JPH115727A - 美肌用の化粧料 - Google Patents
美肌用の化粧料Info
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- JPH115727A JPH115727A JP9176305A JP17630597A JPH115727A JP H115727 A JPH115727 A JP H115727A JP 9176305 A JP9176305 A JP 9176305A JP 17630597 A JP17630597 A JP 17630597A JP H115727 A JPH115727 A JP H115727A
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Abstract
る化粧料を提供することを課題とする。 【解決手段】 真皮コラーゲン線維束改善剤とレチノイ
ドを含有する化粧料を提供する。かかる化粧料は真皮コ
ラーゲン線維束改善作用を有する。本発明によれば、シ
ワ、フィブローシス、ケロイド等の形成によって生じた
真皮コラーゲン線維束の異常を正常化する手段を提供す
ることができる。
Description
な、真皮コラーゲン線維束改善剤とレチノイドとを含有
する化粧料に関する。
うべき老化現象であって、容貌に及ぼす影響が多いこと
から、化粧料や皮膚外用医薬の解決すべき課題として長
年取り上げられてきた。しかしながら、どの様なメカニ
ズムでシワが形成されるかについては諸説が乱立してお
り、未だに明らかにされていないのが現状である。従っ
て、シワの形成を抑制したり、形成されたシワをもとの
シワの少ない状態に戻す方法はまだ得られていない。シ
ワと同様にフィブローシスや傷跡や火傷跡に形成される
ケロイドについてもその形成メカニズムは知られておら
ず、これらの形成を抑制したり、形成されたこれらの異
常を治療したりする方法もまだ知られていなかった。
真皮コラーゲン線維束の状態との関係について、充分に
は検討されていなかった。又、これらの間に何らかの関
係が存在することも明らかに示唆されていなかった。ウ
ルソール酸、ウルソール酸の誘導体、ステリン、ステリ
ン配糖体、シソ科植物のエッセンス等に真皮コラーゲン
線維束を正常化させる作用があることを本発明者らは見
いだした。
から皮膚のターンオーバーを促進させたり、皮膚のしわ
を改善させる作用が知られているが、レチノイドのしわ
改善作用が真皮コラーゲン線維束の正常化とは異なった
メカニズムで、コーラゲン線維量の増殖を促すものであ
るが、構造形成は行わなこと及び真皮コラーゲン線維束
改善剤と併用することにより優れたしわ改善・美肌効果
を発揮することは全く知られていなかった。
下なされたものであり、優れたしわ改善・美肌作用を有
する化粧料を提供することを課題とする。
本発明者等はしわ形成、美肌作用のメカニズムを求めて
鋭意研究を重ねた結果、シワのうち紫外線照射によって
生じたシワが、真皮コラーゲン線維束の異常をメカニズ
ムにしていることを見いだした。更に検討を重ねた結
果、フィブローシスや火傷や傷の治癒時に生じるケロイ
ド形成時にも真皮コラーゲン線維束の異常をメカニズム
としていることを見いだした。この真皮コラーゲン線維
束の異常を正常化させる薬剤を求めて更に研究を重ねた
結果、ウルソール酸、ウルソール酸の誘導体、ステリ
ン、ステリン配糖体、シソ科植物のエッセンス等にその
様な作用があることを見いだした。他方、レチノールに
代表されるレチノイドの美肌作用のメカニズムを求めて
研究を展開させた結果、レチノイドの作用メカニズムは
真皮線維束の正常化とは異なることを見いだした。更に
研究を重ねた結果、真皮コラーゲン線維束改善剤とレチ
ノイドを組み合わせることにより、著しいしわ改善・美
肌作用を発揮することを見いだし、発明を完成させるに
至った。以下、本発明について実施の形態を中心に詳細
に説明する。
係 シワの形成と真皮コラーゲン線維束の構造との関係を、
マウス紫外線照射モデルを用いて説明する。この実験例
から真皮コラーゲン線維束の構造の乱れが紫外線照射に
よるシワの形成のメカニズムであることが判る。又、こ
れと同様にフィブローシスやケロイドにも真皮コラーゲ
ン線維束の構造の乱れが認められており、これがメカニ
ズムであることが示唆されている。
紫外線B(東芝SEランプ、60mJ/cm2)を連日
照射し、照射開始後2、5、10週間に皮膚及び皮膚表
