JP4746530B2 - レバースイッチのノブ回動ロック構造 - Google Patents

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本発明は、レバーの先端部に2つの回動ノブを備えるレバースイッチのノブ回動ロック構造に関する。
車両には種々のスイッチが設置され、操作性向上のためその多くのスイッチをステアリングコラム部にいわゆるコンビネーションスイッチとして集中させるようにしている。このコンビネーションスイッチは操作レバーが付設されて、その操作により種々のスイッチを作動させるレバースイッチとして構成される。
例えば、ヘッドライト、テールライトのライト種切り換え用ロータリスイッチノブと、フォグライトの点滅用のロータリースイッチノブが同軸上に配置される。
ここで、ライト種切り換えロータリスイッチノブ(以下、ライトスイッチノブ)と、フォグライトの点滅用ロータリスイッチノブ(以下、フォグスイッチノブ)とが互いに独立的に操作できるようにした場合、ヘッドライトは点灯させずにフォグライトのみを点灯させたときフォグライトの消し忘れの虞がある。
このため、ヘッドライトのオン条件下のもとでだけフォグライトがオン可能であり、ヘッドライトがオフの状態では、フォグライトはオン操作できないようにしたものが提案されている。
このようなレバースイッチとして、例えば特許第3740316号公報に開示されたものがある。
図8は、特許第3740316号公報に開示されたノブ回動ロック構造の要部を示す。
操作レバーの端部近傍において、ライトスイッチノブ140、固定ノブ130、およびリヤフォグライト用のフォグスイッチノブ150が軸方向に隣接して配置される。図中、矢示Zはライトスイッチノブ140およびフォグスイッチノブ150の回動操作方向を示す。
固定ノブ130には、ロックリリースピース161が、ピース収納穴128内に収納されている。ロックリリースピース161はライトスイッチノブ140側にロック面164、ロック面164よりもライトスイッチノブ140側に突き出した非ロック面165、および両面164、165を連結する斜面166を備えている。
ロックリリースピース161とピース収納穴128の底部との間にはコイルスプリング167が配置され、ロックリリースピース161をライトスイッチノブ140から延びる突起122に対して常時当接させている。
固定ノブ130はフォグスイッチノブ150側の壁を貫通する挿通孔170を備え、ロックリリースピース161の下面からは突部169が延びて、挿通孔170内をスライド可能となっている。
フォグスイッチノブ150には、ロックピース172が収納穴171に配置されており、コイルスプリング173により、常時固定ノブ130側に付勢されている。ロックピース172は固定ノブ130の挿通孔170内に係入可能となっている。
ライトスイッチノブ140が「オフ」に位置し、フォグスイッチノブ150が「フォグオフ」に位置している場合、ヘッドライト、テールライト、リヤフォグライトは消灯している。
この状態では、ライトスイッチノブ140の突起122は、図8の(a)に示すP1位置にあり、ロックリリースピース161は、コイルスプリング167の付勢力によりロック面164が突起122に当接するまでライトスイッチノブ140側へスライドする。これによりロックピース172がコイルスプリング173の付勢力によりロックリリースピース161の突部169に当接した状態で挿通孔170内に係入する。
したがって、フォグスイッチノブ150はロックピース172が挿通孔170と収納穴171の双方に係合してロックされ、回動操作が不能になっている。
次に、この状態から、ライトスイッチノブ140を「オフ」から「テールランプ」に回動すると、テールライトが点灯し、図8の(b)に示すように、突起122はP2位置に移動する。この状態においても、ロックピース172はロックされているため、フォグスイッチノブ150の回動操作が不能になっている。
次に、ライトスイッチノブ140を「テールランプ」から「ヘッドライト」位置に回動すると、ヘッドライトが点灯し、突起122は、図8の(c)に示すようにP3位置となる。ここでは、突起122がコイルスプリング167、173に抗してロックリリースピース161の非ロック面165を押圧するため、突部169の下面が固定ノブ130とフォグスイッチノブ150の対向面と略面一となる。この結果、ロックピース172が挿通孔170から押し出され、フォグスイッチノブ150の操作が可能となる。
したがって、(d)に示すように、フォグスイッチノブ150を「フォグオフ」のZ1位置から「フォグライト」のZ2位置へ回動することができ、リヤフォグライトが点灯する。
