JP3732918B2 - ストークスイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のステアリングコラム等に付設され、方向指示ランプやワイパー等を動作させるストークスイッチに係り、特に、該ストークスイッチに備えられる操作レバーの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、自動車のステアリングコラムには左右一対のストークスイッチが付設されており、一方のストークスイッチはターンシグナルスイッチと称せられて方向指示ランプ等を動作させるために使用され、他方のストークスイッチはワイパー等を動作させるために使用される。このようなストークスイッチのうち、例えばターンシグナルスイッチは、ステアリングコラム等に一体化されたハウジングに操作レバーの基端側を支持し、この操作レバーの先端側を中立位置から左右いずれかの方向指示位置へ回動操作することにより、左折または右折用のランプを点滅動作し、操作レバーを方向指示位置とは直交する方向へ回動操作することにより、ビーム切換えやパッシング動作を行うようになっている。
【0003】
従来より、このような操作レバーの支持構造として、操作レバーの基端部に作動部材を嵌合して両者を一体化すると共に、この操作レバーから突出する作動部材にホルダを回転可能に連結し、このホルダに設けた一対の支軸をハウジングに回転可能に支承したものが知られている。ここで、ハウジングに対する回転軸と作動部材のホルダに対する回転軸とは互いに直交しており、作動部材にはスプリングを介して駆動体がスライド可能に保持され、この駆動体の先端はホルダの内面に形成されたカム部と常時圧接している。また、ホルダにはスプリングを介して別の駆動体がスライド可能に保持されており、この駆動体の先端はハウジングの内面に形成された別のカム部と常時圧接している。
【0004】
このように概略構成されたターンシグナルスイッチにおいて、操作レバーを中立位置から左右いずれかの指示位置へ回動操作した場合、操作レバーと作動部材およびホルダの三者はホルダの支軸を中心として一体的に回転し、ホルダに保持された駆動体がハウジングのカム部を摺動することにより、操作レバーは方向指示位置にロックされ、それに伴って左または右折用のランプが点滅動作される。一方、操作レバーを上記の指示位置とは直交する方向へ回動操作した場合、ホルダは回転せず、操作レバーと作動部材がホルダに対して回転し、それに伴ってビーム切換えやパッシング動作が行われる。その際、作動部材に保持された駆動体がホルダのカム部を摺動することにより作動部材に十分な復帰力が蓄勢され、この蓄勢力により操作レバーと作動部材は中立位置へ復帰する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようにターンシグナルスイッチにおいては、操作レバーを指示位置へ回動操作した場合、操作レバーと作動部材およびホルダの三者がハウジングに対して一体的に回転するが、操作レバーを指示位置と直交する方向へ回動操作した場合、操作レバーと作動部材のみがハウジングに支承されたホルダに対して回転するようになっている。そこで、前述した従来技術では、操作レバーを指示位置と直交する方向へ自由に回動操作できるように、操作レバーの基端部とホルダとの間に所定の間隙を形成し、この間隙内で操作レバーの回動を許容していた。
【0006】
しかしながら、通常、操作レバーは基端部が「くの字」状に折れ曲がった形状をしており、操作レバーを指示方向へ回動操作時に捩じり応力が発生するため、この捩じり応力によって機械的強度の低い部分が破損し易くなるという問題が発生する。具体的には、作動部材をホルダの内部でスナップ結合によって連結しているため、この結合部分の破損という問題が顕著となる。なお、結合部分の肉厚を大きくして機械的強度を高めることも考えられるが、この場合、作動部材やホルダの全体が大型化するという別の問題が発生する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、操作レバーの基端部に一対の切欠きを形成し、これら切欠き内に操作レバーの基端部の捩じり応力を受けるホルダの受け部を挿入することとする。このように、ホルダの受け部を操作レバーの基端部に形成した切欠きに挿入すると、操作レバーを指示方向へ回動操作した時に発生する捩じり応力は、切欠きとホルダの受け部によって受けられ、当該部分は回転中心に近くもともと機械的強度が高いため、ストークスイッチ全体が大型化することも防止できる。