JPH10269901A - ターンシグナルスイッチ - Google Patents

ターンシグナルスイッチ

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JPH10269901A
JPH10269901A JP9068273A JP6827397A JPH10269901A JP H10269901 A JPH10269901 A JP H10269901A JP 9068273 A JP9068273 A JP 9068273A JP 6827397 A JP6827397 A JP 6827397A JP H10269901 A JPH10269901 A JP H10269901A
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JP
Japan
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lever
lever member
cancel
operation lever
signal switch
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Withdrawn
Application number
JP9068273A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hayakawa
浩 早川
Atsuo Takahashi
淳夫 高橋
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69807276T priority patent/DE69807276T2/de
Priority to US09/045,337 priority patent/US5949040A/en
Priority to KR1019980009581A priority patent/KR100268522B1/ko
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/26Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
    • B60Q1/34Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating change of drive direction
    • B60Q1/40Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating change of drive direction having mechanical, electric or electronic automatic return to inoperative position
    • B60Q1/42Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating change of drive direction having mechanical, electric or electronic automatic return to inoperative position having mechanical automatic return to inoperative position due to steering-wheel position, e.g. with roller wheel control
    • B60Q1/425Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating change of drive direction having mechanical, electric or electronic automatic return to inoperative position having mechanical automatic return to inoperative position due to steering-wheel position, e.g. with roller wheel control using a latching element for resetting a switching element
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 操作レバーの動作位置でのロック保持力を低
下させることなく、キャンセル動作時に操作レバーを中
立位置へ確実に自動復帰させる。 【解決手段】 第2ケースの内底面に支軸10,11を
立設し、支軸10に第1のレバー部材6を軸支すると共
に、第1のレバー部材の先端に立設した支軸6bに第2
