JPH0235156Y2 - - Google Patents

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JPH0235156Y2
JPH0235156Y2 JP1981093514U JP9351481U JPH0235156Y2 JP H0235156 Y2 JPH0235156 Y2 JP H0235156Y2 JP 1981093514 U JP1981093514 U JP 1981093514U JP 9351481 U JP9351481 U JP 9351481U JP H0235156 Y2 JPH0235156 Y2 JP H0235156Y2
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lever
operating lever
cam
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 本考案の技術分野 本考案は操作レバーの左右揺動、上下揺動及び
操作ノブの回動操作によつて作動する各種スイツ
チ機構を配備してなる車両用コンビネーシヨンス
イツチに関するものである。
(2) 従来技術及びその問題点 従来、この種の車両用コンビネーシヨンスイツ
チは、操作レバーの左右の揺動操作で方向指示灯
用スイツチの作動をなす第1のスイツチ及び上下
の揺動操作でメーンデイマーパツシング用スイツ
チの作動をなす第2のスイツチ並びにレバー先端
部の操作ノブの回動操作でヘツドライト及びテー
ルライト等のON,OFF作動をなす第3のスイツ
チを有するのが最も一般化された構成である。
この3方向による操作スイツチで、特に問題視
されるスイツチは、操作レバー先端部の操作ノブ
の回動操作によるスイツチであり、該電気回路を
形成する第3のスイツチ部を、操作ノブ内に納め
たタイプと、操作レバーを結合している本体側支
持部材の下部に第2のスイツチと共に併設した構
造の2種類があるが、いずれもそれぞれ問題点を
有していた。
即ち、前者の場合は操作レバー内に配線コード
を挿通さなければならないため、コードの径等に
制約があり、大きい負荷容量に対しては直接開閉
させることが出来ず、リレー等を介して行なわな
ければならなかつた。また操作レバーを保持して
いる支点近傍のコード引出し口付近では、左右及
び上下方向への操作時、前記コードに屈折運動が
加わるため、特別な配慮をしなければこの部分で
の折損が生ずる等の問題が有り、また、これ等の
組付作業も極めて悪かつた。
他方、電気回路を形成するスイツチ部を、本体
ボデーをなす支持部材の下部に設置している後者
の場合は、操作ノブとスイツチ部とが離れてお
り、また左右方向の揺動操作及び上下方向の揺動
操作での他目的操作時との関連があるため、例え
ば、特殊な球面カムを使用しており、あるいは該
回動作動で駆動されるカム盤と上下揺動操作で駆
動されるカム盤とをそれぞれ独立させて、即ち、
2つの操作杆と2つのカム盤を配備してそれぞれ
の操作方向に分割したカム盤でスイツチを作動さ
せる構成にしていた。このため、前者は部品精度
保持等の製造上のむずかしさが有り、後者は構成
部品点数が多くなり、構造も複雑になる欠点を有
するものであつた。
(3) 本考案の目的 本考案は上記の問題点を解消すべく、上下方向
の揺動操作及び回動操作を1つの操作杆で1つの
カム盤を水平に駆動せしめてそれぞれのスイツチ
を作動させ、更に左右方向の揺動操作で作動する
方向指示孔用スイツチをも1つのケース内に1体
的に内蔵させてユニツト構成とした、極めて簡素
な構成で部品点数の少ないコンパクトな車両用コ
ンビネーシヨンスイツチを提供することを目的と
するものである。
(4) 本考案の構成 以下、本考案に係る好適な実施例を、添付図面
