JP4137230B2 - ウォッシャスイッチの可動接点取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は自動車のハンドル近傍に設けられるウォッシャスイッチの可動接点取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のステアリングシャフトの周囲にライテイングスイッチユニットとワイパースイッチユニットからなるコンビネーションスイッチを設けたものは公知であり、ワイパースイッチユニットは、略直交する2軸方向、例えばステアリングシャフトの略軸平行方向(以下、側面視上下方向という)とステアリングシャフトの略軸直交方向(以下、平面視左右方向という)へ回動自在な操作レバーと、その先端部が連結されたレバーホルダと、このレバーホルダに設けられた可動接点と、この可動接点が接離する固定接点とを備え、操作レバーをレバーホルダに対して側面視上下方向へ回動するとウォッシャスイッチを閉じてウオッシャポンプを作動させ、平面視左右方向へレバーホルダと一体に回動することによりワイパースイッチを切り換えるように構成されている。また、ウォッシャスイッチ用の可動接点は、一端を自由端とし、他端を固定端とする板バネ状をなし、この固定端側はネジ止め等の適宜手段でレバーホルダへ固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ウォッシャスイッチ用可動接点の取付構造においては、自由端側と固定接点との間隔、すなわち接点ストロークを一定にすることが重要であるところ、前記ネジ止め等にる固定手段では接点ストロークを一定にすることが難しく、そのため取付精度をより一層向上させることが望まれている。そのうえ、取付作業もさらに容易かつ迅速であることが望まれる。本願発明は係る要請を満足するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願発明に係るウォッシャスイッチの可動接点取付構造は、略直交する2軸方向へ回動自在な操作レバーと、その先端部が連結されたスイッチ操作部と、このスイッチ操作部に設けられた可動接点と、この可動接点が接離する固定接点とを備え、操作レバーは前記2軸方向のうちの一方へ回動するとスイッチ操作部と一体に回動してワイパースイッチを開閉し、他の軸方向へはスイッチ操作部と独立して回動することによりウォッシャスイッチを開閉するように構成したワイパースイッチユニットにおいて、前記ウォッシャスイッチを構成する可動接点は一端を自由端とし、他端を固定端とする板バネ状をなし、この固定端はスイッチ操作部に設けられた接点固定部へ係合による3点支持構造で取付けられ、かつこの接点固定部に形成された傾斜面により可動接点の所定の傾斜角度で取付けられるとともに、
ウォッシャスイッチ用可動接点は平面視で略V字状をなす一対の腕部を備え、各腕部の自由端を接点部とし、固定端で各腕部が連続し、この固定端のうち両側の腕部で挟まれた部分は係合部をなし、その反対部分が先端側をなし、
接点固定部は、一対の腕部間に位置して前記固定端の係合部を支持する係止部と、この係止部と間隔をもって設けられ前記固定端の先端側を支持するクロス部と、これら係止部とクロス部との中間に位置して前記固定端の前記係合部と先端側の間を支持する中間支持部を備え、
前記係止部とクロス部はそれぞれ庇状に張り出す部分の下面にて前記固定端を係止し、前記中間支持部は上端面にて前記固定端を支持し、
前記係止部とクロス部の各庇状に張り出す部分の下面と前記中間支持部の上端面は前記接点固定部に形成された傾斜面をなしていることを特徴とする。
【0005】
【発明の効果】
ウォッシャスイッチを構成する可動接点の固定端は、レバーホルダの固定部へ係合により3点支持構造で固定される。このとき、レバーホルダの固定部に予め傾斜面を設けてあるので、ウォッシャスイッチにおける可動接点は傾斜面と略同程度の傾斜角度で取付けられ、かつその傾斜は傾斜面によって一定となる。
【0006】
