JP4046962B2 - 自動車用複合スイッチレバー - Google Patents

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    • B60Q1/1453Hand actuated switches
    • B60Q1/1461Multifunction switches for dimming headlights and controlling additional devices, e.g. for controlling direction indicating lights
    • B60Q1/1469Multifunction switches for dimming headlights and controlling additional devices, e.g. for controlling direction indicating lights controlled by or attached to a single lever, e.g. steering column stalk switches
    • B60Q1/1476Multifunction switches for dimming headlights and controlling additional devices, e.g. for controlling direction indicating lights controlled by or attached to a single lever, e.g. steering column stalk switches comprising switch controlling means located near the free end of the lever, e.g. press buttons, rotatable rings

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用複合スイッチレバーに係り、詳しくはヘッドライト、テールライトのライト種の切り換えスイッチと、フォグライトのオンオフを行なうことができる自動車用複合スイッチレバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車のステアリングコラムに設けられた複合スイッチレバーとして、下記の構成のものが提案されている。このレバーは、ヘッドライト、サイドライト(テールライト)のライト種切り換え用ロータリスイッチノブ、及びフォグライト用のロータリースイッチノブを共通の軸に対して回転自在に配置されている。
【0003】
そして、前記複合スイッチレバーでは、ライト種切り換えロータリスイッチノブ(以下、切り換えノブという)と、フォグライト用ロータリスイッチノブ(フォグ用ノブという)とが互いに独立的に操作できるようにしたものがある。
【0004】
この場合、切り換え用ノブを操作して、ヘッドライト、及びサイドライトをオフしたにも拘わらず、フォグライトはオフされないため、フォグライトの消し忘れの虞がある。
【0005】
このようなフォグライトの消し忘れを防止するために、切り換えノブと、フォグ用ノブとの間にキャンセル機構を設けたものが提案されている。前記キャンセル機構は、前記両ノブ間を連係する連係部材を備え、同連係部材は切り換えノブの回転操作とともに、一体に連動する構成とされている。
【0006】
この技術では、切り換えノブをオン位置からオフ位置(ヘッドライト、サイドライトの両ライトがともにオフする位置)へ操作したとする。すると、オン位置にあったフォグ用ノブがキャンセル機構の連係部材に連係されて強制的にオフ位置に位置するようにされている。
【0007】
このことによって、上記の複合スイッチレバーにおいてはフォグライトの消し忘れが防止できるようにされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記キャンセル機構が設けられた複合スイッチレバーは、切り換えノブとフォグ用ノブ間に連係部材を配置している。前記連係部材は、切り換えノブの回転操作とともに、一体に連動する構成とされているため、連係部材の配置スペース及び作動スペースが必要となる。
【0009】
このため、切り換えノブの操作によって、オンオフ操作される可動接点と、同可動接点が接離される固定接点とからなるスイッチ装置を組み込むスペースがなく、前記スイッチ装置を複合スイッチレバー内に組み込むことができなかった。
【0010】
このため、従来は、切り換えノブを共通の軸に一体に連結し、同軸の基端側(ステアリングコラム側)に設けられるスイッチボックス内に、前記軸の作動に応じて作動する可動接点と、同可動接点に接離する固定接点とからなるスイッチ装置を設ける必要があった。すなわち、従来の切り換えノブにて操作されるスイッチ装置は、共通の軸を介して遠隔操作されるようにしていた。
【0011】
このタイプの複合スイッチレバーでは、一般に前記スイッチボックス内に、ヘッドライト、サイドライト(テールライト)に流れる駆動電流を直にオンオフするためのスイッチ装置として構成されている。
【0012】
しかし、このような遠隔操作ではなく、複合スイッチレバー内に切り換えノブにてオンオフされるスイッチ装置が組み込まれた構造のものが需要家から要望されている。仮に複合スイッチレバー内にスイッチ装置を組み込めれば、ヘッドライト、サイドライト(テールライト)に流れる駆動電流を直にオンオフする必要が無く、リレー接点にてオンオフすることができるレバーとすることができる。
【0013】
