JPH115537A - 駆動補助付小型車両 - Google Patents

駆動補助付小型車両

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JPH115537A
JPH115537A JP9239409A JP23940997A JPH115537A JP H115537 A JPH115537 A JP H115537A JP 9239409 A JP9239409 A JP 9239409A JP 23940997 A JP23940997 A JP 23940997A JP H115537 A JPH115537 A JP H115537A
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Japan
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motor
driving force
force
small vehicle
auxiliary
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Application number
JP9239409A
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English (en)
Inventor
Senzo Kutoku
千三 久徳
Junichi Kurokawa
潤一 黒川
Yoshito Hayashi
義人 林
Masaki Kyo
昌喜 姜
Katsumi Miyata
克巳 宮田
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御系が簡素に構成され、また、操作性を向
上させた小型車両を提供することである。 【解決手段】 操作者の押し引きの操作により加えられ
る操作力によって前進、後進方向に走行する駆動補助付
小型車両を、操作者により加えられた操作力の大きさと
方向とを検出して、その検出信号VPR、VPLを出力する
操作検知機構を備える把持部材と、前記操作力の大きさ
に応じた力であって前記操作力以下の大きさからなる駆
動力を補助的駆動力として、前記操作力が加えられる方
向に応じて前進又は後進方向に出力するモーター61を
備える車輪駆動部と、前記補助的駆動力の指令値τを前
記操作力の大きさに補助比率を乗ずる演算により求める
演算部42を備え、かかる指令値τに基づく動作電流I
をモーター61に供給することにより前記モーター61
を制御するモーター駆動装置と、前記車輪駆動部により
回転するように駆動される駆動輪11と、前記補助比率
の値を任意に設定できる設定器55とによって構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作者の操作に応
じた補助的駆動力を発生し、人力による運搬を補助する
駆動補助付小型車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人力による運搬に利用される
運搬用小型車両の中には、バッテリーやモーター等を具
備し、人力による操作を補助して操作者の労力を軽減す
るため、モーター等に補助的駆動力を出力させるように
したものがある。そして、この種の小型車両にあって
は、該車両による運搬の状況に応じて、補助的駆動力の
出力が制御されるようになっている。例えば、該小型車
両を登り坂を前進しながら押し上げて行く場合と、平坦
路を押して行く場合とでは、該車両を運搬する操作者が
負担すべき労力は異なるのであり、操作者が該車両に加
えるべき操作力は異なる。そのため、該車両の操作を行
い易いように、操作者の操作の状況に対応させ、小型車
両の補助的駆動力を最適な出力に変更できるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記補助的
駆動力の制御は、小型車両に備わる操作パネルに設けら
れる前後進の切換スイッチや、速度調整用のダイヤルス
イッチ等の操作を介して行っていた。即ち、これらの複
数のスイッチ類等と補助的駆動力の段階的な強さ等とが
固定的に対応付けられる等になっており、選択されるス
イッチの種類や、その操作の仕方によって、予め定めら
れた補助的駆動力の仕様が選択され、かかる仕様に基づ
く補助的駆動力を出力させるようになっていた。
【0004】しかし、補助的駆動力の制御を、前記のス
イッチ等の操作により予め定まっている仕様間での選択
に基づいて行おうとした場合、該車両の操作性を上げよ
うとすると、操作者が車両の操作を行う状況に個別に対
応させたスイッチ類を多数設けることが必要になる。そ
して、この複数の操作スイッチを各操作の状況に合わせ
て個々に操作することが必要となる。従って、小型車両
の制御系を複雑な構成とする必要があり、また、車両の
操作を行う上で不便である。
【0005】そこで、本発明は、操作者の操作に対応さ
せて弾力的に補助的駆動力を制御することができ、ま
た、小型車両の走行状況等を検知し、検知された走行状
況に応じて補助的駆動力を制御するような構成とするこ
とにより、制御系の構成が簡素化され、また、操作性を
向上させた小型車両を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明にかかる請求項1記載の発明は、操作者の押
し引きの操作により加えられる操作力によって前進、後
進方向に走行する駆動補助付小型車両であって、操作者
により加えられた操作力の大きさと方向とを検出する把
持部材と、前記操作力の大きさに応じた力であって前記
操作力以下の大きさからなる駆動力を補助的駆動力とし
て、前記操作力が加えられる方向に応じて前進又は後進
方向に出力するモーターを備える車輪駆動部と、前記補
助的駆動力の指令値を前記操作力の大きさに補助比率を
乗ずる演算により求める演算部を備え、かかる指令値に
基づく動作電流をモーターに供給することにより前記モ
ーターを制御するモーター駆動装置と、前記車輪駆動部
により回転するように駆動される駆動輪と、前記補助比
率の値を任意に設定できる設定器とを備える駆動補助付
小型車両である。
【0007】上記駆動補助付小型車両は、操作者の押し
引きの操作により加えられる操作力によって前進方向又
は後進方向に走行する。そして、操作者が駆動補助付小
型車両を走行させるにあたって、前記モーターが補助的
駆動力を出力し、これにより、操作者が駆動補助付小型
車両を操作する上での労力の負担の軽減を図ることがで
きる。前記補助的駆動力を出力するモーターは、モータ
ー駆動装置により制御された動作電流により駆動され
る。かかる動作電流は、前記演算部により求められる補
助的駆動力の指令値によりその電流量とその導通方向と
が制御される。そして、前記演算部が前記補助的駆動力
の指令値を求めるにあたっては、補助的駆動力の大きさ
を前記把持部材により検出された操作力の大きさと補助
比率とから求め、補助的駆動力を出力するべき前後の方
向を前記把持部材により検出された前後の操作方向によ
