JP3437474B2 - 車両用スイッチの構造 - Google Patents
車両用スイッチの構造Info
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Description
点板と端子を同時に基板に取り付けることができる車両
用スイッチの構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、この種の技術としては、例え
ば実開平5−83950号公報に開示された技術があ
る。この従来の技術は、スイッチの可動接点と、コネク
タの端子とをばね性を有する薄板状の接片で一体形成し
てコネクタに挿着するものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の端子一体型可動接片は、厚みのあるコネクタ等
の部材には挿着できるが、プリント基板などに薄い板材
にはガタ付き易く挿着できないという問題点がある。 【0004】本発明は、可動接点板と端子を基板に同時
に半田付けできる接片を備えた車両用スイッチの構造を
提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、前述した従来の技術の問題点を解消すべく発明した
ものであり、固定接点を有する端子盤と、前記固定接点
に接触する可動接点を有する可動接点板とを備えた車両
用スイッチにおいて、前記端子盤は、端子と、該端子に
導通しかつ基板のスルーホールに挿入、半田付けされる
接続部を有し、前記可動接点板は、前記接続部と共に前
記基板の同じスルーホールに挿着される端子を有したこ
とでなる。【0006】 【発明の実施の形態】以下、図1、乃至図10に基づき
本発明の実施の形態を詳述する。1は、自動車用コンビ
ネーションスイッチ2のボディ(図示せず)の例えば左
側に挿着されるケースである。図1及び図2等に示す該
ケース1及びコンビネーションスイッチ2は、車体の左
側のハンドルの近傍に取付られるスイッチであり、以下
本発明の一実施形態として、左ハンドル車用のスイッチ
を詳述する。【0007】 前記ボディは、中央にステアリングシャフ
ト(図示せず)を挿通する円筒管を有し、例えば、左側
に前記ケース1を左方向から挿着し、ステアリングコラ
ム(図示せず)にネジ止めされる。前記コンビネーショ
ンスイッチ2は、例えば、ターンシグナルスイッチ、パ
ッシングスイッチ、メイン・ディマ切換えスイッチ、及
びワイパウオッシャスイッチの機能を備えている。前記
コンビネーションスイッチ2は、第1レバー3を矢印
A,Bの左右方向に操作すると、方向指示灯が点滅する
ターンシグナルスイッチの機能を有する。【0008】 該コンビネーションスイッチ2は、図1及
び図2に示すように、第1レバー3を矢印C,Dの上下
方向に操作すると前照灯が一時的に点灯するパッシング
スイッチの機能と、前照灯のメインとディマの切換えを
行うメイン・ディマスイッチの機能を有する。また、コ
ンビネーションスイッチ2は、第1レバー3を矢印E方
向に回動操作すると、ワイパウオッシャスイッチの機能
を有する。また、該第1レバー3の先端側に隣設した回
動ノブ4は、矢印G,又はH方向に回動操作すると、ワ
イパーを各速度、及び間欠的に作動させるワイパースイ
ッチの機能を備えている。【0009】 前記第1レバー3は、ケース1側端部の周
囲にブーツ5を遊嵌すると共に、その開口内に筒体の第
2レバー6を挿入している。該第1レバー3は、第2レ
バー6の軸部6dを中心に矢印E方向に回動し、矢印F
方向に自動復帰するワイパウオッシャスイッチを操作す
るものである。【0010】 該第1レバー3は、ケース1側の端部に、
第1可動子8を矢印K,Mの上下方向に作動させるプッ
シュロッド7に圧接した操作杆3aを突設している。該
操作杆3aは、前記第1レバー3の他端部に形成した突
片でなり、該第1レバー3と共に回動して、前記プッシ
ュロッド7の頭部7aを押圧して上下動させる。【0011】 前記プッシュロッド7は、図1に示すよう
に頭部7aを有する略L字状の金属製棒状部材である。
