JP2002041808A

JP2002041808A - インターネットを介するファイナンシャル計画支援のシミュレーション・システム

Info

Publication number: JP2002041808A
Application number: JP2000221833A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Tanaka; 康博田中
Original assignee: Obic Co Ltd
Current assignee: Obic Co Ltd
Priority date: 2000-07-24
Filing date: 2000-07-24
Publication date: 2002-02-08

Abstract

(57)【要約】【課題】顧客が各自のファイナンシャル計画を立てる
ため、その方面の専門家を捜し出し、各自の条件でシミ
ュレーション分析を行うのではなく、以上の顧客を会員
制として、インターネットを介して効率的にファイナン
シャル計画支援のシミュレーションが行えるシステムを
提供するのがその目的である。【解決手段】顧客が必要とするであろうファイナンシ
ャル計画支援のメニューを人生生活設計のすべての局面
に対応できるようにして顧客が選択したメニューのシミ
ュレーションに必要とする条件をさらに、顧客に入力さ
せて送信させ、その入力データ条件を基にシミュレーシ
ョンを実行する手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】顧客が依頼を希望する住宅資
金設計・資産運用設計・ライフプランなどのファイナン
シャル計画を支援するため、そのシミュレーションに必
要な条件をインターネットを介して顧客のクライアント
端末機から受信し、顧客に必要なシミュレーションを行
いその結果をインターネットを介して顧客の端末機へ送
信するＷｅｂサーバーを備えるシミュレーション・シス
テムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より人の一生の中で様々な目標や局
面があり、例えば結婚、子女教育、住宅購入、海外旅
行、老後生活、病気・障害などに対する将来必要になる
資金を計画的に準備しなければならなかった。

【０００３】以上のような人生設計のファイナンシャル
計画を実際に立てるには、専門的な知識とノウハウが必
要であった。具体的には資産の活用はどうすればよい
か、老後の収入はどの位見込めるか、相続税はどうなる
かなど、それぞれの疑問に答えて、解決策を出してもら
うには、それぞれの専門家と相談し、そのニーズに合わ
せて、様々な角度から分析してもらう必要があった。

【０００４】しかしながら、以上のような作業を行うた
めに、現在の仕事の合間を縫ってそれぞれの専門家を捜
し出し、その専門家と相談し、その内容を分析し、さら
に各自に合わせた条件でシミュレーションを行うのは特
別な作業となり容易には実行できなかった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は前述した点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
インターネット上に多数の顧客を会員として前記ファイ
ナンシャル計画を支援するための各種シミュレーション
を容易に実行できるシミュレーション・システムを提供
するにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明のインターネットを介するファイナンシャ
ル計画支援のシミュレーション・システムは、顧客の生
活設計すべての局面に対応できるファイナンシャル計画
支援の複数の商品メニューを定めて、それらの商品毎の
ファイナンシャル計画支援のためのシミュレーションの
アクセス信号を会員として登録される顧客のクライアン
ト端末機からインターネットを介して受信し、そのシミ
ュレーション結果を顧客へ送信するシミュレーション・
システムであって、前記シミュレーション業務を処理す
るアプリケーションサーバーと、そのシミュレーション
業務に必要な情報を記録するデータベースを管理するデ
ータベースサーバーと、Ｗｅｂサーバー及びメールサー
バーとから少なくとも構成され、前記データベースは、
顧客毎のＥメールアドレスを含めた基本情報とＩＤコー
ド及びパスワードを登録した顧客会員データベースと、
前記ファイナンシャル計画のメニュー毎に前記商品のシ
ミュレーションに必要とするプログラム及びデータを記
録したメニュー毎の商品用データベースと、顧客会員の
依頼で行ったシミュレーション履歴結果を記録したシミ
ュレーション履歴データベースと、利用顧客会員毎の課
金データベースとを少なくとも備え、前記アプリケーシ
ョンサーバーは、会員への登録を依頼する顧客の端末機
からのアクセス信号に応答して、登録データ入力画面を
送信し、入力されたデータを受信して前記顧客会員デー
タベースに記録するとともにそのＩＤコード及びパスワ
ードを記録し、会員承認の電子メールを配信する会員登
録手段と、前記顧客の端末機からのファイナンシャル計
画支援のアクセス信号に応答して、前記ＩＤコード及び
パスワードで確認後、前記商品メニューの全項目を表示
した選択画面を送信するメニュー選択画面送信手段と、
顧客会員にその画面で選択項目を入力させ、その項目を
受信して該当する商品のシミュレーションに必要とする
プログラム及びデータを前記商品用データベースから検
索して読出し、そのシミュレーションに必要とする条件
を顧客の端末機から入力させ受信して、その商品のシミ
ュレーションを実行し、結果をシミュレーション履歴デ
ータベースに記録するシミュレーション生成手段と、そ
のシミュレーション結果を依頼された顧客の端末機へ送
信し表示すると共に、その課金料金をＥメールによりそ
の顧客の端末機に配信するシミュレーション結果送信手
段とを備えることを特徴とする。

