JPH1153996A - 車両用レバースイッチの構造 - Google Patents

車両用レバースイッチの構造

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JPH1153996A
JPH1153996A JP21899397A JP21899397A JPH1153996A JP H1153996 A JPH1153996 A JP H1153996A JP 21899397 A JP21899397 A JP 21899397A JP 21899397 A JP21899397 A JP 21899397A JP H1153996 A JPH1153996 A JP H1153996A
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shaft
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Toshiaki Yokoyama
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Niles Parts Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回動ノブに連動する可動子をスナップ止め手段
で組付けること。 【解決手段】レバースイッチは、回動ノブ4と、一端に
該回動ノブ4を固定し、他端に操作杆22aを有する第
3レバー22と、該第3レバー22の軸棒22cを挿通
した筒部6aを有する第2レバー6と、該第2レバー6
を挿通した第1レバー3と、前記第1レバー3に固定し
た固定体18と、を備えている。前記第3レバー22
は、先端に割り溝22eを形成すると共に、該割り溝2
2eの周部に前記第2レバー6の先端部に係止する係止
爪22fを形成している。前記回動ノブ4は、前記第3
レバー22の割り溝22eに嵌入する突起4bと、軸棒
22cに嵌合する腕部4cを形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レバーの先端に回
動ノブを設けた車両用レバースイッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の技術としては、例え
ば実開昭63−171931号公報に開示された技術が
ある。この従来の技術は、レバー内に一本の回転シャフ
トを配設している。該回転シャフトは、先端部におい
て、ピンで第1のノブを固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のレバースイッチは、回転シャフトと第1のノブ
とをピンで固定しているので、組付けの作業性が悪く、
かつ該ピンが乗員等に見えるので見栄えが悪いという問
題点がある。
【0004】本発明は、レバーと回動ノブとをスナップ
止め手段で取付けることで、組付け作業性が向上し、前
記回動ノブにピン等を挿入するための穴を無くし見栄え
の良い車両用レバースイッチを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、前述した従来の技術の問題点を解消すべく発明した
ものであり、回動ノブと、一端に該回動ノブを固定し、
他端に操作杆を有する第3レバーと、該第3レバーの軸
棒を挿通した筒部を有する第2レバーと、該第2レバー
を挿通した第1レバーと、前記第1レバーに固定した固
定体と、を備えたレバースイッチにおいて、前記第3レ
バーは、先端に割り溝を形成すると共に、該割り溝の周
部に前記第2レバーの先端部に係止する係止爪を形成
し、前記回動ノブは、前記第3レバーの割り溝に嵌入す
る突起を形成したことでなる。
【0006】また、請求項2の発明は、前記請求項1の
発明において、前記回動ノブは、前記突起の近傍に、前
記第3レバーの軸棒に嵌合する腕部に形成したことでな
る。
【0007】また、請求項3の発明は、前記請求項1、
又は2の発明において、前記第2レバーは、筒部を第1
レバーに挿通し、かつ該筒部の先端部に、前記固定体の
円筒部の他端部に係止する弾性係止爪を形成したことで
なる。
【0008】また、請求項4の発明は、前記請求項3の
発明において、前記第2レバーは、一端に基端部を有
し、他端に固定体を固着し、前記第1レバーは、該第2
レバーの筒部に挿通すると共に、前記基端部と前記固定
体との間に回動自在に配設したことでなる。
【0009】また、請求項5の発明は、前記請求項1、
又は2の発明において、前記固定体は、前記回動ノブの
突起を回動自在に挿入配置する空洞を形成したことでな
る。
【0010】また、請求項6の発明は、前記請求項4、
又は5の発明において、前記第1レバーは、一端部に操
作杆を形成し、他端部に固定体の節度溝を圧接する節度
部材を挿入する盲孔を開口部に隣設し、前記固定体は、
前記第1レバーの開口部に挿入する円筒部と、該円筒部
に隣設し、かつ前記節度溝を形成した鍔部と、固定ノブ
を係止する係止部と、を形成したことでなる。
【0011】また、請求項7の発明は、前記請求項6の
発明において、前記固定体は、前記係止部に、前記回動