このあと、ライトスイッチノブ140を「テールランプ」位置へ戻し、突起122がロック面164に当接するP2位置になっても、図8の(e)に示すように、フォグスイッチノブ150の収納穴171に収納されたロックピース172は、固定ノブ130の対向面に当接しているだけであり、「フォグライト」位置を保持してリヤフォグライトの点灯を維持することができる。
特許第3740316号公報
以上のように、特許第3740316号公報に開示されたレバースイッチでは、ライトスイッチノブ140を「ヘッドライト」位置にしないと、フォグスイッチノブ150を操作することができず、ヘッドライトを点灯させない限り、リヤフォグライトの点灯が不可能である。これにより、例えばヘッドライト点灯を要しない明るい時間帯でリヤフォグライトのみを単独で点灯させて、後刻消灯忘れを招くようなおそれは解消される。
しかしながら、上記従来のノブ回動ロック構造においては、ロックリリースピース161とロックピース172、およびこれらをそれぞれ付勢するコイルスプリング167、173を、ライトスイッチノブ140、固定ノブ130およびフォグスイッチノブ150間に組み込まねばならず、部品点数の多さと、組み付け工数の増大により、高コストとなるという問題がある。
上述した従来例はリヤフォグライトの消灯忘れ防止にかかるものであるが、リヤフォグライトだけでなく、フロントやサイドのフォグライト、その他の複数種のライトのスイッチ間にも適用できるものであり、さらにはライト以外の複数装置のスイッチに適用する場合にも、同様の問題が残る。
したがって本発明は、上記従来の問題点にかんがみ、一層部品点数を少なくし、組み立ても容易なレバースイッチのノブ回動ロック構造を提供することを目的とする。
このため、本発明は、レバーの軸方向にそって第1の回動ノブ、固定ノブおよび第2の回動ノブが隣接して配置され、第1の回動ノブと第2の回動ノブの回動によりそれぞれ対応するスイッチ接点が切り換えられるレバースイッチにおいて、 第1の回動ノブにはその固定ノブ側に、軸心を中心とした所定長さの弧状をなすロック壁を設け、固定ノブには軸方向に貫通するピン穴を設け、第2の回動ノブには、固定ノブのピン穴に面して形成されたピン案内軌道を設け、先端をピン案内軌道に案内されるピンをピン穴に貫通させ、ピン穴はピンを固定ノブの軸を含む径方向の面内に規制して揺動可能に支持し、ピン案内軌道は、第2の回動ノブの第1のスイッチ位置と第2のスイッチ位置に対応するポイント間を軸心からの距離が互いに異なる方向に変化する第1の経路と第2の経路で結び、第2の回動ノブが第1のスイッチ位置から第2のスイッチ位置へ回動するときピンの先端を第1の経路にそって案内し、第2のスイッチ位置から第1のスイッチ位置へ回動するときピンの先端を第2の経路にそって案内するように構成し、ロック壁は、第1の回動ノブが当該第1の回動ノブの第1のスイッチ位置から最大回動位置より前の所定のスイッチ位置まで回動する間は、ピンと係合して第1の経路案内に伴うピンの揺動を阻止するよう位置設定されているものとした。
本発明によれば、第1の回動ノブを所定のスイッチ位置まで回動する間は、第2の回動ノブを当該第2の回動ノブの第2のスイッチ位置にしようとしても、ロック壁によるピンの揺動阻止を介して第2の回動ノブの回動がロックされる。
このロック構造は、ピン案内軌道にそってピンを案内する構成以外は、ピン案内軌道自体も、ロック壁もそれぞれ第2の回動ノブおよび第1の回動ノブと一体に形成されるから、全体として部品点数が少なく簡単な構造で実現され、コストと組み立て工数が低減する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明を車両のステアリングコラムまわりに設置されるコンビネーションスイッチの操作レバーに適用した実施の形態を示す縦断面図、図2は分解斜視図である。
操作レバー1は、先端部(外方端)を除く略全長にわたって、外筒を形成する第1レバー2の内側に第2レバー3および第3レバー4を備えた3重構造となっている。
第1レバー2はステアリングコラムに固定される不図示のスイッチケース側部材に支持され、第2レバー3は第1レバー2と一体に形成されている。
操作レバー1は、全体をスイッチケース側の支持点まわりに揺動させることにより、スイッチケース内の可動スイッチ部材を変位させ、ターンシグナル、ヘッドライト照射方向切り換え等のスイッチ操作を行なえるようになっている。
第2レバー3は第1レバー2の外方端の先まで延びている。
第3レバー4は第2レバー3を貫通して、スイッチケース側の端は不図示の可動接点部材と係合し、他端は第2レバー3の外方端の先まで延びている。第3レバー4は第2レバー3に対して回動可能である。
操作レバーの第3レバー4の先端部には、連結部材5を介して、第1の回動ノブとしてのライトスイッチノブ10が結合され、第2レバー3の先端部には固定ノブ20が固定され、そして第1レバー2の先端部と固定ノブ20の間に、第2の回動ノブとしてのフォグスイッチノブ30が第2レバー3上に回動可能に配置されている。
