JP7332459B2 - コンビネーションスイッチ - Google Patents
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Description
レバースイッチ装置のうちの一方は、ターンシグナル用のレバースイッチ装置(以下、ターンシグナルスイッチという)である。ターンシグナルスイッチの操作レバーが、中立位置から操作位置に向けて操作されると、車両の進行方向を周囲に報知するためのターンシグナルがオンされるようになっている。
コンビネーションスイッチでは、ステアリングが、ターンシグナルスイッチの操作レバーの操作方向とは反対方向に切り返されると、カムリングが爪部に干渉して、ターンシグナルスイッチの操作レバーが操作位置から中立位置に復帰する。
そのため、本体部では、カムリングを本体部に組み付ける際に、カムリングが爪部と干渉しないようにするために、カムリングの径方向外側に、爪部を配置するための空間が用意されている。
ステアリングシャフトと一体に回転軸回りに回転するカムリングと、
前記カムリングの側方で、前記回転軸の径方向に進退移動可能に設けられた操作子と、を有し、
操作レバーが中立位置から操作位置に操作されると、前記操作子が基準位置から前記カムリングに干渉する干渉位置まで変位するように構成されたコンビネーションスイッチであって、
前記操作子を収容するボディに組み付けられて、前記操作子を、前記基準位置よりも前記カムリングから離れた退避位置まで変位させて保持する保持部材と、
前記操作子を前記退避位置で保持する前記保持部材を、前記ボディ上で位置決めして固定するロック機構と、を有する構成のコンビネーションスイッチとした。
図1は、コンビネーションスイッチ1を説明する図である。図1の(A)は、コンビネーションスイッチ1を斜め上方から見た斜視図である。図1の(B)は、コンビネーションスイッチ1を上方から見た平面図である。
なお、図1の(A)では、カムリング10とロックピン9を、コンビネーションスイッチ1のボディ2から離間した位置に示している。図1の(B)では、ロックピン9をボディ2から離間した位置に示すと共に、レバースイッチ装置100の操作レバー101の中立位置を実線で、操作位置を仮想線で示している。
図3は、コンビネーションスイッチ1のレバースイッチ装置100側の分解斜視図である。
ボディ2は、ボトムカバー3と、ロアカバー4と、アッパカバー5と、を回転軸X方向で組み付けて構成されている。
ボディ2では、ボトムカバー3とアッパカバー5との間に、ロアカバー4が位置していると共に、ボトムカバー3とロアカバー4との間にプリント基板Pが位置している。
挿通孔50は、ステアリングシャフトSHの回転軸X方向にボディ2を貫通している。
図1に示すように、カムリング10は、ステアリングシャフトSHに外挿される筒壁部11と、筒壁部11の下縁を全周に亘って囲むフランジ部12と、フランジ部12の外周から径方向外側に突出するカム部13と、を有する一体部品である。
カムリング10のフランジ部12は、支持壁部52の上端52aに回転軸X方向から載置されている。
ステアリングシャフトSHは、ステアリングホイール(図示せず)の操作に連動して回転軸X回りに回動する。この際に、カムリング10もまた、回転軸X回りに回転する。
本実施形態では、レバースイッチ装置100は、車両の前照灯のスイッチと、ターンシグナルスイッチの制御に用いられる。レバースイッチ装置200は、ワイパースイッチの制御に用いられる。
取付部53、54は、基部51よりも紙面手前側に膨出して形成されている。
図2に示すように、取付部53、54は、基部51との間に回転軸X方向の隙間を空けて配置された上壁部531、541と、上壁部531、541と基部51との間の回転軸X方向の隙間を塞ぐ周壁部532、542と、を有する。
図2および図3に示すように、アッパカバー5とロアカバー4との間では、ホルダ6が回転軸X1回りに回動可能に設けられている。
レバースイッチ装置100の操作レバー101は、ホルダ6に挿入される軸部102を有しており、ホルダ6の内部において軸部102は、回転軸X1に直交する軸線Y回りに回動可能に支持されている。