【０００７】また、前記ファイナンシャル計画支援の複
数の商品メニューは少なくとも住宅・教育・老後の各資
金設計、資産運用設計、事業承継を含む相続設計、税金
プラン、保険診断、ライフプランであることを特徴とす
る。

【０００８】また、前記ファイナンシャル計画支援の商
品メニューとして前記選択画面上で住宅資金設計を顧客
会員が選択したときは、前記シミュレーションを必要と
する修飾を取得するため住宅資金としての購入ローン、
買い換えローン、借換ローン、操上返済、借入限度金額
計算の各サブ項目の選択画面を送信する住宅サブ項目送
信手段と、その選択画面でサブ項目を選択させて、その
サブ項目を受信し、商品用データベースを検索して、そ
の商品に該当する住宅シミュレーション条件入力画面を
送信する住宅条件入力画面送信手段とを備えることを特
徴とする。

【０００９】また、前記ファイナンシャル計画支援の商
品メニューとして前記選択画面上で教育資金設計を顧客
会員が選択したときは、前記シミュレーションに必要と
する条件を取得するために教育資金としての積み立てシ
ミュレーションかローンシミュレーションかを選択する
サブ項目選択画面を送信する教育サブ項目送信手段と、
その選択画面でサブ項目を選択させて、そのサブ項目を
受信し、商品用データベースを検索して、その商品に該
当する教育シミュレーション条件入力画面を送信する教
育条件入力画面送信手段を備えることを特徴とする。

【００１０】また、前記教育資金としての積み立てシミ
ュレーションは、毎回積立額及び積立期間の条件からの
積み立て合計額試算と、何年後にいくら必要かという条
件からの毎回積立額試算と、毎回積立額と目標額の条件
からの積立期間、試算との３積立シミュレーションを行
うことを特徴とする。

【００１１】また、前記教育資金としてのローンシミュ
レーションは、借入金額及び返済期間の条件からの毎月
・ボーナス月の返済額試算と、借入金額及び毎月・ボー
ナス月の返済額の条件からの返済期間試算との２ローン
シミュレーションを行うことを特徴とする。

【００１２】また、前記ファイナンシャル計画支援の商
品メニューとして前記選択画面上で老後資金設計を顧客
会員が選択したときは、前記シミュレーションに必要と
する条件を取得するために老後シミュレーション条件入
力画面を商品用データベースを検索して該当する入力画
面を送信する老後条件入力画面送信手段を備え、年金種
類及び加入期間、平均標準報酬月額を入力させ、公的年
金受給シミュレーションを行い、さらに、民間年金保険
に加入しているときはその条件を入力させることにより
公的年金と併せて受給できる年金総額をシミュレーショ
ンすることを特徴とする。

【００１３】また、前記ファイナンシャル計画支援の商
品メニューとして、前記選択画面上で資産運用設計を顧
客会員が選択したときは、前記シミュレーションに必要
とする条件を取得するため、家族・住宅・収入・生命保
険・資産・年金情報を入力する項目欄を含む資産運用シ
ミュレーション条件入力画面を送信する資産運用条件入
力画面送信手段を備え、その入力データを受信し、金融
資産及び不動産について運用方法の計画書を作成し、送
信し、顧客会員の依頼があれば、そのシミュレーション
を行うことを特徴とする。

【００１４】また、前記ファイナンシャル計画支援の商
品メニューとして、前記選択画面上で資産運用設計を顧
客会員が選択したときは、前記シミュレーションに必要
とする条件を取得するため、家族・住宅・収入・生命保
険・資産・年金情報を入力する項目欄を含む資産運用シ
ミュレーション条件入力画面を送信する資産運用条件入
力画面送信手段を備え、その入力データを受信し、金融
資産及び不動産について運用方法の計画書を作成し、送
信し、顧客会員の依頼があれば、そのシミュレーション
を行うことを特徴とする。

【００１５】また、前記ファイナンシャル計画支援の商
品メニューとして、前記選択画面上で相続設計を顧客会
員が選択したときは、前記シミュレーションに必要とす
る条件を取得するため個人の相続か、事業承継の相続
か、相続対策かのいずれかを選択するサブ項目選択画面
を送信する相続サブ項目選択画面送信手段と、その選択
サブ項目を受信したときは、その商品に該当する相続シ
ミュレーション条件入力画面を商品用データベースより
検索して読出し顧客の端末機にその入力画面を送信する
相続条件入力画面送信手段とを備え、個人の相続を選択
したときは相続人の構成及び資産総額から相続税額を試
算し、事業承継の相続を選択したときは自社株或いは未
公開株の相続税評価額を試算し、相続対策を選択したと
きは財産毎の相続割合を顧客会員が指定できるようにし
て相続パターンと複数試算するシミュレーションを行う
ことを特徴とする。