これにより、操作レバー1の先端から順次にライトスイッチノブ10、固定ノブ20、およびフォグスイッチノブ30が隣接して並ぶことになる。
ライトスイッチノブ10を回動させると、第2レバー3に対して第3レバー4が回動して、スイッチケース側の不図示の可動接点部材を操作し、テールライトおよびヘッドライトのオン、オフが切り換えられる。本実施の形態ではライトスイッチノブ10の回動位置として、「オフ」(ヘッドライトおよびテールライトオフ)、「テール」(テールライトオン)および「ヘッドライト」(ヘッドライトおよびテールライトオン)の3位置が設定される。
第1レバー2の先端部近傍には、第2レバー3との間の空間に固定接点盤6が設けられ、これに対向する可動接点7がフォグスイッチノブ30に支持されて回動可能となっている。これらは図2には省略している。
固定接点盤6からの図示しない配線は第1レバー2と第2レバー3間の空間を前述のスイッチケース側の支持点方向へ延びる。これにより、フォグスイッチノブ30の回動に応じてフォグライトのオン、オフが切り換えられる。フォグスイッチノブの回動位置として、「フォグオフ」(フォグライトオフ)および「フォグライト」(フォグライトオン)の2位置が設定されている。
第1レバー2の先端はその外周が段差状に切り欠かれて小径部2aとなっている。
とくに図1に示すように、固定ノブ20は、基本形状として、外筒21と、第2レバー3への固定用ハブ部23と、外筒21とハブ部23をつなぐディスク壁部22からなり、外筒21の両端からは各端における外径よりも小径の小径張出し部21a、21bが軸方向に延びている。
ライトスイッチノブ10は有底筒状をなし、その固定ノブ20側の開口縁が固定ノブ20の小径張出し部21aの外周を囲み、ライトスイッチノブ10の外周面と固定ノブ20(外筒21)の外周面が滑らかに連続するようになっている。
フォグスイッチノブ30は、基本形状として、外筒31と、第2レバー3上をスライド(回動)可能のハブ部33と、外筒31とハブ部33をつなぐディスク壁部32と、外筒31の内径側に形成されてディスク壁部32から固定ノブ20側へ延びる内筒34とからなる。
内筒34は外筒31の固定ノブ20側端縁とほぼ同等位置まで延びている。
外筒31は一方で内筒34との間に固定ノブ20の小径張出し部21bを挟み、他方では第1レバー2の小径部2aの外周を囲んでいる。操作しやすいようにフォグスイッチノブ30の外周面は軸方向両側の固定ノブ20および第1レバー2よりわずかに膨出している。
ライトスイッチノブ10、固定ノブ20、およびフォグスイッチノブ30間には、フォグスイッチノブ30のロック/キャンセル機構が形成されている。以下、このロック/キャンセル機構について詳細に説明する。
図3の(a)はライトスイッチノブ10を固定ノブ20側から見た図である。
ライトスイッチノブ10の円形の開口端において、外周縁近傍からキャンセルレバー12が図中手前(固定ノブ20側)へ軸方向に延びている。
ライトスイッチノブ10の開口端には、さらにキャンセルレバー12から周方向にずれた位置に、ロック壁15を備える規制ブロック14が設けられている。
ロック壁15はライトスイッチノブ10の軸心を中心とした所定長さの弧状をなしており、軸心と平行である。なお、ライトスイッチノブ10の軸心は第2レバー3および第3レバー4の軸心と一致する。
規制ブロック14は、先の図1に示すように、固定ノブ20の小径張出し部21aの内径側に位置して、固定ノブ20のディスク壁部22に近接対向するまで軸方向に延びている。
図3の(b)は固定ノブ20をライトスイッチノブ10側から見た図である。
固定ノブ20のディスク壁部22には、ライトスイッチノブ10から延びるキャンセルレバー12を通す貫通長穴25が固定ノブ20の軸心を中心とする弧状に設けられている。なお、固定ノブ20の軸心はライトスイッチノブ10およびフォグスイッチノブ30の各軸心と一致している。
ディスク壁部22にはさらに、貫通長穴25の弧中央から周方向略90°位置に、ピン穴26が設けられている。
ピン穴26の固定ノブ20の軸心からの位置は次のように設定されている。すなわち、各ノブ10、20、30の組み付け状態において、当該ピン穴26に挿通された後述のピン50が、ライトスイッチノブ10の規制ブロックのロック壁15に当接したとき、当該ピンが固定ノブ20の軸心と平行になるように設定されている。
なお、ピン穴26は、固定ノブ20の軸心から径方向の断面において、その軸方向略中央部のわずかな長さ範囲の最小径部を除き、ディスク壁部22の両側開口面に向けてそれぞれ末広がりとなっており、挿通したピン50の揺動を可能としている。一方、固定ノブ20の周方向の断面においては、ディスク壁部22の両側開口面に向けてピン50の径と整合する一定の最小径のままとし、開口縁にわずかなR(アール)が施されるだけで、ピン50が実質倒れないようにしている。後掲の図6に示すように、軸方向から見たときピン穴26の形状は矩形とすることができる。