また、操作レバーを指示位置と直交する方向へ回動操作した場合、ホルダの受け部が切欠き内を相対移動することにより、操作レバーは同方向へ自由に回動する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のストークスイッチでは、ハウジングと、このハウジングに対して第1の回転軸を中心に回動可能に連結されたホルダと、前記第1の回転軸に直交する第2の回転軸を中心として前記ホルダに回動可能に連結された作動部材と、この作動部材に一体化された操作レバーとを備え、前記操作レバーの基端部に一対の切欠きを形成し、これら切欠き内に前記ホルダに設けられ前記操作レバーの基端部の捩じり応力を受ける受け部を挿入した。
【0009】
このように構成されたストークスイッチによれば、操作レバーを指示方向へ回動操作した時に発生する捩じり応力が切欠きとホルダに設けられた受け部である支軸の近傍との当接によって受けられるため、作動部材とホルダとの回転連結部分に必要とされる機械的強度は低減され、作動部材やホルダを小型化することができる。この時、前記支軸はホルダ側にあってもハウジング側にあっても良い。
【0010】
前記ホルダと作動部材を回動可能に連結する手段として、両者のいずれか一方に形成した凸部を他方に形成した凹部にスナップインさせるスナップ結合を用いると、両者を簡単に連結させることができ、スナップ結合部分の破損も防止できる。
【0011】
また、操作レバーの先端側にはロータリボリュームやプッシュスイッチ等の電気部品を付設することが多く、その場合、これら電気部品をハウジング側に付設したプリント基板に接続するためのワイヤーハーネスが必要となるが、前記作動部材に凹溝を形成し、この凹溝内にワイヤーハーネスを収納させると、凹溝によって作動部材が薄肉になったにも拘らず作動部材に必要な強度は保持でき、かつ、スペースの有効利用を図ることができる。
【0012】
なお、本発明が適用されるストークスイッチは、方向指示動作とビーム動作とを行うターンシグナルスイッチが好適であるが、操作レバーを互いに直交する方向へ回動操作するものであれば、例えばワイパースイッチにも適用することができる。
【0013】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は実施例に係るターンシグナルスイッチの分解斜視図、図2は該ターンシグナルスイッチに備えられる第1ケースに操作レバーを組み込む状態を示す斜視図、図3は該ターンシグナルスイッチの横断面図、図4は該ターンシグナルスイッチの縦断面図、図5は該ターンシグナルスイッチに備えられる回動部材の正面図、図6は該ターンシグナルスイッチに備えられる操作レバーと作動部材およびホルダの分解斜視図、図7は図6の組立状態における横断面図、図8は図6の組立状態における縦断面図である。
【0014】
図1に示すように、本実施例に係るターンシグナルスイッチは、互いに接合・一体化されてハウジングをなす合成樹脂製の第1および第2ケース1,2と、これら両ケース1,2に回転可能に支持された合成樹脂製の操作レバー3と、この操作レバー3に回転可能に支持された回動部材4と、この回動部材4をセンタ位置に自動復帰する戻しばね5と、第2ケース2の上面に載置された第1および第2のレバー部材6,7と、この第2のレバー部材7を第2ケース2から突出する方向へ弾性付勢する捩じりコイルばね8とから主に構成されており、第1および第2ケース1,2は図示せぬコラムカバーやコンビスイッチ等のステータ部材に固定されるようになっている。
【0015】
図2〜図4に示すように、第1ケース1の内部にはV字状の第1のカム面9が形成されており、この第1のカム面9は中央の谷部9aと両側に位置する突状のロック部9bとを有している。第1ケース1と第2ケース2はスナップ結合等の手段を用いて一体化され、これら両ケース1,2には操作レバー3の回動支点となる軸孔1a,2aがそれぞれ形成されている。第2ケース2の内底面には第1の突起10と第2の突起11が所定間隔を存して立設されており、第1の突起10に第1のレバー部材6が回転自在に軸支されている。第1のレバー部材6には第1の透孔12と第2の透孔13がそれぞれ形成されており、これら両透孔12,13の間に第1の突起10に嵌合される丸孔6aが形成されている。また、第1のレバー部材6の先端には突起6bが立設されており、この突起6bに第2のレバー部材7が回転自在に軸支されている。
【0016】