のレバー部材7を軸支する。第2のレバー部材に長孔7
a,7bを形成し、両長孔7a,7bを支軸6bと支軸
11に嵌合すると共に、第2のレバー部材を付勢する捩
じりコイルばね8を設ける。操作レバーが左折又は右折
位置に回動操作された時に、第2のレバー部材を捩じり
コイルばねの付勢力でキャンセル突起20の回転軌跡内
に進出させ、このキャンセル突起で第2のレバー部材を
回転させると共に第1のレバー部材を回転させることに
より、操作レバーを中立位置へ自動復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ングコラム等に付設されて方向指示器として用いられる
ターンシグナルスイッチに係り、特に、該ターンシグナ
ルスイッチに備えられる操作レバーを中立位置に自動復
帰させるキャンセル機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のターンシグナルスイッチは、ス
テアリングコラム等に一体化されたハウジングに操作レ
バーの基端側を回動可能に支持し、この操作レバーの先
端側を中立位置から左右いずれかの方向指示位置へ回転
操作することにより、左折または右折用のランプを点滅
動作するようになっている。このようなターンシグナル
スイッチでは、操作レバーを左右の方向指示位置と中立
位置の3位置に保持するために、ハウジング側の内面に
カム部を設けると共に、操作レバー側にこのカム部に係
合する駆動体がスプリングを介して設けられており、ま
た、操作レバーを左右いずれかの方向指示位置に回転操
作した状態で、ハンドルが指示方向とは逆方向に回転操
作された時に、操作レバーを中立位置に自動復帰させる
ためのキャンセル機構が付設されている。
【0003】従来より、かかるターンシグナルスイッチ
のキャンセル機構として、ハウジングにキャンセルレバ
ーを回転かつ前後進可能に支持し、このキャンセルレバ
ーの一端に設けた突起を操作レバー側に設けたカム孔に
係合すると共に、キャンセルレバーの他端をハウジング
から突出する方向に弾性付勢するばね部材を設けたもの
が知られている。
【0004】このように概略構成されたターンシグナル
スイッチでは、操作レバーが中立位置にある時、該操作
レバーは駆動体がハウジングに設けられたカム部の中央
と係合することにより中立位置にロックされている。こ
の場合、キャンセルレバーは突起がカム孔の山部と係合
することによって後退しており、キャンセルレバーの先
端はハンドルに連動して回転するロータに設けられたキ
ャンセル突起の回転軌跡外に位置しているため、この状
態でハンドルが回転操作されてもキャンセル突起はキャ
ンセルレバーに当接しない。
【0005】一方、操作レバーを中立位置から左右いず
れかの方向へ回転操作すると、該操作レバーは駆動体が
カム部の中央から左右いずれかのロック部へ移行するこ
とにより方向指示位置にロックされ、それに伴って左ま
たは右折用のランプが点滅動作される。この場合、キャ
ンセルレバーは突起がカム孔の山部から谷部へと移行す
ることでばね部材に付勢されて前進し、該キャンセルレ
バーの先端がキャンセル突起の回転軌跡内に突出するた
め、この状態でハンドルが指示方向とは逆方向に回転操
作されると、そのリターン動作中にキャンセルレバーが
キャンセル突起に当接して回転する。その結果、キャン
セルレバーの突起がカム孔の端部に当接してこれを押圧
するため、駆動体がカム部のロック部から外れて中央の
安定位置へ移行し、操作レバーは指示方向と逆方向に回
転して中立位置に自動復帰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のターンシグナルスイッチでは、キャンセル突起によ
って回転動作されるキャンセルレバーからの駆動力によ
って、方向指示位置にロックされた操作レバーを中立位
置へ自動復帰するように構成されているが、操作レバー
が振動等によって不所望に中立位置へ復帰しないよう
に、操作レバーを方向指示位置にロックする保持力が比
較的大きく設定されているため、これに伴ってキャンセ
ルレバーにも操作レバーを解除するために大きな駆動力
が必要となる。一方、キャンセルレバーはハンドルに連
動して回転するキャンセル突起によって動作されるもの
であるから、キャンセル突起がキャンセルレバーの先端
に当接する角度範囲には自ずと限界があり、限られた当
接角度でキャンセルレバーの後端側を大きく回動変位さ
せて解除力を発生する必要がある。
【0007】しかしながら、キャンセルレバーに発生す
る駆動力とキャンセルレバーの回動変位量とは互いに相
反する関係にあり、例えば、キャンセルレバーの回動支
点を後端側に近づけると、キャンセルレバーの後端側に
発生する駆動力は大きくなるがキャンセルレバーの回動
変位量は小さくなり、これとは逆に、キャンセルレバー