図3の(c)はフォグスイッチノブ30を固定ノブ側から見た図である。
フォグスイッチノブ30の内筒34の端縁には周方向の所定長さ範囲にわたって切り欠かれたキャンセル切欠き35が形成されている。先の図1に示すように、ライトスイッチノブ10のキャンセルレバー12はこのキャンセル切欠き35内まで延びている。
図4はキャンセルレバー12の配置状態を示す操作レバーの断面斜視図である。ここでは第3レバー4の軸心に対してわずかに角度を持たせ、かつ第3レバー4を通らない断面を採っている。
ライトスイッチノブ10から延びるキャンセルレバー12が、固定ノブ20におけるディスク壁部22の貫通長穴25を貫通して、フォグスイッチノブ30の内筒34に形成されたキャンセル切欠き35まで延びている状態を示している。
また図3の(c)に戻って、フォグスイッチノブ30には、ディスク壁部32と内筒34に連なったピンガイドブロック36が設けられている。ピンガイドブロック36は、各ノブが組みつけられた状態において、内筒34の端縁よりも固定ノブ20側へ突出して、その端面が固定ノブ20のディスク壁部22から所定距離になるように設定されている。
ピンガイドブロック36の端面には、固定ノブ20のピン穴26に挿通されたピン50の先端をガイドするため、カム溝形状のピン案内軌道40が形成されている。
ピン案内軌道40は、図5に示すように、フォグスイッチノブ30の軸心Qから等しい半径上にある2つのポイントX、Y間を、軸心Qに近い点を通る第1の経路42と軸心から遠い点を通る第2の経路44で結んである。
そして、第1の経路42の溝底はポイントXからポイントYへ向かうほど高くなり、第2の経路44の溝底はポイントYからポイントXへ向かうほど高くなり、ポイントXとこれにつながる直前の第2の経路44との境界には溝底に段差43が形成され、同様に、ポイントYとこれにつながる直前の第1の経路42との境界にも溝底に段差45が形成されて、ポイントXとポイントYの溝底の高さ(フォグスイッチノブ30の軸方向)を同一としてある。
これにより、ピン50を溝底に押し付けた状態では、ピンの先端はポイントXでは段差43の壁に阻まれて第2の経路44へ進むことができないため、第1の経路42でポイントYへ進み、ポイントYでは段差45の壁に阻まれて第1の経路42へ進むことができないため、第2の経路44でポイントYへ進む。したがって、図6に矢示で示すように、ポイントX、Y間をピン50は異なる経路で往復することになる。
ピン50は、上述のように固定ノブ20のピン穴26に挿通されて一端をフォグスイッチノブ30のピン案内軌道40に係合させてある。
図1に示すように、ピン50のピン穴26挿通部分よりもピン案内軌道40との係合側寄りには、一体に鍔52が設けられており、鍔52は固定ノブ20側を球面としてある。
ピン50には板ばね55を係合させてあり、板ばね55の一端は固定ノブ20のディスク壁部22に形成された(不図示の)スリットに差し込まれて固定され、片持ち梁状となっている。
板ばね55は、先の図2に示すように、ピン挿通穴57を備えており、ピン挿通穴57にピン50を貫通させた状態でピンの鍔52の球面を押圧して、ピン50の先端をピン案内軌道40の溝底に付勢している。
なお、板ばね55のピン挿通穴57は固定ノブ20の径方向に延びる長穴とされている。
前述のように、固定ノブ20のピン穴26はピン50が周方向に倒れないように設定され、また板ばね55のピン挿通穴57も径方向に延びる長穴となっている。このため、フォグスイッチノブ30を回動させると、ピン50の先端がピン案内軌道40の第1、第2の経路42、44を案内されることとなり、この間、図6にも示されるように、その位置変化に応じてピン50が固定ノブ20のピン穴26を支点として径方向に揺動する。
規制ブロック14のロック壁15は、ライトスイッチノブが「オフ」から「テール」位置の範囲にあるとき固定ノブ20のピン穴26に対応するとともに、ライトスイッチノブ10が「ヘッドライト」位置まで回動したときにはピン穴26に対応する位置から離脱するように、その周方向の長さが設定されている。
また、固定ノブ20のディスク壁部22における貫通長穴25は、ライトスイッチノブ10が「オフ」から「テール」を経て「ヘッドライト」位置まで回動する間、キャンセルレバー12も貫通状態で支障なく回動可能なように、その周方向の長さが設定されている。
そして、フォグスイッチノブ30における内筒34のキャンセル切欠き35は、その周方向の一方の端縁が、フォグスイッチノブが「フォグオフ」位置にあり、ライトスイッチノブ10が「オフ」位置にあるとき、キャンセルレバー12と当接し、ライトスイッチノブ10が「オフ」位置を離れたあと「テール」を経て「ヘッドライト」位置まで回動する間、キャンセルレバー12が当該キャンセル切欠き35内に位置するように、その位置と周方向の長さが設定されている。
