JPH0136662Y2 - - Google Patents

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JPH0136662Y2
JPH0136662Y2 JP1981088136U JP8813681U JPH0136662Y2 JP H0136662 Y2 JPH0136662 Y2 JP H0136662Y2 JP 1981088136 U JP1981088136 U JP 1981088136U JP 8813681 U JP8813681 U JP 8813681U JP H0136662 Y2 JPH0136662 Y2 JP H0136662Y2
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JP
Japan
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movable member
cancel cam
steering shaft
shaft
operating lever
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 本考案の従来分野 本考案は操作レバーを右または左へ投入操作し
た状態にある車両用方向指示器を、ハンドルの戻
し操作によつて自動的に元のニユートラル位置に
自動復帰させる方向指示器の自動復帰装置に関す
るものである。
(2) 従来技術とその問題点 従来、車両、特に自動車における方向指示器の
自動復帰装置は、方向指示器の操作レバーを右ま
たは左に操作した時、キヤンセルカムがステアリ
ングシヤフトの一部の回転軌跡内に移動し、ステ
アリングシヤフトを所定方向へ回転した際に上記
キヤンセルカムがステアリングシヤフトの一部と
衝当して方向指示器の操作レバーを元のニユート
ラル位置に自動的に復帰させるものであり、即
ち、例えば第1図に示すように衝当部位1a′を左
右2ケ所に形成するキヤンセルカム1′は方向指
示器の操作レバー2′と反対側のステアリングシ
ヤフトSの周部に配備されていた。
そのために、上記自動復帰装置3′はステアリ
ングシヤフトSの周部に覆い構成され、比較的大
形状となり車両側への組付も面倒であつた。
また、前記欠点を解消すべく改良された、即
ち、小型化を図るべくキヤンセルカムを方向指示
器の操作レバー支持部とステアリングシヤフトの
中間位置で、操作レバーの軸線上に1つの衝当部
位を形成する構成も知られているが自動復帰装置
としての部品点数が比較的多くかつ複雑となり誤
動作を惹起せしめる等品質に劣り種々の問題点を
有するものであつた。
(3) 本考案の目的 本考案は上記従来の問題点を解消し、小型で且
つ簡素な構成であり即ち、キヤンセルカムを方向
指示器の操作レバーの軸線上に配備した構成で、
構成部品の少ない車両用方向指示器の自動復帰装
置を安価に提供することを目的とする。
(4) 本考案の構成 以下、本考案に係る車両用方向指示器の自動復
帰装置の好適な一実施例を第2図、第3図、第4
図、第5図、第6図及び第7図に基づき詳細に説
明する。
1は本体ボデーを構成する支持部材であり、中
央部にステアリングシヤフトSの挿通穴1aを穿
設し、その下面側の筒状部1bに設けられた取付
バンド2により、車両側のステアリングシヤフト
Sへ取付けられる。
また、下面側の一方には、該自動復帰装置と共
に方向指示灯用スイツチ部3及びメーンデイマー
パツシング用スイツチとライトスイツチとを兼備
したライテングスイツチ部4とを内蔵するケース
5が装着可能に形成されており、更に下面の他方
には他のスイツチ、例えばワイパースイツチ部6
等を装着することも可能に構成されている。
5はケースであり、プラスチツク材でなる角状
の筐体をなし、上部側には可動部材7の上面の支
軸7aを承支する抑え盤8を所定位置に嵌着可能
に、周壁に角孔5aが複数個設けられている。ま