ノブの突起を空洞まで案内する横溝を形成したことでな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、図1、乃至図7に基づき本
発明の実施形態を詳述する。1は、自動車のコンビネー
ションスイッチ2のボディ(図示せず)の例えば左側に
挿着されるケースである。図1及び図3に示す該ケース
1及びコンビネーションスイッチ2は、車体の左側のハ
ンドルの近傍に取付られるスイッチであり、以下本発明
の一実施形態として、左ハンドル車用のスイッチを詳述
する。尚、右ハンドル車用に使用する場合は、ケース
1、コンビネーションスイッチ2、及び後述する全部品
を対称形状にすることで、適用できる。
【0013】前記ボディは、中央にステアリングシャフ
ト(図示せず)を挿通する円筒管を有し、例えば、左側
に前記ケース1を左方向から差し込み装着し、ステアリ
ングコラム(図示せず)にネジ止めされる。
【0014】前記コンビネーションスイッチ2は、例え
ば、ターンシグナルスイッチ、パッシングスイッチ、メ
イン・ディマ切換えスイッチ、及びワイパウオッシャス
イッチの機能を備えている。前記コンビネーションスイ
ッチ2は、第1レバー3を矢印A,Bで示す左右方向に
操作すると、方向指示灯が点滅するターンシグナルスイ
ッチの機能を有する。
【0015】該コンビネーションスイッチ2は、第1レ
バー3を矢印Cで示す上方向に操作すると前照灯が一時
的に点灯するパッシングスイッチの機能を有する。ま
た、該コンビネーションスイッチ2は、第1レバー3を
矢印C,Dで示す上下方向に操作すると、前照灯のメイ
ンとディマの切換えを行うメイン・ディマスイッチの機
能を有する。
【0016】また、コンビネーションスイッチ2は、第
1レバー3を矢印Eで示す方向に回動操作すると、ワイ
パを3、4回作動させ、かつフロントガラスにウオッシ
ャ液を噴射するワイパウオッシャスイッチの機能を有す
る。また、該第1レバー3の先端側に隣設した回動ノブ
4は、矢印G、又はHで示す方向に回動操作すると、ワ
イパーを各速度、及び間欠的に作動させるワイパースイ
ッチの機能を備えている。
【0017】前記第1レバー3は、前記回動ノブ4側の
一端部の径が長く、前記ケース1側の他端部の径が短い
略円筒状をしている。該第1レバー3は、ケース1側他
部の周囲にラッパ状に開口したブーツ5を遊嵌すると共
に、その開口内に筒体でなる第2レバー6を挿入してい
る。該第1レバー3は、第2レバー6の軸部6dを中心
に矢印Eで示す方向に回動し、矢印Fで示す方向に自動
復帰するワイパウオッシャスイッチを操作するものであ
る。
【0018】該第1レバー3は、ケース1側の端部に、
第1可動子8を上下方向である矢印K,Mで示す方向に
作動させるプッシュロッド7の頭部7aに圧接した操作
杆3aを突設している。該操作杆3aは、前記第1レバ
ー3の他端部に形成した突片でなり、該第1レバー3と
共に回動して、前記プッシュロッド7の頭部7aを押圧
して上下動させる。
【0019】前記プッシュロッド7は、図1に示すよう
に、頭部7aを有する略L字状の金属製棒状部材であ
る。該プッシュロッド7は、可動盤24の開口部24e
の底面に形成した筒状部24hに上下動自在に挿入して
支持されている。該プッシュロッド7を挿通した筒状部
24hは、ケース1の内底面1dに穿設した貫通孔1g
内に、水平方向に揺動自在に挿入配置されている。該プ
ッシュロッド7は、復帰ばね9に付勢された第1可動子
8に押圧されて、常に頭部7aが操作杆3aに圧接して
いる。
【0020】前記ブーツ5は、図1、及び図3に示すよ
うに略ラッパ状に開口し、ケース1に取付けることで、
第2レバー6の基端部6c及び可動盤24を乗員から見
えなく目隠しするものである。該ブーツ5は、裏面側下
面に設けた貫通孔5aに、ケース1の凸部1cに嵌入
し、該ケース1と蓋部材50とで挟持して固定される。
【0021】前記第1可動子8は、図1に示すように上
部に金属等でなるプッシュロッド7を係止し、下面に復
帰ばね9を介して、極盤10の開口部10aの内底に配
置し、側面に接点ばね11を介して可動接点板12を係
止している。該第1可動子8は、第1基板14側の側面
に前記接点ばね11が没入する盲孔8aを穿設し、下面
に前記復帰ばね9が没入する盲孔(図示せず)を穿設し
ている。
【0022】該第1可動子8は、上面に、前記プッシュ
ロッド7の下端部が当接する幅広な頭部8bを形成して
いる。該第1可動子8は、第2基板32に垂直に形成し
た案内溝32eに係合するガイド突起8cを、第2基板
32側の側面の上下に複数形成している。該第1可動子
8は、前記第1レバー3を回動操作すると、プッシュロ
ッド7に押圧されて。矢印K,Mで示す方向に案内溝3
2eに案内されて上下動する。そして、可動接点板12
が固定接点14eに接触するとONして、ワイパウオッ
シャが作動する。
【0023】第1基板14は、図1、及び図3に示すよ
うに固定接点14d,14eを印刷し、電子素子13と
端子盤15の半田付け部15bを半田付けしたプリント
基板でなる。尚、前記固定接点14d,14eは、第1
基板14に加締固定する金属片で形成してもよい。電子
素子13は、間欠ワイパ回路等を構成する抵抗体等でな
る。端子盤15は、端子15aと一体の半田付け部15