軸部102の先端側の内部には、節度ピン103とスプリングSp3が収容されている。節度ピン103は、スプリングSp3から作用する付勢力で、アッパカバー5とロアカバー4との間で把持された節度ブロック105に弾発的に接触している。
図5は、ロアカバー4を説明する図である。図5の(A)は、ロアカバー4をアッパカバー5側から見た平面図である。図5の(B)は、ロアカバー4をアッパカバー5側から見た斜視図である。図5の(C)は、ロアカバー4で支持されたホルダ6の変位を説明する図である。図5の(C)では、中立位置にある操作レバー101とホルダ6を実線で示すと共に、操作位置にある操作レバー101とホルダ6を仮想線で示している。
側壁部613、614は、上壁部611と下壁部612の幅方向の両側部同士を接続しており、内部に、側壁部613、側壁部614と、上壁部611と、下壁部612とで囲まれて空間Sを形成している。
そのため、ロアカバー4とアッパカバー5との間に配置されたホルダ6は、操作レバー101の操作に連動して回転軸X1回りに回動する(図5の(C)参照)。
ホルダ6の中心線C6方向における開口部610とカム溝67との間であって、上壁部611の幅方向の両側には、ストッパ66、66が設けられている。ストッパ66、66は、上壁部611の上面611cから上方に突出している。
カム溝67は、本体部61の中心線C6と交差する領域から、一方側(図4の(A)における上側)に延びる第1カム部671と、他方側(図4の(A)における下側)に延びる第2カム部672とを有する。
第1カム部671と第2カム部672は、中心線C6から他端611b側(図4の(A)における右側)に離れるにつれて、中心線C6からの離間距離が大きくなる向きで傾斜している。
そうすると、キャンセルピン7のガイド軸73は、ホルダ6の回動方向に応じて、第1カム部671の第1カム面67aと、第2カム部672の第2カム面67bのうちの一方を、他端611b側(図4の(A)における右方向)に向けて摺動するようになっている。
後記するロックピン9によりキャンセルピン7が支持軸63側に変位する際に、キャンセルピン7のガイド軸73が退避部673に収容されるようになっている。
図8の(A)は、キャンセルピン7をアッパカバー5側の上方から見た平面図である。図8の(B)は、(A)におけるA-A線に沿ってキャンセルピン7を切断した断面図である。図8の(C)は、(B)におけるB-B線に沿ってキャンセルピン7を切断した断面図である。図8の(D)は、キャンセルピン7をアッパカバー5側から見た斜視図である。図8の(E)は、キャンセルピン7をロアカバー4側から見た斜視図である。
ガイド軸73は、本体部72の下部から下方に突出している。ガイド軸74は、本体部72の上部から上方に突出している。
ガイド軸74は、本体部72に接続された基部741と、基部741の上端に設けられた被操作部742とを、有している。
被操作部742は、基部741よりも小さい外径で形成されており、被操作部742と基部741は、回転軸X3上で同芯に配置されている。
本体部72には、回転軸X3方向の中央部に凹部721が設けられている。凹部721は、操作部71とは反対側に開口している。
凹部721は、直線L7に沿う内周面721aを有しており、この内周面721aの両側に、アッパカバー5で支持された板バネSp2が係止されるようになっている。
コンビネーションスイッチ1においてキャンセルピン7は、板バネSp2から作用する付勢力で、操作部71の先端71a側(図8の(C)における右側)に付勢されている。
当接部722の端面722aのほうが、当接部723の端面723aよりも、回転軸X3から離れた位置に達している。
図9の(A)は、サポート8をアッパカバー5側の上方から見た平面図である。図9の(B)は、(A)におけるA-A線に沿ってサポート8を切断した断面図である。図9の(C)は、サポート8をアッパカバー5側から見た斜視図である。図9の(D)は、サポート8をロアカバー4側から見た斜視図である。
図10の(A)は、ホルダ6とキャンセルピン7とサポート8とが組み付けられた状態を、アッパカバー5側の上方から見た平面図である。図10の(B)は、(A)におけるA-A断面図である。
