JP2012183883A - 車両用ターンレバースイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を削減してコストの低廉化及び組立作業の簡素化を図ることができる車両用ターンレバースイッチ装置を提供する。
【解決手段】車両用ターンレバースイッチ装置1は、ステアリングシャフトによって回転するキャンセルカム2と、キャンセルカム2の側方に回転可能に配置され、かつターンレバー3に回転不能に連結され、回転力授受部41,42を有するブラケット4と、ブラケット4に回転かつ進退可能に配置され、回転力授受部41,42を介してキャンセルカム2の回転力をブラケット4に伝達する回転力伝達部54,55を有するラチェット5とを備え、ラチェット5は、ターンレバー3のロック状態において、所定の回転力よりも大きい回転力をキャンセルカム2からキャンセル方向に受けてキャンセルカム2の回転を許容する状態に弾性変形するキャンセル力受部51を有する。
【選択図】図3
【解決手段】車両用ターンレバースイッチ装置1は、ステアリングシャフトによって回転するキャンセルカム2と、キャンセルカム2の側方に回転可能に配置され、かつターンレバー3に回転不能に連結され、回転力授受部41,42を有するブラケット4と、ブラケット4に回転かつ進退可能に配置され、回転力授受部41,42を介してキャンセルカム2の回転力をブラケット4に伝達する回転力伝達部54,55を有するラチェット5とを備え、ラチェット5は、ターンレバー3のロック状態において、所定の回転力よりも大きい回転力をキャンセルカム2からキャンセル方向に受けてキャンセルカム2の回転を許容する状態に弾性変形するキャンセル力受部51を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、ステアリングシャフトの回転によって左折指示回転位置又は右折指示回転位置からニュートラル(中立)位置に回転復帰可能な方向指示スイッチ操作用のターンレバーを備えた車両用ターンレバースイッチ装置に関する。
従来の車両用ターンレバースイッチ装置として、ターンシグナルスイッチ(方向指示スイッチ)の接点を切り替えるためのターンレバーを備えたものがある(例えば特許文献1)。
この車両用ターンレバースイッチ装置は、前述したターンレバーと、ステアリングホイールの回転操作によって回転するキャンセルカムと、キャンセルカム及びターンレバーの回転によって回転するブラケットと、ブラケットにキャンセルカムの回転力を伝達するラチェットとから構成されている。
キャンセルカムは、カム部を有し、ステアリングコラム内を挿通するステアリングシャフトの外周面に配置されている。そして、キャンセルカムは、ステアリングシャフトと共に回転し得るように構成されている。
ブラケットは、一対の回転力授受部を有し、ステアリングコラムの外周面にスイッチ搭載用のベースを介して回転自在に保持され、かつターンレバーに回転不能に連結されている。そして、ブラケットは、ターンレバーの反時計方向(左折指示回転位置側)又は時計方向(右折指示回転位置側)への回転操作によって中立位置から左折指示回転位置側又は右折指示回転位置側に回転し、左折指示回転位置又は右折指示回転位置に位置するように構成されている。また、ブラケットは、ステアリングホイールのキャンセル方向(ターンレバーの中立位置側)への回転操作によるラチェットの回転によって一方の回転力授受部又は他方の回転力授受部から回転復帰力を受け、左折指示回転位置又は右折指示回転位置から中立位置に回転復帰するように構成されている。なお、スイッチ搭載用のベースには、ブラケット(ターンレバー)の回転位置に応じて接点が切り替わる方向指示スイッチが搭載されている。
ラチェットは、キャンセルカムとブラケットとの間に進退可能に配置され、かつ一対の回転力授受部間に回転可能に保持されている。そして、ラチェットは、方向指示スイッチのOFF状態(ターンレバーが中立位置に配置された状態)において全体がカム部の回転領域外に、また方向指示スイッチの左折指示状態(ターンレバーが左折指示回転位置に配置された状態)又は右折指示状態(ターンレバーが右折指示回転位置に配置された状態)において一部(キャンセルカム側端部)がカム部の回転領域内にそれぞれ配置されている。
以上の構成により、ターンレバーを中立位置から反時計方向にブラケットと共に回転操作して左折指示回転位置に配置すると、方向指示スイッチが左折指示状態とされるとともに、ラチェットのキャンセルカム側への進行によってそのキャンセルカム側端部がカム部の回転領域外から回転領域内に配置される。この状態において、ステアリングホイールをターンレバーの回転復帰方向(時計方向)に回転操作すると、ラチェットが反時計方向に回転して一方の回転力授受部を押し付け、このラチェットの押し付けによってブラケット及びターンレバーが時計方向に回転する。そして、ターンレバーが左折指示回転位置から中立位置に回転復帰すると、方向指示スイッチがOFF状態とされる。