の回動支点を先端側に近づけると、キャンセルレバーの
回動変位量は大きくなるがキャンセルレバーの後端側に
発生する駆動力は小さくなる。このような理由から、キ
ャンセルレバーの駆動力が低下することにある程度の犠
牲を払い、キャンセルレバーの回動変位量が大きくなる
ように回動支点位置を設定しているが、この場合、キャ
ンセルレバーの駆動力の低下に伴って操作レバーのロッ
ク保持力を小さくしなければならないため、操作レバー
が誤動作するおそれがあった。一方、ロック保持力を小
さくできない場合には、キャンセルレバーとキャンセル
突起との間で摩耗や切損等を生じ、キャンセル機能が満
足されないという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジングに
支軸を介して回転自在に軸支された第1のレバー部材
と、これらハウジングおよび第1のレバー部材にそれぞ
れ長孔を介して回転自在に軸支された第2のレバー部材
との2部材でキャンセルレバーを構成し、第2のレバー
部材の先端をキャンセル突起によって回転動作すると共
に、該第2のレバー部材に連動して第1のレバー部材を
回転することによって操作レバーを中立位置へ自動復帰
させることとする。このように2部材でキャンセルレバ
ーを構成すると、第1および第2のレバー部材のそれぞ
れのてこ比を自由に設定できるため、第1のレバー部材
に必要とされる駆動力と回動変位量を共に大きくするこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のターンシグナルスイッチ
では、カム部を有するハウジングと、このハウジングに
回動可能に支持された操作レバーと、前記カム部と協働
して該操作レバーを第1および第2の動作位置と中立位
置の3位置に保持する駆動体と、前記ハウジングに支軸
を介して回転自在に軸支され、前記操作レバーを第1お
よび第2の動作位置から中立位置に復帰させる第1のレ
バー部材と、この第1のレバー部材および前記ハウジン
グにそれぞれ長孔を介して回転自在に軸支された第2の
レバー部材と、この第2のレバー部材を前記各長孔の長
手方向へ弾性付勢するばね部材とを備え、前記操作レバ
ーが中立位置にある時に、該操作レバーによって前記第
2のレバー部材をハンドルに連動して回転するキャンセ
ル突起の回転軌跡外へ後退させ、前記操作レバーが第1
または第2の動作位置にある時に、前記第2のレバー部
材を前記ばね部材の付勢力で前記キャンセル突起の回転
軌跡内に進出させるように構成した。
【0010】また、前記操作レバーに第1のレバー部材
と接離可能な係合部を有する回動部材を設け、この回動
部材を戻しばねによってセンタ位置に自動復帰するよう
に付勢すると、運転者が動作位置にある操作レバーを押
さえた状態でキャンセル動作が行われても、第1のレバ
ー部材の回転は回動部材が戻しばねに抗して回動するこ
とで吸収されるため、両レバーや係合部を含む動力伝達
系の構成部品が破損することを防止することができる。
【0011】また、前記第1のレバー部材にその回転方
向に変形可能な撓み部を形成すると、運転者が動作位置
にある操作レバーを押さえた状態でキャンセル動作が行
われても、第1のレバー部材の撓み部が変形するため、
前述した回動部材と戻しばねを用いることなく同様の効
果を奏することができる。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は実施例に係るターンシグナルスイッチの分解斜視
図、図2は該ターンシグナルスイッチに備えられる第1
ケースに操作レバーを組み込む状態を示す斜視図、図3
は該ターンシグナルスイッチの横断面図、図4は該ター
ンシグナルスイッチの縦断面図、図5は該ターンシグナ
ルスイッチに備えられる回動部材の正面図、図6は該タ
ーンシグナルスイッチのキャンセル動作を示す説明図で
ある。
【0013】図1に示すように、本実施例に係るターン
シグナルスイッチは、互いに接合・一体化されてハウジ
ングをなす第1および第2ケース1,2と、これら両ケ
ース1,2に回転可能に支持された操作レバー3と、こ
の操作レバー3に回転可能に支持された回動部材4と、
この回動部材4をセンタ位置に自動復帰する戻しばね5
と、第2ケース2の上面に載置された第1および第2の
レバー部材6,7と、この第2のレバー部材7を第2ケ
ース2から突出する方向へ弾性付勢する捩じりコイルば
ね8とから主に構成されており、第1および第2ケース
1,2は図示せぬコラムカバーやコンビスイッチ等のス
テータ部材に固定されるようになっている。
【0014】図2〜図4に示すように、第1ケース1の
内部にはV字状のカム面9が形成されており、このカム
面9は中央の谷部9aと両側に位置する突状のロック部
9bとを有している。第1ケース1と第2ケース2はス
ナップ結合等の手段を用いて一体化され、これら両ケー