【００１６】また、前記ファイナンシャル計画支援の商
品メニューとして前記選択画面上で、税金プランを顧客
会員が選択したときは、前記シミュレーションに必要と
する条件を取得するため贈与税、不動産取得税、居住用
財産買換特例、特定居住用財産買換特例、土地・建物等
交換特例、土地・建物等収用交換特例、株式売却取得
税、取得税法総合額計算のサブ項目の選択画面を送信す
る税金サブ項目送信手段と、その選択画面でサブ項目を
選択させ、そのサブ項目を受信し、商品用データベース
を検索して、その商品に該当する税金シミュレーション
条件入力画面を送信し、それぞれの条件を入力してシミ
ュレーションを実行できる税金条件入力画面送信手段を
備えることを特徴とする。

【００１７】また、前記ファイナンシャル計画支援の商
品メニューとして前記選択画面上で、ライフプランを顧
客会員が選択したときは、前記シミュレーションに必要
とする条件を取得するため会員の家族構成・子女教育費
用・住宅費用・生活等支出・給与等収入・生命保険内容
・資産情報・公的年金加入履歴・年金加入履歴・年金保
険加入履歴の情報を入力する項目欄を含むライフプラン
・シミュレーション条件入力画面を送信するライフプラ
ン条件入力画面送信手段を備え、その入力データを受信
して、その条件データにより将来の収入支出予想からキ
ャッシュフローを生成し、収支バランス、貯蓄残高推移
グラフ将来予測のシミュレーションを行うことを特徴と
する。

【００１８】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下図に基
づいて説明する。

【００１９】図１は本発明のインターネットを介するフ
ァイナンシャル計画支援のシミュレーション・システム
１０の構成図と、それとインターネット回線２０を介し
て接続する顧客のクライアント端末機３０，３０を示
す。３０ａはそれぞれ端末機３０のＷｅｂブラウザであ
る。

【００２０】シミュレーション・システム１０は、顧客
が依頼を希望するファイナンシャル計画支援の商品メニ
ューを少なくとも住宅資金設計、教育試算設計、老後資
金設計、資産運用設計、事業承継を含む相続設計、税金
プラン、保険診断、ライフプランなどとして、それらの
商品毎のファイナンシャル計画支援の為のシミュレーシ
ョンのアクセス信号を会員として登録された顧客のクラ
イアント端末機３０からインターネット３０を介して受
信し、そのシミュレーション結果を顧客端末機３０へ送
信するシステムである。

【００２１】このシステム１０は、図１に示すように、
シミュレーション業務を処理するアプリケーションサー
バー１１と、そのシミュレーション業務に必要な情報を
記録するデータベース１３を管理するデータベースサー
バー１２と、Ｗｅｂサーバー１４及びメールサーバー１
５と、インターネット２０と接続するファイアーオール
１６とから成る。

【００２２】データベース１３は、顧客毎のＥメールア
ドレスを含めた基本情報とＩＤコード及びパスワードを
登録した顧客会員データベース１３ａと、ファイナンシ
ャル計画のメニュー毎に前記商品のシミュレーションを
必要とするプログラム及びデータを記録したメニュー毎
の商品用データベース１３ｂと、顧客会員の依頼で行っ
たシミュレーション履歴結果を記録したシミュレーショ
ン履歴データベース１３ｃと、利用顧客会員毎の課金デ
ータベース１３ｄとを備える。

【００２３】アプリケーションサーバー１１は、会員へ
の登録を依頼する顧客の端末機３０からのアクセス信号
に応答して、登録データ入力画面を送信し、入力された
データを受信して顧客会員データベース１３ａに記録す
るとともにそのＩＤコード及びパスワードを記録し、会
員承認の電子メールを配信する会員登録手段１１ａを備
える。

【００２４】また、サーバー１１は、顧客の端末機３０
からのファイナンシャル計画支援のアクセス信号に応答
して、前記ＩＤコード及びパスワードで確認後、商品メ
ニューの全項目を表示した商品メニュー選択画面を送信
するメニュー選択画面送信手段１１ｂを備える。

【００２５】また、サーバ１１は、顧客会員にその商品
メニュー選択画面で選択項目を入力させ、その選択項目
を受信して該当する商品のシミュレーションに必要とす
るプログラム及びデータを商品用データベース１３ｂか
ら検索して読出し、その商品のシミュレーションを実行
し、結果をシミュレーション履歴データベース１３ｃに
記録するシミュレーション生成手段１１ｄを備える。

【００２６】また、そのシミュレーション結果を依頼さ
れた顧客の端末機３０へ送信し表示すると共に、その課
金料金をＥメールによりその端末機３０へ配信するシミ
ュレーション結果送信手段１１ｄを備える。

