JP2001006494A - ストークスイッチ装置 - Google Patents

ストークスイッチ装置

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JP2001006494A
JP2001006494A JP11169799A JP16979999A JP2001006494A JP 2001006494 A JP2001006494 A JP 2001006494A JP 11169799 A JP11169799 A JP 11169799A JP 16979999 A JP16979999 A JP 16979999A JP 2001006494 A JP2001006494 A JP 2001006494A
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Japan
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operation lever
insertion hole
lever
holder
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JP11169799A
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Inventor
Atsuo Takahashi
淳夫 高橋
Yasuo Takii
康雄 滝井
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 操作レバーを回動操作する際の操作フィーリ
ングを向上させる。 【解決手段】 操作レバー3に取付けられたホルダ8の
前端部に挿入孔23を形成し、この挿入孔に駆動体24
をスライド可能に保持すると共に、この駆動体をスプリ
ング25の弾発力によってケース1のカム面10に圧接
する。挿入孔の内周面の上下両端に軸線方向へ延びる一
対のガイド溝23aを形成し、ガイド溝を駆動体のカム
面に対する摺動方向と直交する面内に位置させる。一
方、第1の駆動体の外周面に軸線方向へ延びる一対のガ
イド突起24aを形成されており、これらガイド突起を
微少クリアランスを保って挿入孔のガイド溝に挿入す
る。このように構成すると、操作レバーを中立位置と指
示位置との間で回動操作する際に、駆動体はガタを伴わ
ずに挿入孔内をスライドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ングコラム等に付設され、方向指示ランプやワイパー等
を動作させるストークスイッチ装置に係り、特に、該ス
トークスイッチ装置に備えられる操作レバーを動作位置
に保持するための駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車のステアリングコラムには
左右一対のストークスイッチ装置が付設されており、一
方のストークスイッチ装置はターンシグナルスイッチ装
置と称せられて方向指示ランプ等を動作させるために使
用され、他方のストークスイッチ装置はワイパー等を動
作させるために使用される。このようなストークスイッ
チ装置のうち、例えばターンシグナルスイッチ装置は、
ステアリングコラム等に一体化されたハウジングに操作
レバーの基端側を支持し、この操作レバーの先端側を中
立位置から左右いずれかの方向指示位置へ回動操作する
ことにより、左折または右折用のランプを点滅動作し、
操作レバーを方向指示位置とは直交する方向へ回動操作
することにより、ビーム切換えやパッシング動作を行う
ようになっている。
【0003】従来より、このような操作レバーの支持構
造として、操作レバーの基端部に作動部材を嵌合して両
者を一体化すると共に、この操作レバーから突出する作
動部材にホルダを回転可能に連結し、このホルダに設け
た一対の支軸をハウジングに回転可能に支承したものが
知られている。ここで、ハウジングに対する回転軸と作
動部材のホルダに対する回転軸とは互いに直交してお