本発明の目的は、上記のように、2種のスイッチノブ(第1,第2スイッチノブ)を共通の軸に対して回転自在に配置し、一方のスイッチノブ(第2スイッチノブ)が、第1開閉操作位置に位置している状態のとき、他方のスイッチノブ(第1スイッチノブ)のオフ側への回転操作に基づいて、一方のスイッチノブ(第2スイッチノブ)を第2開閉操作位置に移動させてキャンセルするキャンセル機構を設けた自動車用複合スイッチレバーの問題点を解決するためになされたものである。
【0014】
すなわち、前記キャンセル機構を備えた複合スイッチレバー内に、第1スイッチノブのスイッチ装置を組み込むことができる自動車用複合スイッチレバーを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、第1スイッチノブと第2スイッチノブとを共通の軸に対して回転自在に配置し、第2スイッチノブが、第1開閉操作位置に位置している状態のとき、第1スイッチノブのオフ側への回転操作に基づいて、第2スイッチノブを第2開閉操作位置に移動させてキャンセルするキャンセル機構を設けた自動車用複合スイッチレバーにおいて、前記第1スイッチノブ内には収納空間を設け、前記軸に固定されるとともに固定接点を備えたスイッチ基板を同収納空間に配置し、同第1スイッチノブには、前記スイッチ基板の固定接点と接離する可動接点を設け、前記第1スイッチノブは、前記軸に対して回転自在に配置されたノブ本体と、前記軸に対して回転自在に配置され、かつノブ本体と一体に連結された連結部材とを含み、連結部材とノブ本体間に前記収納空間を設け、前記ノブ本体の下面に突設された複数の突起が、前記連結部材に穿設された係合孔に対して嵌合されることにより、前記ノブ本体と前記連結部材とが一体に連結され、閉塞された前記収納空間が形成されることを特徴とする自動車用複合スイッチレバーを要旨とするものである。
【0017】
請求項に記載の発明は、請求項において、前記収納空間は、ノブ本体及び/又は連結部材に設けた収納凹部であることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図11を参照して説明する。
図1は、図2の1−1線断面図であって、自動車用複合スイッチレバー(以下、スイッチレバーという)110の断面図を示している。図1においては、軸線(中心線)Lよりも上部側は、軸線Lに沿って切断した半断面を示し、軸線Lより下部側は、上部側の断面とは直交するようにして軸線Lに沿って切断した場合の半断面を示している。なお、本実施形態では、図2の配置を基準として上方側を上とし、及び下方側を下とする。
【0019】
図1及び図2に示すように、スイッチレバー110は、外筒軸120と、該外筒軸120に対して固設された固定ノブ130と、ライトスイッチノブ140及びフォグスイッチノブ150の2つのロータリスイッチノブを備えている。
【0020】
前記ライトスイッチノブ140は、第1スイッチノブを構成し、フォグスイッチノブ150は第2スイッチノブを構成している。又、ライトスイッチノブ140は従来技術で説明した、切り換えノブに相当する。
【0021】
外筒軸120は、大径部120aと小径部120bとを備え、大径部120aの内底部中央部からは、内筒18が軸方向に沿って延出されている。又、外筒軸120の大径部120a先端には係合片49が複数突設されている。内筒18の先端部は、大径部120aの先端部よりも長く延出され、その周壁には180度互いに反対位置において係合孔18aが透設されている。図1に示すように大径部120a内において、大径部120aの内周面と内筒18との間は複数の板状の連結リブ19が連結されている。
【0022】
前記固定ノブ130は前記内筒18の先端に対して取着されている。固定ノブ130は略有底筒状に形成され、図5(a)に示すように底部中央には嵌合筒54が軸方向に沿って形成されている。一対の係合爪48は、嵌合筒54の上部において、互いに180度反対位置に形成されている。前記固定ノブ130は、前記嵌合筒54を介して内筒18に嵌合され、係合爪48が内筒18の係合孔18aに係合されることにより、内筒18に対して一体に固定されている。又、固定ノブ130の下部周壁外面には、図2に示すように所定角度間隔に離間した複数の係合溝17が凹設され、前記係合片49が係入されている。同係合溝17と係合片49との係合により、固定ノブ130の軸心(軸線L)周りの回転が阻止されている。
【0023】
図1に示すように前記内筒18内には管状をなす支持軸20が挿通されている。支持軸20の基端部は図示しないステアリングコラムに設けられたベースに取着される。支持軸20の先端部には、ライトスイッチノブ140がその軸線Lの周りで回転自在に、かつ抜き出し不能に取着されている。
【0024】
図1及び図2に示すようにライトスイッチノブ140はノブ本体140aと連結部材140bとから構成されている。ノブ本体140aは有蓋筒状に形成され、内頂部に形成された嵌合孔142に対して支持軸20が回転自在に、かつ抜き出し不能に嵌合されている。ノブ本体140aには下部に開口する収納凹部143が形成されている。同収納凹部143は、横断面形状は円形に形成されている。
【0025】
連結部材140bは略円板状に形成され、中央部が支持軸20に対して回転自在に貫通されている。ノブ本体140aは下面に突設された複数の突起144が連結部材140bに穿設した係合孔145に対して圧入嵌合されることにより、連結部材140bと一体に連結されている。
【0026】
この結果、ノブ本体140aと連結部材140bとは支持軸20に対して一体に回転自在にされるとともに収納凹部143を閉塞している。又、連結部材140bの外周は、固定ノブ130の先端部内周面に対して摺動かつ回転自在に内嵌されている。