ス1,2には操作レバー3の回動支点となる孔1a,2
aがそれぞれ形成されている。第2ケース2の内底面に
は第1の支軸10と第2の支軸11が所定間隔を存して
立設されており、第1の支軸10に第1のレバー部材6
が回転自在に軸支されている。第1のレバー部材6には
第1の透孔12と第2の透孔13がそれぞれ形成されて
おり、これら両透孔12,13の間に第1の支軸10に
嵌合される孔6aが形成されている。また、第1のレバ
ー部材6の先端には支軸6bが立設されており、この支
軸6bに第2のレバー部材7が回転自在に軸支されてい
る。
【0015】第2のレバー部材7には、支軸6bに嵌合
される第1の長孔7aと前記第2の支軸11に嵌合され
る第2の長孔7bとが形成されており、これら両長孔7
a,7bの長手方向は同一線上に設定されている。ま
た、第2のレバー部材7の前後両端には当接部7cとカ
ム部7dがそれぞれ立設されており、カム部7dの横断
面形状は半円形に形成されている。第2のレバー部材7
には捩じりコイルばね8の一方の腕が掛合されており、
この捩じりコイルばね8によって第2のレバー部材7は
両長孔7a,7bの長手方向に弾性付勢されている。捩
じりコイルばね8の巻回部は第2ケース2の内底面に立
設されたボス2bに挿入されており、他方の腕は第2ケ
ース2の側壁に掛止されている。なお、第2ケース2の
内底面には第2のレバー部材7の底面に当接する段部2
cとリブ2dが形成されており、これら段部2cとリブ
2dによって第2ケース2と第2のレバー部材7間の接
触抵抗が低減されている。
【0016】第2ケース2の底面にはプリント基板14
が取付けられており、このプリント基板14上を摺動す
る一対の摺動子受体15,16が第2ケース2の内底面
側に露出している。一方の摺動子受体15は第2ケース
2の短手方向に移動可能で、操作レバー3の左折または
右折方向への回動操作により駆動され、図示せぬ左折ま
たは右折用ランプの点滅動作を行う。他方の摺動子受体
16は第2ケース2の長手方向に移動可能であり、操作
レバー3の上方向への揺動操作により駆動され、図示せ
ぬビーム用ランプの点燈動作を行う。これら両摺動子受
体15,16にはプリント基板14に形成された固定接
点と接離する可動接点(いずれも図示省略)が取付けら
れている。
【0017】操作レバー3にはホルダ17が取付けられ
ており、ホルダ17の上下両面には前記両孔1a,2a
に嵌合される支軸17a,17bが突設されている。操
作レバー3とホルダ17は両孔1a,2a(両支軸17
a,17b)を結ぶ直線を回転軸として水平方向へ一体
的に回転するが、図示省略したビーム駆動機構により、
操作レバー3をホルダ17に対して垂直方向へ所定角度
だけ揺動できるように連結されている。このホルダ17
の上面には一対のばね受部17c,17dが形成されて
おり、ホルダ17の前面には筒状部17eが形成されて
いる。この筒状部17eの内部には駆動体18がスライ
ド可能に保持されており、この駆動体18の先端は図示
省略したスプリングによって第1ケース1のカム面9に
常時圧接している。
【0018】図5に示すように、筒状部17eには回動
部材4に形成した筒体4aが挿入されており、回動部材
4は筒状部17eをガイド面としてホルダ17に回転可
能に保持されている。この回動部材4の上部には一対の
ばね受部4b,4cが形成されており、筒体4aに巻回
した戻しばね5の両腕をこれら両ばね受部4b,4cと
ホルダ17の両ばね受部17c,17dにそれぞれ掛止
することにより、回動部材4はセンタ位置方向へ常時付
勢されている。また、筒体4aの下部先端には横断面形
状が半円形のカム部4dが垂設されており、このカム部
4dは第2のレバー部材7のカム部7dと対向してい
る。さらに、回動部材4の下端には第1のレバー部材6
の第2の透孔13内に達する駆動部4eが垂設されてお
り、この駆動部4eには前述した一方の摺動子受体15
と係合する突起4fが垂設されている。なお、操作レバ
ー3の下端には突起19が形成されており、この突起1
9は前述した他方の摺動子受体16と係合している(図
2参照)。
【0019】次に、上記の如く構成されたターンシグナ
ルスイッチの動作を主に図6に基づいて説明する。ま
ず、図3に示すように、操作レバー3が中立位置にある
場合、駆動体18の先端はカム面9の中央の谷部9aと
当接し、図示せぬスプリングの弾性によって当該位置に
安定的に保持されている。この時、図6(a)に示すよ
うに、回動部材4のカム部4dと第2のレバー部材7の
カム部7dとはそれぞれの頂点で当接しており、第2の
レバー部材7は捩じりコイルばね8の付勢力に抗して後
退している。したがって、第2のレバー部材7の当接部
7cはハンドルに連動して回転するロータに設けられた
キャンセル突起20の回動軌跡外に位置しており、この
状態でハンドルを回転しても、キャンセル突起20は第