って求める。このようにして、車輪駆動部に備わるモー
ターより出力される補助的駆動力は、把持部材が操作さ
れる操作力と操作の前後方向とに基づいて制御されるの
で、駆動補助付小型車両が操作される状況に応じて出力
される。そのため、駆動補助付小型車両の操作を行い易
い。ここで、前記モーターが補助的駆動力を出力しよう
とする前後の方向は、把持部材に加えられる操作の方向
に対応するのであり、モーターの回転する方向と一致す
るとは限らない。即ち、モーターの回転する方向は、機
械的に接続されている駆動輪の回転方向に対応するので
あり、例えば、下り坂において駆動補助付小型車両を前
進方向に走行させる場合であれば、モーターの回転する
方向は駆動輪の前進方向の回転に対応して前進方向に回
転する。そして、かかる走行状況の下で把持部材が後ろ
へ引かれると、その操作力に応じた補助的駆動力がモー
ターより後進方向へと出力されるのである。
【0008】請求項2記載の発明は、前記把持部材は、
操作者により加えられる前記操作力により前後に移動可
能であって、左右対称な形状からなるコ字状部材と、前
記コ字状部材の左右の両端に設けられ、コ字状部材に加
えられる操作力の大きさと前後の方向とを、コ字状部材
の前後の位置に応じて変化する電気抵抗値に基づいて検
出する操作検知機構と、前記コ字状部材の左右の先端部
分と操作検知機構との間に設けられ、操作力が加えられ
ない状態でコ字状部材を前後方向の中立位置に付勢する
スプリングとを備え、前記コ字状部材は、前後方向に沿
って左側部分と右側部分とをずらすように移動させるこ
とが可能であり、前記操作検知機構は、前記操作力と前
後の方向とをコ字状部材の左側部分と右側部分とについ
て、独立して検出可能に構成されることを特徴とする請
求項1記載の駆動補助付小型車両である。これにより、
前記コ字状部材を左右にずらすように操作し、駆動補助
付小型車両を旋回させるように操作した場合には、操作
検知機構によりコ字状部材の左右の位置を各々に独立に
検出することが可能である。
【0009】請求項3記載の発明は、前記モーターの回
転速度を検知するモーター速度検知手段を備え、前記モ
ーター駆動装置が、モーター速度検知手段により検知さ
れたモーターの回転速度に応じて前記補助比率を変化さ
せるように構成される請求項1又は請求項2記載の駆動
補助付小型車両である。モーターの回転速度が低く駆動
補助付小型車両の走行速度が低い場合には、補助比率を
高めることにより、加えられる操作力に対して高い補助
的駆動力を出力することができるので、操作者の労力の
負担を軽減することができる。一方、駆動補助付小型車
両の走行速度が高まりモーターの回転速度も高まると、
駆動補助付小型車両を走行させるための操作者が加える
べき操作力は低くてもよいので、補助比率を低めて補助
的駆動力の出力を低くすることにより、動作電流の消耗
を低減させることができる。
【0010】請求項4記載の発明は、前記モーターが出
力している補助的駆動力を検知する補助的駆動力検知手
段と、車輪駆動部におけるモーターの駆動力の機械的な
損失の推定値を前記モーター速度検知手段により検知さ
れる前記モーターの回転速度に基づいて求める駆動力損
失推定装置とを備え、前記モーター駆動装置は、前記補
助的駆動力の指令値と前記機械的な損失の推定値との和
を指令とし、補助的駆動力検知手段により検知される補
助的駆動力を負帰還制御することを特徴とする請求項3
記載の駆動補助付小型車両である。これにより、モータ
ーに補助的駆動力を出力させるにあたって、車輪駆動部
における駆動力の損失を補い、前記補助的駆動力の指令
値を駆動輪上において実現することができる。また、モ
ーターから出力されている補助的駆動力を補助的駆動力
検知手段によって検知することに基づいた負帰還制御を
行うので、前記モーター駆動装置による前記モーターの
制御を、モーターより出力される補助的駆動力を反映し
た正確なものにできる。
【0011】請求項5記載の発明は、前記補助的駆動力
検知手段は、前記モーターが出力している補助的駆動力
をモーターの前記動作電流に基づいて検知することを特
徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の
駆動補助付小型車両である。モーターが出力する補助的
駆動力を前記動作電流に基づき検知するので、比較的に
機構的な複雑さを伴わない部材により、前記補助的駆動
力検知手段を構成することができる。
【0012】請求項6記載の発明は、前記補助的駆動力
検知手段は、前記駆動輪に作用する駆動力を検知するこ
とを特徴とする請求項4記載の駆動補助付小型車両であ
る。これにより、前記の負帰還制御を、駆動輪に作用し
ている実際の駆動力自体を検知することに基づいて行え
るのであり、モーターから駆動輪に到る補助的駆動力の
伝達径路における駆動力の機械的損失を除いて行うこと
ができる。これにより、前記モーター駆動装置によるモ
ーターの制御を、駆動輪に作用している実際の駆動力自
体に則して、より正確に行うことができる。
【0013】請求項7記載の発明は、前記モーターの回
転を制動する電磁ブレーキと、時間を計数するタイマー
部とを備え、前記モーター速度検知手段により検知され
るモーターの回転速度が継続して一定値以下となる時間
を前記タイマー部により計数し、該タイマー部により計
数される時間が一定時間を経過した場合に、前記モータ
ー駆動装置からモーターへの動作電流の供給を停止し、
また、前記電磁ブレーキを作動させるように構成される
請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の駆動補助
付小型車両である。これにより、一定時間以上にわたっ
てモーターの回転速度が一定値以下にある状態の検知に
基づいて駆動補助付小型車両が停止したことを検知する
ので、駆動補助付小型車両の停止状態の検知を正確に行
うことができる。また、このようにして停止したことを
検知された駆動補助付小型車両について、電磁ブレーキ
によってモーターの回転を制動することにより確実に停
止させておくことができる。従って、駆動補助付小型車
両の駐車中において作動させる手動式のブレーキを作動
させることを忘れた場合でも、駆動補助付小型車両を確
実に停止させておくことができ、安全の確実を図ること
ができる。
【0014】請求項8記載の発明は、前記車輪駆動部と
前記駆動輪との間に、電磁式又は機械式クラッチ機構を
備え、かかるクラッチ機構の動作により車輪駆動部から
の駆動力の伝達を遮断できるように構成される請求項1
乃至請求項7のいずれか1項に記載の駆動補助付小型車
両である。これにより、駆動補助付小型車両を走行させ
る操作の必要に基づいて、モーターから出力される補助
的駆動力の駆動輪への伝達を中断することができる。
【0015】請求項9記載の発明は、前記駆動輪の回転
を制動する手動ブレーキを備える請求項1乃至請求項8
のいずれか1項に記載の駆動補助付小型車両である。こ
れにより、駆動補助付小型車両が停止している状態にお
いて、前記駆動輪の回転を制動することにより、駆動補