【0027】
前記連結部材140bにより閉塞された収納凹部143は、収納空間に相当する。同収納凹部143内において、支持軸20には、ライト用固定電極盤146が配置されている。ライト用固定電極盤146は、支持軸20に対して貫通固定されている。
【0028】
図1及び図2に示すようにライト用固定電極盤146は、円盤状のプリント基板から構成され、中央には支持軸20が貫通された貫通孔が形成されている。又、ライト用固定電極盤146において、ノブ本体140aの内頂部に対向する面(上面)には、複数の端子147が共通の仮想円上に沿うように形成されている。又、各端子147はライト用固定電極盤146の下面にも一部が接続部として露出されている。
【0029】
図1に示すようにノブ本体140aの内頂部には接触子148が設けられている。同接触子148は、ノブ本体140a(ライトスイッチノブ140)が「オフ」位置Q1から「第1のオン」位置Q2、或いは「第2のオン」位置Q3へ回転された際、或いは逆方向に回転された際、ライト用固定電極盤146に対して摺接する。そして、この摺接により、ライト用固定電極盤146の端子147間を短絡又は開放する切り換えスイッチを構成している。
【0030】
この切り換えスイッチは、ライトスイッチノブ140のスイッチ装置Sに相当する。又、ライト用固定電極盤146はスイッチ基板、端子147は固定接点、接触子148は可動接点にそれぞれ相当する。
【0031】
スイッチハーネス149は、支持軸20の貫通孔20aに挿入されている。スイッチハーネス149の上端部は支持軸20の側部に設けた開口を介して外部に導出されるとともにライト用固定電極盤146の各端子147の前記接続部に対して図1に示すように接続されている。同スイッチハーネス149は支持軸20の基端部から外部へ導出され、図示しないヘッドライト用リレー、及びテールライト用リレーに接続されている。
【0032】
ライトスイッチノブ140がノブ本体140a(ライトスイッチノブ140)が「オフ」位置Q1に位置する際には、ヘッドライト用リレー及びテールライト用リレーがオフとされる。ライトスイッチノブ140がノブ本体140a(ライトスイッチノブ140)が「第1のオン」位置Q2に位置する際には、ヘッドライト用リレーがオフでテールライト用リレーがオンとされる。ノブ本体140a(ライトスイッチノブ140)が「第2のオン」位置Q3に位置する際には、ヘッドライト用リレー及びテールライト用リレーがともにオンとされる。すなわち、各リレーのオンにより、ヘッドライト及びテールライトが点灯する。
【0033】
連結部材140bの下部底面には、図3(a)に示すように互いに180度反対位置に一対の節度山21が設けられている。節度山21は断面波状に形成され、底面から見ると円弧状に配置されている。又、連結部材140bの下部底面には、図3(a)に示すように両節度山21の間において、突起22が固定ノブ130側に向かって軸方向に沿うように延出されている。
【0034】
又、連結部材140bの底面において、前記突起22とは略180°反対位置には、レバー16が軸線Lに沿って下方に突設されている。同レバー16は、図4に示すように固定ノブ130の底部130aに形成された円弧状の長孔37を介してフォグスイッチノブ150側へ延出されている。前記長孔37は、ライトスイッチノブ140の回転時にレバー16の回転を干渉しないような周方向長さを備えている。なお、レバー16は、凸部及びリンク部材に相当するとともに従来技術で説明した連係部材に相当する。
【0035】
固定ノブ130に設けられた一対の収納穴23は、互いに180度反対位置に設けられ、その開口部がライトスイッチノブ140の連結部材140b側に臨んでいる。コイルスプリング24及び節度ピース25は各収納穴23内に収納されている。前記節度ピース25は、その先端部が半球状のボール部を備え、基端は柱状に形成されている。同節度ピース25はコイルスプリング24により、ライトスイッチノブ140の節度山21に押圧されて当接されている。
【0036】
なお、図1では、1組のコイルスプリング24及び節度ピース25が図示され、他の1組は省略して図示している。
前記節度山21、コイルスプリング24及び節度ピース25により、ライトスイッチノブ140用の節度機構26が構成されている。
【0037】
そして、ライトスイッチノブ140の回転により、コイルスプリング24の付勢力に抗して節度機構26の節度ピース25が節度山21の山部を越え、隣接する谷部に移動して、同谷部に衝接する。谷部に節度ピース25が移動した後は、コイルスプリング24の付勢力により、ライトスイッチノブ140を操作しない限り、スイッチポジションの保持がなされるようにされている。
【0038】
本実施形態では、ライトスイッチノブ140の回転範囲は、図3(a)に示すように所定の角度範囲θでクリックするように位置規制されている。すなわち、節度山21の両端には、図3(b)に示すように壁部27が立設されて節度ピース25が当接可能とされ、当接後は壁部27に近接する節度山21の谷部に保持される。上記の構成により、節度ピース25が節度山21のいずれかの谷部に係止保持されていることにより、ライトスイッチノブ140は、ヘッドライト及びテールライトが共に消灯する「オフ」位置Q1、ヘッドライトが消灯でテールライトが点灯する「第1のオン」位置Q2、及びヘッドライト及びテールライトが共に点灯する「第2のオン」位置Q3の3位置のいずれかに位置することになる。従って、図3(a)において、位置Q1,Q2,Q3とはその位置に対応する谷部に節度ピース25が位置していることを示している。