2のレバー部材7の当接部7cに当接せず、操作レバー
3は中立位置に維持される。
【0020】操作レバー3をこの中立位置から図3の矢
印AまたはBのいずれかの方向に回動すると、駆動体1
8の先端はカム面9の斜面を乗り越えてロック部9bに
係止され、これらロック部9bによって当該位置に安定
的に保持される。例えば、操作レバー3を図3の矢印B
方向に回動すると、操作レバー3に連動して回動部材4
が回転し、図6のハッチングで示すカム部4dと駆動部
4eは同図(a)から(b)に示す位置に変位する。そ
の結果、回動部材4のカム部4dが第2のレバー部材7
のカム部7dの頂点から外れ、第2のレバー部材7は捩
じりコイルばね8の弾性力を受けて両長孔7a,7bの
長手方向に沿って前進し、当接部7cがキャンセル突起
20の回動軌跡内に進出する。また、操作レバー3の矢
印B方向への回動に伴い、回動部材4の下端に設けた突
起4fが摺動子受体15を水平方向へ移動するため、摺
動子受体15によって接点の切換えが行われ、図示せぬ
右折用のランプが点滅動作する。
【0021】図6(b)に示す右折状態で、ハンドルが
逆方向(同図の矢印方向)に回転操作されると、そのリ
ターン動作中にキャンセル突起20が第2のレバー部材
7の当接部7cに突き当る。その結果、第2のレバー部
材7が第2の支軸11を中心に同図の時計回り方向に回
転し、それに伴って、第1の長孔7aに係合する支軸6
bを有する第1のレバー部材6が第1の支軸10を中心
に時計回り方向に回転するため、第1のレバー部材6の
第2の透孔13は同図の上方へ回動変位する。これによ
り、第2の透孔13の周縁が回動部材4の駆動部4eを
上方へ押圧するため、駆動体18はカム面9のロック部
9bから外れて中央の谷部9aへ移行し、操作レバー3
と第1および第2のレバー部材6,7は図6(a)に示
す中立位置に自動復帰する。ここで、支軸6bと第2の
支軸11間の距離をL1、当接部7cと第2の支軸11
間の距離をL2、支軸6bと第1の支軸10間の距離を
3、第1の支軸10と駆動部4e間の距離をL4、駆動
部4eと孔2a(操作レバー3の回転中心)間の距離を
5、支軸17a(孔2a)とロック部9b間の距離を
6(図3参照)とすると、キャンセル比Pi(キャン
セル突起20で発生する力を1とした時のカム面9のロ
ック部9bに生じる駆動力の比)は、 Pi=(L2/L1)×(L3/L4)×(L5/L6)………… として表せられる。
【0022】また、図6(b)に示す右折状態で操作レ
バー3を押さえながらハンドルが逆方向に回転操作され
ると、上記したように第2の透孔13の周縁は回動部材
4の駆動部4eを押圧するが、操作レバー3は押さえら
れているため自動復帰せず、この場合は回動部材4が戻
しばね5に抗して筒状部17cの周面を回転する。そし
て、キャンセル突起20が第2のレバー部材7の当接部
7cを通過すると、回動部材4は戻しばね5によってホ
ルダ17のセンタ位置へ自動復帰するため、再び図6
(b)に示す右折状態に維持される。このように、キャ
ンセル動作に伴う第1のレバー部材6の回転が回動部材
4の回転によって吸収されるため、両レバー5,6や駆
動部4eを含む動力伝達系の構成部品の破損が防止され
る。
【0023】なお、図6(b)に示す右折状態で、ハン
ドルがさらに右折方向に回転操作されると、キャンセル
突起20は同図の矢印と逆方向から第2のレバー部材7
の当接部7cに当接し、第2のレバー部材7と第1のレ
バー部材6は前述したキャンセル動作時と逆に反時計回
り方向に回転する。この場合、第2のレバー部材7のカ
ム部7dは回動部材4のカム部4dの周面を滑らかに回
転摺動し、第1のレバー部材6は第2の透孔13の周縁
が駆動部4eから離れる方向へ回動変位するため、操作
レバー3は中立位置に復帰せず右折位置に維持される。
【0024】図7は第1のレバー部材6の変形例を示す
斜視図であり、第1のレバー部材6の第1の透孔12の
周囲には薄肉の撓み部6cが形成されている。この撓み
部6cは、第1のレバー部材6に過度の回転力が作用し
た時に同図の矢印方向へ変形する。このように第1のレ
バー部材6に撓み部6cを形成すると、上記実施例で用
いた回動部材4と戻しばね5を省略しても、動作位置に
ある操作レバー3を押さえた状態でキャンセル動作を行
うことができる。すなわち、左折または右折位置にある
操作レバー3を押さえながらハンドルが逆方向に回転操
作された場合、第1のレバー部材6の第2の透孔13の
周縁が回動部材4の駆動部4eを押圧した時点で撓み部
6cが変形することにより、駆動部4eにそれ以上の押
圧力が作用するのを防止できる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0026】カム部を有するハウジングと、このハウジ
ングに回動可能に支持された操作レバーと、前記カム部
と協働して該操作レバーを第1および第2の動作位置と
