顧客ＩＤ，要望
ＩＤ，課金条件等の課金情報が格納される。

【００２３】図４は，顧客端末からサービスセンタに対
し要望情報を登録する処理の流れを示す。まず，顧客端
末３からサービスセンタ１へ接続すると（Ｓ１０１），
サービスセンタ１では顧客端末３へサービスメニュー画
面を送信する（Ｓ１０２）。サービスメニュー画面は，
一般顧客が本システムを利用するための各メニューを表
示する画面である。

【００２４】顧客端末３では，サービスメニュー画面を
受信し表示する（Ｓ１０３，Ｓ１０４）。顧客は要望情
報を登録する場合，サービスメニュー画面から要求情報
登録メニューを選択し（Ｓ１０５），要望情報登録メニ
ュー選択の指示情報を送信する（Ｓ１０６）。

【００２５】サービスセンタ１では，要望情報登録メニ
ュー選択の指示情報を受信し（Ｓ１０７），要望情報登
録画面を送信する（Ｓ１０８）。要望情報登録画面は，
顧客氏名，年齢，性別，要望等の要望情報を登録する画
面である。

【００２６】顧客端末３では，要望情報登録画面を受信
して表示し（Ｓ１０９，Ｓ１１０），その要望情報登録
画面により要望情報を入力し（Ｓ１１１），入力した要
望情報をサービスセンタ１へ送信する（Ｓ１１２）。

【００２７】サービスセンタ１では，要望情報を受信し
（Ｓ１１３），これを要望情報データベース２１に格納
し（Ｓ１１４），受信確認画面を送信する（Ｓ１１
５）。受信確認画面は，要望情報の受信およびその登録
を顧客に通知するための画面である。

【００２８】顧客端末３では，受信確認画面を受信し表
示し（Ｓ１１６，Ｓ１１７），要望情報登録を終了す
る。図５および図６は，契約者端末４からサービスセン
タ１に対して要望情報の取出しを要求する処理の流れを
示す図である。

【００２９】まず，契約者端末４からサービスセンタ１
へ接続すると（Ｓ２０１），サービスセンタ１では契約
者端末４へサービスメニュー画面を送信する（Ｓ２０
２）。サービスメニュー画面は，閲覧契約者が本システ
ムを利用するための各メニューを表示する画面である。

【００３０】契約者端末４では，サービスメニュー画面
を受信し表示する（Ｓ２０３，Ｓ２０４）。契約者はサ
ービスメニュー画面から要求情報検索・取出しのメニュ
ー項目を選択し（Ｓ２０５），要望情報検索・取出し選
択の指示情報を送信する（Ｓ２０６）。

【００３１】サービスセンタ１では，要望情報検索・取
出し選択の指示情報を受信し（Ｓ２０７），契約者認証
画面を送信する（Ｓ２０８）。契約者認証画面は，契約
者認証情報の入力を促す画面である。

【００３２】契約者端末４では，契約者認証画面を受信
して表示し（Ｓ２０９，Ｓ２１０），契約者認証情報を
入力し（Ｓ２１１），契約者認証情報をサービスセンタ
１へ送信する（Ｓ２１２）。契約者認証情報は，パスワ
ード，ユーザＩＤ等の情報である。

【００３３】サービスセンタ１では，契約者認証情報を
受信し（Ｓ２１３），これをもとに契約者情報データベ
ース２３を検索して認証を行う（Ｓ２１４）。続いて，
要望情報検索・取出し選択にもとづき，必要な情報を利
用情報データベース２２に登録し（Ｓ２１５），要望情
報データベース２１を検索する（Ｓ２１６）。その後，
要望情報選択画面を送信する（Ｓ２１７）。要望情報選
択画面は，検索条件を設定する画面およびその結果を表
示する画面からなる。

【００３４】契約者端末４では，要望情報選択画面を受
信し表示する（Ｓ２１８，Ｓ２１９）。次に，取り出し
たい要望情報を選択する（Ｓ２２０）。すなわち，契約
者は，要望情報選択画面で設定した検索条件による要望
情報データベース２１の検索結果表示画面を見て，取り
出したい要望情報を選択する取出し情報を指示する。そ
の後，選択した取出し情報を送信する（Ｓ２２１）。