第2のレバー部材7には、突起6bに嵌合される第1の長軸孔7aと前記第2の突起11に嵌合される第2の長軸孔7bとが形成されており、これら両長軸孔7a,7bの長手方向は同一線上に設定されている。また、第2のレバー部材7の前後両端には当接部7cとカム部7dがそれぞれ立設されており、カム部7dの横断面形状は半円形に形成されている。第2のレバー部材7には捩じりコイルばね8の一方の腕が掛合されており、この捩じりコイルばね8によって第2のレバー部材7は両長軸孔7a,7bの長手方向に弾性付勢されている。捩じりコイルばね8の巻回部は第2ケース2の内底面に立設されたボス2bに挿入されており、他方の腕は第2ケース2の側壁に掛止されている。なお、第2ケース2の内底面には第2のレバー部材7の底面に当接する段部2cとリブ2dが形成されており、これら段部2cとリブ2dによって第2ケース2と第2のレバー部材7間の接触抵抗が低減されている。
【0017】
第2ケース2の底面にはプリント基板14が取付けられており、このプリント基板14上を摺動する一対の摺動子受体15,16が第2ケース2の内底面側に露出している。一方の摺動子受体15は第2ケース2の短手方向に移動可能で、操作レバー3の左折または右折方向への回動操作により駆動され、図示せぬ左折または右折用ランプの点滅動作を行う。他方の摺動子受体16は第2ケース2の長手方向に移動可能であり、操作レバー3の上下方向への揺動操作により駆動され、図示せぬビーム用ランプの点燈動作を行う。これら両摺動子受体15,16にはプリント基板14に形成された固定接点と接離する可動接点(いずれも図示省略)が取付けられている。
【0018】
操作レバー3には後述する作動部材を介して合成樹脂製のホルダ17が回動可能に取付けられており、ホルダ17の上下両面には前記両軸孔1a,2aに嵌合される支軸17a,17bが突設されている。このホルダ17の上面には一対のばね受部17c,17dが形成されており、ホルダ17の前面には筒状部17eが形成されている。この筒状部17eの内部には第1の駆動棒18がスライド可能に保持されており、この第1の駆動棒18の先端はスプリング19によって第1ケース1の第1のカム面9に常時圧接している。
【0019】
図5に示すように、筒状部17cには回動部材4に形成した筒体4aが挿入されており、回動部材4は筒状部17cをガイド面としてホルダ17に回転可能に保持されている。この回動部材4の上部には一対のばね受部4b,4cが形成されており、筒体4aに巻回した戻しばね5の両腕をこれら両ばね受部4b,4cとホルダ17の両ばね受部17c,17dにそれぞれ掛止することにより、回動部材4はセンタ位置方向へ常時付勢されている。また、筒体4aの下部先端には横断面形状が半円形のカム部4dが垂設されており、このカム部4dは第2のレバー部材7のカム部7dと対向している。さらに、回動部材4の下端には第1のレバー部材6の第2の透孔13内に達する駆動部4eが垂設されており、この駆動部4eには前述した一方の摺動子受体15と係合する突起4fが垂設されている。
【0020】
上記実施例においては、軸孔1a,2aがケース1,2に形成され、支軸17a,17bがホルダ17に設けられているが、これとは逆に、軸孔がホルダに形成され、支軸がケースに形成されていても良い。
【0021】
図6〜図8に示すように、操作レバー3の基端には鍔状に迫り出したスカート部3aが一体成形されており、このスカート部3aの相対向する上下両面には切欠き3b,3cが形成されている。操作レバー3はスカート部3aの根元で「くの字」状に折れ曲がって上方へ延びており、その先端側にはロータリボリュームやプッシュスイッチ等の図示せぬ電気部品が取付けられている。これら電気部品にワイヤーハーネス20の一端が接続されており、このワイヤーハーネス20の他端はコネクタ21を介して前記プリント基板14に接続されている。スカート部3aの中央には合成樹脂製の作動部材22が嵌挿されており、この作動部材22の一端は連結ピン23によって操作レバー3の内部に固定され、他端側はスカート部3aから突出している。作動部材22の上面には長手方向に沿って凹溝22aが形成されており、前記ワイヤーハーネス20の一部はこの凹溝22a内に収納されるようになっている。また、作動部材22の両側面には円形の窪み22bが形成されており、これら窪み22bを結ぶ直線と操作レバー3の前記切欠き3b,3cを結ぶ直線とは直交している。さらに、作動部材22の下端には突起22cが形成されており、この突起22cは前述した他方の摺動子受体16と係合している。
【0022】