【0039】
又、前記突起22は、ライトスイッチノブ140が「オフ」位置Q1、「第1のオン」位置Q2、及び「第2のオン」位置Q3に位置するときには、それぞれ図6及び図8に示すようにP1,P2,P3に位置するように配置される。
【0040】
なお、図6、図8、及び図9は説明図であり、説明の便宜上、固定ノブ130は省略して図示されている。
フォグスイッチノブ150は、固定ノブ130と外筒軸120との間において、内筒18に対し、軸線Lの周りで回転自在に外嵌されている。
フォグスイッチノブ150は略有底筒状に形成され、底部から基端側は先端側よりも小径に形成されている。図1に示すように前記フォグスイッチノブ150の基端部150aには小径部150bが軸心方向に沿って突設され、連結リブ19の先端に摺接自在に当接されている。
【0041】
図1及び図2に示すようにフォグスイッチノブ150の底部には円弧状長孔である貫通孔50が複数形成され、前記係合片49がそれぞれ貫通されている。同貫通孔50により、フォグスイッチノブ150の回転量が規制されている。
【0042】
フォグスイッチノブ150の底部上面において、互いに180度反対位置には一対の収納孔56が穿設され、クリック係止ボール57、及びコイルスプリング58が収納されている。クリック係止ボール57は前記コイルスプリング58により付勢されて、固定ノブ130の底面に設けられた複数の山部及び谷部を備えた図示しない節度山に常時当接されている。又、前記小径部150bはコイルスプリング58により連結リブ19側に付勢されている。
【0043】
フォグスイッチノブ150を回転操作すると、固定ノブ130の節度山における谷部を順に移動する毎に、クリック係止ボール57が谷部に係合する。このことによりフォグスイッチノブ150は、図7(a)及び図10(a)に示すR1位置、図7(b)及び図10(b)に示すR2位置、図10(c)に示すR3位置の順に係止保持可能とされている。
【0044】
R1位置は、フォグスイッチノブ150がフロントフォグライト及びリアフォグライトを共に消灯する「フォグオフ」位置とされている。又、R2位置は、フォグスイッチノブ150がフロントフォグライトを点灯する「Frフォグオン」位置とされている。又、R3位置は、フォグスイッチノブ150がフロントフォグライト及びリアフォグライトを共に点灯する「Fr,Reフォグオン」位置とされている。R3位置は第1開閉操作位置に相当する。
【0045】
前記固定ノブ130の節度山、クリック係止ボール57、コイルスプリング58とによりフォグスイッチノブ用の節度機構55が構成されている。
前記フォグスイッチノブ150の底部において、前記レバー16と対応する部位には軸線Lを曲率半径の中心とする円弧状のキャンセル穴40が形成され、前記レバー16が摺接自在に挿入されている。
【0046】
キャンセル穴40は、凹部に相当する。
ここで、キャンセル穴40の反時計回り方向側端部をフォグオン操作方向側端部40aという。フォグオン操作方向側端部40aは、フォグスイッチノブ150がR1位置に位置するときには、図10(a)に示すように「第2のオン」位置Q3に位置するライトスイッチノブ140のレバー16と当接可能となっている。
【0047】
なお、図10において矢印はフォグオン操作方向を示している。
又、R2位置(「Frフォグオン」位置)にフォグスイッチノブ150が位置するときにおいて、キャンセル穴40の時計回り方向側端部(以下、フォグオフ操作方向側端部40bという)は、図10(b)に示すように「オフ」位置Q1に位置するライトスイッチノブ140のレバー16と当接可能となっている。
【0048】
フォグオフ操作方向側端部40bは係合部に相当する。
さらに、R3位置(「Fr,Reフォグオン」位置)にフォグスイッチノブ150が位置するときにおいて、キャンセル穴40のフォグオフ操作方向側端部40bは、図10(c)に示すように「第1のオン」位置Q2に位置するライトスイッチノブ140のレバー16と当接可能となっている。
【0049】
前記レバー16及びフォグオフ操作方向側端部40bを備えたキャンセル穴40とによりキャンセル機構200が構成されている。
図1に示すように前記連結リブ19の先端には、内筒18に遊嵌されたフォグ用固定電極盤51が固定されている。フォグ用固定電極盤51は、中央に嵌合孔を備えた円盤状のプリント基板等から構成され、複数の端子52を備えている。図2に示すようにフォグスイッチノブ150の基端部端面には接触子53が設けられている。
【0050】
前記接触子53は、フォグスイッチノブ150がR1位置(「フォグオフ」位置)からR2位置(「Frフォグオン」位置)へ、又はR3位置(「Fr,Reフォグオン」位置)へ回転された際、或いは逆方向に回転された際、フォグ用固定電極盤51に対して摺接する。フォグ用固定電極盤51、端子52、接触子53により、該電極盤51の端子52間を短絡又は開放するフォグライトスイッチFSを構成している。
【0051】
前記フォグ用固定電極盤51の端子52は、支持軸20内に挿入された図示しないスイッチハーネスが接続され、同スイッチハーネスは支持軸20外へ導出されている。
【0052】