り、作動部材にはスプリングを介して駆動体がスライド
可能に保持され、この駆動体の先端はホルダの内面に形
成されたカム面と常時圧接している。また、ホルダには
スプリングを介して別の駆動体がスライド可能に保持さ
れており、この駆動体の先端はハウジングの内面に形成
された別のカム面と常時圧接している。
【0004】このように概略構成されたターンシグナル
スイッチ装置において、操作レバーを中立位置から左右
いずれかの指示位置へ回動操作すると、操作レバーと作
動部材およびホルダの三者はホルダの支軸を中心として
一体的に回転し、ホルダに保持された駆動体がハウジン
グのカム面を摺動することにより、操作レバーは方向指
示位置にロックされ、それに伴って左または右折用のラ
ンプが点滅動作される。また、操作レバーを上記の指示
位置とは直交する方向へ回動操作すると、ホルダは回転
せずに操作レバーと作動部材がホルダに対して回転し、
それに伴ってビーム切換えやパッシング動作が行われ
る。その際、作動部材に保持された駆動体がホルダのカ
ム面を摺動することにより作動部材に十分な復帰力が蓄
勢され、この蓄勢力により操作レバーと作動部材は中立
位置へ復帰する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、この
種のターンシグナルスイッチ装置では、操作レバーを中
立位置から左右いずれかの指示位置へ回動操作すると、
それに伴ってホルダに保持された駆動体がハウジングの
カム面を摺動するようになっており、駆動体の動きによ
って操作レバーの操作フィーリングが大きく決定され
る。
【0006】すなわち、従来のターンシグナルスイッチ
装置では、図9に示すように、ホルダ100の挿入孔1
01に所定のクリアランスを存して駆動体102をスラ
イド可能に挿入し、スプリング103の弾発力によって
駆動体102の先端をハウジング104のカム面105
に圧接するように構成されているため、操作レバーを回
動操作した時に、駆動体102が上記クリアランスの範
囲内でガタつくことになる。このクリアランスは挿入孔
101の内径寸法と駆動体102の外径寸法とによって
決定され、ホルダ100や駆動体102の成形時のヒケ
等を考慮すると、一般的には駆動体102の外径寸法を
大きくするとクリアランスも大きくする必要がある。一
方、駆動体102はその先端の球状部分がカム面105
に圧接されており、駆動体102の先端部の曲率を大き
くすると、つまり駆動体102の外径寸法を大きくする
と、駆動体102をカム面105に沿ってスムーズに移
動させることができる。
【0007】このように、従来のターンシグナルスイッ
チ装置では、クリアランスに起因するガタ(遊び)を抑
えるために駆動体102の外径寸法を小さくすると、駆
動体102をカム面105に沿ってスムーズに移動させ
ることができなくなり、その反対に、駆動体102をカ
ム面105に沿ってスムーズに移動させるために駆動体
102の外径寸法を大きくすると、クリアランスに起因
する駆動体102のガタが増長されてしまう。このた
め、駆動体102にガタが発生することをある程度犠牲
にした上で、駆動体102の外径寸法を比較的大きく決
定しており、操作レバーの操作フィーリングを高めるこ
とができないという問題があった。なお、このような問
題は、ホルダのカム面を摺動する作動部材側の駆動体に
ついても同様である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動体に必要
とされる外径寸法を確保した上で、挿入孔に対する駆動
体のガタを幅狭な凹凸ガイドによって吸収することとす
る。このような凹凸ガイドを設けると、駆動体の外径寸
法を大きくしてカム面上をスムーズに摺動させることが
できると共に、クリアランスに起因する駆動体のガタを
抑えることができ、操作レバーの操作フィーリングが著
しく向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のストークスイッチ装置で
は、カム面を有するハウジングと、このハウジングに支