図11の(A)は、ホルダ6とキャンセルピン7とサポート8とが組み付けられた状態を、アッパカバー5側の上方から見た平面図である。図11の(B)は、(A)におけるA-A断面図である。
図12の(A)は、ホルダ6とキャンセルピン7とサポート8とが組み付けられた状態を、アッパカバー5側の上方から見た平面図である。図12の(B)は、(A)におけるA-A断面図である。
図9の(A)に示すように、サポート8は、基部81の幅方向の両側に、腕部82、82が設けられた一体部品である。
腕部82、82は、基部81の幅方向の中心線C8を挟んで対称に設けられている。上腕部82、82は、中心線C8に沿って、基部81の一方の端面81aから離れる方向(図中、右方向)に突出している。
腕部82、82の先端82a側は、前記したホルダ6の上壁部611に載置される載置部821となっている。この載置部821の厚みh1は、腕部82の基部81側の厚みh2よりも薄くなっている。
凹部810の内部には、スプリングSp1の係合用の突起812が設けられている。
突起812には、スプリングSp1の一端が外挿される(図10(B)参照)。
キャンセルピン7が基準位置(図10の(B)参照)や、干渉位置(図11の(B)参照)に配置されている時には、サポート8は、スプリングSp1の付勢力で、基部81の端面81aを、ホルダ6の開口部610の側縁に当接させた位置に配置される。
キャンセルピン7が退避位置(図12の(B)参照)に配置されているときには、サポート8は、スプリングSp1の付勢力で、基部81の端面81aを、キャンセルピン7の当接部722の端面722cに当接させた位置に配置される。
図10の(B)に示すように、キャンセルピン7の本体部72には、アッパカバー5で支持された板バネSp2から付勢力が作用している。キャンセルピン7は、サポート8から離れる方向に付勢されている。
レバースイッチ装置100の操作レバー101が操作されておらず、ホルダ6が中立位置に配置されているときには、キャンセルピン7は、板バネSp2の付勢力で、ガイド軸73を、カム溝67の基準カム面67c(図4の(A)、図10の(B)参照)に当接させた基準位置で保持されている。
キャンセルピン7とサポート8は、回転軸X1に直交する軸線Z1方向に進退移動可能に、設けられている。
この際に、キャンセルピン7の軸線Z1方向の移動が、アッパカバー5のガイド溝56と、ガイド溝56を貫通したガイド軸74によりガイドされる。
ガイド溝56は、軸線Z1方向の所定の長さL56(図7の(D)参照)で形成されている。ガイド溝56は、アッパカバー5の周壁部532寄りの位置に設けられている。
直線Yaは、操作レバー101とホルダ6が、中立位置に配置されており、キャンセルピン7が基準位置に位置しているときのガイド軸74の位置を規定する基準線である。
回転軸X方向から見て直線Yaは、軸線Z1に直交している。
前記したように支持部59の内部には、アッパカバー5の内部に開口する支持穴591(図10の(B)参照)が設けられている。支持穴591では、前記したホルダ6の支持軸63が回動可能に支持されている。
アッパカバー5では、周壁部532に沿って開口部55が設けられている。開口部55は、周壁部532と上壁部531とに跨がる範囲を切り欠いて形成されている。
回転軸X1方向から見て開口部55は、軸線Z1を一方側(図中、上側)から他方側(図中、下側)に横切る範囲に形成されている。軸線Z1を基準とした一方側の長さ範囲W55と、他方側の長さ範囲W55が同じになるように設定されている。
前記したようにキャンセルピン7は、軸線Z1方向に進退移動可能であり、キャンセルピン7の先端71a側は、開口部55から出没可能となっている。
本実施形態では、後記するロックピン9を用いて、キャンセルピン7のガイド軸74を軸線Z1方向に変位させて、キャンセルピン7の先端71a側を開口部55内に引き込むようになっている。
ロック機構20は、ガイド溝56周りに設けた弧状壁21およびガイド壁22と、ストッパ23と、リブ24と、ガイド25~28と、突起29と、を有している。
これら弧状壁21およびガイド壁22と、ストッパ23と、リブ24と、ガイド25~28と、突起29は、それぞれアッパカバー5の上面に設けられている。
