JPH07277920A - レモングラスの水蒸気蒸留水又は/及び抽出物含有化粧 料 - Google Patents

レモングラスの水蒸気蒸留水又は/及び抽出物含有化粧 料

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JPH07277920A
JPH07277920A JP6087521A JP8752194A JPH07277920A JP H07277920 A JPH07277920 A JP H07277920A JP 6087521 A JP6087521 A JP 6087521A JP 8752194 A JP8752194 A JP 8752194A JP H07277920 A JPH07277920 A JP H07277920A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】レモングラス油の製造工程において溜出する水
蒸気蒸留水、及びレモングラス抽出物の化粧料への有効
利用を目的とする。 【構成】本発明は、レモングラスの葉又は茎、若しくは
それらの混合物の水蒸気蒸留水、又は/及び、水溶性溶
媒を用いて抽出された抽出物を含有する化粧料に関する
ものであり、あらゆる形態の製剤(医薬品類、医薬部外
品類、化粧品類等)に応用が可能である。また本発明の
化粧料は、安全性が高く、極めて良好な芳香を有し、皮
膚・頭髪に対して優れた効果を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レモングラスの水蒸気
蒸留水、又は/及び、水溶性溶媒を用いて抽出された抽
出物を含有することを特徴とする安全性の高い新規な化
粧料に関するものであり、その利用分野としては、例え
ば、医薬品類、医薬部外品類、化粧品類等の製剤に用い
ることができる。
【0002】
【従来の技術】レモングラスはインド原産、主に熱帯か
ら亜熱帯地方で栽培される多年生草本で、葉と茎を水蒸
気蒸留して得られるレモングラス油は主成分としてシト
ラールを70〜85%含み、レモンのような香気がある。レ
モングラスの主な利用法としては、シトラール製造が挙
げられ、シトラールを分離してionone(人造バイオレッ
ト)合成原料とし、薬品や石鹸の香料、香味料、浴湯料
に使用される。また茎葉は、香辛料や茶としても利用さ
れる。
【0003】上記のように、香料として化粧品に使用さ
れているレモングラス油は、水蒸気蒸留により精油層部
を分取して得られるが、この際、同時に水層部に溜った
水(以下、水蒸気蒸留水と記載)については、これまで
ほとんど有効利用されていないのが現状である。
【0004】更に、レモングラスの抽出物の有する生理
活性、すなわち過酸化脂質生成抑制、保湿といった各種
の作用についてはほとんど研究開発がなされておらず、
抽出物が化粧料として用いられている実績はない。
【0005】一方、最近の化粧料の添加原料としては、
生体内外に悪影響を与える環境因子から皮膚・頭髪を守
り、又、傷ついた皮膚や頭髪の再生を促すような効果を
有するものが望まれている。更に化粧品類の製剤の処方
において、製剤自体の安定性を高めること(基剤の油脂
の酸化防止、防腐等)も重要視されている。また、これ
らの原料は安全性の面から、化学物質より天然物質由来
の成分が好まれる傾向にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記実
情に鑑み、従来、主に精油成分ばかりが利用されている
レモングラス油の製造工程において、いわば副産物であ
る水蒸気蒸留水の化粧料への有効利用を第一の課題とな
し、鋭意研究を続けてきた。その結果、レモングラスの
水蒸気蒸留水はレモンのような特有の清涼感を与える芳
香が長時間にわたって持続すること、また、皮膚に対す
る刺激性もないことを見い出した。
【0007】更に、第二の課題として、レモングラス抽
出物の有する各種の生理作用及び化粧料への応用につい
て、多様な方面より検討、追求を試みた結果、レモング
ラス抽出物は過酸化脂質生成抑制作用、保湿作用、抗菌
作用を有し、しかも安全性が高く、化粧料の添加原料と
して充分応用できることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、レ
モングラスの葉又は茎、若しくはそれらの混合物の水蒸
気蒸留水、又は/及び、水溶性溶媒を用いて抽出された
抽出物を含有することを特徴とする化粧料である。
【0009】本発明で使用するレモングラスとは、イネ
科(Gramineae)植物のレモングラスで、学名をCymbopo
gon citratus Stapf、又はC.flexuosus Stapfといい、