なお、各ノブ間にはカム部にばねで付勢されたボールを押し付けて、ライトスイッチノブ10、フォグスイッチノブ30の回動位置ごとに当該位置を保持する公知のクリック機構を設けることができるが、ここでは図示省略している。
つぎに、以上の構成になるロック/キャンセル機構の作用について説明する。
ここではライトスイッチノブ10、固定ノブ20、およびフォグスイッチノブ30のうち各段階で説明に必要なものを重ねたうえ、ライトスイッチノブ10側から透視して示す。
図7の(a)はライトスイッチノブ10とフォグスイッチノブ30がそれぞれ「オフ」、「フォグオフ」位置にある状態を示す。
ライトスイッチノブ10のキャンセルレバー12が固定ノブ20の貫通長穴25の一端側に位置し、規制ブロックのロック壁15が固定ノブ20のピン穴26に対応する位置にある。すなわちロック壁15は固定ノブ20の軸心からの径方向においてピン穴26の外側に隣接している。
キャンセルレバー12は貫通長穴25を貫通して前述のフォグスイッチノブ30のキャンセル切欠き35内に臨んでいる。
なお、フォグスイッチノブ30が「フォグオフ」位置にあるときのキャンセル切欠き35は、固定ノブ20の貫通長穴25に対向する位置にあり、ライトスイッチノブ10が「オフ」位置にあるときのキャンセルレバー12は、キャンセル切欠き35の一方の端縁に当接している。
ピン50はその先端が図5に示したピン案内軌道40のポイントXにあり、図1に実線で示すように全体として固定ノブ20等の軸心と平行となっている。そして、ピン穴26を貫通したピン50の他端側は微小な間隙でロック壁15にそい、あるいはロック壁に軽く当接している。
この状態で、フォグスイッチノブ30を「フォグライト」位置へ回動させようとすると、ピン50の先端はポイントXから軸心に近くなる第1の経路42へ付勢され、その結果ピン50はピン穴26を支点として揺動して、図1に仮想線で示すように、その他端が軸心から離れる方向へ変位しようとする。しかし、ロック壁15が当該他端と当接して変位を阻むので、実際にはピン50の先端は第1の経路42へ進めず、また先の図5に示したように、段差43により第2の経路44へも進めないから、ポイントXに保持される。
したがって、フォグスイッチノブ30はロックされて、「フォグオフ」から「フォグライト」位置へ回動させることができない。
ライトスイッチノブ10を「テール」位置へ回動すると、図7の(b)に示す状態となる。
ライトスイッチノブ10のキャンセルレバー12は固定ノブ20の貫通長穴25の周方向中間へ移動し、規制ブロックも移動する。しかし、依然として規制ブロックのロック壁15はピン穴26の外側に隣接している。
したがって、ライトスイッチノブ10が「オフ」位置にあるときと同じく、フォグスイッチノブ30はロックされて、「フォグオフ」から「フォグライト」位置へ回動させることができない。
図7の(c)、(d)はライトスイッチノブ10のみを「ヘッドライト」位置に回動した状態を示す。
(c)に示されるように、キャンセルレバー12は固定ノブ20の貫通長穴25の周方向他端側へ移動する。規制ブロックも周方向に移動して、そのロック壁15はピン穴26の外側に隣接する位置から外れる。
「フォグオフ」位置にあるフォグスイッチノブ30は、(d)に示されるように、ピン50の先端をピン案内軌道40のポイントXに保持している状態である。しかし、ロック壁15がピン穴26に隣接する位置から外れたこの位置では、ピン50の揺動はもはや阻止されないから、ピン50の先端は図5に示した第1の経路42へ進むことができる。したがって、フォグスイッチノブ30は「フォグライト」位置へ回動可能となる。
フォグスイッチノブ30が「フォグオフ」位置にある間、固定ノブ20の貫通長穴25にはフォグスイッチノブの内筒34のキャンセル切欠き35がその一方の端縁を貫通長穴25の一方の端縁に整合させて対応しており、キャンセルレバー12はキャンセル切欠き35内に臨んでいる。
図7の(e)はライトスイッチノブ10が「ヘッドライト」位置にあり、フォグスイッチノブ30を「フォグライト」位置へ回動した状態を示す。
ピン案内軌道40がフォグスイッチノブ30の回動に伴い周方向に移動して、相対的にピン50の先端は第1の経路42を通ってポイントYへ移動する。
ライトスイッチノブ10はフォグスイッチノブ30の回動に影響を受けず、ロック壁15とピン穴26の関係は(c)と同じで変わらない。
これにより、ライトスイッチノブ10が先ず「ヘッドライト」位置まで回動されてヘッドライトが点灯すると、フォグスイッチノブ30を「フォグライト」位置へ回動させてフォグライトを点灯させることができる。
なお、この状態では、フォグスイッチノブ30のキャンセル切欠き35の端縁が固定ノブ20の貫通長穴25に現れる。
図7の(f)は、ヘッドライトとフォグライトとが点灯している状態から、ライトスイッチノブ10を「テール」位置へ回動した状態を示す。