に基づき詳述する。
1は本体ボデーを構成する支持部材であり、中
央部にステアリングシヤフトSの挿通穴1aを穿
設し、その下面側の筒状部1bに設けられた取付
バンド2により、車両側のステアリングシヤフト
Sへ取付けられる。
また、下面側の一方には、操作レバー14の自
動復帰装置と共に方向指示灯用スイツチ部3及び
メーンデイマーパツシング用スイツチとライトス
イツチとを兼備したライテングスイツチ部4とを
内蔵するケース5を装着可能に形成されており、
更に下面の他方には他のスイツチ、例えばワイパ
ースイツチ6等を装着することも可能に構成して
いる。
5はケースであり、プラスチツク材でなる角状
の筐体をなし、上部側には可動部材7の上面の支
軸7aを承支する抑え盤8を所定位置に嵌着可能
に、周壁に角穴5aが複数個設けられている。ま
た下部側には前記各スイツチの電気回路を形成す
るための基盤25を嵌着装備可能に、周壁に角穴
5bが複数個設けられている。更にまた、該筐体
の上下方向の略中間部位には、可動部材7の下面
の支軸7bを承支する軸穴5cを穿設した軸受面
5dを形成している。
また、更に、軸受面5dの先端側には可動部材
7の先端側下面に形成された突起部7fを、該軸
受面5dの下部側に嵌着される基盤25に近接し
て対向出来るように角穴5eを穿設している。ま
た更に、可動部材7の左右の突起部7jに対向す
る左右の壁面には、左右の突起部7jに挿装され
る弾接部材45とで操作レバー14を左右または
中立位置に所定の節度で係止するための節度装置
をなす節度山5fを形成している。
7はプラスチツク材で形成された可動部材であ
り、上面の一方側には支軸7aを形成し、下面側
の対称位置には他方の支軸7bを形成している。
該下面側の支軸7bは中空状に中心部が開放され
ており、操作杆18が挿通される穴7cを有して
いる。また、該可動部材7は、操作レバー軸13
を保持ガイドするレバーガイド12を操作レバー
軸13による上下方向への揺動を自在に挿装し、
且つ左右方向への揺動は一体的に駆動されるよう
にする支軸12aを承支するための軸受部7dの
窪みを正面側の壁面の左右に形成すると共に、前
記レバーガイド12の上下方向への揺動を、所定
位置で係合拘束し、節度装置をなす節度山7e
を、前記レバーガイド12の先端部12bと対向
する壁面に設けた開口部7lを形成している。ま
た更に、先端側下面には突起部7fを形成し、該
突起部7fはケース5の軸受面5dに設けられた
角穴5eを貫通して、ケース5の下部側に嵌着さ
れる基盤25の方向指示灯用スイツチ部3の固定
接点26,27及び28に対向するものでその下
面に可動接点板43及びスプリング44を挿装す
る穴7gを設けている。また、先端側上面部には
中央部に山状をなす凸面7hを支軸7a方向に向
けて形成している。該凸面7hは方向指示灯用ス
イツチ部3を作動させないニユートラル位置Nに
おいて、操作レバー14の自動復帰作用をなすキ
ヤンセルカム10を所定位置に収納すべく係止す
るものである。更にまた、上面側の左右には、所
定の弾性を有する腕部7iを一体的に形成してお
り、方向指示灯用スイツチ部3を作動させた時、
即ち、該可動部材7を左、または右方向へ揺動さ
せた時、揺動された方向側の腕部7iの先端側の
側面がキヤンセルカム10の側面に接近するもの
である。
更にまた、該可動部材7の左右の側面には突起
部7jを形成しており、該突起部7jの先端面に
は、前記ケース5の節度山5fと協働し節度装置
を構成する弾接部材45及びスプリング46を挿
装する穴7kが所定の深さで穿設されている。該
節度装置は方向指示灯用スイツチ部3を作動させ
る時操作レバー14を、左右の操作位置L,R及
びニユートラル位置Nに保持するものである。
8は抑え盤であり、該抑え盤8はケース5の上
