JP2001306948A - サービス提供システム - Google Patents
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
の信頼性を向上させる情報サービス提供システムを提供
する。 【解決手段】 サービス提供システムは、ネットワーク
を構成する通信網2と、物品または情報の提供であるサ
ービスを通信網2を介して受ける利用者3の情報端末
と、サービスを通信網2を介して提供する提供者1の情
報端末と、利用者3のサービスに関するデータまたは提
供者1のサービスに関するデータを分析して蓄積し、利
用者3の情報端末または提供者1の情報端末に、サービ
スを通信網2を介して仲介する仲介者4の情報端末とを
備えたので、利用者3は個人的な情報の保護を図り、ネ
ットワークを用いてサービスの提供を行う商取引システ
ムにおいて、仲介者を信頼できる個人情報銀行として利
用することができる。
Description
ーク介して情報の商取引を行うサービス提供システムに
関するものである。
う者は、顧客の情報をマーケティングに利用することが
あった。図14は、従来のネットワークを用いた情報の
販売システムの概要を示す図である。以下、サービスと
は、情報および物品の提供をいうものとする。また、サ
ービス提供者およびサービス利用者は、それぞれの情報
端末を示すものとする。図14において、141はサー
ビスの販売を行う業者であるサービス提供者、142は
ネットワークを構成する通信網、143は顧客であるサ
ービス利用者である。これにより、サービス利用者14
3は通信網142を介してサービス提供者141からサ
ービスを受け取るようにしていた。
のネットワークを用いた情報の販売システムでは、顧客
情報の管理には業務システムの電子化などの改良が要求
されるが、これを実現する手段がないため、さらに、顧
客数が少ない場合にはマーケティング上の効果が少ない
などの理由から、業務システム電子化における顧客情報
の管理を実施できないという不都合があった。
ける顧客情報の管理が実施されたとしても、実施コスト
の制約から、顧客情報が少ない項目数に制限され、業務
内容の変更に伴って新たな顧客情報の項目が必要な場合
にこれを収集する手段がないので、このような場合に顧
客情報を収集することが困難であるという不都合があっ
た。
の信用に関連する不安から、顧客情報の提供に消極的な
場合や、故意に誤った情報を提供する場合があり、これ
により顧客分析の結果に誤差や誤りが生じるという不都
合があった。
れたものであり、業務システム電子化における顧客情報
の管理を行うことができ、顧客情報を収集を容易にし、
顧客分析の信頼性を向上させるサービス提供システムを
提供することを課題とする。
ステムは、ネットワークを構成する通信網と、物品また
は情報の提供であるサービスを通信網を介して受ける利
用者の情報端末と、サービスを通信網を介して提供する
提供者の情報端末と、利用者のサービスに関するデータ
または提供者のサービスに関するデータを分析して蓄積
し、利用者の情報端末または提供者の情報端末に、サー
ビスを通信網を介して仲介する仲介者の情報端末とを備
えたものである。
仲介者の情報端末は、サービスに関するデータの分析結
果に対して、提供者の情報端末から利用者の情報端末の
属性を指定して、属性に基づいて、提供者の情報端末か
ら利用者の情報端末との間でメッセージを送受するメッ
セージ手段とを備えたものである。
利用者の情報端末は、メッセージの提供者の情報端末ま
たは属性を指定して、メッセージの受け取りの拒否を可
能とするものである。
仲介者の情報端末、提供者の情報端末および利用者の情
報端末の間でのサービスの仲介、提供および利用に従っ
て、課金されるものである。
物品の提供のサービスに関しては、仲介者の情報端末か
ら提供者の情報端末および利用者の情報端末への連絡に
基づいて、予め提供者が指定位置に配置した物品を、利
用者が指定位置に出向いて受け取ることにより、物品の
受け渡しが行われるものである。
仲介者の情報端末は、サービスに関するデータの分析結
果に基づいて、サービス群を生成し、提供者の情報端末
および利用者の情報端末へサービス群を提供するもので
ある。
る。利用者は個人的な情報を仲介者のみに知らせ、提供
者および他の利用者に思いがけず知られることがないた
め、ネットワークを用いてサービスの提供を行う商取引
システムにおいて、仲介者を信頼できる個人情報銀行と
して利用することができる。
きないときでも有効なメッセージのやりとりを行うこと
ができる。
予め拒否することができる。
対応して、銀行口座からの引き落とし処理や銀行口座へ
の振込処理などを行うことができる。
ないようにして、物品の受け渡しを行うことができる。