軸を中心に回動可能に支持された操作レバーと、この操
作レバーに設けられた挿入孔に往復動可能に保持された
駆動体と、この駆動体を前記カム面に向けて弾性付勢す
るスプリングとを備え、前記操作レバーの回動操作に伴
って前記駆動体が前記カム面を摺動するストークスイッ
チ装置であって、前記駆動体と前記挿入孔のいずれか一
方にガイド突起を設けると共に、いずれか他方に該ガイ
ド突起に嵌合するガイド溝を設け、これらガイド突起と
ガイド溝を前記駆動体の前記カム面に対する摺動方向と
直交する面内に位置させた。
【0010】このように構成すると、操作レバーの回動
操作に伴って駆動体がカム面上を摺動する時、駆動体は
その外径寸法に比べて幅狭なガイド溝とガイド突起の凹
凸嵌合によってガタが抑えられ、しかも、駆動体に必要
とされる外径寸法はガイド溝とガイド突起の凹凸嵌合以
外の部分によって確保され、駆動体の先端はカム面上を
スムーズに摺動するため、操作レバーの操作フィーリン
グを高めることができる。
【0011】前記ガイド突起と前記ガイド溝の組の数は
特に限定されるものではないが、これらガイド突起とガ
イド溝の組を180度対向する位置に2組設けることが
好ましい。
【0012】また、本発明のストークスイッチ装置は方
向指示ランプやワイパー等を動作させるために使用され
るものであり、特に、前記操作レバーが、支軸を有する
ホルダと、この支軸に直交する別の支軸を中心としてホ
ルダに回動可能に連結された作動部材と、この作動部材
に設けられた挿入孔に往復動可能に保持された駆動体
と、この駆動体をホルダに設けられたカム面に向けて弾
性付勢するスプリングとを具備したストークスイッチ装
置である場合、この作動部材に設けられた挿入孔と駆動
体についても、上記と同様のガイド突起とガイド溝を設
けることにより、操作レバーの操作フィーリングを高め
ることができる。
【0013】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は実施例に係るターンシグナルスイッチ装置の分解
斜視図、図2は第1ケースに操作レバーを組み込んだ状
態を示す平面図、図3は該ターンシグナルスイッチ装置
の縦断面図、図4はキャンセル機構の要部を示す分解斜
視図、図5は該キャンセル機構の底面図、図6はホルダ
に可動部材を組み込んだ状態を示す正面図、図7は該可
動部材の動作説明図、図8はキャンセル機構の動作説明
図である。
【0014】本実施例に係るターンシグナルスイッチ装
置は、ハウジングをなす合成樹脂製の第1および第2ケ
ース1,2と、これら両ケース1,2に回転可能に支持
された操作レバー3と、第2ケース2の内面に載置され
た第1および第2のレバー部材4,5と、この第1のレ
バー部材4を第2ケース2から突出する方向へ弾性付勢
する捩じりコイルばね6とから主に構成されており、後
述するように、操作レバー3は作動部材7とホルダ8お
よび可動部材9等を具備している。第1および第2ケー
ス1,2はスナップ結合等の手段を用いて一体化され、
図示せぬコラムカバーやコンビスイッチ等のステータ部
材に固定されるようになっている。
【0015】図1と図2に示すように、第1ケース1の
内部にV字状のカム面10が形成されており、このカム
面10は中央の谷部10aと両側に位置する一対のロッ
ク部10bとを有している。図3に示すように、第1ケ
ース1の底面にプリント基板11が取付けられており、
このプリント基板11上を摺動する一対の摺動子受体1
2,13が第1ケース1の内底面側に露出している。一
方の摺動子受体12は操作レバー3の左折または右折方
向への回動操作により駆動され、図示せぬ左折または右
折用ランプの点滅動作を行う。他方の摺動子受体13は
操作レバー3の上下方向への揺動操作により駆動され、
図示せぬビーム用ランプの点燈動作を行う。これら両摺
動子受体12,13にはプリント基板11に形成された
固定接点(図示省略)と接離する可動接点14,15が
取付けられている。
【0016】図4と図5に示すように、第2ケース2の
内面に円柱状のガイド軸16と支軸17が所定間隔を存