葉又は茎、若しくはそれらの混合物をそのまま、あるい
は乾燥して用いる。
【0010】本発明で使用するレモングラスの水蒸気蒸
留水とは、植物体の葉又は茎、若しくはそれらの混合物
を公知の水蒸気蒸留法を用いて精油成分層と水溶性成分
層に分離し、このうちの水溶性成分層を分取後、濾過を
したものである。これには必要により防腐防黴剤(パラ
ベン類など)を添加後、低温下に1〜2昼夜保存し濾過
を行ったり、又はエタノールを1〜10%の濃度になるよ
うに添加しても良いし、あるいは精製水で希釈して用い
ても良い。
【0011】一方、本発明で使用するレモングラス抽出
物とは、植物体の葉又は茎、若しくはそれらの混合物を
水溶性溶媒で抽出したものである。水溶性溶媒として
は、例えば、水、アルコール類(メタノール、エタノー
ル、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコー
ル等)、アセトンなどの水溶性溶媒から選ばれる1種又
は2種以上の単独あるいは混合溶媒が挙げられる。ま
た、加熱抽出したものであっても良いし、常温にて抽出
したものであっても良い。得られた抽出液は必要に応じ
て、濃縮又は希釈、あるいは乾固して化粧料の添加原料
として用いることができる。
【0012】本発明によるレモングラスの水蒸気蒸留水
は皮膚に対する刺激性がないことから、例えば化粧水と
して、そのままあるいは希釈して直接的に肌や髪に塗布
できるが、一般的には、化粧料(皮膚・頭髪用の液体タ
イプの化粧料;例えば化粧水、ヘアートニック、シャン
プー、リンスなど、皮膚・頭髪用のクリーム類、乳液な
ど、更に歯磨き類、マウスウォッシュなど)の処方中に
必要とする水分:精製水の代わりとして配合することが
便利である。従って、その配合量は特に限定されるもの
ではない。
【0013】また本発明のレモングラス抽出物は強い過
酸化脂質生成抑制作用を有するので、例えば各種の脂質
類を含有する製剤の抗酸化剤として、あるいは油脂類の
安定化剤として役立つと共に、表皮における過酸化脂質
の生成を抑制することが期待でき、保湿作用も有するこ
とから、肌荒れの改善、皮膚の老化防止等に寄与する製
剤に応用できる。更に、フケ菌・ニキビ菌に対して抗菌
作用を有するので、フケ防止用のシャンプー、リンス等
の頭髪用化粧料や、ニキビ肌用の洗顔料、基礎化粧料な
どに配合することができる。レモングラス抽出物の化粧
料への配合量は、固形分換算した時、製剤全体に対して
0.0001〜0.5重量%、好ましくは0.001〜0.2重量%配合
することが適当である。0.0001重量%以下では充分な効
果が認められないし、0.5重量%以上配合しても効果の
増強は期待できない。
【0014】尚、本発明のレモングラスの水蒸気蒸留
水、又は/及び、抽出物を含有する化粧料は、レモンの
ような特有の清涼感を与える芳香が長時間にわたってほ
のかに漂う。このため製剤の処方中にはほとんど香料を
添加する必要はない。加えて、化粧料中に配合した臭気
を有する他の化粧料原料成分のマスキング剤としても有
用である。
【0015】更に本発明のレモングラスの水蒸気蒸留水
及び抽出物は、動植物油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂
肪酸類、アルコール類、エステル類、金属石鹸、界面活
性剤などの各種化粧料基剤や、紫外線吸収剤、抗酸化
剤、増粘剤、保湿剤、pH調製剤、ビタミン類、動植物
抽出物、皮膚機能亢進剤、殺菌剤、防腐剤、着色料など
の各種添加剤に対しても安定であり、これらと共に配合
し、併用して用いることができる。
【0016】これらの基剤を原料として製造される化粧
料の形態は特に限定されるものではなく、例えば、化粧
水、乳液、クリーム、軟膏、オイル、パックなどの基礎
化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、シャンプー、リンス、ヘ
アトリートメント、ヘアトニック、整髪料などの頭髪化
粧料、ファンデーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、
アイライナー、マスカラなどのメークアップ化粧料、浴
用剤、歯磨き類、マウスウォッシュなどが挙げられる。
【0017】また添加の方法については、予め加えてお
いても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適
宜選択すれば良い。
【0018】
【実施例】次に、製造例、試験例、実施例を挙げて本発
明を更に具体的に説明するが、本発明がこれらに制約さ