該プッシュロッド7は、可動盤24の開口部24eの底
面に形成した筒状部24hに上下動自在に挿入して支持
されている。前記筒状部24hは、ケース1の内底面1
dに穿設した貫通孔1g内に、水平方向に揺動自在に挿
入配置されている。該プッシュロッド7は、復帰ばね9
に付勢された第1可動子8に押圧されて、常に頭部7a
が操作杆3aに圧接している。前記ブーツ5は、図1及
び図2に示すように略ラッパ状に開口したリング状部材
である。該ブーツ5は、裏面側下面に設けた貫通孔5a
に、ケース1の凸部1cを嵌入し、該ケース1と蓋部材
50とで挟持して固定される。【0012】 前記第1可動子8は、図1及び図2に示す
ように上部に金属製のプッシュロッド7を係止し、下面
に復帰ばね9を介して、極盤10の開口部10aの内底
に配置し、かつ側面に接点ばね11を介して可動接点板
12を係止している。該第1可動子8は、第1基板14
側の側面に前記接点ばね11が没入する盲孔8aを穿設
し、下面に前記復帰ばね9が没入する盲孔(図示せず)
を穿設している。【0013】 該第1可動子8は、前記プッシュロッド7
の下端部が圧接する押圧面8bを上面に形成している。
該第1可動子8は、第2基板32に垂直に形成した案内
溝32eに係合するガイド突起8cを、第2基板32側
の側面の上下に複数形成している。該第1可動子8は、
前記第1レバー3を回動操作すると、プッシュロッド7
に押圧され、案内溝32eに案内されて矢印K,M方向
に上下動する。そして、可動接点板12が固定接点15
eに接触するとONして、ワイパウオッシャが作動す
る。【0014】 第1基板14は、図4に示すように可変抵
抗14dを印刷し、電子素子14fと端子盤15の接続
部15bを半田付けしたプリント基板でなり、極盤10
に垂設される。電子素子14f及び可変抵抗14dは、
間欠ワイパ回路等を構成する抵抗体等でなる。【0015】 前記第1基板14は、後述する軸棒32a
を軸止する軸穴14aと、端子15aの接続部15b,
15dを嵌入するスルーホール14bと、第2基板32
の係止突棒32dが係合する貫通穴14cと、端子盤1
5の係止突棒15cが係合する貫通孔14gを穿設して
いる。該第1基板14は、第1可動子8を配置する表面
側に、前記可変抵抗14dと端子盤15を固着してい
る。可変抵抗14dは、軸穴14aの周囲に円弧状に、
かつ略2列に配置してなる。前記第1基板14は、固定
接点15eを露出した前記基板部15kを配置する切欠
部14hを有する。【0016】 前記端子盤15は、図4に示すように下面
から突出した端子15aと、側面から突出し該端子15
aと一体の接続部15bと、上面から突出し端子15a
と一体の固定接片15fと、第2基板32側の面に配置
した固定接点15eと、をインサート成形してなる。該
端子盤15は、第1基板14側に面に係止突棒15c,
15cを突出形成している。【0017】 該端子盤15の略中央には、段差部を有す
る半円状の貫通穴でなる係止部15gを形成している。
該係止部15gは、第2基板32に突設した係止突棒3
2bが嵌合し、該係止突棒32bの頭部が係止させて、
第2基板32を端子盤15に固定するものである。該端
子盤15は、前記端子15aの接続部15dの近傍に可
動接点板13の係止片13aを挿着する固定穴15hを
穿設している。端子盤15は、固定接点15eを有する
基板部15kを一体成形している。【0018】 可動接点板13は、導電性板ばね金属でな
り、略中央に固定穴15hの内壁に圧接する凸部13b
と、固定穴15h内に形成した段差部15iに係止する
爪13cとでなる係止片13aを形成し、一端に前記接
続部15d上に合致する端子13dを形成し、他端に可
動接点13eと、作動片13fとを配設している。【0019】 係止片13aは、固定穴15hに嵌着する
突片で、例えば凸部13b及び爪13cを備えている。
尚、該係止片13aは、固定穴15hに嵌着するもので
あれば特にその形状は限定しない。端子13dは、接続
部15dに合致する形状で、該接続部15dに載置され