助付小型車両を確実に停止させておくことができる。
【0016】請求項10記載の発明は、前記モータ速度
検知手段は、前記モーターの回転方向を検知して前記駆
動力損失推定装置に出力しており、前記駆動力損失推定
装置は、前記モーターの回転方向を基にして車両の走行
方向を求め、該走行方向と前記把持部材により検出され
た操作力の方向とが一致しないとき、前記モーター駆動
装置に対する前記機械的な損失の推定値の出力を禁止す
ることを特徴とする請求項4記載の駆動補助付小型車両
である。これにより、例えば平坦な路面を走行したり、
傾斜路面を押し上げる場合のように、走行方向と操作力
の方向とが一致した走行形態の場合には、駆動力損失推
定装置が機械的な損失の推定値をモーター駆動装置に出
力し、この推定値も含めた補助力で操作力を補助するた
め、操作力を低減させることができる。一方、例えば傾
斜路面を押し下げる場合のように、走行方向と操作力の
方向とが一致していない走行形態の場合には、駆動力損
失推定装置が機械的な損失の推定値をモーター駆動装置
に出力することを禁止するため、走行速度に対応した機
械的な損失が存在することになるが、この走行形態にお
いては、機械的な損失が操作力を低減させるブレーキ力
として作用するため、機械的な損失を推定値で打ち消し
た場合よりも操作力を低減させることができる。これに
より、各種の走行形態においても、常に操作員の操作力
および動作電流の消耗を低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1乃至図6
を用いて説明する。まず、本発明にかかる駆動補助付小
型車両(以下、「小型車両」という)の全体的な構成
を、図1に基づいて説明する。図1は、小型車両の一構
成例を示す斜視図である。図1に示される小型車両1
は、車体カバー4に覆われる車両本体2と、ハンドル5
等からなる操作部3とによって構成される。
【0018】車体カバー4は、モーター61やその制御
装置等の小型車両1に備わる装備をその内部に覆うため
の部材であるが、その上部は運搬物を載置するための搬
送台となっている。また、車体カバー4の上部のハンド
ル5の近傍には操作パネル7が設けられている。この操
作パネル7には、具体的には図示していないが、小型車
両1の動作に必要な電源を供給するための電源スイッチ
や、補助比率を設定するための設定スイッチや、補助比
率を自動的に変更したい場合に操作される切換スイッチ
が備わっている。
【0019】5は、操作者による操作力が加えられる把
持部材としてのハンドルであり、図1に特に図示してい
ない結合部材8を介して車両本体2に接続されている。
ハンドル5は左右が対称をなすコ字状の形状をなしてお
り、ハンドル5の両端には、操作者により加えられた操
作力の大きさと方向とを検知するための操作検知機構6
がハンドル5の両端に延在するように設けられている。
操作者による押しまたは引く操作により、または旋回さ
せるような操作により一定の操作力がハンドル5に対し
て加えられると、該操作力が車両本体2へと伝達され、
小型車両1を前進、後進方向へと走行させ、または旋回
させるように走行させる。また、かかる操作力は操作検
知機構6へも作用し、該操作力の大きさと方向とが操作
検知機構6により検知される。ハンドル5と操作検知機
構6の詳細な構造については後に説明する。
【0020】駆動輪11は、小型車両1を地面に対して
走行させるための部材であり、左右の各駆動輪が車体カ
バー4内に設けられるモーター61の回転軸61aよ
り、減速ギア67や車軸65等の周知の機構を介して補
助的駆動力が伝達されるようになっており、該補助的駆
動力と操作者による操作力とによって、小型車両1を前
進方向と後進方向の二つの方向に走行させるようになっ
ている。そして、モーター61の回転軸61aより出力
される軸トルクの大きさや、回転軸61aを回転させる
方向は、後に説明するモーターに供給される動作電流の
制御によって決まるようになっている。12は小型車両
1に回転自在に設置される遊輪である。
【0021】次に、操作部3の構造について、図4に基
づいて説明する。図4は、図4(a)がハンドル5の周
辺についての上面図を示しており、図4(b)は側面図
である。操作部3は、中心軸45に対して対称をなす左
側部分と右側部分とからなっている。操作部3は、操作
者による操作力が加えられるハンドル5と、ハンドル5
の両端より延在して備えられるポテンショメーター30
と、ハンドル5とポテンショメーター30とが組み込ま
れるように設けられる結合部材8とを備えて構成され
る。
【0022】結合部材8は、複数本のボルト41、4
1、・・により所定の間隔を保って向かい合うように固
定される2枚の平板28と29とによって構成される。
平板28、29の左右の両側には所定の径からなる孔が
形成されており、ハンドルシャフト5aと、ハンドルシ
ャフト5aの先端より延在するように備わるポテンショ
メーター30とを組み込めるようになっている。また、
図4(b)に示すように、平板29を介して車体カバー
4に結合部材8が結合されるようになっている。
【0023】ハンドル5は同径からなる円筒をコ字状に
湾曲させた形状をしているが、その両端にはハンドル5
に延在するようにハンドルシャフト5aが備わってい
る。ハンドルシャフト5aには、その外周に二つのスプ
リング21、22が設けられており、スプリング21と
22とはスプリングピン23によって仕切られている。
スプリング21、22のピン23に対する他端側は、ス
ナップリング24、25により固定されている。バネ2
1を固定するスナップリング24は、固定スペーサ26
によりハンドルシャフト5aに対して固定されている。
そして、スナップリング25は、スペーサ27により平
板28に対して所定の位置に固定され、また、ハンドル
シャフト5aに対して相対的に移動できるようになって
いる。そして、ハンドル5に操作力が加えられない状態
では、スプリング21、22は自然長の状態にあり、シ
ャフト5aの前後方向の位置は中立位置O−O’にあ
る。
【0024】ポテンショメーター30は、操作検知機構
6を構成する具体的な部材の例であり、ハンドル5に対
する操作方向と操作力とを検知する部材であるが、ここ
に示す例では、所謂リニア型ポテンショメーターを用い
ている。ポテンショメーター30は、ハンドル5の右側
部分と左側部分に各一つずつ設けられている(以後、2
つのポテンショメーターに対応して右側部分と左側部分
とを区別する必要があるときは、右側に設けられるポテ
ンショメーターを30R、左側に設けられるものを30
Lと表す)。ポテンショメーター30は、これに備わる
偏位子30aがハンドル5の操作に伴うシャフト5aの
動きに対応して矢印31に示されるように前後方向に動
くことができ、この偏位子30aの動きに対応して内部
の電気抵抗値が変化する。
【0025】操作者によるハンドル5の操作とこれに対
するポテンショメータ30の動きとの関係について、図
5、図6に基づいて説明する。ハンドル5が32に示す
ように前進方向へ押すように操作されると、スプリング