規制ブロックのロック壁15は固定ノブのピン穴26に隣接する位置に来る。
キャンセルレバー12は固定ノブの貫通長穴25の周方向中間へ戻る。
フォグスイッチノブ30はライトスイッチノブ30の回動に影響を受けず、キャンセル切欠き35の位置は(e)と同じで変わらない。
この結果、ヘッドライトは消灯し、テールライトおよびフォグライトが点灯継続する。
図7の(g)は、この状態でのライトスイッチノブ10のキャンセルレバー12とフォグスイッチノブ30の内筒34のキャンセル切欠き35の関係を示す。
貫通長穴25の周方向中間へ戻ったキャンセルレバー12は、まだキャンセル切欠き35の端縁には当接していないが、接近している。
図7の(f)、(g)の状態から、さらにライトスイッチノブ10を「オフ」位置へ回動させると、(g)に示したキャンセルレバー12が内筒34のキャンセル切欠き35の端縁に当接するとともに、当該端縁を周方向へ押してフォグスイッチノブ30を回動させ「フォグオフ」位置まで戻す。
(h)はこの戻された状態を示す。このときのロック壁とピン穴の関係は(a)と同じとなる。
これにより、ライトスイッチノブ10を「オフ」位置へ回動させると、連動してフォグスイッチノブ30が「フォグオフ」位置まで戻され、自動的に「フォグライト」がキャンセルされる。
なお、ヘッドライト(およびテールライト)が点灯している図7の(e)の状態からフォグスイッチノブ30だけを「フォグオフ」位置へ戻すことは、ロック壁15がピン穴26に隣接する位置から外れているため、何らの支障なく可能である。
また、ライトスイッチノブ10を「テール」位置へ回動した(f)の状態では、ロック壁15がピン穴26に隣接する位置に来ているが、フォグスイッチノブ30を「フォグオフ」位置へ回動するときはピン50の先端がピン案内軌道40の第2の経路44を通るので、ピン穴26を支点として揺動するピン50の他端側は軸心に近づく方向に変位し、ロック壁15の規制を受けない。したがって、テールライトが点灯している状態からもフォグスイッチノブ30は単独で「フォグオフ」位置へ戻すことが可能である。
本実施の形態では、操作レバー1が発明におけるレバーに、ライトスイッチノブ10が第1の回動ノブに、フォグスイッチノブ30が第2の回動ノブにそれぞれ該当する。
また、「オフ」位置が第1の回動ノブの第1のスイッチ位置に、「ヘッドライト」位置が第1の回動ノブの最大回動スイッチ位置に、そして「テール」位置が第1の回動ノブの最大回動スイッチ位置より前の所定のスイッチ位置にそれぞれ対応し、「フォグオフ」位置が第2の回動ノブの第1のスイッチ位置に、「フォグライト」位置が第2の回動ノブの第2のスイッチ位置に対応している。
ポイントXが第2の回動ノブの第1のスイッチ位置に対応するポイントに、そしてポイントYが第2のスイッチ位置に対応するポイントに該当し、板ばね55が付勢手段を構成している。
そして、キャンセルレバー12が第1の係合部を構成し、キャンセル切欠き35が第2の係合部を構成し、貫通長穴25が挿通穴に該当する。
本実施の形態は以上のように構成され、操作レバー1の軸方向にそってライトスイッチノブ10、固定ノブ20およびフォグスイッチノブ30が隣接して配置され、ライトスイッチノブ10とフォグスイッチノブ30の回動によりそれぞれ対応するスイッチ接点が切り換えられるレバースイッチにおいて、ライトスイッチノブ10にはその固定ノブ20側に、軸心を中心とした所定長さの弧状をなすロック壁15を設け、固定ノブ20には軸方向に貫通するピン穴26を設け、フォグスイッチノブ30には、固定ノブのピン穴26に面して形成されたピン案内軌道40を設け、先端をピン案内軌道40に案内されるピン50をピン穴26に貫通させ、ピン穴26はピン50を固定ノブ20の軸を含む径方向の面内に規制して揺動可能に支持する。そして、ピン案内軌道40は、フォグスイッチノブ30の「フォグオフ」位置と「フォグライト」位置に対応するポイントX、Y間を軸心からの距離が互いに異なる方向に変化する第1の経路42と第2の経路44で結び、フォグスイッチノブ30が「フォグオフ」位置から「フォグライト」位置へ回動するときピン50の先端を第1の経路42にそって案内し、「フォグライト」位置から「フォグオフ」位置へ回動するときピン50の先端を第2の経路44にそって案内するように構成し、ロック壁15は、ライトスイッチノブ10がその「オフ」位置から「テール」位置まで回動する間は、ピン50と係合して第1の経路42案内に伴うピン50の揺動を阻止するよう位置設定されているものとした。
これにより、ライトスイッチノブ10を「ヘッドライト」位置にしない限り、フォグスイッチノブ30を「フォグライト」位置にしようとしても、ロック壁15によるピン50の揺動阻止を介してフォグスイッチノブ30の回動がロックされるから、フォグライトのみを単独で点灯させて後刻消灯忘れを招くようなおそれが解消される。