【００３５】サービスセンタ１では，取出し情報を受信
し（Ｓ２２２），課金情報データベース２４に課金情報
を登録し（Ｓ２２３），契約者認証画面を送信する（Ｓ
２２４）。

【００３６】契約者端末４では，契約者認証画面を受信
して表示し（Ｓ２２５，Ｓ２２６），契約者認証情報を
入力して（Ｓ２２７），サービスセンタ１へ契約者認証
情報を送信する（Ｓ２２８）。

【００３７】サービスセンタ１では，契約者認証情報を
受信し（Ｓ２２９），これをもとに契約者情報データベ
ース２３を検索して認証を行う（Ｓ２３０）。続いて，
取出し情報を利用情報データベース２２に登録し（Ｓ２
３１），さらに，取出し情報にもとづき要望情報データ
ベース２１を検索し（Ｓ２３２），該当する取出し要望
情報を送信する（Ｓ２３３）。

【００３８】契約者端末４では，取出し要望情報を受信
し表示する（Ｓ２３４，Ｓ２３５）。契約者は，表示を
確認したならば表示確認のボタンをクリックし，表示確
認を送信する（Ｓ２３６）。

【００３９】サービスセンタ１では，表示確認を受信し
（Ｓ２３７），必要な課金情報を課金情報データベース
２４に登録し，また必要に応じてアクセス回数などの統
計情報を要望情報データベース２１に登録する（Ｓ２３
８，Ｓ２３９）。

【００４０】

【実施例】本発明は，顧客の利便性を最優先に考え，ニ
ーズを持った顧客情報を入手できる契約会員（ユーザ）
側にも大きなメリットがあるシステムである。したがっ
て，顧客情報を欲している企業，全ての業界において活
用可能なシステムであるが，本発明の実施例として旅行
業界の例をとりあげる。

【００４１】旅行業界において，ツーリスト（旅行をし
たいというニーズを持った一般顧客）と旅行会社（ユー
ザ）との間の情報仲介を目的としてこのシステムを活用
する。本システムを運用する運営会社は，ツーリストの
要望情報を取得したいと考える旅行会社と本システムの
利用契約を締結し，パスワードまたはユーザＩＤを付与
しておく。

【００４２】まず，本システムのサービスセンタは，イ
ンタフェースとなるホームページを立ちあげる。このホ
ームページからツーリストが自由にニーズ（○○へ旅行
に行きたい等）を個人情報と一緒に登録することができ
るほか，運営会社がファクシミリや電話等により収集し
たツーリストニーズを個人情報と一緒にデータベースに
代行登録することができる。

【００４３】インターネットの利用が可能な端末を持つ
ツーリストは，自己の端末からＷＷＷブラウザでサービ
スセンタのホームページにアクセスし，要望情報登録画
面において自己のニーズ（要望情報）を登録する。

【００４４】図７および図８は，要望情報登録画面の例
を示す図である。図７に示す要望情報登録画面（１）
は，顧客の氏名，年齢，性別，住所，連絡先，メールア
ドレス等のツーリスト個人に関する情報を登録する画面
である。個人の識別情報である管理番号は５桁の数字が
自動的に付与される。この管理番号は，顧客の識別の
他，顧客のパスワードとしての機能を併せ持つ。なお，
パスワードをこの管理番号とは別に設定できるようにし
てもよい。また，要望情報登録画面（１）への登録は，
サービスの運用形態に応じて，１回のアクセスごとに行
わせるようにしても，また要望情報の数やアクセス回数
に関係なく，各顧客個人が１回だけ行えばよいようにす
ることもできる。

【００４５】図８に示す要望情報登録画面（２）は，出
発地，行き先，出発予定，一人当たりの予算，旅行人
数，要望，連絡方法，連絡希望月日等の要望情報を登録
する画面である。