同スイッチハーネスは支持軸20の基端部から外へ導出され、図示しないフロントフォグライト用リレー及びリアフォグライト用リレーに接続されている。フォグスイッチノブ150がR1位置(「フォグオフ」位置)に位置する際には、フロントフォグライト用リレー及びリアフォグライト用リレーがともにオフとされる。フォグスイッチノブ150がR2位置(「Frフォグオン」位置)に位置する際には、フロントフォグライト用リレーがオンで、リアフォグライト用リレーがオフとされる。フォグスイッチノブ150がR3位置(「Fr,Reフォグオン」位置)に位置する際には、フロントフォグライト用リレー及びリアフォグライト用リレーがともにオンとされる。すなわち、各リレーのオンにより、フロントフォグライト用リレー及びリアフォグライトが点灯される。
【0053】
フォグライトスイッチFSで点灯及び消灯するフォグライト(図示しない)は、車体の前部に設置されたフロントフォグライト、及び車体の後部に設置されたリアフォグライトである。前記フロントフォグライト用リレー及びリアフォグライト用リレーをオンオフさせることにより、フォグライトスイッチFSはフロントフォグライト及びリアフォグライトの切り換えスイッチとして機能している。
【0054】
前記固定ノブ130に設けられた収納穴28は、開口部がライトスイッチノブ140側に臨んでいる。図1に示すようにロックピース29は前記収納穴28に対して、軸心方向に沿って摺動自在に内嵌されている。ロックピース29は、平面からみて円弧状に形成され、作動部材を構成している。前記ロックピース29の下面には、一対のスプリング支柱30が突設され、コイルスプリング31が巻装されている。スプリング支柱30はこの実施形態ではロック突起を構成している。コイルスプリング31は、一端が収納穴28の底部に当接されてロックピース29をライトスイッチノブ140側に付勢している。
【0055】
前記ロックピース29のライトスイッチノブ側である上面は、ロック面32、非ロック面33及び斜面34から構成されている。
ロック面32は、ライトスイッチノブ140に寄りに位置するとともに軸線Lに直交する平面に沿って形成されている。非ロック面33は、ロック面32よりも固定ノブ130側に寄りに位置するとともに軸線Lに直交する平面に沿って形成されている。又、斜面34は、非ロック面33、及び両面32,33を連結するように形成されている。
【0056】
又、前記ロック面32は、前記突起22のP1位置に対応して配置されている。又、前記非ロック面33は、前記突起22のP2,P3位置に対応して配置されている。そして、ロックピース29はコイルスプリング31の付勢力により、突起22に対して常時当接されている。
【0057】
前記固定ノブ130の収納穴28の底部130aにおいて、各スプリング支柱30と対応する部位には図4に示すように一対の挿通孔38が形成され、前記一対のスプリング支柱30が遊挿されている。
【0058】
スプリング支柱30は、図8に示すように突起22がP2,P3位置に位置する際には、突起22とロックピース29の非ロック面33が当接されることにより、固定ノブ130の底部130aの下面から僅かに突出するようにされている。この位置を、以下、非ロック位置という。
【0059】
又、スプリング支柱30は、図6に示すように突起22がP1位置に位置する際には、突起22とロックピース29のロック面32が当接されることにより、固定ノブ130の底部130aの下面からの突出量が増大する位置とされている。この位置を、以下、ロック位置という。
【0060】
図7(a),(b)に示すように前記フォグスイッチノブ150の底部において、キャンセル穴40と180度反対位置であって、スプリング支柱30と対応する位置には、周方向に直列に並んだ一対のロック穴41が形成されている。各ロック穴41は、前記ロック位置に位置する各スプリング支柱30が挿入可能に配置されている。前記ロック穴41のフォグオン操作方向側端部41aは、フォグスイッチノブ150がR1位置(「フォグオフ」位置)に位置するときには、図7(a)に示すようにロック位置に位置するスプリング支柱30と当接されている。なお、図7(a),(b)において矢印はフォグオン操作方向を示している。
【0061】
又、R2位置(「Frフォグオン」位置)にフォグスイッチノブ150が位置するときにおいて、ロック穴41のフォグオフ操作方向側端部41bは、図7(b)に示すようロック位置に位置するスプリング支柱30と当接されている。
【0062】
すなわち、フォグスイッチノブ150は、ロック位置に位置するスプリング支柱30がロック穴41により規制されるため、R1位置(「フォグオフ」位置)又はR2位置(「Frフォグオン」位置)間の移動のみ可能とされている。
【0063】
前記突起22、ロックピース29、スプリング支柱30,コイルスプリング31、ロック穴41により、ロック機構100が構成されている。コイルスプリング31は付勢手段を構成する。
【0064】
さて、上記のように構成されたスイッチレバー110の作用を説明する。
説明の便宜上、ライトスイッチノブ140は、「オフ」位置Q1に位置し、フォグスイッチノブ150はR1位置(「フォグオフ」位置)に位置しているものとする。この場合、ヘッドライト、テールライト、フロントフォグライト及びリアフォグライトは消灯している(図11(a)参照)。
【0065】
この状態では、ライトスイッチノブ140の突起22は、図6に示すP1位置に位置して、ロック面32を押圧する。このため、ロックピース29は、コイルスプリング31の付勢力に抗して突起22に押圧され、スプリング支柱30はロック穴41内に挿入されている。又、レバー16は図7(a)に示す「オフ」位置Q1に位置する。
【0066】
この状態で、フォグスイッチノブ150をR1位置(「フォグオフ」位置)からR2位置(「Frフォグオン」位置)へ操作して図7(a)の反時計回り方向へ回転すると、ロック穴41はフォグスイッチノブ150の回転を許容し、図7(b)の状態となる。このフォグスイッチノブ150の回転操作により、フロントフォグライトは点灯する。