して同一線上に立設されており、支軸17の近傍に先端
に係止爪18aを有するスナップ片18が立設されてい
る。また、第2ケース2の内面に円筒状のボス19が立
設されており、このボス19と反対側の側面に第2ケー
ス2の内面に沿って平行に延びる規制面20が設けられ
ている。
【0017】第1のレバー部材4に第1および第2の長
孔4a,4bとばね受部4cとが形成されており、この
ばね受部4cは第1の長孔4aの一方の開口端に沿って
延びている。第1の長孔4aはガイド軸16に挿入され
ており、第1のレバー部材4はガイド軸16に沿って回
転かつスライド自在である。また、第1のレバー部材4
の前後両端に当接部4dとカム部4eとがそれぞれ突設
されており、カム部4eの横断面形状は半円形に形成さ
れている。
【0018】第2のレバー部材5に第1の開口21と第
2の開口22とが形成されており、第2の開口22の両
側縁は内方へ突出する湾曲部22aとなっている。ま
た、第2のレバー部材5に支軸17に挿入される孔5a
が形成されており、第2のレバー部材5は支軸17を中
心に回転自在である。孔5aの近傍にスナップ片18の
係止爪18aと係合する凹部5bが形成されており、こ
の凹部5bは孔5aを中心として円弧状に延びている。
さらに、第2のレバー部材5の先端には突部5cが形成
されており、この突部5cの中央に連結ピン5dが立設
されている。
【0019】第2のレバー部材5は第2ケース2の内面
に対して第1のレバー部材4の上に重ねられており、第
1のレバー部材4の第2の長孔4bを含む前端部分は第
2ケース2の内面と第2のレバー部材5の突部5cとの
間に収納されている。また、第1のレバー部材4のカム
部4eやばね受部4cを含む後端部分は第2のレバー部
材5の第1の開口21から第1ケース1側に突出し、第
1のレバー部材4は捩じりコイルばね6によって両長孔
4a,4bの長手方向に弾性付勢されている。この捩じ
りコイルばね6は、ボス19に挿入された巻回部6a
と、第2ケース2の側壁に掛止された第1の腕部6b
と、巻回部6aを固定端として片持ち梁状に延びる第2
の腕部6cとを有しており、第2の腕部6cのほぼ中央
部分は第1のレバー部材4のばね受部4cに掛合されて
いる。また、第2の腕部6cの先端部分は第2ケース2
の規制面20に摺動可能に当接しており、この規制面2
0によって第2の腕部6cが第2ケース2の内面から離
間しないように規制されている。すなわち、捩じりコイ
ルばね6の第2の腕部6cは、第1のレバー部材4を両
長孔4a,4bの長手方向に弾性付勢する機能の他に、
第1のレバー部材4の第1の長孔4aがガイド軸16か
ら抜け落ちるのを防止する脱落防止部材としても機能し
ている。
【0020】これら両レバー部材4,5を第2ケース2
に組み込む場合は、まず、第1のレバー部材4の第1の
長孔4aをガイド軸16に挿入した後、第2のレバー部
材5の突部5cを第1のレバー部材4に重ねた状態で孔
5aを支軸17に挿入する。これにより、第2のレバー
部材5の連結ピン5dが第1のレバー部材4の第2の長
孔4bに挿入されると共に、スナップ片18の係止爪1
8aが第2のレバー部材5の凹部5bに係合される。し
かる後、捩じりコイルばね6の第2の腕部6cを撓めな
がら第1のレバー部材4のばね受部4cに掛合すると共
に、該第2の腕部6cの先端を規制面20に当接する
と、第2ケース2の内面と第2の腕部6cとの間に両レ
バー部材4,5が挟まれる状態になる。その結果、両レ
バー部材4,5に第2ケース2の内面から離間する方向
の力が作用したとしても、この力は第2の腕部6cによ
って受けられるため、第1のレバー部材4の第1の長孔
4aがガイド軸16から抜け落ちることを防止でき、第
1のレバー部材4に重ねられた第2のレバー部材5の孔
5aが支軸17から抜け落ちることも防止できる。
【0021】前述したように、操作レバー3は作動部材
7とホルダ8および可動部材9等を具備しており、これ
ら作動部材7とホルダ8および可動部材9はいずれも合
成樹脂で成形されている。図3に示すように、作動部材