れるものではないということはいうまでもない。
【0019】(製造例1)レモングラスの水蒸気蒸留水
の製法 公知の水蒸気蒸留装置を用いて、乾燥したレモングラス
の葉及び茎の水蒸気蒸留を行い、得られた水溶性成分層
(水層部)を分取し濾過する。得られた濾液にパラベ
ン、エタノールをそれぞれ0.1、2%の濃度になるよう
に添加し、低温下に一昼夜保存した後、再度濾過を行っ
て目的の水蒸気蒸留水とする。
【0020】(製造例2)レモングラス抽出物の製法 乾燥したレモングラス50gに1Lの50%エタノール溶液
を加え、1週間常温にて抽出を行い、濾過する。得られ
た濾液は-20℃で1週間冷凍処理を施し、最終的に0.45
μmのメンブランフィルターで濾過する。(抽出条件に
より異なるが、この方法により得られた抽出液には0.8
〜2.0%程度の固形分を含む。)
【0021】(製造例3)レモングラス抽出物の製法 上記製法の50%エタノール溶液の代わりに50%1,3-ブチ
レングリコール溶液を用いて同様に抽出する。(抽出条
件により異なるが、この方法により得られた抽出液には
0.8〜2.0%程度の固形分を含む。)
【0022】(試験例1)レモングラス抽出物の過酸化
脂質生成抑制作用の確認 上記の製造例2,3で得られた抽出液について、TBA
法(アナリティカルバイオケミストリー Vol.95,p351
〜358,1979)により、紫外線によるリノレン酸の過酸
化脂質生成抑制作用を検討した。
【0023】(試験方法)0.8%ラウリル硫酸ナトリウ
ム水溶液に、0.1%となるようにリノレン酸を加えて溶
解する。この溶液を3.9mLとり、これに適当な濃度に調
製したレモングラス抽出液(製造例2又は3で得られた
もの)を0.1mL加えた後、その溶液に対して、紫外線
(ランプ:東芝製 FL-20SEランプ,FL-20SBLランプをそ
れぞれ3灯並列、照射距離:15cm)を1時間照射する。
次にこの溶液を1mLとり、0.8%チオバルビツール酸(T
BA)水溶液1.5mLと、20%酢酸(pH3.5)1.5mLを加え、9
5℃で1時間加熱する。冷後、精製水1mL及び15%メタ
ノール含有n-ブタノール5mLを加えてよく振った後、遠
心分離する。このn-ブタノール層の532nmにおける吸光
度を測定して、生成された過酸化脂質の量を測定する。
尚、過酸化脂質生成抑制率は数1により算出した。
【数1】
【0024】(試験結果)表1のごとく、本発明のレモ
ングラス抽出物は優れた過酸化脂質生成抑制作用を有す
ることが確認できた。
【表1】
【0025】(試験例2)保湿作用の測定 製造例2で得られた抽出液を、人の腕の内側に塗布した
後、経時的な電気伝導度の変化を測定(IBS社製 皮表角
層水分量測定装置:MODEL SKICON-200使用)した結果、
図1のごとく、本発明のレモングラス抽出物は精製水と
比較して良好な保湿作用を示した。
【0026】(試験例3)抗菌作用の測定 製造例2,3で得られた抽出液の、フケ菌(Pityrospor
um oval)及びニキビ菌(Propionibacterium acnes)の
生育に対する作用を検討した結果、どちらの菌に対して
も、最小生育阻止濃度は共に6.25%であり、本発明のレ
モングラス抽出物はこれらの菌に対して抗菌作用を有す
ることが確認できた。
【0027】(試験例4)安全性試験 (1)皮膚一次刺激性試験 製造例1〜3で得られた水蒸気蒸留水及び抽出液を、背
部を除毛した兎(1群3匹,体重3,800g前後)の皮膚
に貼布した。判定は、貼付後24,48,72時間に一次刺激
性の評点法により紅斑及び浮腫を指標として行った。そ
の結果、すべての動物において、何等、紅斑及び浮腫を
認めず陰性と判定された。 (2)皮膚累積刺激性試験 製造例1〜3で得られた水蒸気蒸留水及び抽出液を、側
腹部を除毛(2×4cm2)したハートレー系モルモット
(雌性,1群5匹,体重320g前後)の皮膚に1日1
回,週5回,0.5mL/動物当りを塗布した。塗布は4週
にわたって、また除毛は各週の最終塗布日に行った。判
定は、各週の最終日の翌日に1次刺激の評点法により紅
斑及び浮腫を指標として行った。その結果、すべての動
物において、塗布後1〜4週にわたって、何等、紅斑及
び浮腫を認めず陰性と判定された。
【0028】 (実施例1)化粧水 1.グリセリン 5.0重量% 2.プロピレングリコール 4.0 3.オレイルアルコール 0.1 4.ポリオキシエチレン(20)ソルビタン モノラウリル酸エステル 1.5 5.ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル 0.5 6.エタノール 7.0 7.防腐剤 適量 8.製造例1によるレモングラス水蒸気蒸留水を 精製水で5倍希釈したもの 残余