サービス群を利用者に提供することができる。
テムは、個人情報銀行という新しい概念を中心として、
ネットワークを用いてサービスの提供を行う商取引シス
テムにおいて、利用者のプライバシーを保護する手段を
講じた上で、小規模事業者でも容易に参加できる形態
で、利用者も情報を制限する手段を有するものである。
による情報サービス提供システムにおけるサービスの流
れを示す図である。以下、サービスとは、情報および物
品の提供をいうものとする。また、サービス提供者、仲
介者およびサービス利用者は、それぞれの情報端末を示
すものとする。
業者であるサービス提供者、2はネットワークを構成す
る通信網、3は顧客であるサービス利用者である。ここ
で、4はサービスの提供にあたってサービスの仲介を行
う仲介者、5は仲介者4における情報の蓄積管理を行う
データベースである。なお、図中、双方向の→はサービ
スの流れを示している。
1および利用者3に一意な識別子を割り当てると共に、
これらの識別子をデータベース5に保持している。提供
者1及び利用者3は、仲介者4にとっての顧客である。
この識別子を顧客識別子、顧客に関する情報を顧客テー
ブルとする。
顧客の氏名、連絡先、生年月日、嗜好などの情報を格納
する。また、顧客のうち、サービスを提供する者は、提
供者識別子を持ち、提供者としても振る舞う。
ービスにもそれぞれ識別子を付与し、データベース5に
識別子が記録されている。この識別子をサービス識別
子、サービスに関する情報をサービステーブルとする。
サービスを提供する提供者の提供者識別子の他に、サー
ビスの価格、数量、種別、その他のサービスの特徴が記
録されている。
てサービスを利用し、利用者3がサービスを利用する
と、利用者3の顧客識別子と、サービスのサービス識別
子、日時、数量、利用時間とがデータベース5に記録さ
れる。
ぞれのやりとりには一意の識別子が付与されている。こ
れを履歴識別子とする。
と、提供者1に一意な識別子をユーザ識別子とは別に、
それぞれの提供者1毎に割り当てられる。これを一時識
別子とする。利用者3の顧客識別子と提供者1の提供者
識別子および一時識別子とがデータベース5に格納さ
れ、この情報を一時識別子テーブルとする。
て、サービスを利用した利用者3に関する情報の要約で
あるサマリを提供する。具体的には、サービスを利用し
た利用者3の利用時間、年齢、性別、住居地域別の件数
などの情報のサマリである。
のサービスもすべて利用した利用者3に関する情報を得
ることもできる。提供者1は、これらの情報をマーケテ
ィングに役立てることができる。
者3のユーザ識別子、氏名、住所などの情報を介しな
い。提供者1は、仲介者4に依頼して、特定の条件を満
たす利用者3に対して、一括して、または、過去に提供
者1の提供するサービスを利用した利用者3に対して、
一時識別子を指定してメッセージを送信できる。具体的
には、年齢、性別、嗜好、サービスの利用状況などを限
定して、提供者1が提供するサービスの宣伝や、募集の
メッセージを送信する。
ブル、履歴テーブル、一時識別子テーブルの情報によ
り、メッセージを受け取るべき利用者3を決定し、メッ
セージを転送する。仲介者4は、メッセージを受け取る
利用者3の個別の利用者3のユーザ識別子およびその他
の情報を提供者1に開示しないが、提供者1はメッセー
ジを受け取る利用者3の数を知ることができる。
ッセージの受け取りを行わないように仲介者に指示でき
る。仲介者4は、利用者3が受け取りを拒否しているメ
ッセージを利用者3に配信しない。メッセージを受信し
た利用者3はメッセージを送信した提供者1に別のメッ
セージを送信(返信)できる。利用者3が提供者1に送
信したメッセージには利用者3の顧客識別子に替わっ
て、利用者3の一時識別子が付与される。
て、提供者1に替わってサービス料金を利用者3から徴
収し、提供者1に支払う。仲介者4は、情報提供および
メッセージの転送に従って顧客(提供者1または利用者
3)から料金を徴収する。また顧客からある一定期間毎
に料金(基本料金)を徴収する。また、利用者3および
提供者1に対して、情報提供料として、料金を支払った
り、サービスの利用料を割り引いたりする。
際に、仲介者4を介して物品を受け取ることができる。
利用者は購入する物品のサービス識別子を仲介者4に送
信し、購入手続を行う。仲介者4は、これを履歴テーブ
ルに記録し、サービス識別子と履歴識別子を提供者に送
信する。提供者1は指定された物品に履歴識別子を添付
して仲介者4に発送する。物品を受け取った仲介者4は
履歴識別子と履歴テーブルおよび顧客テーブルから利用
者3の住所と氏名を得て利用者3に物品を発送する。ま
たは、物品を受け取った仲介者4はそれを保管し、利用