【００２７】尚、ここで前述した商品メニュー選択画面
のＷｅｂページの一実施例と図６に示す。ここで、この
選択画面６０は、住宅資金設計ボタン６０ａ、教育資金
設計ボタン６０ｂ、老後資金設計ボタン６０ｃ、資産運
用設計ボタン６０ｄ、事業承継を含む相続設計ボタン６
０ｅ、税金プランボタン６０ｆ、保険診断ボタン６０
ｇ、ライフプランボタン６０ｈ、総合提案書ボタン６０
ｉの各選択ボタンと、キャンセルボタン６０ｘ、確定ボ
タン６０ｙ、送信ボタン６０ｚを設け、選択ボタン６０
ａ〜ｉを押下げ、確定ボタン６０ｙを押下げてから送信
ボタン６０ｚを押し下げれば、その選択商品メニューを
シミュレーション・システム１０へ送信することができ
る。

【００２８】次に、本発明のファイナンシャル計画支援
のシミュレーション・システムの動作の流れを、図２〜
５に基づいて説明する。

【００２９】図２は、シミュレーション・システム１０
とインターネット２０を介して顧客の端末機３０との間
の交信の全体の動作を示す。

【００３０】ステップＳ２１及びＳ２２では、先ず顧客
の端末機３０は、会員に入会依頼を発信する。シミュレ
ーション・システム１０はそのアクセス信号を受信し、
会員登録データ入力画面を送信する。端末機３０はその
入力画面を受信して登録するデータを入力し、送信す
る。システム１０はその入力データを受信し、顧客会員
データベース１３ａにＩＤコード、パスワード、Ｅメー
ルアドレスなどを共に記録する。その旨、顧客に通知す
る。

【００３１】ステップＳ２３及びＳ２４では、端末機３
０はシミュレーション依頼を発信する。シミュレーショ
ン・システム１０は、そのアクセス信号を受信し、顧客
会員データベース１３ａによりＩＤコード及びパスワー
ドを確認し、商品メニュー選択画面６０を送信する。端
末機３０はその選択画面６０を受信し、選択項目６０ａ
〜６０ｉの中から一つを選択し、送信する。システム１
０はその選択項目を受信する。

【００３２】ステップＳ２５，Ｓ２６では、顧客が選択
した項目に該当する商品のシミュレーションに必要とす
るプログラム及びデータを商品用データベース１３ｂか
ら検索して読み出し、その中の「シミュレーションに必
要とする条件」の入力画面を送信する。端末機３０はそ
の入力画面を受信し、「シミュレーションに必要とする
条件」を入力し、システム１０へ送信する。システム１
０はその入力条件を受信してシミュレーションを実行す
る。

【００３３】ステップＳ２７，Ｓ２８では、システム１
０はその商品のシミュレーション結果をシミュレーショ
ン履歴データベース１３ｃに記録して端末機３０へ送信
する。又同時に課金料金をＥメールにより送信し、課金
データベース１３ｄに蓄積する。端末機３０は、シミュ
レーション結果を受信すると共に課金のＥメールを受信
する。

【００３４】図２中の「シミュレーションに必要とする
条件」の取得方法は、選択した商品により異なる。各選
択商品のそれぞれの場合について説明する。

【００３５】図３は選択商品が住宅資金設計の場合の実
施例を示すものである。

【００３６】ステップＳ３１では、（図２のステップＳ
２４で図６の６０ａを選択した場合）システム１０は、
「シミュレーションに必要とする条件」を取得するため
に、住宅資金として購入ローン、買換ローン、借換ロー
ン、繰上返済、借入限度金額計算の各サブ項目の選択画
面を送信する（住宅サブ項目送信手段）。

【００３７】ステップＳ３２では、端末機３０は住宅サ
ブ項目選択画面を受信し、サブ項目の一つを選択し、送
信ボタンを押下する。

【００３８】ステップＳ３３では、システム１０は選択
サブ項目を受信しその商品に該当する住宅シミュレーシ
ョン条件入力画面を商品用データベース１３ｂより検索
して送信する（住宅条件入力画面送信手段）。

【００３９】ステップＳ３４では、住宅シミュレーショ
ン条件入力画面を受信し条件データを入力してシステム
１０へ送信する。

【００４０】ステップＳ３５では、システム１０は入力
された条件データを受信して、そのシミュレーションを
実行する。

【００４１】ここで、前述した図２のステップＳ２７，
Ｓ２８へ戻る。

【００４２】次に、図４は教育資金設計の商品を選択し
た場合を示す。

【００４３】ステップＳ４１では、（図２のステップＳ
２４で図６の６０ｂを選択した場合）システム１０は
「シミュレーションに必要とする条件」を取得するため
に、教育資金として積立シミュレーションか、ローンシ
ミュレーションかを選択する教育サブ項目選択画面を送
信する（教育サブ項目送信手段）。