したがって、ウォッシャスイッチの可動接点は、その取付時における接点ストロークが安定するため、取付精度を大きく向上させることができる。しかも係合による3点支持構造で固定できるので、取付がより確実になり、しかも取付作業が容易かつ迅速になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図2は自動車のハンドル近傍に設けられたコンビネーションスイッチの平面図、図3はその側面図、図4は図2の4−4線に沿うセンタープレートの断面図である。
【0008】
このコンビネーションスイッチは、中央を貫通するステアリングシャフト1を中心にして左右対称に形成されたセンタープレート2と、その左右に取付けられたライティングスイッチユニット3及びワイパースイッチユニット4を備える。ライティングスイッチユニット3は、側方へ突出する操作レバー5によって操作され、平面視(図2)で操作レバー5を左右へ回動させることにより、内蔵されているウインカスイッチを左折又は右折表示に切り換える。
【0009】
さらに、側面視(図3)で操作レバー5を上下方向へ回動させると、内蔵されているデイマースイッチを操作してヘッドライトの光軸をハイ・ロー切り換えしたり、パッシング操作ができ、また、操作レバー5の先端へ回動自在に取付けられているノブ6を回動させると、ヘッドライトの点滅切り換え等の操作ができるようになっている。
【0010】
ワイパースイッチユニット4も側方へ突出する操作レバー7によってスイッチを操作でき、平面視で操作レバー7を左右へ回動させることによりワイパを短時間作動させることができ、側面視で操作レバー7を上方へ回動させると、ウオッシャ液の吐出と所定回数のワイパー動作を行い、さらに操作レバー7の先端へ回動自在に取付けられているノブ8を回動させると、ウォッシャスイッチのON・OFF並びに間欠動作を含むワイパ速度の切り換えができるようになっている。
【0011】
センタープレート2は樹脂製であって、中央の円形凹部10を挟んで左右に腕部11、12が設けられ、それぞれの下方はスイッチユニットの取付空間11a、12aをなし、これら各取付空間11a、12a内にライティングスイッチユニット3及びワイパースイッチユニット4が、それぞれ腕部11、12の延出方向よりガイド溝13、14に案内されて取付けられ、ネジ15、16で固定される。
【0012】
図中の符号17は円形凹部10の中央部に設けられているボス、18はボス17を貫通しているステアリングシャフト1の周囲へ一体回転するように設けられた略リング状のキャンセルカム、19はキャンセルカム18の外周部に形成された半径方向外方へ突出するキャンセル突部であり、ウインカキャンセル機構を構成する公知のものである。
【0013】
次に、ワイパースイッチユニット4の構造を説明する。図1は断面図、図5はレバーホルダの平面図、図6はレバーホルダの側面図、図7は図6の7−7線断面図、図8は図5の8−8線断面図、図9は図8のA部拡大図、図10は可動接点板の平面図、図11は可動接点板の側面図、図12は図11の12−12線断面図である。
【0014】
まず、図1において明らかなように、ワイパースイッチユニット4は、上カバー20、レバーホルダ21、その一部をなす可動接点ホルダ部22及び固定接点ホルダ23をこの順に上下方向へ重ねて組立てたものである。
【0015】
可動接点ホルダ部22と固定接点ホルダ23との間には、ワイパースイッチ24及びウォッシャスイッチ25が設けられている。
【0016】
上カバー20は固定接点ホルダ23と上下方向で組合されて中間部にレバーホルダ21の収容空間を形成する部材であり、その頂面30の裏側中央部に軸受け凹部34が形成されている。
【0017】
この軸受け凹部34が設けられている部分はレバーホルダ21を回動自在に支持する軸受け部35をなし、図では明らかでないが頂面30の内面が凹曲面に形成されている。なお、図中で明らかではないが、外側面には前記ガイド溝14へ嵌合するガイドレールが形成されている。
【0018】