る。該端子13dは、接続部15dの上に重ねて共にス
ルーホール14bに挿入して一緒に半田付けされる。可
動接点13eは、例えば可動接点板13にスポット溶接
して固着され、第3可動子34の鍔部34c上を摺動し
て該鍔部34cにより固定接片15fに固着した固定接
点15jに接離する。【0020】 尚、可動接点板13は、図10に示すよう
に可動接点13eを設けた位置を折曲して該可動接点1
3eを固定接片15fに対して傾け、かつ、固定接片1
5fは、固定接点15jを設けた位置を折曲して可動接
点13eと固定接点15jを互いに対向させて傾けても
よい。【0021】 第1基板14及び端子盤15は、極盤10
の開口部10a内に挿入してケース1の内底面1dの下
面で挟持し、かつ端子15aをコネクタ部10b内に挿
通して固定される。更に該端子盤15は、接続部15b
を第1基板14のスルーホール14bに半田付けし、第
1基板14と第2基板32とで挟持しかつ係止突棒32
bが係止部15gに係合し、かつ係止突棒15cが貫通
孔14gに係合することで固定される。固定接点15e
は、前記第1レバー3を回動操作し、可動接点板12が
下降したときに接触する位置に配置する。【0022】 前記第1レバー3は、図1に示すように回
動ノブ4側の開口部3cの内側に、スチールボール1
7、及び節度ばね16が没入する盲孔3bを穿設してい
る。該スチールボール17は、節度ばね16に付勢さ
れ、固定体18の略中央に設けた鍔部18aの第1レバ
ー3側の側面に形成した節度溝(図示せず)に圧接し、
前記第1レバー3を自動復帰させる。【0023】 固定体18は、図1に示すように第1レバ
ー3の開口部3cに挿入し、筒部6aの先端が挿着され
る円筒部18bと、節度ばね19及びスチールボール2
0を外周方向に出没自在に配設した前記鍔部18aと、
固定ノブ21を固着する係止部18cと、を形成してい
る。該固定体18は、第1レバー3及び円筒部18bを
挿通した軸部6aの先端の係止爪6bが、前記鍔部18
aに隣設した切欠部18dの縁に係止して第2レバー6
に固定される。前記第1レバー3は、筒部6aを遊挿
し、一端に基端部6c、他端に鍔部18aを設けたこと
で、第2レバー6に回動自在に配置される。【0024】 前記鍔部18aの外周部には、前記節度ば
ね19及びスチールボール20を挿入する盲孔18dを
穿設し、かつその周囲に前記回動ノブ4を配置してい
る。該回動ノブ4の内面には、スチールボール20が圧
接する節度溝4aと、鍔部18aの側面に摺接する突起
4bを形成している。また、前記係止部18cには、固
定ノブ21の内部に形成した案内溝(図示せず)に係合
する突片18eと、固定ノブ21の開口端に設けた係止
片21aに係合する爪18fを形成している。【0025】 前記第2レバー6は、基端部6cの両側
に、可動盤24の軸穴24aに軸合する軸部6dを突設
している。該第2レバー6、第1レバー3、及び第3レ
バー22は、前記軸部6dを中心として共に矢印C,D
方向に揺動する。該基端部6cは、一方側に軸部6dを
突出形成し、他端側に節度ばね25、スチールボール2
6を挿設する節度体配設突起6eを形成している。節度
ばね25に付勢されたスチールボール26は、図2に示
すように可動盤24の内壁に形成された節度溝24bに
圧接している。【0026】 前記節度体配設突起6eは、下側に、アー
ム体27の当接部27bを押圧する押圧面6fを形成し
ている。該第2レバー6は、第1レバー3を矢印C,D
方向に操作すると、軸部6dを中心として共に上下動
し、前記アーム体27を揺動させる。該アーム体27
は、軸部27a、当接部27b、及び押圧部27cと、
それらを連結する第1アーム27d、第2アーム27
e、及び第3アーム27fとでなる。該アーム体27
は、略円柱状の軸部27aをケース1に形成した軸支溝
1aに軸合し、かつ該ケース1と可動盤24の下面とで
回動自在に挟持される。【0027】 前記軸支溝1aは、アーム体27の軸部2
7aと、該軸部27aの近傍の第1アーム27dが没入
する略T字状態の盲孔で、ケース1の内底面1d上の隅