21、22が収縮しつつ、ハンドルシャフト5aが中立
位置O−O’より33に示すように前進方向へ移動す
る。そして、左右のシャフト5aの動きに対応して偏位
子30aが34に示されるように動き、ポテンショメー
ター30の内部の抵抗値は、シャフト5aの位置に対応
するものになる。これにより、ポテンショメーター30
の内部の抵抗値は、ハンドル5に加えられる操作方向の
操作力に対応する値となる。
【0026】また、ハンドル5に加えられる操作が後進
方向への引くような操作である場合にも、スプリング2
1、22が伸長しつつ、左右のシャフト5aの後進方向
への動きに対応して偏位子30aが動き、ポテンショメ
ーター30の内部の抵抗値は、ハンドル5に加えられる
操作方向の操作力に対応する値となる。
【0027】次に、小型車両1を旋回させるように、ハ
ンドル5に旋回方向の操作力が加えられる場合につい
て、図6に基づいて説明する。ハンドル5に対する前進
方向への押すような操作を、36、37に示されるよう
に、ハンドル5の右側部分に対する操作力が左側部分に
対する操作力よりも大きくなるように加えると、小型車
両1を前進させつつ左方向へと旋回させることができ
る。かかる操作力がハンドル5に対して加えられると、
ハンドルシャフト5aは中立位置より前進方向に位置
し、かつ右側のシャフト5aが左側のシャフト5aより
も前に位置することになり、かかる右側のシャフトと左
側のシャフトの前後方向の相対的な位置の違いに対応し
て旋回方向が決まることになる。即ち、右側のシャフト
と左側のシャフトと中立位置O−O’により形成される
角度θが小型車両の旋回角度に対応する。また、左右に
設けられるポテンショメーター30R、30Lの抵抗値
は、各々に左右のシャフト5aの位置に対応する値とな
る。
【0028】次に、モーター61の制御にかかるモータ
ーの制御系について、図1に基づいて説明する。図1
は、モーターの制御系のブロック構成を示している。ハ
ンドル位置検知部51は、前記ポテンショメーター30
R、30Lの抵抗値の変化に基づいて、ハンドル5に加
えられた操作力と操作された前後の方向とを検知する部
分である。この例においては、ポテンショメーター30
R、30Lよりその抵抗値に対応して出力される電圧信
号VPRとVPLとから、ハンドル5に加えられる全体的な
操作力と操作された前後の方向とを表す信号VP を求
め、この信号VP を演算装置42へ出力する。この信号
P においては、ハンドル5に加えられた全体的な操作
力の大きさが信号値の大きさに対応し、操作された前後
の方向が信号値の正負に対応している。もっとも、モー
ターに対する制御系の構成いかんによっては、前記信号
PRとVPLとを独立して演算装置42へ出力するような
構成とし、ハンドル5に加えられる操作力やその方向を
左側部分と右側部分との各々について、演算装置42に
検知できるように構成することも可能である。
【0029】演算装置42は、前記信号VP に基づい
て、モーター61が出力するべき補助的駆動力を求め、
該駆動力を実現するためのトルク指令値τを出力する。
即ち、演算装置42は、前記信号VP に基づいて、操作
者によりハンドル5に加えられた操作力と、その操作さ
れた前後の方向とを求める。そして、求めた操作力に補
助比率を乗じる演算により補助的駆動力の大きさを求め
る。また、求められたハンドルの前後の方向に対応して
補助的駆動力を出力するべき前後の方向も求められる。
このようにして、補助的駆動力の大きさと出力するべき
方向とを含むトルク指令値τが求められ、演算装置42
より出力される。なお、トルク指令値τは、補助的駆動
力を前進方向に出力させる場合が正の値により表現さ
れ、後進方向に出力させる場合が負の値により表現され
る。そして、このトルク指令値τの正負によって、モー
ター61に供給する動作電流Iの導通方向の正、逆の方
向が決まるのであり、モーター61に補助的駆動力を出
力させる正(前進方向)、逆(後進方向)の方向に対応
させ得るようになっている。
【0030】補助的駆動力を求める上で必要な前記補助
比率は、演算装置42に通常1.0以下の固定値が設定
されている。補助比率を1.0以下とするのは、小型車
両1を走行させる上での安全の配慮により、常に、補助
的駆動力の大きさが操作力の大きさ未満となるようにす
るためである。設定器55は、補助比率の設定を変更す
るためのものであり、設定器55を操作することによ
り、演算装置42における補助比率を1.0以下の範囲
の任意の値に設定することができる。この設定器55に
は、補助比率の設定を自動的に変更するように演算装置
42を動作させるための切換スイッチが備えられてい
る。この切換スイッチが操作されると、演算装置42
は、後に説明するモーター速度検知器64より出力され
る信号VS の信号値の大きさに応じた大きさの補助比率
に変更するように動作し、VS の信号値が大きい場合に
は補助比率を低い値に設定し、VS の信号値が大きい場
合には補助比率を高い値に設定するように動作する。
【0031】43は加算器であり、前記演算装置42に
より出力されたトルク指令値τと、駆動力損失推定器4
9から出力される駆動力の損失の推定値Vl との和を得
る。駆動力損失推定器49は、モーター速度検知器64
より出力されるモーター61の回転速度に応じた大きさ
の信号VS に基づいて、軸トルクに換算される駆動力の
損失の推定値を求め、かかる損失の推定値を表す電圧信
号Vl を出力するようになっている。44は減算器であ
り、前記加算器43に得たτとVl との和と、補助的駆
動力検知手段としての駆動力推定器48より出力される
モーター61の回転軸61aの軸トルクτr との差によ
り偏差eを得る。即ち、モーター61を制御するにあた
り、モーター61より出力される補助的駆動力の検知に
基づく負帰還制御を行えるようになっている。この駆動
力推定器48は、モーター61の動作電流Iを検知して
回転軸61aが出力している軸トルクの推定値を求め、
かかる推定値を表す電圧信号τr を出力するようになっ
ている。
【0032】そして、偏差eが比例制御部45において
ゲインGにより増幅され、その出力に応じて電源装置部
46より出力されるモーター61の動作電流Iの電流量
や導通方向71が決まるようになっている。前記のモー
ター61より出力される補助的駆動力の検知に基づく負
帰還制御を行うループを、駆動力推定器48に代えて、
図3に示されるような軸トルク検出器62を設ける構成
とすることもできる。軸トルク検出器62は、図3に示
されるように、減速ギア67と駆動力伝達機構69との
間において、車軸65より駆動輪11に作用する駆動力
に対応する軸トルクを検知する。そして、軸トルク検出
器62により検知された軸トルクを表す信号は、増幅器
47により増倍され、軸トルクτr を表す信号として減
算器44へと出力される。
【0033】軸トルク検出器62を用いた負帰還制御の
ループを構成すると、駆動輪に作用している実際の駆動
力自体を検知することに基づいたモーター61の制御が
行えるのであり、モーター61から駆動輪11に到る補