レバーホルダ21の内側(ステアリングシャフト1に近い側をいうものとする、以下同)先端部を覆うように下方へ延びる立て壁部37の下部には、上下方向のガイド斜面38が形成されている。このガイド斜面38の下部はさらに外側へ突出する段差部39をなしている。また、図から明らかでないが、ガイド斜面38の平面視形状は略V字状のクリック溝をなしている。
【0019】
レバーホルダ21は本願発明のスイッチ操作部であり、操作レバー7の一端部が連結し、平面視で操作レバー7と一体に左右方向へ回動してワイパモータを操作し、かつ側面視で操作レバー7のみを上下方向へ回動させてウオッシャポンプの操作を行うようにした部材である。
【0020】
図5に明らかなように、平面視で長さ方向一端側が略切欠き円状の頂部をなすレバー連結部40をなし、この頂部の内側部分である円弧状庇部41より他端側が上方へ開放された可動接点ホルダ部22をなしている。
【0021】
レバー連結部40はレバー挿入口43(図7)を枠状に囲む部分であり、頂部44と側面45、45を備え、頂部44にはレバーホルダ回動軸46が上方へ一体に突出形成され、また、レバー連結部40の下部にも略半円弧状をなす下側突部42が下方へ一体に突出形成されている。
【0022】
頂部44のレバーホルダ回動軸46を囲む左右両側に平面視円弧状段部44aが設けられ、上カバー20の軸受け部35内面に形成された前記凹曲面部へ嵌合支持されることにより、上記レバーホルダ20の回動を円滑にしている。
【0023】
レバーホルダ回動軸46を上カバー20の軸受け凹部34へ嵌合するとともに、下側突部42を固定接点ホルダ23の円弧状溝26(図1)へ嵌合することにより、レバーホルダ21がレバーホルダ回動軸46及び下側突部42を中心にして平面視左右方向へ回動自在になっている。
【0024】
左右両側面45の内面に軸受け凹部47が形成され、ここに操作レバー7の左右に突出形成されているレバー回動軸48が嵌合して回動自在に支持される。
【0025】
なお、レバーホルダ回動軸46とレバー回動軸48は本願発明における略直交する2軸であり、レバーホルダ回動軸46はステアリングシャフト1の軸方向と略平行であり、操作レバー7はこのレバーホルダ回動軸46を中心に側面視上下方向へ回動自在となる。また、レバー回動軸48はステアリングシャフト1の軸に対して略直交方向となり、レバーホルダ21と一緒に平面視左右方向へ回動自在になる。
【0026】
図1に明らかなように、操作レバー7の先端にはクリックホルダ49が形成され、ここにボール50がスプリング51により突出方向へ付勢されて保持され、操作レバー7を側面視上方へ回動すると、段部39へボール50が乗り上げ、後述するようにウォッシャスイッチ25を閉じる。
【0027】
操作レバー7から手を放すと段差部39からガイド斜面38へ戻り、操作レバー7を初期位置(操作レバー7を上下又は左右のいずれにも回動せず、ワイパースイッチ24及びウォッシャスイッチ25がそれぞれ開いている状態となる位置)へ戻り、かつウォッシャスイッチ25が開くようになっている。
【0028】
また、操作レバー7を平面視で左右方向へ回動させると、クリックホルダ49に保持されているボール50がガイド斜面38のうち中央部から離れた連結部40方向へより張り出している斜面上へ乗り上げると同時にレバーホルダ21を左右方向へ回動させてワイパースイッチ24を開閉等操作するようになっており、操作レバー7から手を放すとボール50がガイド斜面38に案内されて中央部へ戻り、操作レバー7を初期位置に戻し、かつワイパースイッチ24を開くようになっている。
【0029】
図1に示すように、可動接点ホルダ部22と固定接点ホルダ23との間には、ワイパースイッチ24が設けられ、このスイッチを構成するウォッシャスイッチ用可動接点53は、レバーホルダ22の底面側に下方へ突出して保持され、固定接点ホルダ23の上面に露出するウォッシャスイッチ用固定接点54と接離可能になっている。
【0030】