一方、前記ホルダ17の両側面には突起27aを有するスナップ片27が形成されており、スカート部3aから突出する作動部材22をホルダ17内に挿入し、両窪み22bにそれぞれ突起27aをスナップインすることにより、ホルダ17と作動部材22は回転可能に連結されている。この場合、ホルダ17の上下面に突設された両支軸17a,17bの根元部分は操作レバー3の切欠き3b,3c内にそれぞれ挿入されている。また、作動部材22にはスプリング24を介して第2の駆動棒25がスライド可能に保持されており、この第2の駆動棒25の先端はホルダ17の内部に形成された第2のカム面26に常時圧接している。したがって、操作レバー3を左折または右折の指示位置へ回動操作した場合、操作レバー3と作動部材22およびホルダ17の三者は、ハウジングに対し両軸孔1a,2a(両支軸17a,17b)を結ぶ直線を回転軸として水平方向へ一体的に回転するが、操作レバーを指示位置と直交する方向へ回動操作した場合、操作レバー3と作動部材22は、ハウジングとホルダ17に対し両窪み22b(両突起27a)を結ぶ直線を回転軸として垂直方向へ所定角度だけ回転する。
【0023】
次に、上記の如く構成されたターンシグナルスイッチの動作を説明する。
まず、図3に示すように、操作レバー3が中立位置にある場合、第1の駆動棒18の先端は第1のカム面9の中央の谷部9aと当接し、スプリング19の弾性によって当該位置に安定的に保持されている。この時、回動部材4のカム部4dと第2のレバー部材7のカム部7dとはそれぞれの頂点で当接しており、第2のレバー部材7は捩じりコイルばね8の付勢力に抗して後退している。したがって、第2のレバー部材7の当接部7cはハンドルに連動して回転するロータに設けられたキャンセル突起(図示せず)の回動軌跡外に位置しており、この状態でハンドルを回転しても、キャンセル突起は第2のレバー部材7の当接部7cに当接せず、操作レバー3は中立位置に維持される。
【0024】
操作レバー3をこの中立位置から左折または右折の指示位置(図3の矢印A,Bいずれかの方向)に回動すると、前述したように、操作レバー3と作動部材22およびホルダ17の三者は両軸孔1a,2a(両支軸17a,17b)を結ぶ直線を回転軸として水平方向へ一体的に回転し、この時に発生する捩じり応力は、操作レバー3の切欠き3b,3cとホルダ17の支軸17a,17bの根元部分に設けられた受け部によって受けられる。この場合、当該部分は回転中心に近く小さな応力しか作用せず、しかも、切欠き3b,3cが形成されたスカート部3aや支軸17a,17bの根元部分はもともと機械的強度が高いため、操作レバー3やホルダ17が破損することはない。このように操作レバー3が指示位置へ回動すると、それに伴って第1の駆動棒18の先端が第1のカム面9の斜面を乗り越えてロック部9bに係止されるため、これらロック部9bによって当該位置に安定的に保持される。その結果、回動部材4のカム部4dが第2のレバー部材7のカム部7dの頂点から外れ、第2のレバー部材7は捩じりコイルばね8の弾性力を受けて両長軸孔7a,7bの長手方向に沿って前進し、当接部7cがキャンセル突起の回動軌跡内に進出する。また、操作レバー3の矢印A,B方向への回動に伴い、回動部材4の下端に設けた突起4fが摺動子受体15を水平方向へ移動するため、摺動子受体15によって接点の切換えが行われ、図示せぬ左折または右折用のランプが点滅動作する。
【0025】
このように操作レバー3が指示位置に回動操作された状態で、ハンドルが逆方向に回転操作されると、そのリターン動作中にキャンセル突起が第2のレバー部材7の当接部7cに突き当る。その結果、第2のレバー部材7が第2の突起11を中心に回転し、それに伴って第1のレバー部材6が第1の突起10を中心に回転するため、第1のレバー部材6の第2の透孔13が回動変位する。これにより、第2の透孔13の周縁が回動部材4の駆動部4eを押圧するため、第1の駆動棒18は第1のカム面9のロック部9bから外れて中央の谷部9aへ移行し、操作レバー3と作動部材22およびホルダ17や両レバー部材6,7は中立位置に自動復帰する。
【0026】
また、操作レバー3が指示位置に回動操作された状態で操作レバー3を押さえながらハンドルが逆方向に回転操作されると、上記したように第2の透孔13の周縁は回動部材4の駆動部4eを押圧するが、操作レバー3は押さえられているため自動復帰せず、この場合は回動部材4が戻しばね5に抗して筒状部17cの周面を回転する。そして、キャンセル突起が第2のレバー部材7の当接部7cを通過すると、回動部材4は戻しばね5によってホルダ17のセンタ位置へ自動復帰するため、操作レバー3は再び指示位置に維持される。このように、キャンセル動作に伴う第1のレバー部材6の回転が回動部材4の回転によって吸収されるため、両レバー5,6や駆動部4eを含む動力伝達系の構成部品の破損が防止される。