【００４４】ステップＳ４２では、端末機３０は教育サ
ブ項目選択画面を受信し、サブ項目の一つを選択し送信
する。

【００４５】ステップＳ４３では、システム１０は選択
サブ項目を受信し、その商品は該当する教育シミュレー
ション条件入力画面を商品用データベース１３ｂより検
索して送信する（教育条件入力画面送信手段）。

【００４６】ステップＳ４４では、端末機３０は教育シ
ミュレーション条件入力画面を受信し、条件データを入
力して送信する。

【００４７】ステップＳ４５では、システム１０は入力
された条件データを受信してそのシミュレーションを実
行する。

【００４８】ここで、サブ項目で「積立」を選択したと
きは、毎回積立額及び積立期間の条件からの積立合計額
試算と、何年後にいくら必要かという条件からの毎回積
立額試算と、毎回積立額と目標額の条件からの積立期間
試算の３積立シミュレーションを行う。

【００４９】又、サブ項目で「ローン」を選択したとき
は、借入金額及び返済期間の条件から毎月・ボーナス月
の返済額試算と、借入金額及び毎月・ボーナス月の返済
期間試算の２ローンシミュレーションを行う。以後は図
２のステップＳ２７，Ｓ２８へ移る。

【００５０】図５は、老後資金設計の商品を選択した場
合を示す。

【００５１】ステップＳ５１では、（図２のステップＳ
２４で図６の６０ｃを選択した場合）システム１０は
「シミュレーションに必要とする条件」を取得するため
に、老後資金として該当する老後シミュレーション条件
入力画面を商品用データベース１３ｂより検索し、その
入力画面を送信する（老後条件入力画面送信手段）。

【００５２】ステップＳ５２では、端末機３０は老後シ
ミュレーション条件入力画面を受信し、条件データを入
力して送信する。

【００５３】ステップＳ５３では、システム１０は入力
された条件データを受信して、金融資産及び不動産につ
いての運用方法の計画書を作成し送信する。

【００５４】ステップＳ５４では、端末機３０は運用方
法の計画書を受信して、シミュレーションを実用しても
らいたいときはその旨送信する。

【００５５】ステップＳ５５では、システム１０はシミ
ュレーションを実行する。以後は図２のステップＳ２
７，Ｓ２８へ移る。

【００５６】尚、老後条件の詳細データは、年金種類及
び加入期間、平均標準報酬月額で公的年金受給シミュレ
ーションを実行し、民間年金保険加入の時はその条件を
入力させることにより年金総額のシミュレーションが実
行できる。

【００５７】次に、資産運用設計の商品を選択した場合
（図２のステップＳ２４で図６の６０ｄを選択した場
合）は、前述した図５と類似するフローチャートパター
ンなので図示は省略して説明する。ここでは、シミュレ
ーションに必要とする条件を取得するため家族・住宅・
収入・生命保険・資産・年金情報を入力する項目欄を含
む資産運用シミュレーション条件入力画面を送信する
（資産運用条件入力画面送信手段）。次に、端末機３０
で顧客が入力した入力データを受信し、金融資産及び不
動産について運用方法の計画書を作成し、顧客の端末機
３０に送信し、顧客会員の依頼があればそのシミュレー
ションを行う。

【００５８】次に、相続設計の商品を選択した場合（図
２のステップＳ２４で図６の６０ｅを選択した場合）
は、前述した図３または４と類似するフローチャートパ
ターンなので図示を省略して説明する。ここでは、シミ
ュレーションに必要とする条件を取得するため、個人の
相続か、事業承継の相続か、相続対策かのいずれかを選
択するサブ項目選択画面を端末機３０へ送信する（相続
サブ項目選択画面送信手段）。次に端末機３０で顧客が
選択したサブ項目を受信し、その商品に該当する相続シ
ミュレーション条件入力画面を商品用データベースによ
り検索して読出し顧客の端末機にその入力画面を送信す
る（相続条件入力画面送信手段）。

【００５９】ここで、個人の相続を選択したときは相続
人の構成及び資産総額から相続税額を試算し、事業承継
の相続を選択したときは自社株或いは未公開株の相続税
評価額を試算し、相続対策を選択したときは財産毎の相
続割合で顧客会員が指定できるようにして相続パターン
を複数試算する。

【００６０】次に、税金プランの商品を選択した場合
（図２のステップＳ２４で図６の６０ｆを選択した場
合）は、前述した図３又は４と類似するフローチャート
パターンなので図示は省略して説明する。

【００６１】ここでは、シミュレーションに必要とする
条件を取得するため、贈与税、不動産取得税、居住用財
産買換特例、特定用居住用財産買換特例、株式売却所得
税、所得税法総合額計算のサブ項目の選択画面を送信す
る（税金サブ項目送信手段）。そのサブ項目を端末機３
０へ送信し、顧客が選択したサブ項目を受信、その商品
に該当する税金シミュレーション条件入力画面を送信
し、顧客にそれぞれの条件データを入力させて、その入
力条件によりシミュレーションを実行する（税金条件入
力画面送信手段）。