図10の(B)に示すようにガイド壁22は、直線Yc’に沿って上方に延びる基部22aと、基部22aの上端から弧状壁21に近づく方向に延びる延出部22bと、から一体に形成されている。
ストッパ23とリブ24と補強リブ24aは、それぞれ紙面手前側に突出して形成されている。
図7の(B)に示すように、断面視においてガイド26は、直線Ya’に沿って上方に延びる支持壁部26aと、支持壁部26aの上端からガイド28に近づく方向に延びる規制部26bと、から一体に形成されている。
図15の(A)に示すように、平面視において支持壁部26aは、直線Yaに沿う長方形形状を成しており、ガイド28側(図中、左側)の側縁を直線Yaに沿わせた位置に設けられている。
図15の(A)に示すように、平面視において支持壁部27aは、直線Ybに沿う長方形形状を成しており、ガイド25側(図中、右側)の側縁を直線Ybに沿わせた位置に設けられている。
図7の(A)に示すように、平面視においてガイド28は、直線Ybに沿う長方形形状を成しており、ガイド26側(図中、右側)の側縁を直線Ybに沿わせた位置に設けられている。
直線Ya方向に沿う断面視において、突起29は、直線Ya方向で曲率が変化する円弧状を成している(図13の(D)、仮想線参照)。
本実施形態では、直線Ya、Yb方向からロックピン9が、アッパカバー5に組付けられるようになっている。
なお、直線Yaと直線Ya’、直線Ybと直線Yb’、直線Ycと直線Yc’は、それぞれ互いに直交する直線である。
図14の(A)は、ロックピン9を下側から見た平面図である。図14の(B)は、(A)におけるA-A線に沿ってロックピン9を切断した断面図である。図14の(C)は、ロックピン9を下側から見た斜視図である。
なお、図14の(A)では、リブ914、915、935が設けられた領域にハッチングを付して示している。
ロックピン9では、基部91の中心線C9方向の一方側に、帯状の把持部92が設けられている。中心線C9は、ロックピン9の幅方向の中心を通る直線である。
把持部92の基端92bは、側壁部911、912と、基部91とに跨がって設けられている。
平面視において係合片95は、基部91から離れる方向に、中心線C9に沿って延びている。係合片95の先端95a側の下面には、下方に突出して爪部951が設けられている(図13の(D)参照)。中心線C9に沿う断面視において、爪部951は略円弧状の断面形状を有している。
係合片95は、支持壁部913で片持ち支持されており、爪部951が設けられた先端95a側が上下方向に弾性変位可能となっている。
ガイド片94には、補強壁941が設けられている。補強壁941は、前記した側壁部911の延長上に位置しており、側壁部911の先端911aからガイド片94の先端94aまでの範囲に設けられている。
突起941b、941bは、中心線C9方向に間隔をあけて設けられている。
側壁部911における補強壁941との境界部911bは、ロックピン9をアッパカバー5に組み付けた際にアッパカバー5側のガイド27に当接するストッパ部となっている。
操作片93は、基部91に設けた支持壁部913の部分で、側壁部912に接続されている。操作片93の基部91側には、操作片93の延出方向に沿う補強壁931が設けられている。
側壁部912における補強壁931との境界部912bは、ロックピン9をアッパカバー5に組み付けた際にアッパカバー5側のガイド26に当接するストッパ部となっている。
補強壁931の上部には、ガイド突起931aが設けられている。補強壁931の外周には、円弧状の突起931bが、頂点を外側に向けた向きで設けられている。
そして、操作片93における接続梁96が接続された領域よりも先端93a側では、接続梁96との接続部から先端93aまでの領域に、ガイド突起932が設けられている。
第2側縁933bには、円弧状の突起934が、頂点を外側に向けた向きで設けられている。
テーパ部93cは、操作片93の先端93aから所定範囲を切り欠いて形成したものである。操作片93におけるテーパ部93cが設けられた領域では、先端93a側に向かうにつれて、中心線C9の直交方向の幅W93が狭くなっている。
リブ935は、ロックピン9をボディ2(アッパカバー5)に組み付ける際に、ロックピン9とボディ2との接触面積を抑えるために設けられている。