た下部側には前記各スイツチの電気回路を形成す
るための基盤25を嵌着装備可能に、周壁に角穴
5bが複数個設けられている。更にまた、該筐体
の上下方向の略中間部位には、可動部材7の下面
の支軸7bを承支する軸穴5cを穿設した軸受面
5dを形成している。
また、更に、軸受面5dの先端側には可動部材
7の先端側下面に形成された突起部7fを、該軸
受面5dの下部側に嵌着される基盤25と近接し
て対向出来るように角穴5eを穿設している。ま
た更に、可動部材7の左右の突起部7jに対向す
る左右の壁面には、左右の突起部7jに挿装され
る弾接部材29とで操作レバー14を左右または
中立位置に所定の節度で係止するための節度装置
をなす節度山5fを形成している。
7はプラスチツク材で形成された可動部材であ
り、上面の一方側には支軸7aを形成し、下面側
の対称位置には他方の支軸7bを形成している。
該下面側の支軸7bは中空状に中心部が開放され
ており、操作杆18が挿通される穴7cを有して
いる。また該可動部材7は、操作レバー軸13を
保持ガイドするレバーガイド12を、上下方向へ
の揺動を自在に挿装し、且つ左右方向への揺動は
一体的に駆動されるようにする支軸12aを嵌着
する軸受部7dの窪みを正面側の壁面の左右に形
成すると共に、前記レバーガイド12の上下方向
への揺動を、所定位置で係合拘束し、節度装置を
なす節度山7eを、前記レバーガイド12の先端
部12bと対向する壁面に設けた開口部7lを形
成している。また更に、先端側下面には突起部7
fを形成し、該突起部7fはケース5の軸受面5
dに設けられた角穴5eを貫通して、ケース5の
下部側に嵌着される基盤25の方向指示灯用スイ
ツチ部3の固定接点25cに対向するもので、そ
の下面に可動接点板26を挿装する穴7gを設け
ている。また、先端側上面部には中央部に山状を
なす凸面7hを支軸7a方向に向けて形成してい
る。該凸面7hは方向指示灯用スイツチ部3を作
動させないニユートラル位置Nにおいて、操作レ
バー14の自動復帰作用をなすキヤンセルカム1
0を所定位置に収納すべく係止するものである。
更にまた、上面側の左右には、所定の弾性を有す
る腕部7iを一体的に形成しており、方向指示灯
用スイツチ部3を作動させた時、即ち、該可動部
材7を左、または右方向へ揺動させた時、揺動さ
れた方向側の腕部7iの先端側の側面がキヤンセ
ルカム10の側面に接近するものである。
更にまた、該可動部材7の左右の側面には突起
部7jを形成しており、該突起部7jの先端面に
は、前記ケース5の節度山5fと協働し節度装置
を構成するスプリング28及び弾接部材29を挿
装する穴7Kが所定の深さで穿設されている。該
節度装置は方向指示灯用スイツチ部3の操作レバ
ー14を左右の操作位置L,R及びニユートラル
位置Nに保持するものである。
8は抑え盤であり、該抑え盤8はケース5の上
部側の角穴5aに嵌着せしめるべく周壁には突起
状の爪8aが形成されている。また、上面中央の
一方側には、前記可動部材7の下面の支軸7bが
ケース5の軸穴5cに嵌着承支されるのと対応し
て、上面の支軸7aを承支する軸受8bを設けて
おり、上下両側で可動部材7を挟持して左右方向
への回動のみを自在にしている。
更に、該抑え盤8は、軸受8bと対向する中央
の他方側に所定の長穴8cを穿設しており、該長
穴8cにはキヤンセルカム10を装着し、該キヤ
ンセルカム10を、支持部材11が固着されるス
テアリングシヤフトSの軸心方向へ摺動自在にガ
イドするものである。また、該長穴8cの左右に
は突起柱8dが設けられており、弾性部材9の両
端を係止する。9は弾性部材であり、帯状の薄板
ばねで形成している。該弾性部材9はその両端を
前記抑え盤8の突起柱8d部で係止し、中央部は
抑え盤8の下面側より上面側に長穴8cを挿通し
て突き出されるキヤンセルカム10の上面部に設
けられた突起部10aの側面、即ち、バネ受面を
押圧し、、ステアリングシヤフトSの軸心方向へ