7の後端は操作レバー3の根元部分に固定されており、
その両側面に円形の凹部7aが形成されている。また、
作動部材7の下端に突起7bが形成されており、この突
起7bは前述した他方の摺動子受体13と係合してい
る。
【0022】ホルダ8は両側面から後方へ延びる突出片
8aを有し、これら突出片8aの内面に形成された円形
の突起8bは作動部材7の両凹部7aにそれぞれスナッ
プインされている。ホルダ8の上面先端に平面視山形の
カム面8cが形成されており、このカム面8cは第1の
レバー部材4のカム部4eと対向している。また、ホル
ダ8の上下両面に一対の支軸8d,8eが突設されてお
り、これら支軸8d,8eは第1および第2ケース1,
2に設けられた円形の凹部1a,2aに嵌合されてい
る。さらに、ホルダ8の前方下端に突起8fが形成され
ており、この突起8fは前述した一方の摺動子受体12
と係合している。
【0023】可動部材9は逆L字状に連続する脚部9a
と駆動部9bを有し、脚部9aはホルダ8に形成された
開口8gの上方から内部に挿入されている。脚部9aに
ばね受け突起9cと一対の軸孔9dとが形成されてお
り、これら軸孔9dをホルダ8の開口8g内に形成した
突起8hにスナップインすることにより、可動部材9は
ホルダ8に揺動可能に支持されている。駆動部9bはホ
ルダ8の上面に沿って後方へ延びており、この駆動部9
bの後端に第2のレバー部材5の第2の開口22内に達
する受部9eが突設されている。また、駆動部9bの裏
面中央にガイド溝9fが形成されており、このガイド溝
9fをホルダ8の上面に形成した突起8iに挿入すれる
ことにより、可動部材9の揺動時のガタが防止されてい
る。
【0024】図6と図7に示すように、ホルダ8の前端
部に挿入孔23が形成されており、この挿入孔23に合
成樹脂製の第1の駆動体24がスライド可能に保持され
ている。第1の駆動体24と可動部材9のばね受け突起
9cとの間にスプリング25が介設されており、このス
プリング25の反発力により、第1の駆動体24の先端
は第1ケース1のカム面10に圧接されると共に、可動
部材9の脚部9aはホルダ8の内面に圧接されて安定位
置にある。挿入孔23の上下両端に軸線方向へ延びる一
対のガイド溝23aが形成されており、これらガイド溝
23aはカム面10を移動する第1の駆動体24の摺動
方向(図6に直線Pで示す)と直交する面内に位置して
いる。一方、第1の駆動体24の外周面に軸線方向へ延
びる一対のガイド突起24aが形成されており、これら
ガイド突起24aは微少クリアランスを保って挿入孔2
3のガイド溝23a内をスライドする。
【0025】前述したように、操作レバー3に固定され
た作動部材7とホルダ8とは凹部7aと突起8bの嵌合
部分で回転可能に連結されており、また、ホルダ8と両
ケース1,2とは支軸8d,8eと凹部1a,2aの嵌
合部分で回転可能に連結されている。したがって、操作
レバー3を左折または右折の指示位置へ回動操作した場
合、操作レバー3と作動部材7およびホルダ8の三者
は、ハウジング(両ケース1,2)に対し両凹部1a,
2a(両支軸8d,8e)を結ぶ直線を回転軸として水
平方向へ一体的に回転するが、操作レバー3を指示位置
と直交する方向へ回動操作した場合、操作レバー3と作
動部材7は、ハウジングとホルダ8に対し両凹部7a
(両突起8b)を結ぶ直線を回転軸として垂直方向へ所
定角度だけ回転する。なお、図3に示すように、作動部
材7の前端に形成された挿入孔7cにはスプリング26
を介して第2の駆動体27がスライド可能に保持されて
おり、第2の駆動体27の先端はホルダ8の内部に形成
されたカム面8jに圧接している。詳細図は省略してあ
るが、前述した挿入孔23と第1の駆動体24に形成し
たものと同様のガイド溝とガイドがこれら挿入孔7cと
第2の駆動体27にも形成してある。ただし、カム面8
j上を移動する第2の駆動体27の摺動方向は第1の駆
動体24と直交しているため、図1に示すように、第1
の駆動体24のガイド突起24aと第2の駆動体27ガ
イド突起27aとは直交している。
