JP4053521B2 - コンビネーションスイッチ装置 - Google Patents
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Description
このような自動復帰機構においては、通常の状態では、ステアリングシャフトSS側の突起部Pに当たって連動するラチェット3から、前記操作レバー2を取り付ける可動基部4におけるキャンセルカム5に復帰力が及ぼされ、操作レバー2をニュートラルの位置に復帰させるようにしている。
このような逃し手段6としては、復帰動作するべき操作レバー2が、例えばステアリングホイール近傍の何か障害物に当たって、復帰できない状態の場合に、前記復帰力の伝達手段たるラチェット3が破損しないようにするために、キャンセルカム5が逃げるようにするためのばね部材7が介装されている。
このようなばね係数のばね部材7を、前記キャンセルカム5に組み付けるには、特別な組付け用の治具を用いなければならず、組付け作業を困難なものにしている。
本発明は、このような課題を解決するために提案されたものであって、特別な組付け用の治具を不要とし、製造工程をより簡単化して、量産化の促進を図った、コンビネーションスイッチ装置を提供することを目的とする。
また本発明では、請求項2において、車両の車線変更時や、方向転換時、ステアリングホイールを操作すると共に、車両の移動走行を示すターンシグナルランプを作動させるための操作レバーを操作して、走行方向変更操作運転終了時に、前記ステアリングシャフトを戻すことで、前記操作レバーを連動自動復帰させるための復帰伝達手段に設けると共に、この復帰伝達手段に過大な復帰力を遮断する破損防止用の逃し手段を設け、前記操作レバーは、ステアリングホイールを支持するステアリングシャフトを中央に挿通するように配置した本体に対し、前記ステアリングシャフトを挿通する空間部に向けて基体を装着すると共に、この基体に可動基部を介し節動可能に取り付け、前記復帰伝達手段は、前記可動基部上面に設けたガイド部に前記逃し手段を介して所定の範囲で往復動可能に設けたキャンセルカムと、このキャンセルカムの前方側に、ステアリングシャフトにおけるキャンセル部材と干渉して、復帰力を伝達するラチェットとで構成し、前記逃し手段は、ガイド部内壁面に沿って移動自在に嵌装したキャンセルカムに設けた、上下方向に配設したばね挿通パイプと、対応するガイド部内壁の上下に穿設した転動体溝と、これらのばね挿通パイプと転動体溝に、両端に転動体を介して介装するばね部材とで構成したコンビネーションスイッチ装置を提案する。
図1に、車両のキャビンのステアリングシャフト(後述)上端のステアリングホイール(図示省略)近傍に配設されるコンビネーションスイッチ装置1を示す。このコンビネーションスイッチ装置1は、本体8中央にステアリングシャフトSSを挿通するための空間部を有している。
前記本体8には、車両の移動走行を示すターンシグナルランプを作動させるための操作レバー2の他、ワイパーを操作するための操作レバー(図示省略)を、本体8の相対する側方に突設させている。このワイパーを操作するための操作レバーは、例えば補助ブレーキ、その他ワイパー、ウオッシャ、ハザード、イントタイム等を駆動させるためのものである。
前記基体9には、前記ターン、レーンチェンジ、コーナリング、ディマ&パッシング、ライティング、オートクルーズ、フォグ等を駆動させるための回路を断続する各種端子が組み込まれている。
また前記基体9の上面には、長手側一端面を本体8中央に挿通するステアリングシャフトSSに向けて開口し、対向する長手側他端面から、前記可動基部4に取り付けた操作レバー2を突出させている。そして、この長手側他端面近傍には、前記可動基部4を揺動自在に位置決め軸支している。
また、前記基体9の長手側一端面の内側両隅部には、前記可動基部4を、三つのポジション(左折、ニュートラル、右折)に節動的に位置決めするための段差壁10、10を形成している。この段差壁10は、内壁面を略W型に形成して、後述する可動基部4の節動ピンを弾発的に当接させている。
また前記操作レバー2は、可動基部4に対し、可動基部4を含む面に鉛直方向にスナップ操作可能に、水平方向の軸を中心として揺動可能に軸止めすると共に、転動体、ばね部材(図示省略)を介して、弾発的に当接させている。勿論、前記操作レバー2は、可動基部4に対し、一体的に固定した構成でもよい。
また前記キャンセルカム5は、前記ラチェット3と当接可能に一対の当接腕5a、5aを設けている。
この場合、前記ばね部材18は、ばね係数kは、従来のばね部材7のばね係数に比較して小さく、両端が前記ばね孔15から突出する寸法のものを採用している。また、前記キャンセルカム5側のばね孔15と、ガイド部13内壁側の転動体溝16とは、キャンセルカム5がガイド部13中心位置にあるときに位置が合うように形成している。
今、車両の車線変更時や、左折、或いは右折の際に、ステアリングホイールを操作すると共に、車両の移動方向を示すターンシグナルランプ(図示省略)を点滅作動させるための操作レバー2を操作する。