キヤンセルカム10を付勢するものである。
10はキヤンセルカムであり、所定の厚みを有
する略長方形をなし、上面側にはT字状に円柱軸
10bの上に、当該キヤンセルカム10の長手方
向と直交する方向に突き出した突起部10aを一
体的に形成している。また、下面側にも前記上面
側の円柱軸10bと同心で円柱軸10cが所定の
長さで設けられている。該キヤンセルカム10は
その長手方向を水平に90度回動した姿勢で前記抑
え盤8の下面側より長穴8cを挿通して、突起部
10aを上面側に突き出し、円柱軸10b部で元
の姿勢に戻すべく再び水平に90度回動し、長手方
向がステアリングシヤフトSの軸心方向に向くよ
うに装着される。そして抑え盤8の下面と、可動
部材7の上面の凸面7h部との間に摺動可能に挟
持され、下面側に設けられた円柱軸10cが可動
部材7の上面の凸面7hの頂点位置に前記弾性部
材9の付勢に抗して係止されているものである。
而して、前記可動部材7とステアリングシヤフト
S間を結ぶ軸線方向に延出した前記キヤンセルカ
ム10が、その軸線と直交する方向に所定幅の突
起部10aを一体形成し、その突起部10aの側
面、即ち、バネ受面を前記弾性部材9で、ステア
リングシヤフトS側に付勢している。また、操作
レバー14を左または右方向に操作し、可動部材
7を回動させるとキヤンセルカム10は、該キヤ
ンセルカム10の下面側の円柱軸10cと、可動
部材7の上面の凸面7hの頂点部との係止が回動
で除かれるため、前記弾性部材9の付勢でステア
リングシヤフトSの軸心方向へ所定の距離だけ抑
え盤8の長穴8cでガイドされて移動するもので
ある。
11は抑え板であり、上面部には可動部材7の
支軸7aに嵌着される穴11aを穿設しており、
更に、一方の側面の両側には脚部11bが形成さ
れている。該抑え板11は可動部材7の軸受部7
dに装着されるレバーガイド12の支軸12aの
一方の側面を抑えるべく、両側の脚部11bは、
可動部材の操作レバー軸13を装着する正面側の
左右の段部に穿設された角穴7mに挿通され係止
されると共に上面の穴11aが可動部材7の軸7
aに嵌着され、その上から抑え盤8で抑えられ固
着される。
12はレバーガイドであり、操作レバー軸13
を挿通保持する軸受部12cを一方端に有し、操
作レバー軸13と直交する左右方向の側面に支軸
12aを形成している。また前記可動部材7に挿
着され上下方向への揺動を所定位置で係合拘束さ
れるように、可動部材7の節度山7eに対向して
弾接する弾接部材17とスプリング16とを挿装
する穴12dを他方の先端部12bに設けてい
る。更にまた、上下面には操作杆18を、当該レ
バーガイド12を介して操作レバー軸13に取付
けるための装着穴12eを穿設している。
また、下面側には操作杆18に挿装される弾接
部材20と対向する節度山12fを形成した衝壁
12gを設けており、操作レバー軸13の回動操
作の節度装置を形成している。
13は操作レバー軸であり、一方端はレバーガ
イド12に挿通され、操作杆18を固着するため
の取付穴、例えばネジ穴13aが穿設され、他方
端側にノブ前半部14aを形成する操作レバー1
4を挿通したのち、操作レバー軸13を回動操作
するためのノブ後半部をなす操作ノブ15が緊締
具21等で取付けられる。
18は操作杆であり、正面にはレバーガイド1
2へ挿通された操作レバー軸13の一方端に、レ
バーガイド12の装着穴12eを介して下向き方
向に嵌着するための取付穴18aが穿設され、上
面には該操作杆を操作レバー軸13に緊締具22
で固着するための穴18bが穿設されている。ま
た下面側にはカム盤23と係合し、操作ノブ15
による操作レバー軸13の回動操作及び上下方向
の揺動操作で左右方向及び前後方向へそれぞれ駆
動せしめるためのジヨイント部、例えば第4図に
示す実施例の如く両端面を球面状にした丸棒状の
突起部18dを先端に形成した腕8cを所定の長
さで形成している。また更に、前記レバーガイド
12の衝壁12gの節度山12fに対向する正面