【0026】次に、上記の如く構成されたターンシグナ
ルスイッチ装置の動作を主に図8に基づいて説明する。
ただし、図8は両レバー部材4,5や捩じりコイルばね
6を第2ケース2の上方から透視した状態で示してい
る。
【0027】まず、図2に示すように、操作レバー3が
中立位置にある場合、第1の駆動体24の先端はカム面
10の中央の谷部10aと当接し、スプリング25の弾
発力によって当該位置に安定的に保持されている。この
時、第1のレバー部材4のカム部4eはホルダ8のカム
面8cの頂点で当接しており、図8(a)に示すよう
に、第1のレバー部材4は捩じりコイルばね6の付勢力
に抗して後退している。したがって、第1のレバー部材
4の当接部4dはハンドルに連動して回転するキャンセ
ル突起28の回動軌跡外に位置しており、この状態でハ
ンドルを回転しても、キャンセル突起28は第1のレバ
ー部材4の当接部4dに当接せず、操作レバー3は中立
位置に維持される。
【0028】操作レバー3をこの中立位置から図2の矢
印AまたはBのいずれかの方向に回動すると、第1の駆
動体24の先端はカム面10上を摺動してロック部10
bに係止され、カム面10の斜面を乗り越える際にクリ
ック感が生起される。この場合、幅狭なガイド突起24
aとガイド溝23aとが第1の駆動体24の摺動方向
(図6の直線P)と直交する面内で凹凸嵌合しているた
め、第1の駆動体24はガタを伴わずに挿入孔23内を
スライドし、しかも、第1の駆動体24の外形寸法は挿
入孔23の内径寸法とほぼ同程度に大きく、第1の駆動
体24の先端はカム面10上をスムーズに摺動するた
め、操作レバー3の操作フィーリングは非常に良好とな
る。
【0029】ここで、例えば、操作レバー3を図2の矢
印B方向に回動すると、操作レバー3に連動してホルダ
8と可動部材9も同方向へ回転し、それに伴ってカム面
8cの頂点がカム部4eから外れるため、図8(b)に
示すように、第1のレバー部材4は捩じりコイルばね6
の第2の腕部6cからの弾性力を受けて両長孔4a,4
bの長手方向に沿って前進し、当接部4dがキャンセル
突起28の回動軌跡内に進出する。この時、第2の腕部
6cの先端部は第2ケース2の規制面20に沿って摺動
するため、第2の腕部6cの先端部が規制面20から外
れることはない。また、操作レバー3の矢印B方向への
回動に伴い、ホルダ8の安定位置に保持された可動部材
9の受部9eは第2のレバー部材5の第2の開口22内
を変位し、図8(b)に示すように、この受部9eは第
2の開口22の一方の湾曲部22aと当接する。さら
に、操作レバー3の矢印B方向への回動に伴い、ホルダ
8の突起8fが一方の摺動子受体12を駆動するため、
この摺動子受体12によって接点の切換えが行われ、図
示せぬ右折用のランプが点滅動作する。
【0030】図8(b)に示す右折状態で、ハンドルが
逆方向(同図の矢印方向)に回転操作されると、そのリ
ターン動作中にキャンセル突起28が第1のレバー部材
4の当接部4dに突き当る。その結果、第1のレバー部
材4がガイド軸17を中心に同図の時計回り方向に回転
し、それに伴って、第1のレバー部材4に連結された第
2のレバー部材5が支軸17を中心に時計回り方向に回
転するため、第2のレバー部材5の第2の開口22は同
図の上方へ回動変位する。これにより、第2の開口22
の湾曲部22aが可動部材9の受部9eを上方へ押圧
し、この押圧力が可動部材9を介してホルダ8に伝達さ
れるため、ホルダ8に保持された第1の駆動体24の先
端はカム面10のロック部10bから外れて中央の谷部
10aへと移行し、操作レバー3と第1および第2のレ
バー部材4,5は図8(a)に示す中立位置に自動復帰
する。
【0031】また、図8(b)に示す右折状態で操作レ
バー3に自動復帰を阻止する何らかの力が作用した場
合、例えば操作レバー3を押さえながらハンドルが逆方
向に回転操作されると、上記したように第2のレバー部
材5が支軸17を中心に時計回り方向に回転しようとす
るが、操作レバー3が押さえられているためホルダ8は
回転せず、第2の開口22の湾曲部22aと可動部材9