【００６２】次に、保険診断の商品を選択した場合（図
２のステップＳ２４で図６の６０ｇを選択した場合）
は、前述した図５と類似するフローチャートパターンな
ので図示は省略して説明する。ここでシミュレーション
に必要とする条件を取得するため生命保険及び年金保険
の情報を入力する項目欄を含む保険診断シミュレーショ
ン条件入力画面を送信する（保険診断条件入力画面送信
手段）。さらに、そのシミュレーションを行って分析・
組直しの診断も行う。

【００６３】次に、ライフプランの商品を選択した場合
（図２のステップＳ２４で図６の６０ｈを選択した場
合）は、前述した図５と類似するフローチャートパター
ンなので図示は省略して説明する。ここでシミュレーシ
ョンに必要とする条件を取得するため家族構成・子女教
育費用・住宅費用・生活等支出・給与等収入・生命保険
内容・資産情報・公的年金加入履歴・年金保険加入履歴
の情報を入力する項目欄を少なくとも含むライフプラン
・シミュレーション条件入力画面を送信する（ライフプ
ラン条件入力画面送信手段）。その入力データを受信し
て、その条件により将来の収入・支出予想からキャッシ
ュフローを生成し、収支バランス、貯蓄残高推移グラフ
将来予測のシミュレーションを実行する。

【００６４】最後に、総合提案書の商品を選択した場合
（図２のステップＳ２４で図６の６０ｉを選択した場
合）は、顧客が現在までアクセスした全商品をシミュレ
ーション履歴データベース１３ｃにより検索して読出し
それらの履歴内容を基にしてレポートを自動的に作成
し、送信する。さらに顧客の依頼により専門家が手を加
えた総合提案書を生成し、顧客の端末機３０へ送信す
る。

【００６５】

【発明の効果】本発明のインターネットを介するファイ
ナンシャル計画支援のシミュレーション・システムは次
のような効果を奏する。

【００６６】顧客が必要とすると考えられるファイナン
シャル計画支援のためのシミュレーション・メニュー
を、人生生活設計のすべての局面に対応できる全範囲の
商品メニューとして、インターネットを介して会員制と
して顧客の端末機よりシミュレーション・システムに対
して、前記商品メニューから選択して送信し、シミュレ
ーション・システムからのシミュレーション条件入力画
面にデータを入力すれば短時間に効率的にそのシミュレ
ーション結果を取得できる。

【００６７】従来のように、仕事の合間を縫ってそれぞ
れの専門家を捜し出し、その専門家と相談し、内容分析
を行い、各自に合わせた条件でシミュレーションを行う
時間のかかる非能率はなくなった。

【００６８】又、商品メニュー内容が全範囲にわたって
いるので、顧客が年齢の経過と共に複数の商品メニュー
をアクセスしていれば、さらに顧客に対して信頼性のあ
る総合的な提案書或いはそのためのより高度のシミュレ
ーションを行うことができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のインターネットを介するファイナンシ
ャル計画支援のシミュレーション・システムの構成図
と、そのシステムとインターネットを介して接続する顧
客の端末機を示す図である。

【図２】本発明のシミュレーション・システムのフロー
チャート図である（全体の動作の流れ図）。

【図３】本発明のシミュレーション・システムのフロー
チャート図である（住宅資金設計の商品を選択した場
合）。

【図４】本発明のシミュレーション・システムのフロー
チャート図である（教育資金設計の商品を選択した場
合）。

【図５】本発明のシミュレーション・システムのフロー
チャート図である（老後資金設計の商品を選択した場
合）。

【図６】商品メニュー選択画面を表示したＷｅｂページ
である。

【符号の説明】

１０シミュレーション・システム１１アプリケーションサーバー１１ａ会員登録手段１１ｂメニュー選択画面送信手段１１ｃシミュレーション生成手段１１ｄシミュレーション結果送信手段１２データベースサーバー１３データベース１３ａ顧客会員データベース１３ｂメニュー毎の商品データベース１３ｃシミュレーション履歴データベース１３ｄ課金データベース１４Ｗｅｂサーバー１５メールサーバー１６ファイアーウォール２０インターネット回線３０，３０顧客のクライアント端末機３０ａＷｅｂブラウザプログラム６０商品メニュー選択画面のＷｅｂページ６０ａ〜６０ｉ商品メニュー選択ボタン６０ｘキャンセルボタン６０ｙ確定ボタン６０ｚ送信ボタン