面形態レプリカを採取した。採取皮膚はNaOH法によ
りコラーゲン線維束構造を走査電子顕微鏡により観察し
た。図1に倍率50倍での皮膚表面形態(A:非照射コ
ントロール、B:照射2週間、C:照射5週間、D:照
射10週間)、図2に倍率50倍での真皮表面形態
(E:非照射コントロール、F:照射2週間、G:照射
5週間、H:照射10週間)、図3に倍率500倍での
真皮コラーゲンの線維束の構造(I:非照射コントロー
ル、J:照射2週間、K:照射5週間、L:照射10週
間)、図4に倍率2500倍での真皮コラーゲンの線維
束の構造(M:非照射コントロール、N:照射2週間、
O:照射5週間、P:照射10週間)を示す。これらの
図より、しわが形成される際、それに対応するように真
皮の表面にも溝が形成されており、皮膚表面の形態の変
化は真皮の表面の形態の変化対応していること、更に真
皮表面の変化は真皮に於けるコラーゲン線維束の構造の
変化、即ち、線維束が明確でなくなる等の線維束の秩序
の低下を反映していることが判る。ここで、図4の顕微
鏡像を次の判定基準でスコアーを付した。即ち、スコア
ー0:観察領域全域で線維束構造が認められない、スコ
アー1:過半領域で線維束構造の崩壊又は異常構造への
変移が認められる、スコアー2:一部に線維束構造の崩
壊又は変性が認められるが、全体的にはほぼ正常な構造
が認められる、スコアー3:全面に亘り正常な線維束構
造が認められ、崩壊・変性はほぼ認められないの基準で
ある。この結果を図5に示す。又、皮膚表面の構造につ
いて、レプリカへの入射角20度でのキセノンランプに
よる光照射を行い出来たシワの陰影を画像解析により定
量し、シワの生成量とした。この測定結果を図6に示
す。このシワ量とスコアー値の平均との相関係数を算出
したところ、0.91であり、シワの形成と真皮コラー
ゲン線維束の乱れ(秩序)の間に強い関係があり、真皮
コラーゲン線維束の乱れがシワ形成のメカニズムである
ことがわかる。
維束改善剤 本発明で言う真皮コラーゲン線維束改善剤とは、下記に
示す真皮線維束改善実験に於いて、改善値が1.2以上
のものを意味し、具体的にはウルソール酸、ウルソール
酸の誘導体、ステリン、ステリン配糖体、シソ科植物の
エッセンス等が挙げられる。ここで、ウルソール酸の誘
導体としては、炭素数1〜20の環状、分岐構造を有し
ていても良いアルキルエステル、置換基を有していても
良い芳香族エステル、炭素数1〜20の環状、分岐構造
を有していても良いアルキルアミド、置換基を有してい
ても良い芳香族アミド、生理的に許容される塩等が挙げ
られる。塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカ
リ金属塩、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土
類金属塩、有機アミン塩、アンモニウム塩、塩基性アミ
ノ酸塩等が例示できる。これらの中ではウルソール酸エ
ステルが最も好ましく、中でもベンジルエステルが特に
好ましい。ステリンとは、動植物界に広く分布するステ
ロイドアルコールの総称で、コレスタトリエノール、デ
ヒドロコレステリン、コレステリン、コレスタノール、
コプロスタノール、ネオスポンゴステリン、シムノール
等のズーステリン(動物ステリン)やシトステリン、ス
チグマステリン、カンペステリン、ジヒドロシトステリ
ン等のフィトステリン(植物ステリン)、エルゴステリ
ン、チモステリン、ジヒドロエルゴステリン、デヒドロ
エルゴステリン等のミコステリン(菌類ステリン)等が
具体的な化合物として挙げられる。又、配糖体はこれら
ステリンの水酸基に糖鎖が結合したもので、グルコシ
ド、アラビノシド、マンノシド、ラムノシド等が挙げら
れる。誘導体としては、水酸基をベンゾイル、アセチ
ル、フェラロイル、コフィオイル、ステアロイル、パル
ミトイル、オレオイル、ラウロイル、ミリストイル等で
アシル化したアシル化物、メチル、エチル、ベンジル等
でエーテル化したエーテル化物が挙げられる。これらの
内より好ましいものは、シトステリン、スチグマステリ
ン等のフィトステリン、シトステサイド、スチグマステ
サイド等のフィトステサイド又はこれらフィトステサイ
ドのアセチル化物である、アセチル化フィトステサイド
である。これらの内ではフィトステサイドが特に好まし
い。シソ科植物のエッセンスについて述べる。ここで、