部側の角穴5aに嵌着せしめるべく周壁には突起
状の爪8aが形成されている。また上面中央の一
方側には、前記可動部材7の下面の支軸7bがケ
ース5の軸穴5cに嵌着承支されるのと対応し
て、上面の支軸7aを承支する軸受8bを設けて
おり、上下両側で可動部材7を挾持して左右方向
への回動のみを自在にしている。
更に、該抑え盤8は、軸受8bと対向する中央
の他方側に所定の長穴8cを穿設しており、該長
穴8cにはキヤンセルカム10を装着し、該キヤ
ンセルカム10を、支持部材1が固着されるステ
アリングシヤフトSの軸心方向へのみ進退自在に
ガイドするものである。また該長穴8cの左右に
は突起柱8dが設けられており、弾性部材9の両
端を係止する。9は弾性部材であり、例えば帯状
の薄板ばねで形成されている。あるいは、コイル
スプリングでも良い。該弾性部材9はその両端を
前記抑え盤8の突起柱8d部で係止し、中央部は
抑え盤8の下面側より上面側に長穴8cを挿通し
て突き出されるキヤンセルカム10の上面部に設
けられた突起部10aの側面を押圧し、ステアリ
ングシヤフトSの軸心方向へキヤンセルカム10
を付勢するものである。
10はキヤンセルカムであり、所定の厚みを有
する略長方形をなし、上面側にはT字状に円柱1
0bの上に、当該キヤンセルカム10の長手方向
と直交する方向に弾性部材9の付勢を受けるべく
突き出した突起部10aを一体的に形成してい
る。また、下面側にも前記上面側の円柱軸10b
と同心で円柱軸10cが所定の長さで設けられて
いる。該キヤンセルカム10はその長手方向を水
平に90度回動した状態で前記抑え盤8の下面側よ
り長穴8cを挿通して、突起部10aを下面側に
突き出し、円柱軸10b部で元の状態に戻すべく
再び水平に90度回動し、当該キヤンセルカム10
の長手方向がステアリングシヤフトSの軸心方向
に向くように装着される。そして抑え盤8の下面
と、可動部材7の上面の凸面7h部との間に摺動
可能に挾持され、下面側に設けられた円柱軸10
cが可動部材7の上面の凸面7hの頂点位置に前
記弾性部材9の付勢に抗して係止されているもの
である。そして操作レバー14を左または右方向
に操作し、可動部材7を回動させるとキヤンセル
カム10は、該キヤンセルカム10の下面側の円
柱10cと、可動部材7の上面の凸面7hの頂点
部との係止が回動で除かれるため、前記弾性部材
9の付勢でステアリングシヤフトSの軸心方向へ
所定の距離のみ抑え盤8の長穴8cでガイドされ
て移動するものである。
11は抑え板であり、上面部には可動部材7の
支軸7aに嵌着される穴11aを穿設しており、
更に、一方の側面の両側には脚部11bが形成さ
れている。該抑え板11は可動部材7の軸受部7
dに装着されるレバーガイド12の支軸12aの
一方の側面を抑えるべく、両側の脚部11bは、
可動部材7の操作レバー軸13を装着する正面側
の左右の段部に穿設された角穴7mに挿通され係
止されると共に上面の穴11aが可動部材7の軸
7aに嵌着され、その上から抑え盤8で抑えられ
固着される。
12はレバーガイドであり、操作レバー軸13
を挿通保持する軸受部12cを一方端に有し、操
作レバー軸13と直交する左右方向の側面に支軸
12aを形成している。また、前記可動部材7に
挿着され上下方向への揺動を所定位置で係合拘束
されるように、可動部材7の節度山7eに対向し
て弾接する弾接部材17とスプリング16とを挿
装する穴12dを他方の先端部12bに設けてい
る。
更にまた、上下面には操作杆18を、当該レバ
ーガイド12を介して操作レバー軸13に取付け
るための装着穴12eを穿設している。
また、下面側には操作杆18に挿装される弾接
部材20と対向する節度山12fを形成した衝壁
12gを設けており、操作レバー軸13の回動操
作の節度装置を形成している。