助的駆動力の伝達径路における駆動力の機械的損失を除
いてモーター61を制御することができる。これによ
り、前記モーター駆動装置によるモーターの制御を、駆
動輪に作用している実際の駆動力自体に則して、より正
確に行うことができる。
【0034】電源装置部46は、前記のように、モータ
ー61に対する動作電流Iを供給する部材である。電源
装置部46は、特に図示していない直流電源としてのバ
ッテリーとPWM比率変換部とモータードライバーとを
備える構成とすることができる。そして、前記比例制御
部45の出力に応じてパルス幅変調信号を変化させ、バ
ッテリーから供給される動作電流Iをかかるパルス幅変
調信号に基づいてモータードライバーが制御するように
できる。このようにして制御される動作電流Iをモータ
ー61に供給することにより、駆動輪11上に換算され
る駆動トルクがトルク指令値τと一致するようにモータ
ー61に補助的駆動力を出力させることができる。
【0035】そして、モーター61より出力される補助
的駆動力は、モーター61の回転軸61aより周知の機
構からなる減速ギア67と車軸65とを介して駆動輪1
1へと伝達される。回転軸61a上のモーター61と減
速ギア67との間には、電磁ブレーキ68が設けられて
おり、該電磁ブレーキ68を作動させることにより回転
軸61aの制動を介してモーター61の動きを制動でき
るようになっている。
【0036】車軸65上の減速ギア67と駆動輪11と
の間には、駆動力伝達機構69が設けられており、駆動
力伝達機構69を作動させることによって、モーター6
1の駆動力を減速ギア67側から駆動輪11側へと伝達
し、又はその伝達を中断させることができる。この駆動
力伝達機構69の具体例として、電磁式又は機械式クラ
ッチ機構がある。駆動力伝達機構69と駆動輪11との
間には、手動ブレーキ70が設けられており、手動ブレ
ーキ70を作動させることによって、車軸65の制動を
介して駆動輪11を制動できるようになっている。
【0037】モーター速度検知器64は、モーター61
の回転軸61aの回転速度を検出するための部材であ
り、回転軸61aの回転速度に対応する電圧信号VS
演算装置42へ出力する。この信号VS は、回転軸61
aの正方向、逆方向の回転方向に応じて、正の信号値、
負の信号値として出力され、この信号値の正負により、
小型車両1の走行方向の前後を区別することもできる。
そして、前記信号VS は演算装置42へと出力され、信
号VS に基づいて小型車両1の走行速度と走行方向の前
後とが演算装置42において検知される。
【0038】タイマー部66は、小型車両1が一定速度
以下で継続して走行している時間を測定し、その測定結
果に応じて、電源装置部46に対して動作電流Iの供給
を停止させ、また、電磁ブレーキ68を作動させる制御
を行う。タイマー部66は、時間の測定を開始する条件
である一定速度を設定することができ、また、前記制御
を行う条件である一定時間を設定することができる。タ
イマー部66は、モーター速度検知器64より出力され
る信号VS により小型車両1の走行速度を得ることによ
り、該走行速度が設定される一定速度以下であるか否か
を検知する。そして、走行速度が一定速度以下である場
合には、時間の測定を開始し、走行速度が継続して一定
速度を越えない時間を測定する。そして、測定される時
間が一定時間に達した場合には、電源装置部46に対し
て動作電流Iの供給を停止する指令を出力し、また、図
示しないアクチュエータを介して電磁ブレーキ68を作
動させる。上記構成において、小型車両1の動作を説明
する。
【0039】(1)動作例1 小型車両1が停止しているか、又は前進方向に走行して
いる場合であって、操作者がハンドル5を押すように操
作している場合。ハンドル5に加えられる押す操作に対
して、その操作力に対応する正の信号V P がハンドル位
置検知部51より演算装置42へ出力される。演算装置
42は、信号VP に基づいて、ハンドル5に加えられて
いる操作力の大きさと、その操作が前進方向への押す操
作であることとを検知する。そして、演算装置42は、
モーター61に前進方向へ補助的駆動力を出力させるよ
うに、トルク指令値τを出力する。そして、モーター6
1は、トルク指令値τに基づいて、前進方向へ補助的駆
動力を出力する。このように車両1を動作させる典型的
な例として、操作者がハンドル5を押しながら平坦路を
前進方向へ進んで行く場合や、操作者がハンドル5を押
しながら登り坂を前進方向へ登って行く場合がある。
【0040】(2)動作例2 小型車両1が停止しているか、又は後進方向に走行して
いる場合であって、操作者がハンドル5を引くように操
作している場合。ハンドル5に加えられる引く操作に対
して、その操作力に対応する負の信号V P がハンドル位
置検知部51より演算装置42へ出力される。演算装置
42は、信号VP に基づいて、ハンドル5に加えられて
いる操作力の大きさと、その操作が後進方向への引く操
作であることとを検知する。そして、演算装置42は、
モーター61に後進方向へ補助的駆動力を出力させるよ
うに、トルク指令値τを出力する。そして、モーター6
1は、トルク指令値τに基づいて、後進方向へ補助的駆
動力を出力する。このように車両1を動作させる典型的
な例として、操作者がハンドル5を引きながら平坦路を
後進方向へ進んで行く場合や、操作者がハンドル5を引
きながら登り坂を後進方向へ登って行く場合がある。
【0041】(3)動作例3 小型車両1が前進方向に走行している場合であって、操
作者がハンドル5を引くように操作している場合。ハン
ドル5に加えられる引く操作に対して、その操作力に対
応する負の信号V P がハンドル位置検知部51より演算
装置42へ出力される。演算装置42は、信号VP に基
づいて、ハンドル5に加えられている操作力の大きさ
と、その操作が後進方向への引く操作であることとを検
知する。そして、演算装置42は、モーター61に後進
方向へ補助的駆動力を出力させるように、トルク指令値
τを出力する。そして、モーター61は、出力されたト
ルク指令値τに基づいて、後進方向へ補助的駆動力を出
力する。この場合には、、モーター61の回転軸61a
は、後進方向への補助的駆動力を与えられつつ、駆動輪
11により前進方向へ回転するように駆動されることに
なる。このように車両1を動作させる典型的な例とし
て、操作者がハンドル5を引きながら下り坂を前進方向
へ進んで行く場合がある。
【0042】(4)動作例4 小型車両1が後進方向に走行している場合であって、操
作者がハンドル5を押すように操作している場合。ハン
ドル5に加えられる押す操作に対して、その操作力に対
応する負の信号V P がハンドル位置検知部51より演算
装置42へ出力される。演算装置42は、信号VP に基
づいて、ハンドル5に加えられている操作力の大きさ
と、その操作が前進方向への押す操作であることとを検
知する。そして、演算装置42は、モーター61に前進
方向へ補助的駆動力を出力させるように、トルク指令値