本発明で言うエッセンスとは、植物体全草又は一部のそ
れ自身、植物体を、乾燥、細切、粉砕した加工物、植物
体又はその加工物を水、アルコール、エーテル、ハロゲ
ン化炭化水素、有機酸エステル、ケトン又はこれらから
選ばれる1種乃至は2週以上の混合物からなる溶媒等で
抽出した抽出物、抽出物から溶媒を除去した抽出濃縮
物、抽出物又は抽出濃縮物を分液、カラム精製した分画
精製物等の総称を意味する。本発明のエッセンスとして
は、アルコール抽出物とその分画精製物が好ましく、中
でもアルコール抽出物の低極性部分を取り出したものが
特に好ましい。この様な抽出物は、植物体又はその加工
物を1〜10倍量のアルコールで抽出し、溶媒を除去し
た後、ブタノールと水で液液抽出し、ブタノール相を取
り濃縮したり、アルコール抽出濃縮物に少量のアルコー
ルを加え溶解させた後、水を加え析出させ、その析出物
を濾取したりすれば良い。ここで、本発明で用いること
のできるアルコールとしては、例えば、メタノール、エ
タノール、ブタノール、1,3−ブタンジオール、ポル
エチレングリコール等が好ましく例示でき、取り分けエ
タノールが好ましい。抽出の方法は植物体又はその加工
物にアルコールを1〜10倍量加え、室温であれば数
日、沸点付近の温度であれば数時間浸漬しておけばよ
い。又、シソ科の植物としては、ローズマリーとセージ
が好ましく、ローズマリーが特に好ましい。これらは何
れも既知の化合物や組成物であって、その多くは市販さ
れており、入手はたやすい。又、市販されていないもの
であっても市販品より常法に従って容易に製造できる。
本発明の真皮コラーゲン線維改善剤としては、純粋な化
学物質を用いることも可能であるし、動植物の抽出物よ
り、これらウルソール酸、ウルソール酸誘導体、ステリ
ン、ステリン配糖体又はそれらの誘導体が数種類混在し
て含まれるフラクションを取りだし用いることも可能で
ある。これら以外にも次に示す試験により真皮コラーゲ
ン線維束改善値が1.2以上のものであれば本発明の真
皮コラーゲン線維束改善剤として使用することができ
る。
ノール水溶液10lを加え、3時間加熱環流し、濾過に
より不溶物を取り除き、濾液を減圧濃縮し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:
メタノール:水=100:0:0→0:100:0→
0:50:50)で精製し、フィトステサイド分画を
得、これを減圧溜去しフィトステサイド131gを得
た。
ド50gをジメチルホルムアミド300mlとトリエチ
ルアミン300mlの混液にとかし冷却し、これに塩化
アセチル50gをジメチルホルムアミド100mlに溶
かし、滴下し、室温に戻し48時間攪拌した後メタノー
ルを加え反応を止め、減圧濃縮し、これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ノルマルヘキサ
ン:ジイソプロピルエーテル=90:10→0:10
0)で精製し、アセチル化フィトステサイド124gを
得た。
のエタノールを加え2時間リフラックスさせ、濾過し濾
液を取り、これを減圧濃縮しローズマリーのエッセンス
1を213g得た。ローズマリーのエッセンス1の10
0gを300mlのエタノールに溶解させ、これに水7
00mlを一気に加え析出した沈殿を濾取し38gのロ
ーズマリーのエッセンス2を得た。ローズマリーのエッ
センス1の100gを500mlのノルマルブタノール
に溶解させ、500mlの水を加え液液抽出し、ブタノ
ール相を取り減圧濃縮しローズマリーのエッセンス3を
27g得た。
ノールを加え2時間リフラックスさせ、濾過し濾液を取
り、これを減圧濃縮しセージエッセンス1を197g得
た。このセージのエッセンス1の50gを300mlの
エタノールに溶解させ、これに水700mlを一気に加
え析出した沈殿を濾取し12gのセージエッセンス2を
得た。セージエッセンス1の50gを500mlのノル
マルブタノールに溶解させ、500mlの水を加え液液
抽出し、ブタノール相を取り減圧濃縮しセージエッセン
ス3を9g得た。
例を用い、光照射により生じたシワ等の皮膚の悪化状態
の変化が上記真皮コラーゲン線維束改善剤によりどの様
に変化するかを調べた。上記の光照射ヘアレスマウス
(Skh:HR−1、雌性、8週齢)を用い、投与群に
は上記真皮コラーゲン線維束改善剤の0.1%エタノー
ル溶液を、対照群はエタノールのみをそれぞれ0.05
mlづつ8週間連日投与した。この動物の皮膚を上記と