前記操作レバー2は、操作前は、基体9に対し、可動基部4を介しニュートラルポジションにあり、可動基部4前端部の節動ピン11、11が基体9内側の段差壁10、10の中央に当接している。
このニュートラルポジションから、目的とする進行方向に合わせて、前記操作レバー2をスナップ操作すれば、前記操作レバー2と共に可動基部4は、可動基部4前端部の節動ピン11、11が基体9内側の段差壁10、10の中央から、節動ピン11、11の弾発力の付勢下に段差壁10、10を乗り越えることで、段差壁10、10の側部寄りに至る(図5、図6参照)。
そうすると、左折、または右折を指示するターンシグナルランプが点滅しながら、車両は方向転換側へ進行していく。
ここで、前記キャンセルカム5とガイド部13とは、耐ロック性を有する逃し手段6を介して連結しているので、前記キャンセルカム5とガイド部13、すなわち、可動基部4とは一体となって連動する。このため、前記操作レバー2および可動基部4は、可動基部4前端部の節動ピン11、11が基体9内側の段差壁10、10の側部位置から、段差壁10、10を乗り越えて段差壁10、10中央に移動し、操作前のニュトラルポジションに連動自動復帰することとなる。
すると、キャンセルカム5上下方向に貫通する一対のばね孔15、15と、対応するガイド部13内壁の上下の転動体溝16、16間に、両端に転動体17を介して介装したばね部材18による拘束力より、前記ラチェット3の基部側からかかる過大な負荷が勝り、転動体溝16に係合した転動体17が転動体溝16を乗り越えて、前記キャンセルカム5は、ガイド部13内壁に沿って押し込められた方向に移動する(図7、図8参照)。
これによって、ラチェット3の基部側からかかる過大な負荷を逃すことができ、ラチェット3と前記キャンセルカム5とが破損から回避することができる。
そのため、本願発明のコンビネーションスイッチ装置1には、破損防止用の逃し手段6に、比較的ばね係数の小さなばねを用いることができるので、特別な治具を必要とせず、組付け工程が容易化し、量産化に大いに寄与することができ、結果、製造コストを抑制することができる。
2 操作レバー
3 ラチェット
3a 先端部
3b 後端部
4 可動基部
5 キャンセルカム
5a 当接腕
6 逃し手段
7 ばね部材
8 本体
9 基体
10 段差壁
11 節動ピン
12 復帰伝達手段
13 ガイド部
14 規制部材
15 ばね孔
16 転動体溝
17 転動体
18 ばね部材
SS ステアリングシャフト
P キャンセル部材
G 回動軸
Claims (2)
- 車両の車線変更時や、方向転換時、ステアリングホイールを操作すると共に、車両の移動走行を示すターンシグナルランプを作動させるための操作レバーを操作して、走行方向変更操作運転終了時に、前記ステアリングシャフトを戻すことで、前記操作レバーを連動自動復帰させるための復帰伝達手段に設けると共に、この復帰伝達手段に過大な復帰力を遮断する破損防止用の逃し手段を設け、前記操作レバーは、ステアリングホイールを支持するステアリングシャフトを中央に挿通するように配置した本体に対し、前記ステアリングシャフトを挿通する空間部に向けて基体を装着すると共に、この基体に可動基部を介し節動可能に取り付け、前記復帰伝達手段は、前記可動基部上面に設けたガイド部に前記逃し手段を介して所定の範囲で往復動可能に設けたキャンセルカムと、このキャンセルカムの前方側に、ステアリングシャフトにおけるキャンセル部材と干渉して、復帰力を伝達するラチェットとで構成し、前記逃し手段は、ガイド部内壁面に沿って移動自在に嵌装したキャンセルカムに設けた、上下方向に貫通するばね孔と、対応するガイド部内壁の上下に穿設した転動体溝と、これらのばね孔と転動体溝に、両端に転動体を介して介装するばね部材とで構成したことを特徴とするコンビネーションスイッチ装置
- 車両の車線変更時や、方向転換時、ステアリングホイールを操作すると共に、車両の移動走行を示すターンシグナルランプを作動させるための操作レバーを操作して、走行方向変更操作運転終了時に、前記ステアリングシャフトを戻すことで、前記操作レバーを連動自動復帰させるための復帰伝達手段に設けると共に、この復帰伝達手段に過大な復帰力を遮断する破損防止用の逃し手段を設け、前記操作レバーは、ステアリングホイールを支持するステアリングシャフトを中央に挿通するように配置した本体に対し、前記ステアリングシャフトを挿通する空間部に向けて基体を装着すると共に、この基体に可動基部を介し節動可能に取り付け、前記復帰伝達手段は、前記可動基部上面に設けたガイド部に前記逃し手段を介して所定の範囲で往復動可能に設けたキャンセルカムと、このキャンセルカムの前方側に、ステアリングシャフトにおけるキャンセル部材と干渉して、復帰力を伝達するラチェットとで構成し、前記逃し手段は、ガイド部内壁面に沿って移動自在に嵌装したキャンセルカムに設けた、上下方向に配設したばね挿通パイプと、対応するガイド部内壁の上下に穿設した転動体溝と、これらのばね挿通パイプと転動体溝に、両端に転動体を介して介装するばね部材とで構成したことを特徴とするコンビネーションスイッチ装置。
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