JPH11306920A - ウォッシャスイッチの可動接点取付構造 - Google Patents

ウォッシャスイッチの可動接点取付構造

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JPH11306920A
JPH11306920A JP12401998A JP12401998A JPH11306920A JP H11306920 A JPH11306920 A JP H11306920A JP 12401998 A JP12401998 A JP 12401998A JP 12401998 A JP12401998 A JP 12401998A JP H11306920 A JPH11306920 A JP H11306920A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ウォッシャスイッチ用可動接点の取付を容易に
する。 【解決手段】ウォッシャスイッチ25は操作レバー7を
上方へ回動するとき、その操作子59によりウォッシャ
スイッチ用可動接点56を押し下げて固定接点ホルダ2
3のウォッシャスイッチ用固定接点58と接触するよう
に構成する。ウォッシャスイッチ用可動接点56は平面
視略V字状をなす板バネ部材であり、一対の腕部の自由
端側に接点部57を設け、他端側を固定端とし、可動接
点固定部55で片持式に固定する。可動接点固定部55
は中心線C上に配設されたクロス部、中間支持部及び係
止部からなり、クロス部及び係止部の各下面と中間支持
部の上端面は取付方向線Lと平行な一様の傾斜面をな
し、可動接点56が操作子59と交差する取付方向線L
に沿うように3点支持で係合固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車のハンドル
近傍に設けられるウォッシャスイッチの可動接点取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリングシャフトの周囲に
ライテイングスイッチユニットとワイパースイッチユニ
ットからなるコンビネーションスイッチを設けたものは
公知であり、ワイパースイッチユニットは、略直交する
2軸方向、例えばステアリングシャフトの略軸平行方向
(以下、側面視上下方向という)とステアリングシャフ
トの略軸直交方向(以下、平面視左右方向という)へ回
動自在な操作レバーと、その先端部が連結されたレバー
ホルダと、このレバーホルダに設けられた可動接点と、
この可動接点が接離する固定接点とを備え、操作レバー
をレバーホルダに対して側面視上下方向へ回動するとウ
ォッシャスイッチを閉じてウオッシャポンプを作動さ
せ、平面視左右方向へレバーホルダと一体に回動するこ
とによりワイパースイッチを切り換えるように構成され
ている。また、ウォッシャスイッチ用の可動接点は、一
端を自由端とし、他端を固定端とする板バネ状をなし、
この固定端側はネジ止め等の適宜手段でレバーホルダへ
固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウォッシャ
スイッチ用可動接点の取付構造においては、自由端側と
固定接点との間隔、すなわち接点ストロークを一定にす
ることが重要であるところ、前記ネジ止め等にる固定手
段では接点ストロークを一定にすることが難しく、その
ため取付精度をより一層向上させることが望まれてい
る。そのうえ、取付作業もさらに容易かつ迅速であるこ
とが望まれる。本願発明は係る要請を満足するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係るウォッシャスイッチの可動接点取付構造
は、略直交する2軸方向へ回動自在な操作レバーと、そ
の先端部が連結されたスイッチ操作部と、このスイッチ
操作部に設けられた可動接点と、この可動接点が接離す
る固定接点とを備え、操作レバーは前記2軸方向のうち
の一方へ回動するとスイッチ操作部と一体に回動してワ
イパースイッチを開閉し、他の軸方向へはスイッチ操作
部と独立して回動することによりウォッシャスイッチを
開閉するように構成したワイパースイッチユニットにお