bをインサート成形している。前記第1基板14、及び
端子盤15は、開口部10a内に挿入してケース1の内
底面1dの下面で挟持し、かつ端子15aをコネクタ部
10b内に挿通して固定される。
【0024】前記第1基板14は、例えばプリント基板
でなり、後述する軸棒32aを軸止する軸穴14aと、
端子15aの半田付け部15bを嵌入するスルーホール
14bと、第2基板32の係止突棒32bが係合する貫
通穴14cと、を穿設している。該第1基板14は、第
1可動子8を配置する表面側に、前記固定接点14d,
14eと端子盤15を固着している。固定接点14d
は、軸穴14aの周囲に円弧状に、かつ略2列に配置し
てなる。固定接点14eは、前記第1レバー3を回動操
作し、可動接点板12が下降したときに接触する位置に
配置する。
【0025】前記端子盤15は、図1及び図3に示すよ
うに下面に端子15aを突出し、該端子15aと一体の
半田付け部15bを側面から突出し、かつ該端子15a
及び該半田付け部15bをインサート成形してなる。該
端子盤15は、第2基板32に突設した軸棒32aが係
合する貫通穴15cを、略中央に穿設している。該端子
盤15は、下端部を開口部10aの内底に嵌合すると共
に、端子15aをコネクタ部10bに挿着し、半田付け
部15bを第1基板14のスルーホール14bに半田付
けし、かつ軸棒32aが貫通穴15cに嵌着することで
固定される。
【0026】前記第1レバー3は、図2に示すように回
動ノブ4側の開口部3cの内側に、スチールボール1
7、及び節度ばね16が没入する盲孔3bを穿設してい
る。該スチールボール17は、節度ばね16に付勢さ
れ、固定体18の略中央に設けた鍔部18aの第1レバ
ー3側の側面に形成した節度溝(図示せず)に圧接し、
前記第1レバー3を自動復帰させる。
【0027】固定体18は、図2、図4、及び図5に示
すように第1レバー3の開口部3cに挿入し、筒部6a
の先端が挿着される円筒部18bと、節度ばね19及び
スチールボール20を外周方向に出没自在に配設した前
記鍔部18aと、固定ノブ21を固着する係止部18c
と、を形成している。該固定体18は、第1レバー3及
び円筒部18bを挿通した軸筒部6aの先端の弾性係止
爪6bが、前記鍔部18aに隣設した空洞18dの縁に
係止し、かつキー6gが円筒部18b内に形成したキー
溝(図示せず)に嵌合することで、第2レバー6に固定
される。前記第1レバー3は、筒部6aを遊挿し、一端
に基端部6c、他端に鍔部18aを設けたことで、第2
レバー6に回動自在に配置される。
【0028】前記鍔部18aの外周部又はその近隣に
は、図2及び図5に示すように前記節度ばね19及びス
チールボール20を挿入する盲孔18dを穿設し、かつ
その周囲に前記回動ノブ4を配置している。前記係止部
18cには、固定ノブ21の内部に形成した案内溝(図
示せず)に係合する突片18eと、固定ノブ21の開口
端に設けた係止片21aに係合する爪18fと、回動ノ
ブ4の突起4b、及び腕部4cに空洞18dまで導く横
溝18hと、を形成している。
【0029】前記円筒部18bは、第1レバー3の開口
部3cに遊嵌し、第2レバー6の筒部6aを挿通し、か
つキー6gが嵌合するキー溝を形成している。前記空洞
18dは、該円筒部18bの端部に連設し、かつ回動ノ
ブ4の突起4b、及び腕部4cを所定角度範囲内だけ回
動可能に配置する盲孔状の穴である。前記爪18fは、
固定ノブ21の係止片21aに係合し、該固定ノブ21
を固定体18に固定するためのもので、該固定体18の
下面に形成される。
【0030】盲孔18gは、例えば鍔部18aの外周部
などの固定体18の軸心線から一番離れた位置に形成す
る。前記横溝18hは、回動ノブ4を鍔部18aに隣設
し、かつ突起4b、及び腕部4cを空洞18d内に配置
すべく形成したもので、固定体18の端部から空洞18
dまで連なる溝でなる。
【0031】前記回動ノブ4は、図2及び図5に示すよ
うに内面に、2つのスチールボール20が各々圧接する
2組の節度溝4aと、鍔部18aの上側半分の側面に摺
接する突起4b、及び腕部4cと、を形成している。前
記突起4bは、各部品を組付けたとき、第3レバー22
の先端に形成された割り溝22eに挿入される。前記腕
部4cは、第2レバー6の筒部6aの先端部に嵌合する
C字状のもので、前記突起4bに連設している。これに
より回動ノブ4と第3レバー22は、共に同一回転す
る。
【0032】前記第2レバー6は、図2及び図4に示す
ように基端部6cの両側に、可動盤24の軸穴24aに
軸合する軸部6dを突設している。該第2レバー6、第
1レバー3、及び第3レバー22は、前記軸部6dを中
心として共に矢印C,Dで示す方向に揺動する。該基端
部6cは、一方側に軸部6dを突出形成し、他端側に節
度ばね25、スチールボール26を挿設する節度体配設
突起6eを形成している。節度ばね25に付勢されたス
チールボール26は、図3に示すように可動盤24の内
壁に形成された節度溝24bに圧接している。
【0033】前記節度体配設突起6eは、下側に、アー
ム体27の当接部27bを押圧する押圧面6fを形成し
ている。該第2レバー6は、第1レバー3を矢印C,D