【００４６】ツーリストは画面の項目に従って希望の条
件を入力する。なお，管理番号，年齢，性別の項目は，
要望情報登録画面（１）の入力と連続して要望情報登録
画面（２）の入力を行う場合には，要望情報登録画面
（１）での入力事項にもとづいて表示される。これらツ
ーリストのニーズ（要望情報）は，サービスセンタの要
望情報データベースに格納される。

【００４７】このツーリストのニーズをデータベースと
したホームページは，あらかじめ契約を交わした旅行会
社のみが，付与されたパスワードにより認証を受けて閲
覧できる。

【００４８】契約を締結した旅行会社は，サービスセン
タのホームページにアクセスし，予め付与されたパスワ
ードおよびユーザＩＤにより認証を受けて，要望情報を
検索し取り出すための要望情報選択画面を受信する。

【００４９】図９および図１０は，要望情報選択画面の
例を示す図である。図９の要望情報選択画面（１）は，
旅行会社が収集したいツーリスト情報の検索条件とし
て，出発地，行き先，旅行形態，旅行日程，旅行人数，
予算等の項目を入力する画面である。出発地，旅行形態
については，画面フォーム上に表示された出発地や旅行
形態の項目から選択する形式であってもよい。旅行会社
は，必要な検索条件のみを入力して，「検索」ボタンを
クリックする。検索条件が空白の部分は全件対象とな
る。

【００５０】サービスセンタは，要望情報選択画面
（１）で指定された検索条件に従って，要望情報データ
ベースを検索し，検索結果から図１０に示すような要望
情報選択画面（２）を編集して，旅行会社の端末に送信
する。要望情報選択画面（２）では，要望情報選択画面
（１）で指定された検索条件にもとづき検索した要望情
報のうち，個人情報以外の一般的な項目についての一覧
が表示される。

【００５１】旅行会社は，要望情報選択画面（２）に表
示された要望情報について，さらに詳しいツーリスト情
報を知りたい場合には，その各要望情報のレコードの左
側に設けられている「詳細情報要求」のチェック欄をマ
ークし，「お客さま情報を閲覧する」のボタンをクリッ
クする。これにより要望情報の取出し情報がサービスセ
ンタへ送信され，サービスセンタから旅行会社の端末
へ，該当するツーリストの要望情報の詳細情報が「お客
さま情報閲覧画面」として送信される。

【００５２】図１１は，お客さま情報閲覧画面の例を示
す。お客さま情報閲覧画面は，要望情報データベースに
格納された取出し情報に該当する詳細な要望情報を表示
する画面である。表示される要望情報は，管理番号，顧
客氏名，年齢，性別，顧客住所，顧客連絡先，メールア
ドレス，行き先，出発地，旅行日程，旅行人数，予算，
要望，連絡方法，連絡希望日等である。

【００５３】運営会社は，閲覧した件数により契約して
いる旅行会社への課金を行う。課金の条件は，取り出し
た要望情報の量，アクセス時間，契約成立顧客数等，運
営会社が任意に設定できる。

【００５４】その後，旅行会社からはツーリストへ旅行
契約の交渉が直接行われるが，運営会社は情報の流通の
みでその他の契約，交渉等は全く関与しない。本システ
ムは，以下の点で従来のシステムと異なる。

【００５５】（１）ツーリスト（ニーズを持った一般顧
客）側 従来，雑誌や広告，来店により旅行情報を集めていたツ
ーリストは，運営会社へ要望を登録するだけで，運営会
社が契約している複数の旅行会社からプランが届くこと
になる。したがって，最適な旅行プランを探す手間がな
くなり，労せずして要望にあった旅行プランの情報収集
ができる。

【００５６】（２）旅行会社（ユーザ）側 現状では，旅行会社はツーリストを獲得するためにあら
ゆるＣＭ等の広告宣伝活動を行っているが，このシステ
ムから顧客情報を収集することにより，顧客へ直接接触
できる機会が増える。また，高い広告費が出せない中小
の旅行会社も同じ顧客情報を手に入れることによって公
平な競争ができるため，ＣＭのように莫大な資金を要し
なくても，安価で確実にツーリストが希望する情報を入
手することができる。さらにまた，顧客の個人情報を取
り出さない場合でも，図１０に示すような画面の一覧情
報について，一般的なツーリストが希望する旅行のアン
ケート情報としての活用も可能であり，新しい企画の参
考にすることができる。