【0029】 (実施例2)シャンプー 1.ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5.0重量% 2.ポリオキシエチレンラウリルエーテル 硫酸ナトリウム 12.0 3.1,3-ブチレングリコール 4.0 4.ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0 5.エデト酸二ナトリウム 0.1 6.防腐剤 適量 7.製造例1によるレモングラス水蒸気蒸留水 残余
【0030】 (実施例3)リンス 1.塩化セチルトリメチルアンモニウム 1.5重量% 2.セタノール 2.5 3.スクワラン 2.0 4.ポリオキシエチレンステアリルエーエル 1.0 5.1,3-ブチレングリコール 5.0 6.防腐剤 適量 7.製造例1によるレモングラス水蒸気蒸留水 30.0 8.精製水 残余
【0031】 (実施例4)マウスウォッシュ 1.エタノール 10.0重量% 2.グリセリン 15.0 3.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0 4.安息香酸ナトリウム 0.3 5.サッカリンナトリウム 0.02 6.乳酸アルミニウム 0.01 7.製造例1によるレモングラス水蒸気蒸留水 残余
【0032】 (実施例5)クリーム 1.スクワラン 20.0重量% 2.ミツロウ 5.0 3.精製ホホバ油 5.0 4.グリセリンモノステアレート 2.0 5.ポリオキシエチレン(20)ソルビタン モノステアレート 2.0 6.ソルビタンモノステアレート 2.0 7.グリセリン 5.0 8.製造例2によるレモングラス抽出液 3.0 9.防腐剤 適量 10.精製水 残余
【0033】 (実施例6)乳液 1.スクワラン 5.0重量% 2.オリーブ油 5.0 3.ホホバ油 5.0 4.セチルアルコール 1.5 5.グリセリンモノステアレート 2.0 6.ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 3.0 7.ポリオキシエチレン(20)ソオルビタンモノオレート 2.0 8.1,3-ブチレングリコール 1.0 9.グリセリン 2.0 10.製造例3によるレモングラス抽出液 3.0 11.防腐剤 適量 12.精製水 残余
【0034】 (実施例7)クレンジングクリーム(W/O型) 1.パラフィン 10.0重量% 2.ミツロウ 3.0 3.ワセリン 15.0 4.流動パラフィン 41.0 5.ソルビタンセスキオレエート 4.2 6.ポリエキシエチレンソルビタンモノオレイン酸 エステル(20E.O.) 0.8 7.製造例3によるレモングラス抽出液 5.0 8.防腐剤 適量 9.精製水 残余
【0035】 (実施例8)ヘアクリーム 1.流動パラフィン 30.0重量% 2.ステアリン酸 5.0 3.セタノール 5.0 4.ソルビタンモノオレート 3.0 5.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート 3.0 6.イソプロピルメチルフェノール 0.1 7.レモングラス50%プロピレングリコール抽出液 5.0 8.メチルパラベン 0.2 9.グリセリン 5.0 10.精製水 残余
【0036】 (実施例9)ヘアトニック 1.lーメントール 0.2 2.エタノール 32.5 3.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5 4.プロピレングリコール 5.0 5.塩酸ジフェンヒドラミン 0.3 6.製造例2によるレモングラス抽出液 7.0 7.防腐剤 0.2 8.精製水 残余
【0037】 (実施例10)クリームファンデーション(W/O型) 1.ソルビタンセスキオレエート 3.0重量% 2.自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 2.0 3.アルミニウムステアレート 0.5 4.セレシンワックス 5.0 5.スクワラン 10.0 6.流動パラフィン 15.0 7.ワセリン 5.0 8.酸化チタン 8.0 9.タルク 4.0 10.レモングラス熱水抽出液 5.0 11.着色顔料 適量 12.防腐剤 適量 13.プロピレングリコール 5.0 14.精製水 残余
【0038】 (実施例11)顆粒状浴用剤 1.炭酸水素ナトリウム 58.0重量% 2.5倍濃縮した製造例2のレモングラス抽出液 2重量%を噴霧し乾燥させた無水硫酸ナトリウム 40.0 3.ホウ砂 2.0 4.色素 適量