【0027】
一方、操作レバー3を指示位置と直交する方向(図3の矢印C,Dいずれかの方向)へ回動すると、前述したように、操作レバー3と作動部材22がハウジングとホルダ17に対し両窪み22b(両突起27a)を結ぶ直線を回転軸として垂直方向へ所定角度だけ回転する。この場合、切欠き3b,3cと支軸17a,17bの根元部分であるホルダに設けられた受け部とは切欠き3b,3cの長手方向に相対移動するため、操作レバー3はホルダ17に妨げられることなく自由に回動できる。このように操作レバー3が垂直方向へ回動すると、それに伴って第2の駆動棒25の先端が第2のカム面26の斜面を摺動してスプリング24を圧縮するため、操作レバー3と作動部材22を復帰するのに十分な力が蓄えられる。また、操作レバー3の矢印C,D方向への回動に伴い、作動部材22の下端に形成した突起22cが摺動子受体16を移動するため、この摺動子受体16によって接点の切換えが行われ、ビーム切換えやパッシング動作が行われる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】
ハウジングと、このハウジングに対して第1の回転軸を中心に回動可能に連結されたホルダと、前記第1の回転軸に直交する第2の回転軸を中心として前記ホルダに回動可能に連結された作動部材と、この作動部材に一体化された操作レバーとを備え、前記操作レバーの基端部に一対の切欠きを形成し、これら切欠き内に前記ホルダに設けられ前記操作レバーの基端部の捩じり応力を受ける受け部を挿入すると、操作レバーを指示方向へ回動操作した時に発生する捩じり応力が切欠きとホルダに設けられた受け部との当接によって受けられるため、作動部材とホルダとの回転連結部分に必要とされる機械的強度が低減され、作動部材やホルダを小型化することができる。
【0030】
前記ホルダと作動部材を回動可能に連結する手段としてスナップ結合を用いると、機械的強度の低いスナップ結合部分が破損することを防止した上で、両者を簡単に連結させることができる。
【0031】
また、操作レバーの内部にワイヤーハーネスを挿通させた場合、前記作動部材にこのワイヤーハーネスを収納させる凹溝を形成すると、凹溝によって作動部材が薄肉になったにも拘らず作動部材に必要な強度は保持でき、かつ、スペースの有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るターンシグナルスイッチの分解斜視図である。
【図2】該ターンシグナルスイッチに備えられる第1ケースに操作レバーを組み込む状態を示す斜視図である。
【図3】該ターンシグナルスイッチの横断面図である。
【図4】該ターンシグナルスイッチの縦断面図である。
【図5】該ターンシグナルスイッチに備えられる回動部材の正面図である。
【図6】該ターンシグナルスイッチに備えられる操作レバーと作動部材およびホルダの分解斜視図である。
【図7】図6の組立状態における横断面図である。
【図8】図6の組立状態における縦断面図である。
【符号の説明】
1 第1ケース
1a 軸孔
2 第2ケース
2a 軸孔
3 操作レバー
3a スカート部
3b,3c 切欠き
9 第1のカム面
17 ホルダ
17a,17b 支軸
18 第1の駆動体
19,24 スプリング
20 ワイヤーハーネス
22 作動部材
22a 凹溝
22b 窪み
25 第2の駆動体
26 第2のカム面
27 スナップ片
27a 突起

Claims (3)

  1. ハウジングと、このハウジングに対して第1の回転軸を中心に回動可能に連結されたホルダと、前記第1の回転軸に直交する第2の回転軸を中心として前記ホルダに回動可能に連結された作動部材と、この作動部材に一体化された操作レバーとを備え、
    前記操作レバーの基端部に一対の切欠きを形成し、これら切欠き内に前記ホルダに設けられ前記操作レバーの基端部の捩じり応力を受ける受け部を挿入したことを特徴とするストークスイッチ。
  2. 請求項1の記載において、前記ホルダと前記作動部材を凹部と凸部のスナップ結合を用いて回動可能に連結したことを特徴とするストークスイッチ。
  3. 請求項1または2の記載において、前記作動部材にワイヤーハーネスを収納する凹溝を形成したことを特徴とするストークスイッチ。
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