中立位置の3位置に保持する駆動体と、前記ハウジング
に支軸を介して回転自在に軸支され、前記操作レバーを
第1および第2の動作位置から中立位置に復帰させる第
1のレバー部材と、この第1のレバー部材および前記ハ
ウジングにそれぞれ長孔を介して回転自在に軸支された
第2のレバー部材と、この第2のレバー部材を前記各長
孔の長手方向へ弾性付勢するばね部材とを備え、前記操
作レバーが中立位置にある時に、該操作レバーによって
前記第2のレバー部材をハンドルに連動して回転するキ
ャンセル突起の回転軌跡外へ後退させ、前記操作レバー
が第1または第2の動作位置にある時に、前記第2のレ
バー部材を前記ばね部材の付勢力で前記キャンセル突起
の回転軌跡内に進出させるように構成すると、第1およ
び第2のレバー部材のそれぞれのてこ比を自由に設定で
きるため、第1のレバー部材に必要とされる駆動力と回
動変位量を共に大きくすることができる。
【0027】また、前記操作レバーに第1のレバー部材
と接離可能な係合部を有する回動部材を設け、この回動
部材を戻しばねによってセンタ位置に自動復帰するよう
に付勢すると、運転者が動作位置にある操作レバーを押
さえた状態でキャンセル動作が行われても、第1のレバ
ー部材の回転は回動部材が戻しばねに抗して回動するこ
とで吸収されるため、両レバーや係合部を含む動力伝達
系の構成部品が破損することを防止することができる。
【0028】また、前記第1のレバー部材にその回転方
向に変形可能な撓み部を形成すると、運転者が動作位置
にある操作レバーを押さえた状態でキャンセル動作が行
われても、第1のレバー部材の撓み部が変形するため、
前述した回動部材と戻しばねを用いることなく同様の効
果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るターンシグナルスイッチの分解斜
視図である。
【図2】該ターンシグナルスイッチに備えられる第1ケ
ースに操作レバーを組み込む状態を示す斜視図である。
【図3】該ターンシグナルスイッチの横断面図である。
【図4】該ターンシグナルスイッチの縦断面図である。
【図5】該ターンシグナルスイッチに備えられる回動部
材の正面図である。
【図6】該ターンシグナルスイッチのキャンセル動作を
示す説明図である。
【図7】第1のレバー部材の変形例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 第1ケース 2 第2ケース 3 操作レバー 4 回動部材 4d カム部 4e 駆動部 5 戻しばね 6 第1のレバー部材 6b 支軸 6c 撓み部 7 第2のレバー部材 7a 第1の長孔 7b 第2の長孔 7c 当接部 7d カム部 8 捩じりコイルばね 9 カム面 10 第1の支軸 11 第2の支軸 12 第1の透孔 13 第2の透孔 17 ホルダ 18 駆動体 20 キャンセル突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム部を有するハウジングと、このハウ
    ジングに回動可能に支持された操作レバーと、前記カム
    部と協働して該操作レバーを第1および第2の動作位置
    と中立位置の3位置に保持する駆動体と、前記ハウジン
    グに支軸を介して回転自在に軸支され、前記操作レバー
    を第1および第2の動作位置から中立位置に復帰させる
    第1のレバー部材と、この第1のレバー部材および前記
    ハウジングにそれぞれ長孔を介して回転自在に軸支され
    た第2のレバー部材と、この第2のレバー部材を前記各
    長孔の長手方向へ弾性付勢するばね部材とを備え、 前記操作レバーが中立位置にある時に、該操作レバーに
    よって前記第2のレバー部材をハンドルに連動して回転
    するキャンセル突起の回転軌跡外へ後退させ、前記操作
    レバーが第1または第2の動作位置にある時に、前記第
    2のレバー部材を前記ばね部材の付勢力で前記キャンセ
    ル突起の回転軌跡内に進出させるように構成したターン
    シグナルスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記操作レバ
    ーに前記第1のレバー部材と接離可能な係合部を有する
    回動部材が設けられ、この回動部材が戻しばねによって
    センタ位置に自動復帰するよう付勢されていることを特
    徴とするターンシグナルスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、前記第1のレ
    バー部材にその回転方向に変形可能な撓み部が形成され
    ていることを特徴とするターンシグナルスイッチ。
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