【0039】 (実施例12)練り歯磨き 1.炭酸カルシウム 39.0重量% 2.ソルビット 22.0 3.カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.1 4.ラウリル硫酸ナトリウム 1.3 5.サッカリン 0.1 6.パラオキシ安息香酸エチル 0.01 7.レモングラス70%エタノール抽出液 3.0 8.精製水 残余
【0040】(試験例5)使用効果試験 本発明のレモングラスの水蒸気蒸留水を含有する化粧料
について官能試験を行った。試験は15〜60才の50名の男
女をパネラーとし、実施例1の化粧水を肌に塗布した時
の匂い、使用感について5段階評価でアンケートをとっ
た。結果を表2に示す。
【表2】
【0041】表2の結果より明らかなように、実施例1
の化粧水は高い評価が得られた。
【0042】(試験例6)使用効果試験 本発明の化粧料の美肌(肌荒れ改善)効果、皮膚老化防
止効果、ニキビ予防・改善効果について、使用テストに
より試験を行った。使用テストは15〜40才の15名の男女
をパネラーとし、毎日、朝と夜の2回、洗顔後に適量の
試験化粧料を顔面に1ヶ月にわたって塗布することによ
り行った。試験化粧料は実施例5のクリーム、実施例6
の乳液、及び対照品(実施例5のクリームの8.レモング
ラス抽出液を除き精製水で補正した以外は、実施例5と
同様に製造したもの)を用いた。使用期間中に皮膚の異
常を訴えた者はなかった。結果を表3に示す。尚、評価
は次の基準で行った。 ・美肌(肌荒れ改善)効果 有 効:肌の潤い、くすみ、肌荒れが改善された やや有効:肌の潤い、くすみ、肌荒れがやや改善された 無 効:使用前と変化なし ・皮膚老化防止効果 有 効:肌のはり、つや、しわが改善された やや有効:肌のはり、つや、しわがやや改善された 無 効:使用前と変化なし ・ニキビ予防・改善効果 有 効:ニキビ、肌のべたつきが改善された やや有効:ニキビ、肌のべたつきがやや改善された 無 効:使用前と変化なし
【表3】
【0043】表3の結果より明らかなように、実施例5
のクリーム及び実施例6の乳液の使用により、皮膚への
優れた効果が確認された。
【0044】(試験例7)使用効果試験 本発明の化粧料の美髪効果、フケ・カユミ防止効果につ
いて、使用テストにより試験を行った。使用テストは15
〜40才の15名の男女をパネラーとし、1日1回、適量の
試験化粧料を頭髪・頭皮に1ヶ月にわたって使用するこ
とにより行った。試験化粧料は実施例8のヘアクリー
ム、実施例9のヘアトニック、及び対照品1(実施例8
のヘアクリームの7.レモングラス抽出液を除き精製水で
補正した以外は実施例8と同様に製造したもの)、対照
品2(実施例9のヘアトニックの6.レモングラス抽出液
を除き精製水で補正した以外は、実施例9と同様に製造
したもの)を用いた。使用期間中に頭髪・頭皮に異常を
訴えた者はなかった。結果を表4に示す。尚、評価は次
の基準で行った。 ・美髪効果 有 効:頭髪のつや、しっとり感、櫛通りが改善され
た やや有効:頭髪のつや、しっとり感、櫛通りがやや改善
された 無 効:使用前と変化なし ・フケ・カユミ防止効果 有 効:フケ・カユミ防止に効果があった やや有効:フケ・カユミ防止にやや効果があった 無 効:使用前と変化なし
【表4】
【0045】表4の結果より明らかなように、実施例8
のヘアクリーム及び実施例9のヘアトニックの使用によ
り、頭髪・頭皮への優れた効果が確認された。
【0046】
【発明の効果】本発明のレモングラスの水蒸気蒸留水は
皮膚に対する刺激がなく、また抽出物は過酸化脂質生成
抑制作用、保湿作用、抗菌作用を有し、かつ安全性が高
いため、あらゆる形態の製剤(医薬品類、医薬部外品
類、化粧品類)の添加原料として充分応用が可能であ
る。また得られた化粧料は極めて良好な芳香を有し、皮
膚・頭髪に対して優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造例2で得られた抽出液及び精製水を皮膚に
塗布した後の電気伝導度の経時変化を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/08 7/26 7/48 7/50 35/78 ADB U 8217−4C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レモングラスの葉又は茎、若しくはそれら
    の混合物の水蒸気蒸留水、又は/及び、水溶性溶媒を用
    いて抽出された抽出物を含有することを特徴とする化粧
    料。
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