の受部9eとの当接部分に過大な負荷が発生する。この
ような過負荷が生じた場合、図8(c)に示すように、
第2のレバー部材5の回転方向の分力によって受部9e
が湾曲部22aに沿って押圧され、可動部材9がスプリ
ング25の反発力に抗して図7の実線で示す安定位置か
ら2点鎖線で示す退避位置へと揺動するため、第1およ
び第2のレバー部材5は受部9eに妨げられることなく
回転できる。そして、キャンセル突起28が第1のレバ
ー部材4の当接部4dを通過すると、可動部材9はスプ
リング25の反発力によって退避位置から安定位置へと
自動復帰するため、再び図8(b)に示す右折状態に維
持される。このように、キャンセル動作時に第2のレバ
ー部材5の第2の開口22と可動部材9の受部9eとの
当接部分に生じる過負荷が可動部材9の揺動によって解
放(吸収)されるため、両レバー4,5や可動部材9を
含む動力伝達系の構成部品の破損が防止される。
【0032】一方、操作レバー3を指示位置と直交する
方向(図2の矢印A,Bに直交する方向)に回動する
と、前述したように、操作レバー3と作動部材7がハウ
ジング(両ケース1,2)とホルダ8に対し両凹部7a
(両突起8b)を結ぶ直線を回転軸として垂直方向へ所
定角度だけ回転し、それに伴って第2の駆動体27の先
端がホルダ8のカム面8j上を摺動し、カム面8jの斜
面を乗り越える際にクリック感が生起される。この場合
も、ガイド突起とガイド溝の凹凸嵌合により第2の駆動
体27のガタが抑えられ、第2の駆動体27の先端はカ
ム面8j上をスムーズに摺動するため、操作レバー3の
操作フィーリングは非常に良好となる。また、かかる操
作レバー3の回動に伴い、作動部材7の突起7bが摺動
子受体13を駆動するため、この摺動子受体13によっ
て接点の切換えが行われ、ビーム切換えやパッシング動
作が行われる。
【0033】上記実施例にあっては、第1の駆動体24
の外周面に形成された幅狭なガイド突起24aと挿入孔
23の内周面に形成された幅狭なガイド溝23aとが第
1の駆動体24の摺動方向と直交する面内で凹凸嵌合し
ているため、操作レバー3を中立位置と指示位置との間
で回動操作する際に、第1の駆動体24はガタを伴わず
に挿入孔23内をスライドし、しかも、第1の駆動体2
4の外形寸法は挿入孔23の内径寸法とほぼ同程度に大
きく、第1の駆動体24の先端はカム面10上をスムー
ズに摺動するため、操作レバー3の操作フィーリングは
非常に良好となる。
【0034】また、操作レバー3を指示位置と直交する
方向へ回動操作すると、操作レバー3と作動部材7がハ
ウジングとホルダ8に対して回転し、それに伴って作動
部材7の挿入孔7cに保持された第2の駆動体24がホ
ルダ8のカム面8j上を摺動するが、これら挿入孔7c
と第2の駆動体27にも上記と同様のガイド突起とガイ
ド溝が形成されているため、第2の駆動体27はガタを
抑えられた状態でカム面8j上をスムーズに摺動し、こ
の場合の操作レバー3の操作フィーリングも非常に良好
となる。
【0035】なお、上記実施例では、第1の駆動体24
の外周面に形成されたガイド突起24aと挿入孔23の
内周面に形成されたガイド溝23aとを凹凸嵌合した場
合について説明したが、これとは逆に、第1の駆動体2
4の外周面にガイド溝を形成し、挿入孔23の内周面に
ガイド突起を形成しても良い。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0037】カム面を有するハウジングと、このハウジ
ングに支軸を中心に回動可能に支持された操作レバー
と、この操作レバーに設けられた挿入孔に往復動可能に
保持された駆動体と、この駆動体を前記カム面に向けて
弾性付勢するスプリングとを備え、前記操作レバーの回
動操作に伴って前記駆動体が前記カム面を摺動するスト
ークスイッチ装置において、前記駆動体と前記挿入孔の
いずれか一方にガイド突起を設けると共に、いずれか他
方に該ガイド突起に嵌合するガイド溝を設け、これらガ
イド突起とガイド溝を前記駆動体の前記カム面に対する