者3が引き取りに来た際に、履歴識別子を保持している
ことを確認した上で引き渡す。
氏名、および顧客識別子を知られることがない。また
は、仲介者4は、履歴識別子と住所および氏名を提供者
1に送信もしくは郵送し、提供者1はこの情報を元に物
品を利用者3に直接発送する。この場合、利用者3は提
供者1にユーザ識別子を知られることがない。利用者3
は手数料などの費用を負担する場合がある。
を用いたサービス群を利用者3に提供する。具体的に
は、顧客テーブルおよび履歴テーブルの情報から似た嗜
好や振る舞いの顧客を抽出し、それぞれの顧客に他のユ
ーザに関する情報を与えたり(紹介)、抽出された顧客
だけを対象にしたキャンペーンなどのサービスを行う。
とによって複数のサービスを提供できる。利用者3は、
それぞれのサービスを受けるかどうかを選択できる。利
用者3がどのサービスを受けるかはデータベース5に記
録される。上述した抽出処理を行う際に利用者3がサー
ビスを受けるか否かの欄を参照し、サービスを受けない
利用者3に関する情報は抽出処理から除外することがあ
る。
よる情報サービス提供システムが適用されるシステム構
成を示す図である。図2において、サーバコンピュータ
22はデータベース23を参照することができるように
構成されている。利用者端末24はネットワーク21を
介してサーバコンピュータ22に接続されている。仲介
者端末25はネットワーク21を介してサーバコンピュ
ータ22に接続されている。提供者端末26はネットワ
ーク21を介してサーバコンピュータ22に接続されて
いる。
あるか、または、ネットワーク21上のデータは暗号化
されているか、またはその両方であり、各端末およびサ
ーバコンピュータ22間の通信は保護されるように構成
されており、通信動作は安全である。
的特徴、またはカード鍵による認証機能を備えており、
サーバコンピュータ22は予めデータベース23に格納
された認証情報を元に各端末のオペレータを正しく識別
できる。データベース23はサーバコンピュータ22の
みからアクセス可能であり、各端末はネットワーク21
およびサーバコンピュータ22を介して間接的にデータ
ベース23に格納された情報を利用する。
顧客テーブルは図2中、データベース23に格納されて
いる。図3は顧客テーブルの例を示す図である。顧客識
別子31は顧客毎に固有の識別子である。提供者識別子
32は顧客が何らかのサービスを提供する提供者である
場合に付与される、提供者毎に固有の識別子である。サ
ービスを提供しない顧客の提供者識別子は値を持たな
い。
ての顧客は名前33の他に提供者名32を保持してい
る。行37は提供者の例である。連絡先34は顧客にサ
ービス、メッセージおよび物品を送るための住所、電話
番号、電子メールアドレスなどの情報である。顧客テー
ブルにはこの他に年齢35、性別36をはじめとして、
図示しない顧客の嗜好、資産状況、家族構成、健康状
態、将来の予定などの個人情報を記録している。
る。サービステーブルは図2中、データベース23に格
納されている。図4はサービステーブルの例を示す図で
ある。サービス識別子41は各サービス毎に固有の識別
子である。提供者識別子42はサービスを提供する提供
者を識別する。名前43はサービスの名称である。サー
ビステーブルには、在庫数44や料金45や種別46な
どのサービス提供に必要な情報が収められている。サー
ビスが文字単位、ページ単位、または音楽、映像などの
ネットワークを通じて電子的に配信可能な情報の場合に
は、配信に必要なURL(Universal Res
ource Locator)アドレスなどの情報がサ
ービステーブルに格納される。この他にも、サービスの
種類や色、形などの嗜好に関連する特徴が格納される。
歴テーブルは図2中、データベース23に格納されてい
る。図5は履歴テーブルの例を示す図である。履歴テー
ブルの各行57は利用者が利用したサービスに対応して
いる。履歴識別子51は各行を識別する。サービス識別
子52は利用したサービスを識別する。顧客識別子53
はサービスを利用した顧客を識別する。履歴テーブルに
はこの他に、利用時間54や利用した数量55、利用し
た料金の金額56、さらに図示しない支払状況、や物品
の受け渡し状況に関する情報が含まれる。
る。一時識別子テーブルは図2中、データベース23に
格納されている。図6は一時識別子テーブルの例を示す
図である。顧客は、取引のある提供者毎に異なる一時識
別子を持っている。各行65−1〜65−4は顧客識別
子61と提供者識別子62の一対で識別される。異なる
提供者識別子62を持つ行は、同じ一時識別子63を持
つ場合もある。
ッセージ受信の可否を示す。提供者のメッセージは広
告、サポート情報、お知らせ、募集、その他のように数
種類に分類されており、各行のメッセージ受信欄64は