いて、前記ウォッシャスイッチを構成する可動接点は一
端を自由端とし、他端を固定端とする板バネ状をなし、
この固定端はスイッチ操作部に設けられた接点固定部へ
係合による3点支持構造で取付けられ、かつこの接点固
定部に形成された傾斜面により可動接点の所定の傾斜角
度で取付けられることを特徴とする。
【0005】
【発明の効果】ウォッシャスイッチを構成する可動接点
の固定端は、レバーホルダの固定部へ係合により3点支
持構造で固定される。このとき、レバーホルダの固定部
に予め傾斜面を設けてあるので、ウォッシャスイッチに
おける可動接点は傾斜面と略同程度の傾斜角度で取付け
られ、かつその傾斜は傾斜面によって一定となる。
【0006】したがって、ウォッシャスイッチの可動接
点は、その取付時における接点ストロークが安定するた
め、取付精度を大きく向上させることができる。しかも
係合による3点支持構造で固定できるので、取付がより
確実になり、しかも取付作業が容易かつ迅速になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。図2は自動車のハンドル近傍に設けられたコ
ンビネーションスイッチの平面図、図3はその側面図、
図4は図2の4−4線に沿うセンタープレートの断面図
である。
【0008】このコンビネーションスイッチは、中央を
貫通するステアリングシャフト1を中心にして左右対称
に形成されたセンタープレート2と、その左右に取付け
られたライティングスイッチユニット3及びワイパース
イッチユニット4を備える。ライティングスイッチユニ
ット3は、側方へ突出する操作レバー5によって操作さ
れ、平面視(図2)で操作レバー5を左右へ回動させる
ことにより、内蔵されているウインカスイッチを左折又
は右折表示に切り換える。
【0009】さらに、側面視(図3)で操作レバー5を
上下方向へ回動させると、内蔵されているデイマースイ
ッチを操作してヘッドライトの光軸をハイ・ロー切り換
えしたり、パッシング操作ができ、また、操作レバー5
の先端へ回動自在に取付けられているノブ6を回動させ
ると、ヘッドライトの点滅切り換え等の操作ができるよ
うになっている。
【0010】ワイパースイッチユニット4も側方へ突出
する操作レバー7によってスイッチを操作でき、平面視
で操作レバー7を左右へ回動させることによりワイパを
短時間作動させることができ、側面視で操作レバー7を
上方へ回動させると、ウオッシャ液の吐出と所定回数の
ワイパー動作を行い、さらに操作レバー7の先端へ回動
自在に取付けられているノブ8を回動させると、ウォッ
シャスイッチのON・OFF並びに間欠動作を含むワイ
パ速度の切り換えができるようになっている。
【0011】センタープレート2は樹脂製であって、中
央の円形凹部10を挟んで左右に腕部11、12が設け
られ、それぞれの下方はスイッチユニットの取付空間1
1a、12aをなし、これら各取付空間11a、12a
内にライティングスイッチユニット3及びワイパースイ
ッチユニット4が、それぞれ腕部11、12の延出方向
よりガイド溝13、14に案内されて取付けられ、ネジ
15、16で固定される。
【0012】図中の符号17は円形凹部10の中央部に
設けられているボス、18はボス17を貫通しているス
テアリングシャフト1の周囲へ一体回転するように設け
られた略リング状のキャンセルカム、19はキャンセル
カム18の外周部に形成された半径方向外方へ突出する
キャンセル突部であり、ウインカキャンセル機構を構成
する公知のものである。
【0013】次に、ワイパースイッチユニット4の構造
を説明する。図1は断面図、図5はレバーホルダの平面
図、図6はレバーホルダの側面図、図7は図6の7−7
線断面図、図8は図5の8−8線断面図、図9は図8の
A部拡大図、図10は可動接点板の平面図、図11は可
動接点板の側面図、図12は図11の12−12線断面
図である。
【0014】まず、図1において明らかなように、ワイ
パースイッチユニット4は、上カバー20、レバーホル
ダ21、その一部をなす可動接点ホルダ部22及び固定
接点ホルダ23をこの順に上下方向へ重ねて組立てたも
のである。