τを出力する。そして、モーター61は、出力されたト
ルク指令値τに基づいて、前進方向へ補助的駆動力を出
力する。この場合には、、モーター61の回転軸61a
は、前進方向への補助的駆動力を与えられつつ、駆動輪
11により後進方向へ回転するように駆動されることに
なる。このように車両1を動作させる典型的な例とし
て、操作者がハンドル5を押しながら下り坂を後進方向
へ進んで行く場合がある。
【0043】(5)動作例5 設定器55に備わる切換スイッチの操作により、補助比
率の設定を自動的に変更する場合。停止している小型車
両1に押し又は引く操作を加えて、前進又は後進方向へ
の走行を開始する場合に、車両1が走行を開始した後あ
る程度の時間が経過するまでは、車両1の走行速度は低
く、モーター61の回転速度も低い。かかる走行状況で
は、モーター速度検知器64により検知されるモーター
61の回転速度は低いので、演算装置42に設定されて
いる補助比率の値が高められ、ハンドル5に加えられる
操作力に対して補助的駆動力の出力をより高くすること
ができる。これにより、車両1の走行速度を比較的短時
間に高めることができる。一方、車両1の走行速度が高
まり、モーター速度検知器64により検知されるモータ
ー61の回転速度が高まると、設定されている補助比率
の値は低められ、補助的駆動力の出力も低められる。
【0044】(6)動作例6 設定器55の操作により補助比率の設定を変更する場
合。車両1を押しつつ登り坂を前進方向へ走行させる場
合に、補助比率の設定を高い値に変更すると、操作者が
加える操作力に対してより大きな補助的駆動力を出力さ
せることができるので、登り坂において車両1を走行さ
せる操作者の負担を軽減することができる。そして、登
り坂から平坦路へと到ると、小型車両1を走行させる操
作者の負担の減少に応じて補助比率の設定を低い値に変
更する。
【0045】(7)動作例7 小型車両1を停止させる場合で、電磁ブレーキ68を動
作させる場合。モーター速度検知器64より出力される
モーターの回転速度がタイマー66に設定されている一
定値以下となったことがタイマー66により検知される
と、例えばモーター61の回転数が0となった状態がタ
イマー66により検知されると、タイマー66は時間の
計数を開始する。そして、タイマー66は、モーター6
1の回転速度が一定値以下にある状態がタイマー66に
設定されている一定時間継続したことを計数すると、電
源装置部46に対して動作電流の供給を停止する指令を
出力し、また、前記電磁ブレーキ68を作動させるよう
に動作する。
【0046】次に、本発明の他の実施形態を図7乃至図
11を用いて説明する。尚、上述の実施形態で説明した
部材と同一の部材には同一の符号を付記してその説明を
省略する。本実施形態における小型車両は、図7に示す
モーターの制御系を有している。この制御系は、ハンド
ル位置検知部51およびモーター速度検知器64に接続
された駆動力損失推定器49’を有している。駆動力損
失推定器49’は、モーター速度検知器64より出力さ
れるモーター61の回転速度に応じた大きさの電圧信号
S に基づいて駆動力の損失の推定値Vl を求めるよう
になっている。
【0047】また、駆動力損失推定器49’は、モータ
ー速度検知器64からの電圧信号V S の信号値の正負を
基にして小型車両1の走行方向を検知すると共に、ハン
ドル位置検知部51からの信号VP を基にして操作方向
を検知し、走行方向と操作方向とが一致しないときには
加算器43に対する推定値Vl の出力を禁止する一方、
走行方向と操作方向とが一致したときには加算器43に
対する推定値Vl の出力を許可するようになっている。
その他の構成は、上述の実施形態で説明した図2の構成
と同一である。
【0048】上記の構成において、小型車両1の動作を
説明する。小型車両1を操作者が図1のハンドル5の操
作により走行させると、操作力に対応する信号VP がハ
ンドル位置検知部51から演算装置42および駆動力損
失推定器49’へ出力される。演算装置42は、信号V
P に基づいて、ハンドル5に加えられている操作力の大
きさと、その操作の方向とを検知し、これら操作力の大
きさと方向とを基にしてトルク指令値τを作成して加算
器43に出力する。
【0049】一方、駆動力損失推定器49’は、モータ
ー速度検知器64から出力されるモーター61の回転速
度に応じた大きさの電圧信号VS に基づいて駆動力の機
械的な損失の推定値Vl を求める。さらに、駆動力損失
推定器49’は、モーター速度検知器64からの電圧信
号VS の信号値の正負を基にして小型車両1の走行方向
を検知すると共に、ハンドル位置検知部51からの信号
P を基にして操作方向を検知した後、走行方向と操作
方向とを比較する。そして、走行方向と操作方向とが一
致していないと判定した場合には、求めた推定値Vl
加算器43に出力することを禁止することによって、モ
ーター61をトルク指令値τのみに基づいた補助的駆動
力で作動させる一方、走行方向と操作方向とが一致して
いると判定した場合には、求めた推定値Vl を加算器4
3に出力することによって、モーター61をトルク指令
値τと推定値Vl との加算値に基づいた補助的駆動力で
作動させる。
【0050】これにより、図8ないし図11に示すよう
に、傾斜した路面において、操作者が小型車両1を一定
速度で前進または後進させるときに、以下のような補助
的駆動力で操作力が補助されることになる。尚、以降の
説明においては、操作力をF、補助的駆動力をαF、駆
動力損失量をFML、駆動力損失推定量をFML - 、走行時
の走行抵抗をFL 、小型車両1の傾斜方向の重量をFG
(=Msinθ)として説明する。
【0051】先ず、図8に示すように、操作者が小型車
両1を押し上げながら上方に前進させる場合には、モー
ター速度検知器64の電圧信号VS の信号値の正負を基
にして求めた小型車両1の走行方向vが操作力Fの方向
に一致するため、駆動力損失推定器49’が回転速度に
応じた駆動力損失推定量FML - となる推定値Vl を出力
する。従って、この場合には、駆動力損失量FMLが駆動
力損失推定量FML - により打ち消されるため、F+αF
−FL −FG =0の関係が成立し、操作力F(F1)
は、F1=(FL +FG )/(1+α)となる。
【0052】尚、推定値Vl の出力を禁止した場合に
は、駆動力損失量FMLが打ち消されずに存在するため、
F+αF−FML−FL −FG =0の関係が成立し、操作
力F(F2)は、F2=(FML+FL +FG )/(1+
α)となる。これにより、F1<F2であるため、推定
値Vl を出力して駆動力損失量FMLを駆動力損失推定量
ML - により打ち消すことによって、小さな操作力Fで
小型車両1を前進させることができる。
【0053】次に、図9に示すように、操作者が小型車
両1を押し上げながら下方に後進させる場合には、小型
車両1の走行方向vが操作力Fの方向に一致しないた
め、駆動力損失推定器49’が推定値Vl の出力を禁止
する。従って、この場合には、駆動力損失量FMLが駆動