顧客が提供者からどの種別のメッセージを受信するかを
示す。
システムの動作を図11を用いて説明する。なお、説明
において、図11の他に、図3〜図10、図12を参照
する。なお、顧客テーブルには図3に示したような情報
が既に記録されているものとする。
の端末を用いてサーバコンピュータ112に経路117
のようにアクセスし、提供者識別子、サービスの名称、
価格、数量、特徴を送信する。サーバコンピュータ11
2はデータベース1112より得た認証情報を用いてア
クセスを認証した後、サービスにサービス識別子を付与
して提供者識別子と共に、データベース1112内のサ
ービステーブルに格納する。図4は、サービス情報を格
納したサービステーブルの様子を示している。ここで、
図11の提供者113は図3において提供者識別子P0
01を持つ顧客U003であり、サービスはS001〜
S004の識別子を持つものとする。
001を持つ利用者である。利用者111は利用者の端
末を用いて、サーバコンピュータ112に経路116の
ようにアクセスする。サーバコンピュータ112はデー
タベース1112より得た認証情報を用いてアクセスを
認証した後、サービステーブルと顧客テーブルの情報に
より、図3中の提供者名、図4中のサービス識別子4
1、サービス名43、その他、価格などの情報を利用者
端末に送信する。
サービス識別子と数量などサービスの利用に必要な情報
をサーバコンピュータ112に経路116を通して送信
する。
別子と数量などの情報を受信し、これに顧客識別子を加
えて、履歴としてデータベース1112内の履歴テーブ
ルにこの情報を格納する。利用者111は履歴識別子を
経路116を通して受信する。図5の57では、利用者
111の顧客識別子U001と、サービスの識別子S0
01が、履歴識別子T002として履歴テーブルに記録
されている。
ビステーブルと顧客テーブルを参照して提供者113の
連絡先を得て、履歴情報を提供者113に送信する。ま
たは、提供者113は経路117によってサーバコンピ
ュータ112にアクセスし、履歴情報を問い合わせた場
合、サーバコンピュータ112はデータベース1112
内の履歴テーブルを参照して、提供者113が関与する
履歴情報のみを提供者113に送信する。
履歴情報に少なくともサービス識別子と数量などのサー
ビス提供に必要な情報が含まれ、利用者の顧客識別子お
よび住所や連絡先などの情報は含まれない。
示す一時識別テーブルを参照し、履歴に情報に含まれる
顧客識別子と提供者識別子の組が記録されているか否か
を確認する。該当する行が存在しない場合は、新たな行
を挿入し、新たな一時識別子を割り当てる。図6中65
−1の行では、顧客識別子U001、提供者識別子P0
01に対して、一時識別子M001が割り当てられる。
に送信可能なサービスの場合、提供者113は経路11
7のようにサービスを履歴識別子と共にサーバコンピュ
ータ112に送信する。サーバコンピュータ112はデ
ータベース1112内の履歴テーブルと顧客テーブルを
参照し、履歴識別子から利用者111の連絡先を得て、
経路116のようにサービスを利用者111に送信する
と同時に履歴テーブルにサービスが行われたことを示す
情報を格納する。
一括でサーバコンピュータ112に送信しておき、サー
ビスを委託しても良い。この場合には、サーバコンピュ
ータ112は提供者113に履歴情報を送信するのと同
時に利用者111にサービスを送信し、さらに履歴テー
ブルにサービスが行われたこと示す情報を格納する。
に送受信可能でない、物品等の場合、提供者113は経
路118のようにサービスを履歴識別子と共にサーバコ
ンピュータ112に発送する。サーバコンピュータ11
2は接続された図示しない読み取り装置により、物品に
付帯する履歴識別子を読み込み、履歴テーブルから顧客
識別子を得て、さらに顧客テーブルから利用者111の
連絡先を得て、物品にあて先を付与し、利用者111に
経路119で発送する。履歴テーブルには、物品を発送
したことが記録される。利用者111は物品を受け取
る。
4に経路1110を通して履歴識別子と共に物品を送付
する。サーバコンピュータ112は、履歴識別子によっ
て識別される物品が仲介者の施設114に到着している
ことを履歴テーブルに記録する。サーバコンピュータ1
12は、経路116を通して利用者111に物品の到着
を通知するか、または利用者111が経路116を通じ
てサーバコンピュータ112にアクセスして物品の到着
を知り、図中1113のように、利用者111が仲介者
の施設114に出向く。
することにより、物品を受け取る。施設114では、履
歴識別子を読み取り、経路1111を通してサーバコン
ピュータ112に送信し、サーバコンピュータ112は