このウォッシャスイッチ用固定接点54は固定接点ホルダ23上に設けられている回路基板(図示省略)に接続されており、閉じられている間だけワイパモータ(図示省略)を作動させるようになっている。さらにこの回路基板にはノブスイッチのリード線端部(図示省略)が接続され、ノブスイッチによる操作でワイパモータを作動制御するようになている。
【0031】
さらに可動接点ホルダ部22の内方端部側上部にはウォッシャスイッチ25の可動接点固定部55が設けられ、ここに板バネ状をなすウォッシャスイッチ用可動接点56が片持支持される。
【0032】
ウォッシャスイッチ用可動接点56は、その自由端側が可動接点ホルダ部22の上方を円弧状庇部41の下方まで延びて下方へ屈曲する接点部57をなし、ウォッシャスイッチ用固定接点58の上方に位置している。
【0033】
ウォッシャスイッチ用可動接点56の長さ方向中間部には操作レバー7のレバー回動軸48より先端側部分から下方へ突出する操作子59が当接し、操作レバー7を上方へ回動させるとウォッシャスイッチ用可動接点56の接点部57を押し下げてウォッシャスイッチ用固定接点58へ接触させるようになっている。これらの各部でウォッシャスイッチ25が構成されている。
【0034】
ウォッシャスイッチ用固定接点58はウォッシャスイッチ用固定接点54の接続する回路基板と接続しており、ウォッシャスイッチ25が閉じられると、ウオッシャポンプを作動させてウオッシャ液を吐出させると同時にワイパモータも駆動するようになっている。
【0035】
ウォッシャスイッチ用可動接点56は、図10〜12に示すように、平面視(図10)で略V字状をなすバネ性のある金属導体板であり、一対の腕部60は固定端61で連続し、その左右は下方へ折り曲げられたガイド面62になっている。また、固定端61のうち左右の腕部60で挟まれた部分は係合部63をなし、その反対側は先端側64になっている。
【0036】
図9に明らかなように、可動接点固定部55は、可動接点ホルダ部22と一体に形成され、かつ中心線C上に間隔を持って配置されたクロス部70、中間支持部71及び係止部72を備え、クロス部70は固定端61のうち先端部64側上方を覆うように係止部72側へ庇状に張り出し、その下面73は傾斜面になっている。
【0037】
係止部72は頭部が断面略矢形をなしてクロス部70側へ張り出し、この部分が左右の腕部60の間に入って係合部63を上から係止する部分であり、その下面75も傾斜面をなし、かつ上面側にはクロス部70側向かって下方傾斜する傾斜面のガイド面76をなしている。
【0038】
中間支持部71はクロス部70と係止部71の中間に位置し、これらよりもウォッシャスイッチ用可動接点56の略板厚分だけ低くなっており、上端面77も傾斜面上に形成され、かつクロス部70側に傾斜面をなすガイド面78が形成されている。
【0039】
下面73及び75はレバー連結部40側へ向かって上り傾斜の直線である取付方向線Lと平行であり、この取付方向線Lはウォッシャスイッチ用可動接点56の固定端61を可動接点固定部55へ片持支持した直後の傾きと一致し、中間支持部71における上端面77の傾きもこの直線と平行である。
【0040】
取付方向線Lの傾斜角度は、自由端側が固定接点からより大きく離れて拡開し、初期位置における操作子59と交差するように設定され、操作レバー7をレバーホルダ21と連結して初期位置にしたとき操作子59の下端部位置が取付方向線Lよりも若干下方へ突出するように設定される。
【0041】
したがって、操作レバー7をレバーホルダ21へ連結したとき、操作子59がウォッシャスイッチ用可動接点56を下方へ弾性変形させて曲げるが、このときの接点部57と固定接点58との間は一定の接点ストロークとなるように設定されている。なお、各ガイド面76及びガイド面78も取付方向線Lより急傾斜の直線である取付ガイド線G上に位置している。
【0042】
さらに図5に示すように、固定端61の左右両側には一対の固定端側ガイド壁80が一体に立設され、かつ左右の腕部60の中間部を挟むように中間ガイド壁81が向かい合って一体に立設され、腕部60に面する端面82は平行になるように傾斜面をなし、かつその側面視における高さは取付方向線Lと重なる程度もしくはこれよりも若干高くなるようになっている(図8)。