に形成される。ケース1は、該軸支溝1aに隣接してア
ーム体27の第3アーム27fと、可動盤24の突起2
4cを揺動自在に挿入配置する貫通穴1eを穿設してい
る。該貫通穴1eは、軸支溝1aとの対向位置に、第3
アーム27fが挿通し、かつ押圧部27cが当接する切
欠部1fを形成している。【0028】 前記当接部27bは、前記押圧部6fに圧
接される箇所で、円柱状をしている。前記押圧部27c
は、スプリング28に付勢された第2可動子29を矢印
Q,R方向に抗して上下動させる箇所である。該押圧部
27cは、第3アーム27fの先端から突出した円柱状
のものである。該押圧部27cは、ケース1の内底面1
dの下面と、第2可動子29との間に配置される。そし
て、該押圧部27cには、常にスプリング28に付勢さ
れた第2可動子29が圧接している。【0029】 前記アーム体27は、押圧面6fに押圧さ
れて、一端の軸部27aを中心として矢印U,V方向に
回動したとき、アーム体27の他端にある押圧部27c
は当接部27bより長い距離を移動する。すなわち、第
2可動子29は、第2レバー6との間にアーム体27を
介在したことで、矢印Q,R方向に上下移動するストロ
ークの移動距離が拡大される。【0030】 該第2可動子29は、図1及び図2に示す
ように側面に、接点ばね30を出没自在に挿入する盲孔
29bを穿設し、かつ前記接点ばね30を介して可動接
点板31を係止している。該第2可動子29は、下面に
スプリング28を出没自在に挿入する盲孔(図示せず)
を穿設している。前記第1レバー3を矢印C,D方向に
操作すると、第2可動子29がアーム体27に押圧され
て上下動して開閉し、メイン・ディマの切り換え、及び
パッシングが行われる。前記可動接点板31は、第2可
動子29が矢印Q,R方向に上下動すると、第2基板3
2に設けた固定接点32cに接触してONする。【0031】 該第2基板32は、第2可動子29側の側
面に、前記固定接点32cを配設し、かつ第2可動子2
9のガイド凸部29aが係合するガイド溝32fを形成
している。該第2基板32は、第1基板14側の側面に
軸棒32a、係止突棒32b,32d、案内溝32e、
支柱32g,32hを形成している。該第2基板32
は、下面に前記固定接点32cに導通した端子33をイ
ンサート成形して突出している。【0032】 該第2基板32は、下端部を極盤10の開
口部10aの内底に嵌着すると共に、ケース1で開口部
10aを閉塞することで、開口部10aの底面とケース
1の内底面1dの下面とで挟持されて固定される。ま
た、該第2基板32は、前記端子33を極盤10のコネ
クタ部10b内に挿着し、かつ軸棒32aを第3可動子
34の軸穴34b及び可動接片35の軸挿穴35aを介
して第1基板14の軸穴14aに嵌合し、係止突棒32
bを係止部15gに、係止突棒32dを貫通穴14cに
各々係合することで、更に堅固に極盤10内に固定され
る。【0033】 また、第2基板32と第1基板14と間隔
は、左右上方部位に配設した支柱32g,32hと、下
方部位に介在した端子盤15により所定間隔に保たれて
いる。これにより、第3可動子34の回動が安定する。【0034】 前記軸棒32a、係止突棒32b,32
d、及び支柱32g,32hは、例えば、樹脂等で第2
基板32と共に一体に形成してなる。該軸棒32aは、
図4に示すように、先端が軸穴14aを挿通して第1基
板14から突出する長さとする。尚、軸棒32aは、第
2基板32に固着した金属製の軸でもよい。また、第2
基板32に突出形成した軸棒32a、係止突棒32b,
32d、及び支柱32g,32hは、該第2基板32の
対向位置にある第1基板14及び端子盤15に形成し、
第1基板14の軸穴14a及び貫通穴14c、端子盤1
5の係止部15gを第2基板32に各々穿設してもよ
い。【0035】 前記係止突棒32b,32dは、例えば同
一形状のものでなり、先端中央に割り溝を形成して弾性
を有し、かつ係止部15g及び貫通穴14cの縁に係止
する爪を形成している。該係止突棒32b、及び支柱3
2g,32hは、第2基板32の上方部位の端部近傍か