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 19/00 １１０Ｇ０６Ｆ 19/00 １１０

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】顧客の生活設計すべての局面に対応でき
るファイナンシャル計画支援の複数の商品メニューを定
めて、それらの商品毎のファイナンシャル計画支援のた
めのシミュレーションのアクセス信号を会員として登録
される顧客のクライアント端末機からインターネットを
介して受信し、そのシミュレーション結果を顧客へ送信
するシミュレーション・システムであって、前記シミュレーション業務を処理するアプリケーション
サーバーと、そのシミュレーション業務に必要な情報を
記録するデータベースを管理するデータベースサーバー
と、Ｗｅｂサーバー及びメールサーバーとから少なくと
も構成され、前記データベースは、顧客毎のＥメールアドレスを含め
た基本情報とＩＤコード及びパスワードを登録した顧客
会員データベースと、前記ファイナンシャル計画のメニ
ュー毎に前記商品のシミュレーションに必要とするプロ
グラム及びデータを記録したメニュー毎の商品用データ
ベースと、顧客会員の依頼で行ったシミュレーション履
歴結果を記録したシミュレーション履歴データベース
と、利用顧客会員毎の課金データベースとを少なくとも
備え、前記アプリケーションサーバーは、会員への登録を依頼
する顧客の端末機からのアクセス信号に応答して、登録
データ入力画面を送信し、入力されたデータを受信して
前記顧客会員データベースに記録するとともにそのＩＤ
コード及びパスワードを記録し、会員承認の電子メール
を配信する会員登録手段と、前記顧客の端末機からのファイナンシャル計画支援のア
クセス信号に応答して、前記ＩＤコード及びパスワード
で確認後、前記商品メニューの全項目を表示した選択画
面を送信するメニュー選択画面送信手段と、顧客会員にその画面で選択項目を入力させ、その項目を
受信して該当する商品のシミュレーションに必要とする
プログラム及びデータを前記商品用データベースから検
索して読出し、そのシミュレーションに必要とする条件
を顧客の端末機から入力させ受信して、その商品のシミ
ュレーションを実行し、結果をシミュレーション履歴デ
ータベースに記録するシミュレーション生成手段と、そのシミュレーション結果を依頼された顧客の端末機へ
送信し表示すると共に、その課金料金をＥメールにより
その顧客の端末機に配信するシミュレーション結果送信
手段とを備えることを特徴とするインターネットを介す
るファイナンシャル計画支援のシミュレーション・シス
テム。
【請求項２】前記ファイナンシャル計画支援の複数の
商品メニューは少なくとも住宅・教育・老後の各資金設
計、資産運用設計、事業承継を含む相続設計、税金プラ
ン、保険診断、ライフプランであることを特徴とする請
求項１記載のインターネットを介するファイナンシャル
計画支援のシミュレーション・システム。
【請求項３】前記ファイナンシャル計画支援の商品メ
ニューとして前記選択画面上で住宅資金設計を顧客会員
が選択したときは、前記シミュレーションを必要とする
修飾を取得するため住宅資金としての購入ローン、買い
換えローン、借換ローン、操上返済、借入限度金額計算
の各サブ項目の選択画面を送信する住宅サブ項目送信手
段と、その選択画面でサブ項目を選択させて、そのサブ
項目を受信し、商品用データベースを検索して、その商
品に該当する住宅シミュレーション条件入力画面を送信
する住宅条件入力画面送信手段とを備えることを特徴と
する請求項１又は２記載のインターネットを介するファ
イナンシャル計画支援のシミュレーション・システム。
【請求項４】前記ファイナンシャル計画支援の商品メ
ニューとして前記選択画面上で教育資金設計を顧客会員
が選択したときは、前記シミュレーションに必要とする
条件を取得するために教育資金としての積み立てシミュ
レーションかローンシミュレーションかを選択するサブ
項目選択画面を送信する教育サブ項目送信手段と、その
選択画面でサブ項目を選択させて、そのサブ項目を受信
し、商品用データベースを検索して、その商品に該当す
る教育シミュレーション条件入力画面を送信する教育条
件入力画面送信手段を備えることを特徴とする請求項１
又は２記載のインターネットを介するファイナンシャル
計画支援のシミュレーション・システム。
【請求項５】前記教育資金としての積み立てシミュレ
ーションは、毎回積立額及び積立期間の条件からの積み
立て合計額試算と、何年後にいくら必要かという条件か
らの毎回積立額試算と、毎回積立額と目標額の条件から
の積立期間、試算との３積立シミュレーションを行うこ
とを特徴とする請求項４記載のインターネットを介する
ファイナンシャル計画支援のシミュレーション・システ
ム。
【請求項６】前記教育資金としてのローンシミュレー
ションは、借入金額及び返済期間の条件からの毎月・ボ