側にはスプリング19及び弾接部材20を挿装す
る穴18eが穿設されており、操作ノブ15の所
定の回動操作で係合拘束される節度装置を有して
いる。
23はカム盤であり、略矩形状の平面基盤より
なる上面には、前記操作杆18の腕18cの先端
に形成された丸棒状の突起部18dが可動部材7
の下面の支軸7dの穴7cを貫通して当該カム盤
23に係合する穴23aを設けており、操作ノブ
15の回動操作及び上下方向の揺動操作でそれぞ
れ左右方向及び前後方向に揺動される操作杆18
の移動に応じて、該カム盤23は水平的に左右方
向及び前後方向に摺動されるべく穴23aで係合
し保持されている。また、該カム盤23の下面側
には山状の突起23b及び谷状の窪み23cが一
体的に形成されておりカム作用をなすものであ
る。
24はプツシユロツドである。該プツシユロツ
ドはプラスチツク等絶縁材で形成され、例えば第
4図に示す実施例の如く角状の台座の上面に先端
部を球面状に丸くした円柱部を突き出して形成さ
れている。該プツシユロツド24は基盤25の押
え盤25aの窪み25b内で上下方向へのみ移動
自在に保持されて円柱部の先端は、押え盤25a
のガイド穴を挿通して上面に突き出し、前記カム
盤23の下面に当接し、角状の台座の下面は可動
接片25hに当接している。
25は基盤である。該基盤25は、例えば第4
図に示す実施例の如く上面部の押え盤25aと下
面部の極盤25gとから構成されているものであ
り、押え盤25aの上面には前記可動部材7の先
端側下面に形成された突起部7fの下面に挿装さ
れた可動接点板26との接触を構成する固定接点
25cを、下面側に突き出している接続端子部2
5dと一体で形成して埋設している。また更に、
該押え盤25aの内面側の所定位置には前記プツ
シユロツド24を上下方向へのみ進退自在に保持
ガイドする窪み25bを形成している。
また更に、該押え盤25aの内面側の所定位置
には、極盤25g側の可動接片25hと対応して
接触する固定接点板25eを一方に形成し、他方
には接続端子25fを一体で形成する端子板を固
着している。基盤25の下面部を構成する極盤2
5gは所望する電気回路の開閉に応じた複数の可
動接片25h及び該可動接片25hに導通される
接続端子25iを埋設している。
かくして組合わされ一体化された基盤25は周
壁にケース5の下側の角穴5bに嵌着せしめるべ
く突起状の爪25jが複数個設けられてケース5
の下部側に装着され、操作レバー14の左右方向
の揺動操作により作動される方向指示灯用スイツ
チ部3を形成する固定接点25c、更に操作レバ
ー14の上下方向への揺動操作で作動するメーン
デイマーパツシング用スイツチと操作ノブ15の
回動操作で作動するライトスイツチとを兼備する
ライテングスイツチ部4の可動接片25h、及び
固定接点板25eとを、可動接片25hを駆動せ
しめるプツシユロツド24と共に装着されて構成
している。
26は可動接点板であり、方向指示灯用スイツ
チ部3の固定接点5cへのスプリング27で所定
の圧力で押圧されるべく可動部材7の穴7gへ挿
装されている。
28はスプリングであり、該スプリング28は
弾接部材29と共に可動部材7の左右の突起部7
jの穴7kに挿装され対応するケース5の節度山
5fとで協働し、操作レバー14を方向指示灯用
スイツチ部3を作動させるべく左方向位置L又は
右方向位置Rに操作した時所定の節度感を有して
それぞれの位置に係止されるように弾接部材29
を押圧するものである。
(5) 本考案の作用 第5図、第6図及び第7図に示す作動説明図に
基づいて説明する。
操作レバー14がニユートラル位置Nにある時
は、第5図に示すようにキヤンセルカム10は、
該キヤンセルカム10の下面側に形成した円柱軸
10cが可動部材7の先端側上面の凸面7hの頂
点位置に係止されており、当該キヤンセルカム1
0の先端部10dはステアリングシヤフトSのキ
ヤンセルピンS1の回動軌跡X内に突き出していな
い。