ら第1基板14に向けて突出形成される。前記係止突棒
32dは、第2基板32の下方部位の端部近傍から端子
盤15に向けて突出形成される。【0036】 前記固定ノブ21は、固定体18の係止部
18cに係合し、かつ係止片21aを突片18eに係止
することで、固定体18に固着される。これにより、該
固定ノブ21、固定体18及び第2レバー6は、共に一
体に動く。【0037】 前記第3レバー22は、一端に前記回動ノ
ブ4を固着し、他端に歯車形状の操作杆22aを有し、
第2レバー6内に回動自在に挿入している。前記回動ノ
ブ4は、第3レバー22の軸棒22cを筒部6a内に挿
通し、ピン23を挿入する先端部の孔22dを固定体1
8の盲孔18d内に配置した状態で、前記ピン23を回
動ノブ4の貫通孔4cから挿入して貫通させて孔22d
に嵌着することで、前記第3レバー22に固定される。【0038】 前記操作杆22aは、第3レバー22の一
端に配設した歯車形状のもので、図1に示すように略扇
形をした歯型状の噛合部22bを有する伝達部材であ
る。該操作杆22aは、前記回動ノブ4を矢印G,H方
向に回動操作すると、矢印Y,Z方向に回動して、前記
第3可動子34を矢印N,P方向に回動させる。【0039】 前記第3可動子34は、図4に示すように
上側外周部に、前記操作杆22aが係合する噛合部34
aを形成した回動部材である。該噛合部34aは、前記
第3レバー22の噛合部22bに噛合する歯車状のもの
で、第3可動子34の外周の上側の略半分に形成され
る。第3可動子34の外周の下側の略半分には、可動接
点板13の作動片13fが摺接して可動接点13eと固
定接点15jを接離させる鍔部34cを形成している。【0040】 前記第3可動子34は、中心に軸穴34b
を穿設し、該軸穴34bに前記第2基板32の軸棒32
aを挿入し、かつ該軸棒32aの先端を第1基板14の
軸穴14aに軸止することで、回動自在に軸支される。
該第3可動子34は、軸穴34bの周囲に導電性金属板
ばね材料でなる略円弧状の可動接片35を固着し、かつ
該可動接片35の周囲近傍に球状凸部34eを複数形成
している。該可動接片35は、第3可動子34が矢印
N,P方向に回動することで、第1基板14に配設した
可変抵抗14dに接触して、例えば間欠ワイパ、ワイパ
低速、ワイパ高速に順次に作動させる。【0041】 球状凸部34eは、図4に示すように第1
基板14と第2基板32との間に介在し、かつ軸棒32
aに回動自在に軸支した第3可動子34と、前記第1基
板14との摩擦を軽減するための突起である。【0042】 前記可動盤24は、図1及び図2に示すよ
うにケース1の内底面1d上に載置し、上面の軸部24
dを蓋部材50の軸穴50bに軸合することで回動自在
に支持される。該可動盤24は、第1レバー3を矢印
A,B方向に操作すると、第2レバー6と共に、軸部2
4dを中心に矢印I,J方向に回動する。可動盤24
は、第4可動子37の係合部37aに係合する突起24
cを下面に突出形成している。該第4可動子37は、下
面に接点ばね38を介して可動接点板39を係止してい
る。【0043】 該第4可動子37は、図1に示すように第
1レバー3を矢印A,B方向に揺動操作すると、可動盤
24が矢印I,J方向に回動し、該可動盤24に連動し
て、可動接点板39と共に矢印S,T方向に移動する。
該第4可動子37は、ケース1の内底面1dの下面と、
第3基板40の盤面との間に介在される。該第4可動子
37は、第3基板40の盤面の縁40aに案内されて、
矢印S,T方向に直線移動する。【0044】 該第4可動子37は、突起24cを介入す
る2枚の突片でなる係合部37aを形成し、下面に接点
ばね38を出没自在に挿入する盲孔(図示せず)を穿設
している。該可動接点板39は、第3基板40の固定接
点41に接触することで、方向指示器を作動させ、方向
指示灯が点滅する。【0045】 第3基板40は、固定接点41と、該固定
接点41に導通している端子42とをインサート成形等
で固着している。該第3基板40は、極盤10の収納部
10cに嵌合し、端子42を極盤10の下方から突出し