一方、ターンレバーを中立位置から時計方向にブラケットと共に回転操作して右折指示回転位置に配置すると、方向指示スイッチが右折指示状態とされるとともに、ラチェットのキャンセルカム側への進行によってそのキャンセルカム側端部がカム部の回転領域外から回転領域内に配置される。この状態において、ステアリングホイールをターンレバーの回転復帰方向(反時計方向)に回転操作すると、ラチェットが時計方向に回転して他方の回転力授受部を押し付け、このラチェットの押し付けによってブラケット及びターンレバーが反時計方向に回転する。そして、ターンレバーが右折指示回転位置から中立位置に回転復帰すると、方向指示スイッチがOFF状態とされる。
ところで、この種の車両用ターンレバースイッチ装置においては、左折指示回転位置又は右折指示回転位置に配置されたターンレバーが例えば車両の運転者によって中立位置に回転復帰不能な状態(ロック状態)に保持され、このロック状態でステアリングホイールの回転操作によってラチェットのキャンセルカム側端部がキャンセルカムのカム部からターンレバーの回転復帰方向(キャンセル方向)に回転力を受けると、ラチェットがブラケットの回転力授受部への押し付けによって破損する虞があることから、この破損発生の虞を解消するためにラチェットのターンレバー側端部(キャンセルカム側端部と反対側の端部)とブラケットの回転力授受部との間にラチェット逃がし用のアームが移動可能に配置されている。
これにより、上記したターンレバーのロック状態においてラチェットがブラケットの回転力授受部に所定の回転力(押付力)よりも大きい押付力でキャンセル方向に押し付けられると、アームがラチェットを逃がす方向に移動し、ラチェットの破損発生を防止することができる。
しかし、特許文献1に示す車両用ターンレバースイッチ装置によると、アームが必要であるため、部品点数が嵩み、コスト高になるばかりか、組立作業を煩雑にするという問題がある。
従って、本発明の目的は、部品点数を削減することができ、もってコストの低廉化及び組立作業の簡素化を図ることができる車両用ターンレバースイッチ装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、(1)〜(3)の車両用ターンレバースイッチ装置を提供する。
(1)ステアリングシャフトによって回転するキャンセルカムと、前記キャンセルカムの側方に回転可能に配置され、かつ方向指示スイッチ操作用のターンレバーに回転不能に連結され、回転力授受部を有するブラケットと、前記ブラケットに回転かつ進退可能に配置され、前記回転力授受部を介して前記キャンセルカムの回転力を前記ブラケットに伝達する回転力伝達部を有するラチェットとを備え、前記ラチェットは、前記回転力伝達部を前記回転力授受部に押し付けてキャンセル方向への回転が規制された状態において、所定の回転力よりも大きい回転力を前記キャンセルカムから前記キャンセル方向に受けて前記キャンセルカムの回転を許容する状態に弾性変形する回転力受部を有する車両用ターンレバースイッチ装置。
(2)上記(1)に記載の車両用ターンレバースイッチ装置において、前記ラチェットは、前記回転力受部を弾性変形させた状態を保持して前記キャンセルカムから離間する方向に退避する。
(3)上記(1)又は(2)に記載の車両用ターンレバースイッチ装置において、前記ラチェットは、前記キャンセルカム側に進行する方向のばね力が復帰用スプリングによって常時付与されている。
本発明によると、部品点数を削減することができ、コストの低廉化及び組立作業の簡素化を図ることができる。
〔実施の形態〕
以下、本発明の実施の形態に係る車両用ターンレバースイッチ装置につき、図面を参照して説明する。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用ターンレバースイッチ装置につき、図面を参照して説明する。
(車両用ターンレバースイッチ装置の全体構成)
図1は車両用ターンレバースイッチ装置を示す。図1に示すように、車両用ターンレバースイッチ装置1は、ステアリングホイール(図示せず)の回転操作によって回転するキャンセルカム2と、キャンセルカム2の回転によって左折指示回転位置又は右折指示回転位置から中立位置に回転復帰するターンレバー3と、ターンレバー3及びキャンセルカム2の回転によって回転するブラケット4と、ブラケット4にキャンセルカム2の回転力を回転復帰力として伝達するラチェット5とから大略構成されている。
図1は車両用ターンレバースイッチ装置を示す。図1に示すように、車両用ターンレバースイッチ装置1は、ステアリングホイール(図示せず)の回転操作によって回転するキャンセルカム2と、キャンセルカム2の回転によって左折指示回転位置又は右折指示回転位置から中立位置に回転復帰するターンレバー3と、ターンレバー3及びキャンセルカム2の回転によって回転するブラケット4と、ブラケット4にキャンセルカム2の回転力を回転復帰力として伝達するラチェット5とから大略構成されている。
(キャンセルカム2の構成)