【0067】
この状態で、さらに、フォグスイッチノブ150をR2位置(「Frフォグオン」位置)からR3位置(「Fr,Reフォグオン」位置)へ回転操作しようとした場合には、下記の通りとなる。この場合には、ロック穴41のフォグオフ操作方向側端部41bは、図7(b)に示すようロック位置に位置するスプリング支柱30と当接されているため、フォグスイッチノブ150は回転されない。すなわち、リアフォグライトは点灯しないロック状態となっている(図11(b)参照)。
【0068】
フォグスイッチノブ150をR2位置(「Frフォグオン」位置)からR1位置(「フォグオフ」位置)へ時計回り方向に回転すると、ロック穴41はフォグスイッチノブ150の回転を許容し、図7(a)の状態となる。このフォグスイッチノブ150の回転操作により、フロントフォグライトは消灯する(図11(c)参照)。
【0069】
次に、図11(c)の状態において、ライトスイッチノブ140を「オフ」位置Q1から「第1のオン」位置Q2に回転操作すると、接触子148がライト用固定電極盤146に対して摺接し、所定の端子147間を短絡する。この結果、ヘッドライト用リレーがオフでテールライト用リレーがオン作動され、テールライトが点灯する(図11(d)参照)。
【0070】
この状態では、ライトスイッチノブ140の突起22は、図8に示すP2位置に移動し、斜面34を経て非ロック面33を押圧することになる。この結果、ロックピース29は、コイルスプリング31の付勢力によってライトスイッチノブ140側に移動し、ロック穴41からコイルスプリング支柱30を離脱する。従って、この状態では、ロック穴41とコイルスプリング支柱30との係合関係がなくなるため、フォグスイッチノブ150は全範囲にわたって操作可能なアンロック状態となる(図10(a)参照)。なお、ライトスイッチノブ140の突起22のP2位置への移動により、レバー16は、図10(a)においては、「第1のオン」位置Q2に位置する。
【0071】
この状態から、フォグスイッチノブ150をR1位置(「フォグオフ」位置)からR2位置(「Frフォグオン」位置)へ回転操作すると、図10(a)の状態から図10(b)の状態となる。
【0072】
この状態では、図示しないフロントフォグライト用リレーがオンで、リアフォグライト用リレーがオフとされ、フロントフォグライトが点灯する(図11(e)参照)。
【0073】
続いて、フォグスイッチノブ150をR2位置(「Frフォグオン」位置)からR3位置(「Fr,Reフォグオン」位置)へ回転操作すると、図10(b)の状態から図10(c)の状態となる。
【0074】
この状態では、図示しないフロントフォグライト用リレー及びリアフォグライト用リレーがともにオンとされ、リアフォグライトも点灯する(図11(f)参照)。又、この状態では、キャンセル穴40のフォグオフ操作方向側端部40bは、図10(c)に示すように「第1のオン」位置Q2に位置するライトスイッチノブ140のレバー16と当接されている。
【0075】
この状態で、フォグスイッチノブ150をR3位置(「Fr,Reフォグオン」位置)からR2位置(「Frフォグオン」位置)へ回転操作すると、リアフォグライトは消灯される(図11(g)及び図10(b)参照)。
【0076】
さらに、フォグスイッチノブ150をR2位置(「Frフォグオン」位置)からR1位置(「フォグオフ」位置へ回転操作すると、フロントフォグライトが消灯する(図11(h)及び図10(a)参照)。
【0077】
次に、図11(h)の状態において、ライトスイッチノブ140を「第1のオン」位置Q2から「第2のオン」位置Q3へ回転操作すると、ヘッドライト用リレー及びテールライト用リレーがともにオンとされ、ヘッドライト及びテールライトが点灯する(図11(i)参照)。
【0078】
この状態では、ライトスイッチノブ140の突起22は、図8に示すP3位置に移動し、引き続き非ロック面33を押圧することになる。従って、この状態では、ロック穴41とコイルスプリング支柱30との係合関係は依然としてないため、フォグスイッチノブ150は全範囲にわたって操作可能なアンロック状態となっている(図10(a)参照)。なお、ライトスイッチノブ140の突起22のP3位置への移動により、レバー16は、図10(a)においては、「第2のオン」位置Q3に位置する。
【0079】
この状態において、フォグスイッチノブ150をR1位置(「フォグオフ」位置)からR3位置(「Fr,Reフォグオン」位置)まで回転操作すると、図10(a)の状態から図10(c)の状態になる。このとき、フロント及びリアフォグライトが共に点灯する(図11(j)参照)。
【0080】
この状態から、ライトスイッチノブ140を「第2のオン」位置Q3から「第1のオン」位置Q2へ回転操作すると、ヘッドライトが消灯され(図11(k)参照)る。又、同時に、図10(c)に示すように、レバー16がキャンセル穴40のフォグオフ操作方向側端部40bに当接した状態となる。
【0081】
この状態から、さらに、ライトスイッチノブ140を「第1のオン」位置Q2から「オフ」位置Q1へ回転操作すると、レバー16がキャンセル穴40のフォグオフ操作方向側端部40bを押圧して、フォグスイッチノブ150をR3位置(「Fr,Reフォグオン」位置)からR2位置(「Frフォグオン」位置)へ回転する(図11(l)参照)。すなわち、ライトスイッチノブ140の回転操作トルクをフォグスイッチノブ150が受けてR2位置(「Frフォグオン」位置)に回転して位置する。この結果、リアフォグライトが消灯され、フロントフォグライトが点灯した状態となる。