ている。【0046】 また、前記可動盤24は、前記第1レバー
3を配設する側に第2レバー6の基端部6cを所望角度
だけ回動可能に収納する開口部24eを形成し、該開口
部24eの略反対側に節度ばね43、及び節度体44を
出没自在に収納する節度体挿入筒部24fを突設してい
る。該節度体44は、先端に、節度溝1bに圧接するコ
ロ45を回転自在に軸支している。【0047】 前記ケース1は、図1に示すように上面に
可動盤24、キャンセルカム46、板ばね47、カムガ
イド48、及びコイルスプリング49を介在して蓋部材
50をネジ止めして閉塞している。該ケース1は、下面
にプッシュロッド7、第1可動子8、第1基板14、端
子盤15、第2基板32、第3可動子34、及び第2可
動子29等を介在して極盤10で閉塞している。前記ケ
ース1は、前記各部品を収納して、ボディに嵌合し、か
つネジ止めされる。【0048】 キャンセルカム46は、図1及び図2に示
すように上下に軸46aを有し、下側の軸46aを可動
盤24の溝24gに遊嵌し、上側の軸46aを蓋部材5
0の長孔50aに遊嵌している。板ばね47は、両端を
蓋部材50に保持し、中央部でキャンセルカム46を押
圧し、付勢している。カムガイド48は、可動盤24上
に載置し、コイルスプリング49で、前記キャンセルカ
ム46側に付勢されている。蓋部材50は、ケース1の
上側開口端に嵌着される。【0049】 本発明の実施形態は、以上のような構成で
あり、その作用を詳述する。回動ノブ4を矢印G方向に
回動操作すると、該回動ノブ4に軸止した第3レバー2
2が矢印Y方向に同回転する。該第3レバー22は、操
作杆22aが共に回動して、第3可動子34を矢印N方
向に回動させる。可動接片35は、第3可動子34と共
に回動して可変抵抗14dに接触し、ワイパが間欠的に
作動する。このとき可動接点板13の作動片13fは、
図8の想像線で示すように第3可動子34の鍔部34c
を摺動して可動接点13eが固定接点15jから離れた
OFF状態を保持している。更に回動ノブ4を矢印G方
向に回動すると、可動接点板13の作動片13fは、図
8の実線で示すように第3可動子34の鍔部34cから
離れて可動接点13eが固定接点15jに接触してON
になる。【0050】 そして、回動ノブ4を矢印E方向に回動す
ると、前述した各部材が回動して、ワイパ連続的に低速
に作動する。更に回動ノブ4を矢印E方向に回動操作す
ると、ワイパの速度が高速に切り替わる。【0051】 前記回動ノブ4は、第3レバー22に操作
杆22aを形成し、第3可動子34に噛合部34aを形
成し噛合させたことで、該回動ノブ4を矢印E,F方向
に大きく回動しても操作杆22aの噛合部22bと、第
3可動子34の噛合部34aとが噛合しており、該回動
ノブ4の回動角度を大きくすることができ、可変抵抗1
4dの数を増やすことが可能となる。【0052】 前記回動ノブ4を矢印H方向に回動操作す
ると、第3レバー22及び操作杆22aは、矢印Z方向
に回動する。可動接片35は、前記操作杆22aに噛合
した第3可動子34と共に、矢印P方向に回動してワイ
パの低速位置、間欠位置、及びOFF位置に順次切り替
わり、元のOFF位置に復帰すると、ワイパが停止す
る。【0053】 第1レバー3を矢印C方向に引き上げ操作
すると、該第1レバー3、第2レバー6、及び第3レバ
ー22が軸部6dを中心回動する。アーム体27は、当
接部27bが第2レバー6の押圧面6fに押圧されて、
軸部27aを中心として矢印T方向に回動する。前記当
接部27b及び押圧部27cは、軸部27aを中心に、
軸部27aから押圧部27cまでの長さを半径として、
矢印U,V方向に回転する。第2可動子29は、該アー
ム体27により第2レバー6の押圧面6fのストローク
の移動距離を拡大されて伝達され、大きく矢印Q方向に
下降して、可動接点板31がパッシング用固定接点32
c及びメイン・ディマ用固定接点32cに接触してパッ
シング、及びメイン・ディマスイッチが開閉する。【0054】 第1レバー3を矢印A方向に操作すると、