力損失推定量FML - により打ち消されずに存在するた
め、F+αF+FL +FML−FG =0の関係が成立し、
操作力F(F1)は、F1=(FG −FL −FML)/
(1+α)となる。
【0054】尚、駆動力損失量FMLを駆動力損失推定量
ML - により打ち消した場合には、駆動力損失量FML
存在しないため、F+αF+FL −FG =0の関係が成
立し、操作力F(F2)は、F2=(FG −FL )/
(1+α)となる。これにより、F1 <F2であるた
め、推定値Vl の出力を禁止して駆動力損失量FMLを存
在させることによって、小さな操作力Fで小型車両1を
後進させることができる。
【0055】次に、図10に示すように、操作者が小型
車両1を引き上げながら下方に後進させる場合には、小
型車両1の走行方向vが操作力Fの方向に一致しないた
め、駆動力損失推定器49’が推定値Vl の出力を禁止
する。従って、この場合には、駆動力損失量FMLが駆動
力損失推定量FML - により打ち消されずに存在するた
め、F+αF+FML+FL −FG =0の関係が成立し、
操作力F(F1)は、F1=(FG −FML−FL )/
(1+α)となる。
【0056】尚、推定値Vl を出力して駆動力損失量F
MLを駆動力損失推定量FML - により打ち消した場合に
は、駆動力損失量FMLが存在しないため、F+αF+F
L −F G =0の関係が成立し、操作力F(F2)は、F
2=(FG −FL )/(1+α)となる。これにより、
F1 <F2であるため、推定値Vl の出力を禁止して駆
動力損失量FMLを存在させることによって、小さな操作
力Fで小型車両1を後進させることができる。
【0057】次に、図11に示すように、操作者が小型
車両1を引き上げながら上方に前進させる場合には、小
型車両1の走行方向vが操作力Fの方向に一致するた
め、駆動力損失推定器49’が推定値Vl を出力する。
従って、この場合には、駆動力損失量FMLが駆動力損失
推定量FML - により打ち消されるため、F+αF−FL
−FG =0の関係が成立し、操作力F(F1)は、F1
=(FL +FG )/(1+α)となる。
【0058】尚、推定値Vl の出力を禁止して駆動力損
失量FMLを存在させた場合には、F+αF−FML−FL
−FG =0の関係が成立し、操作力F(F2)は、F2
=(FML+FL +FG )/(1+α)となる。これによ
り、F1 <F2であるため、推定値Vl を出力して駆動
力損失量FMLを駆動力損失推定量FML - により打ち消す
ことによって、小さな操作力Fで小型車両1を前進させ
ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる請求項1
記載の発明は、操作者により小型車両に加えられる操作
の状況に応じて補助的駆動力の出力を制御することがで
き、小型車両を走行させる上で操作を行い易いという効
果を奏する。また、登り坂を走行させる等の小型車両の
走行状況に応じて補助比率を変更することができるの
で、走行状況に対応させて操作者の労力の負担を軽減し
つつ、小型車両の走行状況に応じてモーターに供給する
動作電流の消耗を防ぐこともできるという効果を奏す
る。
【0060】請求項2記載の発明は、前記コ字状部材を
左右にずらすように操作し、駆動補助付小型車両を旋回
させるように操作される場合に、操作検知機構によりコ
字状部材の左右の位置を各々に独立に検出することがで
きるという効果を奏する。
【0061】請求項3記載の発明は、小型車両の走行速
度に対応させて補助的駆動力の出力の大きさを自動的に
制御することにより、操作者の労力の負担を軽減しつ
つ、モーターに供給される動作電流の消耗を低減するこ
ともできるという効果を奏する。
【0062】請求項4記載の発明は、モーターに補助的
駆動力を出力させるにあたって、車輪駆動部における駆
動力の機械的な損失を補い、前記補助的駆動力の指令値
を駆動輪上において実現することができるという効果を
奏する。また、モーターから出力されている補助的駆動
力を補助的駆動力検知手段によって検知することに基づ
いた負帰還制御を行うので前記モーターの制御を、実際
にモーターから出力される補助的駆動力を反映した正確
なものにできるという効果も奏する。
【0063】請求項5記載の発明は、モータが出力する
補助的駆動力を動作電流に基づいて検知するので、比較
的に機構的な複雑さを伴わない部材により、前記補助的
駆動力検知手段を構成することができる。
【0064】請求項6記載の発明は、モーター駆動装置
によるモーターの制御を、駆動輪に作用している実際の
駆動力に則して、より正確に行うことができるという効
果を奏する。
【0065】請求項7記載の発明は、一定時間以上にわ
たってモーターの回転速度が一定値以下にある状態の検
知に基づいて駆動補助付小型車両が停止したことを検知
するので、駆動補助付小型車両の停止状態の検知を正確
に行うことができるという効果を奏する。また、このよ
うにして停止したことを検知された駆動補助付小型車両
について、モーターの回転が電磁ブレーキによって制動
されるので、確実に停止させておくことができるという
効果がある。従って、駆動補助付小型車両の駐車中にお
いて作動させる手動式のブレーキを作動させることを忘
れた場合でも、駆動補助付小型車両を確実に停止させて
おくことができ、安全の確実を図ることができるという
効果も奏する。
【0066】請求項8記載の発明は、駆動補助付小型車
両を走行させる操作の必要に基づいて、モーターから出
力される補助的駆動力の駆動輪への伝達を中断すること
ができるという効果を奏する。
【0067】請求項9記載の発明は、駆動補助付小型車
両が停止している状態において、前記駆動輪の回転を制
動することにより、駆動補助付小型車両を確実に停止さ
せておくことができるという効果を奏する。
【0068】請求項10記載の発明は、例えば傾斜路面
を押し下げる場合のように、走行方向と操作力の方向と
が一致していない走行形態の場合、駆動力損失推定装置
が機械的な損失の推定値をモーター駆動装置に出力する
ことを禁止するため、走行速度に対応した機械的な損失
が存在することになるが、この走行形態においては、機
械的な損失が操作力を低減させるブレーキ力として作用
するため、機械的な損失を推定値で打ち消した場合より
も操作力を低減させることができる。これにより、各種
の走行形態においても、常に操作者の操作力および動作
電流の消耗を低減することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動補助付き小型車両の斜視図である。
【図2】駆動補助付き小型車両の制御系のブロック構成
を示す図である。
【図3】駆動補助付き小型車両の制御系のブロック構成
を示す図である。
【図4】駆動補助付き小型車両に備わるハンドルの図で
ある。
【図5】駆動補助付き小型車両に備わるハンドルの図で
ある。
【図6】駆動補助付き小型車両に備わるハンドルの図で
ある。
【図7】駆動補助付き小型車両の制御系のブロック構成
を示す図である。