【0043】
次に、本実施例の作用を説明する。レバーホルダ21の可動接点ホルダ部22へウォッシャスイッチ用可動接点56を取り付けるには、まず可動接点ホルダ部22の上方空間内へウォッシャスイッチ用可動接点56を入れ、その接点部57側が円弧状庇部41の下側になるようにする。
【0044】
さらに固定端61左右のガイド面62を左右の固定端側ガイド壁80の間へ入れてガイド面76及び78の上に乗せる。この状態ではウォッシャスイッチ用可動接点56の固定端61がまだ固定されず、ウォッシャスイッチ用可動接点56全体はガイド線G上に重なる急傾斜状態になっている。
【0045】
そこで、固定端61をその先端部64がクロス部70の下方へ入るように斜め下方へ押し込むと、係合部63が係止部72を弾性変形させながら下面75の下へ入り込んだとき、固定端61は前後方向をクロス部70及び係止部72の各下面73及び75で上方から支持され、かつ中間部を中間支持部71の上端面77で下方から支持されることにより3点支持で固定される。
【0046】
このとき、下面73及び75並びに上端面77の各傾斜が一致しているので、ウォッシャスイッチ用可動接点56の傾斜角度は取付方向線Lと平行になり、自由端側の接点部57がウォッシャスイッチ用固定接点58から上方へ大きく離れるように拡開して取付けられる。
【0047】
この状態が図8の状態であり、このレバーホルダ21にレバー挿入口43側から操作レバー7を挿入し、軸受け凹部47においてレバー回動軸48で連結すると、操作レバー7とレバーホルダ21を一体化できる。
【0048】
このとき、操作レバー7を初期位置にすると、先端に設けられたボール50はガイド傾斜面38の中央部にあり、操作子59は腕部60の中間部に当接してこれを若干押し下げるので、ウォッシャスイッチ用可動接点56は、固定端61と中間支持部71の上端面77との接触部を支点として接点部57側が下方へ弾性変形する。
【0049】
この状態の接点部57はウォッシャスイッチ用固定接点58と非接触であり、かつ予め取付方向線Lに沿う傾斜角度で取付けられているため、操作子59により所定の接点ストローク位置まで確実に押し下げられる。
【0050】
その後、上カバー20及び固定接点ホルダ23を取付けると、図1に示すワイパースイッチユニット4が完成するので、このワイパースイッチユニット4をセンタープレート2の腕部12の下方空間12a内へ取り付けることができる。
【0051】
このように、接点部57側を下方へ回し込むことによりウォッシャスイッチ用可動接点56を可動接点ホルダ部22の可動接点固定部55へ容易かつ迅速に取り付けることができる。そのうえ、可動接点固定部55をクロス部70、中間支持部71及び係止部72からなる3点支持構造としたので、ウォッシャスイッチ用可動接点56が確実に支持される。
【0052】
しかも、クロス部70、中間支持部71及び係止部72のそれぞれに設けた下面73及び75並びに上端面77を取付方向線Lと略一致する傾斜面に形成したので、ウォッシャスイッチ用可動接点56を取り付けた直後の状態では、ウォッシャスイッチ用可動接点56を取付方向線Lに合わせて所定の傾斜角度で取り付けることができる。
【0053】
この、取付方向線Lは操作レバー7が初期位置にあるときの操作子59と側面視で交差するように設定されているため、操作レバー7とレバーホルダ21の連結により、ウォッシャスイッチ用可動接点56を弾性変形させて接点部57を所定の接点ストロークにするので、スイッチの開閉を正確にできるようになるとともに、より品質の安定を図ることができる。
【0054】
したがって、ウォッシャスイッチ用の可動接点の取付精度を大きく向上させることができ、しかも係合による3点支持構造で固定できるので、取付がより確実になりかつ作業が容易迅速になる。また、可動接点固定部55の構造も比較的簡単に形成できる。
【0055】