今、操作レバー14を第6図に示す如く、例え
ば、左方向位置Lへ操作すると、可動部材7は該
操作方向へ回動し、上面の凸面7hの頂点位置が
移動するためキヤンセルカム10の円柱軸10c
との係止が除かれる。従つて弾性部材9で付勢さ
れているキヤンセルカム10は抑え盤8の長穴8
cでガイドされながらステアリングシヤフトSの
軸芯方向へ押圧されて移動し、その先端部10d
はステアリングシヤフトSのキヤンセルピンS1
回動軌跡X内に突き出される。又同時に可動部材
7の左右の突起部7jの穴7kに挿装された弾接
部材29は、それぞれ当接しているケース5の節
度山5fの谷部から斜面部を押し上げられ隣りの
谷部に落ち込み、該可動部材7を左方向指示位置
Lに係止する。尚この時、基盤25の固定接点2
5cと該可動部材7に挿装された可動接点板26
との接触で方向指示灯用スイツチ部3が作動し、
当該スイツチに接続された左方向指示灯は点滅作
動する。
上記の如く、操作レバー14を左方向位置Lへ
揺動操作後、続いて自動車のハンドル(図示せ
ず)を左方向へ回動操作すると、ステアリングシ
ヤフトSの回動でそのキヤンセルピンS1は回動軌
跡Xで回動し、キヤンセルカム10の先端部10
dへステアリングシヤフトのキヤンセルピンS1
衝当するため、該キヤンセルカム10は上下両面
の円柱軸10b及び10cを中心として第6図の
想像線で示すように操作方向側へ揺動せられるも
のであるが、該揺動方向での揺動範囲内には衝当
すべき腕部7iが介在していないため、キヤンセ
ルカム10は単に揺動されるだけで何等作用しな
い。その後、ステアリングシヤフトSのキヤンセ
ルピンS1が通過すると、キヤンセルカム10は突
起部10aが所定幅を有するために、その突起部
10aの端部が弾性部材9で付勢され、元の中立
姿勢に自動復帰する。即ち、可動部材7は操作方
向である左方向位置Lに保持されたままで係止さ
れている。
次に、自動車が左方向へ方向を変えたのち、自
動車のハンドルを元の位置に戻すべく右方向へ回
転操作すると、ステアリングシヤフトSのキヤン
セルピンS1は軌跡Xで右回転し、キヤンセルカム
10の先端部10dの側面に衝当する。即ち、キ
ヤンセルカム10の他方端は第7図の想像線で示
す如く、ステアリングシヤフトSの回転方向とは
逆の方向へ揺動され、キヤンセルカムの他方端は
近接している可動部材7の一方腕部7iを押圧す
る。即ち、可動部材7は、当該可動部材7の左右
の突起部7jの穴7kに挿装された弾接部材29
と、ケース5の節度山5fとで係止されている係
止力に抗して当該可動部材7の腕部7iが前記キ
ヤンセルカム10の押圧で右方向への回動力を受
けるため弾接部材29は、節度山5fの谷部から
斜面部へ押し上げられ、更に元のニユートラル位
置Nの状態で位置していた谷部へと回動し復帰さ
れるものである。と同時にキヤンセルカム10も
可動部材7の復帰と共に該キヤンセルカム10の
円柱軸10cが可動部材7の回動につれ、山状の
凸面7hの裾部から斜面部を経て頂点位置へと弾
性部材9の付勢に抗して押し上げられ、第5図に
示す元のニユートラル位置Nの状態に復帰され
る。
また更に、操作レバー14を強制的に左方向の
操作位置Lに、例えば手で抑えた状態、すなわち
レバーロツク状態においてステアリングシヤフト
Sを復元方向である左右方向へ回動させると、ス
テアリングシヤフトSのキヤンセルピンS1の衝当
で揺動されるキヤンセルカム10が可動部材7の
腕部7iを押圧するため腕7iはその弾性による
たわみで変位しステアリングシヤフトSのキヤン
セルピンS1の通過を可能にしている。
尚、操作レバー14を右方向の操作位置Rへ操
作した場合も、上記左方向の操作位置Lへの操作
と同様な過程で操作レバー14は自動復帰される
ものである。
(6) 本考案の効果 (イ) 操作レバーの自動復帰装置が、操作レバーと
ステアリングシヤフトとの間に装備され、即
ち、ステアリングシヤフトの一方側に方向指示
器に係る自動復元装置が簡素なユニツト構成で