ーナス月の返済額試算と、借入金額及び毎月・ボーナス
月の返済額の条件からの返済期間試算との２ローンシミ
ュレーションを行うことを特徴とする請求項４又は５記
載のインターネットを介するファイナンシャル計画支援
のシミュレーション・システム。
【請求項７】前記ファイナンシャル計画支援の商品メ
ニューとして前記選択画面上で老後資金設計を顧客会員
が選択したときは、前記シミュレーションに必要とする
条件を取得するために老後シミュレーション条件入力画
面を商品用データベースを検索して該当する入力画面を
送信する老後条件入力画面送信手段を備え、年金種類及
び加入期間、平均標準報酬月額を入力させ、公的年金受
給シミュレーションを行い、さらに、民間年金保険に加
入しているときはその条件を入力させることにより公的
年金と併せて受給できる年金総額をシミュレーションす
ることを特徴とする請求項１又は２記載のインターネッ
トを介するファイナンシャル計画支援のシミュレーショ
ン・システム。
【請求項８】前記ファイナンシャル計画支援の商品メ
ニューとして、前記選択画面上で資産運用設計を顧客会
員が選択したときは、前記シミュレーションに必要とす
る条件を取得するため、家族・住宅・収入・生命保険・
資産・年金情報を入力する項目欄を含む資産運用シミュ
レーション条件入力画面を送信する資産運用条件入力画
面送信手段を備え、その入力データを受信し、金融資産
及び不動産について運用方法の計画書を作成し、送信
し、顧客会員の依頼があれば、そのシミュレーションを
行うことを特徴とする請求項１又は２記載のインターネ
ットを介するファイナンシャル計画支援のシミュレーシ
ョン・システム。
【請求項９】前記ファイナンシャル計画支援の商品メ
ニューとして、前記選択画面上で相続設計を顧客会員が
選択したときは、前記シミュレーションに必要とする条
件を取得するため個人の相続か、事業承継の相続か、相
続対策かのいずれかを選択するサブ項目選択画面を送信
する相続サブ項目選択画面送信手段と、その選択サブ項
目を受信したときは、その商品に該当する相続シミュレ
ーション条件入力画面を商品用データベースより検索し
て読出し顧客の端末機にその入力画面を送信する相続条
件入力画面送信手段とを備え、個人の相続を選択したと
きは相続人の構成及び資産総額から相続税額を試算し、
事業承継の相続を選択したときは自社株或いは未公開株
の相続税評価額を試算し、相続対策を選択したときは財
産毎の相続割合を顧客会員が指定できるようにして相続
パターンと複数試算するシミュレーションを行うことを
特徴とする請求項１又は２記載のインターネットを介す
るファイナンシャル計画支援のシミュレーション・シス
テム。
【請求項１０】前記ファイナンシャル計画支援の商品
メニューとして前記選択画面上で、税金プランを顧客会
員が選択したときは、前記シミュレーションに必要とす
る条件を取得するため贈与税、不動産取得税、居住用財
産買換特例、特定居住用財産買換特例、土地・建物等交
換特例、土地・建物等収用交換特例、株式売却取得税、
取得税法総合額計算のサブ項目の選択画面を送信する税
金サブ項目送信手段と、その選択画面でサブ項目を選択
させ、そのサブ項目を受信し、商品用データベースを検
索して、その商品に該当する税金シミュレーション条件
入力画面を送信し、それぞれの条件を入力してシミュレ
ーションを実行できる税金条件入力画面送信手段を備え
ることを特徴とする請求項１又は２記載のインターネッ
トを介するファイナンシャル計画支援のシミュレーショ
ン・システム。
【請求項１１】前記ファイナンシャル計画支援の商品
メニューとして前記選択画面上で、保険診断を顧客会員
が選択したときは、前記シミュレーションに必要とする
条件を取得するため生命保険及び年金保険の情報を入力
する項目欄を含む保険診断シミュレーション条件入力画
面を送信する保険診断条件入力画面送信手段を備え、そ
の入力データを受信して、その入力データによりシミュ
レーションを行って分析・組直しの診断を行うことを特
徴とする請求項１又は２記載のインターネットを介する
ファイナンシャル計画支援のシミュレーション・システ
ム。
【請求項１２】前記ファイナンシャル計画支援の商品
メニューとして前記選択画面上で、ライフプランを顧客
会員が選択したときは、前記シミュレーションに必要と
する条件を取得するため会員の家族構成・子女教育費用
・住宅費用・生活等支出・給与等収入・生命保険内容・
資産情報・公的年金加入履歴・年金加入履歴・年金保険
加入履歴の情報を入力する項目欄を含むライフプラン・
シミュレーション条件入力画面を送信するライフプラン
条件入力画面送信手段を備え、その入力データを受信し
て、その条件データにより将来の収入支出予想からキャ
ッシュフローを生成し、収支バランス、貯蓄残高推移グ
ラフ将来予測のシミュレーションを行うことを特徴とす
る請求項１又は２記載のインターネットを介するファイ
ナンシャル計画支援のシミュレーション・システム。