13は操作レバー軸であり、一方端はレバーガ
イド12に挿通され、操作杆18を固着するため
の取付穴、例えばネジ穴13aが穿設され、他方
端側にノブ前半部14aを形成する操作レバー1
4を挿通したのち、操作レバー軸13を回動操作
するためのノブ後半部をなす操作ノブ15が緊締
具21等で取付けられる。
18は操作杆であり、正面にはレバーガイド1
2へ挿通された操作レバー軸13の一方端に、レ
バーガイド12の装着穴12eを介して下向き方
向に嵌着するための取付穴18aが穿設され、上
面には該操作杆を操作レバー軸13の一方に緊締
具22で固着するための穴18bが穿設されてい
る。また下面側にはカム盤23と係合し、操作ノ
ブ15による操作レバー軸13の回動操作及び上
下方向の揺動操作で、左右方向及び前後方向へそ
れぞれ駆動せしめるためのジヨイント部、例えば
第8図に示す実施例の如く両端面を球面状にした
丸棒状の突起部18dを先端に形成した、腕18
cを所定の長さで形成している。また更に、前記
レバーガイド12の衝壁12gの節度山12fに
対向する正面側にはスプリング19及び弾接部材
20を挿装する穴18eが穿設されており、操作
ノブ15の所定の回動操作で係合拘束される節度
装置を有している。
23は1つの構成部品から成るカム盤であり、
略矩形状の平面基盤よりなる上面には、前記操作
杆18の腕18cの先端に形成された丸棒状の突
起部18dが、可動部材7の下面の支軸7bの穴
7cを貫通して当該カム盤23に係合する穴23
aを設けており、操作ノブ15の回動操作及び上
下方向の揺動操作でそれぞれ左右方向及び前後方
向に揺動される操作杆18の移動に応じて、該カ
ム盤23は水平的に左右方向及び前後方向に摺動
されるべく穴23aで係合し保持されている。ま
た、該カム盤23の下面側には山状の突起23b
及び谷状の窪み23cが一体的に形成されており
カム作用をなすものである。24,24a及び2
4bはプツシユロツドである。該プツシユロツド
24,24a及び24bはプラスチツク等絶縁材
で形成され、例えば第8図に示す実施例の如く角
状の台座の上面に先端部を球面状に丸くした円柱
部を突き出して形成されている。該プツシユロツ
ド24,24a及び24bは基盤25の押え盤2
5aの窪み25b内で上下方向へのみ進退自在に
保持されて円柱部の先端は、前記窪み25bに連
通するガイド穴を挿通して上面に突き出し、前記
カム盤23の下面に当接し、角状の台座の下面は
可動接片30,31及び32にそれぞれ当接して
いる。
25は基盤である。該基盤25は、例えば第8
図に示す実施例の如く上面部の押え盤25aと下
面部の極盤25gとから構成されているものであ
り、押え盤25aの上面には前記可動部材7の先
端側下面に形成された突起部7fの下面に挿装さ
れた可動接点板43との接触を構成する固接点2
6,27及び28と下面側に突き出し出している
接続端子部35,36及び37とをそれぞれ一体
に形成して埋設している。また更に、該押え盤2
5aの内面側の所定位置には前記プツシユロツド
24,24a及び24bを上下方向へのみ進退自
在に保持ガイドする窪み25b及び該窪み25b
に連通するガイド穴を形成している。
また更に、該押え盤25aの内面側の所定位置
には、極盤25g側の可動接片30,31及び3
2と対応して接触する固定接点板33及び34を
一方に形成し、他方には接続端子38及び39を
それぞれ一体で形成する端子板を固着している。
基盤25の下面部を構成する基盤25gは所望す
る電気回路の開閉に応じた複数の可動接片30,
31及び32及び該可動接片30,31及び32
にそれぞれ導通される接続端子39,41及び4
2を埋設している。
かくして組合わされ一体化された基盤25は、
周壁にケース5の下側の角穴5bに嵌着せしめる