そのうえ、中間支持部71及び係止部72のそれぞれにガイド面76とガイド面78を形成したのでウォッシャスイッチ用可動接点56を取り付けるとき取付ガイド線Gと平行にさせることができ、この点でもウォッシャスイッチ用可動接点56の取付作業を容易にできる。また、固定端側ガイド壁80及び中間部ガイド壁81の存在も取付作業の容易化に貢献する。
【0056】
そのうえさらに、ウォッシャスイッチ用可動接点56は弾性変形を受けるため、その復元弾性により操作子59へ常時押しつけられ、振動が加わってもウォッシャスイッチ用可動接点56のガタつき及びガタつきによる異音の発生が防止される。
【0057】
なお、本願発明は上記実施例に限定されず種々応用可能であり、例えば、ワイパースイッチユニット4を構成する本願発明のウォッシャスイッチは、ワイパースイッチ24でもよい。また、回路構成等は公知の種々構造が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係るワイパースイッチユニットの断面図
【図2】 コンビネーションスイッチ全体の平面図
【図3】 同上側面図
【図4】 図2の4−4線に沿うセンターベースの断面図
【図5】 レバーホルダの平面図
【図6】 レバーホルダの側面図
【図7】 図6の7−7線断面図
【図8】 図5の8−8線断面図
【図9】 図8のA部拡大図
【図10】可動接点板の平面図
【図11】可動接点板の側面図
【図12】図11の12−12線断面図
【符号の説明】
1:ステアリングシャフト、2:センタープレート、3:ライティングスイッチユニット、4:ワイパースイッチユニット、5:操作レバー、7:操作レバー、8:ノブ、20:上カバー、21:レバーホルダ、22:可動接点ホルダ部、23:固定接点ホルダ、41:円弧状庇部、46:レバーホルダ回動軸、47:軸受け凹部、48:レバー回動軸、54:ウォッシャスイッチ用固定接点、55:可動接点固定部、56:ウォッシャスイッチ用可動接点、57:接点部、58:ウォッシャスイッチ用固定接点、59:操作子、60:腕部、61:固定端、63:係合部、64:先端部、70:クロス部、71:中間支持部、72:係止部、73:下面、75:下面、76:ガイド面、77:上端面、78:ガイド面
Claims (2)
- 略直交する2軸方向へ回動自在な操作レバーと、その先端部が連結されたスイッチ操作部と、このスイッチ操作部に設けられた可動接点と、この可動接点が接離する固定接点とを備え、操作レバーは前記2軸方向のうちの一方へ回動するとスイッチ操作部と一体に回動してワイパースイッチを開閉し、他の軸方向へはスイッチ操作部と独立して回動することによりウォッシャスイッチを開閉するように構成したワイパースイッチユニットにおいて、前記ウォッシャスイッチを構成する可動接点は一端を自由端とし、他端を固定端とする板バネ状をなし、この固定端はスイッチ操作部に設けられた接点固定部へ係合による3点支持構造で取付けられ、かつこの接点固定部に形成された傾斜面により、可動接点が所定の傾斜角度で取付けられるとともに、
ウォッシャスイッチ用可動接点は平面視で略V字状をなす一対の腕部を備え、各腕部の自由端を接点部とし、固定端で各腕部が連続し、この固定端のうち両側の腕部で挟まれた部分は係合部をなし、その反対部分が先端側をなし、
接点固定部は、一対の腕部間に位置して前記固定端の係合部を支持する係止部と、この係止部と間隔をもって設けられ前記固定端の先端側を支持するクロス部と、これら係止部とクロス部との中間に位置して前記固定端の前記係合部と先端側の間を支持する中間支持部を備え、
前記係止部とクロス部はそれぞれ庇状に張り出す部分の下面にて前記固定端を係止し、前記中間支持部は上端面にて前記固定端を支持し、
前記係止部とクロス部の各庇状に張り出す部分の下面と前記中間支持部の上端面は前記接点固定部に形成された傾斜面をなしていることを特徴とするウォッシャスイッチの可動接点取付構造。 - 前記係止部と中間支持部にそれぞれ前記傾斜面より急傾斜のガイド面を形成したことを特徴とする請求項1に形成したウォッシャスイッチの可動接点取付構造。
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