で示す方向に操作すると、軸部6dを中心として共に上
下動し、前記アーム体27を揺動させる。
【0034】該アーム体27は、図7に示すように軸部
27a、当接部27b、及び押圧部27cと、それらを
連結する第1アーム27d、第2アーム27e、及び第
3アーム27fとでなる。該アーム体27は、略円柱状
の軸部27aをケース1に形成した軸支溝1aに軸合
し、かつ該ケース1と可動盤24の下面とで回動自在に
挟持される。
【0035】前記軸支溝1aは、図1に示すようにアー
ム体27の軸部27aと、該軸部27aの近傍の第1ア
ーム27dが没入する略T字状態の盲孔で、ケース1の
内底面1d上の隅に形成される。ケース1は、該軸支溝
1aに隣接してアーム体27の第3アーム27fと、可
動盤24の突起24cを揺動自在に挿入配置する貫通孔
1eを穿設している。該貫通穴1eは、軸支溝1aとの
対向位置に、第3アーム27fが挿通し、かつ押圧部2
7cが当接する切欠部1fを形成している。
【0036】前記当接部27bは、前記押圧部6fに圧
接される箇所で、円柱状をしている。前記押圧部27c
は、スプリング28に付勢された第2可動子29を矢印
Q,Rで示す方向に抗して上下動させる箇所である。該
押圧部27cは、第3アーム27fの先端から突出した
円柱状のものである。該押圧部27cは、ケース1の内
底面1dの下面と、第2可動子29との間に配置され
る。そして、該押圧部27cには、常にスプリング28
に付勢された第2可動子29が圧接している。
【0037】前記第1アーム27dは、図3に示すよう
に軸部27aから水平方向に伸びている。第2アーム2
7eは、当接部27bから真下方向に垂下し、第1アー
ム27dと第3アーム27fとの間で互いに交差してい
る。第3アーム27fは、押圧部27cから第1アーム
27dと第2アーム27eが交差する斜め上方向に伸び
ている。
【0038】該アーム体27は、例えば、図7に示すよ
うに軸部27aから当接部27bまでの長さをL1、軸
部27aから押圧部27cまでの長さをL2とした場
合、L1<L2とする。
【0039】これにより、該アーム体27は、押圧面6
fに押圧されて、一端の軸部27aを中心として矢印
U,Vで示す方向にθ°回動したとき、アーム体27の
他端にある押圧部27cは当接部27bより長い距離を
移動する。すなわち、第2可動子29は、第2レバー6
との間にアーム体27を介在したことで、矢印Q,Rで
示す方向に上下移動するストロークの移動距離が拡大さ
れる。
【0040】該第2可動子29は、図1及び図3に示す
ように側面に、接点ばね30を出没自在に挿入する盲孔
29bを穿設し、かつ前記接点ばね30を介して可動接
点板31を係止している。該第2可動子29は、下面に
スプリング28を出没自在に挿入する盲孔(図示せず)
を穿設している。前記第1レバー3を矢印C,Dで示す
方向に操作すると、第2可動子29がアーム体27に押
圧されて上下動して開閉し、メイン・ディマの切り換
え、及びパッシングが行われる。前記可動接点板31
は、第2可動子29が矢印Q,Rで示す方向に上下動す
ると、第2基板32に設けた固定接点32cに接触して
ONする。
【0041】該第2基板32は、図1及び図3に示すよ
うに第2可動子29側の側面に、前記固定接点32cを
配設し、かつ第2可動子29のガイド凸部29aが接合
するガイド溝32fを形成している。該第2基板32
は、第1基板14側の側面に軸棒32a、係止突棒32
b,32d、及び案内溝32eを形成している。該第2
基板32は、下面に前記固定接点32cに導通した端子
33をインサート成形して突出している。
【0042】該第2基板32は、下端部を極盤10の開
口部10aの内底に嵌着すると共に、ケース1で開口部
10aを閉塞することで、開口部10aの底面とケース
1の内底面1dの下面とで挟持されて固定される。ま
た、該第2基板32は、前記端子33を極盤10のコネ
クタ部10b内に挿着し、かつ軸棒32aを第1基板1
4の軸穴14aに嵌合し、係止突棒32bに貫通穴15
cに、係止突棒32dを貫通穴14cに各々係合するこ
とで、更に堅固に極盤10内に固定される。
【0043】前記軸棒32a、及び係止突棒32b,3
2dは、例えば、樹脂等で第2基板32と共に一体に形
成してなる。該軸棒32aは、図3に示すように、先端
が軸穴14aを挿通して第1基板14から突出する長さ
とする。尚、軸棒32aは、第2基板32に固着した金
属製の軸でもよい。また、第2基板32に突出形成した
軸棒32a、及び係止突棒32b,32dは、該第2基
板32の対向位置にある第1基板14及び端子盤15に
形成し、第1基板14の軸穴14a及び貫通穴14c、
端子盤15の貫通穴15cを第2基板32に各々穿設し
てもよい。
【0044】前記係止突棒32b及び32dは、例えば
同一形状のものでなり、先端中央に割り溝を形成して弾
性を有し、かつ貫通穴15c,14cの縁に係止する爪
を形成している。該係止突棒32bは、第2基板32の
上方から第1基板14に向けて突出形成される。前記係
止突棒32dは、第2基板32の下方から端子盤15に
向けて突出形成される。
【0045】前記固定ノブ21は、図2及び図4に示す