履歴テーブルに、利用者111が物品を受領したことを
記録する。
ルを参照し、顧客毎に行われたサービスまたは受領され
た物品の料金を調べ、顧客に請求する。または顧客の銀
行口座から引き落とし処理を行う。顧客が料金を支払っ
た場合は履歴テーブルに記録する。サーバコンピュータ
112は履歴テーブルを参照し、提供者毎に行われたサ
ービスまたは受領された物品の料金を調べ、提供者に支
払う。なお、支払は、例えば、提供者の銀行口座に振り
込み処理をする。
は経路117を通してサーバコンピュータ112にアク
セスし、適切な認証を受けた後、自らが提供しているサ
ービスに関する履歴情報のサマリを入手する。図7は提
供者の操作する画面の例である。この例では、表示形式
71で、棒グラフ、円グラフ、表形式などの表示形式を
選択し、72にサービス識別子を指定して、73の部分
に表示条件を指定することができる。サービス識別子
は、複数指定することができる。74のアイコンをクリ
ックすると、これらの指定条件はサーバコンピュータに
送信される。サーバコンピュータでは、履歴テーブルを
参照して、指定されたサービス識別子と提供者識別子に
一致する行から顧客識別子の一覧を得る。
識別子の一覧に一致する顧客の年齢、性別などの個人情
報を得た後、73に指定された条件に従ってサマリを求
め、図11の経路117を通して提供者113に送信す
る。図8はサマリの例である。この例では、あるサービ
スの利用者に関して、性別と年齢毎に利用者数の合計が
表示されている。サマリの条件には、他に、嗜好や多く
利用するサービスの種類などを含めることができる。提
供者は利用者の顧客識別子、名前、住所、どのサービス
を利用したかなどの個人情報を得ることはできない。
17を通してサーバコンピュータ112にアクセスし、
適切な認証を受けた後、自らが提供しているサービスを
利用した顧客にメッセージを送信できる。図9は提供者
の操作する画面の例である。91ではサービス識別子を
指定する。92では年齢、性別などの利用者条件を指定
する。93には、91のサービスを利用しなおかつ92
の年齢、性別などの条件に一致する顧客の人数が表示さ
れる。94にメッセージの内容とメッセージの種別を指
定し、95のアイコンをクリックするとこれらの情報
は、サーバコンピュータに送信される。サーバコンピュ
ータでは、履歴テーブルを参照して、指定されたサービ
ス識別子と提供者識別子に一致する行から顧客識別子の
一覧を得る。
テーブルを参照して、先の顧客識別子の一覧に一致する
顧客でなおかつ92に指定された年齢、性別などの条件
に一致する顧客識別子の一覧を得る。次に、図6の一時
識別子テーブルを参照し、顧客識別子の一覧と提供者識
別子に一致する行のメッセージ受信欄64を参照し、9
4で指定された種別のメッセージの受信を許可している
顧客識別子の一覧を得る。この顧客識別子の一覧と顧客
テーブルの連絡先欄よりメッセージ送信先アドレス一覧
を得て、提供者識別子と提供者名およびメッセージ本
体、を図11の経路116により送信する、利用者11
1はこれを受信する。
して、サーバコンピュータにメッセージを送信できる。
サーバコンピュータは一時識別子テーブルを参照して、
提供者識別子と一時識別子に一致するただ1つの行を選
び出し、利用者の顧客識別子を得て、顧客テーブルの該
当する行から利用者の連絡先を得てメッセージを転送す
る。
ュータ112に保管され、利用者111が経路116に
よりサーバコンピュータ112にアクセスすることによ
り利用者に送信される。利用者が受け取るメッセージに
は提供者識別子が付与されているため、次に述べる受信
拒否の操作により簡単にリンクできる。
11は経路116を通して、サーバコンピュータ112
にアクセスし、データベース1112内の一時識別子テ
ーブルにアクセスし、図6の一時識別子テーブルを参照
し、利用者の顧客識別子と一致する行のメッセージ受信
欄64を自由に変更できる。図10は利用者が操作する
画面の例である。サーバコンピュータは利用者の顧客識
別子に一致する一時識別子テーブルの各行の情報からこ
の画面を構成する。101には提供者の提供者識別子と
名称が表示されている。この部分は提供者の詳細な情報
にリンクされている場合がある。104のチェックボッ
クスを操作して、メッセージの種別毎に受信を許可する
かどうかを指定できる。102のアイコンをクリックす
ると、指定した情報はサーバコンピュータに送信され、
一時識別子テーブルが変更される。103のアイコンの
ように、全てのメッセージの受信を一括して拒否した
り、この提供者について過去のメッセージを参照できる
手段を設けると便利である。
者111は提供者113の提供者識別子を指定して、径
を116を通してメッセージをサーバコンピュータ11