【0082】
R2位置(「Frフォグオン」位置)は、第2開閉操作位置に相当する。
次に、上記のように構成したスイッチレバー110の特徴について説明する。
(1) 本実施形態では、ライトスイッチノブ140(第1スイッチノブ)とフォグスイッチノブ150(第2スイッチノブ)とを共通の支持軸20(軸)に対して回転自在に配置した。
【0083】
又、フォグスイッチノブ150(第2スイッチノブ)が、R3位置(「Fr,Reフォグオン」位置、すなわち、第1開閉操作位置に相当)に位置している状態のとき、ライトスイッチノブ140(第1スイッチノブ)のオフ側への回転操作に基づいて、フォグスイッチノブ150をR2位置(「Frフォグオン」位置、すなわち、第2開閉操作位置に相当)に移動させてリアフォグライトをオフにしてキャンセルするキャンセル機構200を設けた。
【0084】
さらに、ライトスイッチノブ140(第1スイッチノブ)内には収納凹部143(収納空間)を設け、支持軸20に固定されるとともに端子147(固定接点)を備えたライト用固定電極盤146(スイッチ基板)を収納凹部143に配置した。一方、ライトスイッチノブ140には、ライト用固定電極盤146の端子147と接離する接触子148(可動接点)を設けた。
【0085】
この結果、スイッチレバー110内に、ライトスイッチノブ140のスイッチ装置Sを組み込むことができる。
(2) 本実施形態では、ライトスイッチノブ140(第1スイッチノブ)は、支持軸20(軸)に対して回転自在に配置されたノブ本体140aと、支持軸20に対して回転自在に配置され、かつノブ本体140aと一体に連結された連結部材140bとにて構成した。そして、連結部材140bとノブ本体140a間に収納凹部143(収納空間)を設けた。
【0086】
この結果、ノブ本体140aと連結部材140bとの間に設けられた収納凹部143内に、スイッチ装置Sを収納することができる。
(3) 本実施形態では、収納凹部143(収納空間)は、ノブ本体140a内に設けた。この結果、好適にスイッチ装置Sの収納空間を形成することができる。
(4) 本実施形態では、キャンセル機構200を、ライトスイッチノブ140(第1スイッチノブ)とフォグスイッチノブ150(第2スイッチノブ)とがキャンセル穴40とキャンセル穴40内に挿入されるレバー16との関係(凹凸の関係)で連係された機構として構成した。
【0087】
そして、ライトスイッチノブ140の(オフ側)への回転操作時にレバー16(凸)がフォグスイッチノブ150のキャンセル穴40(凹)のフォグオフ操作方向側端部40bを係合押圧して、ライトスイッチノブ140の回転操作トルクをフォグスイッチノブ150が受けて第2開閉操作位置に回転位置するようにした。
【0088】
この結果、ライトスイッチノブ140の回転操作トルクをフォグスイッチノブ150が受けてフォグスイッチノブ150をR2位置(「Frフォグオン」位置、すなわち、第2開閉操作位置)に位置させることができる。
【0089】
(5) 本実施形態では、キャンセル機構200は、ライトスイッチノブ140(第1スイッチノブ)に設けられたレバー16(凸部及びリンク部材)と、フォグスイッチノブ150(第2スイッチノブ)に設けられ、ライトスイッチノブ140の(オフ側)への回転操作時にレバー16に係合するキャンセル穴40(凹部)のフォグオフ操作方向側端部40b(係合部)とを含むように構成した。
【0090】
この結果、上記(4)の作用効果を好適に実現することができる。
(6) 本実施形態では、フォグスイッチノブ150は、フロントフォグライトとリアフォグライトの異なる種類のフォグライト用のものとした。そして、2種類のフォグライトを消灯するR1位置、フロントフォグライトを点灯するR2位置、及びフロントフォグライト及びリアフォグライトを共に点灯するR3位置との間を回転可能に設けた。一方、ライトスイッチノブ140は、ヘッドライト、テールライトをオンオフするためのものとした。このような構成のものにおいても、上記(1)乃至(5)の作用効果を奏することができる。
【0091】
なお、実施形態は上記に各実施形態に限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
○ 前記実施形態では、ライトスイッチノブ140はQ1〜Q3位置の3位置に切り換え可能であったが、2位置でもよく、又は4位置以上の複数位置でもよい。
【0092】
○ 前記実施形態では、レバー16はライトスイッチノブ140側に設け、キャンセル穴40は、フォグスイッチノブ150側に設けた。この代わりに、レバー16をフォグスイッチノブ150に設け、キャンセル穴40をライトスイッチノブ140側に設けて、前記実施形態と同様に凹凸の関係としてもよい。
【0093】
○ 前記実施形態では、収納凹部143をノブ本体140aに設けたが、連結部材140bに設けてもよい。このようにしても、好適に収納空間を形成することができる。
【0094】
○ 前記実施形態では、収納凹部143をノブ本体140aのみに設けたが、連結部材140b側にも収納凹部を設け、両部材の両収納凹部を合致させて単一の収納空間を形成してもよい。このようにしても、好適に収納空間を形成することができる。又、このようにすると、各部材に設ける収納凹部は、一方にのみ収納凹部を形成する場合と異なり、各収納凹部の容積を小さくすることができる。
【0095】
○ 前記実施形態では、ライトスイッチノブ140、フォグスイッチノブ150としたが、他の車両搭載電気機器用のスイッチノブに具体化してもよい。
次に、上記した実施形態から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果とともに以下に記載する。