キャンセルカム2は、ステアリングコラム(図示せず)内を中心軸線に沿って挿通するステアリングシャフト(図示せず)の外周面に配置されている。そして、キャンセルカム2は、ステアリングシャフトと共に矢印A1方向(時計方向)又は矢印A2方向(反時計方向)に回転するように構成されている。キャンセルカム2の外周面には、円周方向に所定の間隔をもって並列する一対のカム部20が一体に設けられている。
キャンセルカム2は、ステアリングコラム(図示せず)内を中心軸線に沿って挿通するステアリングシャフト(図示せず)の外周面に配置されている。そして、キャンセルカム2は、ステアリングシャフトと共に矢印A1方向(時計方向)又は矢印A2方向(反時計方向)に回転するように構成されている。キャンセルカム2の外周面には、円周方向に所定の間隔をもって並列する一対のカム部20が一体に設けられている。
(ターンレバー3の構成)
ターンレバー3は、ブラケット4のキャンセルカム側端部と反対側の端部(ターンレバー側端部)に回転不能に連結されている。そして、ターンレバー3は、左折指示回転位置と右折指示回転位置との間を矢印B1方向(反時計方向)又は矢印B2方向(時計方向)に支持ピン40を回転中心としてブラケット4と共に回転操作され、方向指示スイッチ(図示せず)の接点を切り替えるように構成されている。
ターンレバー3は、ブラケット4のキャンセルカム側端部と反対側の端部(ターンレバー側端部)に回転不能に連結されている。そして、ターンレバー3は、左折指示回転位置と右折指示回転位置との間を矢印B1方向(反時計方向)又は矢印B2方向(時計方向)に支持ピン40を回転中心としてブラケット4と共に回転操作され、方向指示スイッチ(図示せず)の接点を切り替えるように構成されている。
(ブラケット4の構成)
ブラケット4は、支持ピン40をターンレバー側端部に有するとともに、ラチェット5の回転方向に所定の間隔をもって並列する回転力授受部41,42をキャンセルカム側端部に有し、ステアリングコラムの外周面にスイッチ搭載用のベース7を介して回転可能に保持され、かつ節度機構(図示せず)によって中立位置及び左折・右折指示回転位置のうちいずれかの位置に選択的に配置されている。
ブラケット4は、支持ピン40をターンレバー側端部に有するとともに、ラチェット5の回転方向に所定の間隔をもって並列する回転力授受部41,42をキャンセルカム側端部に有し、ステアリングコラムの外周面にスイッチ搭載用のベース7を介して回転可能に保持され、かつ節度機構(図示せず)によって中立位置及び左折・右折指示回転位置のうちいずれかの位置に選択的に配置されている。
そして、ブラケット4は、中立位置におけるターンレバー3の反時計方向(矢印B1方向)又は時計方向(矢印B2方向)への回転操作によって矢印B1方向又は矢印B2方向に回転し、ターンレバー3と共に左折指示回転位置又は右折指示回転位置に位置するように構成されている。また、ブラケット4は、ステアリングホイールのキャンセル方向(ターンレバー3の回転復帰方向)への回転操作によるラチェット5の回転によって一方の回転力授受部41又は他方の回転力授受部42が回転復帰力を受け、左折指示回転位置又は右折指示回転位置から中立位置に回転復帰するように構成されている。ブラケット4の材料としては、例えばPOM(ポリオキシメチレン)樹脂等のプラスチック材料が用いられる。
ベース7には、そのキャンセルカム側端部においてラチェット5の進退方向(矢印C1方向及び矢印C2方向)と直角な方向に並列し、かつラチェット復帰用スプリング(引張コイルスプリング)8を伸張した状態で両端部をそれぞれ係止する一対の係止ピン70が突出して設けられている。また、ベース7には、ラチェット5がカム部20の回転領域9の内外を進退する方向(矢印C1方向及び矢印C2方向)に延びる長孔71を有するスイッチカバー(図示せず)が配置されている。
なお、節度機構は、ベース7に設けられた凹凸状の節度面部(図示せず)、及びこの節度面部に節度用スプリング(図示せず)によって押し付けられた突起部(図示せず)からなり、例えば特開平10−236225号公報に本出願人によって先に開示されている。
ブラケット4のキャンセルカム側端部には、回転力授受部41,42間に介在するガイド孔43が設けられている。ガイド孔43には、キャンセルカム側内面を両側部から中央部に向かってキャンセルカム2側に漸次接近する傾斜部44,45、及びこれら一対の傾斜部44,45間に介在してターンレバー側に突出する凸部46が設けられている。
(ラチェット5の構成)
図2(a)及び(b)はラチェットを示す。図3はターンレバーのロック状態を示す。図4は図3の要部を拡大して示す。ラチェット5は、スイッチカバーの長孔71及びブラケット4のガイド孔43にそれぞれピン各端部を挿入させる支持ピン50を有し、キャンセルカム2とブラケット4との間に進退可能に配置され、かつブラケット4の回転力授受部41,42間に回転可能に保持されている。ラチェット5の材料としては、例えばブラケット4の材料と同一の材料(POM樹脂等)が用いられる。