【００５７】

【発明の効果】以上説明したように，本システムを利用
することにより，ニーズを持った顧客から見れば情報で
溢れたホームページの中から自己のニーズに合った情報
を探す代わりに，自己のニーズを登録することで，例え
ば該当する商品を取り扱う企業から自己のニーズにあっ
たプランが届くようになるという利点がある。

【００５８】企業にとっても，商品情報をホームページ
や他の広告媒体に掲載するより，商品を望んでいる確実
なニーズを入手して直接商品のＰＲを行うことができ，
簡便で効率良い営業が可能になるという利点がある。

【００５９】また，競争が激しい業界にとっては，資金
力のある大手企業が莫大な広告費を費やして市場シェア
を獲得しているが，本システムにおいては，認知度以上
に商品の内容，価格の勝負となる。いち早く顧客情報を
入手し，顧客と交渉する権利が会社の規模と関係なく与
えられており公平な競争が生まれてくるといえる。

【００６０】本発明は，実施例で示した旅行業界だけに
とどまらず，中古車販売業界や不動産業界等あらゆる業
界で活用でき，新しいビジネス形態を生み出す可能性を
内包している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の構成例を示す図である。

【図２】本発明の動作概要を示す図である。

【図３】各データベースの構造の例を示す図である。

【図４】顧客端末からサービスセンタに対し要望情報を
登録する処理の流れを示す図である。

【図５】契約者端末からサービスセンタに対して要望情
報の取出しを要求する処理の流れを示す図である。

【図６】契約者端末からサービスセンタに対して要望情
報の取出しを要求する処理の流れを示す図である。

【図７】要望情報登録画面の例を示す図である。

【図８】要望情報登録画面の例を示す図である。

【図９】要望情報選択画面の例を示す図である。

【図１０】要望情報選択画面の例を示す図である。

【図１１】お客さま情報閲覧画面の例を示す図である。

【符号の説明】

１ サービスセンタ １１ 要望情報登録手段 １２ データベース管理手段 １３ 要望情報閲覧手段 １４ 契約者認証手段 １５ 課金情報管理手段 ２１ 要望情報データベース ２２ 利用情報データベース ２３ 契約者情報データベース ２４ 課金情報データベース ３ 顧客端末 ３１ アクセス手段 ４ 契約者端末 ４１ 契約者アクセス手段 ５ 通信網

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一般顧客端末と閲覧契約者端末とにネッ
   トワークを介して接続される顧客情報登録中継システム
   であって，不特定多数の前記一般顧客端末から特定の項
   目に関するデータを収集する手段と，収集したデータを
   データベースとして管理する手段と，前記データベース
   に対する前記閲覧契約者端末からの閲覧要求に対し，閲
   覧契約者の認証を行う手段と，閲覧契約者が認証された
   場合に，前記データベースとして管理している特定の項
   目に関するデータの検索画面を前記閲覧契約者端末へ送
   信し，特定の項目に関するデータを閲覧させる手段と，
   前記特定の項目に関するデータを閲覧した閲覧契約者に
   対する課金情報を収集する手段とを備えたことを特徴と
   する顧客情報登録中継システム。
2. 【請求項２】 請求項１記載の顧客情報登録中継システ
   ムにおいて，前記一般顧客端末からの特定の項目に関す
   るデータの収集および前記閲覧契約者端末に対する閲覧
   データの提供を，インターネットのホームページを用い
   て行うようにしたことを特徴とする顧客情報登録中継シ
   ステム。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２記載の顧客情報
   登録中継システムにおいて，前記特定の項目に関するデ
   ータは，一般顧客の前記閲覧契約者に対する要望事項の
   条件と一般顧客への連絡先情報とを含むことを特徴とす
   る顧客情報登録中継システム。