【図8】駆動補助付き小型車両を押し上げながら上方に
前進させる状態を示す説明図である。
【図9】駆動補助付き小型車両を押し上げながら下方に
後進させる状態を示す説明図である。
【図10】駆動補助付き小型車両を引き上げながら下方
に後進させる状態を示す説明図である。
【図11】駆動補助付き小型車両を引き上げながら上方
に前進させる状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 小型車両 2 車両本体 3 操作部 4 車体カバー 5 ハンドル 5a ハンドルシャフト 6 操作検知機構 7 操作パネル 8 結合部材 11 駆動輪 12 遊輪 21、22 スプリング 23 ピン 24、25 スナップリング 26 固定スペーサ 27 スペーサ 28、29 平板 30 ポテンショメーター 30a 偏位子 32 前進方向 33 前進方向 34 前進方向 41 ボルト 42 演算装置 43 加算器 44 減算部 45 比例制御部 46 電源装置部 47 増幅器 48 駆動力推定器 49、49’ 駆動力損失推定器 51 ハンドル位置検知部 55 設定器 61 モーター 61a 回転軸 62 軸トルク検出器 64 モーター速度検知器 65 車軸 67 減速ギア 68 電磁ブレーキ 69 駆動力伝達機構 70 手動ブレーキ 71 動作電流の導通方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 姜 昌喜 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内 (72)発明者 宮田 克巳 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢製作所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者の押し引きの操作により加えられ
    る操作力によって前進、後進方向に走行する駆動補助付
    小型車両であって、 操作者により加えられた操作力の大きさと方向とを検出
    する把持部材と、 前記操作力の大きさに応じた力であって前記操作力以下
    の大きさからなる駆動力を補助的駆動力として、前記操
    作力が加えられる方向に応じて前進又は後進方向に出力
    するモーターを備える車輪駆動部と、 前記補助的駆動力の指令値を前記操作力の大きさに補助
    比率を乗ずる演算により求める演算部を備え、かかる指
    令値に基づく動作電流をモーターに供給することにより
    前記モーターを制御するモーター駆動装置と、 前記車輪駆動部により回転するように駆動される駆動輪
    と、 前記補助比率の値を任意に設定できる設定器とを備える
    ことを特徴とする駆動補助付小型車両。
  2. 【請求項2】 前記把持部材は、操作者により加えられ
    る前記操作力により前後に移動可能であって、左右対称
    な形状からなるコ字状部材と、 前記コ字状部材の左右の両端に設けられ、コ字状部材に
    加えられる操作力の大きさと前後の方向とを、コ字状部
    材の前後の位置に応じて変化する電気抵抗値に基づいて
    検出する操作検知機構と、 前記コ字状部材の左右の先端部分と操作検知機構との間
    に設けられ、操作力が加えられない状態でコ字状部材を
    前後方向の中立位置に付勢するスプリングとを備え、 前記コ字状部材は、前後方向に沿って左側部分と右側部
    分とをずらすように移動させることが可能であり、 前記操作検知機構は、前記操作力と前後の方向とをコ字
    状部材の左側部分と右側部分とについて、独立して検出
    可能に構成されることを特徴とする請求項1記載の駆動
    補助付小型車両。
  3. 【請求項3】 前記モーターの回転速度を検知するモー
    ター速度検知手段を備え、 前記モーター駆動装置が、モーター速度検知手段により
    検知されたモーターの回転速度に応じて前記補助比率を
    変化させるように構成される請求項1又は請求項2記載
    の駆動補助付小型車両。
  4. 【請求項4】 前記モーターが出力している補助的駆動
    力を検知する補助的駆動力検知手段と、 車輪駆動部におけるモーターの駆動力の機械的な損失の
    推定値を前記モーター速度検知手段により検知される前
    記モーターの回転速度に基づいて求める駆動力損失推定
    装置とを備え、 前記モーター駆動装置は、前記補助的駆動力の指令値と
    前記機械的な損失の推定値との和を指令とし、補助的駆
    動力検知手段により検知される補助的駆動力を負帰還制
    御することを特徴とする請求項3記載の駆動補助付小型
    車両。
  5. 【請求項5】 前記補助的駆動力検知手段は、前記モー
    ターが出力している補助的駆動力をモーターの前記動作
    電流に基づいて検知することを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれか1項に記載の駆動補助付小型車両。
  6. 【請求項6】 前記補助的駆動力検知手段は、前記駆動
    輪に作用する駆動力を検知することを特徴とする請求項
    4記載の駆動補助付小型車両。
  7. 【請求項7】 前記モーターの回転を制動する電磁ブレ
    ーキと、時間を計数するタイマー部とを備え、 前記モーター速度検知手段により検知されるモーターの
    回転速度が継続して一定値以下となる時間を前記タイマ
    ー部により計数し、該タイマー部により計数される時間
    が一定時間を経過した場合に、前記モーター駆動装置か
    らモーターへの動作電流の供給を停止し、また、前記電
    磁ブレーキを作動させるように構成される請求項3乃至
    請求項6のいずれか1項に記載の駆動補助付小型車両。
  8. 【請求項8】 前記車輪駆動部と前記駆動輪との間に、
    電磁式又は機械式クラッチ機構を備え、かかるクラッチ
    機構の動作により車輪駆動部からの駆動力の伝達を遮断
    できるように構成される請求項1乃至請求項7のいずれ
    か1項に記載の駆動補助付小型車両。
  9. 【請求項9】 前記駆動輪の回転を制動する手動ブレー
    キを備える請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載
    の駆動補助付小型車両。
  10. 【請求項10】前記モータ速度検知手段は、前記モータ
    ーの回転方向を検知して前記駆動力損失推定装置に出力
    しており、 前記駆動力損失推定装置は、 前記モーターの回転方向を基にして車両の走行方向を求
    め、該走行方向と前記把持部材により検出された操作力
    の方向とが一致しないとき、前記モーター駆動装置に対
    する前記機械的な損失の推定値の出力を禁止することを
    特徴とする請求項4記載の駆動補助付小型車両。
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