同様に処理し、コラーゲン線維束構造を観察した。これ
よりコラーゲン線維束スコアー値を算出し、対照群のス
コアー値で除し、皮膚状態の改善値を算出した。コラー
ゲン線維束スコアー値と皮膚状態の改善値を表1に示
す。この表より本発明の真皮コラーゲン線維束改善剤が
真皮コラーゲン線維束構造を著しく改善していることが
判る。
合物の総称であって、レチノイドとしては、カロチン
類、レチノール酸及びその誘導体などが良く知られてい
る。本発明では、一般にレチノイドと言われるものであ
れば特段の限定無く使用することが可能であり、より好
ましいものとしては、生理活性の高い、レチノール、3
−デヒドロレチノール、ビタミンA3、ビタミンAアル
デヒド、ビタミンA酸、ビタミンA酸の生理的に許容さ
れる塩が特に好ましい。これらの中ではレチノールを用
いることが本発明では特に好ましい。これらレチノイド
は後期試験例に示す如く、真皮コラーゲン線維束の構造
形成には影響を与えないが、コラーゲン線維の量を増大
させる作用を有する。この作用のため、古来よりしわの
改善にある程度の効果が認められていた。この作用につ
いて試験例3に示す。
イドの作用を調べた。真皮コラーゲン線維束改善剤の代
わりにレチノールを用い、同様に作用を調べた。結果の
顕微鏡写真を図7に示す。この写真を見て判るようにレ
チノールを投与しても真皮コラーゲンの線維束の改善は
見られないが、コラーゲン線維量を増大させていること
が判る。
選ばれる1種乃至は2種以上とレチノイドから選ばれる
1種乃至は2種以上を含有することを特徴とする。本発
明の化粧料における真皮コラーゲン線維束改善剤の好ま
しい含有量は、0.01〜10重量%であり、より好ま
しくは0.05〜5重量%であり、更に好ましくは0.
1〜5重量%である。又、本発明の化粧料に於けるレチ
ノイドの好ましい含有量は、0.0001〜10重量%
であり、より好ましくは、0.0005〜5重量%であ
り、更に好ましくは0.001〜1重量%である。本発
明の化粧料にはこれら真皮コラーゲン線維束改善剤とレ
チノイド以外に、通常化粧料で用いられる任意成分を含
有することが出来る。この様な任意成分としては、例え
ば、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等のよう
な炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛
脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、セタノール、
オレイルアルコール等の高級アルコール類、ステアリン
酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,3−ブタ
ンジオール等の多価アルコール類、非イオン界面活性
剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界
面活性剤、エタノール、カーボポール等の増粘剤、防腐
剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、粉体類等が例示で
きる。本発明の化粧料は真皮コラーゲン線維束の異常を
伴う疾患に対して好適に適用されることを特徴とする。
真皮コラーゲン線維束の異常を伴う疾患としては、例え
ば、シワの異常形成、フィブローシス、火傷や創傷治癒
時のケロイド形成等が好ましく挙げられ、中でもシワの
異常形成への適用が好ましく、シワの異常形成の中では
光の長期照射に起因するシワの異常形成への適用が特に
好ましい。本発明の化粧料は既に生じた真皮コラーゲン
線維束の異常を正常化する治療作用のみならず、真皮コ
ラーゲン線維束が異常化をすることを妨げる予防作用、
真皮コラーゲン線維束の異常が更に悪化するのを防ぐ治
療的予防作用を有する。本発明の化粧料の特徴は、真皮
コラーゲン線維束改善剤を単独で含有させた化粧料より
も、コラーゲン線維束の改善加速度が著しく早いことに
ある。本発明の化粧料の取りうる剤形としては、ローシ
ョン剤、ゲル製剤、乳液、クリーム、軟膏等通常化粧料
で使用されている剤形であれば特段の限定無く適用でき
る。これらは通常知られている方法に従って製造でき
る。かくして得られた化粧料は速やかなしわ改善作用を
有し、美肌作用に優れる。
説明するが、本発明がこれら実施例にのみ限定を受ける