図2(a)及び(b)はラチェットを示す。図3はターンレバーのロック状態を示す。図4は図3の要部を拡大して示す。ラチェット5は、スイッチカバーの長孔71及びブラケット4のガイド孔43にそれぞれピン各端部を挿入させる支持ピン50を有し、キャンセルカム2とブラケット4との間に進退可能に配置され、かつブラケット4の回転力授受部41,42間に回転可能に保持されている。ラチェット5の材料としては、例えばブラケット4の材料と同一の材料(POM樹脂等)が用いられる。
そして、ラチェット5は、方向指示スイッチのOFF状態(ターンレバー3が中立位置に配置された状態)において、長孔71のターンレバー側端部及びガイド孔43の凸部46近傍に支持ピン50を移動させて全体をカム部20の回転領域9外に配置するように構成されている。また、ラチェット5は、方向指示スイッチの左折指示状態(ターンレバー3が左折指示回転位置に配置された状態)又は右折指示状態(ターンレバー3が右折指示回転位置に配置された状態)において、長孔71のキャンセルカム側端部及びガイド孔43の傾斜部44又は傾斜部45に支持ピン50を移動させて一部(キャンセル側端部)をカム部20の回転領域9内に配置するように構成されている。
ラチェット5のキャンセルカム側端部には、図2(a),(b)及び図3に示すように、ターンレバー3のロック状態(後述)の解除力としての回転力F(例えばF=16N)を含む回転力をカム部20から受けるキャンセル力受部(回転力受部)51がキャンセルカム2(図1に示す)側に突出して設けられている。ラチェット5のキャンセルカム側端部の裏面(ブラケット側の面)には、キャンセル力受部51の支持ピン50側に位置してラチェット復帰用スプリング8を掛け渡すスプリング掛け渡し部52、及びキャンセル力受部51を補強する補強部53が設けられている。ラチェット5には、キャンセルカム2に進行する方向のばね力がラチェット復帰用スプリング8(図1に示す)によって常時付与されている。
スプリング掛け渡し部52の中央部には、ラチェット復帰用スプリング8のばね力をキャンセル力受部51の突出方向(ラチェット5がカム部20の回転領域9内に進行する方向)に受ける水平面520が設けられている。
スプリング掛け渡し部52の一方側側部には、ターンレバー3の右折指示回転位置において、ラチェット5のターンレバー側端部がブラケット4の回転力授受部42に回転復帰(接近)する時計方向(矢印D2方向)の回転復帰力としてラチェット復帰用スプリング8のばね力を受ける第1の傾斜面521が設けられている。
スプリング掛け渡し部52の他方側側部には、ターンレバー3の左折指示回転位置において、ラチェット5のターンレバー側端部がブラケット4の回転力授受部41に回転復帰(接近)する反時計方向(矢印D1方向)の回転復帰力としてラチェット復帰用スプリング8のばね力を受ける第2の傾斜面522が設けられている。
ラチェット5のターンレバー側端部には、ブラケット4の回転力授受部41,42との間で回転力を授受する回転力授受部として機能する回転力伝達部54,55が設けられている。これにより、ブラケット4の回転力が回転力授受部41,42からラチェット5の回転力伝達部54,55に、ラチェット5の回転力が回転力伝達部54,55からブラケット4の回転力授受部41,42にそれぞれ伝達される。
一方、ラチェット5は、回転力伝達部54,55を回転力授受部41,42にそれぞれ押し付けてキャンセル方向への回転が規制された状態(例えば左折指示回転位置又は右折指示回転位置に配置されたターンレバー3が中立位置に回転復帰不能な状態:図3に示すターンレバー3のロック状態)に車両の運転者によって保持された場合、図4に示すように、キャンセル力受部51が所定の回転力P1(例えばキャンセル力としてP1=6.7N:図5に示す)よりも大きい回転力F(例えばF=16N)をキャンセルカム2のカム部20から回転復帰方向(キャンセル方向)に受けて弾性変形し、この弾性変形した状態を保持してキャンセルカム2の回転を許容する位置に退避するように構成されている。
これにより、例えば右折指示回転位置に配置されたターンレバー3のロック状態においては、ステアリングホイールの回転操作によってラチェット5のキャンセル力受部51がキャンセルカム2のカム部20からターンレバー3のキャンセル方向に回転力Fを受けると、図4に二点鎖線で示す状態から図4に実線で示すように所定の撓み角θ(例えばθ=3.68°)をもってキャンセルカム2の回転面内で弾性変形し、この弾性変形した状態を保持してキャンセルカム2の回転を許容する方向、すなわちキャンセルカム2から退避する方向の力(回転力Fの分力f)がラチェット5に作用する。このため、ラチェット5がキャンセルカム2から分力fの方向に回転力授受部42に沿って退避してキャンセルカム2の回転を許容する位置に配置され、ターンレバー3のロック状態が解除される。この後、ラチェット5がラチェット復帰用スプリング8によってキャンセルカム2の回転領域9側に進行する。