摺動方向と直交する面内に位置させることにより、操作
レバーの回動操作に伴って駆動体がカム面上を摺動する
時、駆動体はその外径寸法に比べて幅狭なガイド溝とガ
イド突起の凹凸嵌合によってガタが抑えられ、しかも、
駆動体に必要とされる外径寸法はガイド溝とガイド突起
の凹凸嵌合以外の部分によって確保され、駆動体の先端
はカム面上をスムーズに摺動するため、操作レバーの操
作フィーリングを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るターンシグナルスイッチ装置の分
解斜視図である。
【図2】第1ケースに操作レバーを組み込んだ状態を示
す平面図である。
【図3】該ターンシグナルスイッチ装置の縦断面図であ
る。
【図4】キャンセル機構の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図5】該キャンセル機構の底面図である。
【図6】ホルダに可動部材を組み込んだ状態を示す正面
図である。
【図7】該可動部材の動作説明図である。
【図8】キャンセル機構の動作説明図である。
【図9】従来例の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1ケース 2 第2ケース 3 操作レバー 4 第1のレバー部材 5 第2のレバー部材 6 捩じりコイルばね 7 作動部材 7c 挿入孔 8 ホルダ 8c カム面 9 可動部材 10 カム面 23 挿入孔 23a ガイド溝 24 第1の駆動体 24a ガイド突起 25 スプリング 26 スプリング 27 第2の駆動体 28 キャンセル突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム面を有するハウジングと、このハウ
    ジングに支軸を中心に回動可能に支持された操作レバー
    と、この操作レバーに設けられた挿入孔に往復動可能に
    保持された駆動体と、この駆動体を前記カム面に向けて
    弾性付勢するスプリングとを備え、前記操作レバーの回
    動操作に伴って前記駆動体が前記カム面を摺動するスト
    ークスイッチ装置であって、 前記駆動体と前記挿入孔のいずれか一方にガイド突起を
    設けると共に、いずれか他方に該ガイド突起に嵌合する
    ガイド溝を設け、これらガイド突起とガイド溝を前記駆
    動体の前記カム面に対する摺動方向と直交する面内に位
    置させたことを特徴とするストークスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記ガイド突
    起と前記ガイド溝の組が180度対向する位置に2組設
    けられていることを特徴とするストークスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    操作レバーが、前記支軸を有するホルダと、前記支軸に
    直交する別の支軸を中心として前記ホルダに回動可能に
    連結された作動部材と、この作動部材に設けられた挿入
    孔に往復動可能に保持された駆動体と、この駆動体を前
    記ホルダに設けられたカム面に向けて弾性付勢するスプ
    リングとを具備しており、これら駆動体と挿入孔のいず
    れか一方に前記ガイド突起を設けると共に、いずれか他
    方に前記ガイド溝を設けたことを特徴とするストークス
    イッチ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2065254A1 (en) 2007-11-29 2009-06-03 Alps Electric Co., Ltd. Lever operating device
DE102011005372A1 (de) 2010-03-11 2011-09-15 Alps Electric Co., Ltd. Hebelbetätigungsvorrichtung
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