そのため、基部91の裏面にも、幅方向における両側にリブ914、915が所定幅で設けられている。これらリブ914、915は、中心線C9に対して平行であり、リブ935と同じ高さで形成されている。そして、リブ914は、操作片93のリブ935の延長上に位置していると共に、リブ915は、ガイド片94まで及んで形成されている。
カム面935aは、ロックピン9をボディ2(アッパカバー5)に組み付ける際に、アッパカバー5のガイド溝56から突出するキャンセルピン7のガイド軸74と干渉する位置に設けられている。
図15、図16は、ロックピン9のアッパカバー5への組付けを説明する図である。
なお、図15および図16では、ロック機構20の主要構成要素(弧状壁21、ガイド壁22、ストッパ23、ガイド25~28)の位置を明確にするために、これらにハッチングを付して示している。
この状態において、ロックピン9をアッパカバー5に組み付ける際には、始めに、ロックピン9を軸線Z1の直交方向からアッパカバー5に近づけて、操作片93を、ロック機構20のガイド28と、ガイド26の間に挿入する(図15の(A)参照)。
操作片93では、ガイド突起931aが、ガイド26の規制部26bの下側に挿入されると共に、ガイド突起932が、ガイド壁22の延出部22bの下側に挿入される(図15の(A)、(B)参照)。
カム面935aは、ロックピン9の基部91側(図中、上側)に向かうにつれて中心線C9に近づく方向に傾斜している。
これにより、以降、ロックピン9のアッパカバー5への組付けの進行に伴ってガイド軸74が、カム面935aにより押されて、ガイド壁22に近づく方向(図中、左方向)に変位する。
そのため、ロックピン9は、アッパカバー5の上面から離れる方向(図16の(B)における上方向:回転軸X方向)の変位が規制される。
よって、ロックピン9は、ボディ2(アッパカバー5)上の所定位置に保持される。
(1)コンビネーションスイッチ1は、
ステアリングシャフトSHと一体に回転軸X回りに回転するカムリング10と、
カムリング10の側方で、回転軸Xの径方向に進退移動可能に設けられたキャンセルピン7(操作子)と、を有する。
コンビネーションスイッチ1では、操作レバー101が中立位置から操作位置に操作されると、キャンセルピン7が基準位置からカムリング10に干渉する干渉位置まで変位する。
コンビネーションスイッチ1は、
ボディ2に組み付けられて、キャンセルピン7を、基準位置よりもカムリング10から離れた退避位置まで変位させて保持するロックピン9(保持部材)と、
キャンセルピン7を退避位置で保持されたロックピン9を、ボディ2上で位置決めして固定するロック機構20と、を有する。
(2)ボディ2には、キャンセルピン7の軸線Z1方向の進退移動をガイドするガイド溝56が設けられている。
キャンセルピン7は、ガイド溝56を貫通してボディ2から突出するガイド軸74を有している。
ロックピン9(保持部材)には、ガイド軸74を退避位置に向けて変位させるカム面935aが設けられている。
(3)回転軸X方向から見てボディ2には、
ロックピン9(保持部材)を、キャンセルピン7の変位方向である軸線Z1方向に直交する直線Ya、Yb方向に変位させるガイド25、26、27、28が設けられている。
ロック機構20は、
ボディ2に設けた突起29と、
ロックピン9に設けられていると共に、突起29に係合する爪部951を有する係合片95と、から構成される。
キャンセルピン7を退避位置まで変位させた時点で、突起29に係合片95の爪部951が係合して、ロックピン9がボディ2上で位置決めされて固定される。
(4)回転軸X方向から見てガイド26、27は、
ロックピン9の側縁を支持する支持壁部26a、27aと、
支持壁部26a、27aからロックピン9側に突出して、ロックピン9のボディ2から離れる回転軸X方向の変位を規制する規制部26b、27bと、を有している。
これにより、ボディ2にカムリング10を後から組み付けるに当たり、キャンセルピン7の干渉部711が、カムリング10に干渉することを好適に防止できる。
10 :カムリング
11 :筒壁部
12 :フランジ部
13 :カム部
2 :ボディ
20 :ロック機構
21 :弧状壁
22 :ガイド壁
22a :基部
22b :延出部