べく突起状の爪25jが複数個設けられてケース
5の下部側に装着され、操作レバー14の左右方
向の揺動操作により作動される方向指示灯用スイ
ツチ部3を構成する固定接点26,27及び28
と、該固定接点26,27及び28とそれぞれ一
体で形成された接続端子35,36及び37、並
びにホーン用の接続端子29を装備し、更に、操
作レバー14の上下方向への揺動操作で作動する
メーンデイマーパツシング用スイツチと操作ノブ
15の回動操作で作動するライトスイツチとを兼
備するライテイングスイツチ部4を構成する可動
接片30,31及び32、該可動接片30,31
及び32に対応する固定接点板33及び34前記
可動接片30,31及び32にそれぞれ導通され
る接続端子39,41及び42、固定接点板33
及び34とにそれぞれ導通される接続端子38及
び40、並びに前記可動接片30,31及び32
を駆動せしめるプツシユロツド24,24a及び
24bとを装着して構成している。
43は可動接点板であり、方向指示灯用スイツ
チ部3の固定接点26,27及び28へスプリン
グ44での所定の圧力で押圧されるべく可動部材
7の突起部7fの下面の穴7gに挿装されてい
る。
45は弾接部材であり、例えばスチールボール
である。該弾接部材45はスプリング46と共に
可動部材7の左右の突起部7jの先端面に穿設さ
れた穴7kに挿装され、対応するケース5の節度
山5fに圧接し、操作レバー14での左右方向へ
の揺動操作で駆動される可動部材7を所定の位置
L,R及びNへ所定の節度で係止し、協働して節
度装置を構成するものである。尚、第7図におい
て47はヘツドライトで、48はテールライトで
ある。
(5) 本考案の作用 第1図において、操作レバー14を左方向の位
置Lに操作すると、可動部材7は該可動部材7に
挿装された弾接部材45とケース5の節度山5f
とで所定の節度を有して揺動し、方向指示灯用ス
イツチ部3の可動接点板43が左方向に移動し、
固定接点27,28へ橋絡接触し、左方向指示灯
を点滅させる電気回路が形成される。同様にし
て、操作レバー14を右方向の位置Rに操作する
と右方向指示灯を点滅させる電気回路が形成され
所定の作動をなすものである。前記の如く方向指
示灯用スイツチ部3を操作すべく操作レバー14
を左方向位置L、あるいは右方向位置Rへ操作し
た時、操作レバー軸13に固着され、カム盤23
と係合する操作杆18の先端の突起部18dも一
体的に操作レバー14の操作方向に応じてその方
向が揺動するため、該突起部18dに係合してい
るカム盤23も追従して揺動せられるが、該カム
盤23の揺動は、当該カム盤23の揺動をなさし
める操作杆18の先端の突起部18dが操作レバ
ー14の操作で揺動せられる可動部材7の揺動中
心位置、即ち支軸7bの略中央直下に位置するよ
うに配慮されているため、極めて徴少な範囲での
揺動である。従つて、前記方向指示灯用スイツチ
部3の操作で前記カム盤23が徴少に揺動せられ
ることでは何等他のライテイングスイツチ部4へ
の影響を与えることがないように配慮されている
ものである。
次に操作レバー14を上下方向へ操作する構成
では、第2図及び第4図に示す如く、位置D,M
及びPの3ポジシヨンが有り、例えば操作レバー
14が図示の位置Dでは、ヘツドライト47の下
向きが点灯され、位置Mではヘツドライト47の
上向きが点灯される。また位置Pでは昼夜を問わ
ずヘツドライト47の上向きが点灯出来、即ち、
操作レバー14が位置Pより位置Dへ自動復帰さ
れるように可動部材7の節度装置をなす節度山7
e、レバーガイド12に挿装した弾接部材17と
で構成されていることで、操返して位置Dより位
置Pへ操作することが容易に出来、且つ夜間はヘ
ツドライト47の下向きと上向きとが交互に点滅
出来、昼間は、ヘツドライト47の上向きを点滅