同様に、左折指示回転位置に配置されたターンレバー3のロック状態においてラチェット5のキャンセル力受部51がキャンセルカム2のカム部20からターンレバー3のキャンセル方向に所定の回転力(キャンセル力)よりも大きい回転力を受けて弾性変形し、この弾性変形した状態を保持してキャンセルカム2の回転を許容する方向の力がラチェット5に作用する。このため、ラチェット5がキャンセルカム2から離間する方向に退避してキャンセルカム2の回転を許容する位置に配置され、ターンレバー3のロック状態が解除される。この後、ラチェット5がラチェット復帰用スプリング8によってキャンセルカム2の回転領域9側に進行する。
〔車両用ターンレバースイッチ装置1の動作〕
先ず、「ターンレバーの右折指示回転位置への回転動作」,「ターンレバーの右折指示回転位置からの回転復帰(キャンセル)動作」及び「右折指示状態におけるキャンセルカムの反回転復帰方向(順方向)への回転動作」につき、図1,図4,図5(a)〜(c)及び図6を用いて説明する。図5(a)〜(c)はキャンセル動作を示す。図6はキャンセルカムの順方向への回転動作を示す。
先ず、「ターンレバーの右折指示回転位置への回転動作」,「ターンレバーの右折指示回転位置からの回転復帰(キャンセル)動作」及び「右折指示状態におけるキャンセルカムの反回転復帰方向(順方向)への回転動作」につき、図1,図4,図5(a)〜(c)及び図6を用いて説明する。図5(a)〜(c)はキャンセル動作を示す。図6はキャンセルカムの順方向への回転動作を示す。
なお、ターンレバー3が中立位置に配置されている状態においては、ラチェット5のキャンセル力受部51がカム部20の回転領域9外に、またその支持ピン50が長孔71のターンレバー側端部及びガイド孔43の凸部46近傍にそれぞれ配置されているものとする。
「ターンレバーの右折指示回転位置への回転動作」
図1に示すターンレバー3を中立位置から時計方向(矢印B2方向)にブラケット4と共に回転操作して右折指示回転位置に配置すると、方向指示スイッチが右折指示状態とされるとともに、ラチェット5がブラケット4側からキャンセルカム2側(矢印C1方向)への進行によってそのキャンセル力受部51がカム部20の回転領域9外から回転領域9内に配置される。この場合、ブラケット4が矢印B2方向に回転すると、ラチェット復帰用スプリング8のばね力によって支持ピン50がガイド孔43の凸部46から傾斜部45の中間部に、また長孔71のターンレバー側端部からキャンセルカム側端部にそれぞれ移動する。
図1に示すターンレバー3を中立位置から時計方向(矢印B2方向)にブラケット4と共に回転操作して右折指示回転位置に配置すると、方向指示スイッチが右折指示状態とされるとともに、ラチェット5がブラケット4側からキャンセルカム2側(矢印C1方向)への進行によってそのキャンセル力受部51がカム部20の回転領域9外から回転領域9内に配置される。この場合、ブラケット4が矢印B2方向に回転すると、ラチェット復帰用スプリング8のばね力によって支持ピン50がガイド孔43の凸部46から傾斜部45の中間部に、また長孔71のターンレバー側端部からキャンセルカム側端部にそれぞれ移動する。
「ターンレバーの右折指示回転位置からのキャンセル動作」
方向指示スイッチの右折指示状態において、図5(a)〜(c)に示すようにステアリングホイールを反時計方向(矢印A2方向)に回転操作すると、キャンセルカム2が矢印A2方向に回転し、これに伴いカム部20のキャンセル力受部51への押し付けによってラチェット5が時計方向(矢印D2方向)に回転する。
方向指示スイッチの右折指示状態において、図5(a)〜(c)に示すようにステアリングホイールを反時計方向(矢印A2方向)に回転操作すると、キャンセルカム2が矢印A2方向に回転し、これに伴いカム部20のキャンセル力受部51への押し付けによってラチェット5が時計方向(矢印D2方向)に回転する。
このため、ブラケット4の回転力授受部42がラチェット5の回転力伝達部55に押し付けられ、ブラケット4がターンレバー3と共に反時計方向(矢印B1方向)に回転する。この場合、ブラケット4が矢印B1方向に回転すると、ラチェット復帰用スプリング8のばね力に抗して支持ピン50が図1に示すようにガイド孔43の傾斜部45から凸部46に、また長孔71のキャンセルカム側端部からターンレバー側端部に向かってそれぞれ移動する。この支持ピン50の移動に伴い、ラチェット5が矢印C2方向に退避し、キャンセル力受部51がカム部20の回転領域9内から回転領域9外に配置される。
これにより、ターンレバー3が右折指示回転位置から中立位置に回転復帰して配置され、方向指示スイッチがOFF状態とされる。
ここで、右折指示状態からキャンセル動作を行う場合の誤動作発生の有無について検討する。図5(a)において、キャンセル力受部51が位置aにカム部20から回転力P1を受ける際、ターンレバー3の先端からブラケット4側に10mm離間する位置bに作用するターンレバー3の戻り力P2(P2=3.5N)に対するモーメントの釣り合いより、位置aと支持ピン40との間の距離L1をL1=60.2mmとするとともに、位置bと支持ピン40との間の距離L2をL2=115mmとすると、P1×L1=P2×L2(P1×60.2=3.5×115)となる。これより、P1=3.5×115/60.2=6.7N<F=16Nとなる。