23 :ストッパ
24 :リブ
25、28 :ガイド
26、27 :ガイド
26a、27a :支持壁部
26b、28b :規制部
29 :突起
3 :ボトムカバー
4 :ロアカバー
5 :アッパカバー
50 :挿通孔
51 :基部
52 :支持壁部
53、54 :取付部
531 :上壁部
532 :周壁部
55 :開口部
56 :ガイド溝
6 :ホルダ
61 :本体部
611 :上壁部
612 :下壁部
613、614 :側壁部
63 :支持軸
64 :支持軸
66 :ストッパ
67 :カム溝
67a :第1カム面
67b :第2カム面
67c :基準カム面
671 :第1カム部
672 :第2カム部
673 :退避部
7 :キャンセルピン
71 :操作部
71a :先端
711 :干渉部
72 :本体部
73、74 :ガイド軸
741 :基部
742 :被操作部
8 :サポート
81 :基部
82 :腕部
83 :係止片
9 :ロックピン
91 :基部
911 :側壁部
911a :先端
911b :境界部
912 :側壁部
912b :境界部
913 :支持壁部
914、915 :リブ
92 :把持部
93 :操作片
931 :補強壁
931a :ガイド突起
931b :突起
932 :ガイド突起
933 :切欠部
933a :第1側縁
933b :第2側縁
934 :突起
935 :リブ
935a :カム面
936 :凹部
94 :ガイド片
941 :補強壁
941a :ガイド突起
941b :突起
95 :係合片
951 :爪部
100、200 :レバースイッチ装置
101、201 :操作レバー
SH :ステアリングシャフト
Sp1 :スプリング
Sp2 :板バネ
X、X1X2、X3 :回転軸
Z1 :軸線
Claims (4)
- ステアリングシャフトと一体に回転軸回りに回転するカムリングと、
前記カムリングの側方で、前記回転軸の径方向に進退移動可能に設けられた操作子と、を有し、
操作レバーが中立位置から操作位置に操作されると、前記操作子が基準位置から前記カムリングに干渉する干渉位置まで変位するように構成されたコンビネーションスイッチであって、
前記操作子を収容するボディに組み付けられて、前記操作子を、前記基準位置よりも前記カムリングから離れた退避位置まで変位させて保持する保持部材と、
前記操作子を前記退避位置で保持した前記保持部材を、前記ボディ上で位置決めして固定するロック機構と、を有することを特徴とするコンビネーションスイッチ。 - 前記ボディには、前記操作子の進退移動をガイドするガイド溝が設けられており、
前記操作子は、前記ガイド溝を貫通して前記ボディから突出するガイド軸を有しており、
前記保持部材には、前記ガイド軸を前記退避位置側に向けて変位させるカム面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコンビネーションスイッチ。 - 前記ボディには、前記保持部材を、前記操作子の変位方向に交差する方向に変位させるガイドが設けられており、
前記ロック機構は、
前記ボディに設けた突起と、
前記保持部材に設けられていると共に、前記突起に係合する爪部を有する係合片と、から構成されており、
前記ガイド軸を前記退避位置まで変位させた時点で、前記突起に前記係合片の爪部が係合して、前記保持部材前記ボディ上で位置決めして固定することを特徴とする請求項2に記載のコンビネーションスイッチ。 - 前記回転軸方向から見て前記ガイドは、
前記保持部材の側縁を支持する支持壁部と、
前記支持壁部から前記保持部材側に突出して、前記保持部材の前記ボディから離れる前記回転軸方向の変位を規制する規制部と、を有していることを特徴とする請求項3に記載のコンビネーションスイッチ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019226015A JP7332459B2 (ja) | 2019-12-14 | 2019-12-14 | コンビネーションスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
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