【0015】可動接点ホルダ部22と固定接点ホルダ2
3との間には、ワイパースイッチ24及びウォッシャス
イッチ25が設けられている。
【0016】上カバー20は固定接点ホルダ23と上下
方向で組合されて中間部にレバーホルダ21の収容空間
を形成する部材であり、その頂面30の裏側中央部に軸
受け凹部34が形成されている。
【0017】この軸受け凹部34が設けられている部分
はレバーホルダ21を回動自在に支持する軸受け部35
をなし、図では明らかでないが頂面30の内面が凹曲面
に形成されている。なお、図中で明らかではないが、外
側面には前記ガイド溝14へ嵌合するガイドレールが形
成されている。
【0018】レバーホルダ21の内側(ステアリングシ
ャフト1に近い側をいうものとする、以下同)先端部を
覆うように下方へ延びる立て壁部37の下部には、上下
方向のガイド斜面38が形成されている。このガイド斜
面38の下部はさらに外側へ突出する段差部39をなし
ている。また、図から明らかでないが、ガイド斜面38
の平面視形状は略V字状のクリック溝をなしている。
【0019】レバーホルダ21は本願発明のスイッチ操
作部であり、操作レバー7の一端部が連結し、平面視で
操作レバー7と一体に左右方向へ回動してワイパモータ
を操作し、かつ側面視で操作レバー7のみを上下方向へ
回動させてウオッシャポンプの操作を行うようにした部
材である。
【0020】図5に明らかなように、平面視で長さ方向
一端側が略切欠き円状の頂部をなすレバー連結部40を
なし、この頂部の内側部分である円弧状庇部41より他
端側が上方へ開放された可動接点ホルダ部22をなして
いる。
【0021】レバー連結部40はレバー挿入口43(図
7)を枠状に囲む部分であり、頂部44と側面45、4
5を備え、頂部44にはレバーホルダ回動軸46が上方
へ一体に突出形成され、また、レバー連結部40の下部
にも略半円弧状をなす下側突部42が下方へ一体に突出
形成されている。
【0022】頂部44のレバーホルダ回動軸46を囲む
左右両側に平面視円弧状段部44aが設けられ、上カバ
ー20の軸受け部35内面に形成された前記凹曲面部へ
嵌合支持されることにより、上記レバーホルダ20の回
動を円滑にしている。
【0023】レバーホルダ回動軸46を上カバー20の
軸受け凹部34へ嵌合するとともに、下側突部42を固
定接点ホルダ23の円弧状溝26(図1)へ嵌合するこ
とにより、レバーホルダ21がレバーホルダ回動軸46
及び下側突部42を中心にして平面視左右方向へ回動自
在になっている。
【0024】左右両側面45の内面に軸受け凹部47が
形成され、ここに操作レバー7の左右に突出形成されて
いるレバー回動軸48が嵌合して回動自在に支持され
る。
【0025】なお、レバーホルダ回動軸46とレバー回
動軸48は本願発明における略直交する2軸であり、レ
バーホルダ回動軸46はステアリングシャフト1の軸方
向と略平行であり、操作レバー7はこのレバーホルダ回
動軸46を中心に側面視上下方向へ回動自在となる。ま
た、レバー回動軸48はステアリングシャフト1の軸に
対して略直交方向となり、レバーホルダ21と一緒に平
面視左右方向へ回動自在になる。
【0026】図1に明らかなように、操作レバー7の先
端にはクリックホルダ49が形成され、ここにボール5
0がスプリング51により突出方向へ付勢されて保持さ
れ、操作レバー7を側面視上方へ回動すると、段部39
へボール50が乗り上げ、後述するようにウォッシャス
イッチ25を閉じる。
【0027】操作レバー7から手を放すと段差部39か
らガイド斜面38へ戻り、操作レバー7を初期位置(操
作レバー7を上下又は左右のいずれにも回動せず、ワイ
パースイッチ24及びウォッシャスイッチ25がそれぞ
れ開いている状態となる位置)へ戻り、かつウォッシャ
スイッチ25が開くようになっている。
【0028】また、操作レバー7を平面視で左右方向へ
回動させると、クリックホルダ49に保持されているボ
ール50がガイド斜面38のうち中央部から離れた連結
部40方向へより張り出している斜面上へ乗り上げると
同時にレバーホルダ21を左右方向へ回動させてワイパ
ースイッチ24を開閉等操作するようになっており、操