あるため小型化が容易となりコンパクトな車両
用コンビネーシヨンスイツチを提供出来る。
(ロ) 可動部材を自動復帰させるべくキヤンセルカ
ムで押圧する部位は、当該可動部材と一体で形
成され、且つ所定の弾性を有する腕部を構成
し、該腕部をキヤンセルカムが直接押圧して復
帰方向への回転力を付与する構成であるため誤
作動がなく確実な自動復帰装置を提供出来る。
(ハ) キヤンセルカムがその延出方向と相違する方
向に、所定幅のバネ受面を一体形成し、該バネ
受面を弾性部材でなる薄板ばねでステアリング
シヤフト側に付勢する構成なので、自動復元装
置の構成部品が少なく、また、組付工数が低減
すると共に、円滑に作動出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動復帰装置を有する車両用方
向指示器の一実施例である。第2図は本考案に係
る車両用方向指示器の自動復帰装置を有した一実
施例である車両用コンビネーシヨンスイツチの平
面図である。第3図は第2図矢視A−A線方向の
断面図である。第4図は本考案に係る車両用方向
指示器の自動復帰装置を有した一実施例である車
両用コンビネーシヨンスイツチの構成部品を示す
斜視図である。第5図は本考案に係る車両用方向
指示器の自動装置の操作レバーがニユートラル位
置にある状態を示す説明図である。第6図は第5
図で操作レバーを左方向の方向指示位置へ操作し
た状態を示す作動説明図である。第7図は第6図
で操作レバーが自動復帰される状態を示す作動説
明図である。 1……支持部材、3……方向指示用スイツチ、
4……ライテングスイツチ部、5……ケース、7
……可動部材、7a,7b……支軸、7d……軸
受部、7e……節度山、7i……腕部、8……抑
え盤、8b……軸受、8c……長穴、8e……突
起部、10……キヤンセルカム、11……抑え
板、12……レバーガイド、12a……支軸、1
4……操作レバー、23……カム盤、25……基
盤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 操作レバーを右または左の方向指示位置へ操作
    した時に、キヤンセルカムが可動部材を介して、
    ステアリングシヤフトと共に回転するキヤンセル
    ピンの回転軌跡内に移動し、前記ステアリングシ
    ヤフトの戻し回転に応じて前記キヤンセルカムが
    前記可動部材を押圧することにより、前記操作レ
    バーをニユートラル位置に自動復帰させる車両用
    方向指示器の自動復元装置において、 下側に方向指示用スイツチ装置3を内蔵したケ
    ース5と、 前記ケース5の上側に装着した抑え盤8と、 前記ケース5と前記抑え盤8の軸受8b間に回
    動自在に軸支され、前記方向指示用スイツチ装置
    3を作動する可動部材7と、 前記可動部材7を左右に傾動操作する操作レバ
    ー14と、 前記抑え盤8の左右端に承支された薄板ばねで
    形成する単一の弾性部材9と、 前記可動部材7とステアリングシヤフトs間を
    結ぶ軸線方向に延出したキヤンセルカム10とを
    備え、 前記可動部材7は、前記キヤンセルカム10に
    よつて押圧される弾性を有した腕部7iを左右に
    一体形成すると共に、前記キヤンセルカム10を
    係止する凸面7hを上面の先端部に設け、 前記抑え盤8は、前記キヤンセルカム10を揺
    動自在かつ前記軸線方向へ移動自在に装着する長
    穴8cを形成し、 前記キヤンセルカム10は、前記長穴8cへ装
    着された円柱軸10bに、前記軸線と直交する方
    向に延出した所定幅のバネ受面を一体形成し、 前記弾性部材9は、前記バネ受面を前記ステア
    リングシヤフトs側に付勢したことを特徴とする
    車両用方向指示器の自動復元装置。
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