ものではないことは言うまでもない。
ョンを作成した。即ち、処方成分を室温で攪拌して可溶
化し、ローション剤を得た。このものについて、上記の
光老化スクリーニング法に従って評価したところ、真皮
コラーゲン線維束構造の改善値は表2に示す値となっ
た。これより、表1の結果及び比較例の結果と比較する
と、真皮コラーゲン線維束改善剤とレチノイドの組み合
わせが、真皮コラーゲン線維束の構造改善を著しく促進
することが判る。
ョンを作成した。即ち、処方成分を室温で攪拌して可溶
化し、ローション剤を得た。このものについて、上記の
光老化スクリーニング法に従って評価したところ、真皮
コラーゲン線維束構造の改善値は表3に示す値となっ
た。これより、表1の結果及び比較例の結果と比較する
と、真皮コラーゲン線維束改善剤とレチノイドの組み合
わせが、真皮コラーゲン線維束の構造改善を著しく促進
することが判る。
従ってクリームを作成した。即ち、ロを混練りし、イで
希釈した後、80℃に温調し、これに予め80℃に温調
したハを徐々に加え乳化し、攪拌冷却しクリームを得
た。これらのクリームをシワに悩むパネラー1群20名
に2ヶ月間使用し、シワの状況をアンケートで調査し
た。これらの結果も表3に併せて記す。この結果より本
発明の化粧料はコラーゲン線維束を正常化する作用に優
れることが判る。尚、処方の数値は重量部を表す。
て軟膏を作成した。即ち処方成分をニーダーで混練りし
軟膏を得た。これらは全て電子顕微鏡観察で上記光照射
ヘアレスマウスモデルにおいて真皮コラーゲン線維束の
正常化作用を認めた。
ス、ケロイド等の形成によって生じた真皮コラーゲン線
維束の異常を正常化する手段を提供することができる。
図である。
図である。
す図である。(500倍)
す図である。(2500倍)
ある。
す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 真皮コラーゲン線維束改善剤とレチノイ
ドを含有する化粧料。 - 【請求項2】 真皮コラーゲン線維束改善剤がウルソー
ル酸、ウルソール酸の誘導体、ステリン、ステリン配糖
体、シソ科植物のエッセンスから選ばれる1種乃至は2
種以上である、請求項1に記載の化粧料。、 - 【請求項3】 レチノイドが、レチノール、3−デヒド
ロレチノール、ビタミンA3、ビタミンAアルデヒド、
ビタミンA酸、ビタミンA酸の生理的に許容される塩か
ら選ばれる1種乃至は2種以上である、請求項1又は2
に記載の化粧料。 - 【請求項4】 ウルソール酸、ウルソール酸の誘導体、
ステリン、ステリン配糖体、シソ科植物のエッセンスか
ら選ばれる1種乃至は2種以上とレチノール、3−デヒ
ドロレチノール、ビタミンA3、ビタミンAアルデヒ
ド、ビタミンA酸、ビタミンA酸の生理的に許容される
塩から選ばれる1種乃至は2種以上とを含有する化粧
料。 - 【請求項5】 美肌用の化粧料であることを特徴とす
る、請求項1〜4の何れか一項に記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9176305A JPH115727A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 美肌用の化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9176305A JPH115727A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 美肌用の化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH115727A true JPH115727A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=16011270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9176305A Pending JPH115727A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 美肌用の化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH115727A (ja) |
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