そして、ロック壁15はライトスイッチノブ10と一体の規制ブロック14に形成され、ピン案内軌道はフォグスイッチノブ30と一体のピンガイドブロック36に形成されて、追加される部品はピン50と板ばね55だけであるから、部品点数が少なく簡単な構造で実現され、コストと組み立て工数が低減する。
とくに、ピン案内軌道40の第1の経路42は軸心に近づく経路、第2の経路44は軸心から遠ざかる経路とし、ロック壁15は、軸心からの径方向において固定ノブ20のピン穴26の外側に配置されているから、径方向内側よりも大サイズにできる分だけ径寸法や周方向の長さを高精度に実現できる。
また、ピン案内軌道40の第1の経路42はフォグスイッチノブ30の「フォグオフ」位置に対応するポイントXから「フォグライト」位置に対応するポイントYへ向かって軸方向の高さが増大する溝底を備え、第2の経路44はポイントYからポイントXへ向かって軸方向の高さが増大する溝底を備えて、ポイントXと第2の経路44間およびポイントYと第1の経路42間にそれぞれ段差43、45が形成されている。そして、ピン50が板ばね55によりピン案内軌道40の溝底に付勢されて、ピン50の先端は、段差43、45によりフォグスイッチノブ30の「フォグオフ」位置に対応するポイントXから第2の経路44への移動および「フォグライト」位置に対応するポイントYから第1の経路42への移動を阻止されるよう構成されているので、単純な構成でフォグスイッチノブ30の回動に応じてピン50が異なる経路でポイントX、Y間を往復する一方通行を実現している。
さらにライトスイッチノブ10にはその固定ノブ20側にさらにキャンセルレバー12を設け、固定ノブ20にはさらにその軸方向に貫通するとともに軸心を中心とした所定長さの弧状をなす貫通長穴25を設け、フォグスイッチノブ30には貫通長穴25を介してキャンセルレバー12と係合可能なキャンセル切欠き35を設けて、ライトスイッチノブ10がその「テール」位置から「オフ」位置へ回動するとき、キャンセルレバー12とキャンセル切欠き35が係合して、フォグスイッチノブ30が「フォグライト」位置から「フォグオフ」位置へ戻されるので、フォグライトを点灯させたことが忘れられていても、ライトスイッチノブ10を「オフ」にしたときに自動的にフォグライトもキャンセルされる。
なお、実施の形態では、第1の係合部をライトスイッチノブ10から挿通穴としての弧状の貫通長穴25を貫通して延びるキャンセルレバー12とし、第2の係合部をフォグスイッチノブ30に設けたキャンセル切欠き35としたが、これに限定されず、第1、第2の係合部の関係を逆にして、フォグスイッチノブ30から挿通穴を貫通して延びる部材がライトスイッチノブ10に形成した係合部と係合するようにしてもよい。挿通穴は弧状の貫通長穴25に限らず、貫通する第1または第2の係合部の形状に応じて任意形状に設定できる。
また、ロック壁15は、固定ノブの軸心からの径方向においてピン穴26の外側に配置したが、スペース環境によってはピン穴26の内径側に配置することも可能である。この場合は、ピン案内軌道40の各経路溝底の傾斜方向を逆にして、フォグスイッチノブ30を「フォグオフ」位置から「フォグライト」位置へ回動するとき、ピンの先端がフォグスイッチノブ30の軸心から遠ざかる第2の経路側へ案内されるように構成する。
実施の形態では、ピン50をばね55によりピン案内軌道40の溝底に押し付けることにより、第1または第2の経路を案内されるものとしたが、ピン先端にその軸部よりも大きいサイズのヘッドを設け、該ヘッドをピン案内軌道の経路内に保持するようにピンの軸部のみを通過可能としたスリットを備えるカバーを各経路に被せる構成としてもよい。この場合、例えばピンガイドブロック36と一体に形成したばね片をポイントX、Y近傍に臨ませてヘッドの一方通行を確保することができる。
さらに、実施の形態は車両用の操作レバーに適用し、第1の回動ノブとしてライトスイッチノブ10を「オフ」から2つ目の「ヘッドライト」位置まで回動させたとき初めて第2の回動ノブとしてのフォグスイッチノブ30を回動可能にするものとしたが、本発明は他の種々のスイッチレバーに適用することができ、第2の回動ノブを回動可能とする第1の回動ノブのスイッチ位置は2つ目に限定されない。
本発明の実施の形態を示す縦断面図である。 実施の形態の分解斜視図である。 ノブを軸方向から見た図である。 操作レバーの断面斜視図である。 ピン案内軌道の詳細を示す斜視透視図である。 フォグスイッチノブの回動に伴うピンとピン案内軌道の相対変化を示す図である。 ロック/キャンセル機構の作用を示す説明図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
1 操作レバー
2 第1レバー
2a 小径部
3 第2レバー
4 第3レバー
5 連結部材
6 固定接点盤
7 可動接点
10 ライトスイッチノブ(第1の回動ノブ)