2に送信する。サーバコンピュータ112は、データベ
ース1112内の一時識別子テーブルから提供者113
の提供者識別子と利用者111の顧客識別子に一致する
ただ一つの行を選び出し、一時識別子を得て、顧客テー
ブルから提供者113の提供者識別子により、提供者1
13の連絡先を得て、メッセージに一時識別子を付加し
て提供者113に送信する。提供者113はこれを受信
する。または、メッセージはサーバコンピュータ112
に保管され、提供者113が経路117によりサーバコ
ンピュータ112にアクセスすることにより提供者に送
信される。提供者が受け取るメッセージには一時識別子
のみが付加されているため、提供者は利用者の顧客識別
子、名前、住所、どのサービスを利用したかなどの個人
情報を得ることはできない。
り得ない情報を用いたサービス群を利用者に提供する。
ここで、仲介者しか知り得ない情報とは、顧客の性別、
年齢などの情報、嗜好、複数の提供者から提供されてい
るサービスの利用状況である。これらの情報は、提供者
は知ることができない。ここでは仲介者しか知り得ない
情報を秘密情報と呼ぶことにする。
は、顧客テーブルに格納されている。121は顧客識別
子である。123は顧客のサービス利用状況とサービス
に対する評価の情報である。サービス識別子と、それを
利用した際の顧客の評価を1〜3の3段階で示してい
る。顧客がサービスを利用していない場合は「未」とな
っている。124は顧客の嗜好データである。これらの
情報は、顧客が端末を通してサーバコンピュータにアク
セスして図10に類似した画面で入力する。もしくは、
アンケートのような形で別途仲介者が情報を収集する。
もしくは顧客の操作する画面に図13のようなマスコッ
ト130を表示して、対話形式で情報を収集する。
特別サービスという)を提供する。まず特別サービスに
参加する顧客を決定する。全ての顧客が特別サービスに
参加するか、仲介者が秘密情報に基づいて決定した顧客
が参加するか、または上述した顧客のうち、参加を希望
する顧客のみ参加するものとする。希望者のみ参加する
場合は、仲介者はサービスの内容を説明したメッセージ
を対象者に送付し、参加を希望する顧客はメッセージに
応答するなどの手段で参加する。図12の122は特別
サービスに参加する顧客を示している。特別サービスA
にはU0011〜U0014の全ての顧客が参加し、特
別サービスBにはU0013を除く顧客が参加する。
ービスによって予め決定されている。ある顧客につい
て、特別サービスで参照する秘密情報の項目を取り出し
てベクトル化したものを嗜好ベクトルとする。例えば、
特別サービスAでは、S001〜S003の評価を参照
すると、顧客U0011の嗜好ベクトルは{2,3,
未}となる。同様に特別サービスBでは好きな動物、食
物、色を参照すると、顧客U0011の嗜好ベクトルは
{ゾウ,寿司,黒}となる。嗜好ベクトルの要素に値を
持たない項が一定数以上ある場合は顧客を特別サービス
の対象から除外する。
を次のように定義する。Xn,Yn,Dnを各ベクトル
の要素とすると、Xn,Ynが上述した3段階評価のよ
うな段階的な値で、なおかつ、Xn,Ynのどちらも値
を持つ場合、Dn=Xn−Ynとなる。Xn,Ynが上
述した3段階評価のような段階的な値で、Xn,Ynの
どちらかが値を持たない場合、すなわち、図12の12
3のうち、S003=未のような場合、Dn=定数1と
なる。Xn,Ynのどちらも値を持たない場合、Dn=
定数2となる。Xn,Ynが上述した3段階評価のよう
な段階的な値でない場合、Xn,Ynの値が一致すれば
Dn=0、一致しなければDn=1となる。ここで、X
n,Ynの値が一致とは、曖昧さを考慮に入れた一致で
ある場合がある。例えば、「ゾウ」、と「象」は一致す
る。また、ベクトルVの大きさは、Vの各要素Vnを用
いて、Vn×Vn(n=0,・・・,n)の合計として
表される。
プに分ける場合がある。グループ毎に予め定義された嗜
好ベクトルを設定し、それぞれの顧客は顧客の嗜好ベク
トルの差の大きさが最小となるグループに属することに
する。このとき、嗜好ベクトルの差の替わりに、差と重
み付けベクトルとの積を求めて利用する場合がある。2
つ以上のグループの和を新たなグループとしたり、1つ
のグループを乱数によって2つ以上のグループに分割す
る処理を行う場合がある。
ル1を{2,3,3}、グループ2の嗜好ベクトル2を
{1,1,3}とした場合、グループ1にはU0011
とU0012、グループ2にはU0013とU0014
が所属する。このとき、各グループ毎に評価の高い項目
を選び、グループの顧客に通知する。または、評価の高
い項目について、それを利用していない顧客に通知す
る。この例では、グループ1ではS003,S002,