ように固定体18の係止部18cに係合し、かつ係止片
21aを突片18cに係止することで、固定体18に固
着される。これにより、該固定ノブ21、固定体18及
び第2レバー6は、共に一体に動く。
【0046】前記第3レバー22は、図2、図4、及び
図6に示すように、一端に割り溝22e、及び割り溝2
2eの周囲に形成した係止爪22fを形成し、他端に歯
車形状の操作杆22aを有している。該第3レバー22
は、軸棒22cを第2レバー6の筒部6aに挿通し、係
止爪22fが該筒部6aの端面に回動自在に係止してい
る。前記回動ノブ4は、筒部6a内に軸棒22cを挿通
し、該筒部6aを第1レバー3に挿通し、かつ該回動ノ
ブ4の突起4bを割り溝22eに嵌入すると共に腕部4
cを筒部6aに嵌合し、固定体18の円筒部18bに第
2レバー6を嵌入して弾性係止爪6bを円筒部18bの
端面に係止させることで、第3レバー22に固定され
る。
【0047】前記操作杆22aは、第3レバー22の一
端に一体成形、又は軸止した歯車形状のもので、図6に
示すように略扇形をした歯型状の噛合部22bを有する
伝達部材である。該操作杆22aの先端部の噛合部22
bは、図4に示すように第3レバー22の中心線に対し
て斜め下方向に突出している。操作杆22aは、図3に
示すように第1レバー3がニュートラル位置にあると
き、第3可動子34の歯車状の噛合部34aに垂直に噛
合している。
【0048】該操作杆22aは、図1に示すように前記
回動ノブ4を矢印G,Hで示す方向に回動操作すると、
矢印Y,Zで示す方向に回動して、前記第3可動子34
を矢印N,Pで示す方向に回動させる。また、該操作杆
22aは、第1レバー3を矢印C,Dで示す方向に操作
すると、該噛合部22bが傾いた状態で第3可動子34
の噛合部34aに噛合する。
【0049】該第3可動子34は、上側外周部に噛合部
34aを形成した歯車状の回動部材である。該第3可動
子34は、中心に軸穴34bを穿設し、該軸穴34bに
前記第2基板32の軸棒32aを挿入し、かつ該軸棒3
2aの先端を第1基板14の軸穴14aに軸止すること
で、回動自在に軸支される。該第3可動子34は、軸穴
34bの周囲に導電性金属板ばね材料でなる略円弧状の
可動接片35を固着している。該可動接片35は、第3
可動子34が矢印N,Pで示す方向に回動することで、
第1基板14に配設した固定接点14dに接触して、例
えば間欠ワイパ、ワイパ低速、ワイパ高速に順次に作動
させる。
【0050】前記可動盤24は、ケース1の内底面1d
上に載置し、上面の軸部24dを蓋部材50の軸穴50
bに軸合することで回動自在に支持される。該可動盤2
4は、第1レバー3を矢印A,Bで示す方向に操作する
と、第2レバー6と共に、軸部24dを中心に矢印I,
Jで示す方向に回動する。可動盤24は、第4可動子3
7の係合部37aに係合する突起24cを下面に突出形
成している。該第4可動子37は、下面に接点ばね38
を介して可動接点板39を係止している。
【0051】該第4可動子37は、第1レバー3を矢印
A,Bで示す方向に揺動操作すると、可動盤24が矢印
I,Jで示す方向に回動し、該可動盤24に連動して、
可動接点板39と共に矢印S,Tで示す方向に移動す
る。該第4可動子37は、ケース1の内底面1dの下面
と、第3基板40の盤面との間に介在される。該第4可
動子37は、第3基板40の盤面の縁40aに案内され
て、矢印S,Tで示す方向に直線移動する。
【0052】該第4可動子37は、突起24cを介入す
る2枚の突片でなる係合部37aを形成し、下面に接点
ばね38を出没自在に挿入する盲孔(図示せず)を穿設
している。該可動接点板39は、第3基板40の固定接
点41に接触することで、方向指示器を作動させ、方向
指示灯が点滅する。
【0053】第3基板40は、固定接点41と、該固定
接点41に導通している端子42とをインサート成形等
で固着している。該第3基板40は、極盤10の収納部
10cに嵌合し、端子42を極盤10の下方から突出し
ている。
【0054】また、前記可動盤24は、前記第1レバー
3を配設する側に第2レバー6の基端部6cを所望角度
だけ回動可能に収納する開口部24eを形成し、該開口
部24eの略反対側に節度ばね43、及び節度体44を
出没自在に収納する節度体挿入筒部24fを突設してい
る。該節度体44は、先端に、節度溝1bに圧接するコ
ロ45を回転自在に軸支している。
【0055】前記ケース1は、上面に可動盤24、キャ
ンセルカム46、板ばね47、カムガイド48、及びコ
イルスプリング49を介在して蓋部材50をネジ止めし
て閉塞している。該ケース1は、下面にプッシュロッド
7、第1可動子8、第1基板14、端子板15、第2基
板32、第3可動子34、及び第2可動子29等を介在
して極盤10で閉塞している。前記ケース1は、前記各
部品を収納して、ボディに嵌合し、かつネジ止めされ
る。
【0056】キャンセルカム46は、上下に軸46aを
有し、下側の軸46aを可動盤24の溝24gに遊嵌
し、上側の軸46aを蓋部材50の長孔50aに遊嵌し
ている。板ばね47は、両端を蓋部材50に保持し、中
央部でキャンセルカム46を押圧し、付勢している。カ
ムガイド48は、可動盤24上に載置し、コイルスプリ