させることが出来るものである。
次に操作ノブ15を回動操作する構成では第5
図及び第6図に示す如く、位置OFF、及び
の3つのポジシヨンが有り、これ等は前記メーン
デイマーの切換スイツチに供給する電源回路の開
閉を行なうライトスイツチを構成するものであ
る。即ち、操作ノブ15を位置OFFにすると、
前記メーンデイマーの切換スイツチの上下方向の
操作ポジシヨンで位置Pを除き、位置D,Mへの
操作は、共にスイツチは作動せず、即ち、ヘツド
ライト47の下向きも上向きも点灯されない。ま
た、操作ノブ15を位置にすると、テールライ
ト48等が点灯されるもので、この位置でもヘツ
ドライト47のメーンデイマー切換スイツチは作
動しない。更に操作15を位置にするとヘツド
ライト47が点灯され、即ち、操作レバー14の
上下方向の位置D,Mに応じてヘツドライト47
の上向きまたは上向きが点灯する。
以上、操作レバー14の上下方向の位置D,M
及びPと、操作ノブ15の回動操作での操作位置
OFF,及びとの係合で所望の作動をするラ
イテングスイツチ部4の電気接続回路は第7図に
示す如く構成されているものである。
次に、上記の如く操作レバー14及び操作ノブ
15のそれぞれの操作位置で係合してスイツチ作
動をなすライテイングスイツチ部4の作用を説明
する。
操作レバー軸13に固着された操作杆18の先
端の突起部18dはカム盤23に係合している。
即ち、操作レバー14あるいは操作ノブ15を上
下方向へ揺動操作すると、第2図、及び第4図に
示す如く共に揺動される操作杆18が、該操作杆
18に係合しているカム盤23を、所定距離だけ
前後方向へ水平にスライド移動させるものであ
る。
この時カム盤23の下面に当接しているプツシ
ユロツド24,24a及び24bの先端が山状の
突起23b及び谷状の窪み23cに即応して上下に
進退し、可動接片30,31及び32を可動せし
め、対応する固定接点板33,34との接触、ま
たは開離をなし、前記メーンデイマーの切換及び
パツシングスイツチのON,OFF作用をなすもの
である。
次に、操作ノブ15を回動操作すると、第5図
及び第6図に示す如く揺動される操作杆18が、
カム盤23を所定距離だけ、左右方向へ水平にス
ライド移動させるものである。この時カム盤23
の下面に当接しているプツシユロツド24,24
a及び24bがカム盤23の山状の突起23b、
あるいは谷状の窪み23cに即応して、前記同様
に可動接片30,31及び32を上下に可動せし
め固定接点板33,34との接触、または開離を
なさしめ、前記ライトスイツチのON,OFF作用
をなすものである。
尚、更に前記メーンデイマーの切換スイツチの
作用は、前記ライトスイツチの回動操作位置に係
合して第7図に示す電気接続回路を形成するが、
パツシングスイツチをなす位置pへの操作のみ
は、ライトスイツチの操作ノブ15の回動操作位
置OFF、及びのいずれにも関係なく常時ヘ
ツドライト47の上向きが点灯されるように構成
されているものである。
また更に、前記メーンデイマーパツシング用ス
イツチとライトスイツチの操作関係は方向指示灯
を点滅作動させる左右方向の揺動位置し、または
Rにおいても同様であることは勿論である。
かくして、ライテイングスイツチ部4のそれぞ
れの操作位置による電気接続回路は第7図の如く
作用するものである。
尚、第7図に示す電気接続回路の構成は一実施
例であり、カム盤23の下面の山状の突起23b
及び谷状の窪み23cの構成を変えることによ
り、所望する他の電気接続回路に変えることも容
易に出来るものである。
(6) 本考案の効果 (イ) 可動接片の接点を開閉せしめる1つの構成部
品から成るカム盤は平面的な基盤上に山状の突
起及び谷状の窪みを形成したものであるため、
カム機能として所望する形状が自由に設定出