該第1レバー3、第2レバー6、第3レバー22、及び
可動盤24が軸部24dを中心回動する。可動盤24
は、矢印I方向に回動し、下面の突起24cが第4可動
子37を矢印S方向に移動させる。【0055】 該可動盤24は、第3基板40の縁40a
に案内されて、矢印S方向に直線移動し、方向指示灯が
点滅する。そして、前記第1レバー3を反対の矢印B方
向に操作すると、各部材が前述した矢印A方向時とは反
対に移動する。【0056】 第1レバー3を矢印E方向に回動操作する
と、該第1レバー3は第3レバー22の軸心線を中心と
して、回動する。操作杆3aは、第1レバー3と共に矢
印E方向に回動して、プッシュロッド7を下降させる。
該プッシュロッド7は、第1可動子8、及び可動接点板
12を矢印K方向に下降させ、該可動接点板12が固定
接点15eに接触して、ワイパウオッシャが作動する。【0057】 該第1レバー3から手を離すと、該第1レ
バー3は、節度ばね16に付勢されたスチールボール1
7が固定体18の節度溝に案内されて移動し、元のOF
F位置に復帰する。プッシュロッド7及び第1可動子8
は、復帰ばね9に付勢されて元のOFF位置に復帰し、
ワイパウオッシャが停止する。【0058】 また、可動接点板13を組付ける場合、第
3可動子34は、係止片13aを端子盤15の固定穴1
5hに圧入する。係止片13aは、図8に示すように凸
部13bが固定穴15hの内壁に圧接してガタ付きを防
止し、爪13cが段差部15iに係止して固定される。
すると端子13dは、接続部15dの上に合致する。【0059】 前記端子盤15は、係止突棒15cを貫通
孔14gに嵌着して固定し、各接続部15b,15dを
スルーホール14bに挿入する。各接続部15b,15
dをスルーホール14bに半田付けする。接続部15d
と前記端子13dは、同時に半田付けでき、半田付け作
業の作業工数を削減すると共に、端子15aの省スペー
ス化を図ることもできる。【0060】 また、前記第3可動子34を組付ける場
合、該第3可動子34は、端子盤15の接続部15bを
スルーホール14bに挿入し、該第3可動子34を第2
基板32の軸棒32aに嵌入し、かつ軸棒32aを軸穴
14aに挿入し、係止突棒32bを係止部15gに挿入
し、係止突棒32dを貫通穴14cに挿入することで、
軸支される。【0061】 第3可動子34は、軸棒32aを軸穴34
bに挿入し、該軸棒32aを軸穴14aに軸支すること
で、容易に組付けることができる。また、第2基板32
と第1基板14は、該第2基板32の上下に設けた軸棒
32aと係止突棒32b,32dとの先端を、軸穴14
a及び貫通穴14c及び係止部15gに係合したこと
で、第2基板32と第1基板14とが位置決めされ、か
つ支柱32g,32hと端子盤15とで平行に組付けら
れ、第3可動子34の回動が安定化する。また、第2基
板32と第1基板14とが互いに位置決めされ、可変抵
抗14d,及び32cの位置が正確な位置に配置され
る。【0062】 第1基板14及び第2基板32は、平行に
立設し、第1可動子8、第3可動子34、及び第2可動
子29等は、前記第2基板32の表裏に設けたことで、
極盤10内に有効的に配置し、省スペース化を図ること
ができる。【0063】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。本発明の請求項1の発明
は、固定接点を有する端子盤と、前記固定接点に接触す
る可動接点を有する可動接点板とを備えた車両用スイッ
チにおいて、前記端子盤は、端子と、該端子に導通しか
つ基板のスルーホールに挿入、半田付けされる接続部を
有し、前記可動接点板は、前記接続部と共に前記基板の
同じスルーホールに挿着される端子を有したことで、可
動接点板をガタ付きなく、かつ可動接点板の端子と、端
子盤の端子に導通した接続部とを同時にかつ一度に半田
付けすることができ、作業工数及び組付時間を削減する
ことができる。
する分解斜視図である。 【図2】本発明の実施形態を示す図面で、要部拡大縦断
面図である。 【図3】本発明の実施形態を示す図面で、断面を有する