ング49で、前記キャンセルカム46側に付勢されてい
る。蓋部材50は、ケース1の上側開口端に嵌着され
る。
【0057】本発明の実施形態は、以上のような構成で
あり、組付け手順及び作用を詳述する。まず、アーム体
27の軸部27aを軸支溝1aに軸支すると共に、押圧
部27cを内底面1dの下面に配置する。第2基板32
と第1基板14との間に、第3可動子34、可動接片3
5、第1可動子8、接点ばね11、及び可動接点板12
を介在し、第2可動子29、接点ばね30、及び可動接
点板31と共に極盤10の開口部10aに挿入する。可
動接点板39及び接点ばね38を備えた第4可動子37
を第3基板40上に載置すると共に、該第3基板40を
極盤10の収納部10cに挿入する。そして、前記開口
部10a及び収納部10cをケース1で閉塞する。
【0058】第3レバー22を、第2レバー6の基端部
6cから筒部6aに挿通して、係止爪22fを筒部6a
の先端の端面に係止する。第3レバー22は、係止爪2
2fが筒部6aの端面に係止することで、第2レバー6
から脱落することなく、回動自在に軸支される。
【0059】プッシュロッド7を可動盤24の筒状部2
4hに挿入し、頭部7aを該筒状部24hの上側開口端
に配置する。節度ばね25及びスチールボール26を第
2レバー6の節度体配設突起6eに挿入すると共に、軸
部6dを軸穴24aに軸合して、第2レバー6を可動盤
24に軸支する。
【0060】節度ばね16及びスチールボール17を第
1レバー3の盲孔3bに挿入すると共に、第2レバー6
の筒部6aをブーツ5、及び第1レバー3を介して、固
定体18の円筒部18bに挿入する。第2レバー6は、
弾性係止爪6bが固定体18の空洞18d内で、前記円
筒部18bの端面に係止し、キー6gが円筒部18b内
で係合する。これにより、第2レバー6は、固定体18
に固着され、第1レバー3は筒部6aに回動自在に軸支
される。
【0061】前記固定体18の盲孔18gに節度ばね1
9及びスチールボール20を挿入し、該固定体18に回
動ノブ4を嵌入して、突起4bを第3レバー22に割り
溝22eに嵌入すると共に、腕部4cを軸棒22cに嵌
合する。これにより、回動ノブ4と第3レバー22とが
連結されて、共に同じ回動をする。
【0062】固定体18の係止部18cに固定ノブ21
を挿着する。該固定ノブ21は、係止片21aが爪18
fに係合することで、固定体18に固定され、固定体1
8から回動ノブ4が脱落することを阻止する。第1レバ
ー3の内部や近隣に設けた第2レバー6、第3レバー2
2、固定体18、回動ノブ4、及び固定ノブ21は、前
記係止爪22f、割り溝22e、弾性係止爪6b、突起
4b、腕部4c、爪18f、及び21aとで、ピンやネ
ジ等の締結部材を使用せず、固定及び回動自在に組付け
ることができる。これにより、部品点数や組付工数を削
減し、コストを低減することができる。
【0063】前記可動盤24に、節度ばね43、節度体
44、コロ45、コイルスプリング49、及びカムガイ
ド48を設け、該可動盤24をケース1の内底面1d上
に挿入すると共に、前記ブーツ5の貫通孔5aを凸部1
cに嵌合する。蓋部材50に、キャンセルカム46及び
板ばね47を設け、かつ該軸穴50bに軸部24dを軸
合すると共に、該蓋部材50をケース1の上部に嵌合
し、ネジ止めする。これで組付け完了する。
【0064】回動ノブ4を矢印Gで示す方向に回動操作
すると、該回動ノブ4に軸止した第3レバー22が矢印
Yで示す方向に同回動する。該第3レバー22は、操作
杆22aが共に回動して、第3可動子34を矢印Nで示
す方向に回動させる。可動接片35は、第3可動子34
と共に回動して固定接点14dに接触し、ワイパが間欠
的に作動する。更に回動ノブ4を矢印Eで示す方向に回
動すると、前述した各部材が回動して、ワイパが連続的
に低速に作動する。更に回動ノブ4を矢印Eで示す方向
に回動操作すると、ワイパの速度が高速に切り替わる。
【0065】前記回動ノブ4は、第3レバー22に操作
杆22aを形成し、第3可動子34に噛合部34aを形
成し噛合させたことで、該回動ノブ4を矢印E,Fで示
す方向に大きく回動しても操作杆22aの噛合部22b
と、第3可動子34の噛合部34aとが噛合しており、
該回動ノブ4の回動角度を大きくすることができ、固定
接点14dの数を増やすことが可能となる。
【0066】前記回動ノブ4を矢印Hで示す方向に回動
操作すると、第3レバー22及び操作杆22aは、矢印
Zで示す方向に回動する。可動接片35は、前記操作杆
22aに噛合した第3可動子34と共に、矢印Pで示す
方向に回動してワイパの低速位置、間欠位置、及びOF
F位置に順次切り替わり、元のOFF位置に復帰する
と、ワイパが停止する。
【0067】第1レバー3を矢印Cで示す方向に引き上
げ操作すると、該第1レバー3、第2レバー6、及び第
3レバー22が軸部6dを中心に回動する。第3レバー
22は、矢印C,Dで示す方向に回動操作しても、操作
杆22aの噛合部22bと、第3可動子34の噛合部3
4aとの噛み合う部分の長さが長いので離脱することが
ない。アーム体27は、当接部27bが第2レバー6の
押圧面6fに押圧されて、軸部27aを中心として矢印