来、且つ形状が単純であるため製造時における
精度保持も容易に出来る。
(ロ) メーンデイマーパツシング用スイツチとライ
トスイツチとを兼備するライテイングスイツチ
が1つの操作杆で1つのカム盤を駆動する機構
であり、且つ、カム盤の保持方法も単純である
ため、構成部品点数が極めて少なくなり、簡素
な部品形状で安価に製造出来るコンパクトな車
両用コンビネーシヨンスイツチが提供出来る。
(ハ) 1つのケース内に方向指示灯用スイツチ及び
メーンデイマーパツシング用スイツチとライト
スイツチとを兼備するライテイングスイツチが
ユニツト構成で完備されているため、本体ボデ
ーをなす支持部材への着脱も容易で組立作業性
が良くなり、また、車両側の種類等にも関与さ
れず汎用的に使用出来、標準化、統合化が容易
となる。
(ニ) 操作レバーにより揺動せられる可動部材、及
び操作レバーを所定位置へ自動復帰させるキヤ
ンセルカム等を1つの抑え盤によつて保持して
いるために、スイツチのユニツト機構をコンパ
クト化してケース内に容易に組立て装着するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用コンビネーシヨン
スイツチで要部を断面した平面図である。第2図
は第1図の矢視A−A線方向の断面図である。第
3図は第1図の底面図である。第4図は第2図の
操作レバーを位置DからMに操作した状態を示す
説明図である。第5図は第1図の矢視B−B線方
向の断面図である。第6図は第5図で操作ノブを
位置からに操作した状態を示す説明図であ
る。第7図は本考案に係る車両用コンビネーシヨ
ンスイツチのライテングスイツチの電気接続回路
図の一実施例である。第8図は本考案に係る車両
用コンビネーシヨンスイツチの部品構成を示す斜
視図である。 1……支持部材、3……方向指示灯用スイツチ
部、4……ライテングスイツチ部、5……ケー
ス、7……可動部材、7a,7b……支軸、7d
……軸受部、7e……節度山、7i……腕部、8
……抑え盤、8b……軸受、10……キヤンセル
カム、11……抑え板、12……レバーガイド、
12a……支軸、12d……穴、12f……節度
山、13……操作レバー軸、14……操作レバ
ー、15……操作ノブ、18……操作杆、23…
…カム盤、24,24a,24b……プツシユロ
ツド、25……基盤、26,27,28……固定
接点、30,31,32……可動接片、33,3
4……固定接点板、43……可動接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操作レバーの左右方向の揺動に係合して作動す
    る第1のスイツチと、前記左右方向の揺動と直交
    する上下方向への揺動操作で作動する第2のスイ
    ツチと、前記操作レバーの先端部に配備された操
    作ノブの回動操作で作動する第3のスイツチを有
    するコンビネーシヨンスイツチにおいて、前記操
    作レバーの支持部材側一方端の操作レバー軸に固
    着された1つの操作杆と、ケースと基盤とで前記
    第2のスイツチ及び第3のスイツチの電気回路を
    形成すべく挟持され、且つ前記操作杆の先端部と
    所定方向に位置決めされて前記操作杆の所定の揺
    動で前後方向及び左右方向に水平駆動が自在とな
    る係合部を形成する1つの構成部品から成るカム
    盤と、前記操作レバーの操作により揺動せられる
    可動部材の上面の支軸を承支し、さらに前記操作
    レバーを所定位置へ自動復帰させるキヤンセルカ
    ムを案内支持する抑え盤とを具備したことを特徴
    とする車両用コンビネーシヨンスイツチ。
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