作レバー7から手を放すとボール50がガイド斜面38
に案内されて中央部へ戻り、操作レバー7を初期位置に
戻し、かつワイパースイッチ24を開くようになってい
る。
【0029】図1に示すように、可動接点ホルダ部22
と固定接点ホルダ23との間には、ワイパースイッチ2
4が設けられ、このスイッチを構成するウォッシャスイ
ッチ用可動接点53は、レバーホルダ22の底面側に下
方へ突出して保持され、固定接点ホルダ23の上面に露
出するウォッシャスイッチ用固定接点54と接離可能に
なっている。
【0030】このウォッシャスイッチ用固定接点54は
固定接点ホルダ23上に設けられている回路基板(図示
省略)に接続されており、閉じられている間だけワイパ
モータ(図示省略)を作動させるようになっている。さ
らにこの回路基板にはノブスイッチのリード線端部(図
示省略)が接続され、ノブスイッチによる操作でワイパ
モータを作動制御するようになている。
【0031】さらに可動接点ホルダ部22の内方端部側
上部にはウォッシャスイッチ25の可動接点固定部55
が設けられ、ここに板バネ状をなすウォッシャスイッチ
用可動接点56が片持支持される。
【0032】ウォッシャスイッチ用可動接点56は、そ
の自由端側が可動接点ホルダ部22の上方を円弧状庇部
41の下方まで延びて下方へ屈曲する接点部57をな
し、ウォッシャスイッチ用固定接点58の上方に位置し
ている。
【0033】ウォッシャスイッチ用可動接点56の長さ
方向中間部には操作レバー7のレバー回動軸48より先
端側部分から下方へ突出する操作子59が当接し、操作
レバー7を上方へ回動させるとウォッシャスイッチ用可
動接点56の接点部57を押し下げてウォッシャスイッ
チ用固定接点58へ接触させるようになっている。これ
らの各部でウォッシャスイッチ25が構成されている。
【0034】ウォッシャスイッチ用固定接点58はウォ
ッシャスイッチ用固定接点54の接続する回路基板と接
続しており、ウォッシャスイッチ25が閉じられると、
ウオッシャポンプを作動させてウオッシャ液を吐出させ
ると同時にワイパモータも駆動するようになっている。
【0035】ウォッシャスイッチ用可動接点56は、図
10〜12に示すように、平面視(図10)で略V字状
をなすバネ性のある金属導体板であり、一対の腕部60
は固定端61で連続し、その左右は下方へ折り曲げられ
たガイド面62になっている。また、固定端61のうち
左右の腕部60で挟まれた部分は係合部63をなし、そ
の反対側は先端側64になっている。
【0036】図9に明らかなように、可動接点固定部5
5は、可動接点ホルダ部22と一体に形成され、かつ中
心線C上に間隔を持って配置されたクロス部70、中間
支持部71及び係止部72を備え、クロス部70は固定
端61のうち先端部64側上方を覆うように係止部72
側へ庇状に張り出し、その下面73は傾斜面になってい
る。
【0037】係止部72は頭部が断面略矢形をなしてク
ロス部70側へ張り出し、この部分が左右の腕部60の
間に入って係合部63を上から係止する部分であり、そ
の下面75も傾斜面をなし、かつ上面側にはクロス部7
0側向かって下方傾斜する傾斜面のガイド面76をなし
ている。
【0038】中間支持部71はクロス部70と係止部7
1の中間に位置し、これらよりもウォッシャスイッチ用
可動接点56の略板厚分だけ低くなっており、上端面7
7も傾斜面上に形成され、かつクロス部70側に傾斜面
をなすガイド面78が形成されている。
【0039】下面73及び75はレバー連結部40側へ
向かって上り傾斜の直線である取付方向線Lと平行であ
り、この取付方向線Lはウォッシャスイッチ用可動接点
56の固定端61を可動接点固定部55へ片持支持した
直後の傾きと一致し、中間支持部71における上端面7
7の傾きもこの直線と平行である。
【0040】取付方向線Lの傾斜角度は、自由端側が固
定接点からより大きく離れて拡開し、初期位置における
操作子59と交差するように設定され、操作レバー7を
レバーホルダ21と連結して初期位置にしたとき操作子
59の下端部位置が取付方向線Lよりも若干下方へ突出
するように設定される。