S001の順に評価が高い。この情報をグループの顧客
に通知するか、またはS003を利用していない顧客U
0011に通知する。また、グループのための電子掲示
板、メーリングリスト、チャットなどをサーバコンピュ
ータに開設し、グループの顧客が利用する。
サービスを勧めることができる。この場合、特別サービ
スに参加する顧客の嗜好ベクトルとその他の全ての顧客
の嗜好ベクトルとの差を求め、それぞれの差の大きさを
|D|n、大きさの最大値を|D|maxとした場合、
サービス毎に評価と(|D|max−|D|n)の積の
合計を求め、合計の大きい順にサービスを列挙して顧客
に通知したり、合計の大きいもののうち、顧客のまだ利
用していないサービスを勧める。サービスの評価が値を
持たない場合は、(|D|max−|D|n)のと積は
0とする。
差と重み付けベクトルとの積を求めて利用する場合があ
る。例えばサービスAで、顧客U0011を例にとる
と、定数1を0とすると、他の顧客U0012,U00
13,U0014との嗜好ベクトルの差の大きさはそれ
ぞれ0,5,1となり、最大値は5である。
(|D|maX−|D|n)の積はS001〜S003
についてそれぞれ、10,15,15となる。U001
3については、0,0,0、U0014については、
4,0,12となる。よって、合計はS001〜S00
3について14,15,27となり、S003,S00
2,S001の順で評価が高い。この結果をU0011
に通知する。またU0011はS003を未だ利用して
いないので、S003の利用を勧める。
さい別の顧客を紹介する。このとき、嗜好ベクトルの差
の替わりに、差と重み付けベクトルとの積を求めて利用
する場合がある。例えば特別サービスBで、重み付けベ
クトルを{2,1,1}とし、顧客U0011を例にと
ると、U0012の嗜好ベクトルの重み付けされた差の
大きさは以下の数1式のように5である。
U0013はサービスBへの参加を希望していないので
除外される。このとき、顧客U0011に対して顧客U
0012を紹介する。ここで、紹介とは、顧客U001
2の連絡先を顧客U0011に通知するか、または顧客
U0012の顧客識別子を顧客U0011に通知する
か、または顧客U0012の顧客U0011に対する一
時識別子を作成して顧客U0011に通知するか、また
は上述した3つの逆、すなわち顧客U0011の連絡
先、顧客識別子、一時識別子を顧客U0012に通知す
るか、または電子掲示板、メーリングリスト、チャット
などをサーバコンピュータに新たに開設し、アクセス方
法を顧客U0011とU0012に通知するか、既存の
電子掲示板、メーリングリスト、チャットなどへのアク
セス方法を顧客U0011とU0012に通知すること
である。紹介方法は、予め特別サービスに応じて決定さ
れているか、特別サービスに参加する際に顧客が指定す
る。
トル、定数1、定数2、グループ分け手段などを様々に
変化させることにより、いろいろな特別サービスを実行
することができる。
テムによれば、利用者は個人的な情報を仲介者のみに知
らせ、提供者および他の利用者に思いがけず知られるこ
とがない。このため、仲介者が信頼できれば、利用者は
安心して情報を提供することができる。また、情報を提
供することにより情報提供料を得たり、割り引いたり、
提供者から有用なメッセージを受け取ったり、嗜好や振
る舞いの似た他の利用者と知り合えることができるの
で、積極的に精度の高い情報を提供することが期待でき
る。提供者は、個々の利用者に関するデータを収集した
り、管理したりする処理を仲介者に代行させることが可
能な上、精度の高い情報に基づいて効果的なサービスの
提供を行うことができる。
ットワークを構成する通信網と、物品または情報の提供
であるサービスを通信網を介して受ける利用者の情報端
末と、サービスを通信網を介して提供する提供者の情報
端末と、利用者のサービスに関するデータまたは提供者
のサービスに関するデータを分析して蓄積し、利用者の
情報端末または提供者の情報端末に、サービスを通信網
を介して仲介する仲介者の情報端末とを備えたので、利
用者は個人的な情報を仲介者のみに知らせ、提供者およ
び他の利用者に思いがけず知られることがないため、ネ
ットワークを用いてサービスの提供を行う商取引システ
ムにおいて、仲介者を信頼できる個人情報銀行として利
用することができるという効果を奏する。
は、上述において、仲介者の情報端末は、サービスに関
するデータの分析結果に対して、提供者の情報端末から
利用者の情報端末の属性を指定して、属性に基づいて、
提供者の情報端末から利用者の情報端末との間でメッセ
ージを送受するメッセージ手段とを備えたので、利用者
を特定せずに、または特定できないときでも有効なメッ