【0096】
(1) 請求項1又は請求項2において、前記キャンセル機構は、第1スイッチノブと第2スイッチノブとが凹凸の関係で連係された機構であって、第1スイッチノブのオフ側への回転操作時に第2スイッチノブに係合し、第1スイッチノブの回転操作トルクを第2スイッチノブが受けて第2開閉操作位置に回転位置させることを特徴とする自動車用複合スイッチレバー。
【0097】
こうすると、第1スイッチノブの回転操作トルクを第2スイッチノブが受けることにより、第1開閉操作位置に位置した第2スイッチノブを第2開閉操作位置に回転位置させることができる。
【0098】
(2) 上記(1)の技術的思想において、前記キャンセル機構である第1スイッチノブと第2スイッチノブとが凹凸の関係で連係された機構は、第1スイッチノブ及び第2スイッチノブのいずれか一方に設けられた凸部であるリンク部材と、他方に設けられ、第1スイッチノブの前記オフ側への回転操作時に前記リンク部材に係合する凹部内に設けた係合部とを含むことを特徴とする自動車用複合スイッチレバー。こうすることにより、上記(1)と同様の効果を好適に実現することができる。
【0099】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、2種のスイッチノブを共通の軸に対して回転自在に配置し、一方のスイッチノブが、第1開閉操作位置に位置している状態のとき、他方のスイッチノブのオフ側への回転操作に基づいて、一方のスイッチノブを第2開閉操作位置に移動させてキャンセルするキャンセル機構を設けた自動車用複合スイッチレバーの複合スイッチレバー内に、第1スイッチノブのスイッチ装置を組み込むことができる。この結果、複合スイッチレバー内に第1スイッチノブのスイッチ装置を組み込むことができるため、リレー接点にて、オンオフ制御の対象とする電気機器をオンオフすることができる。
【0100】
また、ノブ本体と連結部材との間に設けられた収納空間内に、スイッチ装置を収納することができる。
請求項に記載の発明によれば、好適に収納空間を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の自動車用複合スイッチレバーの断面図。
【図2】 同じく分解斜視図。
【図3】 (a)はライトスイッチノブの底面図、(b)は(a)の3(b)−3(b)線断面図。
【図4】 固定ノブの平面図。
【図5】 (a)は図4の5(a)−5(a)線断面図、(b)は図4の5(b)−5(b)線断面図。
【図6】 ロックピースの作用を説明するための断面図。
【図7】 (a)はR1位置(「フォグオフ」位置)のフォグスイッチノブの平面図、(b)はR2位置(「Frフォグオン」位置)のフォグスイッチノブの平面図。
【図8】 ロックピースの作用を説明するための断面図。
【図9】 レバーのフォグスイッチノブに対する係合状態を示す断面図。
【図10】(a)はフォグスイッチノブのR1位置(「フォグオフ」位置)に位置する場合の平面図、(b)は同じくR2位置(「Frフォグオン」位置)に位置する場合の平面図、(c)は同じくR3位置(「Fr,Reフォグオン」位置)に位置する場合の平面図。
【図11】各ライトのオンオフ状態を示すタイムチャート。
【符号の説明】
16…レバー(凸部及びリンク部材に相当)
20…支持軸(軸)、40…キャンセル穴(凹部)
40b…フォグオフ操作方向側端部
110…スイッチレバー、130…固定ノブ(固定部材)
140…ライトスイッチノブ(第1スイッチノブ)
140a…ノブ本体、140b…連結部材
143…収納凹部(収納空間)
144…突起、145…係合孔
146…ライト用固定電極盤(スイッチ基板)
147…端子(固定接点)、148…接触子(可動接点)
150…フォグスイッチノブ(第2スイッチノブ)
200…キャンセル機構
Q1…「オフ」位置、Q2…「第1のオン」位置
Q3…「第2のオン」位置
R1…「フォグオフ」位置
R2…「Frフォグオン」位置(第2開閉操作位置に相当する)
R3…「Fr,Reフォグオン」位置(第1開閉操作位置に相当する)
Z1…「フォグオフ」位置、Z2…「Reフォグオン」位置
S…スイッチ装置

Claims (2)

  1. 第1スイッチノブと第2スイッチノブとを共通の軸に対して回転自在に配置し、第2スイッチノブが、第1開閉操作位置に位置している状態のとき、第1スイッチノブのオフ側への回転操作に基づいて、第2スイッチノブを第2開閉操作位置に移動させてキャンセルするキャンセル機構を設けた自動車用複合スイッチレバーにおいて、
    前記第1スイッチノブ内には収納空間を設け、前記軸に固定されるとともに固定接点を備えたスイッチ基板を同収納空間に配置し、同第1スイッチノブには、前記スイッチ基板の固定接点と接離する可動接点を設け
    前記第1スイッチノブは、前記軸に対して回転自在に配置されたノブ本体と、前記軸に対して回転自在に配置され、かつノブ本体と一体に連結された連結部材とを含み、連結部材とノブ本体間に前記収納空間を設け、
    前記ノブ本体の下面に突設された複数の突起が、前記連結部材に穿設された係合孔に対して嵌合されることにより、前記ノブ本体と前記連結部材とが一体に連結され、閉塞された前記収納空間が形成されることを特徴とする自動車用複合スイッチレバー。
  2. 前記収納空間は、ノブ本体及び/又は連結部材に設けた収納凹部であることを特徴とする請求項1に記載の自動車用複合スイッチレバー。
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