斜視図である。 【図4】本発明の実施形態を示す図面で、要部分解拡大
斜視図である。 【図5】本発明の実施形態を示す図面で、第1基板の拡
大正面図である。 【図6】本発明の実施形態を示す図面で、第1基板の拡
大背面図である。 【図7】本発明の実施形態を示す図面で、可動接点板の
接続部の状態を示す要部拡大断面図である。 【図8】本発明の実施形態を示す図面で、可動接点板の
取り付け状態を示す要部拡大断面図である。 【図9】本発明の実施形態を示す図面で、要部分解拡大
斜視図である。 【図10】本発明の他の実施形態を示す図面で、要部分
解拡大斜視図である。 【符号の説明】 4 回動ノブ 13 可動接点板 13a 係止片 13b 凸部 13c 爪 13d,15a 端子 13e 可動接点 13f 作動片 14 第1基板 14b スルーホール 14d 可変抵抗 14g 貫通孔 14h 切欠部 15 端子盤 15b,15d 接続部 15e,15j 固定接点 15f 固定接片 15h 固定穴 15i 段差部 15k 基板部 22 レバー 22a 操作杆 32 第2基板 32a 軸棒 32b,32d 係止突棒 32g,32h 支柱 34 第3可動子 34c 鍔部 34e 球状凸部 35 可動接片
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 固定接点(15j)を有する端子盤(1
5)と、前記固定接点(15j)に接触する可動接点
(13e)を有する可動接点板(13)とを備えた車両
用スイッチにおいて、前記端子盤(15)は、端子(15a)と、該端子(1
5a)に導通しかつ基板(14)のスルーホール(14
b)に挿入、半田付けされる接続部(15b,15d)
を有し、 前記可動接点板(13)は、前記接続部(15d)と共
に前記基板(14)の同じスルーホール(14b)に挿
着される端子(13d)を有 したことを特徴とする車両
用スイッチの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37690998A JP3437474B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 車両用スイッチの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37690998A JP3437474B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 車両用スイッチの構造 |
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---|---|
JP2000195385A JP2000195385A (ja) | 2000-07-14 |
JP3437474B2 true JP3437474B2 (ja) | 2003-08-18 |
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ID=18507933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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---|---|---|---|---|
CN112735886B (zh) * | 2020-12-30 | 2022-06-28 | 温州市三峻轿车配件有限公司 | 一种单触点信号开关 |
-
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- 1998-12-25 JP JP37690998A patent/JP3437474B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000195385A (ja) | 2000-07-14 |
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