セージのやりとりを行うことができるという効果を奏す
る。
において、利用者の情報端末は、メッセージの提供者の
情報端末または属性を指定して、メッセージの受け取り
の拒否を可能とするので、必要のないメッセージの受け
取りを予め拒否することができるという効果を奏する。
は、上述において、仲介者の情報端末、提供者の情報端
末および利用者の情報端末の間でのサービスの仲介、提
供および利用に従って、課金されるので、サービスの仲
介、提供および利用に対応して、銀行口座からの引き落
とし処理や銀行口座への振込処理などを行うことができ
るという効果を奏する。
は、上述において、物品の提供のサービスに関しては、
仲介者の情報端末から提供者の情報端末および利用者の
情報端末への連絡に基づいて、予め提供者が指定位置に
配置した物品を、利用者が指定位置に出向いて受け取る
ことにより、物品の受け渡しが行われるので、利用者の
個人情報が提供者に知られないようにして、物品の受け
渡しを行うことができるという効果を奏する。
において、仲介者の情報端末は、サービスに関するデー
タの分析結果に基づいて、サービス群を生成し、提供者
の情報端末および利用者の情報端末へサービス群を提供
するので、仲介者しか知り得ない情報を用いたサービス
群を利用者に提供することができるという効果を奏す
る。
ある。
利用者、4……仲介者、5……データベース、21……
ネットワーク、22……サーバコンピュータ、23……
データベース、24……利用者端末、25……仲介者端
末、26……提供者端末、
Claims (8)
- 【請求項1】 ネットワークを構成する通信網と、 物品または情報の提供であるサービスを上記通信網を介
して受ける利用者の情報端末と、 サービスを上記通信網を介して提供する提供者の情報端
末と、 上記利用者のサービスに関するデータまたは上記提供者
のサービスに関するデータを分析して蓄積し、上記利用
者の情報端末または上記提供者の情報端末に、サービス
を上記通信網を介して仲介する仲介者の情報端末と、 を備えたサービス提供システム。 - 【請求項2】 請求項1記載のサービス提供システムに
おいて、 仲介者の情報端末は、上記利用者の情報端末または上記
提供者の情報端末との間で通信を可能とする通信手段
と、上記利用者の情報端末または上記提供者の情報端末
を認識する認証手段を有し、 上記通信手段の利用が開始される際、または上記通信手
段の利用中に、上記認証手段から認証を受けることによ
り、上記利用者の情報端末または上記提供者の情報端末
を識別することを特徴とするサービス提供システム。 - 【請求項3】 請求項1記載のサービス提供システムに
おいて、 仲介者の情報端末は、上記サービスに関するデータの分
析結果に対して、 上記提供者の情報端末からのアクセスを可能とするアク
セス手段と、 上記利用者の情報端末からのアクセスを制限する制限手
段と、 を備えたことを特徴とするサービス提供システム。 - 【請求項4】 請求項1記載のサービス提供システムに
おいて、 仲介者の情報端末は、上記サービスに関するデータの分
析結果に対して、 上記提供者の情報端末から上記利用者の情報端末の属性
を指定して、 上記属性に基づいて、上記提供者の情報端末から上記利
用者の情報端末との間でメッセージを送受するメッセー
ジ手段と、 を備えたことを特徴とするサービス提供システム。 - 【請求項5】 請求項5記載のサービス提供システムに
おいて、 上記利用者の情報端末は、上記メッセージの提供者の情
報端末または属性を指定して、上記メッセージの受け取
りの拒否を可能とすることを特徴とするサービス提供シ
ステム。 - 【請求項6】 請求項1記載のサービス提供システムに
おいて、 仲介者の情報端末、上記提供者の情報端末および上記利
用者の情報端末の間でのサービスの仲介、提供および利
用に従って、課金されることを特徴とするサービス提供
システム。 - 【請求項7】 請求項1記載のサービス提供システムに
おいて、 物品の提供のサービスに関しては、仲介者の情報端末か
ら上記提供者の情報端末および上記利用者の情報端末へ
の連絡に基づいて、予め上記提供者が指定位置に配置し
た上記物品を、上記利用者が上記指定位置に出向いて受
け取ることにより、上記物品の受け渡しが行われること
を特徴とするサービス提供システム。 - 【請求項8】 請求項1記載のサービス提供システムに
おいて、 仲介者の情報端末は、上記サービスに関するデータの分
析結果に基づいて、サービス群を生成し、 上記提供者の情報端末および上記利用者の情報端末へ上
記サービス群を提供することを特徴とするサービス提供
システム。
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