従って、本実施の形態においては、右折指示状態からのキャンセル動作がラチェット5のキャンセル力受部51を弾性変形させる回転力Fよりも小さい回転力P1をキャンセル力受部51に与えて行われるため、キャンセル誤動作の発生を防止することができる。
また、本実施の形態においては、右折指示状態からのキャンセル動作時にターンレバー3がロック状態に保持された場合、ラチェット5のキャンセル力受部51がキャンセルカム2のカム部20から回転力Fをターンレバー3の回転復帰方向に受けると、キャンセル力受部51が図4に二点鎖線で示す状態から図4に実線で示すように弾性変形し、この弾性変形した状態を保持してキャンセルカム2から退避する方向の力(回転力Fの分力f)がラチェット5に作用する。このため、ラチェット5がキャンセルカム2から分力fの方向に退避してキャンセルカム2の回転を許容する位置に配置される。
次に、右折指示状態からのキャンセル動作時においてラチェット5の回転が行われる上での安全性の有無(安全送り率の有無)について検討する。支持ピン50は、キャンセル動作時に図5(a)に示す位置から図5(b)に示すようにガイド孔43の傾斜部45から凸部46の始端部(節度山頂点)に移動し、さらに図5(c)に示すように凸部46の始端部を通過して凸部46の傾斜面(ラチェット5の送り切り点)に移動する。ターンレバー3の回転角度θ1,θ2は、図5(b)においてθ1=7.41°であり、図5(c)においてθ2=4.74°である。安全送り率は{(θ2−θ1)/(θ1)}×100=36%となる。規格の安全送り率は30%以上であるため、キャンセル動作上の安全送り率をもつ車両用ターンレバースイッチ装置1であることが確認された。
「右折指示状態におけるキャンセルカムの順方向への回転動作」
方向指示スイッチの右折指示状態において、図6に示すようにステアリングホイールを順方向(時計方向)に回転操作すると、キャンセルカム2が時計方向(矢印A1方向)に回転してカム部20をラチェット5のキャンセル力受部51に押し付け、このカム部20の押し付けによってラチェット5が反時計方向(ラチェット5の回転力伝達部55がブラケット4の回転力授受部41から離間する方向)に回転する。この場合、ステアリングホイールの時計方向への回転によってキャンセルカム2が反時計方向に回転し、キャンセルカム2のカム部20がラチェット5のキャンセル力受部51を乗り越えると、ラチェット5が時計方向(ラチェット5の回転力伝達部55がブラケット4の回転力授受部42に接近する方向)にラチェット復帰用スプリング8のばね力によって回転復帰する。
方向指示スイッチの右折指示状態において、図6に示すようにステアリングホイールを順方向(時計方向)に回転操作すると、キャンセルカム2が時計方向(矢印A1方向)に回転してカム部20をラチェット5のキャンセル力受部51に押し付け、このカム部20の押し付けによってラチェット5が反時計方向(ラチェット5の回転力伝達部55がブラケット4の回転力授受部41から離間する方向)に回転する。この場合、ステアリングホイールの時計方向への回転によってキャンセルカム2が反時計方向に回転し、キャンセルカム2のカム部20がラチェット5のキャンセル力受部51を乗り越えると、ラチェット5が時計方向(ラチェット5の回転力伝達部55がブラケット4の回転力授受部42に接近する方向)にラチェット復帰用スプリング8のばね力によって回転復帰する。
次に、「ターンレバーの左折指示回転位置への回転動作」,「ターンレバーの左折指示回転位置からの回転復帰(キャンセル)動作」及び「左折指示状態におけるキャンセルカムの反回転復帰方向(順方向)への回転動作」につき、図1,図7及び図8を用いて説明する。図7はキャンセル動作を示す。図8はキャンセルカムの順方向への回転動作を示す。
「ターンレバーの左折指示回転位置への回転動作」
図1に示すターンレバー3を中立位置から反時計方向(矢印B1方向)にブラケット4と共に回転操作して左折指示回転位置に配置すると、方向指示スイッチが左折指示状態とされるとともに、ラチェット5のブラケット4側からキャンセルカム2側(矢印C1方向)への進行によってそのキャンセル力受部51がカム部20の回転領域9外から回転領域9内に配置される。この場合、ブラケット4が矢印B1方向に回転すると、ラチェット復帰用スプリング8のばね力によって支持ピン50がガイド孔43の凸部46から傾斜部44に、また長孔71のターンレバー側端部からキャンセルカム側端部にそれぞれ移動する。
図1に示すターンレバー3を中立位置から反時計方向(矢印B1方向)にブラケット4と共に回転操作して左折指示回転位置に配置すると、方向指示スイッチが左折指示状態とされるとともに、ラチェット5のブラケット4側からキャンセルカム2側(矢印C1方向)への進行によってそのキャンセル力受部51がカム部20の回転領域9外から回転領域9内に配置される。この場合、ブラケット4が矢印B1方向に回転すると、ラチェット復帰用スプリング8のばね力によって支持ピン50がガイド孔43の凸部46から傾斜部44に、また長孔71のターンレバー側端部からキャンセルカム側端部にそれぞれ移動する。