12 キャンセルレバー
14 規制ブロック
15 ロック壁
20 固定ノブ
21 外筒
21a、21b 小径張出し部
22 ディスク壁部
23 ハブ部
25 貫通長穴(挿通穴)
26 ピン穴
30 フォグスイッチノブ(第2の回動ノブ)
31 外筒
32 ディスク壁部
33 ハブ部
34 内筒
35 キャンセル切欠き
36 ピンガイドブロック
40 ピン案内軌道
42 第1の経路
43、45 段差
44 第2の経路
50 ピン
52 鍔
55 板ばね
57 ピン挿通穴

Claims (5)

  1. レバーの軸方向にそって第1の回動ノブ、固定ノブおよび第2の回動ノブが隣接して配置され、第1の回動ノブと第2の回動ノブの回動によりそれぞれ対応するスイッチ接点が切り換えられるレバースイッチにおいて、
    第1の回動ノブにはその固定ノブ側に、軸心を中心とした所定長さの弧状をなすロック壁を設け、
    固定ノブには軸方向に貫通するピン穴を設け、
    第2の回動ノブには、固定ノブのピン穴に面して形成されたピン案内軌道を設け、
    先端を前記ピン案内軌道に案内されるピンを前記ピン穴に貫通させ、
    前記ピン穴は前記ピンを固定ノブの軸を含む径方向の面内に規制して揺動可能に支持し、
    前記ピン案内軌道は、第2の回動ノブの第1のスイッチ位置と第2のスイッチ位置に対応するポイント間を軸心からの距離が互いに異なる方向に変化する第1の経路と第2の経路で結び、第2の回動ノブが第1のスイッチ位置から第2のスイッチ位置へ回動するとき前記ピンの先端を前記第1の経路にそって案内し、第2のスイッチ位置から第1のスイッチ位置へ回動するとき前記ピンの先端を前記第2の経路にそって案内するように構成し、
    前記ロック壁は、第1の回動ノブが当該第1の回動ノブの第1のスイッチ位置から最大回動スイッチ位置より前の所定のスイッチ位置まで回動する間は、前記ピンと係合して前記第1の経路案内に伴うピンの揺動を阻止するよう位置設定されていることを特徴とするレバースイッチのノブ回動ロック構造。
  2. 前記ピン案内軌道の第1の経路は、第2の回動ノブの軸心に近づく経路、第2の経路は第2の回動ノブの軸心から遠ざかる経路であり、
    第1の回動ノブの前記ロック壁は、軸心からの径方向において固定ノブの前記ピン穴の外側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレバースイッチのノブ回動ロック構造。
  3. 前記ピン案内軌道の第1の経路は第2の回動ノブの第1のスイッチ位置に対応するポイントから第2のスイッチ位置に対応するポイントへ向かって軸方向の高さが増大する溝底を備え、第2の経路は第2の回動ノブの第2のスイッチ位置に対応するポイントから第1のスイッチ位置に対応するポイントへ向かって軸方向の高さが増大する溝底を備えて、第1のスイッチ位置に対応するポイントと第2の経路間および第2のスイッチ位置に対応するポイントと第1の経路間にそれぞれ段差が形成され、
    前記ピンを前記ピン案内軌道の溝底に付勢する付勢手段を有して、
    前記ピンの先端は、前記段差により第2の回動ノブの第1のスイッチ位置に対応するポイントから第2の経路への移動および第2の回動ノブの第2のスイッチ位置に対応するポイントから第1の経路への移動を阻止されうよう構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレバースイッチのノブ回動ロック構造。
  4. 第1の回動ノブにはその固定ノブ側にさらに第1の係合部を設け、
    固定ノブにはさらにその軸方向に貫通するとともに軸心を中心とした周方向に所定長さの挿通穴を設け、
    第2の回動ノブには前記挿通穴を介して前記第1の係合部と係合可能な第2の係合部を設け、
    第1の回動ノブが当該第1の回動ノブの第1のスイッチ位置へ他のスイッチ位置から回動するとき、前記第1の係合部と第2の係合部が係合して、第2の回動ノブが当該第2の回動ノブの第2のスイッチ位置から第1のスイッチ位置へ戻されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載のレバースイッチのノブ回動ロック構造。
  5. 前記第2の係合部が、第2の回動ノブに形成されたキャンセル切欠きであり、
    前記第1の係合部が、固定ノブの前記挿通穴を貫通して第2の回動ノブのキャンセル切欠き内へ延びるキャンセルレバーであって、
    第1の回動ノブが当該第1の回動ノブの第1のスイッチ位置へ回動するとき、前記キャンセルレバーが前記キャンセル切欠きの端縁を押して、第2の回動ノブを当該第2の回動ノブの第1のスイッチ位置へ戻すことを特徴とする請求項4に記載のレバースイッチのノブ回動ロック構造。
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