【0041】したがって、操作レバー7をレバーホルダ
21へ連結したとき、操作子59がウォッシャスイッチ
用可動接点56を下方へ弾性変形させて曲げるが、この
ときの接点部57と固定接点58との間は一定の接点ス
トロークとなるように設定されている。なお、各ガイド
面76及びガイド面78も取付方向線Lより急傾斜の直
線である取付ガイド線G上に位置している。
【0042】さらに図5に示すように、固定端61の左
右両側には一対の固定端側ガイド壁80が一体に立設さ
れ、かつ左右の腕部60の中間部を挟むように中間ガイ
ド壁81が向かい合って一体に立設され、腕部60に面
する端面82は平行になるように傾斜面をなし、かつそ
の側面視における高さは取付方向線Lと重なる程度もし
くはこれよりも若干高くなるようになっている(図
8)。
【0043】次に、本実施例の作用を説明する。レバー
ホルダ21の可動接点ホルダ部22へウォッシャスイッ
チ用可動接点56を取り付けるには、まず可動接点ホル
ダ部22の上方空間内へウォッシャスイッチ用可動接点
56を入れ、その接点部57側が円弧状庇部41の下側
になるようにする。
【0044】さらに固定端61左右のガイド面62を左
右の固定端側ガイド壁80の間へ入れてガイド面ガイド
面76及び78の上に乗せる。この状態ではウォッシャ
スイッチ用可動接点56の固定端61がまだ固定され
ず、ウォッシャスイッチ用可動接点56全体はガイド線
G上に重なる急傾斜状態になっている。
【0045】そこで、固定端61をその先端部64がク
ロス部70の下方へ入るように斜め下方へ押し込むと、
係合部63が係止部72を弾性変形させながら下面75
の下へ入り込んだとき、固定端61は前後方向をクロス
部70及び係止部72の各下面73及び75で上方から
支持され、かつ中間部を中間支持部71の上端面77で
下方から支持されることにより3点支持で固定される。
【0046】このとき、下面73及び75並びに上端面
77の各傾斜が一致しているので、ウォッシャスイッチ
用可動接点56の傾斜角度は取付方向線Lと平行にな
り、自由端側の接点部57がウォッシャスイッチ用固定
接点58から上方へ大きく離れるように拡開して取付け
られる。
【0047】この状態が図8の状態であり、このレバー
ホルダ21にレバー挿入口43側から操作レバー7を挿
入し、軸受け凹部47においてレバー回動軸48で連結
すると、操作レバー7とレバーホルダ21を一体化でき
る。
【0048】このとき、操作レバー7を初期位置にする
と、先端に設けられたボール50はガイド傾斜面38の
中央部にあり、操作子59は腕部60の中間部に当接し
てこれを若干押し下げるので、ウォッシャスイッチ用可
動接点56は、固定端61と中間支持部71の上端面7
7との接触部を支点として接点部57側が下方へ弾性変
形する。
【0049】この状態の接点部57はウォッシャスイッ
チ用固定接点58と非接触であり、かつ予め取付方向線
Lに沿う傾斜角度で取付けられているため、操作子59
により所定の接点ストローク位置まで確実に押し下げら
れる。
【0050】その後、上カバー20及び固定接点ホルダ
23を取付けると、図1に示すワイパースイッチユニッ
ト4が完成するので、このワイパースイッチユニット4
をセンタープレート2の腕部12の下方空間12a内へ
取り付けることができる。
【0051】このように、接点部57側を下方へ回し込
むことによりウォッシャスイッチ用可動接点56を可動
接点ホルダ部22の可動接点固定部55へ容易かつ迅速
に取り付けることができる。そのうえ、可動接点固定部
55をクロス部70、中間支持部71及び係止部72か
らなる3点支持構造としたので、ウォッシャスイッチ用
可動接点56が確実に支持される。
【0052】しかも、クロス部70、中間支持部71及
び係止部72のそれぞれに設けた下面73及び75並び
に上端面77を取付方向線Lと略一致する傾斜面に形成
したので、ウォッシャスイッチ用可動接点56を取り付
けた直後の状態では、ウォッシャスイッチ用可動接点5
6を取付方向線Lに合わせて所定の傾斜角度で取り付け
ることができる。
【0053】この、取付方向線Lは操作レバー7が初期
位置にあるときの操作子59と側面視で交差するように