「ターンレバーの左折指示回転位置からのキャンセル動作」
方向指示スイッチの左折指示状態において、図7に示すようにステアリングホイールを時計方向(矢印A1方向)に回転操作すると、キャンセルカム2が矢印A1方向に回転し、これに伴いカム部20のキャンセル力受部51への押し付けによってラチェット5が反時計方向(矢印D1方向)に回転する。
方向指示スイッチの左折指示状態において、図7に示すようにステアリングホイールを時計方向(矢印A1方向)に回転操作すると、キャンセルカム2が矢印A1方向に回転し、これに伴いカム部20のキャンセル力受部51への押し付けによってラチェット5が反時計方向(矢印D1方向)に回転する。
このため、ブラケット4の回転力授受部41がラチェット5の回転力伝達部54に押し付けられ、ブラケット4及びターンレバー3が時計方向(矢印B2方向)に回転する。この場合、ブラケット4が矢印B2方向に回転すると、ラチェット復帰用スプリング8のばね力に抗して支持ピン50が図1に示すようにガイド孔43の傾斜部44から凸部46に、また長孔71のキャンセルカム側端部からターンレバー側端部に向かってそれぞれ移動する。この支持ピン50の移動に伴い、ラチェット5が矢印C2方向に退避し、キャンセル力受部51がカム部20の回転領域9内から回転領域9外に配置される。
これにより、ターンレバー3が左折指示回転位置から中立位置に回転復帰して配置され、方向指示スイッチがOFF状態とされる。
本実施の形態においては、左折指示状態からのキャンセル動作時にキャンセル誤動作の発生が防止されること、及び安全送り率が規格に適合していることが確認されている。
また、本実施の形態においては、左折指示状態からのキャンセル動作時にターンレバー3がロック状態に保持された場合、ラチェット5のキャンセル力受部51がキャンセルカム2のカム部20から所定の回転力(キャンセル力)よりも大きい回転力をターンレバー3の回転復帰方向に受けると、キャンセル力受部51が弾性変形し、この弾性変形した状態を保持してキャンセルカム2から退避する方向の力がラチェット5に作用する。このため、ラチェット5がキャンセルカム2から離間する方向に退避してキャンセルカム2の回転を許容する位置に配置される。
「左折指示状態におけるキャンセルカムの順方向への回転動作」
方向指示スイッチの左折指示状態において、図8に示すようにステアリングホイールを順方向(反時計方向)に回転操作すると、キャンセルカム2が反時計方向(矢印A2方向)に回転してカム部20をラチェット5のキャンセル力受部51に押し付け、このカム部20の押し付けによってラチェット5が時計方向(ラチェット5の回転力伝達部54がブラケット4の回転力授受部41から離間する方向)に回転する。この場合、ステアリングホイールの反時計方向への回転によってキャンセルカム2が時計方向に回転し、キャンセルカム2のカム部20がラチェット5のキャンセル力受部51を乗り越えると、ラチェット5が反時計方向(ラチェット5の回転力伝達部54がブラケット4の回転力授受部41に接近する方向)にラチェット復帰用スプリング8のばね力によって回転復帰する。
方向指示スイッチの左折指示状態において、図8に示すようにステアリングホイールを順方向(反時計方向)に回転操作すると、キャンセルカム2が反時計方向(矢印A2方向)に回転してカム部20をラチェット5のキャンセル力受部51に押し付け、このカム部20の押し付けによってラチェット5が時計方向(ラチェット5の回転力伝達部54がブラケット4の回転力授受部41から離間する方向)に回転する。この場合、ステアリングホイールの反時計方向への回転によってキャンセルカム2が時計方向に回転し、キャンセルカム2のカム部20がラチェット5のキャンセル力受部51を乗り越えると、ラチェット5が反時計方向(ラチェット5の回転力伝達部54がブラケット4の回転力授受部41に接近する方向)にラチェット復帰用スプリング8のばね力によって回転復帰する。
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
部品点数を削減することができ、コストの低廉化及び組立作業の簡素化を図ることができる。
以上、本発明の車両用ターンレバースイッチ装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)上記実施の形態では、ターンレバー3のロック状態において所定の回転力よりも大きい回転力によってキャンセル力受部51を弾性変形させ、この弾性変形した状態を保持してキャンセルカム2の回転を許容する位置にラチェット5を退避させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、キャンセルカムから回転力を受けてキャンセルカムの回転を許容する形状にキャンセル力受部を弾性変形させてもよい。すなわち要するに、本発明のラチェットは、回転力伝達部を回転力授受部に押し付けてキャンセル方向への回転が規制された状態において、所定の回転力よりも大きい回転力をキャンセルカムからキャンセル方向に受けてキャンセルカムの回転を許容する状態に弾性変形する回転力受部を有するものであればよい。