Tで示す方向に回動する。
【0068】前記当接部27b及び押圧部27cは、軸
部27aを中心に、軸部27aから押圧部27cまでの
長さL2を半径として、矢印U,Vで示す方向にθ°回
転する。押圧部27cは、図7に示すように当接部27
bが長さS1押されると、該長さS1より長いS2移動
する。第2可動子29は、該アーム体27により第2レ
バー6の押圧面6fのストロークの移動距離を拡大され
て伝達され、大きく矢印Qで示す方向に下降して、パッ
シング、及びメイン・ディマスイッチが開閉する。
【0069】可動接点板31は、第2可動子29のスト
ロークの移動距離を長くしたことで、該可動接点31に
接触するパッシング用固定接点32c及びメイン・ディ
マ用固定接点32cの間隔を広げて配置することができ
る。これにより、接点不良を解消し、かつ第2可動子2
9及びコンビネーションスイッチ2全体を小型化するこ
とができる。
【0070】第1レバー3を矢印Aで示す方向に操作す
ると、該第1レバー3、第2レバー6、第3レバー2
2、及び可動盤24が軸部24dを中心に回動する。第
3レバー22は、矢印A,Bで示す方向に回動しても、
操作杆22aの噛合部22bと第3可動子34の噛合部
34aとの噛み合う部分の長さが長いので離脱すること
がない。可動盤24は、矢印Iで示す方向に回動し、下
面の突起24cが第4可動子37を矢印Sで示す方向に
移動させる。
【0071】該可動盤24は、第3基板40の縁40a
に案内されて、矢印Sで示す方向に直線移動し、方向指
示灯が点滅する。そして、前記第1レバー3を反対の矢
印Bで示す方向に操作すると、各部材が前述した矢印A
で示す方向の時とは反対に移動する。
【0072】第1レバー3を矢印Eで示す方向に回動操
作すると、該第1レバー3は第3レバー22の軸心線を
中心として、回動する。操作杆3aは、第1レバー3と
共に矢印Eで示す方向に回動して、プッシュロッド7を
下降させる。該プッシュロッド7は、第1可動子8、及
び可動接点板12を矢印Kで示す方向に下降させ、該可
動接点板12が固定接点14eに接触して、ワイパウオ
ッシャが作動する。
【0073】該第1レバー3から手を離すと、該第1レ
バー3は、節度ばね16に付勢されたスチールボール1
7が固定体18の節度溝に案内されて移動し、元のOF
F位置に復帰する。プッシュロッド7及び第1可動子8
は、復帰ばね9に付勢されて元のOFF位置に復帰し、
ワイパウオッシャが停止する。
【0074】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。請求項1の発明は、回動
ノブと、一端に該回動ノブを固定し、他端に操作杆を有
する第3レバーと、該第3レバーの軸棒を挿通した筒部
を有する第2レバーと、該第2レバーを挿通した第1レ
バーと、前記第1レバーに固定した固定体と、を備えた
レバースイッチにおいて、前記第3レバーは、先端に割
り溝を形成すると共に、該割り溝の周部に前記第2レバ
ーの先端部に係止する係止爪を形成し、前記回動ノブ
は、前記第3レバーの割り溝に嵌入する突起を形成した
ことで、回動ノブをピン等を使用せずに、ワンタッチで
第3レバーに固定でき、組付け作業の作業性を向上させ
ることができる。また、本発明の回動ノブは、ピンを使
用しないので、ピンが見えず見栄えの良いコンビネーシ
ョンスイッチを提供することができる。
【0075】請求項2の発明は、前記請求項1の発明に
おいて、前記回動ノブは、前記突起の近傍に、前記第3
レバーの軸棒に嵌合する腕部に形成したことで、回動ノ
ブを第3レバーに堅固できる。
【0076】請求項3の発明は、前記請求項1、又は2
の発明において、前記第2レバーは、筒部を第1レバー
に挿通し、かつ該筒部の先端部に、前記固定体の円筒部
の他端部に係止する弾性係止爪を形成したことで、固定
体を第2レバーにワンタッチで組付けることができ、部
品点数及び組付工数を削減してコストを低減することが
できる。
【0077】請求項4の発明は、前記請求項3の発明に
おいて、前記第2レバーは、一端に基端部を有し、他端
に固定体を固着し、前記第1レバーは、該第2レバーの
筒部に挿通すると共に、前記基端部と前記固定体との間
に回動自在に配設したことで、第3レバーと第1レバー
とを回動自在にすると共に、回動操作面積のある第1レ
バーを提供することができる。
【0078】請求項5の発明は、前記請求項1、又は2
の発明において、前記固定体は、前記回動ノブの突起を
回動自在に挿入配置する空洞を形成したことで、前記回
動ノブの突起を、固定体の空洞内に回動自在にすること
を可能にする。
【0079】請求項6の発明は、前記請求項4、又は5
の発明において、前記第1レバーは、一端部に操作杆を
形成し、他端部に固定体の節度溝を圧接する節度部材を
挿入する盲孔を開口部に隣設し、前記固定体は、前記第
1レバーの開口部に挿入する円筒部と、該円筒部に隣設
し、かつ前記節度溝を形成した鍔部と、固定ノブを係止
する係止部と、を形成したことで、固定体の鍔部の両側
に回動可能な第1レバーと回動ノブとを配設することを
可能にする。
【0080】請求項7の発明は、前記請求項6の発明に
おいて、前記固定体は、前記係止部に、前記回動ノブの