設定されているため、操作レバー7とレバーホルダ21
の連結により、ウォッシャスイッチ用可動接点56を弾
性変形させて接点部57を所定の接点ストロークにする
ので、スイッチの開閉を正確にできるようになるととも
に、より品質の安定を図ることができる。
【0054】したがって、ウォッシャスイッチ用の可動
接点の取付精度を大きく向上させることができ、しかも
係合による3点支持構造で固定できるので、取付がより
確実になりかつ作業が容易迅速になる。また、可動接点
固定部55の構造も比較的簡単に形成できる。
【0055】そのうえ、中間支持部71及び係止部72
のそれぞれにガイド面76とガイド面78を形成したの
でウォッシャスイッチ用可動接点56を取り付けるとき
取付ガイド線Gと平行にさせることができ、この点でも
ウォッシャスイッチ用可動接点56の取付作業を容易に
できる。また、固定端側ガイド壁80及び中間部ガイド
壁81の存在も取付作業の容易化に貢献する。
【0056】そのうえさらに、ウォッシャスイッチ用可
動接点56は弾性変形を受けるため、その復元弾性によ
り操作子59へ常時押しつけられ、振動が加わってもウ
ォッシャスイッチ用可動接点56のガタつき及びガタつ
きによる異音の発生が防止される。
【0057】なお、本願発明は上記実施例に限定されず
種々応用可能であり、例えば、ワイパースイッチユニッ
ト4を構成する本願発明の第1及びウォッシャスイッチ
は、それぞれウォッシャスイッチ25とワイパースイッ
チ24でもよい。また、回路構成等は公知の種々構造が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係るワイパースイッチユニットの断
面図
【図2】 コンビネーションスイッチ全体の平面図
【図3】 同上側面図
【図4】 図2の4−4線に沿うセンターベースの断面
【図5】 レバーホルダの平面図
【図6】 レバーホルダの側面図
【図7】 図6の7−7線断面図
【図8】 図5の8−8線断面図
【図9】 図8のA部拡大図
【図10】可動接点板の平面図
【図11】可動接点板の側面図
【図12】図11の12−12線断面図
【符号の説明】 1:ステアリングシャフト、2:センタープレート、
3:ライティングスイッチユニット、4:ワイパースイ
ッチユニット、5:操作レバー、7:操作レバー、8:
ノブ、20:上カバー、21:レバーホルダ、22:可
動接点ホルダ部、23:固定接点ホルダ、41:円弧状
庇部、46:レバーホルダ回動軸、47:軸受け凹部、
48:レバー回動軸、54:ウォッシャスイッチ用固定
接点、55:可動接点固定部、56:ウォッシャスイッ
チ用可動接点、57:接点部、58:ウォッシャスイッ
チ用固定接点、59:操作子、60:腕部、61:固定
端、63:係合部、64:先端部、70:クロス部、7
1:中間支持部、72:係止部、73:下面、75:下
面、76:ガイド面、77:上端面、78:ガイド面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略直交する2軸方向へ回動自在な操作レバ
    ーと、その先端部が連結されたスイッチ操作部と、この
    スイッチ操作部に設けられた可動接点と、この可動接点
    が接離する固定接点とを備え、操作レバーは前記2軸方
    向のうちの一方へ回動するとスイッチ操作部と一体に回
    動してワイパースイッチを開閉し、他の軸方向へはスイ
    ッチ操作部と独立して回動することによりウォッシャス
    イッチを開閉するように構成したワイパースイッチユニ
    ットにおいて、前記ウォッシャスイッチを構成する可動
    接点は一端を自由端とし、他端を固定端とする板バネ状
    をなし、この固定端はスイッチ操作部に設けられた接点
    固定部へ係合による3点支持構造で取付けられ、かつこ
    の接点固定部に形成された傾斜面により、可動接点が所
    定の傾斜角度で取付けられることを特徴とするウォッシ
    ャスイッチの可動接点取付構造。
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