(2)上記実施の形態では、ラチェット5がPOM樹脂である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばABC(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂,PC(ポリカーボネート)樹脂など他の合成樹脂によってラチェットを形成してもよい。
1…車両用ターンレバースイッチ装置、2…キャンセルカム、20…カム部、3…ターンレバー、4…ブラケット、40…支持ピン、41,42…回転力授受部、43…ガイド孔、44,45…傾斜部、46…凸部、5…ラチェット、50…支持ピン、51…キャンセル力受部、52…スプリング掛け渡し部、520…水平面、521…第1の傾斜面、522…第2の傾斜面、53…補強部、54,55…回転力伝達部、7…ベース、70…係止ピン、71…長孔、8…ラチェット復帰用スプリング、9…回転領域
Claims (3)
- ステアリングシャフトによって回転するキャンセルカムと、
前記キャンセルカムの側方に回転可能に配置され、かつ方向指示スイッチ操作用のターンレバーに回転不能に連結され、回転力授受部を有するブラケットと、
前記ブラケットに回転かつ進退可能に配置され、前記回転力授受部を介して前記キャンセルカムの回転力を前記ブラケットに伝達する回転力伝達部を有するラチェットとを備え、
前記ラチェットは、前記回転力伝達部を前記回転力授受部に押し付けてキャンセル方向への回転が規制された状態において、所定の回転力よりも大きい回転力を前記キャンセルカムから前記キャンセル方向に受けて前記キャンセルカムの回転を許容する状態に弾性変形する回転力受部を有する
車両用ターンレバースイッチ装置。 - 前記ラチェットは、前記回転力受部を弾性変形させた状態を保持して前記キャンセルカムから離間する方向に退避する請求項1に記載の車両用ターンレバースイッチ装置。
- 前記ラチェットは、前記キャンセルカム側に進行する方向のばね力が復帰用スプリングによって常時付与されている請求項1又は2に記載の車両用ターンレバースイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011047447A JP2012183883A (ja) | 2011-03-04 | 2011-03-04 | 車両用ターンレバースイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011047447A JP2012183883A (ja) | 2011-03-04 | 2011-03-04 | 車両用ターンレバースイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012183883A true JP2012183883A (ja) | 2012-09-27 |
Family
ID=47014357
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JP2011047447A Pending JP2012183883A (ja) | 2011-03-04 | 2011-03-04 | 車両用ターンレバースイッチ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021094945A (ja) * | 2019-12-14 | 2021-06-24 | 株式会社ヴァレオジャパン | コンビネーションスイッチ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004237826A (ja) * | 2003-02-05 | 2004-08-26 | Asahi Denso Co Ltd | ターンシグナルスイッチのキャンセル装置 |
-
2011
- 2011-03-04 JP JP2011047447A patent/JP2012183883A/ja active Pending
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JP2004237826A (ja) * | 2003-02-05 | 2004-08-26 | Asahi Denso Co Ltd | ターンシグナルスイッチのキャンセル装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021094945A (ja) * | 2019-12-14 | 2021-06-24 | 株式会社ヴァレオジャパン | コンビネーションスイッチ |
JP7332459B2 (ja) | 2019-12-14 | 2023-08-23 | 株式会社ヴァレオジャパン | コンビネーションスイッチ |
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