突起を空洞まで案内する横溝を形成したことで、回動ノ
ブの突起を、固定体の空洞まで導くことができ、該回動
ノブを所望範囲まで可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図面で、一部断面を有
する分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態を示す図面で、レバー部分の
要部拡大分解斜視図である。
【図3】本発明の実施形態を示す図面で、要部拡大縦断
面図である。
【図4】本発明の実施形態を示す図面で、回動ノブを組
付けた第1レバーの拡大縦断面図である。
【図5】本発明の実施形態を示す図面で、第1レバーに
回動ノブを組付けた状態を示す説明図である。
【図6】本発明の実施形態を示す図面で、第3レバーの
拡大側面図である。
【図7】本発明の実施形態を示す図面で、アーム体の回
動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
3 第1レバー 3a 操作杆 3b 盲孔 3c 開口部 4 回動ノブ 4b 突起 4c 腕部 6 第2レバー 6a 筒部 6b 弾性係止爪 6c 基端部 18 固定体 18a 鍔部 18b 円筒部 18c 係止部 18d 空洞 18h 横溝 21 固定ノブ 22 第3レバー 22a 操作杆 22c 軸棒 22e 割り溝 22f 係止爪

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動ノブ(4)と、一端に該回動ノブ
    (4)を固定し、他端に操作杆(22a)を有する第3
    レバー(22)と、該第3レバー(22)の軸棒(22
    c)を挿通した筒部(6a)を有する第2レバー(6)
    と、該第2レバー(6)を挿通した第1レバー(3)
    と、前記第1レバー(3)に固定した固定体(18)
    と、を備えたレバースイッチにおいて、 前記第3レバー(22)は、先端に割り溝(22e)を
    形成すると共に、該割り溝(22e)の周部に前記第2
    レバー(6)の先端部に係止する係止爪(22f)を形
    成し、 前記回動ノブ(4)は、前記第3レバー(22)の割り
    溝(22e)に嵌入する突起(4b)を形成したことを
    特徴とする車両用レバースイッチの構造。
  2. 【請求項2】 前記請求項1の発明において、 前記回動ノブ(4)は、前記突起(4b)の近傍に、前
    記第3レバー(22)の軸棒(22c)に嵌合する腕部
    (4c)に形成したことを特徴とする車両用レバースイ
    ッチの構造。
  3. 【請求項3】 前記請求項1、又は2の発明において、 前記第2レバー(6)は、筒部(6a)を第1レバー
    (3)に挿通し、かつ該筒部(6a)の先端部に、前記
    固定体(18)の円筒部(18b)の他端部に係止する
    弾性係止爪(6b)を形成したことを特徴とする車両用
    レバースイッチの構造。
  4. 【請求項4】 前記請求項3の発明において、 前記第2レバー(6)は、一端に基端部(6c)を有
    し、他端に固定体(18)を固着し、 前記第1レバー(3)は、該第2レバー(6)の筒部
    (6a)に挿通すると共に、前記基端部(6c)と前記
    固定体(18)との間に回動自在に配設したことを特徴
    とする車両用レバースイッチの構造。
  5. 【請求項5】 前記請求項1、又は2の発明において、 前記固定体(18)は、前記回動ノブ(4)の突起(4
    b)を回動自在に挿入配置する空洞(18d)を形成し
    たことを特徴とする車両用レバースイッチの構造。
  6. 【請求項6】 前記請求項4、又は5の発明において、 前記第1レバー(3)は、一端部に操作杆(3a)を形
    成し、他端部に固定体(18)の節度溝を圧接する節度
    部材を挿入する盲孔(3b)を開口部(3c)に隣設
    し、 前記固定体(18)は、前記第1レバー(3)の開口部
    (3c)に挿入する円筒部(18b)と、該円筒部(1
    8b)に隣設し、かつ前記節度溝を形成した鍔部(18
    a)と、固定ノブ(21)を係止する係止部(18c)
    と、を形成したことを特徴とする車両用レバースイッチ
    の構造。
  7. 【請求項7】 前記請求項6の発明において、 前記固定体(18)は、前記係止部(18c)に、前記
    回動ノブ(4)の突起(4b)を空洞(18d)まで案
    内する横溝(18h)を形成したことを特徴とする車両
    用レバースイッチの構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009277431A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Alps Electric Co Ltd ストークスイッチ装置
CN111016776A (zh) * 2019-12-28 2020-04-17 余姚市瑞玛特电器有限公司 组合开关

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